曜「手紙」 短編
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曜「誰もいない・・・」
曜「う〜ん…早く来過ぎちゃったかな」
曜「千歌ちゃんは作詞があるし、梨子ちゃんも作曲があるって言ってたし・・・」
曜「まぁ、時間もあるし、しばらく待ってよう…」 曜「ん?何だろうこれ・・・」
机の上には一通の茶色の封筒が置いてあった。
曜「誰のだろう?もしかして、ファンレターかな?」
手紙を手に取って見てみる。
曜「名前も宛先も書いてないなぁ…」
曜「・・・」
曜「中を見てみても良いよね…」
封筒の裏に貼ってあったシールを剥がして中を見てみると、一枚の白い紙切れが入っていた。 曜「何々・・・」
『拝啓 Aqoursの皆さま
いきなりですが、 皆さんのステージは一人一人が輝いていた、最高のステージでした。
皆さんは私の生きる希望になってくれました。また私だけではなく、色んな場所の色んな人に夢や希望を贈ってくれました。
私は重いモノを背負い、暗闇の中を歩いて来ましたが、Aqoursの皆さんのおかげでヒカリが見えて来ました。
本当にありがとうございました。』 曜「・・・」
曜「そっか…」
曜(果南ちゃんや鞠莉ちゃん、ダイヤさんがいなくなって、少しまだ不安で、寂しいけど…)
曜(成長した、六人でまたこんな風に、夢や希望を届けられるように頑張りたいな・・・)
曜(もちろん、遠くの三人も一緒にね!)
part1 終わり part2 ホラー編も書きます。
>>6からの続きで 曜「何々・・・」
『Aqoursの皆さんへ
今日の23時43分になりましたら、
頭をどうかお守り下さい』
曜「・・・」
曜「何を言ってるんだろ?」
曜「これ以外には何も書いてないし…」
曜「ただのイタヅラか…」
紙切れを手でくちゃくちゃにすると、それをポケットに入れた」
曜「ふぅー」
千歌「あっ、曜ちゃんもう来てたの?」
曜「千歌ちゃん!」
ーーーーーー 渡辺家
曜「んーっと…今日も疲れたなー」
曜「特に今日はハードだった気がするな」
ふと、脳裏にある事が横切る。
曜「そういえば・・・」
制服のポケットからくちゃくちゃの紙切れを取り出す。
曜(23時43分になったら頭を守れってどういう事何だろう…)
曜(ちょっと気になるけど、多分冗談だしね…)
曜「よし、今日はもう寝よう」
時刻21:39
ーーーーーー ーーーーーー
曜「んんっ…もう…千歌ちゃん…たら…」
曜「・・・」
曜「うぅ・・・」
急に目が覚めた。怖い夢をみたわけでもないが、自然に目覚めてしまったのだ。
曜(せっかく五人の千歌ちゃんに囲まれた夢をみてたのに・・・)
曜「今何時だろ・・・」
時計に目を向ける。 曜(23時40分…)
曜「ま、まさか、偶然だよね。偶然…」
『今日の23時43分になりましたら、
頭をどうかお守り下さい』
曜「・・・」
もう一度時計を見てみる。
曜(41分に…あと2分…)
曜「・・・」 曜「まぁ、一応ね…」
体を埋めて布団に潜る。腕をなるべく頭に乗せ、頭を守った。
曜(あと1分…)
長い沈黙が流れた。まるで人間が一人もいないかのように・・・ お願いだから終わらせてから寝てね
じゃなきゃ続きが気になりすぎて俺が眠れなくなる せめて明日書きますとか言ってから寝てくれ
寝オチは犯罪ですわよ! ガシャン
何かが割れた。ガラスのような音だ。
曜「うわっ!」
その数秒後、部屋内に強い風が入ってきた。
曜「うぅ…」
体をもっとうずめる。その姿はまるで恐怖に支配された小鳥のようだった。 バタバタ
誰かが走ってきた。
曜の母「曜、大丈夫!?」
曜「んっ、お母さん・・・」
時計に目をやると、時刻は23時45分になっていた。
曜の母「曜、怪我はない?」
曜「えっ?」
部屋を見回すとガラスの破片が飛び散っていた。
特にベットの枕元には風で飛ばされたのか、大きな破片が五つほど刺さっていた。
曜の母「今日の夜は突風だったから、それで窓が割れちゃったのね・・・」
曜「そっか…」 曜の母「窓は明日どうにかするから、今日は違う部屋で寝なさい」
曜「分かった!」
曜(助かった…)
ーーーーーーー
ーーーーーー
ーーーーー
ーーーー
ーーー
ーー
本当に?
本当に本当に?
私はこの事をきっかけに、一気に地獄に落とされた。
全ては私が…
part2 終わり ここまでにします。
短編でしたが最後までお読みいただき、ありがとうございました。 ちょっと待って
これ以降はないの?
全然話が分からん ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています