穂乃果「百年経ったらまたおいでッッ」千歌「ライタイ祭?」
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千歌「ら・い・た・いって……………」
ダイヤ「ラブライブ!タイマン最強決定大会」
ダイヤ「ライタイ最………転じてライタイ祭」
ダイヤ「真なるスクールアイドルの頂点………」
ダイヤ「“海皇”を決める真なるラブライブの決勝ですわ」 >>131
サンボ!? 首刈り十字固め!
の解説の流れはバキじゃなくて修羅の門じゃねーかッッッ!!!? ・選手控室
千歌「いよいよ出番が近づいてきた〜〜〜緊張する〜〜〜〜」
千歌「……鞠莉ちゃんはあんまりそんな感じしないね」チラッ
鞠莉「これでも緊張してるんだけどねー」ノビーッ
鞠莉「でも、ここまで来たらやっぱり楽しまないと―――」ドン
鞠莉「!」
希「おっと、通路でボサッとしてたらダメやん」
希「どいてや、貧乳」
鞠莉「………………ッッ」
希「…………とは言ってもな」
希「ウチは今すこぶるゴキゲンなんや」
希「カードがウチの勝利を暗示してるからね」ピッ ・青竜側入り口前。
善子(……ない)
梨子「相手は一撃必殺のわしわしを持つ希さん……間違いなく強敵ね」
善子(…………ない)
花丸「善子ちゃん、負けるにしてもいつもみたいなつまらないドジで負けるのはやめてよ?」
善子(何も…………………ないッッ)ニィッ…
―
――
―――
昔から私の身につきまとってきた数々の小さな不幸………ずら丸のいうドジ……………
一昨日、その筋で有名なスゴい占い師に相談したことで初めて理解った。
その本当の意味が――――― 占い師「そりゃアンタ、不幸なんてもんじゃないですわ」
善子「えっ?」
占い師「お嬢さん、武道家さんですかな?あるいは軍人さんとか……」
善子「えっと……一応、スクールアイドルをやってますケド………」
占い師「ああ、スクールアイドル」
占い師「なるほどねェ」
占い師「いやあ大したもんじゃ」
善子「………あの、話が見えないんですけど………」
占い師「護身ですわな」
善子「ゴシン………?」 占い師「小さな不幸で大きな不幸を防いでいる………」
占い師「イヤ逃れているといった方がよいか………」
占い師「例えば一番わかりやすいのが『転ぶ』」
占い師「転ぶと何が起こる?」
占い師「アンタの進行の………未来の行動の時間が………あるいは行動そのものが……」
占い師「予定がズレるわけですな」
善子「はあ………まあ………」
占い師「もしも転ばんかったらアンタ………」
占い師「自動車が突っ込んでくるか……隕石が当たるか………地割れに巻き込まれるかして」
占い師「間違いなく、転ぶどころじゃない恐ろしい目に遭ってたということじゃ」
善子「な……………ッ」
占い師「ある種の危険予知とも言えますな」
占い師「アンタは護身が完成していらっしゃるんですわ」
占い師「危うきには出逢えぬ」
占い師「己の危機に気付くまでもなく――――」
危機(そこ)へ辿り着けぬのじゃよ ―――
――
―
善子(そして今ッッ闘いに赴く私に障害は何もないッッ)ギランッ
護身発動せず!!
『青竜の方角ッッ』
『津島善子選手の入場ですッッ』
ザッ…
善子(私の試合だ)
花丸(背中が嗤ってるずらよ)
梨子「…大丈夫かしら」 『Cブロック一回戦第一試合ッッ』
『東條希vs津島善子!!』
絵里「悪いけど、善子じゃ希の相手としては役不足ね」
海未「……………………」
海未「まあ、“善子”では厳しいでしょうね」
鞠莉「結局、“善子”がやるのね」
ダイヤ「こればっかりは仕方がありませんわ」
ダイヤ「それに、善子さんもそう捨てたものではなさそうですよ」
善子(希さんにはあの巨乳――おっぱいの重りがある)
善子(スピード勝負では私に分があるハズッッ)グッ
審判「開始めいッッ」ゴワアアアンンン ビュンッ
善子(えっ…)
ルビィ「速いぃッッ」
ダイヤ「おっぱいで重心が前に傾くのを推進力にしているのですわ」
ガシッ
『捕まった―――ッッ』
善子(ヤバ………)
希「もう手の内ってことや」
希「堕天使さま♡」
わしわしィッッッ 善子「――――――」
善子(なるほどねェ……)
善子(この堕天使ヨハネが―――なんの危機感も持たず)
善子(立ち合ってしまうワケね……)
善子(なんたってこの人……)
善子(こんなに気持ちよく やっつけてくれるんだもの………)トローン
善子「」ガクッ
梨子「バカ」
花丸「バカずら」
審判「勝負ありッッ」
一回戦Cブロック第一試合 希〇 善子× ・通路。青竜側入り口前。
果林「ねェせつ菜」
果林「矢澤にこちゃんのサイズを見た?」
せつ菜「不満でもあるんですか」
果林「身長154cmバスト74cm」
果林「両方とも私よりマイナス14cm」
果林「まるで子供と大人の体格差じゃない」
せつ菜「じゃあ尋きますが果林さん」
せつ菜「もし対戦者(あいて)が身長182cm、バスト102cmだとしたら果林さんはどうします」
せつ菜「そんなダイナマイトボディとは闘えないとシッポを巻くつもりですか」
せつ菜「闘争とはそういうものです果林さん」
せつ菜「あなたは対戦者に敬意を持って全力で叩きつぶすこと―――――違いますか?」 果林「わかってたわよ…………」フッ
果林「誰かにそういってほしかったの」
せつ菜「いきましょう果林さん」
せつ菜「そして古代でも近代でも巨乳こそが最強であることを証明してください」
ワアアアアアアアア
『こんな対戦が許されるのでしょうか――ッ』
『一回戦Cブロック第二試合!!矢澤にこvs朝香果林ッッ』
『身長差、胸囲差ともに一回戦の組み合わせで最大ッッ』
『ふつうなら絶対に御法度ッッ階級違いの格闘戦ですッッ』
ダイヤ「ルビィ、あの矢澤にこという人をよーく見ておきなさい」
ダイヤ「結果がどうなるにしろ見て絶対損はありませんワ……」 『貧乳!!!』
『私達日本人はその言葉に飽くなき憧憬を禁じえませんッッッ』
『しかしッ』
『しかしですッッッ』
『本当に貧乳が好きな人間を見たことがあるでしょうか』
『ある者は大事なのは感度だと知った風な口を利き』
『ある者は恥じらう姿が良いなどとワケのわからぬことを言い』
『またある者はデカすぎるのは気持ち悪いと負け惜しみを振りかざし』
『無い胸の無い魅力から目をそらしてきたのですッッッ』
『スクールアイドルファンはもうそろそろハッキリと言うべきなのですッッ』
ざわ ざわ ざわ
『貧乳は保護されているッッッ』 璃奈「(`A´)」
凛「あまりにもつらすぎるにゃ」
かすみ「言いたい放題言ってくれちゃって………ッッ」
理亞「姉様、あの実況バカ?」
海未(私には関係のない話ですね…)フウ
ルビィ「ルビィは……まだ一年生だし…」
にこ「…………………」
ダイヤ「タブー中のタブーに触れましたわね…………………」 果林(その通りよ実況さん――――)
果林(“貧乳” “まな板” “壁”)
果林(全てまやかしよッッ)
果林(スクールアイドルといえども所詮は性的魅力を競うもの)
果林(いかに合理的に肉体を使うかの世界)
果林(そこに魔法は存在しない!)
果林(より大きくッッ)
果林(より巨きくッッ)
果林(より爆きくッッ)
果林(そしてより官能的(セクシー)に―――――よ)
審判「開始めいッッ」ゴワアアアンンンンン シュバッ
果林「!?」
果林(消え…………)
ガッ
果林「!」
突然下から現れたにこの両手が果林の胸元にかかり、そして―――――――
バッ
果林「え?」プルンッ
オハダケーン
ミカ「カメラァッッ」
ヒデコ「カメラ止めてェッッッ」 果林「〜〜〜〜〜〜〜〜」カアアアアア
にこ「………」スッ…
ダイヤ(双果実の先端を………)
ピンッ
果林「ッッ」ビクッ
ドシャアアアアッッ
果林「」
『けけけけけ決着ゥ〜〜〜〜〜!!!?』
審判「勝負ありッッ」 ・通路。試合を終えて、黒澤姉妹に囲まれるにこ。
にこ「レンガ?」
にこ「割れないわよそんなもの」
にこ「普通のデコピンよ」スッ…
ルビィ「ひっ…」
ピンッ
ルビィ「ピギッ」
ルビィ「…あ〜………」
にこ「ね」
ダイヤ「ホォ〜〜〜…」 にこ「力はいらないわ」
にこ「必要なとき必要な術を必要な速度で――――」
にこ「必要な箇所に発揮する」
ルビィ「必要な………箇所………?」
にこ「アンタはわかっているでしょ?」
ダイヤ「フフ………まあ………」
にこ「数値上はことりと同じサイズでありながら……明らかに絞っている………」
にこ「流石…伊達じゃないわね………超実践柔術………」
ダイヤ「よしてください……そんなお世辞を………らしくもない……」フフフ
ルビィ「あの……えっと………」
にこ「弱点でしかないのよ、巨乳なんて」 ・通路。果林とせつ菜かすみ。
果林「くッ」
果林「あのまな板…ッッ」
果林「まさかあんなことを…」グ…
せつ菜(果林さん……ピュアなのに無理してキワどいの着るから………)
???「明日から……」
果林「!」
希「どの面さげて街を歩いたらいいの…」
希「……てところかな」
果林「アナタ…」イララァ 希「しかし…よくもまァ…」
希「ウチやったらその場でハラキリやね」
果林「…………」
果林「チョット……」ザッ…
かすみ「果林先輩抑えてッッ」
希「おなじ敗けるにしても敗け方ってもんがなァ…」
果林「ッッ」ダッ
せつ菜「果林さんダメェェッッ」
希「………」ビュンッ
ガシッ 果林「!」
わしわしぃッ
果林「―――――――」
ドシャアッ
果林「」
かすみ「果林先輩ッッ」
希「まだ発展途上といった所ではある………」ザッ…
希「でもキミは間違ってはいない」
一回戦Cブロック第二試合 にこ〇 果林× ・選手控室
千歌「……………………」スッ…
曜「おっ、千歌ちゃんもう出る?」
梨子「じゃあ私たちも入場口まで………」
千歌「いい」
曜梨子「え?」
千歌「一人でいくから」
曜梨子「あ……………そう?」キョトン
千歌「ウン」
千歌「それに」
千歌「もう千歌じゃない」 ザッ…
曜梨子「………………」ポカーン
善子「……何アレ」
鞠莉「緊張してるんじゃないの?」
ダイヤ「……少し心配ですわね」
・玄武側入り口前。
しずく「エマさんの相手はAqoursのリーダー、千歌さんですね」
彼方「また強そ〜な相手だけど……ここは負けられないよね〜」
彼方「なんてったって………」 彼方「高海千歌ちゃんのニックネーム」
しずく「もちろん知っているでしょうね」
エマ「うん………」コクリ
彼方「どっちがホンモノなのかな」
エマ「…………」ザッ
観客「出たぞ爆乳無双ォォ!!」
『一回戦Cブロック第三試合!!』
『先に入場してきたのは今大会bPの大型選手、エマ・ヴェルデだ!!』
スッ…
『続いて白虎の方角から高海千歌が…………』
『!!』
『これはどういうことだ――――――ッッ』 璃奈「な……………」
愛「なんの冗談だいありゃ」
ファサ…
『高海千歌の羽織っているハッピ!!その背中にクッキリと染め抜かれた10文字!!!』
『「内浦のエマ・ワトソン」!!!「内浦のエマ・ワトソン」と読めます!!!!』
曜「あっちゃ〜………」
『高海千歌ではないエマ・ワトソン!!!』
『この現実を我々はどう理解する!!!』
梨子「どうもこうも………」ハア
『この試合はッエマvsエマの闘いだァァッッッ』 審判「両者下がってッッ」
『さァ―――ッ両雄並び立たず、決戦の時がきたッ』
ダイヤ「千歌さんンッッ」シュバッ
ダイヤ「何ですそのワケのわからん文字はッウォームアップもしないで………」サワ…
ダイヤ「うッッ」
ダイヤ(あッ…熱いッッ)
ダイヤ「ち……千歌さんッあなたッ…」
千歌「だまっててくれないかダイヤさん…………」ゴゴゴゴゴ
ダイヤ「!!!」
ダイヤ(なッ……なにが起こる!?!?!?)
審判「開始めいッッ」ゴワアアアンンン
ボッ
ダイヤ「!!!」 エマ「!!」
千歌「キャオラッッ」
ドバアッ
穂乃果「おお〜〜〜ッ中段跳び蹴りッッ」
エマ「―――――」ズシンッ…
千歌「キサマだけは絶対に許さん!!!」
千歌「無事に帰れると思うなッッ」
エマ「………………」
千歌「これは試合じゃない………………」
千歌「この私をさしおいてエマを騙る………」
千歌「キサマへの制裁だァ――――――ッ」ダッ
ドグアッ 『怒っている!!怒っているぞ高海千歌ァ―――ッッ』
『勢い止まらなーい!!!』
ガッ ドガッ ビシャアッ メチィッ
ダイヤ「つッ……強いいッ」
善子「キマっちゃうわこれはァッッ」
千歌「ていやあッッ」ボゴォッ
エマ「――――――――」ズン…
ワアアアアアアアアッッ
『エマ・ヴェルデ撃沈〜〜〜〜〜〜〜ッッ』
彼方「…………」ファア…… 『ラブライブ!エマ大決戦ッッッ勝ったのは内浦の…………』
エマ「やっぱりそっか………」ムク…
千歌「!」
エマ「誰が呼んだのか『内浦のエマ・ワトソン』……その口車に乗せられて……………」
エマ「同じ“エマ”を騙る泥棒猫の私に怒り心頭というワケだねッ」
エマ「フッフッフッフッフッ」
千歌「…………」
ルビィ「効いてないのッ!?今の攻撃が………」
にこ「…当然でしょ」
エマ「残念ながら…………千歌ちゃんはわかっていないようだね……………」
エマ「あなたこそが“エマ”泥棒なんだよ」 エマ「虹ヶ咲のメンバーとして……日の目を浴びたのこそAqoursの後だけど」
エマ「生まれたのはモチロン………スクールアイドルになったのだって」
エマ「私の方が千歌ちゃんよりずっと先なんだよッッ」
エマ「私の方が圧倒的に“エマ”歴が長いッッッッ」
千歌「〜〜〜〜〜〜ッッッ」
『これは痛いところを突かれた――――ッッ』
『言われてみれば“エマ”にわかは明らかに千歌のほうだ―――ッッ』
エマ「そしてもっと大切なことは………」
エマ「『内浦のエマ・ワトソン』…………って言うけど…………」
曜(言うな)
梨子(殺される………ッ)
エマ「似てないよね」 千歌「邪ッッッ」ダッ
『内浦のエマ(ニセモノ)が跳んだ――――ッッ』
グアアッ
『千歌の左足がまたもエマのお腹に突き刺さ――――』
エマ「フンッッ」ブンッ
千歌「ッッ」ヒョイッ
スカッ
千歌「…………ッッ」タンッ
『まるで手応えがなーーーい!!』
『偽物の攻撃はなぜだか本家エマに届いてないぞッッ』 にこ「なぜだか………?」
にこ「一目瞭然でしょ」
真姫「おっぱいね」
真姫「あの大きすぎるおっぱいが前方からの攻撃を全てシャットアウトしてしまっている」
花陽「まるで肉の要塞ですッッ」
凛「………」クウキモミモミ
にこ「気の毒だけど千歌の攻撃はまったく効いちゃいないわ」
にこ「あれじゃ一晩中続けたって無駄よ」
エマ「高海千歌ちゃん………」スッ
千歌「!!」
エマ「あなたはエマ・ワトソンを嘗めたッッッ」ビュンッ 希「速いやん」
絵里「希以上に大きくて重いおっぱい…つまりおっぱいターボの出力も希より上というワケね」
ガシッ
『捕まった――――ッ』
ルビィ「さっきの善子ちゃんと同じ…」
にこ「でも、ここからは違うハズよ」
にこ「フィニッシュであるわしわしはマネできない」
にこ「アレは一朝一夕で習得できるほど簡単な技じゃないわ」
エマ「それッッ」モズ… 千歌「〜〜〜〜〜」ジタバタ
真姫「顔がうずまって………」
凛「息ができないにゃッ」
花陽「苦しそうです………」
『スイスの温暖な気候からは想像もできないおっぱい地獄ッッッ』
『これはキビシイぞッッ踏ん張れるか千歌ッッ』
ルビィ「千歌ちゃん負けないでぇッッ」
にこ「………大丈夫……」
絵里「間違えたわね………」クスリ
バッ
エマ「!」 千歌「フーッ、フーッ」キラキラ
『脱出しました千歌ッッしかしこれは……………』
『おっぱい地獄が全く効いていない!?というより…寧ろ……』
『元気になっているッッ!!?』
希「そりゃそうやん」
希「老若男女一切衆生………その例にもれず」
希「あの高海千歌ちゃんも………おっぱいが大好きってことやね」
にこ「見なさい、あれが巨乳よ」
にこ「なんの武器にもなりゃしないわ」
ルビィ「ナルホド………」 千歌「おかげで頭も冴えた……」
千歌「これでイケるッッッ」ダッ
グルグルグルンッ
海未「ロンダート」
ことり「からの〜♡」
ブワンッ
絵里「バク転、と」
穂乃果「こないだより高くなってるッッ」
ゴシャアッ
エマ「―――――ッッ」
ドッシャアアッ にこ「大正解よ」
にこ「おっぱいの鎧なんて前以外から攻めればなんの意味もないわ」フンッ
にこ「上からっていうのは、ちょっと予想外だけどね」
ルビィ「勉強になルビィ…」
エマ「」
審判「勝負ありッッ」
千歌「見たかッッッ」エッヘン
千歌「私が本物のエマなのだ」
曜「いや、そうはならないよ千歌ちゃん…」
一回戦Cブロック第三試合 千歌〇 エマ× 『一回戦Cブロック第四試合ッッ小原鞠莉vs優木せつ菜!!!』
愛「ついにせっつーの試合が見れるね〜〜〜ッッ」
愛「せっつーはミステリアス?っていうか、ワカんないとこがあるからね〜楽しみ〜〜〜」
歩夢「そう」
歩夢「あの強い―――あのカワイイ―――あのスゴイ―――」
歩夢「なのにあのよくワカらない――――優木せつ菜ちゃん」
かすみ「不覚…」
かすみ「まさしく理解っていないッッ」
果林「この私も」
果林「かすみちゃんも、歩夢も、愛も、みんなッ、誰一人ッッ」
あの優木せつ菜なる人物の正体をまるで理解っていない! 千歌「鞠莉ちゃんの実力ってどうなの?」
果南「私よりは全然弱いけど、結構やるほうだと思うよ」
ダイヤ「何といってもイタリア・ローマは今大会のルールの根源……なんでもありの総合格闘技・パンクラチオンが生まれた地ですしね」
花丸「コロッセオずら!」
ダイヤ「そうです」フフ
ダイヤ「いわばバーリ・トゥードの本場」
ダイヤ「遺伝子レベルで染みついた鞠莉さんの闘争技術は脅威ですわよ」
ダイヤ「まあ、私には遠く及ばないのですが」
ルビィ「流石お姉ちゃん……うゆ…」
善子(この人らほんと負けず嫌いね) せつ菜「よろしくお願いします」ペコリ
鞠莉「チャオ♡」ヒラッ
審判「両者下がってッッ」
ザッ…
鞠莉(Aqoursの三年生は、“内浦最強の生物”果南や“超実践柔術”のダイヤだけじゃない)
鞠莉(私は私で色々やっているのよ)
―
――
―――
ブウウウン……………
鞠莉母「血をたぎらせるのよ鞠莉ッッ」
鞠莉母「このヘリコプターに綱引きで勝てたなら、もはやアナタに勝てる人間はこの世にいないッッ」 鞠莉「……………ッッ」ググ…
鞠莉母「ボンジョールノ鞠莉ッッ」
ググググ…
鞠莉「ボナセーライタリアッッ」
鞠莉「ビバ・スクールアイドゥッ!!」グワンッ
―――
――
―
鞠莉(あのトレーニングを終えた私なら………誰にも………)
鞠莉「ッッ!?」ゾクッ
せつ菜「………」グニャア……… 曜「あ…あの黒髪の子…」
千歌「うん」
千歌「強い……桁外れだ……………」
ファサ………
せつ菜が上着を脱ぐ。下は肌に密着したスーツでボディラインが露わになる――――。
優木せつ菜……身長154cm(=矢澤にこ) B83(=松浦果南) ※果南は身長162cm
観客「すッすっげエエッ」
果南「……………ッ」
曜「…………ッ」
千歌「………………ッ」 希「にこっちにはどう見える……」
希「あの体型(からだ)」
にこ「どう見えるかより どう造ったのかなんだけど…………………」
審判「開始めいッ」ゴワアアアアンンン
海未「穂乃果………あの黒髪…」
穂乃果「うん……私にも見えるよ」
穂乃果「あの子はハッタリじゃない」
せつ菜「鞠莉先輩………」スタスタ…
鞠莉「………ッッッ」
せつ菜「ハンデあげますよ」 ことり「アハハ………」
絵里「鞠莉の眼の前まで………」
真姫「大した自信家だケド………」
海未「…ええ…………実力と見合っています」
せつ菜「『黄河はヴェネチアの水路を叱りはしない』ということわざがありますが私の考えは違います」ニヤリ
鞠莉「………………ッッ」ダラダラ
ダイヤ「これは…………ッッ」
果南「うん………もう試合じゃない」
鞠莉「………………」グ…
鞠莉(ビバ・スクールアイドゥ……………)
鞠莉「だおッッ」ブンッ…
せつ菜「よっと」ピョンッ
鞠莉「ッッ!!」
せつ菜は鞠莉の肩の上に跳び座り――――
ガチイッ
両足で鞠莉の首を抱え込む。 鞠莉「――――ッッ」タラ…
せつ菜「転 蓮 華」
グル…
鞠莉「ギバ〜〜〜〜〜ッ」
鞠莉「ギバーップ、ギバーップ」
ピタッ
せつ菜「流石…」
せつ菜「賢明です」タンッ
審判「勝負ありッッ」 『あッ圧倒的――――!!!』
『今大会殴り込みの虹ヶ咲スクールアイドル同好会ッッ』
『ここに来てようやく一回戦突破の風穴を開けたのは優木せつ菜だァァッッ』
善子「つ………」
花丸「強すぎるずら…………」
ルビィ「ゴクリ…………」
千歌(二回戦……私はこのせつ菜ちゃんと……………)
千歌(勝てる!!?)
梨子「あの鞠莉さんがギブアップするなんて……」
ダイヤ「無理もありません」
ダイヤ「せつ菜さんが最後に鞠莉さんにかけようとした転蓮華」
ダイヤ「あのまま喰らっていたら首の骨が折れて死んでいましたわ」
ダイヤ(………しかしあの技は………) 優木せつ菜の正体でございますか。
幽霊、男の娘……いろいろございますなァ………………
ただ――――たった一つの真実は……………
スクールアイドル優木せつ菜の出身は…………………
中国拳法でございます。
かすみ(中国では日本のアニメやゲームが大人気ッッッッ)
果林(学校で見ないのはいつもは中国・白林寺で修業しているからというワケねッッッッ)
優木せつ菜…????系→中国拳法系スクールアイドル
彼方「せつ菜ちゃんは流石だね〜〜〜〜」
愛「優勝しちゃいなよッ“中国(チャイナ)”だけにッッ」キャハハ
希「………星が動きだしたみたいや………………」
一回戦Cブロック第四試合 せつ菜〇 鞠莉× 鞠莉ちゃん以外にギバーが似合うキャラいないよね... これだけキャラがいるとサクサク消化されてテンポいいな
好み エマワトソンで声出してワロタ
ダイヤさん解説が達者なだけに速攻で敗退しそう 『強者ひしめく最終Dブロックッッ一回戦からこの顔合わせが実現しましたァッッ』
『南ことりvs園田海未!!μ'sの二年生対決です!!!』
ワアアアアアアアア
真姫「……まあ…確かに豪華ではあるんだけど……」
にこ「武器ありならともかく、素手の格闘じゃまずことりに勝ち目はないわね」
審判「武器の使用以外全てを認めます」
海未「ハイ」
ことり「………」クス…
審判「両者下がって」
ピシャンッ
海未「ッ!!」 『あ――――――っと!!』
にこ「ふーん」ニィ…
凛「ズルーいッッ」
真姫「目潰しね。何か粉のような…」
花陽「マカロンの粉末ですッッ」
ワアアアアアアアアッッッ
『なんと試合開始前にことりがしかけた―――ッッ』
『反則!道具による攻撃もふくめ、明らかな反則行為です!!』
『しかし今大会初の反則に心なしか観客も湧き上がっているように見えますッッ』
理事長「このまま試合開始ですね」
審判「開始めいッッ」ゴワアアアンンンン 花丸「始まっちゃった」
善子「いいの?そんなんで…」
ダイヤ「この手の大会では、この程度の反則は“お約束”として容認されるものですわ」
ダイヤ「イエローカードってところですわね」
海未(ことり…なぜそこまでするのですッ)
ヒラッ…
海未(あなたはワカっているハズです)
キュッキュ…
海未(たとえ拳銃をもってしても私には勝てないことを)
ことり「ねえ海未ちゃん……………………」
ことり「眼ェあけて」 海未「……?」パチ…
!!
『こッ』
『これはなんのマネだ南ことりイイッ』
『敵の足首と』
『自分(おのれ)の足首を…………………』
『リボンで結びつけているゥッッ』
絵里「3メートル……いや、4メートルぐらいかしら………」
穂乃果「考えたねことりちゃんッッ」
『狙いは理解りませんッッ理解りませんが…………』
『これはとんでもない反則だァ――ッ』 ヒデコ「やりすぎだ………………ッ」
フミコ「これを見逃す気ですか理事長ッ」
ミカ「理事長ッッ」
理事長「……もし」
理事長「海未さんが一言でも抗議したら」
理事長「ただちにことりの反則負けを宣言しなさい」
ことり「抗議しないでね海未ちゃん」
ことり「おねがぁい♡」
海未「〜〜〜〜〜ッッ」
海未「…………ことり…………………」フルフル
海未「今日という今日は――――」ダッ
『つっかけた園田ァッ』
『試合成立!!この勝負勝ったものの勝ちだァ――――ッッ』
ことり「ごめんね海未ちゃん」 ことり「これしかないんだよ」バッ
ビィンッ
海未「!」
ことりが足を思いきり引くと、長いリボンが張り、結ばれた海未の足がもつれる。
海未「ッッ」ズルッ
ことり「海未ちゃんと正面からやるには」ボッ
ドカッ
『蹴った――――ッッ』 海未「くッ…」ギロッ
スクッ…
ダメージもそこそこに海未が立ち上がりかける。が、
ことり「私にはこうするしか―――」ヒョイッ
ビインッ
海未「!!」ステンッッ
ことりがリボンをたぐると海未は足をとられてまた転ぶ。
ことり「なかったの」ドチャッ
海未「ぅぐッ」 『驚くべき光景が展開されているッッ』
『園田海未、ことりのリボン術になすすべなしだッッッ』
千歌「まるで綾取りだッ」
ルビィ「あの海未さんが、完全に翻弄されてるぅ……ッッ」
ダイヤ「リボン―――もとい糸や布の扱いとなれば圧倒的にことりさんに分があります」
ダイヤ「海未さんの修めた無数の武術も、アレじゃまともに使わせてもらえませんわ」
善子「でも、海未さんにはアレがあるッッ」
ダイヤ「………合気ですか」
海未「フンッ………」
フワッ…
ことり「!」 ヘタッ…
海未「あれッ……」
ことり「フフ……」グイッ
ビインッ
海未「ッッ」ズテンッ
ダイヤ「敵の攻撃の力に己の力を加えて返す合気………」
ダイヤ「完璧な防御術……海未さんのもつ技術(わざ)の中でもまさにとっておきといえますが―――」
ダイヤ「ああなってしまってはその合気も意味がありません」
善子「なんで……ッッ」
海未「この………」フワ…
ヘタンッ…
海未「〜〜〜〜〜ッッ」 ダイヤ「ことりさんと海未さんをつなぐ、あの3、4メートルの長いリボン………」
ダイヤ「アレが力をほとんど散らしてしまい、上手く力が伝わらないのです」
ダイヤ「そしてもう一度言いますが、リボンの扱いにかけてはことりさんの方が何枚も上手ですわ」
善子「…でも、ことりさんが直接蹴ったりしてくる時を狙えば………」
ダイヤ「気づきませんか」
ことり「それッ」バッ
ビインッ
海未「くうッッ」ドテッ
ことり「えいッ」ゲシッ
海未「…グッ…………」 ダイヤ「ことりさんが海未さんを蹴るのは、リボンを引っ張って転がした後」
ダイヤ「そして完全に海未さんの死角からです」
『ニクきことりがやりたい放題〜〜〜ッッ園田海未、逆転できるかッッッ』
ダイヤ「できません」
ダイヤ「完全に詰んでますわ」
善子「でも、でもッ、あのリボンさえとれればッッ」
ダイヤ「それが無理なのです」
善子「なんでなのよぉッッッ」
ダイヤ「あのキツイ結び目をほどく暇がないことは、ごらんの通りです」
ダイヤ「となると力ずくで引きちぎるしかないのですが………」
海未「…こんなもの………」ガシッ
海未「フンッッ」グググ…
海未(な………)アセタラ… ことり「無駄だよ海未ちゃん」グッ
海未「あッ」ズルッ
ドテン
ことり「このリボン、ただのリボンじゃないんだよね」
海未「……アラミド繊維ですか………」ムク…
ことり「当たり♡」グイッ
海未「―――ッッ」ドチャッ
ダイヤ「宇宙飛行士の命綱や防弾チョッキとして使用されるアラミド繊維は、1ミリメートルの1000分の4、4ミクロンの細さにして張力200キログラムという境地に達します」
ダイヤ「それが幅数センチもあるリボンになっては、果南さんだってちぎれませんわ」 ことり「フィナーレだよ」ヒョイッ
海未「ッッ!!」ガッ
『!!リボンが海未の首にまわって――――』
ことり「ねえ海未ちゃん………」キュッ…
ことり「ドウシテコンナ危ナイモノヲ身ニ付ケテイルノカナ……………」
ギュウウウウ~~~~~~ッッ
海未「〜〜〜〜〜〜ッッ」
真姫「…………ッッ」
凛「自分がやったクセにーーッッ」ムカー
花陽「悪魔です……ッッ」
にこ「ことりがここまでやるとはね……」ニヤリ 善子「ウソでしょちょっと」
曜「あの海未ちゃんが一回戦で………」
果南「………」
ギュウウウウ…
ことり「フフフフフフ」
ことり「カワイイよ海未ちゃん………イヤ……」
ことり「マケミちゃん♡」ボソッ…
海未「―――――――ッ」ギロッ
ことり「!」
ことり(海未ちゃんの眼は死んでない)
ことり(まだだ!!) 海未(内浦で……敗北を知ってから……編み出し……)プルプル…
海未(……完成直前だった…………あの奥義…………)
海未(ここで試さずしてどこで!!!)カッ
―
――
―――
海未「…………」スッ…
庭先の鳥にむかって、“エア”で弓を引く構えをとる海未。
パッ
(・8・)「チュンッ」コテッ
(・8・)「」
海未(私のこのエア弓矢………名付けてラブアローシュート……………)
海未(松浦果南には通じなかった) 果南『本物の矢でも、私の腹筋は通さない』ドヤ~ン
海未「くッ」ドンッ
(・8・)「!」パチッ
(・8・)「チュンチュンッ」トッテッテ…
海未「……………」トオイメ
海未(本物の矢でもダメ…………だったらどうします………?)
海未(決まっていますッッ)カッ
海未(本物以上の矢を作ればいいッッッ)
海未(エアなどではなくッッ)
海未(自らの五体のみ………ッッ)
海未(自らの五体のみを頼りにして……………) ――――
――
―
海未「…………」スッ………
果南「!」
梨子(貫き手……?イヤ………)
ダイヤ(あの手の形……………矢!!?)
海未(無弓に至るッッ)
斬ッ
ことり「!!」
ヒラッ…
善子「リボンが切れたッッ」 ダイヤ「そんなッッ防刃用のジャケットにも使われるアラミド繊維をッまさかッ」
曜「流石だよ海未ちゃんッッ」
果南「ま、これぐらいはやってもらわないとね」
海未「ことり………」ズチャ…
ことり「あ………」
海未「貴方は最低で」フッ…
ことり「私の敗けです〜〜〜〜許して〜〜〜〜〜〜ッッ」ピョエー
海未「え」
審判「勝負ありッッ」 『決まった――ッ南ことり、頼みのリボンが切れるとさっさと敗北を認めましたッッ』
海未「……………」
ことり「海未ちゃん、とっても強いッことりの完敗ですッッ」ニコニコ
海未「………なんだかあまり勝った気がしないのですが………」ムー…
『全くの無傷のことり、自分の足で闘技場を後にしますッ』
『潔い敗北ですッッこれはこれで立派な決着といえましょうッッ』
観客「オオオオオ」パチパチパチ
凛「なんかスッキリしないにゃーッッ」
真姫「ホント、ズルいわね、ことりは…」
にこ「……潔いのが立派、ね……」フン
一回戦Dブロック第一試合 海未〇 ことり× ・トイレ。洗面台の前に立つ真姫。傍らには注射器やら瓶やらカプセルやら………。
真姫(潜在能力を徐々に解放しながら勝ち進んで―――)キラン
ズブッ
真姫(最高値(マックス)を決勝で完全解除―――――)グ…
スッ
真姫(―――っていうのが理想だったけど)ゴクゴク
ポイッ
真姫(いきなりダイヤで次が海未じゃ、そんなノンキなこと言ってられないわね………)ガリッガリッ
真姫「………………」フウーッ
ドクン
真姫「よし」 ダイヤ「フフ………私としたことが……」プルプル
ダイヤ「少しばかり緊張しているようですわね…………」
ルビィ「お姉ちゃん………」
ダイヤ「μ'sでも最強クラスのフィジカルを持つあの怪物・真姫さんと」
ダイヤ「武器をとらせてナンボと言われる柔術家の素手試合…」
ダイヤ「傍から見ればアホらしくなるほどの格の違いですわ」
ダイヤ「ですがまァ………」ニタァ…
こーゆーのこそがオイシイんですわ
『玄武の方角!!』
『黒澤ダイヤ 柔術!!!』
ダイヤ「応ッッ」パシッ 『一回戦Dブロック第二試合!!西木野真姫vs黒澤ダイヤ!!』
花陽「これも極上のマッチアップですッッ」
凛「真姫ちゃんはともかく、ダイヤちゃんってそんなに強いの?」
にこ「さっきちらっと話したけど、ありゃ相当やるわよ」
にこ「ただ、どっちかというとこういう試合形式よりは、日常の中で不意に始まるような、本当の“実戦”……」
にこ「公園とかの方が力を発揮するタイプに見えたわね」
凛「でも、黒澤流のルビィちゃんは一回戦で負けちゃったんだよ?」
海未「フッフッフッ、ルビィとダイヤを比較するつもりですか」
海未「リトルリーグと大リーグを比較するようなものですね」
海未「あのダイヤ、手段を選ばぬならこの大会の参加者の大半を1分以内に殺せるでしょう」
海未「そうでしょう、絵里?」クスリ
絵里「…………………」 真姫「……………」ドクンドクン
あんじゅ「それにしてもあの真姫ちゃん………」
英玲奈「ああ。すごい筋肉だ」
ツバサ「ステロイドね」
ツバサ「一時的かつ爆発的な筋肉の増強…副作用も大きいものだけど」
ツバサ「“今が最高”………実に真姫さんらしい…そしてμ'sらしい発想ね」
審判「両者前へ」
ダイヤ「真姫さん………」
ダイヤ「正直に言わせてもらいますわ」
真姫「!」 『おっと開始前にダイヤは真姫に何か話があるようですッッ』
『これも今大会ではこれまであまり見られなかった光景でありますッッ』
海未(揺さぶり、ですね………)
ダイヤ「私と貴方では戦力に差がありすぎます」
オオオオオオオオ
真姫「……どっちの意味かしら?」
ダイヤ「………」ファサッ
にこ(上着を脱いだ……)
ダイヤ「我が黒澤流柔術」
ダイヤ「環境利用闘法ほか――古流武器術などが有名ではありますが」
ダイヤ「その実態は五体の金剛(ダイヤモンド)化を旨としますッ」 ダイヤ「木剣に始まる受打訓練は―――やがては鎖での殴打と変化し」
ダイヤ「HAPPY PARTY TRAINによる腹部通過を経て―――」
ダイヤ「ついには旧・カナン砲による砲弾炸裂の実体験に至ります」
ダイヤ「先に叩いてくれませんか」
真姫「……………」
『なんと黒澤ダイヤッ筋肉隆々の見るからにヤバすぎる真姫にこの言い様ッッ』
『硬度10の異名は伊達ではありませんッッ』
ダイヤ「遠慮はいりません」
ダイヤ「存分に叩き尽くしてくださいましッッッ」バンッ
『さあどう応える真姫ッッ』
真姫「なんだか」
真姫「すっかり気を遣わせてしまったわね…」 真姫「せっかくのチャンス」
真姫「お言葉に甘えさせてもらうわ」ス…
真姫は右の掌をダイヤの頭の上に置く………。
真姫「バカよアナタ…」
にこ(馬鹿はアンタよ………ッッ)
海未「見るに忍びないですね…」
海未「先手を譲られたようで逆に奪われている」
海未「ダイヤの思うツボですよ……」
ニギッ
真姫「!」 『こッこれは……………』
『いつの間にかダイヤが真姫の左手の小指を…………ッッ』
ルビィ「ィよしッ指捕りだァッ」
ルビィ「一気にヘシ折っちゃえェェッ」
ダイヤ「ごめんなさいね真姫さん」
ダイヤ「流石の私も貴方の全力を受け止められるような鍛え方はしておりませんのよ」バッ
『万事休すだ西木野ォ―――ッ』
ダイヤ「そぁりやアッッ」
ぐりぐりっ
梨子(まずい……) ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています