絵里「言い過ぎよ。結局は一人一人がどう頑張ったか、なんだから。私は自分の持ってる技術を教えただけ」

真姫「その技術を教える人がいなかったのが問題なのよ」

絵里「確か私が加入するまでは海未が一人でダンス指導してたのよね」

真姫「えぇ。でも言うのは根性論だけ。技術や基礎的なことは何も教えてくれないから、結局見よう見まねで他人の動画を模倣してたわ」

真姫「仕切るなら最低限勉強して欲しいところよ」

絵里「随分苦労してたのね」

真姫「正直、今でも海未が指導の日は進みが悪い気がするわ。エリーの方から全部私がやるからって言ってよ」

絵里「そうね……確かに効率的な練習ができないと。私たちには時間がないんだし。……ん?」

海未「…………」ポロポロ

真姫「う、海未……」

海未「わ、私だって……みなさんのためにできることをしようと思って……」ポロポロ

海未「そんなこと言うなんて酷すぎます……ぅぅぅぅぅ……」

絵里「や、やっぱり今まで通りで行きましょう!私もバレエの範囲内でしかわからないから、練習したいし!」

海未「そうですか?では私は絵里がしっかりスクールアイドルの振る舞い方ができるように指導して差し上げますね。バレエとは違うところがたくさんあるので絵里も怠けないでいただきたいのですが」

絵里「うざ……」

真姫「はぁ〜……(クソデカため息)」