善子「お化け自販機?」
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ルビィ「今日も暑うい。やっぱり練習の後はジュースだねえ」ングング
善子「ほんそれ。ねえもう一本飲みたくない? 面白いとこ知ってるのよ」
ルビィ「うーん寄り道は良くないねえ」
善子「あんたもダイヤみたいな事言うようになったわね。胸だけはデカくなったくせに!」ツンツン
ルビィ「やめてよー/// いいの! もっとお姉ちゃんみたいになりたいもん! どこ行くつもりなの?」エヘヘ
善子「ついてくれば分かるわよ」フフフ ルビィ「ごめん待った? 友達に呼び止められちゃって」タタタ
善子「……」ポケー
ルビィ「何?」
善子「ううん。あんた本当に美人になったなと思って。2年前はちんちくりんなイメージだったのに」
善子「たまに…女の私だってドキドキするもの」クスッ
ルビィ「え/// きゅ、急に何なのもう/// 善子ちゃんの方こそ…」
善子「…それはどうも///」
ルビィ「///」
ルビィ「ほ ほら、早く帰ろう? 薄暗くなってきてるし」
善子「そうね。ね、今日は手を繋いで帰りましょうよ」
ルビィ「? 本当に変だよ、今日の善子ちゃん。いつも変だけど」クスクス
善子「言ったわね! 罰を与えるわ! どんなに恥ずかしいって言っても離してあげないから!」ギュッ
ルビィ「もー///」ギュッ
善子「ふふ…」 ルビィ「私たちのラブライブもあと1回かあ。最後は地区予選くらい突破したいねえ」テクテク
善子「どうかしらねえ。私とあんた2人しかいないんじゃねえ」テクテク
ルビィ「聖良さんは凄かったんだねえ」アハハ
善子「ほんそれ」アハハ
善子「……」
善子「せめて…」
善子「ずら丸がいてくれたらね…」テクテク
ルビィ「……」テクテク
善子「丁度こんな薄曇りの日だったわね」
善子「あいつが失踪したのは…」 ルビィ「やめようよ善子ちゃん」
ルビィ「随分時間も経ったけど私…心の整理がついてない…」
善子「……」テクテク
ルビィ「ねえ」
ルビィ「寄り道ってどこに行くつもりなのかな」
ルビィ「こっちの方って何もないよ?」
善子「……」
善子「あんたこんな噂聞いた事ないかしら」
善子「人食い自販機…って」
ルビィ「……」テクテク
善子「ねえ聞いたことあるの? ないの?」
ルビィ「…ないけど」
善子「へえ、そう、ないの。あんなに噂になってるのに? あんた友達多いのに、本当に一回も聞いた事ないんだ?」
ルビィ「……」
善子「…これはある高校生の話」 善子「その子がその自販機に興味を持ったのは、見た目が凄くレトロだったからなんだって」
善子「その子は自販機でジュースを買うのが大好きな子だったの。あんたはどう? 自販機って好き?」
ルビィ「…別に好きも嫌いも無いよ」
善子「私は好きよ。だって自販機ってワクワクするじゃない。同じ物を買うにもコンビニより断然ワクワクする」
善子「その子もそうだったの。品揃えを眺める。ボタンを押す。取り出し口を覗き込む。それだけで心がワクワクした」
善子「少し子供っぽいかしら? ひょっとしたらその子、あまりそういう経験をしてこなかったのかも」
善子「ねえルビィ。この子…」
善子「誰かに似てると思わない?」
ルビィ「……」
善子「…話を続けるわね」 善子「そんな子供みたいに感動できる子だったけど一つ不満があった。それは自販機の品揃え」
善子「自販機ってどこも似たような品揃えよね。同じ地域で同じ会社がローラー作戦してるから尚更」
善子「たまには面白いジュース売ってないかなあ。あったら飲んでみたいなあ」
善子「飽き飽きしてたのね。そんな時その自販機を見つけた。その子はすぐに飛びついた」
ルビィ「…何が売ってたの?」
善子「それがね、期待を裏切るようで悪いんだけど、普通のパックジュースだったんだって」 善子「その子も拍子抜けした。全く知らない飲み物と見た事ある飲み物じゃワクワク感が違うしね」
善子「とは言え缶ではなく紙パック。それだけでその子は少しテンション上がったの。わかる?」
ルビィ「まあわかる…かな」
善子「でしょ。紙パックの自販機って缶よりずっと少ないもんね。見つけたらちょっとウキウキしちゃう」
善子「しかも見本はどれも日に焼けて退色してる。そこも好奇心をくすぐったのね」
善子「本当に飲める物が出てくるのかな? 消費期限が切れてたりして。でもそっちの方が話としては面白い!」
善子「その子はすっかり乗り気になったわ。どれにしようかな。いちご、バナナ、メロン、コーヒー」
善子「ラベルを読み上げていくうちに……彼女の声が止まった」 善子「そうそう、言ったっけ? その子…女の子だったのよ。女子高生」
善子「私たちと同じ…静真の子だったらしいの…」
善子「……」
善子「ちょっとルビィ、なんて顔してるのよ」ケラケラ
善子「私こういうの向いてるのかしら? 次の配信は怪談にしようかな」
善子「彼女はラベルを読めなかった。だってそこには見本が置いてなかったから」
善子「だけどボタンはある。彼女は試しにお金を入れてみたわ」
善子「100円。ワンコインで全てのボタンが点灯した。良心的な価格設定ね」
善子「そう…ついたわ。全てのボタンが。その何の見本も置いてない所のボタンも」
善子「そして…」
善子「そして彼女は…ボタンを押したの…」 ルビィ「……」
善子「……」
善子「ねえルビィ」
善子「それからどうなったの?」 ルビィ「…善子ちゃん、めちゃくちゃだよ」
ルビィ「話してるのはそっちだよね?」
ルビィ「どうしてルビィに続きを聞くのかな?」
善子「…今ってどこにでも監視カメラがあるわよね」
善子「ずら丸がいなくなった時、当然警察も周辺のカメラを確認した」
善子「覚えてるわ。事情聴取されて忘れるわけがないわよね。最後にあの子と一緒にいたのは…あなただった」
善子「そして最後にあの子が映っていたのはこの近く」
善子「人も住んでない、目立った建物も車通りもない、おかげで監視カメラも無い」
善子「だからこの近くという事しか分からないけど…ルビィ」
善子「あなたが次に監視カメラに映った時はもう一人だった」
善子「警察もあからさまにあなたを疑ってたわよね。あなたが…あの子を…」
ルビィ「違う!」
ルビィ「違うよ! 私じゃない…!」 善子「二つの説を考えたわ」
善子「あなたは権力者の娘。この町は黒澤という基盤の上に成り立っている」
善子「その力で遺体と監視カメラの問題をクリアした…という解釈。これが一つ目の説」
ルビィ「できないよそんな事!」
善子「…そうね。計画的な犯行ならこんな場所を選ぶとは思えないし」
善子「突発的な犯行なら…あなたのキャパ的にも時間的にも物的にも…全てが無茶よね」
善子「だからこの線は無し。荒唐無稽すぎるから。警察の捜査が立ち消えたのでもわかるわ」
善子「だけど…」 善子「もう一つの線はもっと荒唐無稽なの」
善子「それでも静真の子たちはこっちの説を信じている」
善子「あんたが噂を聞いたことないなんて信じられない。信じない」
善子「みんな言ってるわ。ずら丸は…」
ルビィ「…やめて…」
善子「ずら丸は…食べられたって」
善子「人食い自販機に。つまり…」
善子「…本当に古臭いわ。未来ずらとか言ってたくせに…レトロそのものじゃないの」
善子「ねえ、そうよねルビィ? 今私の目の前にあるこれ」
善子「こいつが…<ソレ>なのよね?」
ルビィ「やめて!」 善子「噂の結末はこう。少女がボタンを押してもジュースは落ちてこなかった」
善子「おかしいなと思って取り出し口を覗き込んだその瞬間…!」
ルビィ「やめてって言ってるでしょ!」
善子「…少女は自販機の中に引きずりこまれたのよ」
善子「人間の体が、拳でさえつっかえるような、その狭い取り出し口に」
善子「入るわけがないわよね」
善子「そ の ま ま な ら」
ルビィ「やめ…て…」
善子「骨の砕ける嫌な音と…苦痛の叫び…」
善子「地獄のような時間だったでしょうね。その子にとっても…」
善子「見ていた子にとっても!」
ルビィ「……!」 善子「こういう話っておかしいのが多いのよね。その人が死んでしまったなら、誰が噂を広めてるわけ?」
善子「悪霊の仕業? それとももっと単純に…」
善子「見ていた人がいた、とかね」
ルビィ「……」
善子「終わってみれば痕跡は何一つ残っていない。その子…Bさんも今見た事は夢じゃないかと疑った」
善子「でも夢と納得するには一つだけ見過ごせない点があったの。その自販機の…」
ルビィ「…何も無かったはずの場所に。ジュースの見本があったから…」 善子「……」
善子「やっぱり知ってたんじゃない。嘘つきは泥棒の始まりだからね」
善子「Bさんは魅入られたようにそのジュースを買って飲み干した」
善子「どんな味がしたのかしら。どんな心の持ち主ならそんな物飲み干せるのかしら」
善子「Aさんがいなくなってしばらくして…友達がBさんに言った」
善子「最近Aに似てきたね」
善子「…おしまい」
善子「ねえルビィ」
善子「本当に大きくなったわね、胸」
ルビィ「…減にして」
善子「あんたさ」
善子「飲んだの?」
ルビィ「いい加減にして!!」 善子「…いい加減にしろですって?」
善子「そう言いたいのはこっちよ」
善子「私ね、もうおかしくなりそうなの」
善子「毎日毎日毎日毎日…ずっとこの事ばかり考えてた」
善子「こんなにルビィの事好きなのに!」
善子「ルビィの事誰よりも大好きで仕方無いのに!!!」
善子「ルビィが…ルビィがずら丸を…」
善子「殺したのかもしれないなんて!!」
善子「ずっと疑ってきたんだから!!!!」
善子「生き地獄なのよ!!」
善子「もうこんなの耐えられないの!!」
善子「どんなに荒唐無稽でもいいから…本当の事が知りたいのよお!!!」
ルビィ「逆なんだってば!!!!」 善子「え?」
ルビィ「……」ハァハァ
善子「逆…?」
善子「逆って…どういう事?」
ルビィ「…逆なんだよ」
ルビィ「花丸ちゃんがルビィの事……殺そうとしたんだよう…」
善子「…え?」 ルビィ「善子ちゃんは都市伝説の原理って知ってる?」
善子「え。原理?」
ルビィ「善子ちゃんは普通のオカルトマニア。でも花丸ちゃんはね…研究家だったんだよ」
ルビィ「都市伝説は語られれば語られるほど力を増すんだって。真実よりも力を持つんだって」
ルビィ「花丸ちゃんはそこに目をつけたって言ってた」
ルビィ「自分が望んだ奇跡を起こすために都市伝説を作ってみようと思ったんだって」
ルビィ「人食い自販機の噂を流したのは…花丸ちゃんだったんだよ…」
善子「え…?」
ルビィ「…善子ちゃんが言った通り、あの日も薄曇りだった」 ルビィ「ごめんね花丸ちゃん…私…花丸ちゃんのことそういう目で見られない…」
花丸「…そう…」 ルビィ「私が受け入れてたら…花丸ちゃんはああしなかったのかな…」
善子「? ああって?」
ルビィ「ううん…何でもない」
ルビィ「あの日花丸ちゃんもこの自販機の前に立って…善子ちゃんと同じ話をした」
ルビィ「私は怖かった…どうしてそんな話をするのって思った」
ルビィ「花丸ちゃんはね…」
ルビィ「私になりたかったんだって」
ルビィ「私の事が好きで好きで…私そのものになってしまいたかったんだって」
ルビィ「…それくらい私の事…好きだったんだって…」
善子「……」 ルビィ「気持ちはわかったの…」
ルビィ「私だってできるならお姉ちゃんになりたい…黒澤ダイヤになりたくてたまらない…」
ルビィ「でも…」
ルビィ「花丸ちゃんの事大好きだったけど…私は…」
ルビィ「拒絶したの…」
ルビィ「だから花丸ちゃんは…ボタンを押したんだよ…」
ルビィ「私に…なるために…」
ルビィ「近くにいたのは私だった」
ルビィ「だけど引きずり込まれたのは…花丸ちゃんの方だった…」
善子「…そう…だったの…」 ルビィ「本当の事言えなかった。信じてもらえないと思ったし、守らなくちゃいけないと思ったから」
ルビィ「…花丸ちゃんの気持ちを」
ルビィ「受け入れはしなかったけど、それでも誰にも踏みにじらせたくなかったの」
ルビィ「花丸ちゃんがいなくなってしまっても、そこまで私の事を思ってくれた気持ちだけは…残しておきたかった」
ルビィ「私なりにだけど…花丸ちゃんの事…」
ルビィ「大好きだったから」 善子「…ごめんねルビィ。私あんたを疑って…」
ルビィ「ううんいいの。だって善子ちゃんも私の事大好きなんだもんね?」クスクス
善子「あっ あれは!/// ずら丸みたいな意味じゃないからね! あくまで友情よ!///」アセアセ
ルビィ「ん〜? でもほらあ、今も手を繋いでるんですけどお? ほんとに友情?」フフッ
善子「これは! …最後になるかもしれないと思ったから。ほら、ルビィが犯人だったらって」
ルビィ「エヘヘ。こっちこそごめんね、善子ちゃん。許して!」ペコッ
善子「え? ちょ ちょっと、頭なんて下げないでよ。あんたに悪かった所は無いわ。うけあう!」
ルビィ「ううん違うの。やっぱり謝っておきたいの」 ルビィ「私沢山考えたんだ。もしまたこんな場面になったらどうしたらいいのかなって」
ルビィ「当たり前だよね。あんな怖い事が現実にあって、あんな風に花丸ちゃんがいなくなったんだもん」
ルビィ「どうするのが正解なのかな、こうしてたらどうなったかなって、何度も何度も考えた」
ルビィ「やっぱりネックは…ボタンだよね。こうやってお金を入れてさあ…」
ルビィ「ほらランプがついた。これ怪しすぎじゃない? こんなのお金を入れた時点で警戒するよね」
ルビィ「私だってそう。それが花丸ちゃんが自分で押した理由。それが不正解とも知らずに」
ルビィ「だから手を繋ごうって言ってくれて嬉しかった」
ルビィ「誘ってくれて嬉しかったよ」
ルビィ「思いつかなかったから私から誘う決心がつかなかったけど…」
ルビィ「これならいけるって直感した」
ルビィ「だからこれから起きる事に謝っておきたいの」
ルビィ「ごめんね善子ちゃん」 善子「…え…?」
ルビィ「押させたのは私。でも押したのは善子ちゃんの指」
ルビィ「ねえ…どうなるかな?」クスクス
善子「あ…あ…」ガクガク
善子「あんた何してんのよ!!??」
ルビィ「手を握ってなかったらこうは出来なかったよね。本当に…ありがと」
ルビィ「最後に弁解しておきたいんだけど、私花丸ちゃんのジュース飲んでないよ」
ルビィ「だって…飲める? そんな人間から作られたジュースなんて」
ルビィ「私は飲みたくない! そもそも花丸ちゃんになりたくないし!!」
ルビィ「だからこの胸は私の自前! 実力なんだからね!」プンプン 善子「あ…あんたがやっぱりずら丸を…!?」
ルビィ「ううん。さっき言った事は全部本当だよ。花丸ちゃんが私をはめたの」
ルビィ「その時から思ってたんだ。私だったらどうしようって。私だったら…」
ルビィ「…善子ちゃんを連れてくるだろうな、ってね」
ルビィ「花丸ちゃんがいなくなってからも噂を流してたのは私」
ルビィ「都市伝説は噂されてないと消えちゃうから。使いたい時に無くなってたら困るもんね」 ルビィ「でも私の頭じゃボタンを押させる方法が思いつかなかった」
ルビィ「ねえ善子ちゃん。こんな所に誘わなければよかったのに。手を繋いだりなんてしなければよかったのに」
ルビィ「花丸ちゃんだってそうだよ。私は…」
ルビィ「……」
ルビィ「私はみんなそのままで…よかったのに…」
善子「! あ、あ…足首…! 足首になにかあ!!!」
ルビィ「バイバイ善子ちゃん」
ルビィ「好きだったよ…親友として」 善子「ねえどうして! どうしてこんな!!!」
ルビィ「…答えてあげたいんだけどさあ」
ヒュッ グシャ ゴキ
ルビィ「やっぱりそんな時間は無かったね」
ルビィ「……」
ルビィ「花丸ちゃんと…仲良くね…」 ダイヤ「ルビィ!」ダダッ
ルビィ「お姉ちゃん! お姉ちゃああん…」ヒックヒック
ダイヤ「ああ、ああ、可哀想に! まさか善子さんまでいなくなってしまうなんて…!」ギュッ
ルビィ「ごめんね、私のために帰ってきてもらうなんて…」
ダイヤ「馬鹿を言わないで! 大学なんかよりあなたの傍にいる事の方がずっと大切ですわ!」ギュウウ 母「…これで少しは落ち着くでしょうか。あの子もあの子のお友達も、本当に気の毒に…」
父「まったく警察は何をしているんだ。警護の方は?」
母「してくれているようです。こんな話ルビィには聞かせられませんが…花丸さん善子さんがいなくなったなら…」
父「うん。あの子も狙われているかもしれないからな。ダイヤが飛んで帰ってきたのも無理は無い」
母「あの子たちの仲が良いのは、せめてもの心の慰めですね…」
父「そうだな。こうして見るとルビィも随分とダイヤに似てきたようだ…大きくなった」
母「本当に。無事にだけ育ってくれたなら…願う事はそれだけですわ…」 ダイヤ「……」
ルビィ「? 何お姉ちゃん?」
ダイヤ「あ いえ。あなたこんな切れ長の目をしていたかしらと…。鼻筋も通ってますわね?」
ルビィ「何それ。ルビィの鼻はもっと低かったはずって言ってる?」プンプン
ダイヤ「美人の妹を持って鼻が高いと言ってるのよ」フフ
ルビィ「エヘヘ。みんな最近お姉ちゃんに似てきたって言ってくれるんだ」
ルビィ「ずっとお姉ちゃんみたいになりたいって思ってたから…夢が叶った感じ!」ブイッ
ダイヤ「あらあら。世間では、お姉ちゃん大好きな妹は都市伝説の中にしかいないって噂ですけれど」クスクス
ルビィ「えー、そうなの? その都市伝説は困るなあ」ウーン
ダイヤ「はい?」
ルビィ「なんでもなぁい。こっちのはーなし!」エヘッ
終 胸だけはデカくなったくせに!ツンツン
に感じたときめきかえして めっっっちゃくちゃ好きよかった
怖くて面白いし、そもそも起承転結お話としての完成度がすげえ
是非また書いてくれ 子供の頃どこかで読んだような、懐かしい恐怖を覚える話だな
ホラーは苦手なのについつい引き込まれてしまった
乙 凄く面白かったけどルビィが善子に似てきたのってなんで? もしかしたら花丸ちゃんジュースを飲んだ人がいるかも知れないのか 面白かった。
時系列も状況もスッと入ってきて、物語は逆転の連続で。
一人一人の執着も背景に違和感が無くて、こうもなるだろうなって納得できた。
ねえさまのことを凄かったんだって褒めていたのも良かった。
まあ凄かったんだから当然なんだけど。
花丸や善子は函館で手伝ってもらった二人なのにって少し可哀想だった。
ルビィは電話で、二人がいてくれたおかげとも言っていたから。
けどルビィが善子の最期に小さく一言呟くところ、なんかカッコよかった。
うまく言えないけど、テレビでたまに見る、最初のガンダムのシャアが大砲構える場面みたい。
……。
ねえ、ルビィ。
黒澤ダイヤみたいになりたくて、たまらなかったのなら。
切れ長の目が、欲しかったのなら。
どうして私を選んでくれなかったの。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています