お客「こんばんはー」諏訪「……」
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居酒屋∬(_c|| -᷄ ω -᷅ )||〜気まぐれ〜
諏訪「…らっしゃい」
有紗「……」
有紗「お一人様?」
お客「あ、そうです」
有紗「カウンターでもいい?」
お客「あー、はい」
諏訪「……」スッ…
有紗「はい、どーぞー。お通しとおしぼり」
有紗「今日は筍のお浸し、注文決まったら教えてね」
お客「はーい」
諏訪「……」
お客「……w」 ガラガラ
あい「あぁあぁぁ…」
有紗「あいあい、いらっしゃい」
諏訪「若い娘がそんな声出すんじゃないよ、はしたない」
あい「店長キビィよ!お母さ〜ん」
有紗「はいはい、ちょっと待っててね」
あい「はぁ〜い」
諏訪「甘いんだよ、有紗は」
有紗「店長、硬い」
あい「ウヒヒヒヒッwいつも通りだねぇw」 有紗「はい、おしぼり」
あい「あ"あ"あ"あ"あ"あ"い"き"か"え"る"ぅ"〜」
諏訪「生と、何にすんだい」
あい「急かさないでよw生き返ってんだよ!こっちは!w」
諏訪「…ふっ」
有紗「ふふっ」
あい「どったの?」
諏訪「なに、懐かしくてね」 あい「んー?まぁいっか、山菜の天ぷら盛り合わせ!」
諏訪「あいよ、今日はつまみ食いするんじゃないよ」
あい「違うよてんちょー!!味見だよ!!」
有紗「あははっ」
お客「w」
有紗「お客さんはどうする?」
お客「あー、私も同じものいいですか?」
有紗「はーい、生と盛り合わせ頂きましたー」
諏訪「あいよ」 有紗「はい、おまたせ」
あい「あんがと!」ゴクゴクゴク
あい「プハァーーッ!」
諏訪「いつも通り、いい飲みっぷりだね」
有紗「本当にねー」
あい「仕事に疲れるとここに来るけど、ここに来たら疲れは忘れちゃうからねぇw」
あい「うひひっw楽しむだけだよぉw」
有紗「ありがとね」
お客「美味w」 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
あい「ふーー!お腹いっぱい!」
あい「おかーさーん」
有紗「はいはい、いつものね」
諏訪「ほい、用意してあるよ」
あい「ありがとう!また来るね〜」
有紗「またね」
諏訪「うむ、気をつけて帰るんだよ」
あい「エンジョイ!」 お客「……」
お客「渡してたあれはなんですか?」
諏訪「んあ?あーあれはね」
有紗「あいあいはお姉さんでね、妹と弟と暮らしてるの、だからお土産」
お客「優しいお姉さんですね」
諏訪「そう…昔っからね」
有紗「……」
有紗「私がお姉ちゃんだったのになぁ…」
お客「……」 別の日
あんじゅ「これも美味しいのだ!こっちも!ん〜美味しいのだ!」
しゅか「あ、杏樹もう少し声抑えて…」
しゅか「店長こっち睨んでるし…」
あんじゅ「…ごめんなさいなのだ」
有紗「あー、あの顔はね、照れてるんだよ」
しゅか「えっ?」
お客「w」
諏訪「……あんまりはしゃいで他のお客の迷惑になっちゃダメだよ」
あんじゅ「はいっ!あ、八海山ください!」
諏訪「…ふっ、あいよ」 諏訪「それにしても、久しぶりじゃない?」
しゅか「あー…」
あんじゅ「ん〜!これなのだぁ〜…」
しゅか「……」
諏訪「…」
有紗「…?」
しゅか「家の事とか、ちょっと…疲れちゃって」
しゅか「少し休んで…2人で色んなところ行こうと思ってね…明日から旅に出るんだー」
有紗「えっ」
諏訪「……」
お客「…」 しゅか「ただ2人で一緒に居たいだけなんだけどなぁ…」
杏樹「♩〜」
しゅか「へへっ」
諏訪「……」
しゅか「…だからしばらくここには来れないから」
しゅか「最後に、来ておこうと思ってさ」
諏訪「そうか…」
諏訪「お腹いっぱい、飲んで、食べてきな。…アイスもあるよ」
しゅか「…うん」
有紗「ほら、あんちゃん、アスパラとベーコンの串だよ」
あんじゅ「ありがとー!」
お客「w」 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
しゅか「あんじゅ、ほら、しっかり立って」
あんじゅ「ふぁーい」
有紗「ほら、これ持ってって」
しゅか「え?」
有紗「荷物見ればわかるよ、そのまま出るんでしょ?」
諏訪「餞別だ」
しゅか「そんなっ!もらえないよ!」
諏訪「じゃあ、最後にしないでさ、またここに帰ってきな」
しゅか「……」
諏訪「それはその時に使いなよ」
有紗「待ってるからね」 諏訪「休むのもいい、でもいつか必ず立ち上がらなきゃならない時がくる」
有紗「それまでゆっくり休んで、力を蓄えるの」
しゅか「…う"んっ…うんっ!」
有紗「大丈夫、できるよ」
しゅか「ありがと…店長、お母さん…」
しゅか「幸せになるから、私達、ぜったい!」
あんじゅ「しゅかが幸せならぁー、私も幸せだよ〜」
しゅか「ははっ……はぁ〜、そうだね」
諏訪・有紗「「いってらっしゃい」」
しゅか「っ……行ってきます!」
お客「…」 諏訪「……」
有紗「帰ってくるよ」
諏訪「…あぁ」
有紗「娘がかわいいからね、なかなかお嫁に行かせてくれないんだよ」
諏訪「頑固はよくないね」
有紗「店長がそれを言いますか」
諏訪「んあ?!」
お客「…w」 おいおい月曜から飲むつもりなかったのにこれ呼んでたら缶開けちまったわ
責任とって書いてくれよな また別の日
ともり「もちろんなけなしのこばやしの給料で奢ってくれるんですよね?w」
あいか「このクソガキ〜!!お前それが新入社員の態度かよぉ!!」
ともり「あ、こんばんはー、空いてますか?」
有紗「はいはい、いらっしゃい。どうぞ」
あいか「話聞けよお前!まったくー!」
ともり「こばやし、ここは学生気分で騒ぐような居酒屋ではないんですよ、どーどー、静かに」
あいか「あっ、ごめんなさい!…って私は馬かー!!」
お客「w」 ともり「はいはい、生2つとサラダください」
諏訪「あいよ」
あいか「なによ、よく来る店なの?」
ともり「ええ、たまに。大人なお店です、こばやしにはちょっと早いかもしれませんけど」
あいか「馬鹿にすんな!」
有紗「楽しそうだね、ともりちゃん」
ともり「普通ですよ、お母さん」
あいか「あっ、うるさくしちゃってすみません…」
有紗「大丈夫だよ、楽しんでってね」 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ともり「ぁ〜、こばやし〜…その貧乳からおっぱい出るんですか〜?」ぐでー
あいか「どんな寝言よ…弱いんならゆっくり飲んでなさいってのに…」
諏訪「お前さんと来て、楽しかったんだろうね」
あいか「えっ?」
有紗「何回か来てくれてるんだけど、いつもはそんなに酔っ払わないんだよ」
諏訪「そんだけお前さんを慕って、信頼してんだろうね」
あいか「……仕事、なんでもそつなくこなすんですよ」
あいか「教え甲斐もないし、可愛げもないんですけど…」
ともり「こばやひ〜」
あいか「全く…かわいい顔しちゃって、ふふっ」 あいか「ご馳走さまでした。ほら帰るぞ、くすのき。よいしょっとぉ!」
ともり「うぇ〜気持ち悪い〜」
あいか「お水買って帰るよ」
ともり「まな板ゴリゴリしないで下さいよぉ〜…誘ってるんですかぁ〜?」
あいか「馬鹿、行くぞ」
ともり「……やさしいこばやしは好きですよ…」
あいか「んー?」
有紗「ほんと、面倒見が良いんだね」
諏訪「こっちでも優しい子で良かったよ」
有紗「…そうだね」
お客「…」 またまた別の日
かなこ「あ"〜、つらい〜」
諏訪「…」
かなこ「なんでアニソン歌手デビューできないんだろ〜、てゆーかUSENあいだりかこじゃん!」
かなこ「くそぉー!!先にデビューしやがってー!!」
お客「…w」
有紗「…」
かなこ「あ"〜」
諏訪「かなこうるさい」
かなこ「だって〜」
有紗「…」
諏訪「酒ばっか飲んでるからデビューできないんだよ」
かなこ「昼はバイトしてますぅー」 有紗「……」
有紗「かなこ、店長こう見えて昔アイドルやってたんだよ」
かなこ「エ"ッ!そうなの?!」
諏訪「有紗!」
有紗「まぁまぁ、悩める若人の手助けをね」
かなこ「お母さん綺麗だからやってたならお母さんの方だと思った」
有紗「いや、私は」
諏訪「有紗は女優もアイドルもやってた」
有紗「すわわ!」
諏訪「先にやったのはそっちだよ」
かなこ「ほえ〜〜〜!」 有紗「まあ、人に歴史有り。私も店長も色々経験してきてるから」
有紗「アドバイスってわけじゃないけど、ここには料理もお酒も、私達もいるから」
かなこ「…お母さん」
有紗「かなこの応援なら任せて」
諏訪「かなこは昔馴染みにね。似てるんだよ、ちょっとね」
有紗「そうそう、夢も一緒でね」
かなこ「その人はデビューできたの?」
諏訪「さぁ、疎遠になってからはどうなったんだか」 有紗「してるよ、きっと」
有紗「あの子は野心家で努力家だったから」
有紗「失敗してるなんてありえないよ」
諏訪「…そうだねぇ」
かなこ「……」
かなこ「野心と努力なら…私だって負けない!」
かなこ「ごちそうさま!帰って練習する!」
諏訪「あいよ」
有紗「ファイトだよ」
かなこ「うん!」
有紗「次来たら店長がボイトレしてくれるよ」
諏訪「有紗!」 諏訪「……」
諏訪「さてとお客さん、最近よく来てくれるね、この店気に入ってくれたの?」
お客「そうですね、料理も美味しいし、お店に来る客を見るのも楽しい」
お客「良いお店ですね」
有紗「……」
有紗「もういいでしょ?」
諏訪「いつまで勿体ぶるのさ、梨香子」
りきゃこ「……」 りきゃこ「どうだった?別の人生は」
有紗「……」
諏訪「辛かった!…辛かったよ…とっても…」
諏訪「ライブやってたのに、気がついたら知らない世界だ」
有紗「家族もいない、仕事もない、Aqoursもいない」
有紗「絶望だったよ」
りきゃこ「……」 諏訪「実際何度か死のうかと思ってね」
有紗「その度に励ましあって、1人じゃなくて本当に良かったって…すわわと2人で…」
有紗「このお店ができて、少しずつ変わってきた」
諏訪「ここに店を構えて30年、楽しかったよ」
諏訪「最近はさ、メンバーに似た子が来てくれてね、本当に…昔みたいでさ、夢なんじゃないかって…」
諏訪「なんで…なんでこんなことになったんだろうって…」
有紗「すわわ…」
りきゃこ「……」 諏訪「でも、この店を慕ってくれる人達がいる、私の、私と有紗の誇りだよ」
諏訪「だから生きてる、だから明日を生きていける」
有紗「この人生、悲しい事は多かったけれど後悔はないよ」
りきゃこ「そっか、そっかー…」
りきゃこ「元の世界の技術も進歩してね、意識だけなら並行世界に来られるようになったんだ」
りきゃこ「それで、やっと見つけた、2人を」
りきゃこ「この体、ロボットなんだよ?凄いでしょ」
諏訪「驚きを通り越してるよ」 諏訪「…私たちの家族はもう?」
りきゃこ「……」
有紗「Aqoursメンバーは?」
りきゃこ「…私だけ」
諏訪「そう…」
有紗「はぁー…」
りきゃこ「私ももう歳だし、余命宣告されててねw」
りきゃこ「最後に…会いたかった」
有紗「梨香子…」 りきゃこ「私も、そろそろ戻らなきゃ」
諏訪「顔見れて嬉しかったよ」
有紗「会いに来てくれてありがとう」
諏訪「久しぶりにハグしよっか」ギュッ
りきゃこ「ばーさん2人とロボットのハグってw」ギュッ
有紗「そーゆーとこ、変わんないねっ」ギュッ
りきゃこ「…うん」
有紗「元気でね」
りきゃこ「だから死ぬんだってw」
りきゃこ「でも心残りはもう無い!ありがと!来世で会おう!じゃーね!」
有紗「途方も無いなぁ…ありがと、バイバイ」
諏訪「バイバイ」
りきゃこ「バイバイ」シュン… 諏訪「……」
有紗「……っ…」
有紗「せっかく…っ…会えたのに…」
諏訪「きっと簡単じゃなかったはずだよ、ずっと、ずっと探してくれてたんだ、私達のこと」
有紗「うん…そうだね…梨香子はAqoursが大好きだったから」
諏訪「それは全員でしょ。ほら、今日はあの子が来るから、笑顔を見せなきゃ」
有紗「うん。卵たっぷりのオムライス、作らなきゃね」
??「おばあちゃーん」
有紗「あらー、よく来たね」
諏訪「待ってたよ、元気だった?あいな」
あいな「うん!」 改めて最初から見返すと全然違った印象になるから凄いわ 色々な引き出しがあって凄いなこの高級きしめん…
明日社食のきしめん食べるわ なんだこれ
朝からとんでもないもん見ちまったわ
素晴らしい つらみが深いのであまあまえっちなありすわを所望する 意識だけ飛んでんのかと思ったら肉体ごと飛んでんのかよwwwww これ...
ありすわがライブ中に倒れて意識戻らないまま、りきゃこ以外は他界してしまったほどに時間が経過して、その中でりきゃこが二人の意識が存在する場所をやっと突き止めたという背景か? 倒れたのかそのまま次元移動したかは読み取れないけど
元の世界でありすわライブ中に突然行方不明
↓
似てるけど別の平行世界で支え合いながら老婆になるまで暮らす
↓
元の世界の科学進歩で消えた原因判明とそこへの限定的アクセスが可能になってりきゃこがAqours最後の一人として会いに来る、かな ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています