千歌「もしダイヤさんが崖の側を歩いていてさ」 曜「うんうん」 千歌「何かを崖の下に落としたとしてさ」 梨子「ふんふん」
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千歌「拾おうと夢中で腕を伸ばしてるところに気付かれずに後ろから近寄ることができたらさ…」
千歌「突き落としちゃうよね」
曜「落とさないよ!?」
千歌「チャンスだ!とか思わない?」
梨子「思わないから!!」
千歌「えー…」 ルビィ「(わかる…!!)」
鞠莉「(わかる…!!)」 千歌「あれから結局小一時間ほど説得を試みたものの、二人の理解は得られなかったのだ」
千歌「釈然としない思いのまま部室を出たチカはいま、なんとなく一人で歩いているのだ」
千歌「(あ…、あの特徴あるお嬢様歩きはダイヤさんなのだ)」 千歌「都合よく前をダイヤさんが歩いていて、都合よく近くに崖があるのだ」
千歌「あ!ダイヤさんが何かを落としたのだ」
千歌「なんだか必死に腕を伸ばして拾おうとしてるのだ、チカに全然気づかないのだ」
千歌「突然のチャンス到来なのだ」 千歌「(すぐ目の前にダイヤさんの白い制服に包まれた背中…チカは謎の背徳感に胸が高鳴るのを押さえきれないのだ)」
千歌「(ダイヤさんの背中…思ってたよりずっと小さいのだ…こんなに細い肩だったのだ…)」
千歌「(…でも実際、チカに大切な先輩で大切な仲間で、大切なお友達ダイヤさんを突き落とすなんて出来るわけないのだ)」
千歌「(だからパンツを覗くのだ)」 千歌「(ダイヤさんのパンツを凝視し続けて既に数十分が経過、ダイヤさんはまったく気づかないのだ)」
千歌「(調子に乗ったチカはダイヤさんのパンツを写メることにしたのだ)」パシャッ
千歌「(………)」
千歌「(チカはAQOURSのリーダーなのに、いったいなにをやっているのだ)」
千歌「(…独り占めはよくないのだ、グループラインで皆に送るのだ)」 ブーブーブー
ダイヤさん「!?」
『LINEメッセージ1件/千歌さん/ダイヤさんのパンチラゲットな…』
ダイヤさん「!!」
ダイヤさん「あ!」
ダイヤさん「あーっ!!」 千歌「状況を整理すると」
千歌「ダイヤさんのパンチラゲットして調子に乗ったチカは、グループラインで皆に送ろうとして間違えてダイヤさんにも送ってしまったのだ」
千歌「崖下に落ちた何かを拾おうとしていたダイヤさんは携帯のバイブに気づき、ふと目をやると画面いっぱいにパンチラ写真」
千歌「ブッたまげたダイヤさんはバランスを崩し、そのまま崖から落ちていったのだ」
千歌「直接手を下したわけではないけど、つまりチカのせいでこうなったのだ」
千歌「なんとなく願いが叶ってしまって複雑な気持ちなのだ」 千歌「さて…ダイヤさんはどうなったのだ?」
千歌「流石はダイヤさん、そのまま落ちて死ぬようなザコではないのだ、すんでのところで木の根っこを掴んで助かっているのだ」
千歌「ぶら下がって今にも落ちそうなダイヤさんをチカが上から見下ろしているこの状況…」
千歌「なんだか背中がぞくぞくしてきたのだ」 ダイヤさん「あ!千歌さん!一体なんですのあの写真は…!!でなくて…」
ダイヤさん「…申し訳ありませんが…ちょっと手を貸して頂けませんか?わたくしとしたことが…上がれそうにありませんの…」
千歌「ダイヤさんが怒るのも忘れてチカに助けを求めているのだ」
千歌「その姿を上から見下ろすチカの心は次第にサディスティックな情緒に支配されていくのだ」 千歌「ダイヤさん」
ダイヤさん「?」
千歌「チカはたぶん、ここでダイヤさんを助けなければ、一生後悔する結果になると思うのだ」
ダイヤさん「千歌さん…?」
千歌「…でも…もしここでダイヤさんを引き上げてしまったら、きっとそれと同じくらい、後悔したままその後の人生を歩むことになりそうなのだ」
ダイヤさん「!!」
千歌「安心していいのだ、チカにはここでダイヤさんを蹴り落としてみるとか、そんな酷い選択は出来るわけないのだ…ダイヤさんは大好きな先輩で、大切な仲間で、大切なお友達なのだ」
千歌「だからチカはここでパンツ写メを見つめているのだ」
ダイヤさん「千歌さん!!」 ダイヤさん「千歌さん!意地悪を言わないで助けてくださいまし!!」
千歌「うーん」
千歌「チカとしては最終的には助けてあげるつもりだし、だったら今すぐ助けてあげてもいい気がするのだ」
千歌「チカはただ、おそらく二度と訪れないこの場面をもう少しだけ楽しみたいなあと」
千歌「何故そんな感情を抱いてしまうのか、ちょっと自己分析してみるのだ、セルフコントロールなのだ…ダンスナウ」
ダイヤさん「ダンスナウ!!」 千歌「何故チカの気持ちが、よーちゃんや梨子ちゃんにはわかってもらえなかったのか…」
千歌「その鍵は二人の後ろで『わかる…!!』って感じの顔をしていた、ルビィちゃんと鞠莉ちゃんにある気がするのだ」
千歌「チカとルビィちゃんと鞠莉ちゃんの共通点…チカたちとよーちゃんや梨子ちゃんの違い…」
千歌「それはつまり、ダイヤさんへのコンプレックスなんじゃないかという結論に至ったのだ」
ダイヤさん「だ、ダンスナウ!!」 千歌「よーちゃんには水泳、梨子ちゃんにはピアノ、二人は誰にも負けないものを持っているのだ」
千歌「対して千歌はご存知の通りの普通怪獣、みかん星人にすぎないのだ。頑張ってレベルをあげてスキルを磨いても、突出したものが出てこないのだ」
千歌「ルビィちゃんや鞠莉ちゃんも程度の差はあってもそこは同じ…チカたち三人は能力がオールマイティに伸びて、ステータスが常に平均値前後をキープするタイプなのだ」
千歌「そんなチカたちにとって、なんだかんだでなにをやっても平均以上にできてしまうダイヤさんはずるいとしか思えない存在なのだ。常に自分の上位互換がすぐ近くにいる…ダイヤさんにはそれがどんな気持ちかわかるのだ?」
ダイヤさん「ダ、ダ、ダンス…ナウ…」 ダイヤさん「そ、そんなことありませんわ!わたくしにだって苦手分野のひとつやふたつ…ほ、ほら!わたくし、単純な腕力ではAQOURS最弱とか言われてますし、実際いまも腕が既にプルプルして限界に近いですし…」
千歌「この前インターネットで調べたらダイヤさんは1個20キロ以上もある発電機を2個も一人で運べるキン肉マンだと書いてあったのだ、あのときは助けてくれてありがとうなのだ」
ダイヤさん「あ、あのときは夢中というか、ほ、ほら!火事場のクソ力というじゃありませんか…偶然ですわ!たまたまですわ!」
千歌「火事場のクソ力…やっぱりダイヤさんはキン肉マンだったのだ」
ダイヤさん「わたくしは硬度10ですわ!むしろ悪魔将軍ですわ!!」 千歌「夏合宿の時に最後まで生き残っていたのだ、曜ちゃんや鞠莉ちゃんは倒れてたのに」
ダイヤさん「あ、あれは…鞠莉さんは要領よく死んだふりをして脱落して、曜さんは千歌さんの近くで倒れてたかっただけですわ!たまたま、わたくしのμ's愛が…心に愛があって起こった奇跡の逆転ファイターで、偶然の結果ですわ!」
千歌「やっぱりキン肉マンなのだ」
ダイヤさん「ダンスナウ!!」 千歌「そーこう言っているうちにダイヤさんの腕がそろそろ限界のように見えるのだ」
千歌「いい加減で助けないと取り返しのつかない事態になるのだ」
千歌「まあ、チカとしてはもともと助けるつもりだったし、十分楽しめたからよしとするのだ、さっさと助けて家に帰ったらまたダイヤさんのパンツ写メ見るのだ」
千歌「さ、ダイヤさん掴まって…それにしてもダイヤさんはいったいなにを落としたのだ?あのダイヤさんがあんなに夢中で危険を省みずに拾おうとするもの…プリン以外のオチが見つからないのだ」
ダイヤさん「………」
千歌「答えにくいことなのだ?やっぱりプリンとかそういうオチ…え…?崖下に落ちてるあれ…、あれってまさか…」
ダイヤさん「………」 千歌「あのストラップ…ダイヤさんたちが加入する前…チカが初めてAQOURSのみんなと、スクールアイドル陪として東京にいったときの…」
千歌「ダイヤさんへお土産に買ってきたみかん星人…」
ダイヤさん「…ふふっ…」
ダイヤさん「おかしいですわよね…あんなものに命の危険も考えずに必死になって…本当、何故なんでしょう…?」
ダイヤさん「あの頃のチカさんとわたくしはまだまだ犬猿の仲で、会えば言い合い怒鳴りあい…なのに、律儀にわたくしにまでお土産なんて買ってよこして」
ダイヤさん「本当…なんなんだろうこの子!?って。わたくし、相当びっくりしましたのよ?」
千歌「………」 千歌「チカは…チカただ…」
千歌「お土産は口実で、ダイヤさんに話しかけるチャンスを増やしてスクールアイドル陪を認めてもらおうと…チカの好感度も上がるし一石二鳥だと思って…」
ダイヤさん「でしょうね…そうでなければわたくしにお土産なんて…意地悪で意固地な先輩のわたくしにお土産なんて、買ってくるわけないですもの…」
千歌「そんなことない!!ダイヤさんはチカの尊敬する先輩で大切な仲間で大好きなお友達で…あっ」
ダイヤさん「ふふっ」
ダイヤさん「本当…なんでだったんでしょうね。後輩に慕われるのが、そんなに嬉しかったんでしょうか…肌身離さず大切に持ち歩いて、鞠莉さんには散々からかわれたんですのよ?」
千歌「ダイヤさん…」
ダイヤさん「…嬉しかったんですの。あのときは素直に言えなかったけど…千歌さん、ありがとう…ふふっ。今さら、こんな場面でおかしいですわよね?」
千歌「ダイヤさん…!!」 千歌「ダイヤさん!ごめんなのだ!チカおかしくなってたのだ!ダイヤさーん!うわーんうわーん!!」
ダイヤさん「ふふっ。そろそろ引き上げてくださいな」
千歌「ダイヤちゃーん!!!」ガバーッ!
ダイヤさん「え」
千歌「あ」
あ━━━━━━━━━━━━━━ッ!!!!
ルビィ「うゅうゅうゅうゅ」
ルビィ「うゅ?」ピタ
ルビィ「………」
ルビィ「(おねえちゃあと千歌さんが抱き合って崖からぶら下がって今にも落ちそう…)」
ルビィ「(ルビィが常日頃コンプレックスを抱えている二人がこの上なく無防備な状態なのをルビィが崖下から見上げているこの状況…)」
ダイヤさん「あ!!ルビィ、ルビィ、助けてくださいまし!!」
千歌「ルビィちゃーん!!た、助けてー!!」
ルビィ「(…………)」ゾクゾクッ
ルビィ「とりあえずパンツを写メルビィ」パシャッ
ダイヤさん「!!」
千歌「!!」 二人はルビィちゃんが持ってきたハシゴで救出された
おしまい 顔面グロ澤ダイヤが崖から落ちそうになってたら?
そら突き落とすに決まってるだろ
逆に突き落とさないヤツいるのか? ダイヤさんが黙ったところが
既に落下して屍になってる状態を暗示してるのかと思った 【速報】クオカード500円分かすかいらーく優待券をすぐ貰える
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