穂乃果「海未ちゃんに振られた」
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
穂乃果「明日からどんな顔して会えばいいのかわかんないよ…」 チュンチュン
穂乃果「…」
海未「…あっ、」
穂乃果「あっ」
海未「…おはようございます」
穂乃果「…お、おはよう…」
海未「…」
穂乃果「…」 穂乃果(海未ちゃんに対して第一声で「あっ」なんて言ったの初めてだよ…)
海未「…」
穂乃果「…」
海未「…ことりはまだなんですか?」
穂乃果「う、うん、そうみたい、だね…」
海未「そうですか、そうですか…」
穂乃果「…」
海未「そうですか…」
穂乃果「…」
海未「…」 穂乃果「…」
海未「…」
穂乃果「…」
海未「…」
穂乃果(…「宿題はやりましたか?」
「えっ、そんなのあったっけ!?」
「また忘れたのですか!?」
「うう、海未ちゃん見せてーっ」
「見せるのはダメです。教えてあげますから自力でやってください」
「うーっ、わかったよ…」
「もう、しょうがないんですから、穂乃果は…」)
海未「…しゅ、」
穂乃果「!」パァァ
海未「…あ、いえ…」
穂乃果「…」
海未「…」 👀
Rock54: Caution(BBR-MD5:1341adc37120578f18dba9451e6c8c3b) 穂乃果(こんな…こんなはずじゃ…もっと海未ちゃんと仲良く…一緒に…)ジワ
海未「…」
穂乃果(うう、ことりちゃんはやく来て…)グスン
海未「…」
穂乃果「…」
海未「…」
ことり「…」
穂乃果「…」
海未「…」
穂乃果「ほぇっ!?」 海未「ぅおはようございますことり!なんですか!来ていたのなら言ってくださいよ!もう!ことりは!もう!ことりは!」サスサス
穂乃果(ボディタッチ多い…)
ことり「えへ、なんか神妙な空気だったから…どうしたの?」
海未「嫌ですね、私たちが何をそんな空気を作る理由があるんですか!嫌ですね!ことりは!もう!ことりは!」
ことり「テンションどうしちゃったの?」
穂乃果「そうだよ、別に…なんにもないよ」
海未「そうですよね!穂乃果もね、こう言っていますから…学校にいきましょう。遅れますよ。まったくことりは、もう!ことりは…ふふ…」スタスタ
ことり(ぜ、全然穂乃果ちゃんのほう見ない…) 海未「…」スタスタ
ことり「ねえ、穂乃果ちゃん」コソ
穂乃果「なに?」コソ
ことり「ケンカしちゃったの?」
穂乃果「…ううん、そんなことないよ…大丈夫…」
ことり「…うーん…」
穂乃果「…」
ことり(そう言うわりには…穂乃果ちゃん、今にも死んじゃいそうな顔してるよ…) 海未「今日は天気がね、いいですね…快晴で…そういえば中学で習いましたね、空に雲が占めるのが一割以下なら快晴でしたかね、どうですかね、今日はね、雲は…」
ことり「そんなのも習った気がするね〜」
穂乃果「…」
海未「お天気と言えば降水確率ってあるでしょう、あれって不思議ですよね、降水確率10%ってどういうことなんでしょうね…お天気の神様のサイコロの出目の問題なんでしょうかね…」
ことり「確かに不思議だね〜」
穂乃果「…」
ことり(じ、地獄…) ことり(穂乃果ちゃんと海未ちゃんと一緒にいてこんなに居心地が悪かったことってないよ…なんなのこの空気…)
海未「私は天気はやっぱり晴れが好きですね、気分まで明るくなるような、そんな心地がしますからね…」
ことり(海未ちゃんはひとりで無限に喋り続けてるし…)
穂乃果「…」
ことり(穂乃果ちゃんは無限に黙り続けてるし…)
ことり(気圧差が!二人の気圧差がすごいよ!挟まれたことりはいまにも吹き飛ばされそうです!) 海未「そういうわけで、やはり太陽の力は偉大だなと感じるんですよね…『太陽みたい』と言うときはほとんど誉め言葉ですしね、μ'sで太陽のようと言えばやはり穂乃
穂乃果「!」パァ
海未「…………」
穂乃果「…」
海未「…」
ことり(ひぇぇえええ〜〜〜!!)
ことり(なっ…なに!?いまの…なに!?爆弾低気圧!?一応明るく振る舞ってた海未ちゃんと一瞬明るくなった穂乃果ちゃんの顔が…いっぺんに…真っ暗に…)
ことり(…これは…)
ことり(…わかんない!なに!?これ!) 海未「おはようございます」
ヒデコ「おっ、おはよー」
穂乃果「おはよ…」
ヒデコ「え、暗」
穂乃果「そんなことないよー」
ことり「おはよう…」キリキリ
ヒデコ「おは…え、大丈夫?」
ことり「うん…ありがとう…」
ことり(結局…なんにもわかんなかったよ…) 穂乃果「…」ペラッ
ことり(…穂乃果ちゃんがひとりで宿題してる…)
海未「…」チラ
ことり(見た!)
海未「…」
ことり(海未ちゃんはお説教もしない…)
穂乃果「ねえ、ことりちゃん、宿題教えてー…」
ことり「へっ!? あ、うん、…」
ことり「…ことりの宿題、見る?」
穂乃果「え、いいの?」
ことり「もちろん、いいよっ」チラ
海未「…」
ことり(ああ…神様、ことりは無力です…) 『う、…海未ちゃんの、こと、が、…その…』
海未「…」
『……』
海未「…」
『好きですっ!だからっ!…だから…』
『穂乃果のっ、恋人になってくださいっ!』
海未「ぅんぐぅ〜っ…!」ガバッ
ことり「!?」ビク
穂乃果「!?」ビク 海未(穂乃果を…振ってしまいました…)
海未(あんなに可愛らしい私の幼馴染み…あんなに魅力的な私の親友…)
海未(…でも…私は…いや…しかし…むしろ…それゆえ…)
海未(私はどうすべきだったのか?私にとって…穂乃果にとって…μ'sにとって…いえ…そんなことは…しかし…でも…だって…)
海未(昨日からずっとこんなことばかり考えていて結局一睡もできませんでした…もう眠くて思考もまとまりません。ただ後悔めいた失望がぐるぐると回り続け私の頭の中はすっかり
海未「…」ウト
「おーい、園田」
海未「ふぁいっ」ビク
「珍しいな、寝不足か?」
海未「いえ…すみません…気を付けます…」 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています