理亞「どういう意味?」

「うむ。それは小さな丸鏡だが、効果は本物でな。その鏡を己に映すと、おのれの心が現れる」

「自分の心の闇、というやつじゃな」

理亞「心の闇……」

「自分の深層意識に眠る悩み、苦しみを現実に現し、オマエに

「これが本来の効果じゃが……うむ、たまに自分の心がもう一人の自分として現れたりするから気をつけるんじゃぞ」

「まあどうせ現れたところで、そのうち魔力が切れて消え去るが」

理亞「……はあ」

理亞「自分の心……」

理亞「私の、心……」キラッ

「あ、おいやめろ!いま映すな!」

理亞「え?」

カッ!

理亞「っっ……まぶしい……っ」


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