ことり「不細工で、臭くて、醜くて、面倒くさいことりを愛して」
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ことルーム
ことり「はぁ〜、今日は疲れたなぁ〜」ボスン…
ことり「…」ポチポチ
ベッドに横たわりながらスマホを弄ることり
ことり「…」ポチポチ
ことり「…あ」
間違えてスマホのインカメを起動することり
ことり「うわ、不細工…」ゲンナリ
※
ことり「…」
ことり「…みんなことりのこと可愛いって言って大切にしてくれるけど」
ことり「ほら、見て、この寝不足でひきつっててお肌も崩れた顔」パシャ
ことり「これが、寝不足で一日歩き疲れて、仰向けになったときのことりの姿」
ことり「…正直言って、不細工だよね」
ことり「これで分かってもらえたと思うけど」
ことり「実はことりって、別にそこまで可愛くないんだよね…」
ことり「普段は可愛く綺麗にしてることが多いけど」
ことり「整ってないと、こんなに不細工になりえちゃうんだから、ビックリだよね、ふふっ…♪」 ことり「…」
ことり「…みんなことりのこと可愛いって言って大切にしてくれるけど」
ことり「ほら、見て、この寝不足でひきつっててお肌も崩れた顔」パシャ
ことり「これが、寝不足で一日歩き疲れて、仰向けになったときのことりの姿」
ことり「…正直言って、不細工だよね」
ことり「これで分かってもらえたと思うけど」
ことり「実はことりって、別にそこまで可愛くないんだよね…」
ことり「普段は可愛く綺麗にしてることが多いけど」
ことり「整ってないと、こんなに不細工になりえちゃうんだから、ビックリだよね、ふふっ…♪」 ことり「…これがもし、うまい具合に整った顔立ちの子だったら、やつれてたり身嗜みサボってても、『無造作で天然なおてんば系美少女♪』って感じになるんだけどね」
ことり「ことりはそうじゃないの♪」
ことり「本当は、ちょっと不細工なことりを許して」
ことり「…やんやんっ！」
コトリ〜？ハヤクオフロハイッテモウネナサ〜イ！
ことり「はーい！」
ことり「…あー、一度横になるともう動きたくないなぁ…」
ことり「お風呂入ってサッパリしたいのに…めんどくさい…」
ことり「ちょっと、休憩してから…」 〜〜〜
ﾁｭﾝﾁｭﾝ(・8・)
ことり「……はっ！？」
AM4:03
ことり「……お風呂も歯磨きもしそこねて、そのまま寝ちゃった…」
ことり「やんやん、さいあくです！」
ことり「はぁ〜…」クンクン…
ことり「…くさい」 ことり「食べ物食べたあと歯磨かないで寝た翌朝の口の臭さは異常だよね」
ことり「食べたものが口の中で腐敗して、我慢できないようなゾッとする臭さだよね」
ことり「こんなに臭い匂いを身体から発するなんて、あぁ、ことりも結局は動物なんだなって思うよ…」
ことり「…うんこだってするしね。」
ことり「どんなにお淑やかにトイレに行っても、座ったらブリュ、ブススッて音立てて、お尻からくっさいうんこをひり出すの」
ことり「どんなに表現を綺麗にしても、この事実は変わらないの」
ことり「おトイレ終わると、女の子は持ち歩いてるいい匂いのスプレーで後始末するんだけど、その匂いは、一瞬前までうんこをビチビチひり出していた証拠なんだよね」
ことり「きちゃなーい♪」 ことり「…そういえばお父さんとお母さんは、ことりが1人でおトイレできない赤ちゃんの頃からずっと育ててくれてるんだよね…」
ことり「ことりのこういう不細工で臭い一面をいっぱい知っていても、それでも愛して育ててくれているんだよね」
ことり「しかも自分たちが一生懸命稼いだお金をやたら沢山吸い取っていく」
ことり「食費、治療費、衣服 、教育費、社会保障費、etc...お父さんとお母さんに養ってもらわないと生きていけない弱いことり」
ことり「そんな、自分に何も返してくれないよく分かんないちっちゃい子供が、自分の家をペタペタ歩き回ってるんだもんね」
ことり「…」
ことり「…そう思うと、もしことりがワガママなんて言ったら、追い出されて捨てられちゃっても仕方ないのかもね」
ことり「お父さん、お母さん、こんな不細工で臭いことりを愛してくれてありがとう」 ことり「小学生の頃、不細工でずぼらで、体臭や口臭がキツい、それでいて神経が図太くてそれを恥じることもないような、まさに『ドブから生まれた醜いモンスター』を体現したような男の子って、クラスに一人はいたでしょ」
ことり「自分の体臭にも口臭にも気付いてなくて、でも、周りは気を遣って、いちいち言わないで普通に接しているの」
ことり「ことり、その男の子のことちょっと見下してたんだよね…」
ことり「『どうしたらこんなに無神経でいられるんだろう？』『こんな醜い人っているんだなぁ…』って」
ことり「でもね、今になってわかったよ…」
ことり「ことりも、あの男の子と同じように臭いんだって」
ことり「ことりも、あの男の子と同じように醜いんだって」 ことり「お母さんに体の洗い方を教わって、お肌の手入れを教わって、身だしなみを教わって」
ことり「こうして綺麗に取り繕ってるけど」
ことり「ことりの身体は汚くて臭いものをいっぱい出してるの」
ことり「ことりの身体は、モンスターの男の子の身体とも、太って禿げてくだびれた電車に揺られるサラリーマンおじさんの身体とも同じ」
ことり「…こんな嫌らしいこと考えたりしてる分、むしろことりの方が醜いのかもしれないね…」
ことり「こんなに性格の悪いこと考えてる、心の醜いことりを許して」 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
