千歌「善子ちゃん…本当に、帰っちゃうんだね…」
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善子「えぇ…ついに私にも、天界からの帰還の命が下されたのよ…」
千歌「善子ちゃん、行っちゃうの…?」
善子「えぇ…天より追放されて、十数年間この地で堕天使として過ごしたけれど、やはり私は天使。天使ヨハネ。いずれ天界に帰らねばならない運命だったのよ…」シクシク
千歌「善子ちゃん…。善子ちゃん、私、悲しいけれど、でもちゃんと善子ちゃんのこと見送るよ。だって…善子ちゃんには気持ちよく、天界に帰ってほしいから…!」
善子「ありがとう、千歌。嬉しいわ、本当に…」
千歌「うん♪」シクシク
善子「じゃあ…そろそろ、お別れの時ね…」
千歌「本当に行っちゃうんだね…」
善子「えぇ…。さようなら!千歌!!」バッ
千歌「バイバイ!善子…いや、ヨハネちゃん!!」 善子「パタパタ~(小声)」
千歌「パタパタ~(小声)」
花丸「何してるずら?」
千歌「わぁ!?」
善子「ぎゃふん!」ドタッ
善子「ちょっと!せっかくいい所だったのに、台無しじゃない!!」
花丸「その羽、どう見てもダンボールずら…」
千歌「あ、これ、千歌が作ったんだよ♪けっこうキレイでしょ〜」エヘヘ
花丸「今のはなんずら?また堕天使帰還の儀式とかずらか?」
善子「う〜はなまるぅ〜…言葉が厳しいわよ〜…」ウルウル
花丸「あ、ごめん!そんな責めてたわけじゃないずら💦大丈夫、ヨハネちゃんは天使。ちょーきゃわたんな天使さんだよ♪」ニコッ
善子「えへへ、ずらまるぅ〜♡」ギュゥ
千歌「え…善子ちゃんって、こんな一面もあるの…」
千歌「ちょ〜かわいいんだけど…♡」ホワワ 善子「じゃあ、ずら丸も手伝ってくれる?」
花丸「花丸!」
善子「花丸〜えへへ♡」
善子「花丸も手伝ってくれる?堕天使帰還の儀式」
花丸「あ、本当に帰還の儀式だったんずらね…」
千歌「花丸ちゃんが手伝ってくれたら、もっともっとすごい天界に帰れるよ!」
花丸「すごい天界ってなんずら…?」
千歌「う〜ん…丸の内とか?」
花丸「それは沼津の何百倍もの地価である本当にすごい所ずら…」
千歌「ちか?千歌はここにいるよ♡」
花丸「いやいや、千歌ちゃんじゃなくて地価で…」
善子「すとーぉぷ、話がダレてるわ。見ている人が離れちゃう…」
花丸「善子ちゃんメタいずら…」 花丸「で、まるは何をすればいいずら?」
千歌「何をすればいいと思う?♪」
善子「私を熱く抱きしめる!」
花丸「ぎゅっ!」ギュッ
善子「よは〜♪」
千歌「いっぱいちゅき…♡てたぶん花丸ちゃんは思ってます。千歌です」
善子「で、花丸には天界で私をお迎えする先輩天使さんの役をやってほしいの」
花丸「おぉ、切り替えすご!」
千歌「練習する?千歌が手取り足取り教えてあげるよ♪」
善子「ちなみに丸の内のすぐ隣にあるのは大手町よ…!」ギラン
花丸「手しかかかってないずら…」
千歌「はいは〜い♪練習できしだいすぐ本番にします。ちかにゃ〜ん!」
善子「その大手町の隣にあるのが日本橋なの♪」
花丸「だからなんずら…」
善子「日本橋って中央区なのよ!ぽくないわよね〜千代田区っぽいわよね〜」
花丸「だからなんずら!」 千歌「ヨハネちゃん…さよなら…」
善子「ぱたぱたぁ〜」
千歌「ぱたぱたぁ〜」
善子「ひらひら〜」
千歌「そよそよ〜」
善子「じぇ〜わ〜い、すり〜」
千歌「あきはばら〜」
花丸「えいちひふてぃ〜ん」
善子「は!天界に、着いたのね…」
花丸「ようこそヨハネ。長旅、ご苦労であったな!」
おぶざーぶあ千歌「うわ!花丸ちゃん、めっちゃ声変わってる!?」
善子「ただいま到着しました、大天使ハナマルノウチ様」
花丸「道中、何か大変なことはなかったか?」
善子「いえ。ハナノウチ様のおかげで、安全にここまで来ることができました」
お千歌「いやいや!略すならハナマル様でいいじゃん!!」
善子「マルちゃん、私はいったい、なぜこの地へ呼ばれたのでしょうか…?」
花丸「ふふふ、自分の胸に手を当てて、よく考えてみるがよい…」
お千歌「花丸ちゃん本当に声変わりすぎでしょ…なに、声優なの?あれ…声優か?うん…?」 善子「むむむ…」
花丸「どうだ、何か浮かんだか?」
善子「いえ…。ただ、胸に手を当てるというと、私のはネット上で普通と言われたりひんにうとされたりと好き放題言われてるなってことを、想起してしまいます…」
花丸「うむ、そうだな…。ダイヤちゃんがメンヘラにされたり、善子ちゃんが黒髪と言われたりと、ネット上には様々な意見(…?)があるな」
お千歌「また話よれてきてるよ〜(小声)」 花丸「教えてしんぜよう。お前がここにきた意味を…!」
善子「は…はい!!」
花丸「私は、あなたに地上での様々な可能性を教えに、ここへ招いたのです」
善子「様々な、可能性…?」
花丸「えぇ、そうです。あなたはこの天界から堕天した時、新たに堕天使として地上で活動するため『善子』という名をもらい、天使としてのヨハネという名は、本当なら記憶から抹消されるはずでした」
花丸「しかし、あなたのその強い魔力のせいで、善子という名を与えられながら、同時にヨハネという名も覚えていたのです!」
善子「…!」
花丸「そのせいであなたは、地上でも善子としてではなく、ヨハネとして振る舞うことがほとんどになり。素の、本心からの、あなたではいられなくなることも増えています」
花丸「それではもったいないです。あなたは本当に素敵な仲間に囲まれています。もう少し、あなたの心からの、『善子』の声を届けてあげてください。そうすればきっと、あなたとそのお仲間さんたちは、より素敵な未来を切り開いていけることでしょう…!」
善子「…」
お千歌「…」
花丸「分かりましたか?」
善子「…はい!!」
花丸「よろしい。それでは、帰りなさい!」
善子「はい!ありがとうございました!!」
花丸「帰り道も気をつけるんだぞ〜」
善子「はい!」
花丸「あ、あと足の指の間もちゃんと洗うんだぞ〜」
善子「さようなら!!」 千歌「おかえり♪おみやげは?」
善子「天界みかん!」 千歌「いや〜すごかったよ花丸ちゃん✨」
花丸「えへ♪そんなことないずら…」
善子「よくもアドリブであんなセリフすらすら出てくるわね…ほんとに説教されてるみたいだったわ…」
花丸「まぁ、一応、文学少女だし…?なんて♪」
千歌「はぁ〜楽しかった♪」
花丸「まるも…正直、楽しかったずら…♪」
善子「え、ほんと!?」
花丸「最初は変なのって偏見してたけど、やってみたら意外と楽しくて、おもしろくて…」
花丸「だから、よかったら、また…一緒にさせてほしいな…儀式///」
善子「花丸…😢」
善子「はなまるぅ〜ありがとう〜〜!!」ギュッ
千歌「花丸ちゃ〜ん!!」ギュゥ
花丸「わわ、2人とも!?」
花丸「あ、でも…なんだか…気持ちいいずら…。これが…堕天…ずら♪」 アニメでは決して見られなかったイチャイチャよしまるか… ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています