貴方が好きなの。貴方の瞳が好き。春の銀河の様に煌めく光が、春の日差しの様な優しいまなざしが好き。貴方の髪が好き。そよ風にひらめくシルクの様なさらさらの髪が好き。貴方の唇が好き。貴方の唇が好き。蜜の様な口づけをくれる。切ない吐息を聞かせてくれる唇が好き。
貴方の声が好き。高くて甘い心に染み込む澄み切った声が好き……貴方の体が好き。抱きしめると折れてしまいそうな華奢な腰が、薄くてでも形の良い胸が、重ねて肌から伝わって来るぬくもりが好き。
でも一番好きなのは貴方の心……脆くて傷つきやすい。でもどこまでも純粋で美しい。決して誰も責めたりしない全てを許す優しさに満ちた魂が……好きよ、大好き。
貴方の全てがいとしくてたまらないの。千歌ちゃん……貴方以外の者なんかもう何もいらない。ただ貴方だけが欲しいの。あなたと私、二人だけの永遠の夜が……」