海未「はぁはぁ……」
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
絵里「海未、おはよう」
海未「……ぁ、絵里。おはようございます」
絵里「寝不足?あんまり寝れてなさそうだけど」
海未「大丈夫ですよ。練習する頃には目を覚ましていますから」
絵里「そういう問題じゃなくて。あなたスクールアイドル活動と弓道と家での習い事を両立させてるんでしょう?」
絵里「普通はそんなに多くのことはできないわよ。少しは休みなさい」
海未「いえ、全部きちんとする代わりに自由に動くことを許されていますから……」
絵里「言っても無駄ね」ゴソゴソ
絵里「これあげる」
海未「……なんですか、これ?」 海未「軽いですが、中に何か入ってますよね」
絵里「い、今は出さないで!」
海未「えっ?」
絵里「それはね、お守りみたいなものだから」
絵里「いい?あなたが何かにどうしても耐えられなくなった時、人目のないところでソレを使いなさい」
絵里「中にはナイロン袋が入ってるから、巾着袋から出さずにそのナイロンを開けて、鼻から吸い込むの。いいわね?」
海未「鼻から吸い込む……?あの、なんなんですかこれ」
絵里「きっとあなたの人生の助けになるものよ。遅れるから先行くわね」
海未「……」 海未「……zzz」
「……のだ。園田!」
海未「っ!!!」バッ
「忙しいのは知ってるからしばらく寝かせておいたけど、さすがに寝すぎだぞ」
海未「す、すみません」
「課題でプリント一枚追加な」
海未「…………」 穂乃果「海未ちゃん、ご飯食べよー」
海未「いいですよ」
ことり「海未ちゃん、すごい寝てたね。大丈夫?」
海未「お見苦しいところをお見せしました。大丈夫ですよ」
穂乃果「ご飯をしっかり食べればお昼は元気になるよ!」
海未「穂乃果は昼も寝てるじゃないですか」
「失礼します。園田先輩いますか?」
海未「あなたは弓道部の……」
「新人大会の練習をしたいんですけど、上級生の監督がないと道場が使えないので一緒に来てもらえませんか?」
海未「……」
海未「はい、いいですよ」
海未「すみません、二人で食べてください」
穂乃果「……海未ちゃん」 海未「……」フラフラ
ことり(海未ちゃん、結局一口もご飯食べずに放課後の練習になっちゃったけど大丈夫なのかな……?)
海未「あっ」ステン
絵里「えっ」
凛「海未ちゃんが……ダンス練習でこけたにゃ」
真姫「ちょっとー。集中しなさいよ」
穂乃果「海未ちゃんがこけるなんて普通じゃないよ!」
真姫「わ、わかってるわよ……海未、大丈夫?」
海未「すみませんでした。こんなことで中断させてしまって。続きをお願いします」 にこ「駄目。部長命令よ、あなたは休みなさい」
海未「え……」
にこ「今のあんたは、この中の誰よりも輝いてないわ。そんな人にこれ以上練習を続けさせるわけにはいかない」
にこ「……部室のブランケットとかなんでも使っていいから休みなさい」
海未「……すみません。失礼します」 海未「…………」
海未「私、どうしてこんなところに一人でいるのでしょう」
海未「もっとやることが……頑張るべきことがあるのに」
海未「頑張らない私に、存在する意味なんてないのに……」
ゴソゴソ
海未「これ……」
海未「……」キョロキョロ
海未「粉……?」
海未「鼻から……ですよね。点鼻薬みたいなものだと思えば平気ですよね」
海未「すぅーーーっ」
海未「………………」
海未「っ!!?」ビクンッ
海未「はぁ〜〜〜っ❤❤❤」 絵里ちゃんの濃厚なワキ汗から精製したエリート塩キメたか
これは戻ってこれなくなるぞ ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています