ルビィ「ウュウュの奇妙な冒険」
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ルビィはごく普通の女子高生!
一つ違うとすれば、それは産まれつき幽波紋(スタンド)が発現していること。
聞かれたって困る、発現しているものはしちゃったんだもん。
まあっ、スタンドはスタンド使いにしか見えないんだし、特に困ったことはないんだけどね!
ルビィ「おねえちゃ〜ん! はやく学校いこ〜」
しかし呼んでもお姉ちゃんは出てこない。
ルビィ「あれ?」
一度部屋に戻り、中を覗くと……そこには血塗れのお姉ちゃんが倒れていた。
ルビィ「おっ、お姉ちゃん!?」
ダイヤ「る、ルビィ…逃げなさい…」
ルビィ「窓が割れてる……! 誰かいる!?」 >>146
もうちょっと叫び声とかジョジョっぽく書いてくれ…… 『5部メインテーマ』
ルビィ「誰かを助けたいだけだよ」
ルビィ「そのためにっ! 誰かを傷つけることになっても!」
ルビィ「そこに一切の躊躇はしない!」
善子「くっ、ぐぅっーーー!」
善子「『デイドリーム・ウォーリアー・スリリング・ワンウェ』……」
ルビィ「『レッド・ジェム・ウィンク』!」
善子「ぐぅ!?」グイッバァン!
善子(背後のドアと!!)
善子「はっ!?」
ルビィ「ウリュウリュウリュウリュウリュウリュウリュウリュッッウ゛リュァッー!!!」
バゴーンッ!!
善子「に゛ゃっっ…」ガクッ
ルビィ「……」
ルビィ「もう、誰とも争わない、ことは無理みたいだね…」
津島善子 再起不能(三週間の入院) ーーー
梨子「……」
聖良「善子さんも、やられてしまったようですね」
聖良「予想よりも敵は驚異のようですね。油断もあったのかもしれませんが…」
梨子「……」
梨子「…よ」
聖良「はい?」
梨子「もう待った無しよっッッ!!」
聖良「っ! やめなさい!」
ダァンッ!!
梨子「『ピアノフォルテ・モノローグ』」 ゴゴゴゴゴゴッ……
聖良「なんてことをっ、それはボスが命を落とすレベルの緊急事態にのみ使えと……!」
梨子「善子ちゃん…鞠莉さん…」
梨子「わざわざ二人を向かわせなくてもっ、私のスタンドが発動すれば一瞬で片付くことじゃあないの!!」 梨子「もう止められないし、止めないわよォォッーーー!!」
ーーー
ゴゴゴゴゴゴッ…
ルビィ「わっ、わわっ!」
花丸「な、なに!?」
ルビィ「地震……?!」
ゴゴゴゴゴゴッ…! 花丸「あ、ぁ、ぁ……」
ルビィ「な、なに、あれ…」
花丸「つ、つ、つ……」
花丸「津波ぃい〜〜〜!?」
ーーー
聖良「なんてことをっ、今すぐにとめなさい! まだあなたのチームがいるでしょう!?」
梨子「……」
梨子「『ピアノフォルテ・モノローグ』……」
梨子「地震を起こすことができる、スタンド」
梨子「……『おこす』、ですから。もう止められませんよ」
聖良「っ!」
梨子「最初からこうすればよかったんですよ」
梨子「こうすればっ、なにもかも……!」
ヂィィィンッ!!!!
ー〜ー
ルビィ「……え?」
花丸「あ、あれ…」
ルビィ「……地震、おさ、まった…?」
花丸「で、でも……津波が…きてた、よね?」 ルビィ「……」
ルビィ「建物だって、崩れてた…なのに」
花丸「……」
花丸「つ、疲れてるのかな。最近いろいろあったし…」
ルビィ「……」
ーーー
梨子「え…」
聖良「……ボス」
『なにをしてるの? 梨子』
梨子「……」
『私のスタンドを発動させなければ、町は災害に飲まれ、再起不能になるところだった』
『今後は気を付けるように』
『そして、あなたのスタンドは。私の前では無力であることを覚えておくように』
梨子「……はい」 聖良「…ボス。ここからは?」
『任せる。……だけど、ルビィは殺さないこと』
聖良「わかりました。では、私が行きましょう」
ーーー
花丸「昨日のあれはなんだったんだろうね」
ルビィ「わからない…でも、間違いなく悪いことが起きようとしてる」
花丸「うん……」
花丸「…そ、そういえば、ダイヤさんって、まだ…?」
ルビィ「あ、ううん。もう時期退院できそうなんだ」
花丸「そっか、よかった…」 ルビィ「……」
花丸「……」
ルビィ「ねえ、花丸ちゃん……この道、こんなに長かったっけ」
花丸「…そういえば」
花丸「なかなか…景色が…、」
花丸「あれ、この看板、なんでまた…」
ルビィ「……なんで誰ともすれ違わないんだろう」
ルビィ「……まさか」
聖良「そう、そのまさか。『ドロップ・アウト』、私のスタンドの能力です」
花丸「!?」 ルビィ「…」
聖良「ボスのことを嗅ぎ回っているようですね」
聖良「少々おいたが過ぎるようなので、ここで二人まとめて始末…と、あなたは生け捕りでした」
ルビィ「花丸ちゃん…」
花丸「わかってるよ…!」
ルビィ「『レッド・ジェム・ウィンク』!」
ルビィ「え」
聖良「ぼけっとしてる場合じゃないですよ」
ドゴムンッ!
ルビィ「けひっ!?」
ルビィ(なっ、んで動けっ、て……!?) 日曜日夕方頃再開。
聖良さんの能力を思い付いたものの、倒し方が思い付けない 本家だって無理やり倒してるの多いし楽しみに待っときます R・G・W ゴールドエクスペリエンスに覚醒させれば倒せる ルビィ(こ、このっ…スタンドの能力か)
ルビィ(一度距離をとって戦うしか…)コツンッ
ルビィ(えっ?)
花丸「る、ルビィちゃん! おかしいよ! 」
花丸「まるで見えない壁があるみたいにっ、この景色から向こう側に進めない!」 ルビィ(本当だっ、目に見えない…壁のようなもの…!)
聖良「後ろだけではないですよ」
花丸「前も…!」
聖良「もう脱出不可能です、既にあなた達は私に敗北したのです」
ルビィ「なにを…!」
聖良「『ドロップ・アウト』は二つの決めた座標の間に空間を作り出す。透明な箱のようにね」
ルビィ(でもっ、だとしたらあの景色の変わらない、まるでループしてるかのような現象は…!?)
聖良「空間を切り取る、という方が正しいでしょうか。私の意識次第で『箱のように』出来るし、『その空間だけの世界にできる』」
聖良「同じ場所をぐるぐる回っているように思えたのは、それが原因です」 ルビィ「なんて厄介な……」
聖良「ふふ、戦いというものは、相手にどれだけ対応しにくいと思わせるかが重要なのです」
ルビィ「……」
聖良「さあ、戦いを始めましょう。一方的にいたぶるだけの事を、戦いと呼んでいいのかはわかりかねますがねェ〜〜〜」
花丸「……」
花丸(だめ…『ワクワ・クウィーク』も、壁の向こう側じゃ発動しない…)
ルビィ(攻撃することもできない…磁力で引き寄せることも、対象にすることもできない……)
ルビィ(どうすれば…) 聖良「そぉれぇ!」ボグゥ!
ルビィ「くっ、ぅぅ…!」
ルビィ「ウリャァッーーー!!」
聖良「ふんっ、遅い遅い!」シュババババッ!
ルビィ「うっ、ぐ!」 ルビィ「っ、そっちはこの空間への影響は受けないの…!」
聖良「ええっ、私がなかに入ったときは、まるで□が凹のように、形が変形すると思えばわかりやすいかっ、と!」
聖良「ふふ、そしてこんなことも出来ますよ」
聖良「『ドロップ・アウト』!」
花丸「え? ふぎゅっ!?」
ルビィ「花丸ちゃん!?」 花丸「つ、つぶされっ……!?」
ルビィ「見えない壁を狭めて…!?」
聖良「その通り。ふふ、このまま押し潰してミンチにすることもできますよ」
ルビィ「!」
聖良「ほら、こんな風に…」
ギチギチギチッ!
花丸「うああぁっあっーーー!?」
ルビィ「花丸ちゃん! こ、このっ、ぴっ!?」ガァンッ!
ルビィ(ルビィまで…!)
聖良「文字通り、手も足も出ないでしょう?」
ルビィ(ど、どうしようもない…む、無敵か……!?)
聖良「さて、あとは気絶するまで押し潰して──」
『ハッピー・パーティー・トレイン』
聖良「っ!」 バババババっ!
ルビィ(!?)
花丸「ふぁっ…!」ポサッ
聖良「…あなたは」
果南「私の可愛い後輩たちになにしてるのかな〜」
花丸「果南ちゃぁん!」
聖良「……どうやってここに」
聖良(おかしい。『ドロップ・アウト』の能力で、この空間への侵入なんてできないはず)
聖良(見えない壁への侵入なんて、…)
聖良(どうして……)
果南「なんかさ、聞き覚えのある声が聞こえるなー、って思って。来てみたらこれだもん『ハッピー・パーティー・トレイン』がなきゃこれなかったけどね」 聖良「…いえ、ありえない。そう言うならっ、もう一度やってみることですね!『ドロップ・アウト』!」
ルビィ(っ! 果南ちゃんの空間の壁も狭めて押し潰す気だ!)
ルビィ「果南ちゃん! 壁が迫ってくる! そのままじゃ、押し潰される!」
果南「うぉっ」ガァンッ!
聖良(今までこれを破ったものはいない。ボスでだって壁自体は壊すことはできなかった!)
果南「『ハッピー・パーティー・トレイン』…」
聖良「ふんっ、知ってますよ。機関銃ごときじゃ、この壁は…」
果南「『スカイ・ジャーニー』!」 ガシャコンッ!
聖良(? 機関車が変形して…?)
果南「あーまー! ていく、おん!」
ガシャン!ガキィンッ!!
ルビィ(スタンドと合体した!?)
聖良「昔の特撮じゃあないんですから。今ごろそんなもので…」
果南「ふんぐぐぅぐぐ……!」
ゴゴッ… 果南「うんぬぬぬぬくっ!!」
ギィギギキキッン!!
聖良「な、んですっ、てェ……!?」
聖良「そんな、そんな馬鹿な!?」
花丸「いけー! 果南ちゃんー!」
ルビィ(なんて怪力…!)
聖良「っ、ど、『ドロップ・アウト』!」
果南「ふんむっぅ!!」
バッリィィーンッ!!
聖良「っな……!?」
聖良(そんなっ、まさか……!?)
果南「終わり?」 聖良「っく、ぐ! 『ドロップ・アウト』!」
果南「オラァッ!!」
バッリィィーンッ!!
聖良「っあっ……!?」
聖良(そ、そんな……戦車が突っ込もうと、旅客機が突っ込もうと壊れないはずの……壁が…)
果南「聖良はさ、試したの?」
聖良「ぇ…」
果南「壊れるかもしれない、なんてことを想定して、壁の限界をさ」
ジリッ…
聖良「っ、…!」タジッ
聖良「こ、来ないで! それ以上来たらっ、二人をここで押し潰して…!」
果南「うん。わかった。行かなければいいんだね」
聖良「え?」 聖良「…なにを」
ルビィ(果南ちゃん…?)
果南「ルビィ、花丸…動かないでよ…」ボソッ
花丸「え…?」
聖良「あなた、いったいなにをする気──」
果南「あぁ、それと。さっき壁を壊したときの力の割合は」
果南「全力の三割くらいだから」 聖良「はっ…?」
果南「ルビィ! 花丸! 頭伏せてしゃがんで!」
ボゥッッ!!
ゴババババババッ!!!
果南「くらえっ、ロケットパーーーンチィッィ!!!!!」
ッドゥッグォゥンッ!!!
聖良「あ」 バギャァィァァン!!
花丸「ふぁぁぁぁあ!?」
ルビィ(うわっ、なんてっ、ば火力!)
ビュウオオオオオッ!!!
ルビィ「っ、『レッド・ジェム・ウィンク』!?」
花丸「うわっ、と!?」ビタッ
ルビィ(と、飛ばされるかと思った…)
果南「ふう…」ガシャコンッ
果南「さあ、次は当てるからね」
聖良「ひっ…!」 聖良「お、落ち着きましょう!? わ、私ここで退散しますっ、あなたたちの前にはもう現れないっ…!?」
果南「人の後輩二人を殺そうとしておいてよく言うよ」コキッ,コキ
聖良「ひっ、ぁっ、ぁあっ…!」ダッ!
果南「ルビィ!」
聖良「あっ、ん!?」ビダァンッ!
聖良(か、からだがっ、電柱に張り付いて!う、うごかない…!?)
聖良「!」
果南「さぁ、お仕置きだよ」
聖良「まっ、まって! そんなの食らったらし、死んじゃ……」
果南「ゥオラァッッ!!」
聖良「──」
ドゥグァァァッン!!! パラ,パラ…
聖良「──」
果南「……次こんなことしたら、本当に顔面にぶちこむからね」
果南「わかった? ……聖良?」
ッッ…
果南「ん?」
聖良「へ、へ、ぁ……」チョロロロ…
聖良「」ガクッ
花丸「聖良さん、失禁して失神したずら…」
ルビィ「いやするよあんなの…」
ルビィ「ルビィだったら大きい方もやっちゃいそう…」 果南「ま、なにはともあれ」
果南「私の勝ちね」
鹿角聖良 再起不能(トラウマ)
ーーー
『……』
梨子「聖良さんまで…というか、果南ちゃんが戻ってくるとは」
『……そう。…、…』
『……いいわ。そうじゃないと』
『梨子。あなたはここで待ってて』
梨子「出向くんですか?」
『あなたたちが不甲斐ないからね』
梨子「……」
『冗談よ。……あなたは同級生の相手でもしてなさい』
梨子「千歌ちゃんと曜ちゃんについては、もう気にしなくても?」
『一応はしておいて。……さ、終わらせに行くとする』
ーーー 花丸「うわ〜ん! 怖かったよ〜!」ダキッ
果南「あぁもう、よしよし」
ルビィ「果南ちゃん、でもどうして…」
果南「私はほら、洗脳されてただけだし…」
果南「やっぱり、後輩たちが危ない目にあってるなら、助けてあげないとね」
ルビィ「…果南ちゃん」
果南「それに、なんだか難しいことになってるみたいだしね」 ルビィ「……うん」
果南「つまりさ、ルビィはダイヤを襲ったやつを成敗したい! ってことでいいんだね?」
果南「だったら私も協力するよ。もう手を出しちゃったし」
花丸「果南ちゃんがいれば百人力ずら〜」
ルビィ「…ありがとう、果南ちゃん」
果南「いいのいいの」
果南「さて、そこの延びてる聖良は……」
ルビィ「っ……!」
花丸「え?」
「調子に乗りすぎたようね」 ルビィ「……り」
ルビィ「理亞、ちゃん…」
理亞「ようやく会えたわね、ルビィ」
理亞「あの日以来ね」
ルビィ「……」
ルビィ「まさか、あの朝、お姉ちゃんを狙ったのは…」
理亞「えぇ、私よ」
理亞「……私がやったわ」 ルビィ「……なんで」
理亞「言ってもわからないわよ……」
理亞「それに。私がここにいる理由は、ただ一つ」
理亞「…姉様の仇」
果南「いや、死んでないけど…」
理亞「それと、ルビィ。あなたを……!」
ルビィ「ウリィイャァッーーー!!」
理亞(聞く耳なし。そりゃそうか、ならここはっ、悪として振る舞おう!)
理亞「『クラッシュ・マインド』」 ルビィ「……?」
ルビィ(なに? なにもない、けど…)
花丸「ぅ、あっ、ぁ…!」
ルビィ「! 花丸ちゃん!」
果南「ぁがっ、だ……!」
ルビィ「果南ちゃん…?」
理亞「やりなさい」
果南「にがっ」 果南「『ハッピー・パーティー・トレイン・スカイ・ジャーニー』!!!」
ガシャコンガキンッ!!
ルビィ「!?」
ルビィ(まさか…)
シュルルッ!!
花丸「『ワクワ・クウィーク』!」
ルビィ(やっぱり…、理亞ちゃんのスタンドは!)
ルビィ(人を操る…能力!)
ルビィ(そうかっ、あのときの! イカゲソの芽は!)
果南「ウァラァッ!!」
ルビィ(いやっ、今はそれどころじゃない!)
ルビィ「『レッド・ジェム・ウィンク』!」
ルビィ「うごっ!?」
果南「がぁっ!」
ルビィ(嘘でしょっ、磁力で反発させてっ、この勢い……!?)
ルビィ(殴られてるとしかっ、思えない!) ルビィ「うぁっ!?」
ルビィ(だめだっ、接近戦は不利だ!)
ルビィ(離れるしかない!)
シュルルッ!!
ルビィ「うわっ!?」ガクンッ
ルビィ(花丸ちゃんの『ワクワ・クウィーク』!)
ルビィ(足に絡まって…!)
ルビィ「!」
果南「ンンッ!!」ブォンッ!
ルビィ(やっ、やっば……!?) 理亞「……」
理亞(こんなものなの? ルビィ…)
ルビィ「ぐっ!」
ルビィ「『レッド・ジェム・ウィンク』!」
ブォンッ!
果南「ん!?」
ビダンッ!
ルビィ(受けられないなら、近づけさせない!)
ルビィ(しばらく壁に張り付いていてもらおう…)
ゴゴゴゴ…
ルビィ「ん?」
果南「っ、ふ、ぐぐぐぐ!」ググググッ!
ルビィ「えぇ!?」
果南「ぅがぁぉぁぁ!!」ドシンドジドシンッ!!
ルビィ(どうして!? 能力は…いやっ、ちがう!)
ルビィ(強引にッ! ただ純粋な! 果南ちゃんのパワーでごり押している!)
ルビィ(でもいくらなんでも…!)
理亞「……」 理亞(『クラッシュ・マインド』。洗脳と同時に身体能力共に、強化する)
理亞(私自身が直接戦うことはない)
理亞(…いざとなれば、戦うけど)
ルビィ(う、あ、ぁぅ!)
果南「ヴんっ!!」
ルビィ(──)
ビゴンムッ!!!
ルビィ(うぎっ!)
ルビィ「えぽっ」ゲポッ ルビィ(や、やばいでしょっ、これ…!)
ルビィ(直接当たって、ないのにっ、これは…!)
ルビィ(だめだっ、二人を相手してたらっ、いつまでたってもッ終わらない!)
ルビィ(このままでは…!)
ルビィ(やっぱり、理亞ちゃんのスタンド能力を解除させるしかない!) ルビィ(……)
ルビィ(よし。なら…!)
ルビィ「『レッド・ジェム・ウィンク』! ルビィと理亞ちゃんを引き合わせて!」 理亞「!」グイッ!
ルビィ「!」
ギュムッ!
果南「ぁ…」ピタッ
ルビィ(やっぱり、これだけ近ければ、迂闊には…)
理亞「離れない…」
ルビィ(さて、ここからどうするか) 理亞(……)
理亞(ちょうどいいわ、時間が経てば経つほどに。あなたは不利になる)
ジュクジュク…
理亞(いや、果南の方はもうすぐかな?)
理亞「『クラッシュ・マインド』の、真の能力」
ルビィ「?」
理亞「ねぇ、ルビィ。今なら間に合うのよ。だから考え直して?」
ルビィ「なにを…」 理亞「あなたを今助けられるのは、私だけなの」
ルビィ「……なにを。人の…姉を……襲って…!」
理亞「……いいわ。言っても聞かないでしょ」
理亞(さぁ、黙らせるわよ)
理亞(『クラッシュ・マインド』!!) ポシュウウウウ!!
ルビィ「?」
ルビィ(果南ちゃんのおでこのイカゲソから煙が…)
モコモコモコ…
クラマイ『おぉぉっし! やっとかァ! 理亞ァ!』
ルビィ「!?」
ルビィ(せ、聖良さんの声!? で、でも…)
ルビィ(いやっ、これは…自立型スタンド!?) クラマイ『……いや、なにくっついて? そういう趣味でもあったっけ?』
理亞「ちがう、これはルビィの能力」
クラマイ『まあなんでもいい。…今度は』
クラマイ『へえ、こりゃまた。ものすげーパワーのスタンド』
ルビィ(なに? なんの話を…) クラマイ『じゃぁ〜〜〜よぉっ! こうか!』
クラマイ『「ハッピー・パーティー・トレイン・スカイ・ジャーニー」!』
ルビィ「!?」
ガシャコンガキンッ!!
クラマイ『うぉぉーーー!! 力がわいてくるぜぇ〜!』
ルビィ(どういうこと…まさか、あのスタンド、洗脳した相手のスタンド能力もコピーできるの!?)
クラマイ『オッッラァッ!!』
ルビィ(なっ! すぐ後ろにっ理亞ちゃんいるのに!)
ルビィ「れっ、『レッド・ジェム・ウィんっ!?」
ボッグォッ!!
ルビィ「げはっッ!!」コパッ ビチャピチャッ!
ルビィ「ぅあ…」
理亞「けほっ…おっ、と。能力が緩んだわね、ルビィ!」
ルビィ「げほっ! えほっ…!」
ルビィ(な、なんで理亞ちゃんは平気なんだ…!?)
メキメキ…
ルビィ「!」
クラマイ・理亞『ワクワ・クウィーク』
ルビィ(ッ、腹に…なにかを成長させて、仕込んで…) 理亞「ふふ、驚いた? 驚くわよね」
クラマイ『私の能力はスタンドのコピー!』
クラマイ『とりついたあと、少しばかりの時間はかかるけどな』
クラマイ『コピーした能力は私と理亞が使えるようになるのさ! ただし、私がこうやって姿を見せてから一時間だけだけどよォ〜〜〜』
ルビィ(くっ、ぐ…!) クラマイ『それにぃ、忘れちゃいけない。こっちにはまだ洗脳した2人のスタンド使いもいる』
ルビィ(実質、1VS4……)
ルビィ(どう、する…)
ルビィ(……絶望的だよ) ルビィ(それでも……やるしかない!)
ルビィ「いつだってそう、絶望的だからこそ見えるものがある」
ルビィ「希望があるからこそっ、絶望がみえる!」
理亞「……」
理亞「そう…残念」
ルビィ「いくよ」 ダッ!
ルビィ(パワーじゃ果南ちゃんには敵わない。あの四人のなかじゃ、一番厄介なのは間違いない。磁力で止めることもできない)
ルビィ(だけど、…その攻撃は単調で大振りだ)
ルビィ(そこをつくしかない)
ルビィ(あとはどうにでもなれっ、いややるんだ!!) ルビィ「『レッド・ジェム・ウィンク』」
ルビィ「跳べ!」
自身を磁力の勢いに任せて、この場からおったんか退避。
ルビィ「人気のない、そして…」
ルビィ「岩…とかがいいかな」
理亞「いくわよ! 果南!」
果南が花丸と理亞を脇にかかえ、その場から思い切り跳躍し、後をおう。 ───
理亞「ここで決着つけようって?」
ルビィ「うん。……ここでね」
理亞(こんな誰も通りそうにない…)
理亞(ふん、これなら逆に果南にとっても有利。…なにを考えているのかしら)
ルビィ「いくよ!」
ブァッ!!
理亞「ん?」
バババババ!!
理亞(大量の岩を飛ばしてきたか)
理亞(そうね、あんな町中じゃそれはできない)
理亞(でもこれだけ自然が多い場所なら)
理亞花丸「『ワクワ・クウィーク』」
ギュルルッ!!
三人を包み込むように、大木となったそれが岩から守る。
ドガガガガゥ!!
理亞(この程度なら…)
クラマイ『理亞ぁ!!ぼけっとすんな!』
ルビィ(視界を消す必要があった!)
ルビィ(大丈夫っ、直前で止めるから死なないよ!)
理亞「まさかっ……!」
ルビィ「小原家のヘリコプターだぁぁぁぁ!!!」
ズッガァァァンッ!!!
果南「オラオラオラオラオラオラオラオラァ!!!」
ルビィ「ウユウユウユウユウユウユウユウユァ!!!」
クラマイ『だからいっただろ!』オラオラオラァ
理亞「ちっ…!」 理亞「くそっ!」
理亞(でも、数が数ならこちらが!)
ルビィ「おりゃぁ!!!」
ボグォ!!
理亞(『ワクワ・クウィーク』!)
理亞(ルビィの真後ろから貫いてやる!)
……。
理亞「なに!?」
理亞(どうしてっ、スタンドがっ、まだ一時間なんて経ってないのに!) クラマイ『二人分だから半分の三十分になったんじゃねえ?』
理亞「呑気に言わないで! こんなはずじゃ…!」
理亞「花丸! あなたがやりなさい!」
花丸「……」
理亞「花丸!!」 花丸「いっ、いや、だっ…!」
理亞「っ!」
花丸「うぐっ、ぐ…!」
理亞(そんなっ、まさか…『クラッシュ・マインド』から自力で抜け出そうって言うの!?)
理亞「そんなの!」
ピシッ!!
理亞「ひっ!」
果南(うっ、うぐっ…!)
ルビィ(果南ちゃんも意識を取り戻してきてる…これなら!)
ルビィ「よしっ、これで届」 ルビィ(果南ちゃんも意識を取り戻してきてる…これなら!)
果南(うっ、うぐっ…!)
理亞「ひっ!」
ーーー
クラマイ『だからいっただろ!』オラオラオラァ
ルビィ「ウユウユウユウユウユウユウユウユウァ!!!」
果南「オラオラオラオラオラオラオラオラァ!!!」
ズッガァァァンッ!!!
ルビィ「小原家のヘリコプターだぁぁぁぁ!!!」
ーーー
ルビィ「希望があるからこそっ、絶望がみえる!」 ルビィ(そこをつくしかない)
ルビィ(パワーじゃ果南ちゃんには敵わない。あの四人のなかじゃ、一番厄介なのは間違いない。磁力で止めることもできない)
ルビィ(だけど、…その攻撃は単調で大振りだ)
ーーー
ルビィ「ウリィイャァッーーー!!」
ルビィ「とどめ………え」
理亞「!」
果南「え?」
花丸「!?」 ルビィ「…こ、ここは…さっきの町中じゃ」
果南「んん!? あれ、何してたっけ…」
理亞「……!」
花丸「…、あ、あれ? おかしいな…さっきまでは…まだ…」
『なにをしているの? 理亞、さん?』
理亞「……ぼ、…ボス…」
ダイヤ「やめてください、その呼び方は」
ルビィ「…お、お姉ちゃん?」 ダイヤ「どうして私がここまで手を焼く必要が?」
理亞「ぼ、ボス! 私はまだっ、あが!?」ビドンッ
ルビィ「!?」
ダイヤ「あなたの『裏切り』を見逃してあげたことを、忘れたのですか?」
理亞「ち、ちがっ…」
果南「ちょ、ちょっとダイヤ! どういうこと?!」 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています