穂乃果「スタンド能力?」
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海未「そうです。それはいわゆるひとつの超能力にして、またそれ以上のもの……『精神エネルギーのあらわれ』」
海未「穂乃果ッ!あなたの能力は「>>3」……そしてかつてのあなたは、自らの能力をこう名付けて呼んでいたッ!」
海未「『>>5』と!」 『私たちは未来の花』 本体名ーー高坂穂乃果
能力ーー園田海未を無限に増やせる
穂乃果「海未ちゃん、またなんか読んだの?漫画とか」
海未「状況が理解できないのは私も同じ……『過去の記憶が私のそれと一致しない穂乃果』……しかしこれは現実のようです」
海未「何者かのスタンド攻撃か?ただの記憶喪失なのか?……気になることではありますが、いまはもっと重要なことがあります」
穂乃果「ねえ海未ちゃん、また一年くらいして恥ずかしくなっても知らないよ」
海未「……穂乃果……」
穂乃果「なに?」
海未「あなたは『引力』を信じますか?」 穂乃果「えっと…?」
海未「『スクールアイドルは惹かれあう』……ということですよ」
穂乃果「まあ、似た境遇にあるわけだし…?」
海未「まあいいでしょう……穂乃果、時間がありませんから要点だけ言います……1.『あなたはスタンド使い』2.『私はスタンド使いではないーーあなたの能力の産物にすぎない』」
海未「3.『(あなたの記憶ーーあるいは『世界』と呼ぶべきなのか?ーーではどうか知りませんが)絢瀬絵里は敵』。以上です」
穂乃果「ねー、そんなこと言ってると絵里ちゃんに怒られるよ」
海未(……やれやれ……私の穂乃果はどこへいってしまったのか……)
絵里の能力↓2
スタンド名↓4 『海未殺し』 本体名ーー絢瀬絵里
能力ーー園田海未を無限に消滅させる
穂乃果「まあいいや、部室行こうよ」
海未「……策はあるのですか?」
穂乃果「なんの策?」
海未「絵里を倒す策です」
穂乃果「…うん、あるある。だからはやく行こうよ」ガタッ
海未「…………」
穂乃果「もう海未ちゃん、絵里ちゃんの前に穂乃果が怒るよ」
海未「……ことりを探してからいきませんか」 穂乃果「ことりちゃんは職員室いったんでしょ?」
海未「ですから、連れ戻してから……」
穂乃果「ことりちゃんもすぐ来るって。ほら、はやく行くよ」グイ
海未「…………」スタスタ
穂乃果「ねえ、何に影響受けたのか教えてよ」
海未「……穂乃果」
穂乃果「なに?」
海未「私は『私』が消えることを恐ろしいとは思いませんが……ただあなたを守りきれないことが怖いのです」
穂乃果「……」ハァ
穂乃果「久々だね、ここまで頑固な海未ちゃんも…」 ガチャ
穂乃果「おっつかれさまでーす」
海未「誰もいませんよ」
穂乃果「ほんとだね、みんな用事かな」
海未「もはやそういう場所になってしまったんですよ、ここは」
穂乃果「そーですか。もういいもん、まともにお話しもしてくれない海未ちゃんなんて」
海未「大丈夫とは思いますが、むやみに部室のものに触らないように」
穂乃果「……へー。なんで?」
海未「様々な人間のスタンド能力が干渉しあう部室では、逆にその効力が打ち消しあっているんです。私もあまり長くはいられません……用が済んだら出ましょう」
穂乃果「いや、ミーティングとかあるから…」
海未「……やれやれ、ですね……」
コンコン ガチャ
穂乃果「あ、絵ーー」
海未「穂乃果ッ!」
穂乃果「うわっ!?」
ガダンッ
穂乃果(ーーーーなに、この……『悪霊』……!?)
絵里「『海未殺し』」ズアッ
海未「防御しなさいッ!穂乃果ァァァッ!!」
穂乃果(え、殴られーー) ドゴォッ
穂乃果「う……あ……え……っ」
海未「ぐ、ふッ…」
穂乃果「う…海未ちゃん…?」
海未「穂乃、果……『スタ……ンド』…を……」
穂乃果「海未ちゃん!?大丈夫!?何がっ、どうしてっ、」
絵里「そこまでよ」
スパァァン
穂乃果「……う、み、ちゃん…?…………どこ?」
ゴゴゴゴゴゴゴゴ
絵里「もういないわよ。そういう『能力』なの」 穂乃果「……絵里、ちゃん」
絵里「こんにちは、穂乃果……ずいぶんと可愛らしい眼を向けてくれるようになったのね……あなたが記憶喪失になったという話……どうやら本当のようだわ」
穂乃果「いまここに…海未ちゃんが…いた…よね?ねえ…」
絵里「『記憶喪失』ってどこまでなのかしら?……自分が何者かはわかってるみたいよね?……あなたがあの鬱陶しい『未来の花』の使い方を忘れていてくれると、私はとても嬉しいのだけど」
穂乃果「ねえっ!!絵里ちゃん!!」
絵里「……ええ、いたわね。そして消えた……私が『消した』。『そういう能力』なの。二度も言わせないでくれる?同じことを二度言うっていうのは『無駄』なことよ……無駄なことは認められないわ」
穂乃果「何言ってるの…?絵里ちゃんまで…これ、…ドッキリなの?そうなんだよね?」
絵里「ええ、そうよ。そう思って死ぬ方が幸福かも知れないものね。いいわ……『新しいあなた』は魅力的よ……『前のあなた』よりも」 絵里「だけどごめんなさい、死んでもらうわ」ドギュァ
穂乃果(ーー来るッ!)
穂乃果(何が起こってるの?どうすればいいの?能力とか敵とか、海未ちゃんの妄想じゃなかったの?穂乃果は……消えてなくなっちゃうの……?)
穂乃果(ーー悪霊が迫ってきてるーー海未ちゃんは何て言ってたーー?ーー『スタンド』とかーー)
防御しなさいッ!
いったいどうやって?
穂乃果「…………わ、」
穂乃果「『私たちは未来の花』!!」 ドグシャァッ
絵里「……ち……」
ドドドドドドドド
穂乃果「…………海未ちゃんッ!」
海未「それでいいんです、穂乃果」
穂乃果「でも、また……血が……ッ」
海未「『いいんです』、穂乃果」
海未「私はあなたのためにある……あなたなしでは存在できないのですから」
パァン
絵里「ぐちぐちぐちぐちぐちぐちと……『未来の花』が健在で……エリーチカがゴキゲンナナメだっていうのにねェ〜〜〜ッ」 穂乃果「……絵里ちゃん」
ゴゴゴゴゴ
絵里「……何?」
穂乃果「本当なんだね」
絵里「だから何がよ?」
穂乃果「本当に……『敵』……なんだね」
ゴゴゴゴゴゴゴゴ
絵里「……お友だちの関係がご所望かしら?」
穂乃果「どっちにしろ海未ちゃんを殴り付けるような絵里ちゃんはキライ」
絵里「盾にしたのはあなたよ」
穂乃果「そう……いまの……この世界の自分自身もキライだよ……だから『元の世界に戻る』」
穂乃果「だから、邪魔しないで」
絵里「偉そうな態度取ってんじゃあないわよこの小娘ッ!!『この世界』だとか『元の世界』だとかッ!妄言吐いてんのはあなたの方でしょうがァァァァッ!!」ドギュゥーン 絵里「あの口黙らせなさい『海未殺しィィッ』!!」ズアッ
穂乃果「『未来の花』ッ!!」バン
バシュバシュバシュ
絵里(海未を……大量にッ!しかしッ!)
絵里「『忘れてる』なら教えてあげるわ!私の『海未殺し』はその名の通り……海未に触れれば消し飛ばすことができるッ!こいつも!こいつも!こいつもこいつもこいつも!全員!このエリーチカの敵ではないのよォォォッ!!」スパン スパン スパン
バァァァァァン
絵里「…………」
絵里「…………穂乃果」 ヒュオオオオ
絵里「……窓が開いている……」
絵里「逃げたのね……穂乃果……海未をめくらましに使って」
絵里「…………」
絵里「……これってさァ〜〜〜ッ……バカにしてるわよね……このエリーチカを……」
絵里「クソッ!!まるで勝ち誇った私がポンコツみたいじゃあないのッ!!あれだけ大見得切って逃走なんて……バカにしてるわッ!!」ダン
絵里「我慢ならないわッ!こんなふうにバカにされてッ…………『ノリ』にされて……違う……『シャケ』に……違うッ!ああッ!イライラするッ!」ダンッ ダンッ 絵里「あるじゃない!言うじゃないッ!『バカにされる』みたいな意味のコトバよォ〜〜〜ッ!思い出すのよエリーチカッ!」
絵里「『ワカメにされる』でもない……『ボケにされる』……違うッ!なによッ!小さいときはロシアにいたんだからど忘れしたってしょうがないじゃないッ!」ガシャァン
絵里「ハァ……ハァ……落ち着くのよエリーチカ……あなたはかしこいかわいいエリーチカよ……ハァ……穂乃果なんて取るに足らない女よ……殺そうと思えばいつでも殺せる……遊んであげてるだけじゃあないの……」
絵里「クソッ!気持ち悪いッ!!なんだったかしら『ノリ』……『ハリ』……『サケ』……ッ」ガシガシ
海未「『コケにされる』ですか?」
絵里「そうッ!それよォッ!」
バキィッ
絵里「ぐふぁッ!?」 ガシャァン
絵里「あ……あなた!海未ッ!?」
海未「…私の知っている絵里よりずいぶん…知能が低いというか…」
絵里「うるさいわよッ!国語の教師なの……ぐ……う……あなたァァァ!」
海未「部室がぐちゃぐちゃではないですか…。…物に当たるような人間には、躾が必要だと思うのですよ」ズバッ
絵里「!?それは……『ス……スタンドッ』!?そんな……私の知ってる海未はスタンドなんか……!」
海未「私の知っているあなたも『能力』など使えませんでしたよ、絵里」
ドゴドゴドゴドゴドゴォッッッ
絵里「ハラショォォォォァァァァァーッ!!!」
ドサァ
海未「一応手加減はしましたから。一応、ですが…」
海未「……それにしても……やはりここは……」
ゴゴゴゴゴゴゴゴ
海未「……私が元いたのとは『違う世界』……と思うしか……ないのでしょうね……」
←to be continuedー 寝ます。
残っていれば、また明日(既に今日)以降に。
お付き合いありがとうございました。 5部面白いよなー
グレイトフルデッド楽しみにしてる 穂乃果「……逃げられた……のかな……」ハァ ハァ
穂乃果「……『スタンド』……『元いたのとは違う世界』……絵里ちゃんが……『敵』……」
穂乃果「穂乃果バカだから…理解が追いつかないよ…」
穂乃果「…………」
穂乃果「ごめんね、海未ちゃん」
海未「いいと言っているではないですか」 穂乃果「でも……海未ちゃんを犠牲にするような真似……」
海未「それが私たちの『戦い方』なのですよ。……言ったはずです……私の恐れることは……」
穂乃果「……でも」
海未「いいから聞きなさいッ!私にとっての『恐怖』とはッ!ただ『あなたを守れないこと』なのですッ!」
穂乃果「……海未ちゃん……」
海未「まだ納得がいかないというのであれば何度でも言います……が……絵里の言葉を借りればそれは『無駄』なことですし……なにより少し……恥ずかしいです」
穂乃果「…………フーッ……」
穂乃果「わかったよ……ありがとう、海未ちゃん」 穂乃果「じゃあこれはひとつ確認……というか……質問なんだけど……」
穂乃果「『部室に行く前の海未ちゃん』と『いまここにいる海未ちゃん』……ふたりは『同じ』と思っていいの?」
海未「…………」
海未「『個体』という意味では違う個体なのでしょう。しかし私は『あの私』の記憶を実感として所有しています」
穂乃果「……それは……『痛み』とかも?」
海未「……気にする必要のないことです」
穂乃果「……そうだったね。ごめん」 海未「ことりと合流しましょう。こうもいきなり絵里の襲撃を受けるとは予想外でした……彼女の安全の確保もかねて」
穂乃果「職員室だね」
海未「いまもいてくれるなら楽ですが」
穂乃果「……もうひとつ質問していい?……」
海未「なんですか」
穂乃果「ことりちゃんも、その……スタンドを使えるの?」
海未「ええ、もちろん『スタンド使い』ですよ」
穂乃果「彼女のスタンドの名は『↓2』……その能力は「↓4」です」 相手を強制的に眠らせて起きれなくする
一度に一人にしか効果がなく解除するまで他の人を眠らせれない 『ぷわぷわーお』 本体名――南ことり
能力――マカロンを降らせる
海未「職員室にはもういませんでしたね」
穂乃果「……うん……ねえ」
スタスタ
海未「あの方、クラスメイトでしょう……訊いてみてくださいよ」
穂乃果「え?うん」
穂乃果「ねえ、ことりちゃん見なかった?」
「南さん?ああ、あの……、一年のさ、小泉さん?と、保健室行くって言ってた」
穂乃果「そっか、ありがとう」
海未「……花陽と一緒ですか」
穂乃果「……ねえ、今の子とか先生とかは……スタンド使いじゃないの?」 海未「違います。スタンドの素質は『スクールアイドル』の素質……彼女たちはただの一般人です」
穂乃果「そうなんだ…」
海未「ですから、彼女たちには『私が見えていません』。あまり大声ではしゃべらないほうがいいですよ」
穂乃果「……やっぱり見えてないんだね」
海未「『スタンド』は『スタンド使い』にしか見えない……基本的なことなので言い忘れていましたね」
穂乃果「……じゃあ……穂乃果の幼馴染みって……ここではことりちゃんひとりなの?」
海未「…………」
海未「いいえ」
穂乃果「……?……」 コンコン
穂乃果「失礼しまーす」
ガチッ
穂乃果「あれ?」
海未「開きませんか?」
穂乃果「うん……先生がいないからかな?……でも明かりは点いてるのに……」ガタガタ
ドドドドド
海未「……まさか……」
穂乃果「…………」
ドドドドドドドド
海未「蹴破りましょう……もう『三人』もいればいいでしょう」
穂乃果「わ、わかった!人を呼んで……」
海未「穂乃果」 穂乃果「『私たちは未来の花』ッ!」
バギャンッ
海未「ことりッ!」
穂乃果「ことりちゃんッ!花陽ちゃんッ!」
ことり「ほ……穂乃果ちゃん……海未ちゃん!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴ
花陽「…………」
穂乃果「……は……花陽ちゃん……?」
花陽「……こんにちは、穂乃果ちゃん」
ことり「『お……音の芽』だよ!それで……それでかよちゃんがッ!」
花陽のスタンド名↓2 能力↓4 炊いたお米の美味しさを最大限まで引き出してダイエットを失敗させる スタンドが紐状になって相手を縛り上げる。パワーはそんなにない 海未「花陽……あなたの能力は知っています……それゆえに宣言しましょう」
海未「『あなたは私に勝てません』……あるいはことりならと思っての行動でしょうが……失敗ですね」
花陽「……そうかもね……」
海未「……花陽、目を覚ましてください……あなたは『音の芽』などに負けるような柔な精神の持ち主ではないはずです」
花陽「…………」
花陽「わかりました」
海未「……花陽!」
花陽「海未ちゃん……花陽のこと……全然理解してない……ということを……理解しました……」
ドドドドドドドド
海未「……そうですか……」
ダンッ 実際の海未ちゃんがいるならスタンド海未ちゃんは簡易スタンド持ち判定器にできそう 『なわとび』 本体名――小泉花陽
能力――スタンドが紐状になって相手を縛り上げる(パワーはそんなにない)
花陽「縛って!『なわとび』ッ!」バシュ
海未「はッ!?」ガクン
海未(『一人』足元を取られましたか……ですが……)
海未「既にッ!この場には『四人』!『みんな私ですッ』!」ズオオオ
花陽「『紐』の……『射程距離』………甘く見ましたね」グンッ
海未「うおおおおッ!?」
ドグシャァーーーン
海未「わ……『私』がぶつかって……『縛られた私』……いや!ぶつけられたッ!しかしあなたのパワーは……!」
花陽「『滑車』ってやりませんでしたか?理科の時間で……私不思議だった……どうして滑車を通すだけで軽い力で済むのか?……」
海未(花陽の『なわとび』が部屋中に伸びているッ!次は……どこから……) スパァァァン
海未「ぐッ!?」
ヒュパン! ヒュパン! ヒュパン!
海未「くっ……ううッ……」
海未(鞭のように……四方から!……甘く見ていたのは……私だとでも……)
穂乃果「海未ちゃんッ!」ズアッ
海未(『私』をまた『二人』……出しても……この状況ではッ!)
花陽「同じこと……ですッ!」
穂乃果「きゃあッ!?」ドガァッ
海未(また『私で』薙ぎ倒される……これでは埒が明きませんッ!)
花陽「そして海未ちゃんはッ!依然『私の距離』ィィィッ!『なわとび』ッ!」バシュオオオ
海未「ぐッ……あ……首をッ!」ギチチ
海未「……こ…………ことりィィィッ!!『ぷわぷわーお』ですッ!!」 花陽「……な……!?」
ドドドドド
ことり「で、でも海未ちゃんッ!」
海未「構いませんッ!私がなんとかしますッ!はやくッ!」
花陽「や……やめろオオオオオオPYAAAAAAAA―――――ッ!!」
海未「穂乃果ァァァァァッ!『もっと私をッ』!!」
穂乃果「『未来の……ッ』!」
ドドドドドドドド
ことり「『ぷわぷわーおォォォッ』!!」 ズオオオオオオ
穂乃果(……じ……『地鳴り……だ』……)
ガラガラガラガラガラ
穂乃果「天井……から……無数の……」
海未「穂乃果ッ!」ガッ
ガラガラ…
穂乃果「ほ……保健室が……マカロンで……いっぱいになっちゃった……」
海未「……」
海未「これだけヘビーなのに『ぷわぷわ』……それが『ぷわぷわーお』です」
穂乃果「こ……ことりちゃんはッ!?」
ガラガラガラッ
ことり「ぷはっ!」
海未「ことり……おかげで助かりました」
ことり「ううん、こちらこそ……ありがとう……」
穂乃果「よ、よかった…」 海未「『私』がまだ数人『溺れて』いますが……些細な犠牲です」
穂乃果「……花陽ちゃん……どうしちゃったの?」
海未「……『音の芽』……洗脳装置のようなものですよ。絵里がああなってしまったのもそうでしょう」
ことり「でもまさかかよちゃんまで……」
穂乃果「……洗脳……って……」
穂乃果「……誰に?……」
海未「わかりません……目下調査中、といったところですかね……」
穂乃果「……じゃあ……『こっちの世界』でも元々は仲間だったのに……あんな……」
ことり「…………」
海未「向こうは本気で殺しに来るのですよ」
穂乃果「でもッ!」 ことり「穂乃果ちゃん、海未ちゃんは……穂乃果ちゃんのために……」
穂乃果「わかってるけど、でも……こんなのって……!」
海未「……穂乃果……『飢えねば』勝てません……ただし目先の同情よりも最終的な勝利を……一時の勝利よりも永遠の友情を……そうやって気高く『飢え』なくては」
穂乃果「…………」
海未「…………」
海未「穂乃果は……『元の世界へ』帰る方法を探しなさい。これは私たちの問題です」
ことり「……そうだね……ことりも……そうすべきだと思う」
穂乃果「……嫌だ」 海未「…………」
ゴゴゴゴゴゴゴゴ
穂乃果「『元の世界』でも……『この世界』でも!……仲間だったんだもん……そんなの……そんなの見捨てられないよ……!」
海未「…………」
海未「『元の世界へ戻る』『この世界の仲間も助ける』『両方』やらなくっちゃあならなくなるんですよ」
穂乃果「……覚悟はできてる」
ことり「穂乃果ちゃん……」
穂乃果「ことりちゃんも……海未ちゃんも……泣き言言ってごめんね」
穂乃果「私……やるよ……やるったらやる!」
海未(『私の穂乃果はどこへいってしまったのか?』と嘆いたあの言葉……撤回しましょう。『あなたはどこにいてもあなただった』)
海未(あなたのその煌めく『瞳』と……黄金のような『夢』に賭けます……穂乃果……)
『なわとび』
本体名――小泉花陽
『ぷわぷわーお』のマカロンの雨に溺れ気絶――。
教員に救出され手当てを受けるまでもうしばらく。
←To Be Continued― ホンモノの海未ちゃんとスタンドの海未ちゃん出くわしたらややこしくなるんじゃ…台詞じゃ見分け付かなくなりそう 海未「一見何ら変わりないこの『音ノ木坂学院』……しかし何かが違う」
海未「言葉にできない『感覚』……先ほどの絵里の様子……そしてなによりこの『私のそばに立つもの』」
海未「『幽霊』のようでいて……しかし恐ろしさはまるでない……『スタンド』とでも呼びましょうか……」
海未「あなたはいったい何なのですか?……なんてね……フフ……」
ドドドドドドドド
海未「いったい『この世界』はなんなのか?いっそ私の『夢』であってほしいとも思いますが……ただ目覚めを待つというのも性分ではありませんからね……」
穂乃果たちの保健室での戦闘と同時刻――。
『もうひとりの』園田海未。
海未の能力↓2 水が近くにあれば何度でも自己再生できる(消滅も含む) 海未「話を聞けそうな人がいればいいのですが……絵里があれでは他のメンバーもどうなっているか……」
海未「ン!」
海未「理事長」
理事長「はい?……えっ!」
海未「ええと……?……どうかしましたか?」
理事長「…………」
理事長「……あ、い、いえ……なんでも……ないんです……ごめんなさいね、なんだったかしら」
海未「…そうですか?……μ'sのメンバーがどこにいるかご存じないですか?」
理事長「……いえ、わからないわ……」
海未「……そうですか。ありがとうございました。では失礼します」
理事長「……ええ……」 海未(?なんでしょうか?いまの様子……)チラ
海未(まだこちらを見ていますね……幽霊でも見たような顔でした……)
海未(しかしいまはあの……『スタンド』は……出していなかった)
海未(この世界での私と彼女との関係は……『あちら』ほど馴染み深いわけではないのでしょうか?……)
海未「しかし参りましたね、部室もダメでしたし……あとは……」
ゴゴゴゴゴゴゴゴ
真姫「…………」コソッ
真姫のスタンド名↓2 能力↓4 『LOVELESS WORLD』 本体名――西木野真姫
能力――分身を作る(目が合った瞬間分身は消える)
真姫(部室での顛末を見たけど……『海未はスタンド使いだった』)
真姫(海未は穂乃果のスタンド――『私たちは未来の花』――であってスタンド使いではないはず)
真姫(『私の見間違いか?』……と言いたくなるような気分ではあるけど……この西木野真姫に精神的動揺による勘違いなど決してない!と思っていいわ)
真姫「……『成長』したというの?穂乃果……」
真姫(…………)
真姫「『確かめ』なくてはならないわ……そしてもし予想が当たっていたなら……早めに処置しなくては」 海未(携帯電話は『圏外』……)
海未「やはり屋上にでも行ってみますか」クルッ
真姫「…………海未…………」
海未「…………!!」
ドドドドド
真姫「屋上いっしょに……行っても……」
海未「えッ!?」
真姫「……いいかしらぁ〜〜〜っ?『海未』!?……たまには久しぶりに……」
ドドドドドドドド
海未「……真姫……」 海未「……構いませんよ、もちろん……なにを……他人行儀な……」
真姫「フフ……知ってるのよ……あなたたち……疑ってるんでしょう」
海未「疑い?」
真姫「絵里がやられて……次は誰が『音の芽』に侵されるのか?……誰も信用できないわよね」
海未「……『音の芽』……とはなんですか?」
真姫「…………」
真姫「それ『感染者』対策のつもり?……やめたほうがいいわよ……間抜けに見えるから……」
海未「いえ、私は本当に……」
真姫「穂乃果はどこなの?別行動?」
海未「私も探してはいるんですが」
真姫「……『探してる』……?」 真姫「……『穂乃果を探してる』……いまそう言った?」
海未「……?……ええ……」
真姫(なに?……私が『音の芽の感染者』かどうか試す方法としてこれはおかしい……するとなんなの!?これは……)
真姫(海未は穂乃果のスタンド……スタンドが本体を捜し歩くなんてあるわけがない……海未には穂乃果の居場所がわかっているはず)
真姫(そしてそんなこと私は知っている……『ということを海未はわかっている』はず……こんなウソに意味はない……)
海未「……真姫?」
ドドドドド
真姫(……『偽物か』!この園田海未……何者かが……新手のスタンド使いが成りすましているのねッ!それしかありえない……そしてそれならばすべてに説明がつくッ!)
真姫「いえ……私も穂乃果に用があるのよ……屋上にいるといいわね」
海未「……そうですね?……」
ドドドドドドドド
真姫(ならば私が確かめるべきことは……この『何者か』は敵か否か?……そういうことになるわね……) ガチャッ
海未「…………」キョロ
海未「いないようですね」
真姫「そのようね」
海未「では……どうしましょうか」
真姫(……こいつ……どこまで知っているのかしら……『海未』について……)
真姫(『穂乃果』や本物の海未のひとりにでも会えば恐らくバレるうえ……『海未殺し』の絵里もいる……μ'sメンバーに成り替わるとして……私なら『海未』は選ばない)
真姫(『私なら選ばない』という思考の裏をかいて海未を選んだのだとすれば……『正体』はかなりの実力者か……少なくとも海未についてけっこう調べている……かしら……?)
真姫(…………)
真姫「……海未……」
海未「はい?」
真姫(いや……でも……) 真姫「ラインとかはしてみたの?」
真姫(言ったッ!言ったわァァァッ!言ってやったわッ!『ふっとあなたがスタンドだって忘れちゃうことがあるのよね』……これが通用するかはともかく……どうなる!?……)
海未「いえ……それがなぜか圏外のままでして……真姫のほうから連絡を取ってみてくれませんか?」
真姫「ふうん、そんなことってあるの……ちょっと待って」サッ!
海未「すみませんがお願いします」
真姫(勝ったッ!ssスレ完!思った以上の間抜けだわッ!コイツ……相手は『海未』について何も知らない!そして本物の海未が『海未の偽物』のふりをする理由もないッ!)
真姫(その調子だと私の能力だってロクに知らないんでしょう……すぐにわからせてあげるわッ!)
真姫「……すぐこっちまで来てくれるそうよ」
海未「そうですか。ありがとうございます……じゃあ下で待ちましょうか」
真姫「その前に質問があるわ……穂乃果に会ってどうするつもり?」 海未「…………」
海未「どう……とは?」
真姫「『敵か』?『味方か』?そういうことを訊いてるのよ」
海未「……ずいぶんと……物騒な言葉を使うのですね」
真姫「…………」
ゴゴゴゴゴゴ
海未「やはりそういう『世界』なのですね……ここは……ただごとではないことが起こっている『世界』」
真姫「……『世界』……?」
海未「……あなたにも『幽霊』が憑いているのですか?……絵里もそうだったように……」
真姫「質問を質問で返すんじゃあないわよーっ!!私が『敵か』と聞いているんだからッ!」
海未「…………」
海未「私は穂乃果の『味方』です……どこの世界にあっても」 真姫「……そう……あなたらしいわ……怒鳴ったりして悪かったわね……」
海未「……いえ……」
真姫「じゃ……あなたの質問だけど……『幽霊』?……『スタンド』は持ってるし……『能力』もある……ええ、あるわよ」
海未「……『能力』……ですって……?」
真姫「その口ぶりだと『海未』も使えるんでしょう?なんていうの?名前は」
海未「名前など考えたこともありませんでした……いや真姫、それよりも『能力』とは……」
真姫「でも名前は大事よ……何でも『名前』はある。聖書にも書いてあるのよ。ヨハネによる福音書第一章2‐3節『言は初めに神様とともにあり全てのものはこれによってできた』」
真姫「私がつけた名前聞いてくれる?『LOVELESS WORLD』どぅお?海未……気に入った?」
海未「真姫!『能力』とはッ!?あなたには何か特別な『能力が』あるのですか!?……その『LOVELESS WORLD』にはッ!……私のあの『幽霊』にも……!」
ガチャッ
海未「ハッ!?」バッ 海未「穂乃……」
ゴゴゴゴゴゴ
海未「……いや……あなたはッ!?……真……姫……!?」
真姫「『あら、海未』……『こんにちは』」
海未「これはッ!?」
真姫「あなた言ったわね……どこの世界でも『穂乃果の味方』だ……って……」
真姫「カッコいいこと言うじゃないって思ったわ……作詞家ってやっぱり詩的なこと言うのね、なんて……」
ゴゴゴゴゴゴゴゴ
真姫「でもそれは……少なくとも『この世界』では……私の『敵』になるってことなのよ」
←To Be Continued― 良いスレタイだと思ったのに安価スレだった時のガッカリ感 ゴゴゴゴゴ
真姫「私のスタンド『LOVELESS WORLD』……能力は……『分身をつくる』こと」
海未「……『能……力』……」
ゴゴゴゴゴゴゴゴ
真姫「もっと正確に言えば……『目を合わせ』た相手を『分身』にできる」
海未「うッ!」バッ
真姫「そして……『フェア・ゲーム』の精神で行きましょうか……『分身は目を合わせれば消える』」
真姫「それが『LOVELESS WORLD』のすべて……いま言ったことに嘘はなにもない」
真姫「1/2のギャンブルに手を出そうというのなら止めはしないわ。あなたの自由意思よ……あなたが『決め』なさい」 海未(二人の『真姫』……いずれかは『本物』で他方は『分身』……目を……合わせれば……『そういう能力』)
海未(しかしこんなものは……真姫の……(『ギャンブル』と発言したのが本物かどうか?わかりませんが……)言うとおり!『ギャンブル』に過ぎませんッ!)
海未(なにより自ら『能力』をしゃべるなんてことは勝算がなければできないこと……あの『真姫』が私の知っている『真姫』ならば……無策な『賭け』で勝てる相手ではないでしょう)
海未「……やはり……」
真姫「あなたは次に『「幽霊」で叩きのめすしか』……と言う!」
海未「『幽霊』で叩きのめすしか……ハッ!」
バァァァァン
真姫「やってみなさいよ……『名前』もない……『能力』も知らない……そんな『スタンド』に自信があるならね」 海未「うッ……(……たしかに……この『幽霊』……『スタンド』は本当に味方なのか?……それすらも……私は知りません……)」
真姫「『迷った』わね……海未ッ!」
海未「ハッ!?」バッ
海未(いけません!『眼』を見るのは……ッ!)サッ
真姫「また『迷った』……その『迷いが』ッ!命取りになるってことを教えてあげるわァァァッ!!」シャキン!
海未「メ……『メス』ッ!わ……私の『スタンド』ッ!防御してくださいッ!」ズアッ
ガァァァン!
海未「ぐッ……!?」
海未(背後……から……なんですか……鉄パイプ……!?)
ドシャアアッ 真姫「「どジャアァぁぁぁ〜〜〜ン」」
海未「う……うう……あ……」
真姫「まずは一撃……『こめかみ』……『こめかみ』は人体の『急所』よ……」
真姫「あなた……本当は『誰なのか?』知らないけど……全然経験値が足りてないって感じね……」
海未「ま……待って……ください……『本当は誰なのか!?』勘違いをしているのですか?……私は本物の園田海未です……」
真姫「ああ、そう……まあ、どうでもいいのよ……『穂乃果の味方』なら『私の敵』……そこに変わりはないの」
海未「ぐ……う…………なぜ……」
真姫「『なぜ?』……知ってどうするの?……もう死のうとしてるのに」バッ!
海未「『ス……スタンドッ』!」ドギュゥン ドグォォォン
真姫「うぐぅあッ!?……は……『速……い』し……かし!」
真姫「もらったァァァッ!!」
海未(眼を見てはいけませんッ!……『剣先』を……集中……するのです……)
海未「う……あ、あああッ!!」
ガギィン
真姫「何ィィッ!?」
海未「や……やったッ!見切りましたッ!『本物』だろうが『偽物』だろうが所詮は真姫程度の腕力ッ!」
真姫「この……!!」
スパァン!
真姫「ぶッ!」
海未「そして来なさい『幽霊』ッ!!もいっぱあああああつッ!!」ズギュゥゥゥン
スパァァァン
真姫「ぶぐあああああッ!!」 海未「……う…………真姫……」
海未「……私の……『勝ち』……です……もう……」
海未「……もう……やめてください……」
真姫「……ハァーッ……ハァーッ……ぐ……か……」
真姫(『勝ち』ですってェェェッ!『能力』も使えないようなスタンドにッ!この真姫ちゃんがッ!『負け』るなんてことがッ!)
真姫(考えなさいッ!……考えるのよ西木野真姫!どうすれば……どうすれば……どうすれば……どうすれば……)
海未「真姫ッ!」
真姫「…………」
海未「先ほどの発言から察するに……あなたも恐らく『音の芽』とやらに侵されているのでしょう……私がきっとその『音の芽』を治療して見せますッ!」
海未「ですから……もう……無駄な抵抗はやめてください……私とて……あなたに危害を加えたくはない……」 真姫「…………ハァーッ……ハァーッ……」
海未「……真姫!……」
真姫(……このどたん場に来て……やはりあなた素人よ……『戦い』の経験が足りない素人の考え方をする……)
真姫(『心が痛む』とか『情けをかける』だとか……『本物の海未でもそう思うかも』と思うことではあるけれど……その甘えた物の考え方が命取りよ!)
真姫(たしかにこの私は『音の芽』に支配されているのでしょうね……しかし『それゆえに』!いまの私にあるのは……シンプルなたったひとつの目的だけよ……たったひとつ!『勝利して支配する』!それだけよ……それだけが私の使命なのよ!)
ゴゴゴゴゴゴゴゴ
真姫「…………」グググ
海未「……!…………真姫……」 真姫「……ハァーッ……ハァーッ……ハァーッ……」グググ
真姫(親愛や……!)
海未「……お願いです……真姫!」
真姫(友情なんて……!)
海未「真姫ッ!!」
真姫「どうでもいいのよォーーーッ!!」ダダッ!
海未「な……逃げッ……!?」
真姫「行かせないわッ!」バッ
海未「うッ!……邪魔しないでくださいッ!」バチィン!
真姫「ぐああッ!」 真姫「……ハァッ!……ハァッ!……」ガチャ!
海未「ま……真姫ッ!」
海未(『もうひとり』を囮に逃げたッ!あちらが『本物』!?いや……逃げた方が『囮』という可能性も……ええいままよッ!!)
真姫「う……あ……ハァッ……!」バタン!
海未「真姫ッ!待ちなさいッ!」ガチャ!
海未(まだ追い付ける!後ろ姿を捉えていればッ!)
バッ!
海未「うッ!?いったい…………ッ!?」
真姫「やはり…………『追って』きたわね」 海未(……な……これは……『囮』になった真姫……『逃走』した真姫……そして……)
海未(……そして…………真姫が…………もうひとり……!?)
海未(まさか!……分身は『二人』いたッ!……そして……)
真姫「あなた……また『迷った』わね……言ったはずよ……『迷い』は命取りだと!」
真姫「その『迷い』がッ!あなたを『追う』か『追わない』かの選択に追い込んだッ!!『罠なんじゃあないか』とか『策を練ってから動こう』だとかの『第三の選択』を!あなたは自ら捨て去ったッ!!……そしてッ!」
海未(……『眼を』……!)
真姫「『眼を見た』わねッ!逃げる『分身』の背中を追うあなたの視線に割り込んだ……私の『眼を』ッ!……海未ッ!あなたッ!!」 分身がさらに分身を作る能力はなかったか
>真姫「もっと正確に言えば……『目を合わせ』た相手を『分身』にできる」
あとこれてっきり海未ちゃんが増えるのかと思ったけど普通に真姫ちゃんが分身するのね 海未「『幽霊』ッ!私を守ってくださいィィーーーッ!」ドギュアアアアアン
真姫「無駄よ無駄無駄ァーッ!!いくらあなたのスタンドが速かろうが……海未!……我が『LOVELESS WORLD』があなたの脳を捉えるのを止めることは…………できないッ!」シュオォォオオオ
海未「うああああああーーーッ!!」
真姫「あなたも私の『患者』にしてあげるわァァァッ!!」
真姫「ハッ!」
真姫「………………………………」
シーーーーン 真姫「……ど……海未!?……どこへ……行ったの……!?」
真姫「うッ!?」バッ
真姫「……あ……あれは……『逃げた私』……海未を……おびき寄せるために……」
真姫「なのに……それなのに……『なぜ!?』…………あの……あそこの踊り場に倒れているのは……『私じゃあない』……」
ゴゴゴゴゴ
真姫「あれは『見知らぬ女生徒』!……い……いや……正確には……私は彼女を『知って』いる……」
真姫「あれは私が分身の『依り代』に使った女だわ……『分身化』が……『LOVELESS WORLD』の能力が!解除されているッ!いったい……!?どうして!?」 あ、あぁ
目を合わせた相手Aの分身Bを作るんじゃなくて、目を合わせた相手Aを真姫ちゃんBに塗り変える能力か
強過ぎだろ… 真姫「まさかッ!」バッ!
真姫「や……やはり……でも……」
ゴゴゴゴゴゴゴゴ
真姫「屋上に残した『もうひとりの分身』も!同じように……元の見知らぬ『女生徒』に戻っているッ!なぜ……なぜなのッ!?」
真姫「なぜ『海未』がいないのよォーーーッ!!」
海未「……76秒……経過……なるほど……それが『限界』……ということなのですね……」バァァァァン
真姫「…………!!」
ドドドドドドドド
海未「真姫……あなた……何にでも名前はあるって言いましたよね…………私も名前を付けます」
海未「『>>128』」
海未「それが私の『能力』の名前……私の『精神力』の名前です」 真姫「ぐ……う……あ……海……未ィィィィッ!!」グォォォッ
海未「……もう……いいのですよ」バババッ
ズアアアッ
真姫「う……あ……?」
海未「……疲れたでしょう……真姫……いまはゆっくり休んでください」
真姫「……海…………未……」
ドサリ
海未「…………これが……『音の芽』……ですか……」グッ
パキィィィン
海未「……ふう……これでよし……と思っていいのですよね」
海未「真姫は……保健室にでも連れていきましょうかね……」
『LOVELESS WORLD』
本体名──西木野真姫
『音の芽』を摘出され気絶──。
元の真姫ちゃんとして目を覚ますのもそう先のことではない。
←To Be Continued─ 寝ます。
さすがに時間が悪そうなので海未ちゃんのスタンド名安価は遠めに投げておきました(>>128)。どうぞ素敵な名前をお願いします。 海未殺しとかいうピンポイントすぎるスタンド持ってる絵里と因縁ありそうな名前のつもり 海未が絵里に勝つには海未と認識されずに近づいて不意を突く他無いな
まあ76秒も止められるなら割と何とでもなりそう >>128-129
お前中学生かよ…リオレウス→レッドストームのコピペ思い出したわ 海未殺しというクソダサスタンド名に対応してさらにダサいスタンドが生まれてしまうのは草も生えないのでやめろ >>133
それはそれでありふれたSSネタの果てすぎてマンネリだけどな
多少オリジナリティは欲しい >>136
クソダサオリジナリティより安定力のある曲名なんだよなあ 曲名にしても何でぷわぷわーおとかなわとびみたいな気の抜けるような曲名ばっかなんだよ ぷわぷわぷわぷわぷわぷわぷわぷわぷわぷわぷわぷわぷわぷわぷわぷわぷわぷわぷわぷわぷわぷわぷわぷわァーーーーーーッ >>141
逆にかっこいいやん
強者の余裕が垣間見える感じで >>129
Storm in Loverでよかったんじゃなか? ストーム・エクスペリエンスッッッ!!
相手は恥ずかしくなるッッッ! 即興で思いついた名前をドヤ顔で真姫ちゃんに披露してる海未ちゃんと考えればアリちゅんな まあアレだ、本家も成長して名前が変わったことがあったような無かったような気がするからそれに期待しよう 『ストーム・エクスペリエンス』 本体名──園田海未
能力──時間停止76秒
ガラガラ…
海未(……ン!……あれは『マカロン』?……先生方が……大量のマカロンを一輪車で運んでいますね……)
「ん、なんだ、西木野はどうした?」
海未「……少し体調が悪いようでして……ご心配には及びません」
「そうか」チラリ
「……お前、保健委員だったか?」
海未「……え?……いえ、違いますが……」
「…………そうか?……まあ、よろしく頼む」
海未「はい……?……」
ガラガラ…
海未「…………」 海未(……『何か』……違和感……ずっと感じていた『違和感』ですが……その正体……わかりかけてきた……ような……)
海未(……『私のことを知らない』……のでは……!?……今の先生の反応……理事長……しかし真姫は知っていた……絵里も……)
海未「……これだけ元の世界と類似点の多い中で……私だけが『いない』なんていうことが……あるでしょうか?……」
海未(……誰かに話を聞かねば……真姫がはやく目覚めてくれればいいのですが……穂乃果……ことり……)
海未「……保健室の戸が……」
海未(……外れている……)
海未「…………」サッ!
海未「……失礼します」 ドサリ
真姫「……う……」
海未「…………」クルッ
海未「……ずいぶん荒れていますね……それに……『マカロン』……あちこちに散らばっている……さっきの大量のマカロンはここから運び出されたのでしょうか?」
海未「あれだけの量……まさか『没収』とか……イタズラとかではないでしょう」
海未(『スタンド』!……誰しもが持っているものなのか?……限られた人間だけに与えられた『才能』なのか?……いまの私にはわからないことが多すぎる……)
海未「…………」
海未「そこの……カーテン……」
ズズズズズ
海未「…………閉まっていますが……まさか……いるのですか?……『誰か』……」 海未「『ストーム・E』ッ!」バシュァアッ
海未「……うっ!……は……花陽ッ!」
花陽「……うー……ん……」
海未「どうしたのですか?……大丈夫ですか?体調が悪いのですか?」
花陽「…………」
海未「……眠っている……」
ドドドドド
海未「…………」
海未「……少し……失礼しますよ……」
グイッ
海未(…………『や…………やはり』……) ドドドドドドドド
海未「やはりあったッ!花陽の後頭部!……この形状は……真姫にあったものと同じ……間違いありません……『音の芽』!」
海未「そしてこれで合点が行きました……この保健室の惨状……これは『戦闘の』形跡!つまり……少なくともあと『ひとり』は……『スタンド使い』がいる……」
海未「この『音の芽』……恐らくは人を『あやつる』ためのもの……では誰が操っているのか?……どこかに誰か……『操縦する』人間がいるはず……」
海未「…………」
海未「……しかし……こんなもので……いったいどうやって……」スッ
キィィィィィィイイイン
海未「うああッ!?……こ……この『音』は!?」 海未「……頭に響く……まるで『超音速ジェット』が頭上を駆け抜けていくかのごとく轟音ッ!」
海未(……し……しまった……『触れて』しまった……迂闊でしたッ!)
海未(真姫の場合は『ストーム・E』で触れただけだった……『それが』重要だったのです!すばやく……精密に!……『筋肉に悟られ』ないように……それが必要!)
海未「『ストーム・E』破壊しなさいッ!音を止めるのですッ!!」ドギュゥゥゥン
パキィィィン
海未「…………ハァ……ハァ……音が……『止んだ』……」
海未「…………」
海未「『何のために?』」 海未(……いまの『音』を聞いた者を死に至らしめるだとか……そういうようすは感じられません……では……何のための『音』だったのか?……まさか小学生なんかの持つ『防犯ブザー』のようにこけおどしに使うわけでは……)
海未「…………いや…………」
ゴゴゴゴゴ
海未(凶悪な怪音波ではないのでしょう……しかしただのこけおどしでもない!『防犯ブザー』は……『呼ぶ』ためにある……)
海未(自分を守ってくれるような……頼れる『大人たち』を……防衛のための『仲間を』!)
ゴゴゴゴゴゴゴゴ
海未「…………」クルリ!
海未「ここには……花陽も……真姫もいます……離れねばならないでしょう……」
海未「……『来る』ッ!『誰か』……いや……恐らくはッ!」バアッ
凛のスタンド名↓2 能力↓4 『Suicid E SIN DromE』 本体名──星空凛
能力──単純に速くて固く強い
バッ!
海未「どこか……ここから遠く……一般の方々に
も被害が及ばないようなところへ……行かなくてはッ!」
海未(放課後の校舎は……くッ……人がまだ多すぎます……どこへ行くのか?……『どこから来るのか?』)
海未「……ハッ!?」
スカァッ
海未「…………!!」
海未(……こ…………これは……『血』……『私の……血』……頬……から……)
海未「スデにッ!『攻撃』は始まっているというのですかッ!」
海未「『ストーム・エクスペリエンス』ッ!時よ止まりなさい!」
ドォーーーン 海未「…………」バッ
海未「…………ッ!」バッ
海未「い……『いない』」
海未(誰も……どこにも!つい今しがた!『攻撃』を受けたところだというのにッ!)
バッ バッ バッ
海未(『いない』だけではありません……『何も』ない……刃物とか銃弾だとか……攻撃の『痕跡』すらもッ!)
海未「これは……いったい……!?」
海未(相手の『能力』がわからない以上……まだこちらから手を出す術はない……身を潜めましょう……姿をあらわすかもしれない)
海未「……じき一分……『時』は動き出す……」 シィーーーン
海未(…………)
海未(……『変化なし』……何も得るものがないようにも思えますが……これは大きな『収穫』です)
海未(1.『敵』は視力をもってこちらを認識しているということ──よってコッソリ隠れている私に無条件に攻撃できるような『能力』ではない)
海未(2.『敵』もこちらを警戒しているということ──姿を見せず……恐らくはこちらの『能力』も理解していないでしょう)
海未「状況は『五分』……いえ……『一撃』のぶんだけこちらがマイナスかもしれませんが……」
海未(この教室の中……『敵』が窓を割ったりして入ってくることも考えられますが……『割れた窓』は『足跡』になる……敵が『透明』だとかならばその時点で私の勝ちです)
海未(……問題は……) 海未(私の『ストーム・E』の『時間停止』……この能力には限界がある……ということ……)
海未(一分以上も時を止められる能力……しかしそれゆえか……一度使うとしばらくは使えないようです……)
海未((正確に測定したわけではありませんが)感覚では停止時間である76秒……それ『以上』少なくとも今はまだ……)
バギャァァン
海未「ハッ!」
海未(……窓が割られたッ!……いまはもう教室内に!?……いや……!)
海未「『廊下側』の窓だけではありません……『外』へ続く窓も!同様に割られているッ!」 海未(これは!?……狙撃の類い?……であれば無闇な場所を撃つ必要もありません!……これは『本体』ですッ!)
海未「恐らくは……『超スピード』!……そして私の『居場所』を知られたッ!(時はまだ止められない!)」
海未「くッ!」ガラッ
シュパァッ
海未「……う……!?……く……(首元を……一路違えば!……『致命傷』……)」
海未「うあああああッ!!」ボボッ
海未(手応えなし……『拳』は空を切ったッ!やはり『超スピード』!ということは……『戻って』くる……とどめを刺しに……)
ドドドドド
海未「……こ……こんなところで……」 真姫のときとは違う物理的な『死』、直接的な『恐怖』を前にして……海未はなお冷静だった
あるいは『夢かも?』という拭いきれない非現実感と、彼女持ち前の『精神力』!そして生への『渇望』!……彼女が取った行動は意外にも……来た道を戻り……『行き止まりへと』向かうこと!
それは『背水の陣』と呼ぶにはあまりにも現実的な思考!海未は……『壁』を背にして立った!
海未「来なさいッ!凛!」
シュゴアアアア
海未「…………!!」
海未「ストーム・エクスペリエンス!!(時は止まる)」
ドーーーーーン 海未「……い……いない!?この袋小路で……バカなッ!」
海未「…………ハッ!」バッ
凛「…………」
海未(ず……頭上に……しかも背後をとられている……こちらの思惑に気づいて……)
海未「しかし今回は……その『機転』が!……仇となりましたね……凛……その『一手』が……遅れを取った……」
海未「凛にしては賢いアイデアでしたが……それにしても武器も持たず……この構え……あの切れ味は『爪』だというのですか……目にも止まらぬ速さで……」
海未「しかし……フフ……『目』には止まらずとも……『私』には止められましたね……フフフ……」 海未「『ストーム・E』……凛の『音の芽』を取り除くのです」ギュン
海未「…………」
海未「……『無い』?」
海未「そんなはずはありませんッ!後頭部ではないのかも……探しなさい『ストーム・E』ッ!ツムジから足の爪先まで……『スカートの中まで』くまなく探すのです!」
海未(『無い』ですって!?それはおかしい!いくらなんでも『素』の凛がここまで好戦的とは思えないッ!)
海未「ま……まずい……『時間』が……時が止まっているのに『時間がない』と考えるのはおかしいですが……とにかく時間がありません……」
海未(『なぜ!?』……いや……それよりも……『どうする!?』) 海未「……う……うう……」
ドドドドド
海未「『動き』を……止めるしか……もう一度『高速移動』を開始されたら……次こそ私の命はない……身動きを……」
ドドドドドドドド
海未「許してください……凛……!手加減はしますッ!『ストーム・エクスペリエンスッ!』」
ドガドガドガドガドガァッッッ
ビタッ
海未「……う……キ……キズひとつ……!?……ついていない……」
海未「ま……まずい!わからないことだらけですが……いまはここから離れなくてはッ!『時が』……『時』が動き出してしまうッ!!」 凛「ハッ!」
バァァァァン
凛「…………」サッ!
凛「海未ちゃん……どこで身に付けたのか?……凛にはなんにもわからないけど……」
凛「凛の『攻撃』から逃れられるってことは……『スタンド』が使えるってことにゃ……他には……考えられない……」
凛「…………」チラリ
凛(『でも遠くには行っていない』……それなら最初から遠くに逃げるはずにゃ……それくらいなら凛でもわかる……)
凛「……そして……それだけわかれば十分にゃ」
バォン! 海未「…………ハァーッ……ハァーッ……」
海未「凛……は……姿を消しましたか……とりあえず……『一命はとりとめた』とは……こういうことを言うのでしょうね……」
海未(しかし『問題』は何も解決していません……このままでは凛が私を見つけるのをただ待つだけ……そしてそれは『死』を意味する……)
海未「…………穂乃果……ことり…………私は……」
海未「…………」
ゴゴゴゴゴ
海未「…………」クルリ!
絵里「…………『海未』……やっと……見つけた……探したのよ……ずいぶんと……」
ゴゴゴゴゴゴゴゴ
絵里「『会いたかった』……嘘じゃない……会って……『消し飛ば』さないと……私の気がすまないのよォォォォォ」
海未(…………わ…………私……は……)
←To Be Continued─ 凛のスタンドは特性が特殊系じゃないから逆に弱点とかなさそうだしかなり厄介だな ☆★☆【神がこのような糞悪党どもを決して許さないであろう】★☆★
《超悪質!盗聴盗撮・つきまとい嫌がらせ犯罪首謀者》
●井口・千明の連絡先:東京都葛飾区青戸6−23−16
●宇野壽倫の連絡先:東京都葛飾区青戸6−23−21ハイツニュー青戸202
【告発者の名前と住所】
◎若林豆腐店店主(東京都葛飾区青戸2−9−14)の告発
◎肉の津南青戸店店主(東京都葛飾区青戸6−35ー2)の告発
「宇野壽倫の嫌がらせがあまりにもしつこいので盗聴盗撮・嫌がらせつきまとい犯罪者の実名と住所を公開します」
【超悪質!盗聴盗撮・嫌がらせつきまとい犯罪者の実名と住所】
@宇野壽倫(東京都葛飾区青戸6−23−21ハイツニュー青戸202)
※宇野壽倫は過去に生活保護を不正に受給していた犯罪者です
どんどん警察や役所に通報・密告してやってください
A色川高志(東京都葛飾区青戸6−23−21ハイツニュー青戸103)
※色川高志は現在まさに、生活保護を不正に受給している犯罪者です
どんどん警察や役所に通報・密告してやってください
【通報先】
◎葛飾区福祉事務所(西生活課)
〒124−8555
東京都葛飾区立石5−13−1
рO3−3695−1111
B清水(東京都葛飾区青戸6−23−19)
C高添・沼田(東京都葛飾区青戸6−26−6)
D高橋(東京都葛飾区青戸6−23−23)
E長木義明(東京都葛飾区青戸6−23−20)
F井口・千明(東京都葛飾区青戸6−23−16)
※盗聴盗撮・嫌がらせつきまとい犯罪者のリーダー的存在
犯罪組織の一員で様々な犯罪行為に手を染めている ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています