海未「ことりッ!」ギュッ ことり「やめて!」バッ
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海未「…ッ!」
ことり「ことり、もう帰るから」スタスタスタ…
グイッ
ことりの腕を掴む海未
ことり「痛い!離して!」ブンブン
海未「〜〜ッ!」グググッ
抵抗することりを無理矢理押さえ込む海未
ことり「!!!」バタバタ…
海未「ぐっ…!」
ことり(離してくれない…それなら)
ことり「すぅ〜〜ッ………」
ことり「やめてよ!!!」
海未「!!!」
パッ
怯んでことりを解放する海未
ことり「はぁ…はぁ…」
海未「ふーっ!ふーっ!」
ことり「もう、お洋服伸びちゃったよ…せっかくお気に入りだったのに…」
海未「うぅ…!う、、うぅぅぅ……!」ポロポロ…
ことり「………」 翌日
真姫「なるほどね…」
ことり「ことり…もう限界だよ…」
真姫「…」
ことり「こんなに仲良しなのに、突然興奮して『ことりはどうせ私なんかと別れたいと思ってるんでしょう!?』って言って泣き喚いてきたり…」
真姫「まるで子供みたいね」
ことり「すごく優しかったのに、いきなり突っぱねてきたり、ことりのこと痛めつけてきたり…」
ことり「しまいには…浮気までされたんだよ!?
ことり「しかも、問い詰めたら『ことりに捨てられると思って怖かったんですよ!!』って言ってまた泣きわめいて…ことり、そんなこと絶対にしないのに…」
ことり「ことりには、もう海未ちゃんが分からない…分からないの…」
ことり「ことりには、もう海未ちゃんの心を受け止めきれる気がしないよ…」
真姫「…」 真姫「海未はたぶん、愛着障害なのよ」
ことり「愛着障害…?」
真姫「すごく大雑把に言うと、親や友達と上手く信頼関係を築けずに成長過程を過ごしてしまうと、心が正常に成長出来ない人、っていうのがいて」
真姫「そうやってひとり孤独に心に矛盾を抱えたまま成長した人は、常に心に不安を抱えているの。そういう人は愛着障害って呼ばれたり、アダルト・チルドレンって呼ばれたりするわ」
ことり「…」
真姫「恋人であることりに対する海未の接し方を聞くと、海未はその典型って感じがするわ」
ことり「でも、海未ちゃんは孤独じゃなかったよ…?御両親とは仲がよかったし、μ'sっていう心の通った居場所もあったのに…」
真姫「本人がそう思っていたとは限らないわ」
ことり「そんな…」
真姫「外からは孤独じゃなく見えても、本人は孤独に感じてるってことはよくあることよ。仲が良いからこそ、ぶちまけられない心の闇なんて、人間いくらでもあるものだし…」
ことり「…」 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています