花丸「続・大盛り対決!アイドルvsアイドル!」
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とある日の昼…
にこ「…」テクテク
にこ(ふふふ…!)
にこ(待ちに待った昼休憩…!)
にこ(突入…!ランチタイム…!)ギラン
にこ(いかにアイドルと言えど、一社会人…)
にこ(そんな社会人に訪れる安息…!安らぎの時間…!)
にこ(しかも今日は稀に見る空腹…!)グゥウウウ…
にこ(となれば…やっぱりここしかないわよね…!)ピタッ
看板『 ボリュームかつ丼 “かつ澤” 』ドンッ
にこ(そう…この店のカツ丼は味、量ともに文句なしの店…)
にこ(ただし注文を間違うと、その圧倒的ボリュームゆえに地獄を見ることになる…)
にこ(かつて私もこの店の大盛りには苦しめられたわ…)
にこ(でもそれはビギナー時代の話!常連になった今の私にはなんの問題もない…!)
にこ(ふふふ、久しぶりにかつ澤でガッツリ行きましょうか…!)
にこ(ここに素性はバレてるけど、一応サングラスして…と)スチャ
ガラッ…
凛「いらっしゃっせー!」
にこ「…」
にこ「あ……?」ザワ… にこ「…」
凛「…」
凛「あーーーーー!」
凛「にこちゃん!にこちゃんだよね!」
にこ「い、いえ…人違いだと思うけど…」
凛「そのサングラスは大盛り挑戦したY澤にゃ。なんでバレバレの嘘ついたにゃ?」
凛「あそこに写真が飾ってあるもんね!」ビシッ
大盛り完食したにこの写真『屁でもないわ…!この程度…! “ペロリ完食…!Y澤さま!”』
にこ「ぐっ…!」ドキッ
凛「あの写真はどう見たってにこちゃんだもん。最初見たときビックリしたにゃ」 にこ(そう…このかつ澤では大盛りを注文した客は写真撮影をお願いされる…)
にこ(私は圧倒的量のカツ丼を頼み、一度目は成功…二度目はもう少しのところで惜しくも失敗…)
にこ「…って!なんでアンタがここで働いてるのよ凛!」
凛「最近バイト始めたんだよー。大学が近いんだ」
凛「にこちゃんこそ!芸能界に行ってもこんなボロい店に来るんだね!」
にこ「働いてる店になんて言い草よ…まあいいわ」
にこ「注文いいかしら。レディースサイズを貰える?」
凛「…」
凛「えっ?」
にこ「…」
にこ「えっ?じゃないわよ。レディースサイズ一つだってば」 凛「…」
凛「はぁ〜〜〜〜…↓↓(クソデカため息)」
にこ「なによそのため息は!腹立つわね!」
にこ「いいからレディース持ってきなさいよ!」バンッ
凛「あの圧倒的大盛りに2度も挑戦した伝説のY澤が…まさかのレディースサイズ…」
凛「前回のリベンジを果たすかと思いきや…まさかのレディースサイズ…」
凛「凛は悲しいにゃ…あまりにも辛すぎるにゃ…」ガックシ
凛「はぁ〜〜〜〜…↓↓(クソデカため息)」
にこ「それ止めろっての!いいのよレディースサイズで!」
にこ「ここのレディースが他店の並より多いのは分かってんでしょ!」 凛「それに凛はすっごく嬉しいんだよ…?」
にこ「何がよ、てか話聞いてないわね…」
凛「あのにこちゃんが…!カツ丼を何度も食べれるまで稼げるようになるなんて…!」ジーン
凛「あの白米にモヤシ炒めだけの弁当を持ってきてた極貧にこちゃんが…!」グス…
凛「遊びに行っても砂糖かけたトマトをオヤツに出してきた極貧にこちゃんが…!」グスグス…
にこ「アンタ失礼すぎない?」
凛「だから凛は…!にこちゃんにいっぱいいっぱい食べて欲しいんだにゃ…!」
凛「ということで大盛り一丁!」
店員A「あいよ!大盛り一丁!」
にこ「ふっざけんじゃないわよ!やめなさいバカ!」
にこ「そこのアンタも注文繰り返してんじゃないわよ!」ビシッ 客A「おおっ!あのY澤こと矢澤にこが大盛りに挑戦するぞー!」ワー!
客B「またあの食べっぷりが見られるのね!」ワー!
にこ「え…?」ザワ…
店員B「ハイやーざーわ!やーざーわ!」
店員・客たち「「やーざーわ!やーざーわ!やーざーわ!」」
やーざーわ…!やーざーわ…!
にこ「あ、アンタたち…!そこまで私の大盛りに期待を…?」
凛「にこちゃん…!今こそみんなの期待に応える時にゃ…!」サムズアップ
にこ「…」 にこ「ふ、ふふふ…!」ククク…
にこ「カメラを持ってきなさい…!逃すんじゃないわよ…!」
にこ「三度目の伝説の瞬間…!刹那のシャッターチャンスを…!」ニヤリ
凛・店員・客たち「「「うおーーー!矢澤ーーーーー!」」」ワーワー!
店員A「はいっ!カツ丼大盛りです!」ドンッ
にこ「いざっ…!」バッ
にこ(決死のダイブ…!カツの海っ…!)
ガツガツガツガツ…!
――――
――
― とある場所…
にこのマネージャー「…」
マネージャー「ずいぶん遅いわね…にこのランチタイム…」
マネージャー「また何かあったのかしら…」
にこ「…」テクテク
マネージャー「あ、にこ!どこに行ってたの!心配してたのよ!」
にこ「近づかないで!」
マネージャー「!?」ビクッ
にこ「どうなっても知らないわよ…!今の私に触ったら…!」キッ
にこ「うっぷ…!」ヨロヨロ
マネージャー(ぜ…)ザワ…
マネージャー(ぜんぜん懲りてない…!この子…!)ザワ…ザワ…
おわり? 別の日の昼…
にこ「…」テクテク
にこ(ふふふ…突入!ランチタイム…!)ギラン
にこ(今日の腹具合は…まあまあね…!)グゥ…
にこ「…でも良かったの?せっかくの休みに私に付き合って」
花陽「大丈夫だよ。私もにこちゃんがオススメするカツ丼屋に行ってみたかったの」
にこ「ええ、きっと花陽なら気にいるはずよ。それに凛にも会いたいでしょ?」
花陽「うん!すっごく楽しみです!」
にこ(この子は小泉花陽。説明するまでも無いけど…私と同じμ’sのメンバー)
にこ(今は私と同じくアイドルをやっているわ。近々デビューを果たす期待の新人よ)
にこ「…と、ここね」ピタッ 看板『 ボリュームかつ丼 “かつ澤” 』ドンッ
にこ(ふふ…まさかここまでかつ澤の常連になるとは思わなかったわ)
にこ(圧倒的ボリュームのカツ丼に泣かされてきたけど…やっぱり来ちゃうのよね!)
にこ「一応、サングラスをかけようかしら。ここではY澤で通ってるしね…」スチャ
花陽「あ、じゃあ私も…顔が知られてきたから持ち歩いてるんだ」スチャ
にこ・花陽「…」
にこ「なんか…2人揃ってサングラスはカツ丼屋に入るスタイルじゃないわね…」
にこ「今日は外しましょうか…」スッ
花陽「そ、そうだね…」スッ
にこ「まあ無くても大丈夫でしょ。それじゃ入るわよ」
ガラッ…
凛「いらっしゃっせー!」 凛「あー!にこちゃんにかよちんだにゃー!」
にこ「シー!声が大きいわよ!」
にこ「一応、お忍びで来てるんだからね!」
凛「えー?なに売れっ子アイドルみたいなこと言ってるにゃ?」
にこ「売れっ子アイドルなんですけど!」
花陽「凛ちゃん!久しぶりだね!」
凛「うん!かよちんのCD買ったよー!」
凛「いまお店で流してるとこにゃ!」
花陽の歌『〜♪』
花陽「はわわ…!なんだか恥ずかしいです…///」
にこ「次は私のも流しなさいよね…。まあそれはともかく座るわよ」
凛「はーい!こちらのテーブルにどうぞー」 にこ「よいしょっと」スッ
にこ「はい、これがメニューね。ちなみにレディースでも他店の並より多いわよ」
花陽「そうなんだ。じゃあ私はレディースサイズにしようかな…」
にこ「ん?大盛りじゃなくていいの?」
花陽「うん…やっぱりアイドルになったから体型に気をつけたいし」
にこ「そう…昔みたいに花陽の豪快な食べっぷりが見られると思ったんだけどね」
花陽「うぅ…///そ、そんなに豪快だったかなぁ…///」カァアアア 凛「注文決まったにゃ?」
にこ「ええ、花陽はレディースで私はキッズにするわ」
凛「えっ!2人とも大盛りじゃないのー!?」
にこ「バカじゃないの!?花陽はともかく私が頼むわけないでしょーが!」
凛「でもこの前は食べ切ってたじゃん」
にこ「そうだけど…あれから二日間は絶食状態だったわよ…」ゲンナリ
凛「残念だにゃ。かよちんの豪快な食べっぷりを期待したんだけどなー」
花陽「も〜!凛ちゃんまでー!///」
凛「じゃあレディースとキッズだね!注文お願いしまーす!」
店員A「あいよー!」
凛「…やっぱりにこちゃんはキッズがお似合いにゃ」ボソ
にこ「…」
にこ「…なんかいまディスられなかった?」 花陽「楽しみだなぁ〜。普段カツ丼って食べないもんね」
にこ「そうね、カツ丼屋ってあんまり女子だけじゃ行かないし」
花陽「大盛りってそんなに量が多いの?」
にこ「多いなんてもんじゃないわ。バカみたいな盛り付けっぷりよ」
にこ「あれをペロリと行けるのは花陽くらいね。そうそう注文する人はいないわよ…」
???「すみませーん!」
凛「はーい!注文ですか?」
???「カツ丼の大盛りで!」
にこ「…」ザワ…
にこ「あ…?」ザワ…ザワ… ???「おー!花丸ちゃん大盛りにチャレンジするの?」
花丸「うん!千歌ちゃんに聞いてからどうしても食べてみたくて」
千歌「すっごい量だよ?知らずに頼んだら地獄を見るのだ」ウンウン
凛「大盛りと…お客様は何にしますかにゃ?」
千歌「私はプリンも食べたいからキッズサイズで!」
凛「はい、大盛りとキッズですね!かしこまりましたにゃ!」
花丸「今の店員さん、μ’sの凛ちゃんに似てたね」ヒソヒソ
千歌「思った!話し方も似てたよね〜!」ヒソヒソ
にこ「千歌、隣の席だったのね」
千歌「え?」 千歌「あっ、にこさん!お久しぶりです!」
にこ「また懲りずに大盛り頼んでるのね…。どうなっても知らないわよ?」
にこ「今日は花陽と一緒に来たのよ。μ’sのファンだったから知ってるでしょ?」
千歌「えーーー!花陽さんと!?」
花陽「あ、こんにちは!にこちゃんと大盛り対決したって聞いてます!」
千歌「わー!本物の花陽さんだー!」キラキラ
花丸「μ’sの2人とこんなとこで会えるなんて夢みたいずらー!」キラキラ
にこ「それとさっき店員が凛に似てるって言ってたけど…あれ凛本人よ」クス
花丸「えっ!本当ですか!?」
千歌「まさかカツ丼屋にμ’sが3人も居たなんて…奇跡だよー!」
にこ「せっかくだし、食事が終わったら凛も交えてどこか行きましょうよ。ね、花陽?」
花陽「うん!Aqoursの方とお話してみたいです!」
千歌・花丸「わーい!ありがとうございます!」 数分後…
凛「お待たせしましたにゃ!大盛りとキッズサイズです!」ドンッ
大盛りカツ丼『ドーーーーーーン!』ヤマモリ
千歌「ぐあっ…相変わらずのボリューム…!トラウマが蘇るのだ…」ゲンナリ
花丸「美味しそうずらー!いただきまーす♪」
モグモグ…
にこ「ここは大盛りの注文が優先されるのよ。しかしいつ見てもトンデモない量ね…」
花陽「うん…そうだね…」ジー
花丸「〜♪」モグモグ
花陽「…」タラー… にこ「…花陽、やっぱり大盛り頼めば良かったと思ってない?」
花陽「えっ!そ、そんな事ないよ!」ドキッ
にこ「いやいや…だってすっごいヨダレ出てるわよ?」
花陽「はっ!はぅ…///」ゴシゴシ
花陽「花丸ちゃんの食べっぷりを見てたら大盛り食べたくなってきて…///」カァアアア
にこ「今からでも変更できるんじゃない?ちょっと凛ー」
凛「呼んだかにゃ?」 にこ「花陽のレディース、大盛りに変えれないかしら?」
凛「まだ作る前だから大丈夫だよー。やっぱりかよちんは大盛りだよね!」
凛「にゃ?ということは…!いま店内に大盛りを頼んだ人が2人…!?」
凛「…」スゥ…
凛「パンパカパーン!毎月29日(肉の日)限定!『大盛り対決!米10kgをゲットするのは誰だ!?』イベント開始にゃー!」ドーン!
花陽「ピャア!?」ビクッ
にこ「えぇ…急になんか始まったけど…」
凛「29日限定イベントだよ。大盛りを2人頼んだ時に早食いイベントが始まるにゃ」
凛「先に食べた人にはなんと!お米を10kgプレゼントするにゃ!」
花陽「すごい!お米10kも貰えるの!」キラキラ
凛「ちなみにお客さんの意思はガン無視にゃ。勝手に店側が開始するにゃ」
にこ「はた迷惑なイベントね…」 花丸「でもマル…もう半分くらい食べちゃったずらよ?」
にこ「アンタ早いわね!?」
凛「大丈夫にゃ。かよちんにはそれくらいハンデつけた方がいいにゃ」
千歌「花丸ちゃん!花陽さんと勝負なんてまたとない機会だよ!」
千歌「やろーよやろーよ!やるからには、お米10kgゲットだよ!」
にこ「受けてやりなさい花陽!先輩アイドルの実力を見せてやるのよ!」
花陽・花丸「う、うん!やってみるよ!」
花陽(花丸ちゃんには悪いけど…)
花丸(花陽さんには悪いけど…)
花陽・花丸(お米10kgのため…負けられない!)ジュルリ 凛「はいっ!かよちんの大盛りお待たせ!」ドンッ
凛「じゃあ勝負を始めるにゃ!かよちん、花丸ちゃん、準備はいいかにゃ?」
花陽・花丸「「はいっ!」」
凛「では!レディー…GO!」
ガツガツガツガツ…
凛「はい、にこちゃんのキッズもお待たせにゃ」トンッ
千歌「キッズと大盛りの差すごいですよね〜。ご飯の量が10倍くらい違うもん…」モグモグ
にこ「ねえ千歌、私たちもこの間の勝負の続きやる?」クス
千歌「いやー…もうトラウマになってるんでゆっくり食べたいです…」アハハ…
ガツガツガツガツ…
にこ「…で最近のAqoursはどんな感じなのよ」モグモグ
千歌「最近はファンも増えていい感じですよ!良かったらにこさんもライブに来てください!」モグモグ
ガツガツガツガツ…
にこ「それにしてもこのごろ寒くなってきたわよねー」モグモグ
千歌「本当ですよー、このままだと夏はマイナス50℃くらいになりますねー」モグモグ
ガツガツガツガツ…
花陽・花丸「「ごちそうさまっ!」」ドンッ
にこ・千歌「「はやっっっっ!?」」 にこ「早すぎるわよアンタたち!世間話してたら食べ終わってたわよ!?」
千歌「凛さん、いまどっちが早かったんですか?」
凛「んー、ほぼ同時だったにゃ。今回は2人に5kgずつプレゼントするにゃ!」
花丸「半分ハンデあったのに同時だったずら…花陽さん強いずら〜!」
花陽「でも食べた量は同じだもんね。花丸ちゃん、勝負ありがとうございました!」
花丸「こちらこそ!」
店員・客たち「2人とも!いい食べっぷりだったぞー!」パチパチパチパチ!
花丸・花陽「あ…ありがとうございます…///」カァアアア
花丸「これがキッカケで、マルと花陽さんは一緒にご飯を食べる仲になりましたずら」
おわり? 別の日の昼…
にこ「…」テクテク
にこ(ふふふ…突入!ランチタイム…!)ギラン
にこ(今日の腹具合も…まあまあね…!)グゥ…
にこ「こうして4人でかつ澤に行くのも久しぶりよね」
千歌「うん!よーし今日は並盛りに挑戦するぞー!」
花陽「今日は29日だから大盛り対決でお米が貰える日だよね!」
花丸「花陽ちゃん!今日は負けないずらよー!」
ワイワイ…
にこ「あ、着いたわね」ピタッ
看板『 ボリュームかつ丼 “かつ澤” 』ドンッ
にこ「…ん?入り口に貼り紙がしてあるわね」
にこ「なになに…」
凛『かつ澤は盛り過ぎ赤字サービスのため閉店いたしました。今までありがとにゃ』
4人「…」
4人「!?!?!?」
にこ「ば…」
にこ「バカッ…!遅すぎよ!気付くタイミング…!」
かつ澤…閉店……!
おわり |c||´.-`|| おわり。読んでくれた方ありがとうございます。
|c||^.-^|| 前編もよろしくお願いします。
http://fate.5ch.net/test/read.cgi/lovelive/1547315761/ うっせやろ!?www
こんなんで終わってしまうんか!?www
お疲れ様でした 田舎とかでたまにある赤字メニューばっか売れて閉店しちゃうやつか…
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