絵里「大丈夫、にこ?」

にこ「だ、大丈夫、大丈夫だから、大丈夫」

大丈夫じゃないのは自分自身で自覚していた。
先ほどから話しかけられても答えるのが億劫になってきたうえ、絵里の用意してくれた食事にも手が伸びなくなっていた。

絵里「にこ、そんな格好したらあぶないわよ。こまったわね」

にこ「ふぁう?」

絵里にお酒を勧められて、飲めないのにお付き合いしたせいで私はすっかり酔ってしまっていた。