理亞「リア充になりたい!」
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とある日、理亞のクラス…
ワイワイ…
クラスメイトA「ねぇ理亞ちゃん!今日カラオケ行くんだけど一緒に行かない?」
理亞「あ、ごめん。今日は店の手伝いがあって…」
クラスメイトB「そっか残念!でも偉いなあ理亞ちゃんは」
クラスメイトA「ほんとほんと!アンタも見習ったら?」クス
クラスメイトB「もーうっさいなあ!じゃあ理亞ちゃん、また今度いこっ!」
理亞「うん、じゃあね…」
理亞「…」 帰り道…
理亞(…)テクテク
理亞(ルビィたちとの一件以来、クラスのみんなと打ち解けることができたけど…)
理亞(やっぱりまだどこかギクシャクしちゃってるわ…)ハァ
理亞(他の子たちみたいに軽口を言い合ったりも無いし)
理亞(ルビィに相談しようか…それとも花丸に?)
脳内善子『ふふん!悩みならこの堕天使ヨハネにお任せあれ…』
理亞(…)
理亞(いや、無いな…)
理亞(あの堕天使は論外、と)
脳内善子『ちょっとー!なんでよー!』 鹿角家…
ガラッ
理亞「ただいまー」
聖良「おかえりなさい」
聖良「あ…じゃあ理亞が帰ってきたので店の手伝いしてきます」
千歌『分かりました!じゃあまた!』
聖良「今度ゆっくり話しましょうね」
理亞「姉様、誰と電話してるの?」
聖良「千歌さんと曜さんよ。ラブライブに向けて色々アドバイスが聞きたいって」
理亞「そう…」
理亞(渡辺曜…)
理亞(そういえば…前にAqoursの活動記録の動画を見たことがあったけど…)
理亞(渡辺曜は浦の星だけでなく、他校の生徒とも気兼ねなく話してた…)
理亞(渡辺曜と一緒に行動すれば、もしかしたらコミュニケーション力が学べるかも…!) 日本のほとんどのペットショップは動物虐待
ほんとあいつらクズ 千歌『じゃあまたね!聖良さん!』
曜『バイバイヨーソロー!』
理亞「待って!姉様ケータイ貸して!」バッ
聖良「え?ちょっと理亞!?」ビクッ
理亞「もしもし!渡辺曜?」
曜『あれ理亞ちゃん?どうしたの?』
理亞「明日の土曜は何か予定入ってる?」
曜『へ?ううん、練習も休みだし特に用事は無いけど…』
理亞「じゃあ遊びに行きましょう!私がそっちに行くから!」
曜『うぇえ!?わ、私と?ルビィちゃんじゃなくて?』
理亞「うん。…ダメかしら?」
曜『そんな、ダメじゃないよ!』
理亞「じゃあ明日ね!よろしく!」ピッ
理亞「というワケで姉様、明日は内浦まで行ってくるから」
聖良「う、うん…」
聖良(…明日も店番あるんだけどな) 次の日、内浦…
曜「あ、おーい!理亞ちゃーん!」
理亞「ごめん渡辺曜、待った?」
曜「ううん!全然だよ!」
理亞「そう、それなら良かったわ」
理亞「…で、それはいいとして」チラッ
千歌「理亞ちゃん!こんちかー!」ニコニコ
ルビィ「久しぶりだね!」ニコニコ
理亞「…」
理亞「…いや、なんでいるのよアンタたち」 千歌「だってだって!理亞ちゃんが函館からわざわざ来たんだよ!」
ルビィ「だからね、ルビィたちも一緒に遊びたいなって!」
曜「ってことなんだ!話したら2人も来たい、って」
曜「ダメかな?」
理亞「まぁ、別にいいけど…」
千歌「やったー!」
ルビィ「理亞ちゃんありがと!」
千歌・ルビィ「…」
――――
――
― 昨日の夜、千歌の部屋…
ルビィ「…えっ?理亞ちゃんが曜ちゃんと2人で遊びたいって?」
千歌「…うん。これはゆゆゆしき事態なのだ」
ルビィ「“ゆ”が一個多いよ!」
ルビィ「でもどうしたのかな?突然2人で遊びたいだなんて…」
千歌「…」
千歌「…もしかして理亞ちゃんさ」
千歌「曜ちゃんのことが好きになったんじゃないのかな…」
ルビィ「…」
ルビィ「!?!?!?」 ルビィ「そそ、そんなぁ!理亞ちゃんが…まさか…!」
千歌「だって2人きりで会いたいなんてそれしかないよ…」
千歌「曜ちゃんモテるから、理亞ちゃんが好きになるのもおかしくないし…」
ルビィ「そ、そんなこと…」
ルビィ(理亞ちゃんが曜ちゃんに…)
千歌(曜ちゃんが理亞ちゃんに…)
千歌・ルビィ(取られちゃう!?)
ルビィ「…」
ルビィ「千歌ちゃん!」ガシッ
千歌「ルビィちゃん!」ガシッ
ルビィ「明日は2人を監視して!」
千歌「絶対にくっつけないようにしないと!」
千歌・ルビィ「「えいえいおー!」」オー ―
――
――――
千歌(というワケだから今日は2人を監視するのだ!)ヒソヒソ
ルビィ(千歌ちゃん!頑張るビィ!)ヒソヒソ
理亞「なによヒソヒソ話して…」
曜「じゃあまずどこに行こうか?」
理亞「ん、そうね…」
理亞(渡辺曜のコミュ力を探るには、Aqoursのファンが多いところに行くべきね)
理亞「じゃあ…アキバに行きたい!」
曜「えぇっ!今からアキバ!?」
ルビィ「理亞ちゃんアクティブだね…」
千歌「うぅ…お小遣いが無くなりそう…」 秋葉原…
ガヤガヤ…
千歌「着いた!スクールアイドルの聖地・アキバ!」
ルビィ「理亞ちゃん!アイドルショップ行こうよ!」
曜「私はコスプレショップに行きたい!」
理亞「まあ待ちなさいよ」
理亞(地区予選1位通過のAqoursが3人もいれば、ファンが寄ってくるわよね…) 曜「ホラみんな!早く行くヨーソロー!」
ザワザワ…
周りの人々「ねぇあの人たちって…」ザワザワ
周りの人々「もしかして…」ザワザワ
理亞(! 来たっ…!)
理亞「待ってよー!Aqoursの渡辺曜ー!」
周りの人々「やっぱり!Aqoursだわっ!」キャー!
千歌「なに今の不自然な呼び方…」
ルビィ「“Aqoursの”っている?」 ワイワイ…
ファンA「千歌さん応援してます!ラブライブ頑張って!」キャーキャー
ファンB「ルビィちゃん推しです!可愛いルビィちゃんから元気を貰ってます!」キャーキャー
千歌・ルビィ「あ、ありがとうございます…///」エヘヘ
理亞(やっぱりいまAqoursの人気は急上昇中ね…!)
理亞(渡辺曜もそれなりにファンから囲まれてるはず…)チラッ 曜「じゃあファンのみんなー!記念写真撮るよー!」
曜「せーの!で全員でヨーソローポーズやってねー!」
曜「…せーのっ!」
ファン100人「「「「「「「「ヨーソローーーーーーー!!!!!」」」」」」」」パシャッ
理亞「多スギィっっっ!」 理亞「多すぎ!多すぎったら多すぎよ!」
理亞「いくら何でも打ち解けるのが早すぎるわよ!イ◯バ物置じゃないのよ!?」
曜「そ、そうかな?普通に写真撮りたい子たちに声かけただけなんだけど…」
理亞(くっ!この一瞬で100人集めるとは、さすがコミュ力の塊…!)
理亞(これじゃ何にも参考にならないわ。渡辺曜…恐ろしい子…!)キッ
曜(な、なんか理亞ちゃんに睨まれてるであります…)ビクッ
ファンC「あ、あの…Saint Snowの鹿角理亞さんですよね…?」
理亞「えっ?」 ファンC「わ、私!理亞さんに憧れてて!」
ファンC「理亞さんのダンスが大好きなんです!一緒に写真撮ってもいいですか!」
曜「おー!理亞ちゃんさすがであります!」
曜「ホラホラ!ちゃんとファンの想いに応えてあげなよ!」ポンッ
理亞「…」
理亞「アッアッ…アッアリガト…ゴザマス…///」
曜「声小っっっさ!」 曜「声が小さい上にどもりすぎだよ!落ち着きなって!」
理亞「エ、ワ、ワタシ?!フフ、フツウダケド??」
ファンC「あ、あの…写真は大丈夫ですか…?」
曜「しっかりしなよ!写真いいかって聞かれてるよ!」
理亞「エッ?あ、ああ、写真ね!」
理亞「い、いいわよ写真くらい!ほら撮るわよ!カメラ!カメラを貸しなさい!」
ファンC「え、あ、あの…」ビクッ
理亞「ほ、ほら!私と写真撮りたいんでしょ!撮るわよ!いいわね!?」ジリジリ
ファンC「ひっ!?」ビクッ
ファンC「あ、あの!やっぱり結構ですーーーーー!」ダダダダッ
理亞「…」
理亞「あ、あれ…?」ポカン
曜「理亞ちゃん…そんなに情緒不安定だったっけ…」 しばらくして…
ルビィ「曜ちゃん、理亞ちゃん、おまたせー!」
千歌「やっとファンの子たちの対応終わったよー!」
理亞「…」ズーン
千歌・ルビィ「…」
千歌「なんかベンチでうなだれてる人がいるんですけど…」
曜「よく分からないけど急に落ち込んじゃって…」
ルビィ「理亞ちゃん…どうしたの?」 理亞「ふ…どうせ私はファンサービスすらまともに出来ないスクールアイドルよ…」ズーン
理亞「ホラ!笑いなさいよっ!このコミュ障の私を!」
理亞「イ◯バ物置になれないこの私をーーー!」ワーン
ルビィ「い、イ◯バ物置…??」
千歌「ち、ちょっと落ち着きなよー!」
曜「とりあえずどこかお店に入ろうよ!」 近くのカフェ…
千歌・曜・ルビィ「「「リア充になりたい?」」」
理亞「…」コクン
千歌「あれ?もしかして“理亞”と“リア”をかけたギャグ?」ププ
理亞「真面目な話なんだけど。はっ倒すわよ高海千歌」
千歌「ヒエッ…ごめんなのだ…」ビクッ
千歌「でもどうしてリア充になりたいの?」
ルビィ「そうだよ、今の理亞ちゃんのままでいいと思うけど…」 理亞「なんだかクラスメイトと本当に仲良くなれてない気がするのよ…」
理亞「それに、さっきみたいに知らない人から話しかけられると頭が真っ白になるし…」
理亞「リア充までいかなくても、どうすれば人と上手くコミュニケーションを取れるか知りたくて…」
曜「だから私を頼ってきたんだね」
理亞「ええ、渡辺曜と行動すれば何か分かるかなって思ったの…」
理亞「私、自分に自信がないからどうしたらいいか分からなくて…」シュン
千歌「…」 千歌(という事は…!)
ルビィ(理亞ちゃんは曜ちゃんを好きになったわけじゃなかったんだ…!)
千歌「ルビィちゃん!」ガッツポ
ルビィ「千歌ちゃん!」ガッツポ
千歌・ルビィ「「いえーーーい!」」ハイタッチ
理亞「え?なにしてんの急に?」イラッ
理亞「自信がない私がそんなにおかしい?」イライラ
千歌・ルビィ「ちち、違う違う!こっちの話だから!」アセアセ 曜「…要するに友達と上手く話すにはどうすればいいか、ってことだよね」
千歌「あっ!いま“曜”と“要”をかけて…」ププ
曜「千歌ちゃん、いま理亞ちゃんから怒られたばっかでしょ」メッ
千歌「アッハイ…」シュン
理亞「まあ…そういうことね。いい話題作りとかがあればいいんだけど…」
ルビィ「うーん…」 ルビィ「あっそうだ!ドラマやバラエティの話をするのは?」
理亞「テレビは全く見ないわ」
千歌「じゃあ…音楽やヒットチャートの話とか!」
理亞「音楽はスクールアイドル以外ほとんど聴かないわね」
曜「SNSは!インスタやTikTokに動画投稿するとか!」
ルビィ「はあ?“いいね!”稼ぎやお遊戯なんてバカバカしいし」
千歌・曜・ルビィ「………」
曜「…理亞ちゃん本当に女子高生?」
理亞「うっさいわね!」バンッ 理亞「はいはい!どうせ私は無趣味のつまらない女子高生ですよ!」
理亞「だいたいテレビも音楽も薄っぺらいのよ!やれ愛だの恋だの一人じゃないだの!」
理亞「“会いたい”だの“やっぱり会いたくない”だの“結局会いたい”だの!」
理亞「“切りすぎた前髪”だの“タイトなジーンズ”だの…」
理亞「“ねじこむ”だの!」バンッ
客「ざわ…ざわ…ざわ…」
千歌「お、落ち着いてよ理亞ちゃん!」
ルビィ「お客さんから見られてるよ!」 千歌「!」ピコーン
千歌「ねぇ理亞ちゃん、明日まで内浦にいれる?」
理亞「え?明日は日曜だし構わないけど…」
千歌「今夜、ウチの旅館の手伝い頼まれたんだ!理亞ちゃんも手伝ってくれない?」
理亞「えっ…わ、私が旅館を!?」
千歌「うん。いま仲居さんがみんな風邪引いちゃって、てんてこ舞いなのだ」
千歌「それに接客すればコミュ力が身につくんじゃないかな!」
理亞「む、無理よ仲居なんて!店の接客は基本的に姉様だし、私は仕込みがメインだから…」
千歌「なおさらやってみようよ!お給料も出るから!」
千歌「自分を変えるチャンスかもしれないよ!」
理亞(自分を変える…) 理亞「…わかった、やってみるわ!」
千歌「やったー!ありがとう理亞ちゃん!」
曜「ねぇ千歌ちゃん、良かったら私たちも手伝わせてくれないかな?」
ルビィ「うん!なんか面白そうだし!」
千歌「ほんと?助かるよ2人ともー!」
千歌「じゃあ今日はみんなでウチに泊まろうね♪」
曜「よーし!今夜は十千万営業がんばるでありまーす!」
千歌・ルビィ「「おーーーーっ!」」
理亞「お、おー!」
理亞(よ、よーし…やってやるんだから!私は変わるのよ!)フンスッ 夕方、十千万…
千歌ママ「みんな、どうもありがとね」
千歌ママ「今日は、お料理を出したり簡単な接客をしてもらえれば大丈夫よ」
4人「「「はーいっ!」」」
千歌「おー!みんな仲居さんの格好似合ってるよ!」キラキラ
曜「せっかくだしみんなで記念写真を撮るであります!」
理亞「い、いいわよ!恥ずかしいじゃないの!///」カァアアア
理亞「それよりホラ!忙しいんだから仕事に取りかかるわよ!」 厨房…
ガヤガヤ…
志満「理亞ちゃん、お料理持っていってもらえるー?」
理亞「はいっ!」テキパキ
千歌「さすが理亞ちゃん!お店の手伝いしてるから手際がいいね」
曜「うんっ!それにホラ」ユビサシ >>27
誤字だろうけど急にルビィがキレてるように見えて草 理亞「こちらは旬の山菜を使った炊き込みご飯で…」ペラペラ
千歌「おー!接客も上手だよー!」
曜「料理の説明もバッチリであります!」
理亞「高海千歌!渡辺曜!ボサっとしない!料理が次々に出来上がってるんだからね!」
千歌・曜「「は、はーい!」」アセアセ
ガシャアアアアン!
ルビィ「ピギャア!?またお皿割っちゃったあ!」ビエー
理亞「ルビィは落ち着け!」 >>33ありがとう
>>27訂正
ルビィ「あっそうだ!ドラマやバラエティの話をするのは?」
理亞「テレビは全く見ないわ」
千歌「じゃあ…音楽やヒットチャートの話とか!」
理亞「音楽はスクールアイドル以外ほとんど聴かないわね」
曜「SNSは!インスタやTikTokに動画投稿するとか!」
理亞「はあ?“いいね!”稼ぎやお遊戯なんてバカバカしいし」
千歌・曜・ルビィ「………」
曜「…理亞ちゃん本当に女子高生?」
理亞「うっさいわね!」バンッ 客「すいませーん、ビール追加で!」
理亞「はーい!いま行きまーす!」タッタッタ
千歌ママ「あの子すごいわね。ウチで働いて欲しいくらい」クス
千歌「うん、チカもビックリだよ〜」
曜「スクールアイドルの時もだけど、一生懸命やってる理亞ちゃんってすごいよね」
ルビィ「だよね!自分に自信がないって言ってたのがウソみたい!」
ルビィ「ルビィも見習わないと!」ガシャアアアアン
曜「ルビィちゃん!お皿割れてるよ!?」 しばらくして…
千歌ママ「ふぅ…ひと段落ついたし、お母さんたち先に休憩していいかしら?」
千歌「うん、大丈夫だよ〜」
志満「あとは食後のデザートだけだからよろしくね」
美渡「千歌ー、つまみ食いすんなよー?」
千歌「しないもん!早く休憩行ってきなよー!」プンプン
千歌「…よいしょっと。じゃあ私がデザート持ってくね」スッ
曜「うん!よろしくね!」 曜「それにしても理亞ちゃん、すごい働いてたね!」
理亞「当然よ、やるからには真剣に取り組まないと」
ルビィ「それにお客さんとも会話できてたし!」ガシャン
理亞「ルビィ!お皿お皿!」
理亞「…ほんと?私…今日の経験を活かして変われるかしら?」
曜「うん!きっとね!」
千歌『わあっ!ちょっと困ります!』
曜「! 千歌ちゃんの声だ!?」 客A「いやー今日の仲居さんはずいぶんと若いねぇ!///」ヒック
客A「最近の子は発育がいいなあ!ちょっとお酌してよ?こっちにきてさ!///」グイッ
千歌「うぅ…困りますってばー!」
客B「ち、ちょっと課長!それセクハラですよ!」
客B「いくらなんでも飲み過ぎです!ごめんねキミ…」
千歌「い、いえ…」
客A「なんだお前!新人のくせに口出しするのかぁ!?///」ヒック
客A「それになんだこの女は!サービスが悪いんじゃないのか!えぇ!?///」ウイ〜
ガシャーーーン! 曜「ち、千歌ちゃんが酔っ払った人に絡まれてる…!」オロオロ
ルビィ「そ、それに暴れだしたよ!どど、どうしよう…!」オロオロ
曜「待ってて!いま千歌ちゃんのお母さんを…」アセアセ
理亞「…」
スタスタスタ…
曜・ルビィ「あっ!理亞ちゃん!」 客B「か、課長!悪酔いしてますよ!やめてくださいって!」
客A「うるさい奴だな!クビにするぞ!」
客A「いいからもっと酒を持ってこい…」
理亞「ちょっとアンタ!」ガシッ
ググググ…
客A「いだあっ!?」ギリギリ
客A「な、なんだお前!腕を放さんか!」ギリギリ
千歌「り、理亞ちゃん!お客さんだよー!」
理亞「関係ない!」
理亞「アンタねぇ!恥ずかしくないの!」
理亞「いい年して!周りに迷惑かけてんじゃないわよ!」ググググ…
客A「いだだだたっ!わ、分かった!」ギリギリ
客A「分かったから放してくれぇっ!」 理亞「…落ち着いた?」
客A「は、はい…お恥ずかしいところを見せてしまって…」
客A「ちょっと仕事でイライラしてたんだ…。キミ、本当にすまなかった…」
千歌「いえ!私は気にしてませんから!」
理亞「酒は飲んでも飲まれるな、って言うでしょ」
理亞「次は楽しく飲みなさいよ?」
客A「ははは…キミの言うとおりだな」
客B「しっかりした子ですね」
曜・ルビィ「理亞ちゃん…!」 休憩室…
千歌「理亞ちゃん!さっきはありがとう!」
理亞「なによ?当然のことをしたまでじゃない」
曜「ううん、私も注意しなきゃって思ったんだけど…」
ルビィ「お客さんだからちょっと戸惑っちゃったんだよね…」
理亞「そんなの関係ないわ。相手が誰だろうと言いたいことは言わなくちゃ」
曜「…」 曜「…それが理亞ちゃんの良いところ、じゃないのかな」
理亞「えっ?」
曜「誰に対しても自分が思ったことをちゃんと言える…っていうのがさ!」
千歌「うん!きっとそれが理亞ちゃんの自然な姿なんだと思う!」
ルビィ「だから無理に自分を変えなくてもいいと思うよ!」
理亞「…」
理亞「って、な、なによアンタたち!急にそんなこと言われたら照れるじゃない!///」 カァアアア
理亞(…そっか)
理亞(自分らしく、ね…。背伸びする必要なかったのかも…)
千歌「そーいえばチカも、会って間もないのに“この子バカ?”って言われたのだ!」ウンウン
理亞「そ、それはまた別の話でしょ!///」
アハハハ…
――――
――
― 次の日…
理亞「見送りはここまでで大丈夫よ。色々とお世話になったわね」
千歌「うん、またね!はい、これウチで取れたミカンお土産!」
ルビィ「今度はみんなで函館に遊びに行くからね!」
理亞「ええ、待ってるわ」クス
千歌「理亞ちゃん、自分らしくだよ!自信をもって!」
曜「自然体のままでいれば大丈夫であります!」
ルビィ「頑張るビィ!」
理亞「分かったわ。ありがとう…千歌、曜、ルビィ」
理亞「じゃあ、またね」
千歌・曜・ルビィ「「「ばいばーーーい!」」」
理亞(自分らしく、自信をもって…ね)ヨシッ 理亞「ん?」チラッ
ファンC「〜♪」テクテク
理亞「あっ…昨日、声をかけてきた…」
理亞「ねぇ!ちょっと!」
ファンC「…はい?あっ!理亞さん…!」
理亞「その、昨日はゴメンね。ちょっと取り乱しちゃって…」
ファンC「い、いえ!大丈夫ですよ!」
理亞「…」
理亞「あの…良かったら…」
理亞「一緒に写真、撮ろっか?」
おわり |c||´.-`|| おわり。ダイせいはどこ…ここ…? なぜこうも理亞ちゃんのお話は名作になってしまうのか >>48
早く姉様sの話を書く作業に戻るのですわ! 从c*•ヮ•§ リア充になりたい!
从c*•ヮ•§ 理亞(リア)だけに!
从c*>ヮ<§ クスッ そもそも理亞ちゃんのコーレスがリア充云々じゃなかったっけ? もしかして理亞ちゃんがいるssってハズレなしなのでは…? ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています