海未「最近、絵里の溜息が多いように感じます」
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絵里「はぁ…」
海未(たまたまなのかもしれませんが、絵里の溜息を見かけることが多いですね)
海未(大きなライブも終わったばかりで、新曲の予定もひとまずはありませんし)
海未(μ’sの活動以外で何か悩みがあるのでしょうか…?) 海未(こういうことは、本人に直接聞くのも良くありませんし…)
海未(ただ、絵里に色々お世話になっているのも事実なので…)
海未(希に聞いてみましょうか) 海未「希」
希「海未ちゃん?生徒会に何か用事?」
海未「あ、いえ。絵里はいますか?」
希「えりちは職員室やけど、10分ぐらいで戻ってくると思うよ」
海未「そ…そうですか。あのですね、希」
希「もしかして、えりちに内緒のお話なん?」 海未「…はい」
海未「最近、絵里の溜息の回数が多いような気がして」
希「溜息……ふふっ」
海未「あっ、あの、心当たりが?」
希「海未ちゃんはえりちの事をよーく見てるんやなあって」 海未「そ…そんなことは…その…///」
希「ええと、あれは一種の恋煩いみたいなもんやから安心してな」
海未「こ…こいっ!??」
希「あら?海未ちゃんはえりちが何かの虜になってしまうんは嫌なん?」 絵里「あら?いらっしゃい。海未」
海未「絵里…!?」
絵里「人を見るなり、そんな反応なんて傷ついちゃうわ…しくしく」
海未「はぁ…ウソ泣きはやめてください」
絵里「あら、分かっちゃった?」
海未「誰でも分かります」
絵里「海未ちゃんはつれないわねえ…」クスクス 絵里「もしかして、希に用事だった?」
絵里「私、少し外してた方がいいかしら?」
希「海未ちゃんは、えりちが溜息ばかりついてるから、心配なんやて」
海未「の…希…!?」
絵里「あら…ごめんなさいね」 絵里「この前のライブでたまたま素敵な出会いがあってね」
絵里「でも…気が付いたら……あっという間に終わってしまったの…」
絵里「きっと、一期一会ってこういう事なのよね…はぁ…」
海未「なっ……」 絵里「海未もあるでしょ?」
海未「あ…あるわけないじゃないですか…!!!」
絵里「なっ…なにをそんなに怒ってるの…」
海未「そ…そんな…恋…なんて…!!」 絵里「恋……何の話をしてるの?」
海未「希が…絵里は恋煩いだって…」
絵里「…希?」
希「なんのことかなあ?」クスクス 絵里「全く…希ったら…」
絵里「この前のライブの前に、ファンの子からもらったチョコがすごく美味しくてね」
絵里「一つだけ食べて、残りはライブの後にって思ってたのよ……」
絵里「それなのに…それなのに…」
絵里「ライブから戻ってきたら、希とにこに全部食べられちゃって…」
絵里「しかも、証拠隠滅とか言って包装も見事に捨てられちゃってて…」
絵里「どこのお店の物か分からないのよぉ…もう…」 希「もーごめんって何回も言ってるやん」
希「にこっちも反省してるっていうてるし」
絵里「はぁ…あのチョコの味が忘れられないのよ…」
希「確かに、美味しかったなあ…あのチョコ…」
絵里「………怒るわよ」 希「だから、恋煩いみたいなものやって言ったんよ」
海未「な…なるほど……」
海未「しかし、勝手に人の物を食べるのは良くありませんよ」
希「もー海未ちゃんまでー」
絵里「そうよ、もっと言ってやりなさい」
希「あーーー聞こえませーん」 海未「まあ、でも安心しました」
海未「本当に、恋煩いだったら…どうしようかと」
絵里「あら、もし私に恋人がいたらショックだったりするのかしら?」クスクス
海未「はい、そうですね」
希「ぶっ」
絵里「…えっ?」
海未「えっ?」
絵里「………えっ?」
絵里「…そ…そう…///」 おつおつ
この後赤面ダッシュで逃げ出す海未ちゃんの姿が容易に浮かぶ ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています