>>64
曜ちゃんと同じバスに乗りたい善子ちゃんが頑張って早起きしてるんだぞ
千歌ちゃんの旅館に着くまでは二人きり
でも毎日だからそんなに楽しくおしゃべりする話題もなく素っ気ないやりとりをしてあとは無言が続くんだぞ

十千万旅館前のアナウンスが流れてそっと横にずれる善子ちゃん
「どうしたの?」「何でもないわよ」「変な善子ちゃん……」
そのうちにバスが停まって、窓の外には千歌ちゃんも梨子ちゃんもいて、笑顔で二人に手を振る曜ちゃんを見てちょっと曇るんだぞ

ぷしゅーってドアが開く音に合わせてそっとほっぺにキスされて「ふへぇ!!?」ってなってる善子ちゃんに曜ちゃんが
「元気なさそうだったから」エヘヘ
ってそんなのずるいわよ!って言おうとしたらもう千歌ちゃん梨子ちゃん乗り込んできてて何も言えないまま学校まで過ごさなきゃなんだぞ

バス降りた後も三人が二年生の教室に向かう中一人で教室に向かい先にいたルビまるに「善子ちゃん顔赤いね?」「なにかいいことあったずら?」って聞かれて「何でもないわよっ!」って答えるまでがワンセットだぞ

可愛いだろが