花丸「AZALEAで同居短編集」
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
・1
トウキョー トウキョー ゴジョッシャアリガトウゴザイマシタ
花丸「着いたずらー!」
花丸「人が沢山いるずらー!」
花丸「えーと……二人はどこに……」
「まるー!」
花丸「あ!」
果南「まるー!こっちー!」
花丸「いたー!」タタタッ バフッ!
果南「おっとと」
花丸「果南ちゃーん!」ギュッ
ダイヤ「ようこそ、花丸さん」
花丸「ダイヤちゃん!来たよ!」
ダイヤ「はい、偉いですわ」ナデナデ
花丸「えへへ〜」
果南「お腹い空いてない?ご飯食べようか」
花丸「ううん。早くお家に行きたい」
ダイヤ「わかりました。行きましょうか」 ーー
果南「ここだよ」
花丸「ここが……!」
ダイヤ「さ、入ってください」
花丸「まるが一番に入っていいの?」
果南「何言ってんの。今日からまるの家でもあるんだから」
ダイヤ「はい、鍵です」
花丸「これが……鍵……!」
果南「さすがに大袈裟すぎるよ」 ガチャガチャ
花丸「ふわぁぁぁ!広……」
花丸「……くはないずら」
ダイヤ「まぁ、普通ですわね」
果南「東京家賃高いんだよ」
花丸「じゃあ……お邪魔します……じゃなかった、ただいま!」
果南「ただいま〜」
ダイヤ「ただいま」 果南「まるの部屋はここだよ」
花丸「おお……フローリングだ……」
ダイヤ「畳が良かったですか?」
花丸「ううん、今までずっと畳だったから新鮮でいいずら!」
果南「ダイヤは最初畳が良かったってずっと文句言ってたけど」
ダイヤ「言ってません」 果南「言ってたじゃん。『は〜ぁ、フローリングだと正座が痛くて出来ませんわ〜!』って」
ダイヤ「わたくしはそんなんではありません!」
花丸「似てる似てる〜!」
ダイヤ「似てません!」 花丸「あれ、この本棚は……?」
果南「それは私たちからまるへのプレゼント」
ダイヤ「何がいいか色々考えたんですけど、花丸さんと言えばやはり本ですから」
花丸「二人ともありがとう!」ギュッ
果南「あはは、よしよし」
ダイヤ「ふふっ」 果南「まる、荷物置いてリビングにおいで」
ダイヤ「準備はもうできてますので」
花丸「準備?」
果南「ほらほら、早く」グイッ
花丸「わっ」 花丸「ふわぁぁぁぁ……!」
果南「まだまだあるよ」
花丸「これ全部食べて言いずら……?」
ダイヤ「ええ。今日はたんとお食べなさい」
果南「沢山作ったからね」
花丸「二人で作ったの?」
果南「まるのために気合い入れたんだ」
ダイヤ「果南さんが作ったのはサラダだけですけど」
果南「失敬な。ドレッシングとかかけたもん」
ダイヤ「結局サラダでしょう」 花丸「ねぇ、ねぇ、もう食べてもいい?」
ダイヤ「はいはい。では、グラスを持って」
果南「まるの大学入学と上京を祝って!」
三人「かんぱーい!」
花丸「あむっ……おかわり!」
かなダイ「「はやっ」」
・1 終わり ・2
花丸「んしょっと」
果南「結構荷物あるんだね」
花丸「半分くらい本ずら」
果南「半分って……何冊くらい?」
花丸「五十冊くらいかなぁ」
果南「五十!?そんなに読んだら頭バカになっちゃうよ」 ダイヤ「逆でしょう。読まないからあなたはバカなんです」
果南「うるさいなぁ。一言多いんだよダイヤは」
ダイヤ「事実ですから」
花丸「ちょっとしか持ってこれなかったから残念ずら……」
ダイヤ「今度私の行きつけの本屋に案内しましょう」
花丸「ほんと?やったぁ!」 果南「まるは漫画読まないの?」
花丸「漫画も読むよ」
果南「お、何読むの?ワンピース?」
花丸「かりあげクンとかコボちゃんとか」
果南「植田まさし……」 花丸「片付け手伝ってくれてありがとうずら」
果南「ダイヤお腹すいたぁ」
ダイヤ「はいはい。お昼ご飯にしましょうか……あ」
花丸「どうしたの?」
ダイヤ「買い出しに行かないといけないのを忘れてました。午前中に済ませておくつもりだったのですけど」
花丸「あ、ごめんね。まるのせいで」
ダイヤ「いえ、花丸さんのせいではありませんよ」
果南「何してんのダイヤぁ」
ダイヤ「やかましい」 果南「じゃー三人で行こうか。車出すよ」
ダイヤ「そうですわね」
花丸「果南ちゃん車持ってるの!?」
果南「もちもち」
花丸「イルカに乗ってるのかと思った」
果南「ここ陸だよ」
ダイヤ「わたくしも免許持ってますのよ」
花丸「家の力で手に入れたの?」
ダイヤ「直後の返しがそれって」 果南「よっし行こうか」
花丸「大丈夫?クジラにぶつけたりしない?」
果南「だから陸だってば。ちゃんと安全運転するから安心して」
花丸「不安ずら……」
ダイヤ「大丈夫ですよ。見た目と脳の割には果南さんは運転上手ですから」
果南「褒めてるの?」 ブゥゥゥゥン
花丸「おお……」
果南「乗り心地は如何かなん、お嬢様」
花丸「うむ、良き良き」
果南「それは良かった」
ダイヤ「お昼ご飯は何が食べたいですか?」
花丸「なんでもいいの?」
ダイヤ「作れる範囲なら」
花丸「イタリアンフルコース」
ダイヤ「話聞いてました?」
果南「ジュエルミート」
ダイヤ「リーガル島へ行ってきなさい」 ーー
ダイヤ「よいしょっと……」ドサッ
花丸「沢山買ったね〜」
果南「私だけ持つ量おかしくない?」
ダイヤ「わたくしたちよりたくさん筋肉付いてるんですから」
果南「どういう理由……」
ダイヤ「帰りはわたくしが運転しましょう」
花丸「えっ……」
ダイヤ「心配しないでください」
花丸「だって家の力で」
ダイヤ「違うって言ってるでしょうが」 果南「見て見てまる。ダイヤの免許の顔、面白いよ」
花丸「ぷふっ」
ダイヤ「あ!勝手に何してるんですか!」
果南「腐りかけのダイヤモンドみたいでしょ」
花丸「確かに……ふふっ……」
ダイヤ「どういうことなんですか」 果南「ただいまぁ」
花丸「ごはんごはん」
ダイヤ「手洗いうがいをして準備しましょう」
かなまる「「はーい」」 果南「でやぁぁぁぁ!」ジュワー!
花丸「おおお、ふぁいあー!」
果南「ほりゃー!」ジュワー!
花丸「すごーい!」
ダイヤ「こら!遊ばない!」
果南「鉄筋の料理人松浦と呼びな」
花丸「脳筋の料理人松浦ー!」
果南「違う」 ダイヤ「スープも出来ましたわよ。お皿に盛り付けてください」
花丸「じゃあこのチャーハンをスープに入れて……」
果南「やめてよ」
花丸「スープは何スープなの?」
ダイヤ「コンソメスープです」
花丸「ポンコツスープ?」
ダイヤ「違います」
果南「それダイヤじゃん」
ダイヤ「違います」 三人「「いただきます」」
花丸「あむっ」
果南「チャーハンイルカスペシャルの味はどう?」
ダイヤ「イルカどっから来たんですか」
花丸「さいこーずら!」
果南「良かった良かった」 ダイヤ「果南さん、チャーハンだけは抜群に美味しいですわよね」
果南「だけってなにさ」
ダイヤ「秘訣を教えてください」
果南「口元にホクロがある人には教えちゃダメって決まりなんだ」
ダイヤ「意味がわかりません!」
花丸「あむあむっ」
・2 終わり |с||^.-^||
ぎいやあああああ
,-、
,"´ ̄`ヽ ,,'" ̄`ヽi
. l !fノリヾ) fノ八リシ).|
.八|ノ>o<ノ| l|^ヮ^l|八l
(/ ̄ ̄ ̄>─、 /
>ー-/ ,、 `"
(___L_ノ
(___/、 / /
(___ノ_ノ-─"ギュッ 絶対に落とさせないという気概で保守をする
三人のこの気心が知れた感じとてもよいよね ・3
ピンポーン
ダイヤ「はぁい」
チワー シロネコヤマトデース
ダイヤ「ご苦労様です」
インカンオネシャス
ダイヤ「あら、果南さんの荷物ですわね。松浦のシャチハタはと……はい」
アリアトザシター!
バタン ダイヤ「何頼んだのかしら……重っ!」
花丸「ダイヤちゃん、どうしたの?」
ダイヤ「花丸さんいいところに。ちょっと運ぶの手伝ってください」
花丸「うん。よいしょ……わっ、重いね」
ダイヤ「果南さんの荷物です。部屋まで運びましょう」
花丸「重い……さっき食べた焼きそばパンが出る……」
ダイヤ「堪えてください」 花丸「よいしょっと……」
ダイヤ「ありがとうございます」
花丸「こんなに重い荷物、何頼んだんだろうね」
ダイヤ「さぁ……とりあえず果南さんが帰ってくるまでは置いておきましょう」
「ただいまー」
花丸「あ、帰ってきた」
果南「あれ、私の部屋で何してるの?エロ本は隠してないよ」 ダイヤ「違います。あなた宛に荷物が届いいてます」
果南「お、来たか〜」
花丸「アマゾ〇ってネット通販だよね」
果南「まるネット通販分かるようになったの?」
花丸「まるはこの三年間でいんたぁねっとを使いこなせるようになったずら」フフン
ダイヤ「それで、何を買ったのです」
果南「それはね〜」ベリベリベリッ!!
花丸「どこから開けてるの……?」 果南「じゃーん!」
ダイヤ「はっ……なんですこれ」
果南「海苔の佃煮だよ」
花丸「な、何個あるの?」
果南「五十個」
ダイヤ「はぁ!?バカなんですかあなたは!」
果南「海苔の佃煮買っただけなのになでバカって言われないといけないの!」 ダイヤ「あなたが限りないバカだからです!」
果南「またバカって言ったぁ!」
花丸「どうしてこんなにたくさん……」
果南「美味しいから」
花丸「果南ちゃんはバカなんだね」
果南「まるまで!?」
ダイヤ「桁を間違えたとかじゃないんですか?」
果南「いやーちゃんと50って打ったよ。間違いない」
ダイヤ「自信満々に言わないでください。余計腹が立ちます」 花丸「こんなにあっても食べられないずら」
果南「大丈夫。賞味期限長いから」
ダイヤ「限度っていうものがあります。いくら便の佃煮と言えども、開封すればそう長くは持ちませんし。そもそも三人でのこの量を食べられるわけないでしょう」
果南「毎日三食佃煮やっほい!」
花丸「それは一人でやってほしいずら」 ーー
曜「なるほどねぇ」
鞠莉「何してるの果南」
果南「私はダイヤとまるのことを買ったんだよ」
ダイヤ「嘘おっしゃい。好きなだけ持っていってください」
果南「私のなんだけど」
ダイヤ「やかましい」 >>46
果南「私はダイヤとまるのことを想って買ったんだよ」 曜「んーありがたいけど、さすがにこんなに沢山はいらないかな……」
鞠莉「こんなに持って帰ったら梨子に怒られちゃうわ」
花丸「だよねぇ」
ダイヤ「じゃあ残りは実家に送ります」
果南「だから私のだって」
ダイヤ「お金は払いますからあなたは黙っていてください」
果南「そんなに怒ることないじゃん。これだからホクロは……」
ダイヤ「なんですって?」
曜「まぁまぁ」 鞠莉「そういえば花丸、まだ入学祝い渡してなかったわね。はいどーぞ」
花丸「わぁ、ありがとう!」
鞠莉「私と梨子からよ」
曜「こっちは私と千歌ちゃんから!おめでとう!」
花丸「ありがとう!」
果南「鞠莉は何渡したの?現金?」
鞠莉「そこまで非常識じゃないわよ」
ダイヤ「株券ですか?」
鞠莉「親友のイメージどうなってるの?」 花丸「ずら〜!」
果南「わっ、なにこれ」
鞠莉「桜のブックマーカーよ」
果南「ブックマーカー?」
ダイヤ「栞です。いいデザインですわね」
鞠莉「オシャレでしょー」
花丸「嬉しいずら!ありがとう鞠莉ちゃん!」
鞠莉「You're Welcome!」 花丸「曜ちゃん達からは……おお〜」
ダイヤ「クッションですか」
曜「ちょっとお高めのいいやつをね。読書してると長時間座ってるから、お尻痛くならないようにって」
花丸「モフモフずらぁ……」モフモフ
果南「私も私も!」 鞠莉「んふふ、結局みんな本に関係するものになっちゃったね」
曜「花丸ちゃんと言えばね。食べるものにしようかと思ったけど、食べすぎたらダイヤさんに花丸ちゃんが怒られるかなって」
ダイヤ「そこまで頭固くないですわよ」
鞠莉「鉄板十枚頭突きで貫けるくせに〜」
曜「あ、物理的になんだ」
ダイヤ「できません!」 曜「じゃー遠慮なく貰っていくね!」
鞠莉「また遊びに来るわ〜」
ダイヤ「在庫処理に協力頂いてありがとうございます」
果南「だから違うって」
ダイヤ「いい加減観念しなさい」
果南「何を観念すればいいのさ……」 ーー
花丸「ほわぁ〜……!お米の粒が立ってるずら……!」
果南「土鍋で炊いただけでこんな違うんだね」
ダイヤ「では手を合わせて」
三人「「いただきます」」
花丸「まずは一口……んー美味しい!」
果南「あふっ!ふはっ!」
ダイヤ「大丈夫ですか?はい、お水」
果南「んぐ……はー!熱かったけど美味い!」
ダイヤ「ん……美味しい」 花丸「じゃあ次は果南ちゃんの海苔の佃煮で乗せて……あむっ」
花丸「美味しい〜!!」
果南「いい米にはいい海苔の佃煮だね!」
ダイヤ「んん、確かに」
果南「見て見てまる」
花丸「ん?……ぶっ」
ダイヤ「わっ、何してるんですの!」
花丸「だって……果南ちゃんが……」プルプル
果南(口元に海苔の佃煮付けてる)「黒澤ダイヤですわ!(裏声)」
ダイヤ「……」
果南「あ、ダイヤちょっと待って引っ張らないで……ああーー!!」
花丸「あら〜……」
・3 終わり 鞠莉と梨子が一緒に棲んでるって噂を聞いたんですが本当ですか…? ・4
果南「ダイヤ、私のスマホ知らない?」
ダイヤ「さっきソファに置いてたでしょう」
果南「あ、そっか。えーと……あったあった」
果南「あれ、母さんから電話だ」
果南「何だろ」プルルル
ガチャ
果南「もしもし?」
『もしもし果南?』
果南「うん。母さんどうしたの??」 『ねぇ、海苔の佃煮が十個届いたんだけど』
果南「あ、届いた?沢山食べてね」
『沢山食べてね、じゃないのよ。なんでいきなりこんなに海苔の佃煮送ってきたの』
果南「アマゾ〇で五十個頼んだらダイヤに怒られちゃってさー。仕方なくそっちに送ろうかと」
『あんたホンッッット馬鹿ね』
果南「母さんまでバカって言った!」
『バカよバカ!ダイヤちゃんにまた迷惑かけて!』
果南「かけてないよ!」
『大体あんたは……』
ダイヤ「あらあら……」 花丸「お腹空いたずらぁ」
ダイヤ「海苔の佃煮がありますよ」
花丸「もう飽きたよ……」
果南「うへー……」ピッ
ダイヤ「どうでした?」
果南「めっちゃ怒られた」
ダイヤ「まぁ当然でしょう。自業自得です」
果南「なんでみんな海苔の佃煮にそんなに厳しいの……」
ダイヤ「海苔の佃煮ではなくあなたに怒ってるんです」 果南「ダイヤ何イライラしてるの?便秘?海苔は食物繊維がたくさん入ってるから佃煮食べるといいよ」
ダイヤ「あなたのせいだと言ってるでしょうが!!」
花丸「まるコンビニ行ってくるずら」
果南「私も行くー」
ダイヤ「ではついでに牛乳を買ってきてください。低脂肪のをお願いします」
花丸「はーい」 ーー
果南「何買うの?」
花丸「パン」
果南「ホントパンが好きだねぇ」
花丸「イースト菌の恵みずら」
果南「よく分からないけど、そんなにパンばっかり食べてたら太るよ」
花丸「大丈夫ずら」
果南「ホントに〜?」ムニッ
果南「……意外と来てない?」
花丸「き、気のせいずら」
果南「……何キロ増えたの」
花丸「……ダイヤちゃんには秘密にしといて欲しいずら」
果南「明日から朝一緒に走ろうか」
花丸「え〜……」 梨子「いらっしゃいませー」
果南「ん」
花丸「ずら?」
梨子「あっ」
果南「……エルチキ1つ」
梨子「ここセブ〇です」 花丸「梨子ちゃんここでバイトしてたの?」
梨子「うん。AZALEAの家はこの近くでしたっけ……」
果南「そうだよ。いつから働いてるの?」
梨子「先週入ったばっかです」
果南「お、まだピッカピカの新人だね〜」
花丸「廃棄とか貰えるの?」
梨子「最初にそれ聞くの?」
梨子「仕事中なんであんまり話しかけられると……」
果南「あ、ごめんごめん」 花丸「パンパン〜♪」
果南「お菓子買おっと」
梨子「……知り合いが来るとは……」
花丸「メロンパンとスティックパンとあんぱんと……」
果南「買いすぎじゃない?」
花丸「海苔の佃煮五十個買った人に言われたくないずら」
果南「海苔の佃煮は太らないからセーフだよ」
花丸「アウトだよ」 果南「ダイヤのお使いなんだっけ。アセロラドリンクだっけ」
花丸「違うよ。牛乳だよ」
果南「脱脂粉乳でいいかな」
花丸「売ってるの?」
梨子「売ってません」
果南「仕入れてよ〜」
梨子「面倒くさい客じゃないですか……」 果南「お酒買っちゃお〜」
花丸「いいの?」
果南「誤差の範囲だから大丈夫」
花丸「また怒られるよ」
果南「ダイヤの分も買っとけば問題ないよ」
花丸「そうかなぁ……」 ピッピッピッ
果南「ねーねー、それ面白い?」
梨子「いや別に」
花丸「梨子ちゃん揚げ鶏ないの?」
梨子「今切らしてちゃってて……年齢確認お願いします」
果南「ポチッとな!」
花丸「あー!まるが押したかったー!」
梨子「あの、二人とも静かにしてくれませんか……」 梨子「千三百円です」
果南「知り合い割りとか効かない?」
梨子「効きません。早く出してください」
花丸「果南ちゃん、ダイヤちゃんから貰ったお金千円しかないよ」
果南「マジか。やばいな……」
花丸「怒られるね……」
果南「梨子、何とかならない?」
梨子「なりませんって!」 花丸「梨子ちゃんまたねー!」
果南「ちょくちょく来るねー」
梨子「はいはい、ありがとうございました」
花丸「ダイヤちゃんへの言い訳考えないと」
果南「んー何とかなるでしょ」
花丸「どうしてそう楽観的ずら……」
果南「とりあえず家まで走ろうか」
花丸「えー何で?」
果南「運動だよ。ほら、いこ!」グイッ
花丸「わっ!」 ツン
花丸「いたっ!」ボテッ
果南「あ、ごめん!大丈夫?」
花丸「だいじょ……ばない」
果南「え、あ……!」
花丸「牛乳が……」
果南「……売り切れてたことにしよう」
花丸「えっ」
果南「レシートを捨ててと……よしこれでOK」
花丸「いや絶対やばいずら……」
めちゃくちゃ怒られた
・4 終わり 果南ガサツすぎて草
にしても違和感なく楽しめる
支援 ちょっと今日更新できるかわからない
できなかったら明日する ・5
花丸「着いたずらー!」
花丸「えーっと……」キョロキョロ
善子「ずら丸ー!」
ルビィ「花丸ちゃーん!」
花丸「よしこちゃーん!ルビィちゃーん!」
善子「あんた遅いわよ!」
花丸「だって東京の電車わかんないずら……」 ルビィ「乗り換えややこしいよね……しょようがないよ」
善子「ほら、予約の時間過ぎちゃうから早く行くわよ」
花丸「ずらー!」
ルビィ「おー!」 ーー
花丸「ほわぁ〜〜……!」
ルビィ「沢山あるね……!」
花丸「このケーキ全部食べていいずら!?」
善子「そーよ。ほら、制限時間あるからちゃっちゃと食べるわよ!」
ルビィ「ルビィショートケーキ食べる〜!」
善子「私チョコケーキ」
花丸「まる全部〜!」
善子「いきなり全部はやめなさい」 花丸「あーむっ……んー!美味しいずら〜!」
ルビィ「あまーい♡」
善子「ん……で、どうなのあんた達」
ルビィ「どうって?」
善子「大学よ。慣れた?」
ルビィ「ちょっとは慣れたかなぁ。まだよくわかんないこともあるけど。東京も」
善子「まさか揃いも揃って東京に来るとはね……って聞いてるのずら丸」
花丸「あむっ……聞いてるよぉ」 善子「どうなのよ」
花丸「ごくっ……楽しいキャンパスライフ送ってるよ」
善子「ほんと?授業中パン食べたりしてない?」
花丸「してないずら。たまにしか」
善子「してるじゃない」 ルビィ「ね、同居生活はどんな感じ?」
善子「マリーが掃除当番サボる以外は問題ないわね」
花丸「やっぱり毎日イタリアンフルコース食べてるの?羨ましいずら〜」
善子「さすがにそこまでブルジョワなことしてないわよ」
ルビィ「楽しい?」
善子「悪くは無いかしら」 ルビィ「えへへ、そっかぁ」
善子「……何ニヤニヤしてんの」
ルビィ「よしこちゃん、楽しそうだなぁって」
善子「な、何言ってるの」
花丸「そういえばこの前梨子ちゃんのバイト先に行ったよ」
善子「聞いた聞いた。あんまり邪魔しないのよ」
花丸「邪魔してたのは主に果南ちゃんずら」 善子「ルビィはどうなの」
ルビィ「楽しいよー!千歌ちゃんも曜ちゃんもすっごく優しいし!」
善子「賑やかそうよねあんたの所」
花丸「曜ちゃんの料理食べてるの?」
ルビィ「うん!でも料理当番は三人で回してるよ」
善子「あんた料理できるの?」
ルビィ「できるよ!失礼な!」 花丸「千歌ちゃんも料理できるずら?」
ルビィ「千歌ちゃん料理上手なんだよー。家事もパッパこなせるし」
善子「旅館の娘なのは伊達じゃないのね」
ルビィ「花丸ちゃんはどう?」
花丸「えっとね、果南ちゃんもダイヤちゃんも相変わらず優しくてね」
善子「あんた可愛がられてたもんねぇ」
花丸「ダイヤちゃんの料理はすごく美味しいし、果南ちゃんは力持ちだし」
善子「力持ちって」 ルビィ「お姉ちゃん怒ってない?」
花丸「果南ちゃんは怒られてるかな。でも大体果南ちゃんのせいだからしょうがないずら」
善子「あんたも食べすぎで怒られてんじゃないの?」
花丸「大丈夫。まるは太らない体質だから」
善子「腹立つわねこの……」ムニィ
花丸「いたいいたい!どこつまんでるずら!」
善子「見た目的にあんたの方が太るべきでしょ!」
花丸「言いがかりずらー!」
ルビィ「二人とも静かに……」 花丸「ご馳走様でした!」
善子「いやー食べたわね」
ルビィ「美味しかったぁ」
花丸「今度果南ちゃんとダイヤちゃんも連れてくるずら」
ルビィ「次どこ行こうか」
善子「んー……」
花丸「まるアキバ行きたいずら!」
ルビィ「え、アキバ?」
善子「あんたアキバ興味あるの?」 花丸「"おたくの聖地"っていうのがどんな所かこの目で見てみたいの!」
善子「はぁ……またよくわかんないことを……」
ルビィ「ふふっ、じゃあ行こうか」 ーー
ルビまる「「おおー……」」
善子「口閉じなさい。バカに見えるわよ」
ルビィ「すっごい看板だね……」
花丸「あれ、メイドさんがいるよ」
善子「メイドカフェの店員よ。この道路は呼び込みが沢山いるところね」
ルビィ「すごい、歌ってる……」
「こんにちは!キュンキュンカフェでメロメロになりませんかぁ〜?」
花丸「きゅんきゅん?めろめろ?」
善子「ほら、行くわよ」 花丸「どの辺がおたくの聖地なの?」
善子「見えるところ全部よ。ゲーセン、アニメショップ、同人誌ショップ……」
花丸「どこが面白い?」
善子「どこって……んー」
ルビィ「三人で遊ぶならゲーセンじゃないかなぁ」
花丸「げーせん!」
善子「じゃあ行きましょうか」 チャラチャラチャラ♪
花丸「わーやかましいずらー!」
善子「入って最初の感想がそれってどうなの」
ルビィ「何する?」
花丸「何があるの?」
善子「えーっと……まぁベタにUFOキャッチャーとか?」
花丸「UFOキャッチャー?」
ルビィ「ルビィあのぬいぐるみ取りたい!」 善子「ここにお金入れて……」
ルビィ「こっちのボタンで横に動かして、こっちで縦に動かすんだよ」
花丸「ワープとか出来ないずら?」
善子「できないわよ」
花丸「UFOなのに」
ルビィ「あはは……」 ウィーン
善子「お!いける!」
ルビィ「上手いよ花丸ちゃん!」
ガシッ
花丸「おおお〜!!」
ポロッ
三人「「あっ!」」
ポテン ウィーン
花丸「ああ〜……」
ルビィ「ありゃ……」
善子「残念」
花丸「不良品ずら。店員さんに文句言ってくる」
善子「やめなさい!そういう仕様なの!」 ー音ゲーコーナーー
花丸「むっ、ずらっ、ほっ」
善子「……」ダダダダダダ
花丸「ずらっ!はやいずらっ!」
ルビィ「花丸ちゃん頑張れ!」
善子「……」ダダダダダダ
花丸「む〜……」 善子「……」ダダダダダダ
花丸「……」ムニッ
善子「ひゃあ!!何するのよ!!」
花丸「善子ちゃん太った?」
善子「太ってない!何すんのよフルコン逃したじゃない!」
花丸「お腹揺れてたから……」
善子「揺れてないわよ!」 ーレースゲームー
花丸「早いずら〜!」ユラユラ
善子「あんた体揺れてるわよ」
ルビィ「……」バッバッ
善子「え、ちょ、ルビィはやっ」
ルビィ「……っしゃ」
善子「えー……」
花丸「ルビィちゃんすごーい!」 ーー
花丸「いやー楽しかったずら〜!」
ルビィ「楽しかったねぇ」
善子「夕方ね……ご飯食べて帰る?」
ルビィ「ルビィはいいけど……」
花丸「まるは帰る!」
善子「あら、帰っちゃうの」
花丸「二人がご飯作って待ってるから」
ルビィ「……そっか」 善子「じゃあ私も帰ろうかしら」
ルビィ「夜ご飯また今度食べようか」
花丸「うん!じゃあまたね〜!」
ルビィ「ばいばーい!」
善子「じゃね」 ーー
花丸「ただいまー!」
ダイヤ「おかえりなさい」
果南「おーおかえり。楽しかった?」
花丸「うん!」
ダイヤ「それは良かったです」
花丸「お腹空いたずら」
ダイヤ「もうすぐ出来ますから、ちょっと待っててください」 花丸「今日のご飯は何?」
果南「海苔の佃煮」
花丸「まる外で食べてくるずら……」
ダイヤ「嘘おっしゃい!シチューですよ」
花丸「ほんと?良かったぁ」
果南「海苔の佃煮嫌いすぎでしょ」
・5 終わり 大正大学くらいかな?仏教系の大学だし文学部もあるみたいだし ユニットで分かれると一年生だけがみんなバラバラになっちゃうのね ・6
果南「ダイヤーまるー」
シーン
果南「二人ともいないか……」
果南「よっし、じゃあ午前中からビール開ける富豪ムーブしよっと!」
果南「ビールビール〜♪」ガチャン
果南「……」
果南「……そうだ」
果南「……」スッスッ
果南「……」
果南「もしもーし」 ーー
ピーンポーン
果南「はいはーい」ガチャ
千歌「来たよー」
曜「おじゃましまーす」
果南「入って入って」
千歌「どしたの急に」
果南「一人で暇だからさー一緒に飲もうと思って」
曜「え、今から飲むの?」
千歌「まだ午前中だよ」 果南「いーじゃん。ほら、今日何も無いんでしょ?」
曜「まぁ無いけど……」
果南「よしよし、じゃあほら」
千歌「果南ちゃんダメ大人じゃん」
果南「休みの日くらいは好きなことしようよ」
曜「……付き合ってあげよ」
千歌「うぃー……」 三人「「かんぱーい!」」
果南「んぐんぐ……ぷはーっ!」
千歌「うわぁ……めちゃくちゃ美味い……」
曜「なんか普段夜飲んでる時と全然違う!」
果南「でしょー?病みつきになっちゃうんだな、これが」
千歌「結構な頻度でやってるでしょ」
果南「そんなことないよー」
曜「ウソだ……」 果南「それよりどーなの。ルビィが来たんでしょ?」
千歌「いやーもうルビィちゃんほんと可愛いんだよ!ダイヤさんの気持ちがめちゃくちゃ分かる!」
曜「だね!家事もできるし勉強も真面目だし。いい子だよホント」
果南「そっかそっか。ルビィも大きくなったんだねぇ」
千歌「おばさんみたいだよ」
果南「失敬な。まだ20歳だよ」
曜「いや朝からビール缶片手で言っても説得力ないよ……」 千歌「花丸ちゃんはどーう?」
果南「可愛くて仕方ないんだこれが。抱き心地もいいしさ」
曜「言い方」
果南「本ばっか読んでて外で遊んでくれないのがちょっと寂しいけどねー」
千歌「まぁ、元々文学少女だったしね」
曜「ん?っていうか果南ちゃん座ってるそれ……」
千歌「あー!私たちが花丸ちゃんにあげたクッションじゃん!」
果南「座り心地最高だよこれ」
千歌「ダメだよ!のいて!」グイッ
果南「あて!もう、乱暴だなぁ」
曜「果南ちゃんガサツさに磨きがかかってるよ……」 果南「そんなことないよー……んぐんぐ、ぷはー!もう一本」
千歌「あ、私もー」
曜「私もー」
ー2時間後ー
果南「う〜い、よっしゃ脱ぐか!」
千歌「あははは!もう裸でしょ!!」ケラケラ
曜「ようはね……ようはね、ホントみんなとスクールアイドルやれてよかったなって……」シクシク 果南「何泣いてんだ曜!脱げ曜!」グイグイ
千歌「よーちゃんも脱げ脱げー!」グイグイ
曜「水泳部なんてね……もうほぼ裸で変態の集まりですよ……」シクシク
果南「千歌ー!誰か呼ぼーよ!」
千歌「おっけー!えっとねー……じゃーりこちゃんにかけちゃう!」プルルル
果南「いえーい!」 プルルル
梨子「千歌ちゃんだ」
梨子「もしもし?」
千歌『りこちゃーん!元気ー!?』
梨子「え?ええ、元気だけど……」
千歌『あははは!元気だってー!』
果南『りこー!今からウチにこーい!』
梨子「二人ともどうしたの?」 千歌「いーから来るのだ!」
果南『来るのだ!』
梨子「ちょっと?もしかして酔ってるの?」
曜『酔ってるよ……そりゃあもう情けなくらい……』
梨子「曜ちゃん?二人は一体……」
千歌『二分後にしゅーごーね!』
果南『遅れたらビール百杯な!』
プツッ
ツーツー 梨子「切れた……」
ダイヤ「……果南さん達ですか?」
梨子「は、はい……」
花丸「相当出来上がってるみたいだね」
ダイヤ「ほう……見上げた根性ですね」
梨子「……私しーらない」 今日はここまで、途中ですまん
今夜は出来ないので次は日曜の夜に 乙です
花丸ちゃん達と同居して4ヶ月以上経ってる話と変換 未成年飲酒はまずいですよ!
と思ったけど8月以降ならみんな20歳か ちょっとすまん
体調治ったらまた再開するけど、スレ落ちたらまた立て直す >>170
仕事頑張った後のごほうびになると思えば!
頑張ってね、無理しないようにね! ーー
ピンポーン
ガチャ
千歌「おーー!梨子ちゃん来た!!」
果南「入って入って飲むぞ飲むぞ!」
曜「梨子ちゃん……来ちゃったんだね……」メソメソ
梨子「……お邪魔します」
ダイヤ「ただいま」
千歌「へ?」
花丸「何してるずら」
果南「あれ?なんで二人もいるの?」 ダイヤ「梨子さんと買い物に行くと言ったはずです」
果南「そうだっけ……」
ダイヤ「とりあえず中に入りなさい。お話しましょう」
果南「じゃあビールを……」
ダイヤ「いりません!!」
千歌「私とよーちゃんはこれで……」
ダイヤ「待ちなさい」ガシッ
千歌「あうっ」
ダイヤ「逃すわけないでしょう」
千歌「だって果南ちゃんが」
ダイヤ「言い訳しない!」
千歌「おひぃ!」
曜「悲しいなぁ……お説教、悲しいなぁ……」メソメソ
梨子「……お水持ってきた方がいいかな」
花丸「いらないんじゃない?酔いも覚める恐ろしい時間の始まりずら」
・6 終わり ・7
果南「沢山買ったねー」
ダイヤ「数日は買い出しに行かなくていいでしょう」
果南「ん、まる何持ってるの?」
花丸「福引券ずら。さっき貰ったの」
果南「へぇー。引きに行こうよ」
ダイヤ「五枚で一回ですか」
花丸「十五枚あるから三回引けるよ」
果南「じゃあ一人一回だ。よっし、一等賞狙うよ!」 花丸「一等賞は……ハワイ旅行だって」
ダイヤ「ベタですね」
果南「ハワイなら鞠莉に頼めばいつでも手配してくれるよ」
ダイヤ「そうですね」
花丸「夢ないなぁ二人とも……」 ダイヤ「ではまずわたくしから……」
ガラガラ
\ポケットティッシュ/
ダイヤ「……」
花丸「残念」
果南「あらら」
ダイヤ「むぅ……」 花丸「じゃあ次はまるが……」
ガラガラ
カランカラーン!
果南「お、四等だって!」
ダイヤ「やりましたわね、花丸さん!」
花丸「なに?何が当たったずら?」
\カップラーメンイッカゲツブン!/
果南「おお、良かったじゃん!」
花丸「……」 ダイヤ「どうしましたの?嬉しくないのですか?」
花丸「まる、麺類食べられない……」
ダイヤ「あぁ……そういえばそうでしたわね」
果南「そっか、そうだったね」
花丸「運が悪いずら……」
果南「よっしゃ、バシッと一等賞当ててくる」
ダイヤ「ハワイ旅行より二等賞のお米三十キロの方が……」
果南「米より旅行でしょ!」
ダイヤ「いや海苔の佃煮を早く減らしたいんです」
果南「引っ張るな〜」
花丸「まだ沢山あるからね」 果南「よっしじゃあ……」ガラガラ
カランカラーン!
果南「お」
花丸「三等賞だって!」
ダイヤ「何が当たりましたの?」
果南「やったやった!三等は……」 ーー
果南「乗らないよ……」
ダイヤ「もうトランクも後部座席もパンパンですわ」
花丸「まさか三等賞がトイレットペーパー一年分なんて……」
果南「カップ麺もあるんだよ?どーすんのさ」
果南「……呼ぶ」
花丸「呼ぶ?誰を?」
果南「もしもーし」 鞠莉「来たわよ〜」
ダイヤ「すみません、わざわざ」
鞠莉「全然構わないわよ!私たちの仲じゃな〜い」
花丸「なるほど、お金の力で運ぶってことずらね」
鞠莉「言い方」
鞠莉「それにしても凄いわね〜これ」
果南「運べる?」
鞠莉「2トントラック用意したわ」
ダイヤ「やりすぎでしょう」 鞠莉「あなた達の家に運べばいい?」
果南「うん、よろしく」
鞠莉「OK!運んでちょーだい!」
「「はっ!」」
花丸「おお〜黒い人達がたくさん」
果南「マフィアみたいだよね」
ダイヤ「ほら、行きますわよ」 ーー
果南「無事持って帰ってきた……のはいいけど」
ダイヤ「置き場所がないですね」
花丸「リビングがトイレットペーパーだらけずら」
鞠莉「トイレットペーパー投げしましょ!」
ダイヤ「やめなさい」
鞠莉「このヌードルも当てたの?」
花丸「まるが当てたずら」 鞠莉「ヌードルパーティ出来るじゃない!」
果南「ヌードパーティ?裸でパーティするの?」
鞠莉「違う違う。ヌードルパーティよ」
花丸「えーそんなのまる楽しくないずらぁ」
ダイヤ「そんなことは後でいいから、今はこれをどうするか考えてください」
果南「野菜をたっぷり入れて最後に卵を落として……」
ダイヤ「調理法を聞いてるんじゃありません」 鞠莉「みんなに声かける?」
ダイヤ「んん……なんか皆さんにまた押し付けるのも……」
果南「トイレットペーパーは使うしありがたいんじゃないの」
ダイヤ「どうしてあなたはこういうことをするんですか」
果南「いや今回は私のせいじゃないじゃん!あんなの商品にしたお店のせいだって!」
花丸「トイレットペーパー一年分って、その家庭によって減る量は違うよね」
果南「ダイヤはトイレットペーパー使う量多いよね」
ダイヤ「何言ってるんですか!!」 鞠莉「ね、ね、これ食べていい?私このタイプのヌードル食べたことないのよね〜」
果南「でたブルジョワ発言」
ダイヤ「丁度いいしお昼にしますか」
果南「だね。食べよう食べよう」
花丸「え〜まる食べれないずら〜」
果南「大丈夫。私に任せて」
花丸「え〜」
果南「なんでそんな顔するの」 ー
果南「麺を粉々に砕いて……」バキバキ
鞠莉「oh、豪快ね」
ダイヤ「料理まで力にものを言わせなくても……」
花丸「料理くらい脳筋じゃなくても……」
果南「ちょっと黙ってて」 果南「卵を落として……できた!ラーメン雑炊だよ!」
花丸「おお、美味しそうずら〜!」
ダイヤ「へぇ……」
鞠莉「やるわねかなーん!」
果南「これなら食べられるでしょ?」
花丸「ふー、ふー……はむっ」
花丸「ほいひぃ〜!」
鞠莉「マリーも!あむっ……あつつっ」
ダイヤ「んっ……美味しい」
果南「ふふん、でしょ?」 花丸「これならまるでも麺が食べられるずら」
鞠莉「花丸は何で麺が苦手なの?」
花丸「上手く啜れないから。あむあむってなっちゃうし、熱いし」
鞠莉「あら可愛い〜!」ギュムッ
花丸「むぎゅっ」
鞠莉「花丸は本当に可愛いわねぇ。持って帰ってもいい?」
かなダイ「「ダメ」」
鞠莉「あらあら〜残念」 ダイヤ「で、結局どうしますのこのトイレットペーパー」
果南「使い切るまで置いとけばいいでしょ。消耗品だし、しばらく買わなくて済むし」
ダイヤ「鞠莉さん少し持って帰ります?」
鞠莉「ん〜持って帰ったら善子が体に巻き付けて遊んで梨子に怒られそうだし……」
ダイヤ「大学生になってそんな……」
花丸「ないと言い切れないのが善子ちゃんずら」
果南「変わんないねぇ」 鞠莉「じゃあお城作りましょ!ペーパーキャッスル!」
ダイヤ「やめなさい」
果南「どこでお腹が痛くなっても平気なお城。万が一のことがあってもすぐ拭ける」
ダイヤ「そんなの嫌です」
花丸「なんて夢がないお城ずら……」
鞠莉「うんはあるよ」
ダイヤ「やめなさいって!」
・7 終わり 遅くなってすまん、ボチボチ再開する
保守ありがとう 4等カップラーメン1年分 約36000円(1日1個計算)
5等トイレットペーパー1年分 約9000円(1日ロール消費した場合)
3等米30キロ 約10000円
花丸ちゃん勝利 >>208
ゴメン見間違えた
バラエティー番組の副賞とかに感慨されてる ・8
果南「ダイヤー車の鍵知らない?」
ダイヤ「知りませんよ。昨日乗ったのあなたでしょう」
果南「あれー?どこやったかな」
ダイヤ「まったく、ちゃんと決まった場所にしまいなさいといつも言ってるでしょう」
果南「んー……」ゴソゴソ
果南「あ、あった」
ダイヤ「ありましたか」
果南「うん。タンスの裏に」
ダイヤ「何故そんな所に……もう」
果南「ん〜〜!と、れ……た!」
カサカサカサ
果南「ん?」
カサカサカサ
G「やぁ!」
果南「」
アアアアアアア! ダイヤ「ど、どうしましたの!?」
果南「で、出た……」
ダイヤ「出た?何が?」
果南「あれ……」
ダイヤ「何です……ん?」
カサカサカサ
ダイヤ「」
イヤアアアアア! 果南「ダイヤ!何とかして!」
ダイヤ「無理ですわよ!あなたこそこういうの平気なキャラでしょう!」
果南「人を先入観で判断しないで!というかゴキ苦手って知ってるでしょ!」
ダイヤ「ゴキジェットはどこですの!」
果南「た、たしかそっちの棚の中に」ガチャ
G2「やぁやぁ!」
かなダイ「」
オワアアアアアア!! 果南「な、な、なにか叩くもの」
ダイヤ「台所から包丁を!」
果南「ダイヤ落ち着いて!それは刺すもの!」
ダイヤ「しかしやつらを抹殺しなければ」
果南「包丁はダメだから!新聞紙で……!」ガサガサ
ダイヤ「100枚くらい持ってきます!」
果南「落ち着きなって!そんなにないでしょ!」
ダイヤ「花丸さんはどこですの!?」
果南「まるは大学!まだ帰ってこないよ!」
ダイヤ「では本で!」
果南「それはダメだって!」
ダイヤ「地球破壊爆弾を!」
果南「無いよ!何言ってんの落ち着いて!」 カサカサカサ
ダイヤ「おっひゃあああ!!」ギュゥゥゥゥ
果南「ぐえええ!締まってる締まってる!」
ダイヤ「は、早くなんとかしてください!」
果南「その前に離して!死ぬ!」
ダイヤ「死になさい汚らわしいGめ!!」
果南「私が死ぬって!!」 ダイヤ「あれ」
果南「はー……はー……殺されるかと思った……」
ダイヤ「奴らはどこに行きました?」
果南「あれ……見失った」
ダイヤ「何してますの果南さん!」
果南「いやダイヤのせいでしょ!」
ダイヤ「これから死ぬまで奴らに怯える日々が待って……そんなの嫌ですわ!!」
果南「大袈裟だよ」
ダイヤ「実家に帰らせていただきます」
果南「待ちなって!」ガシッ!
ダイヤ「触らないでG!!」
果南「誰がGだよ!!Kだよ!!」
ダイヤ「カメムシぃぃ!!」
果南「もういい加減にしてぇ!!」 花丸「ただい……ん?」
ギャーギャーワーワー!!
花丸「どうしたの?騒がしいずら」
ダイヤ「離してくださいカメムシさん!!」
果南「違うってば!!」
花丸「……何してるの?」
果南「あ!まるいいところに!ダイヤを抑えて!!」
ダイヤ「花丸さん!!この家はもう死にました!!」
花丸「え?なにごと?」 花丸「なるほど、ゴキブリが……」
ダイヤ「その名前を出さないでください」
果南「見失っちゃったんだ」
花丸「じゃあほっとけば?そのうちまた出てくるよ」
ダイヤ「わたくしに死ねと!?」
花丸「いやそんなこと言ってないよ」
ダイヤ「死ねと!?」
花丸「な、なんずら。うるさいずら」
果南「ダイヤはこの世でゴキブリが1番ダメなんだよ」
ダイヤ「その名を口にするなと言ったでしょう!」バチコーン!!
果南「へぶっ!!!」
ダイヤ「死にたいんですか!?」
果南「……」ピクッピクッ
花丸「もう死んでるずら」 カサカサカサ
G1「こんにちは!」
花丸「あ!いた!」
ダイヤ「うぎゃあああああ!!!」ドタバタ
花丸「ちょ、ダイヤちゃん落ち着いて。逃げちゃう」
G1「なんやこいつ騒がしいな」カサカサカサ
花丸「待てーー!!」
ダイヤ「うぎゃぁあ!!」
果南「まる!そっちから追い詰めて!!」
花丸「おお!!果南ちゃん生き返った!!」
果南「死んでないから!!ほら、行ったよ!!」
G1「早く逃げるで」
花丸「ここだーーーー!!」バチコーン!!
G1「ぐえー!!」
花丸「やった!!」
果南「まるナイス!!」
花丸「やったずらー!!」 果南「ふー……あと1匹」
花丸「え、まだいるの?」
果南「私たちが確認したのは2匹だね」
花丸「んん、ゴキブリは1匹みたら30匹入るって言うからね……」
ダイヤ「ダイナマイトを用意します」ピポパポ
果南「やめて!!どこ電話してるの!?」 今日はここまで
ちょっと毎日はキツイのでできる時にやっていく 花丸「あと1匹……どこずら!」
果南「うわぁ!いたぁ!」
ダイヤ「ど、どこですか!?」
果南「ダイヤの足元!」
ダイヤ「ひぎゃああああ!!」バチコーン!!
果南「ぶべらっ!!」
花丸「それ果南ちゃん!!足元だよ!!」
ダイヤ「ぷぎゃあああ!!」バチコーン!!
果南「あべらっ!!」
花丸「だからそれ果南ちゃん!!」 ダイヤ「あああああ!!」ドタバタ
花丸「ダメずらダイヤちゃんは役に立たない!!果南ちゃんも戦闘不能ずら!!ここはまるがなんとかしないと……!」
G2「ちーっす」
花丸「とりゃあああああ!!」ブン!!
G2「当たんないよー」カサカサカサ
花丸「あ!もーー!!」
G2「逃げるで」カサカサカサ
花丸「あ!テレビの裏に……」 果南「動かそう」
花丸「あ、復活した。ダイヤちゃんは?」
果南「気絶したからベッドに運んだ」
花丸「あらら」
果南「まる、そっち持って。もう許さんこいつ」
花丸「わかったずら」
果南「いくよー、せーのっ!」
G2G3G4G5「「「やぁ!!」」」
果南「ひっ」
花丸「ずっ」
ウワアアアアアアア!!!!! 梨子「な、なんで私なんですか!!」
果南「だってだって誰も電話繋がらないし!!」
花丸「梨子ちゃん奴らを殲滅して!!」
梨子「私都会っ子ですよ!ゴキなんて無理ですよ!!」
果南「なにそれシティーガール自慢!?」
梨子「どこに噛み付いてるんですか!」
花丸「ゴキブリに齧られてこの家潰れちゃうよ〜!」
梨子「シロアリじゃないんだから!!」 果南「ところでさ、梨子。あの重そうな紙袋は何?」
梨子「べ、別になんでもないです。ただの本です」
花丸「本〜?読んでもいい?」
梨子「ダメ!!というか今はそれどころじゃないでしょ!!」
花丸「えー。梨子ちゃんのケチー」
梨子「いいから!!それよりゴキ……」
カサカサカサ
G×5「「「こんにちは!!」」」
梨子「きゃああああ!!」
果南「りりりり梨子!!早く!!」
梨子「5匹なんて聞いてませんよ!!」
花丸「百聞は一見にしかず、ずら」
梨子「何意味わかんないこと言ってるの!!」 G×5「「「お散歩するでー」」」
梨子「あああああ!!」ドタバタ
果南「あ!梨子あぶなっ」
ガン!!
梨子「いった!!肘テーブルに打った!!」
花丸「あ!梨子ちゃんの本が」
果南「落ち……」
G×5「「「ん?」」」
ドサァ!!
G×5「「「ぐえー死んだンゴ」」」
かなまる「「あっ」」
梨子「あっ!!」
G×5「「「」」」チーン
梨子「わ、わ……」
アアアアアアアアアアアアアア!
梨子はしばらくAZALEA家に来なかった ちょっと書ける暇が無くなってしまった
再開できる見込みがないから落としてくれ……すまねぇ なんと…残念
同居シリーズは落ちる運命にでもあるのか おもしろかった、書けるときにまた書いてくれるのを期待してます ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています