小林「私が畑先生の代わりに作詞!?」
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小林「…」
小林(突然、ラブライブ関係者からある部屋に呼び出されたかと思うと)
小林(そこに待っていたのは、まるで面接かオーディションかのように、いやそれ以上にお偉いさんが並ぶ部屋だった)
小林(そして、10人ほどの前に対面して1人椅子に座っている)
小林(一体何を言われるというのか…) お偉いさんA「急に呼び出してすまない」
小林「いえ…それで呼び出された理由は…」
お偉いさんA「実はお願いしたいことがあって」
小林「お願いしたいこと?」
お偉いさんB「それもこの部屋にいる人間以外には絶対に知られてはならないことだ」
小林「…ゴクリ」
お偉いさんA「君も知ってる通り、ラブライブサンシャインの楽曲は、全て畑亜貴先生によって作詞されている」
お偉いさんA「今も、来たる4thシングルに向けて作詞作業を進めているところだ」
お偉いさんA「だが、カップリング曲2曲のうち、残り1曲を書き上げるというところでアクシデントがあってね…」 小林「アクシデント…?」
お偉いさんC「実は先生はインフルエンザに掛かってしまってね」
お偉いさんC「しかも、通院した帰りに足を滑らせて転んでしまい、そこに偶然あった石に頭を打ってしまった」
お偉いさんB「もちろん本人も意識はあるし、怪我と病気は少しばかり安静にすれば良くなるそうだ」
小林「なんと…」
お偉いさんB「ただ、どうしても最後の1曲の詞を後1週間以内に完成させなくてはいけないんだ」
小林「…」
お偉いさんA「しかも、作詞途中の記憶だけが転んだ衝撃で無くなっていて、データやメモも残っていないんだ」
小林「…」 お偉いさんA「そこで、小林さんに1曲だけ作詞をしてほしいなというお願いだったんだ」
小林「……」
小林「????」
小林「あの…期限とかは決まりきってそうなことなんで何も言いませんが」
小林「なんで私なんでしょう…」
小林「普通に他の作詞家とかにお願いすれば…」
お偉いさんA「いや、それでは他の人の色が出すぎてしまうし、詳しい人ならすぐに気づいてしまうだろう」 小林「にしても私は作詞なんてしたことないんで無理ですよ…」
小林「だったら皆で考えるとかの方が」
お偉いさんB「いや、あくまで畑亜貴先生が作詞したということで突き通す」
お偉いさんB「だから1人に作ってもらわないと統一感も無くなってしまう」
お偉いさんA「それに君には作詞経験があるじゃないか」
小林「え!?」
お偉いさんC「ほら、リトルデーモンの歌だっけ?」
小林「」 お偉いさんA「まぁそれに畑亜貴先生は世間的には1人じゃない説が定説となりつつある」
お偉いさんA「君1人が書いた1曲ぐらい、何とかバレずにいけるだろう」
小林「いや…どう考えても無理…」
お偉いさんB「頼む!」
小林「!?」
お偉いさんA「どうしても無理だったら別の手も考える」
お偉いさんC「だからまずは挑戦してみてほしい!」
お偉いさんA「今の君ならきっと乗り越えられるはずだ!この通りだ!」ドゲザ
小林「いやいやいやいや…顔を上げてください…」
小林「…」
小林「わ、分かりました…」
小林「ただ期待はしないでくださいね…」 小林「と、そんなこんなで一旦帰ってきたわけだけど…」
小林「無理に決まってら!!」
小林「とりあえずライラちゃんと遊んでこよう…」 小林「なんかなぁ…とりあえず曲のテーマとかは自由でいいとも言われ」
小林「なんならとりあえずはヨハちゃんイメージでもいいとか言われたけど」
小林「そもそも4thシングルがどんな曲なのかも分からないのに難しすぎるよ」
小林「…」
小林「!」 小林「そういえば、ヨハネの作詞ノートが出てくる回があったじゃん!」
小林「厨二病全開な歌詞だった気がするけど、とりあえず参考に…」
生命に従い終焉の道へ
愚かなものたちに永遠の罰を
導かれしものたちは 蒼き日々を
天に君臨する 裏離聖騎士団よ
我が眼が疼く、我が手が震える
闇の炎を纏いし炎帝
永遠の翼をもつ 創世者
小林「……」
小林「………」 小林「カッコイイ!!!!」
小林「ちょっと、厨二感が強い気がしつつも」
小林「今までのAqoursにはなかった感じだし」
小林「これでAqoursに新しい風吹かせられそうだし」
小林「これを広げて行きましょう」
小林「それに…」
小林「ヨハネ…あなたの歌いたかったものを私が完成させることができるなら、こんなに嬉しいことはないわ」
小林「いやーしかし、ゴーストライターとしての仕事だけど、いつかはシブヤノオトなんかで作詞の経緯とか語りたい」 小林「とは言いつつも、堕天使とかそういうの入れすぎるとヨハちゃんに寄りすぎになっちゃうよねぇ」
小林「この一部分だけでなんとかヨハちゃんが伝えたかったこと、ストーリー性を読み解きましょう」
小林「まずは、W生命に従い終焉の道へ
愚かなものたちに永遠の罰をWってところね」
小林「これは私たち生き物が寿命を迎える変えようのない運命のことね」
小林「ポイントは私たちをW愚かなものWと例えているところね」
小林「死ぬことを受け入れるだけという今の状況を愚かと言い放って、死という永遠の罰を与える」
小林「つまり、ヨハちゃんは皆に運命にも打ち勝ってほしいというメッセージを込めたのね」 小林「次はW導かれしものたちは 蒼き日々を
天に君臨する 裏離聖騎士団よW」
小林「W導かれしものWというのは天国へ行った人たちかしら」
小林「蒼き日々…青って色はあまり良いイメージはない気もするけど」
小林「運命にも抗わない人たちは天国へ行ってもろくなことがないとか?」
小林「そこで天に君臨する騎士団の登場ね!」 小林「W我が眼が疼く、我が手が震えるWからのW闇の炎を纏いし炎帝 永遠の翼をもつ 創世者W」
小林「うーん、目が疼いて手が震えるのはこの騎士団に対する恐怖や嫉妬かしら」
小林「闇の炎と永遠の翼を持つ創世者。創造は破壊からしか生まれないって言うものね…」
小林「は!」
小林「つまり、これは天国に行った人間が来世に行くことを示している…そう輪廻転生!!」 小林「ヨハちゃん…もしかして自分が堕天使の生まれかわりだと思って、この歌詞を…」
小林「……」グスン
小林「ゴメンね…ヨハちゃん……こんないい歌詞書いてたなんて…」
小林「決めた!!」
小林「私はこの歌を絶対に書ききる」
小林「そしてヨハちゃんのメッセージを、全世界に受け取ってもらうんだ!!」
小林「よぉぉぉぉぉぉし!!!!」 こうして書きあがった歌は、4thシングルのカップリングとして収録
世間的には斬新な歌詞が畑亜貴先生の新たな扉が開いたと大変好評だったという…
斉藤「いやーにしても4thシングルさぁ」
伊波「うん」
斉藤「選挙も大々的だったから表題曲に注目が集まると思ったけど」
斉藤「カップリングにW輪廻転生永遠少女(リーンカーネーションエターナルガールズ)Wなんてとんでもない曲来るなんて思ってもいなかったよ」 伊波「まぁ今までのAqoursにはない曲だし世間でも好評みたいだからいいんじゃない?」
斉藤「全然ダメとは言わないけどねぇ」
逢田「その曲さ、ネットで色々な噂みたいなのできててさ」
斉藤「噂??」 伊波「例えばどんなのー?」
逢田「なんかどことなく、善子ちゃんがアニメで書いてた歌詞に似た部分があったりとか」
逢田「歌詞カードを斜めに読むと、ヨハネ大好きだかって文章が隠れてるとか」
斉藤「確かに歌詞に溢れる厨二感なんかは善子ちゃんぽいけど…」
斉藤「善子ちゃん絡みで行くとさ、レコーディングのとき何故かあいきゃんがすごい口出しというか指導してきたりもしてたよね」
伊波「あ!それ私もあった!」
逢田「…」
逢田「ま、まさかねぇ…」
小林「〜〜♪」
──END── AZALEAファンミのクイズを思い出したら
なんとなく思いついて勢いで書いた ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています