千歌「しいたけ〜……!なんとかして〜……!」イノシシ「ブオオオオオオオオオ!!!!!!」
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イノシシ「……!!……ッ!!」
千歌「……」
イノシシ「……ブオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!」
千歌「!」ビクッ
イノシシ「……!!……ッ!!!!!!」
千歌「ひ……!」
千歌(なんで……なんでこんなことに……!)
千歌(ただしいたけのお散歩してただけなのにぃ……!)
イノシシ「ブオオオオオオオオオ!!!!!ブゴッ!!!!!!!!ブゴッ!!!!」
千歌(なんで目の前にイノシシが……)
しいたけ「……」 イノシシ「……」ザッザッ
千歌(砂蹴ってる……今にも襲いかかってきそう……!)ガタガタ
千歌「ひ……!ひぃ……!」
しいたけ「……」
千歌「……!そうだ!」
千歌「しいたけ〜……!しいたけぇ〜……!」
しいたけ「?」
千歌「ムリも承知でお願いするのだ!」
しいたけ「……」
千歌「な ん と か し て ! !」
しいたけ「……」
千歌「……」
しいたけ「……!」ダダダダダダダ
千歌「あっ、逃げた!このバカ犬!!」 しいたけ「……!……ッ!!」ダダダダ
千歌「待ってー!一人にしないでってば〜!!」ダダダダ
イノシシ「……!」
イノシシ「ブゴオオオオオオオオオオオオオオオッッ!!!!!!!!!!」ノシノシノシノシノシノシ
千歌「ひぃーー!!!追っかけてきた!!!!!」
ダダダダダダダ
千歌「ひっ……!ひぃ……!ひぃひぃひぃ……!……!!後ろまだいる!!!ぎゃああああああああ!!!!」ダダダダダダダ
イノシシ「ブゴッ!!ブゴッ!!!!」ダダダダダダダ
しいたけ「……!……!」ダダダダダダダ
千歌「……!…………」
千歌「……?」タッタッタ……
千歌(あれ?もしかして……)
千歌(イノシシって……)チラッ
千歌(案外走るの遅いのだ?) 千歌(この感じ……この距離感)
千歌(意外と逃げ切れるかも……?)
イノシシ「ブゴォ……!ブゴォ……!」ノシノシノシ
千歌「……」
千歌「しいたけ!しいたけ!」
しいたけ「?」
千歌「もう逃げる必要ないよしいたけ!見て見て!ほら!」
しいたけ「……」
千歌「イノシシさん疲れ切ってるのだ。もう息も切らしてるよ!」
しいたけ「……」
千歌「これなら安心!な〜んだ、そんなに怯える必要なかったよぉ」
しいたけ「……!」
千歌「もおー、おどかせてー」
しいたけ「……ワンっ!w」
千歌「お、いいぞー。もっと言ってやれしいたけ!」
しいたけ「ワンっ!wワンっ!wくぅ〜んw」
千歌「やーい、ベロベロバー!」
イノシシ「……」
イノシシ「……」
イノシシ「……」ブチン イノシシ「ブオオオオオアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
千歌「へ?」
しいたけ「!?」
イノシシ「……………………ッッッッ!!!!」ノッシノッシノッシ
千歌「わ、わ!」
千歌「また急に近付いてきた!!」
イノシシ「……………………!!!」ノシノシノシノシノシノシノシ
千歌「え、ちょ、速くない!?速いよ!!!ちょっと!!!」
しいたけ「!!!」
千歌「逃げなきゃ!!!」
しいたけ「……!」ダダダダダダダ
千歌「あ、また自分だけ先に逃げて!バカ犬!」
しいたけ「……!」ニコッ
千歌「なんで微笑みかけてきたの!?なに!?今生の別れ!?ふざけんなぁ!自己保身犬め!!」 〜数分後〜
千歌「はっ……!はっ……!!」
イノシシ「…………!」ドスドスドスドス
千歌「ひっ……ひぃ!追いつかれる……追いつかれちゃう……!」
千歌「しいたけは遥か先に行っちゃったのだ……どうして逃げ切れるのだ……?このイノシシ……確かにそこまで速くないけど……かといって遅くもないよお……!」
イノシシ「…………!」ドドドドド
千歌「わっ、もうムリ!すぐそこまで来てる!!」
イノシシ「……ッ!」グワッ
――――――
そう、高海千歌は知らなかったのだ
犬はイノシシより足が速いということに
そこには明確な序列が存在する
イノシシは動物界で最も足が遅い動物なのである(出典:干支)
しかし、それと反して、高海千歌はある言葉は知っていた
そう、イノシシに関する言葉……
―――
千歌「……!そうだ!」 千歌「直線的に逃げるからダメなのだ!イノシシ相手には……こうだ!」
千歌「えいっ」クイッ
イノシシ「!?」
千歌「えっへっへー、曲がればイノシシは追ってこれないんだよね!知ってるよ!」
千歌「イノシシって直進しかできないんだよね!(出典:猪突猛進)」
イノシシ「……!!」アタフタ
千歌「……ふう、これでひとまずは逃げ切れそうだけど…………」
千歌「それにしてもどうしよう。イノシシなんて。沼津にもいたんだねえ」
千歌「なんとかしないと、他の人に被害が出ちゃう……」
イノシシ「……!!……!」
千歌「なんとかしないと……」
パァン!!!パァン!!!
千歌「!?」 千歌「い、今の音は……!?それにこの匂い……」
イノシシ「……ブオオオオオオオオオ!!!」ジタバタ
千歌「あっ!血!!?」
イノシシ「……ブ、オォオ…………」
イノシシ「……」バタッ
千歌「撃……たれ、た……?」
千歌「……」キョロキョロ
千歌「あっ!」
果南「またせたね」
果南「……」フッ
果南「千歌」
しいたけ「ゥわんっ!」
千歌「……か」
千歌「果南ちゃんとしいたけと猟銃だぁあ〜!!」 果南「怪我はない?」
果南「まったくイノシシだなんて。珍しいこともあったもんだよ。冬眠明けなのかなん?」
しいたけ「……!」ヘッヘッヘッ
千歌「果南ちゃ〜ん!」ダキッ
果南「こらこら、そんな抱きついちゃって。怖かったんだね」
果南「今は硝煙臭いから離れた方がいいぞー」
千歌「怖かったよお……!死ぬかと思った……!」
果南「だからあれほど猟銃は持っとけって言ったのに。こういうこともたまにあるんだから」
千歌「言われた覚えないけど嬉しいよ〜!」
果南「ま、しいたけのおかげだよね」
千歌「しいたけの?」
果南「そ。こいつが私のとこに走ってきてさ。なんか千歌がやばいっての教えてくれたの」
しいたけ「……」コクコク
千歌「……か」
千歌「かしこいぞぉ〜!しいたけぇ〜!」 しいたけ「……」ヘッヘッ
千歌「うんうん、わーかってるわかってるよ!今日はいつもよりいーっぱいご飯食べていいからね!」
しいたけ「♡」
果南「あ、それじゃあさ。しいたけのエサなんだけど……」
千歌「ん?」
果南「これ食べよっか。猪」
千歌「えぇ〜っ!?」
果南「大丈夫。屠殺に血抜きはできるから」
果南「皮剥ぐのは苦手なんだけどね。まあ剥ぐしちゃえばいいんだよ、ノリで」
千歌「流石にしいたけも1頭は食べきれないよ……」
果南「じゃー、皆を呼んでパーティだ!猪汁パーティ!」
果南「美味しいよ!」
千歌「……本当に美味しいの?」
果南「絶品だね!今なら干物も付くよ!」
千歌「……じゃあ食べるー♡」
果南「よっしゃー!」 こうして……Aqoursで新鮮な猪汁パーティを行い、皆はお腹を存分に満たした。
しいたけもお腹いっぱい食べたが、バカ犬だの自己保身犬だのよく分からない罵倒をされたことについては割と禍根が残った。
なお今後もイノシシが現れる危険性については小原家が対策を講じていくらしい。 書いてほしいssを書くスレ
http://fate.5ch.net/test/read.cgi/lovelive/1552925109/
元ネタこのスレの>>35
勝手に書いちゃったけど許して。
ss書く練習のために即興で書かせて頂きました。 乙 いのししが撃たれたとこでウルッときた俺はもうダメかもしれない いのしし撃たれないと千歌ちゃんかしいたけでウルッとする事になんだぞ!! ようつべにイノシシ狩猟してる動画あるから観てみるといい >>13
>果南「皮剥ぐのは苦手なんだけどね。まあ剥ぐしちゃえばいいんだよ、ノリで」
他に剥ぐのが得意なものがあるような言い草ですねえ ラブライブ!山斜陰!
ぜひ岐阜県の飛弾地方を聖地に頼む なんか知らんけど猟銃じゃなくて音速拳で読み進めてた
先入観ってすごい ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています