善子「な、なっ、なんっ……!?」

善子(そうかっ、磁力を利用して、学校のかべに張り付いて!)

善子(でもどうしてここが!? リリーは何してるのよ!)

ルビィ「変だと思ったんだ」

ルビィ「連絡しても一切、返事がないから」

ルビィ「不安は、確信に変わる。だからそんな後悔をしないために」

ルビィ「花丸ちゃんを探した」

善子「く……」

ルビィ「屋上から落ちそうになった花丸ちゃんを見つけて、スタンドで一気に飛んだ。おかげで壁に穴あきそうになったけどね」

善子「……そう」

善子「予定外ね…でも、もう関係ないわ!」

善子(『デイドリーム・ウォーリアー・スリリング・ワンウェイ』の幻覚をみせて、終わりよ!)

善子(ふたりまとめてよっー!)

善子「『デイ』…」

ドシュッ!!

善子「…は?」

ルビィ「……」

腹部に、…最初から所持していたのか、カッターを突き刺す。

ルビィ「……」


花丸『ルビィちゃん、…まると、同じ、……ように』


ルビィ「……任せて、花丸ちゃん」

善子「っ、あんたっ、いったい……っ!」

善子「なんなのよっーーー!!!」