善子ママ「あら、あなたルビィちゃんじゃない?」ルビィ「あ、善子ちゃんのお母さん!」
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〜スーパーにて〜
ルビィ「こんにちは」ペコリ
善子ママ「偶然ねー。お買い物?」
ルビィ「はい。お使いで!」
善子ママ「あら偉いわねー。いつも善子から話は聞いてるわよ」
ルビィ「え、そうなんですか?」
善子ママ「ええ」
善子ママ「善子ったらいつもルビィちゃんのこと妹にしたいってうるさくて」
ルビィ「……え?」 ルビィ「家でそんなこと言ってるんですか善子ちゃん……」
善子ママ「まあ、ルビィちゃんに関する話題はそんなのが多いかしらねー」
ルビィ「……」
ルビィ「あの、もしよかったらちょっとそこに寄っていきませんか。喫茶店があるので」
善子ママ「あらいいわね〜。私も学校での善子のこと色々聞きたいし、ちょっとお茶でもしましょうか」
ルビィ「はい」
ルビィ「ルビィも『色々』聞きたいので……」 〜次の日〜
善子「ふぁあ……ねむ。ずら丸おはよ」
花丸「おはよー、また夜更かし?」
善子「放送が長引いちゃって……もう眠いわぁ……」
善子「1時間目寝てようかしら」
花丸「もー、よくないよ善子ちゃん」
善子「あれ?そういえばルビィのやつは?」
花丸「トイレ行ってるよ」
善子「ふーん」
ルビィ「……」スタスタスタ
花丸「あ、戻ってきた」
善子「あ、ルビィおは……」
ルビィ「善子ちゃんってルビィのこと妹にしたいの?」
善子「!?」 ルビィ「そうなの?」
善子「……!……!!?」
花丸「?」キョトン
善子「……っ!……!!」
ルビィ「ねえねえ」
善子「…………」
善子「……は」
ルビィ「?」
善子「……はああああああああ!!!!??意味分かんなぁ〜!!?」
花丸「ど、どうしたの善子ちゃん急に大声出して」 ルビィ「善子ちゃん……」
善子「な、なにを急に言い出したかと思えばぁ!!」
ルビィ「ちょ、善子ちゃん」
善子「妹ぉ!?はあ!!?なんで急にそ↑んな話になるワケぇ!?どしたのよルビィ!!」
ルビィ「声が裏返ってるよ……」
善子「……!い、妹にとか……」
善子「別にしたく……」
ルビィ「し、したく……?」
善子「なっ……!」
ルビィ「……」
善子「……」
ルビィ「……善子お姉ちゃん!」
善子「…………ッ!!!!!!!!!」 善子「…………」
善子「…………」
善子「…………」
花丸「ねえねえルビィちゃん」
ルビィ「え?」
花丸「なんで善子ちゃん急に動かなくなったの?」
ルビィ「さ、さあ……」
善子「…………あ」
善子「……あ、いや」
善子「…………」
善子「ば、バカじゃないの!?急にお姉ちゃんとか……!」
ルビィ「……」
善子「呼ぶから……!び、びっくりしただけよ!」
ルビィ「そうなの?」
善子「そうよ!」
ルビィ「善子お姉ちゃん」
善子「…………」 善子「…………」
善子「…………」
善子「…………」
花丸「ねえ……なんでさっきから急に真顔でフリーズするの……?怖いんだけど……」
善子「…………あ」
善子「……!…………!」ブンブン
善子「ちょ、ちょっとルビィ!ふざけるのも大概にしなさいよ!急にお姉ちゃんとかぁ!」
花丸「なんかにやけてるずら……」
善子「!うっさい!///」
善子「急にお姉ちゃん呼ばわりされたから動揺してるだけよ!」
ルビィ「はぁ……」
善子「誰だって動揺するわよそんなの!」
ルビィ「ねえ花丸お姉ちゃん」
花丸「ずらぁ?なんでお姉ちゃん?」
ルビィ「これが普通の反応だよ……」
善子「…………」 善子「……ママね」
ルビィ「え」
善子「ママから聞いたのね……」
ルビィ「……」
善子「あ」
善子「や!違う!ママじゃなくて仮の同居人!……私の仮の同居人から変なこと聞いたんでしょ……」
ルビィ「……」コクリ
善子「……!やっぱりぃ〜!ママめぇ……!」
善子「……!ゴホン!仮の同居人めぇ……!」
花丸「もう素直にママって呼んだらいいのに……」
ルビィ「なんか……その」
ルビィ「家でいっつも……」
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------------ 善子「ねーねーママ!それでね!この前みんなでご飯食べに行ったの!」
善子ママ「そう。良かったわねー」
善子「それでね、ずら丸は見かけによらずいっぱい食べてて!ルビィは見かけ通りあんまり食べないのよねー!」
善子ママ「へえ、そうなの」
善子「あ、ていうか花丸とルビィ見たことあったっけ!?ほらこれ!その時撮った写真!こっちがずら丸でこっちがルビィ!」
善子ママ「あら、花丸ちゃんは幼稚園の頃から随分おっきくなって」
善子「ルビィはちっちゃいでしょー!?もう同い年とは思えないわよね!」
善子「かわいい!妹にしたい!」
善子ママ「楽しそうねぇ善子」 -----------
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ルビィ「……的な話をしてるって、善子ちゃんのお母さんが」
善子「あああああああああああ!!!!!!///」
花丸「へー」ジー
善子「嘘よ!捏造よ!」
ルビィ「ホントぉ?」ニヤニヤ
善子「私そんなこと言ってない!///あの女が私をハメようとしてるんだわ!///」
花丸「あ、あの女」
ルビィ「いや、ルビィは善子ちゃんのお母さんを信用するよ」
善子「…………!」 善子「…………」
ルビィ「善子ちゃんのお母さんは学校の先生だから嘘は吐かないはずだもん!」
花丸(すごい偏見ずら……)
善子「……そ」
ルビィ「?」
善子「その1回だけよ!」
ルビィ「え?」
善子「ルビィを妹にしたいって言ったのは……そ、その1回だけ!ついよつい!」
善子「ほ、ほら!私って一人っ子でしょ!?たまに妹が欲しいって思う時あるのよ!」ペラペラ
善子「でも年下の知り合いとかいないし!そんでつい同学年のアンタの名前出しちゃったってわけ!」ペラペラ
善子「アンタ確か私より生まれた月遅いはずだし!実質年下みたいなもんだし!」ペラペラ
ルビィ「花丸ちゃんもだよ」
善子「」
ルビィ「なんなら花丸ちゃんは3月生まれだから善子ちゃんにとってはルビィよりずっと妹だよ」
善子「」
ルビィ「というかその1回だけじゃなくてかなりの頻度で言ってるって聞いたよ」
善子「」
ルビィ「なんなら善子ちゃんがお母さんに送ったLINEも全部見せてもらったし……」
善子「」 善子「LINEを……」
ルビィ「うゅ」
善子「見たの……アレを……」
ルビィ「見たよ……」
花丸「?どんな感じだったの?」
ルビィ「えっとね」
ルビィ「学校の話がかなり多かったかな」
ルビィ「善子ちゃん、昼間とかにも結構お母さんにLINE送ってて。『今日学校でこんなことがあったよー』みたいな」
花丸「へぇ!意外ずら」
善子「……」
ルビィ「その中にも……まぁ」
ルビィ「ルビィに関する内容とかが……」
花丸「あぁ……」
善子「……」
ルビィ「うん。そんな感じで……」
善子「……」
ルビィ「……善子ちゃん?」
善子「……ルビィ」
ルビィ「?」
善子「撫でさせなさい」 ルビィ「!?」
花丸「!?」
善子「撫でさせなさい」
ルビィ「なぜ!?」
善子「もうアレを見られた以上言い訳はできないと悟ったからよ」
花丸「諦めいいね!?」
善子「言い訳はできない以上開き直った方がいい」
花丸「合理的だねぇ……」
善子「だから」
善子「撫でさせなさい」
ルビィ「えぇ……」
善子「撫でさせなさい」
善子「とりあえずこっちに来なさい。ほら。どうしたの」
ルビィ「こ、怖いんだけど……」 善子「私の前に立ちなさい」
ルビィ「う、うゅ……」
花丸「ルビィちゃん。散々善子ちゃんを辱めたんだからそのくらいはしないとダメだよ」
ルビィ「べ、別に辱めるつもりは……ただからかうつもりっていうか……」
善子「いいから!はやぁく!!」
ルビィ「ピギィ!」
ルビィ「は、はい……」オズオズ
善子「よし」
善子「……」ナデナデ
ルビィ(ひぃいいぃ〜!!)
善子「……」ナデナデ
ザワザワ……
花丸(きょ、教室がちょっとした騒ぎに……) 善子「……」ナデナデ
ルビィ「な、長くない……」
善子「ついでにアレ言いなさいよ。ほら、さっき言ってた」ナデナデ
ルビィ「なに……?」
善子「『善子お姉ちゃん』って」ナデナデ
ルビィ「ヨ、ヨハネじゃなくていいの?」
善子「『善子お姉ちゃん』でいいのよぉ!」ナデナデ
ルビィ「うぇえ〜!なんか怒ってるよぉ〜」
善子「……」ナデナデ
ルビィ「……よ」
ルビィ「善子……お姉ちゃん……?」
善子「……」ナデナデナデナデナデナデナデナデ
ルビィ「ちょ、髪が!髪が痛む!」 --------------------
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善子「ふぅ」
花丸「満たされた顔してるねぇ」
善子「とりあえず今起きたことは忘れなさいよ。アンタら」
ルビィ「えぇ……そんな無茶な……」
花丸「教室の皆も見てたけど……」
善子「うそぉ!?」
ルビィ「うゅ……」
善子「しまったぁ……我を忘れすぎたわ……」
ルビィ「……」サッサッ(髪を戻している)
善子「……あ!てかルビィ!」
ルビィ「え?」
善子「アンタ……他にはママから何も聞いてないでしょうね!?」
ルビィ「?他に?」
善子「なんか変なことよ!私が聞かれていかにも困りそうなこと!ママ口軽いから!」
花丸(心当たりはあるんだ……)
ルビィ「あー」
ルビィ「えーっとね」 ルビィ「善子ちゃんが今でも月に1回くらいお母さんと一緒に寝てることとか……」
ルビィ「成績が下がったせいでお父さんに堕天使グッズを取り上げられたせいでずっとへそ曲げてて、仕方がないからお父さんがケーキ買ってきてあげたらやっと機嫌が治ったこととか……」
ルビィ「お母さんが学校の生徒の話をするとちょっと焼きもち妬いて拗ねちゃうこととか……」
ルビィ「多分聞かれたら困ることってそういうことだよね?」
善子「……」
ルビィ「善子ちゃんのお母さんなんでも教えてくれたよ!」
善子「……」
善子「あの女ぁ……!」 元々>>28みたいな善子ちゃんが聞かれたら恥ずかしいことを暴露される流れで書こうと思ってたけど、なんかよしルビメインになっちゃいました。 善子が善子ママに仲よさげに話すかな
あの子どう見ても反抗期でしょ |c||^.- ^||「真実を明かす時が来たようですね、サファイア…」 これ母親かなり最悪だな
善子が自殺しかねない
自分もかつて少女だったはずなのに思春期を理解しない母親って多いよね、どういう頭なってんだろう >>39
いくら善子ちゃんでもそんなにメンタルよわくない! >>39
毒親持って大変だったな
辛かったのはわかるからフィクションはフィクションとして割り切ろうや 開き直る流れ笑った
いつも読んでるぞ家さん、これからも書いてくれ 娘の気持ちを知ったママが代わりにルビィちゃんに伝えてあげたんだぞ マザコン善子が可愛すぎる
¶cリ˘ヮ˚)|
↑
かわいいなこいつ `¶cリㆆ_ㆆ)|ジ- ⌒°(・ω・;)°⌒ ヨ..ヨハネシャマ..? 面白かった
けどいつもと比べてキレは少し足りなかった ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています