絵里「苦節15年…ついに”のぞみロボ69号”が完成したわ…」 にこ「やったのね私たち…」
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絵里(33才)「15年前…私たちは交通事故で掛け替えのない友人を1人失った…」
にこ(33才)「私たちは彼女を取り戻すため、アイドル活動を辞めて死ぬ気になって勉強してMITに入学して…」
絵里「その後も血の滲むような努力と壮絶な研究を重ねて…ときには失敗することもあったけど…でもついに…ついにここまで来た…」
にこ「絵里…」
絵里「ええ…」
にこ「助手くん、電源を入れて!」
助手「かしこまりました、矢澤助教授!」ポチッ
絵里「希…」ドキドキ
╭*(๑-_-๑)*╮ ウィ〜〜〜〜〜〜ン
/´ \、
i /ヽ○ 〈」 〉.l ブォォッォン…
/ .ノ 〉 /r、 `ヽ、
//. / ,、 リ 〉〉》リ
巛リ // i| '´"
にこ「長かったわねここまで…」
絵里「ええ…」
にこ「電源回路異常なし!さぁ!希の脳から抽出した記憶とAIをリンクさせるわよ!!」
絵里(希………希っ………)
にこ(お願いっ………お願いっ!!!)
╭*(๑˘ᴗ˘๑)*╮「ん、んっ…」
絵里「希っ…私の声が聞こえる…?」
╭*(๑˘ᴗ˘๑)*╮「エリチ…?」
にこ「希っ!!」
╭*(๑˘ᴗ˘๑)*╮「ニコッチ…?」
助手「電脳と記憶の接続システムオールグリーン!!意識安定!成功です!」 絵里「さぁここからが本番よ」
にこ「ええ…」
絵里(15年前、私とにこは希に告白した)
にこ(私も絵里も希のことを本気で愛していた…)
絵里(でも告白したあの日に希は事故で死んでしまった…)
にこ(告白の返事を聞くために…そのためだけに…私たちはここまできたのよ…)
絵里(あのときの記憶が…そのままなら…)
にこ(その答えは必ず…たった1つに導かれるはず…)
絵里「さぁ、のぞみロボ69号!いえ、希!あなたの答えを教えて!!」
にこ「希!アンタが本当に好きな人は誰なの!?」
╭*(๑˘ᴗ˘๑)*╮ ウィーンガチャ、ウィーンガチャ、ウィーン…
絵里&にこ「お願いっ!!!」
╭*(๑˘ᴗ˘๑)*╮
/´ \、 「……マキチャン」
i /ヽ○ 〈」 〉.l
/ .ノ 〉 /r、 `ヽ、
//. / ,、 リ 〉〉》リ
巛リ // i|
絵里「あ゙ああああああああああああああああああああああああああ」
にこ「あ゙あああああああああああああああああああああああああああ」
絵里「―――失敗ね」
にこ「そうね。また失敗なんて残念だわ」
助手「えっ、またですか??」
絵里「ええ。この69号は所詮希のまがい物だったということ」
にこ「記憶と正常にリンクしてなかったってことよ」
絵里「こんなまがい物、見るのも嫌だわ。さっさと処分して」
助手「はい。。」 つ(๑˘ᴗ˘๑)*╮「ウチハ…マキチャン…スキ…マキチャン…マキチャン…」
にこ(私たちは必ず希の真実に辿り着いてみせる……)
絵里(そのためならこの一生をのぞみロボに捧げることだって厭わない……)
にこ&絵里(何故なら私は…希を愛しているから……!)
絵里「さぁ!70号の製作に取り掛かるわよ!」
――これからも絢瀬研究室の挑戦は続いていく 小型犬と頭の悪い飼い主が嫌い。
猫は静かで良い。
外でにゃあにゃあ言われても微笑ましくて腹立たないが、犬が吠えるとうるさい。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています