ダイせいお泊まり会in黒澤家にありがちなこと
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ダイヤさん「お母様、聖良さんは函館からお出でになったのですわ」
黒澤母「あらあらあら、それはそれは、ずいぶん遠くの田舎からようこそお出くだしまして」
聖良さん「イラッ」 聖良さん「今のは聞き捨てなりませんね」
黒澤母「?」
聖良さん「ちょっと待ってください」カチャカチャカチャ
沼津市:人口19万人
函館市:人口25万9000人、札幌に次ぐ北海道第2の主要都市
聖良さん「いかがですか?」ドヤァ
黒澤母「まあ!それはそれは…」
黒澤母「…ずいぶんとまた遠くの田舎からようこそお出でくだしまして」
ダイヤさん「お母様!!」 聖良さん「…お手洗いをお借りします」
ダイヤさん「お母様…」
黒澤母「?」ニコニコ
聖良「納得がいきません」ブツブツ
聖良「どう考えても沼津の方が田舎じゃないですか」ブツブツ
聖良さん「テレビはブラウン管だし、電話は黒電話だし」ブツブツ
聖良さん「電気もない、ガスもない、バスは1日1度来る…まあ、私はここまで歩いて来たんですが」ブツブツ
聖良さん「おまけに家の廊下の角々に黒服が立っていますし…あ、お構い無く、お手洗いに行くだけです」ブツブツ
聖良さん「ていうか、トイレ遠くないですか!?」 黒澤母「さ、どうぞ召し上がってください。お口にあうかどうかわかりませんが…」ズラー
ダイヤさん「ふふっ!お母様、聖良さんがお泊まりにくると聴いて朝から張り切っていたんですのよ?」
聖良さん「素晴らしいお料理ですね、山海の美味珍味…とておいしいです」
聖良さん「…しかし。海鮮に関してはやはり、函館の方が一段上であると言わざるを得ません」フフン
ダイヤさん「!!」 黒澤母「まあそうおっしゃらずに。そちらの鰹美味しいですのよ?どうぞどうぞ」
聖良さん「沼津も漁業が盛んだとは聴いていますが…やはりこと海鮮に関しては函館の方が…!!…!!…っ…これは…!!」
聖良さん「さっぱりとした舌触りの中に適度に脂ののった絶微妙なバランス、それでいて押し付けがましさのない素朴な味わい…!!」
聖良さん「お見逸れしました、先ほどの非礼をお詫び致します。私の不見識でした」
黒澤母「ふふっ、内海の魚も捨てたものではないでしょう?ささ、ご遠慮なさらずにどんどんお召し上がりになってください」ニコニコ
聖良さん「はい!」
ダイヤさん「(それはわたくしが焼津から今朝取り寄せたカツオですわ)」 ダイヤさん「………」カチャカチャカチャ
黒澤母「♪♪♪」カチャカチャカチャ
ダイヤさん「お母様」カチャカチャカチャ
黒澤母「?」カチャカチャカチャ
ダイヤさん「…聖良さんであまり遊ばないであげてくださいませんか…?」カチャカチャカチャ
黒澤母「ふふっ」カチャカチャカチャ
黒澤母「だって面白いんですもの。なんだかあの方、小さい頃のあなたにそっくり」カチャカチャカチャ
ダイヤさん「お母様!?」ガチャッパリーン
ダイヤさん「あ…」
黒澤母「あらあらあら…ふふっ」ニコニコ
\ ワッ ハッ ハッ ハッ ハ /
黒澤母「あら?」
ダイヤさん「なんだか居間の方が盛り上がっていますわね…」 黒澤父「ハッハッハ!そうかそうか!セーラちゃんは北海道からきたのかあ!!」
聖良さん「生まれも育ちも北海道の道産子です」
黒澤父「そうかそうか、ハッハッハ!どおりで色白美人な訳だ!ハッハッハ!」
聖良さん「そんな…ありがとうございます」
黒澤父「しかし北海道かあ…思い出すのう、わしも若い頃は北海道で務めておってのう…!!」
聖良さん「そうだったんですか?いったいどちらに…」
黒澤父「網走」
聖良さん「」 >>9
黒澤家の闇派「そりゃいつも夕食は離れで…」 聖良さん「お風呂お先に頂きました」ポカポカ
ダイヤさん「いえお構い無く…今宵はこの、わたくし秘蔵のμ'sプレミアムライヴコレクションを朝まで楽しみましょう」ドヤァ
聖良さん「いえここは私の自慢のA-RISE超伝説爆熱ゴッドエディションを…」ゴソゴソ
ダイヤさん「いえここはわたくしのμ's最強最高最新超ベストアルバム19時間を…」
聖良さん「いえここは私の生A-RISE朝から晩まで5000連発の衝撃!を観るべきでは…」
ダイヤさん「いえここは…」
聖良さん「いえここは…」
ダイヤさん「………」
聖良さん「…………」 \ ダイヤ〜ィヤイヤイヤイ〜 ♪ /
ダイヤさん「!」
聖良「!」
\ ダイヤ〜ィヤイヤイヤッホ〜♪ /
聖良さん「なんですかこの歌は」
ダイヤさん「…お父様ですわ…いつもお風呂で歌っているんですの…」ピクピク
ダイヤさん「(お父様…ッ!!あれほど今日だけはやめてほしいと言っておいたのに!!)」ギリ
聖良さん「…素敵なご家族ですね」
ダイヤさん「お恥ずかしいところをお見せしますわ」
\ るぅ〜ルルル〜ルビィい〜 /
聖良さん「ブフゥ」
ダイヤさん「…くっ」 翌朝
ダイヤさん「駅までお送り致しますわ」
黒服「姐さん、どうぞこちらの車へ」リンカーン!
聖良「お世話になりました」ペコリ
黒澤母「いえいえ、またいつでもお出でになってくださいましね?」
黒澤母「…田舎から」ニヤッ
ダイヤさん「お母様!!」 聖良さん「(不思議ですね…)
聖良さん「(たった一晩いただけなのに…まるで実家から離れるような寂しさを感じます)」
聖良さん「(人も、街並みも…まるで全然ちがうのに…)」
ダイヤさん「どうしたんですの?」
聖良さん「ふふっ!なんでもありません!」ニコッ 一方その頃
鹿角母「遠くの田舎からようこそお出でくださいました」ニコニコ
ルビィ「ピギ!?」イラッ
おしまい >>16
突っ込み申し訳ないけど、沼津駅「まで」ではないのか…
と、とにかく乙! ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています