ダイヤさんは告らせたい
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私立浦の星女学院
個性で溢れるスクールアイドルAqoursの在籍する由緒正しい廃校寸前の高校である。
そんな彼女らをまとめあげる者が凡人であるなど許されるはずもない 浦の星女学院生徒会長、黒澤ダイヤ
網元の家系であり、舞や琴を嗜む黒澤家の長女として生を受けた正真正銘の美女である。 そしてこの黒澤ダイヤと同じく浦の星女学院をささえるのが、生徒会長副会長、松浦果南。
特技が素潜りで水深300メートルだってゆうゆうと潜れる体力お化け。
学年模試は、不動の50位。多彩である黒澤ダイヤとは対照的に体力だけで生徒会副会長として抜擢された。 ダイヤ「なんだか、噂されてるみたいですね、私たちが交際しているとか」
果南「そういう年齢だから仕方ないんじゃない?聞き流せばいいよ」
ダイヤ「ふっ、そういうものですか」 果南(お魚食べて、走りたい)
ダイヤ(全く、下世話な人達ですわ。この私を誰だと思っているんですの、沼津の心臓たる黒澤家の人間ですのよ)
ダイヤ(その私がなぜ筋肉バカである果南さんと付き合うという発想にいたるのでしょうか) ダイヤ(まあ、果南さんにギリのギリ可能性があるのは確かですが、向こうが魚とダイビング、ランニングを差し出し告白してくるなら私に見合う女に鍛え上げてあげなくもないけど)
ダイヤ(このわ、私に見とれない女なんていないですから、時間の問題かしら//)
果南(潜りたい) などとやってるうちに半年が過ぎた...
その間、特になにもなかった。 ダイヤ「そういえば今日庭の池でむっちりとした大きなカタツムリをみましたわ」
果南「カタツムリといえば、足遅いよね、私がカタツムリならツムリンピック金メダルだわ」
この間に黒澤の思考は付き合ってあげてもいいから、いかに相手に告白させるかというものにシフトして行った。 そのためにこのような会話でも、相手の色々な部分を刺激するような話題を選び、松浦に投げかける。
ちなみに松浦には効果がなく、特になにも考えてなかった。
この黒澤の思惑に全く気づかないものがもう1人、浦の星女学院書記、高海千歌 千歌「そういえば、聞いて欲しいんだけど映画のチケットが余ってるんだよね、これ曜ちゃんともうみた映画だから。ふたりは興味ある?」
果南「へぇー、週末はいつも通りオフだったかな。ならダイヤふたりで...」
千歌「なんでも、このラブストーリーを女の子2人で見ると結ばれるんだって」 果南(ラブストーリーか... ならいいかな。極道物とかの気分だし)
ダイヤ「今、果南さん私の事誘いましたか??女の子同士で見ると結ばれる映画を?あらあらまあまあ、それはまるで」
果南(まるといえば、花丸ちゃん総選挙1位おめでとう)
松浦、映画への興味を喪失 恋愛関係において好きになった方が負けは絶対のルール
プライドの高いダイヤにとって自ら告白するのはあってはならないこと
ダイヤ(果南さんとあろうものが慌てふためく想像がつきますわ、お可愛いこと)
果南(まあせっかく千歌が話題振ってくれたんだし少しは乗っかるか) 果南「全く噂とかはどうでもいいんだけど、ダイヤはこういう映画とか興味あるわけ?」
黒澤、刹那の思考
ダイヤ(映画に見に行くかの選択を私に譲渡する。うまい切り返しですね) ダイヤ(興味がないという選択肢もありますが、それではここまでの下準備が全て無意味になってしまう)
ダイヤ(わざわざ懸賞を偽造し、 曜さんの家に投函、その後千歌さんと2人で見たことを確認し、千歌さんの家にも投函。果南さんの生理周期も完璧に把握した計画が無意味に)
ダイヤ(それにこの機会を逃せば、ダイビング&ランニング馬鹿の果南さんと映画に行く機会などないかもしれない) ダイヤ(それは乙女的にぶっぶー!そのような選択肢はぶっぶーですわ!)
ダイヤ「そうですね、私もやはりこのようなお話は信じてしまうもので... 行くなら情熱的にお誘い頂きたいです」
スキル:純真無垢(かまとと )発動
黒澤家一子相伝の交渉術である。
この計算し尽くされた表情、この顔の前では神でさえも胸きゅんしてしまう気がする。 果南(なにそれwwwwwww くそ面白いんだけど)
このよくわからない隙を逃さずとすかさずの追撃
ダイヤ「こんな私も恋のひとつでもしてみたいものです」
果南(ダイヤがなんか真剣な顔してぼけてくる 笑っちゃうwww) 思考戦は詰将棋の要素を呈していた。大爆笑へと追い詰める黒澤。
なんか笑うのもしゃくなので、無表情の松浦。
2手3手先を読んでいると思い込んでいる天才の思考は、無駄に常人ではない速度で回転し、すれ違う。
勝ちを確信する黒澤、笑いを堪える松浦。 千歌「あっ、恋愛映画が気に入らないようでしたら、うちっち討ち入りの乱もあるよ」
カオス理論
高海書記の何気ない一言により、ダイヤの中に描く完成寸前(笑)の理論に1点のカオスが混入する。
たかが一点であるが、ビックバンのように可能性を増大させる。 莫大に増えた選択肢を処理するために限界に脳みそを回転させる。
結果、体力の糖分を欲する。
この生徒会に存在する糖分はこのみかんひとつ限り。
このみかんを取れさえすれば勝利を手にできると、手を伸ばす黒澤... 千歌「あっ、午後の授業始まっちゃうね」パクパク
しかし無残にも、みかんは高海の腹の中に収められていった。
千歌「じゃあまた放課後に」
果南「じゃまたwwwwww、あとなんでダイヤは倒れているのwww」 本日の勝敗
黒澤ダイヤの負け(50連敗)
果南(なんか、勝手に慌てふためくダイヤは可愛くて見てて飽きないね)
終わり とりあえず眠いので完結!!
感想とか書いてくれると嬉しいわ
評判よろしければ続編も書くかも 恋愛心理戦してるのダイヤだけで草
二人だけの危ないゲームはどこへ... アニメでは話ごとすっ飛ばされていたが原作だとこの続きは結局映画館に行く話なんだよね >>38
原作読んでないから、アニメ見直して作ってみたよ
原作買おうかな >>13
∬(с||^ヮ^|| 沈 め る よ ? 果南に恋愛感情が全くないからどうしようもないんだよなぁ
鞠莉とならいい頭脳戦しそう ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています