花陽「日雇い8000円のネカフェ暮らし……辛いよお」
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歌舞伎町 ネットカフェ
花陽「…………」カタカタターン
ネカフェ2年目だけど質問ある?(874)
年収1千万以上なんだが(252)
深夜のラーメンテロスレ(600)
花陽「ふうー……また同じスレ巡回しちゃってるよ」
花陽「漫画は大体読んじゃったもんね、ドリンクなんて何回同じ物飲んだんだろう」
花陽「……あ、おしっこしてこよ」 にこ「ふう……アンタもやるの?」
あんじゅ「そんなわけないじゃない、喧嘩は兵隊のお仕事よ?」
にこ「分かんないわね。喧嘩程楽しい瞬間は無いのに」
あんじゅ「うふふ……そんな事よりこの店の土地を頂けないかしら?」
にこ「だったら私と戦いなさい!」
あんじゅ「嫌よ」バキュン
にこ「がっ!うう……」バタン にこ「で、気が付いたら店の郵便受けに立ち退きの通知書が入っててね」
にこ「それに店の前にあいつ等の仲間がウロウロ見張ってて帰るに帰れないのよ」
花陽「へえ……そうだったんだあ」
絵里「地上げ屋ね……もしかするとアライズの仲間かもしれないわ」
花陽「え、そうなのぉ!?」
にこ「アライズ?」
絵里「最近歌舞伎町に来たマフィアグループの名前よ」
にこ「へえ……ていうか詳しいわね絵里」
絵里「ええ、警察だもの」
にこ「警察!?」 絵里「あら、言ってなかった?」
にこ「聞いてないわよ、花陽アンタ凄い人脈持ってるわね」
花陽「えへへ///」
花陽「でも地上げ屋とマフィアが繋がってるって怖いよね……」
にこ「歌舞伎町の裏は想像以上に根深いって事ね」
絵里「そうね。警察の方でも厳重な警戒と対策、そして情報収集をしておくわ」
にこ「こっちも出来る限り協力するわ、だから早いとこ捕まえてよね」
絵里「勿論よ」
花陽「花陽も気をつけないと……」
絵里「いざとなったら私が駆け付けるから安心して」
花陽「絵里ちゃん……うん!」
花陽(やっぱり絵里ちゃんは頼りになるなあ……///)ポー ネカフェ
花陽「今日は楽しかったよぉ……あれ、にこちゃんもう寝るの?」
にこ「明日からも仕事があるでしょ。アンタも早く寝なさいよ」
花陽「うん、じゃあお休み」
にこ「お休みー」カラララ パタン
花陽「……ふう」 花陽(地上げ屋か……もしこのネカフェに来たらどうなるんだろう)カタカタ
花陽(そんな時こそ絵里ちゃんの出番……いや、花陽も立ち向かえる様に体を鍛えなきゃ)カタカタ
花陽(今度、休みの日にでもにこちゃんとジムに行ってみよう)カタカタターン
花陽「よし。スレ立てたし寝よう……明日からにこちゃんと頑張らなきゃ」
花陽「お休み……」
【急募】喧嘩強くなりたいんだが方法教えて(400) なんでこんなにかよちんと2ちゃんの親和性高いんだろうな 花陽「うーん……」カタカタ
にこ「花陽、今日の仕事は?」
花陽「今探してるんだけどあんまり良いのが無いんだよ」
にこ「そうね……力仕事なら結構あるけど」
花陽「お給料は良いんだけど次の日が大変なんだよねえ」
にこ「何か軽作業ないかしら……おっ」
花陽「どうしたのにこちゃん?」 にこ「この警備とかどうかしら?」
花陽「あ、良いね!でも足が痛くなっちゃうよ……」
にこ「日給1万円よ?ちょっと多めに貰える分頑張るわよ」
花陽「はーい……」
花陽(良いマッサージ屋さん探しておこう……) 「じゃあ2人は交通誘導をお願いします」
花陽「はい!」
にこ「分かりましたあ♪」
にこ「さ、現場行くわよ」
花陽「うん。確か道路工事の誘導だよね?」
にこ「そうよー。車に気を付けなさいよ」
花陽「もちろんです!」 ガガガガ……
プァーン
花陽「ひゃあ!」
にこ「言ったそばから危ないわね」
花陽「お、思った以上に工事の音が大きくてびっくりするよ……」
にこ「まあね。でも金の為に頑張るわよ」
花陽「はぁい……」
「おや、小泉さんでは?」
花陽「へ?」クルッ 海未「やはり小泉さんですね。お久し振りです」
花陽「あ、園田さん!こちらこそお久し振りで……」
海未「どうも。おや、貴方は初めて見る顔ですね」
にこ「矢澤にこよ」
海未「園田海未と申します。建設業を営んでいます」スッ
にこ「あ、名刺ありがとうね」
海未「お二人が工事警備の担当だったとは、つくづく世の狭さを感じますね」
花陽「私もそう思います」 にこ「でも花陽、この人と何の繋がりがあるの?」
花陽「えへへ、前に日雇いのお仕事でお世話になった人なんだあ」
にこ「へえー」
海未「その節はこちら側もお世話になって……あの話は考えてくれていますか?」
花陽「はい!」
にこ「あの話?」
花陽「実は園田さんに社員として働きませんかって言われちゃって……///」
にこ「社員!?それって正規の!?」
海未「ええ、小泉さんなら勤まるかと」
にこ「アンタほんと凄いわね……」
花陽「えへへ……///」 にこ「じゃあアンタはいずれは……」
花陽「うん、園田さんの所に入社しようかなって」
海未「私は何時でも歓迎していますので」ニコッ
にこ「そう、まあ花陽の人生なんだから自分の好きに生きるのよ!」ポン
花陽「にこちゃん……うん!」
海未「良い友人を持っていますね小泉さん」
にこ「そ、そう?」
花陽「あ、ありがとうございます園田さん!」ペコッ
海未「ではお互い仕事に戻りましょう、またいつか」スッ 花陽「うふふ……園田さんやっぱりかっこいいなあ」テレテレ
にこ「ふにゃふにゃになってるわよ」
花陽「あ、にこちゃんごめんね……ずっと日雇いでお仕事したかったんだけど」シュン
にこ「生意気に私の心配してんじゃないわよ」コツン
花陽「ぴゃっ」
にこ「さっきも言ったけどアンタの人生はアンタが決めて良いんだから」
にこ「遠慮してチャンス逃すみたいなバカな事するぐらいなら遠慮なんて捨てちゃいなさい?」
花陽「……うん!花陽頑張るからね!」グッ
にこ「へっ、良い顔してんじゃない」
プアー
花陽「あ、車が来た!こっちでーす!」サッ
にこ「私も頑張ろ、こっちにどうぞー♪」ササッ 「2人ともお疲れ様でした、今日の分です」
花陽「1万円だー♪」
にこ「いやー、足痛いわね」
花陽「うん……でもこれで明日の分は何とかなるよ」
にこ「あれ。明日は仕事行かないの?」
花陽「……足が痛いです」ウルウル
にこ「あー、アンタ飛ばすから……」ハア 「オラァッ!」バキッ
「ぐっ」ドサッ
にこ「ん!?」
花陽「喧嘩だよぉ!」
「あーん?お前ら何見てんだよ?」
花陽「み、みみ見てましぇん!」
にこ「な、何よ来るなら来なさいよ!」
花陽「にこちゃん!?」 「こんのチビがぁ……舐めやがって」ユラユラ
にこ「けっ、酔っ払いね」サッ
花陽「に、にこちゃん……危ないよ」
にこ「花陽、これが私の好きな生き方なのよ」
花陽「……そっか、もう止めないよ」
にこ「丁度暴れたかったのよ。アンタ先にネカフェ戻っときなさい?」
花陽「うん、すぐ帰ってきてね!」タタッ 警視庁
絵里「はい警視庁……え、歌舞伎町で喧嘩?」
絵里「分かりました、すぐ向かいます」
絵里「もしかして……あの子かしら」 にこ「そらぁっ!」バキッ
酔っ払い「ぐほあっ!」ドサッ
にこ「ふんっ、どんなもんよ」
絵里「通報を受けて来たけど……やっぱり貴方なのね」
にこ「あ、絵里!」 絵里「この酔っ払い……成る程ね」
にこ「ん、どうしたの?」
絵里「何処かで見たと思ったら……この近くのキャバレー関係者だわ」
にこ「キャバレーって言ったら『夜鳥』?」
絵里「そうよ、歌舞伎町NO.1のね」
にこ「ええー……何でそんな奴が酔っ払ってフラフラしてんのよ」
絵里「所詮末端の人間でしょうね」
絵里「とはいえ危険性はあるわ。この男は私がしょっ引いておくわね」カチャ
にこ「頼むわよ?アンタと知り合えて本当に良かったわ」
絵里「ふふっ、私も貴方みたいな良い意味でお馬鹿な人間は好きよ」
にこ「はん。どーも……じゃあ帰るわね」
絵里「ええ、気をつけてね」 花陽「あ、にこちゃんからLINEだ」
花陽「キャバレー夜鳥!?ネットで見た事あるような……」カタカタ
花陽「成る程……やっぱり黒い部分はあるっぽいね」
花陽「あ、所在地だ……えっ!?ここ絵里ちゃんと行った事ある……!」
花陽「にこちゃん大丈夫かな……?」
コンコン
にこ「よっ」ガラララ
花陽「ひゃあっ!」
にこ「LINE見てくれた?」
花陽「う、うん……大丈夫だったんだね」
にこ「ボコったやつなら絵里がしょっ引いてくれたわ」
花陽「良かった……歌舞伎町はやっぱり怖い所だね……」
にこ「そんな街でネカフェ暮らししてるアンタは中々度胸あるわよ」 花陽「うん……その為に自分の身を守れる様に体は鍛えたいなあって思うよ」
にこ「ジムとか行ったら?私も付き合うわよ」
花陽「わあ、やっぱり行ってくれるの?前々からにこちゃん誘おうとしてたんだあ」
にこ「良いわよ。にこも喧嘩の仕方を教えてあげるわ」
花陽「お願いしますっ」ペコッ にこ「で、今日はどうするの?まだ寝るまで時間あるけど」
花陽「お互いゆっくり過ごそうよ。明日はジムに行きたいし」
にこ「そうね、金は取っときましょ」
花陽「うん、じゃあまた明日ね!」
にこ「ええ」パタン 花陽(キャバレーかあ……裏と繋がってるなんて怖いね)カタカタ
花陽(園田建設の社員……体鍛えたら受けてみようかな?)カタカタ
花陽(今のままだと重たい物とか持ち上げられないもんね)カタカタ
花陽(鍛えたら園田さんや穂乃果ちゃん達と一緒にお仕事出来るよね!)カタカタターン
花陽「よし、スレも立てたし寝よう……お休み」
【悲報】キャバレー『夜鳥』裏と繋がっていた……(1002) 読むのが怖くなってきた、でも続きが楽しみで仕方ない にこ「花陽、ジム行くわよ」
花陽「緊張してきたよお」
花陽「花陽みたいなのが行って笑われないかな……」シュン
にこ「気にしてんじゃないわよ、逆にブッ飛ばすぐらいの気持ちで行きなさい!」
花陽「喧嘩は怖いけど……分かったよ!」グッ ジム
「ほあっ!」ドゴッ
「シッシッ……」シュシュ
「ぜえ……ぜえ……」ダダダダ
花陽「す、凄いなあ……!」
にこ「揃いも揃ってやる気があるわね!」
にこ「さ、にこはサンドバック殴ってくるわ」
花陽「あ、じゃあ花陽は重量上げしてくるよ」
にこ「30分経ったら休憩しましょ、じゃあ後でね」
花陽「うん、お互い頑張ろうね!」 にこ「ふん!」ドゴッ
にこ「そこっ!」ボゴッ
にこ(結構疲れるわね……でももっとスタミナ付けないと)
にこ(あの地上げ屋連中を追い出すぐらいにはね!)
花陽「うううー……!」グググ
花陽「……やあー!!」グググッ
花陽(やった!20kgのダンベル上げられた……!)
花陽(20kgでも時間掛かっちゃうな……もっと早く上げられる様に頑張ろう!)
にこ「せやっ!」ボゴォッ
花陽「やぁー!」グアッ 30分後
花陽「ぜぇ……ぜぇー……にこちゃあん……」ビリビリ
にこ「うわっ、凄いグロッキーじゃない……」ハァハァ
花陽「腕が痛いですぅ……」
にこ「はい、スポーツドリンク飲みなさい」ポンッ
花陽「あ、ありがとう……美味しい」ゴクゴク
にこ「私も飲むわ。はぁー……沁みるわね」ゴクッ 「はっ!」ドゴッ
にこ「へえー……あの人凄い力ね」
花陽「ほんとだあ……」
「ん、君は……あの時の」
にこ「え?知り合い?」
花陽「えっと……どこかで会った様な……」
「統堂英玲奈だ。忘れたか?」
花陽「……あ、ああー!思い出しました!」
英玲奈「やっとか、人違いかと思ってドキドキしてしまったよ」
花陽「すみません……」 英玲奈「いや良いんだ。私はトレーニングが趣味でな、いつもこうして体を鍛えている」
にこ「へえ、アンタもなのね」
英玲奈「おや、君もか……どちら様だ?」
にこ「矢澤にこ。そこの花陽とは飲み仲間よ」
英玲奈「成る程な」
花陽「そうなんです……それで今日は体を鍛えようってにこちゃんと一緒に」
英玲奈「良い趣味だ。良ければこれを受け取ってくれないか」スッ
花陽「これは?」 英玲奈「会員バッジだ。2つあるから君達に譲ろう」
にこ「くれるの?サンキュー」
花陽「かっこいいけど……何か良い事あるの?」
英玲奈「何、このジムの全設備が使い放題になるだけだ」
にこ「マジで!?」
花陽「そ、それってお金は……」
英玲奈「勿論必要無い。全て君達の好きに使ってくれて構わないぞ」
にこ「でもこれ持ってるってアンタ……」
花陽「あ、もしかして英玲奈さんって……」
英玲奈「ふふふ。まあこれ以上は言わなくても分かるだろう?」
英玲奈「お互いメリットがあるんだ、余計な詮索はしない方が良い」
花陽「そ、それもそうですね……」
にこ「まあタダで使えるんなら何でも良いわ!」 英玲奈「そうだ、折角ここで会ったんだ。少し手合わせをお願いできるか?」
にこ「よーし、にこが相手に……」
英玲奈「君では無い」
花陽「わ、私ですか!?」
にこ「ぬわんでよっ!」
英玲奈「何、私の見た所そっちの君は戦いに慣れて無いと思ってな」
英玲奈「初陣が私では不服かな?」
花陽「そ、そんな事ないですっ!全力で戦います!」
英玲奈「良い返事だ。ならば君は審判を頼めるか?」
にこ「良いわよ、じゃあ行くわよ……」
にこ「始め!」バッ 花陽「やぁーっ!」ダダダ
英玲奈(やはり不慣れだな、いきなり突っ込んでくるとは)
英玲奈「(あえて受けてみるか……)さあ、来い!」バッ
花陽「はっ!」ボゴッ
英玲奈「ぐっ!」ズン
英玲奈(何だこの一撃は……!?)
花陽(もう一発!)ヒュッ
英玲奈「くっ」サッ
花陽(避けた!流石です……)
にこ(英玲奈って奴……流石に良い動きするわね)
にこ(だけどそれ以上に花陽のパンチが深めに入ったのに眉一つ動いていない)
にこ(思ったよりやるじゃないアイツ……) 英玲奈「本気で行くぞ……はっ!」シャッ
花陽「わあっ!」バッ
英玲奈(直前で防いだか……)
英玲奈「だが下が空いているぞ?」ガッ
花陽「きゃあっ!」ドサッ
花陽(あ、足払いされた……あの一瞬で)
にこ(やっぱり英玲奈が花陽の上を行ってるわね)
にこ(いや、むしろ今日鍛え始めた花陽があれだけ動けてるのが凄いくらいだわ……) 英玲奈「これで終わりだ」ガシッ
花陽「ひいっ!」
英玲奈「投げ技だ。初めて喰らう気分はどうかな?」
花陽(このままだと地面に打ち付けられて負けちゃう!)
花陽「させません!やあーっ!!」ガッ
英玲奈「っ!腰など掴んでどうする?」
花陽「こうするんですっ!」グワッ
英玲奈(っ!?持ち上げられた……!?)
花陽「はあっ!!」ドンッ
英玲奈「ぐはっ!」ドサッ
にこ(花陽が競い勝ったわ!凄い……)
にこ「って私が審判だったわ。勝者、花陽!」 花陽「え、花陽が勝ったんですか……!?」
英玲奈「はぁ……はぁ……ああ、君の勝ちだ」スクッ
花陽「や、やったあ!」ピョンピョン
にこ「良かったわね花陽!」ギュッ
英玲奈「……ふっ。負けて悔い無しと言った所だ」
英玲奈「良ければまた手合わせ願いたい。構わないか?」
花陽「あ、はい!花陽で良いならいくらでも!」
英玲奈「……ああ、花陽さん……いや、花陽で良いかな」
花陽「はい、花陽で良いですよ」ニコッ
英玲奈「……ふ、また会おう……ではさらばだ」タッタッタ にこ「はー……アイツも中々強かったわね」
花陽「うん、本気じゃなかったのかも」
にこ「でも花陽はアイツに勝ったんだから、胸張って良いわよ?」
花陽「えへへ……///嬉しいです……!」
にこ「あれぐらい動けるなら喧嘩の仕方を教える必要も無いわね」
花陽「け、喧嘩は苦手だよぉ……」オドオド
にこ「あんだけ動けてまだビビってるのおかしいでしょ!」
花陽「あれで良いの?にこちゃんや凛ちゃんみたいに動き回れてないのに……」
にこ「全然問題無いわ、まあ元々体を鍛える目的でジム来てるんだし」
にこ「アンタの場合、喧嘩は二の次で良いわよ」 花陽「うん……とりあえず仕事の為に筋肉は付けなきゃ」
にこ「なら後2ヶ月ぐらいは掛かるわね」
花陽「長いね……」
にこ「短い方よ?まあ仕事しながらでもジムは通えるんだから頑張りなさい」ポン
花陽「うん!」 ネカフェ
にこ「今日は疲れたわねー」
花陽「ゆっくり休んでね」
にこ「アンタもね、お休み」
花陽(腕が痛いよぉ……)カタカタ
花陽(あれから40kgにも挑戦してみたけど無理でした……)カタカタ
花陽(にこちゃんの言う通り時間を掛けて頑張らないとね)カタカタターン
花陽「よし、スレ立て終わった……寝よう」スヤー
【歌舞伎町】ジム通い 一日目(1001) かよちんはこういったスレを建てて大丈夫なのだろうか
ネカフェを計算にいれているのか ヒデコ「ふわ〜……今日は珍しく暇だね」
ヒデコ「そうだ、裏でゲームしてこよっと」
ゾロゾロ
「良いか?」
ヒデコ「あ、ご利用ですね」
「5人とも30分で」
ヒデコ「はい、こちら伝票です」スッ
「行くぞ」ゾロゾロ……
ヒデコ(この時間に30分……?怪しいな) 花陽「すー……」
にこ「ぐぅ……」
「おい、コイツらだ」
『おう』
ガシッ
花陽「ん……?んんー……」グー
にこ「ぬわぁによぉ…………」グー
「連れ出せ」
ダッ ヒデコ「あ、お客様外出ですか?」
「急用が出来た。すぐ出るから会計してくれ」
ヒデコ「分かりましたー」
「帰るぞ」
ゾロゾロ
ヒデコ(何だったんだろ、あの人達) ヒデコ「あ、もう0時だ……」
ヒデコ「そういえばそろそろ花陽さんがお握り注文してくる頃だけど……おかしいな?」
ヒデコ「外出中かな、ちょっと部屋覗いてみよ」
コンコン
ヒデコ(ん、反応が無い?)
ヒデコ「失礼しまーす……」 ヒデコ「あれ、居ないな」
ヒデコ「どこ行ったんだろ……ん?何か焦げ臭い様な……」
パチパチ……
ヒデコ「え……」
ヒデコ「か、火事だぁー!!」
「何だ何だ?」
「うわ、燃えてるぞ!」
「助けてくれー!!」
ヒデコ「ど、どどどうしよう……!」
バチバチ……ボォッ! 花陽「うーん……はっ!」
「目が覚めたか?」
花陽「あ、あ、あああなたは誰ですか!?」
「答える必要は無い」
花陽「じゃあ……にこちゃんはどこなんですか?」
「連れの奴なら別室だ」
「今頃痛い目にあってるだろうな……」
花陽「そ、そんな……!」 「だがこうなったのはお前の所為だ」
花陽「な、何で……」
「素人が不用意に“裏”の事情を書き込む事がどれだけ恐ろしい事になるのか……分からないか?」
花陽「書き込み……あっ!」
「やっと気付いたか。我々はネットカフェからのデータを追跡し、突き止めたという事だ」
花陽「で、でも私が書き込んだ証拠は無いんじゃ……」
「データが保存されたままのパソコンを見つける事ぐらい容易い」
花陽「え……あっ!!」
花陽(そういえばデータが消えちゃうからずっと起動したままだった……!)
花陽(そんな所から分かるなんて……ちゃんとシャットダウンしておくべきだったよ……)
花陽「は、花陽達をどうするつもりですか……!?」 「連れはお前の仲間だろう?2人まとめて消してやる」
花陽「やめて下さい……死にたくないです!」ブルブル
「仕方ないな、お前達は知りすぎたんだ」
「簡単にはやらん。じっくり痛め付けてやる」
花陽(ど、どうしよう……!)
「助けは来ないぞ。ここは人目には付かないからだ」
「さあ、始めるぞ」チャキッ
花陽「……誰か助けてー!!」 ドン!
「誰だ!?」
絵里「警察よ。それ以上動けば撃つわ」カチャ
花陽「絵里ちゃん!!」ワッ
「クソ……!」 にこ「ま、待ちなさいよー!」ヒョコヒョコ
花陽「にこちゃん!」
花陽「って、傷だらけだけど大丈夫!?」
にこ「こいつら容赦なくってね……!絵里が助けにきてくれなかったら負けてたわ」
絵里「逆にマフィア相手に良くやるわよ」
花陽「ま、マフィアって……」
「そうだ……俺達はあのアライズだ!」
絵里「アライズ……民間人に手を出すなんて腐ってるわ」 「ただの民間人ならだが……こいつらは幹部の英玲奈様に喧嘩を仕掛けたんだ」
「このくらいの報復なら考えられるだろう?」
絵里「にこならともかく花陽がアライズに喧嘩なんて仕掛けるわけないでしょう」
花陽(け、喧嘩はしたけど……何か勘違いしてるよ)
「しかし警察と争うのは英玲奈様が許さないだろう、大人しく身を引こう」
にこ「アンタらの独断なの!?」
「当たり前だ。幹部がやられたままで部下が何もしないわけにはいかない」
絵里「それはそうでしょうね、マフィアにも縦社会があるもの」
花陽「へ、へえ……」 「だがお前達これで終わったと思うなよ……?」
絵里「それはこっちの台詞よ、次は容赦しないわ」
「不可能だな、俺達のバックには警察より上が居る」
絵里「ならリーダーに言っておきなさい」
「何?」
絵里「貴方達を潰す為なら私は自分の命も惜しくない……ってね」
花陽(あ、絵里ちゃんの顔……あの時と同じ顔してる……)
にこ(絵里の奴……アライズと何かあったわね)
「……ああ。覚悟しておこう」ダッ 花陽「はあ……」ヘタッ
絵里「大丈夫?」サッ
花陽「あ、絵里ちゃんありがとう……助けてくれて」
絵里「警察として当然の事をしたまでよ、それに友達でしょう?」
花陽「絵里ちゃん……///」
にこ「にこも居るんですけど」
花陽「あ、にこちゃん!」
絵里「貴方も怪我は大丈夫なの?」
にこ「ええ、今すぐにでも病院行きたいわ」
絵里「この近くなら……西木野総合病院かしら」
にこ「場所どこよ?」
絵里「連れて行ってあげるわ。花陽も肩貸して」
花陽「うん!」
ブーブー 絵里「あ、通信入ったわ」ピッ
絵里「……え!?歌舞伎町のネットカフェが……!?」
絵里「分かったすぐ行くわ!!」ピッ
花陽「え、絵里ちゃんどうしたの!?」
絵里「ごめんなさい花陽!場所は書いておくから2人で病院行ってちょうだい!」
にこ「事件でも起きたのね……分かったわ!」
絵里「これメモだから、行ってくるわね!」ダッ
花陽「あ、気を付けてねー!」
にこ「じゃあ行くわよ花陽……痛たた」
花陽「にこちゃんも気を付けてね、じゃあ行こう!」 西木野総合病院
花陽「ここだよ……わあっ!」
ガヤガヤ……
にこ「す、凄い人ね……!」
花陽「何かあったのかなあ……」
「すいません、何か御用ですか?」
花陽「あ、友達が怪我しちゃって……」
「ならしばらくお待ち下さい、今込み合っていますので……」
花陽「分かりました」 ヤザワサーン
花陽「あ、にこちゃん呼ばれたよ」
にこ「じゃあ行ってくるわ……痛たた」
花陽「肩貸すよぉ」ヒョイ
にこ「悪いわね……」 おつおつ
流石に今回はスレ立てせずに終わったか…… >>277
独断でやったとしてもバレたら使用者責任で英玲奈も色々ヤバそうだから下手したら…… ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています