从c*・ヮ・§「…………」ゴゴゴゴゴ…… リ`・ヮ・)「!?」
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初投稿、どころか初スレ建てでもあるので、かなりご迷惑お掛けするかもしれませんが…
どうぞ生温かく見守ってやってください
普段からは過去作ss探しでお世話になってますm(_ _)m 千歌「…μ's、の皆さんですよね…?ラブライブ本戦出場される」
μ's「!?」
絵里(へぇ…なかなかの殺気じゃない?)
海未(1人…?まさかこんなに殺気を漏らして…多勢に無勢を選ぶとは…自殺志願者ですか?)
希(なんやろこの娘?潜在能力は高そうやけど)
にこ(ふーん、私らに対して、気合入ってるじゃない)
凛(早くラーメン食べたいのに…)
花陽(お母さん…そろそろ、お米お櫃にうつすところなのに…)
真姫(私達にチョウセンシャ?イミワカンナイ)
ことり(……) 穂乃果「そう…だけど…どうしたのかな?早い話、喧嘩売りに来たの?」
千歌「はい…喧嘩っていうか、勝負してください」
ことり「あっはっは!!勝負?びっくりしたぁ!かわい〜い女の子だから、てっきり私達のサインでも欲しがってるのかと思っちゃった!
ねえ穂乃果ちゃん?この娘ちょっと私が貰っていいかな?ひっさびさに…」
(・8・)「トサカにきたチュン」 初投稿なんだ、静かに見守ってあげよう
でも落ちそう ごめんなさい コピー消えたので遅筆ってます なんとか形になるようにがんばります
(・8・)「ぶる〜べりぃ♡とれいん」ギャン!
絵里「なっ!?ことり!?急に【本性】を見せることないでしょう!?相手はおそらく素人よ!??」(くっ…それに【歌】までも…?)
にこ(自身加速付与…ことりの得意とする初手、本気みたいね) 皆さんの優しさに涙が出そうです(泣)
気合い入れます!
海未(ことり…いつもは体裁のために大人しい貴女の、恐らくは普段からストレスを溜めていたのでしょうね…)
海未(私達もあの【ラブライブ】を目指すために死に物狂いで特訓してきた…それを私達の名が世間に知れ渡ったであろうこのタイミングで…まあ、有名税というやつですか?鬱憤を晴らす大義名分を手に入れたのですから…)マッタク
凛「早く終わりそうだね!かよちん!」ラーメン!
花陽「そうだね!凛ちゃん!」ゴハン!
真姫 ピッ「あっママ?ごめんなさい、門限に少し遅れ…うん、ごめんなさい…でも少しだけだから…」 (・8・)「すっとろいちゅん!それともビビって反応もできないチュンかああああ!?」ゴオッ!
希「さながら電車のような突進、そこから鋭い爪による一撃…ことりちゃんの初手であり、必勝パターン。これはとても避けられるものじゃないやん?ウチみたく…」
╭*(๑˘ᴗ˘๑)*╮「未来が見えるのでもなければ」【純愛レンズ】 ╭*(๑˘ᴗ˘๑)*(ジーッ……)
ズギャアア!!!
凛「うわ、凄い音ぉ〜相手の娘、死んじゃったんじゃないかなぁ…」
花陽「そうだね…あれ?希ちゃんどうしたの?【本性】なんてだして…心配性だね?念の為に【結果】を見てあげるなんて…」
真姫「まあ、こんな路上で傷害…どころか殺人なんてクリアしちゃったら、名前が売れてる以上、大会にも影響が出ちゃうじゃない?相手が大怪我しないように見てあげてるのよ…) 『千歌 ズルッ‼ボトボト…』
╭*(๑˘ᴗ˘๑)*╮(うわぁ、上半身から真っ二つ、アカン。これは放っておいたら死んでまうなぁ…)
╭*(๑˘ᴗ˘๑)*╮(幸い、キレイに引き裂かれてくれるみたいやから体組織もほぼ無事。早急に対応すれば…)
╭*(๑˘ᴗ˘๑)*╮「にこっち、【まほうつかいはじめました】準備できる?相手の娘の回復はちょっとイヤかもしれんけど…」
にこ「そうもいってられないでしょ?−−ったく…」ズズ…
J(*‘ヮ‘*)し「しょ〜がないわねぇ〜」 ╭*(๑˘ᴗ˘๑)*╮(ふう…これでなんとか明日の朝刊を飾るような一大事は…?)
╭*(๑˘ᴗ˘๑)*╮(!?アカン!!なんやこれ!!)
╭*(๑˘ᴗ˘๑)*╮「じ、上半身が…!動いてる!?」 ╭*(๑˘ᴗ˘๑)*╮の発声と同時に、丁度千歌の身体が、正確にいえば彼女の上半身だけが地面へと吸い込まれるように落下する。
取り残された下半身は、間抜けにもそれに気付かないのかそのまま屹立する。
ドチャリ
これから調理しようとトレイから取り出した生肉を、床にでも落としてしまったかのような鈍い音が次いで響く。 にこは、希からの指示によりいち早く死体−−になろうとしている−−に駆け寄る。
他全員も、相対したことりも、事の終結を見届けていた。
なんだ、余裕だったチュンね
そう、締めくくりに鬨の声でもあげようかというところに希の一声。
既に処置に入ろうとしているにこは勿論、他の全員は千歌の、コンクリートにうつ伏せる上半身に注目した。 J(*‘ヮ‘*)し「なっ!動いて…!」
千歌 (上半身)ズルッ…!ズルッ…!
╭*(๑˘ᴗ˘๑)*╮「アカン!にこっち逃げて!」
ガシ!!
J(*‘ヮ‘*)し「なっ!動け…なにこれ!?」
千歌(下半身)グググッ…!!!!
ズズッ…从千歌(上半身)ガバァ!!!!
(・8・)「!!にこちゃん!!!」
(・8・)「ヂュン!!」ズァ!! 不気味に蠢きながらにこを襲う千歌の上半身。その背面にことりの猛爪が繰り出される。
風切り音は金切りのそれにまで達する速度と鋭さ
先刻、千歌の身体を二分にした一撃を
ガシ!
今度は
ズズズ!!从c*・歌(上半身)
千歌の上半身が受け止める。 (・8・)「!?」
(・8・)(えっ? ことり 攻撃 止められ? 振り返っ?速! 痛ッ!−−−−−−
誰?)
从c*・ヮ・§(………)ゴゴゴゴゴ…
リ`・ヮ・)「!?」 そこにいたのは先程の不細工な殺気を撒き散らす少女ではなかった…
更に言うなら、上半身のみでことりの一撃を受け止め…いや、掴み止めた様を見て、高坂穂乃果だけは、反射的に、本能的に【本性】を曝け出す 絵里「なっ!【本性】!?この娘も【アイドル】だと言うの!?」シャッ!J( ・`д・´)
海未「くっ!ことり!下がってください!相手は特異系…貴女のような身体強化系では分が…!」/cVσ_VσVシュン!
ワンテンポ遅れて臨戦態勢に入る二人
まきりんぱな「えっ…?えっ?」
音ノ木坂学院に入学して一年目、凡そ半年にも満たない一年生……戦闘経験の未熟さ故か、それとも死んだと思っていた相手が、ホラー映画さながら上半身のみになっても生きている、と現状に困惑してしまったのか、3人は動けないでいた (・8・)「ヂュ…ヂュン…い、痛い…!」
从c*・ヮ・§「………」ギリギリギリギリブチブチブチブチ
(・8・)「う、腕が…ち、千切れるヂュン…!!!」
/cVσ_VσV「【勇気のReason】!!」シュン‼
園田海未は戦闘でいえば、万能型である。
身体強化、現象操作、どれも得意とするのは武家の家柄により常から鍛えられているからだ。
【歌】であれば、【アイドル】の願いの結晶であるソロ曲以外は、およそ水準以上の効果を発揮できる。
故に…今、ここで、単純とはいえ身体強化系である(正しくは身体の満ち引きを操作する【歌】だが、およそ減衰への使い方はしない)【勇気のReason】の選択しなければいけない理由−−それは
/cVσ_VσV「きゃおらああああああ!!」ゴォォォ‼
从c*・ヮ・§が強敵であると認識したからだ ╭*(๑˘ᴗ˘๑)*╮「こら!!一年生!シャキッとして!ウチラは逃げるよ!ここは危険や!海未ちゃん!絵里ち!後は任せたんよ!!」
J( ・`д・´) 「ええ!にこを助けないと!凛!花陽!真姫!コレが終わったら合宿よ!鍛え直さないと!」
まきりんぱな「−−−は、はい!」
上級生二人の、合わせてニ喝にビクリと弾けるように声をあげる三人。
明確な目的を与えられて、素直に従わざるを得ない力不足という現状に悔やんでる間もないほど、未だ混乱の中にいた。
シュウゥゥ−−希「さあ、こっちや!一旦、大通りに行くよ!」タッ J( ・`д・´)(希…貴女も本当は戦いたかったでしょうに…にこの危機を一番に予見していたのに、悔しいでしょうね…)
J( ・`д・´)(でも、全体の安全を救う為の冷静さ、いつも助けられるわ!さあ!こっちも気合いを入れてかからないと!)クルッ‼ 胸中で独り言ちた絵里は、対応すべく敵に向き直る。
多対一の状況を恥とするべきではない。
ことりを救うべく从c*・ヮ・§との相対は海未に任せ、私は从c*・ヮ・§の下半身に拘束されたにこを…!
そういう、状況を想像していた。向き直って目の当たりにした光景は、
(*> ᴗ •*)ゞ「クスクス」グググ
/cVσ_VσV「ば、馬鹿な…!周りには誰もいなかったはず…!」
J( ・`д・´) 「い、…つのまに…」
∫∫( c||^ヮ^|| 「な〜ん」
(・8・)「は、話すヂュン…」ブチブチ‼
从c*・ヮ・§「もーう!遅いよ皆〜!」 从c ^ヮ^§ パァン 遅いのだ
⊂彡☆))- ント 海未の一撃を受け止める(*> ᴗ •*)ゞ
お互いの鼻が触れてしまいそうな程に絵里に接近していた∫∫( c||^ヮ^||
唐突に現れた二人、いや−−−
メイ*σ ᴗ σリ「もう!は、こっちよ千歌ちゃん!勝手に一人で喧嘩売っちゃって!ご挨拶は全員でって言ったのに!」
三人目−−−!
メイ*σ ᴗ σリ「はー、全く…ご無沙汰しております。音ノ木坂学院の皆さん。と言っても私のことは覚えられておられますかどうか…」
从c*・ヮ・§「あー!梨子ちゃんダメだよ!その先は私から言うーー!」 从c*・ヮ・§「私達〜!内浦っていうところの浦の星女学院、スクールアイドル部の…せーの!」
从c*・ヮ・§(*> ᴗ •*)ゞメイ*σ ᴗ σリ∫∫( c||^ヮ^|| 「Aqoursです!」
リ`・ヮ・)「スクールアイドル…」
メイ*σ ᴗ σリ「はい。私は転校して今はAqoursのメンバーで、そこで皆さんのことを伝えたら居ても立っても居られなくなったみたいで…」
从c*・ヮ・§「私はμ'sの事!梨子ちゃんから聞く前に知ってました!でもμ'sに会いに行ける方法があるって知って会いに来ちゃいました!奇跡だよ!!」
(・8・)「はなせぇ…チュン」
(*> ᴗ •*)ゞ「も〜千歌ちゃ〜ん、会いに来たって電車に乗って来ただけでしょ?なんならいつでもこれたのに、なんかμ'sを神聖視しちゃって会いに行くの尻込みしてたじゃん…」
/cVσ_VσV(片手一本で私の拳を…!いやそれよりも!振りほどけない!)
∫∫( c||^ヮ^|| 「そーだよ千歌、田舎者だって馬鹿にされちゃうよ〜?」
J( ・`д・´)(私達を本当に『私達』と分かってのこの余裕…!一体何者なの…!)
从c*・ヮ・§(*> ᴗ •*)ゞメイ*σ ᴗ σリ∫∫( c||^ヮ^|| 「アッハッハッハッハ!」 リ`・ヮ・)「【ファイトだよ】」
ズン
从c*・ヮ・§(*> ᴗ •*)ゞメイ*σ ᴗ σリ∫∫( c||^ヮ^|| 「!?」
重い
雰囲気や空気感
これに質量があったとしたならではあるが、明らかに重さを増したようにAqoursは感じた。が、それは無論錯覚。
それをそうと気づかせてくれたのは
(・8・) 「チュンなぁ!」ズアッ!
从c*・ヮ・§(!?パワーが!)
/cVσ_VσV「はあ!!」バシン!
(*> ᴗ •*)ゞ「ようそろ?!」
J(*‘ヮ‘*)し 「い、い、かんげんに〜…にっこにっこにー!」ブン!
从c*・ヮ・§「あー!私の下半身ーーーー!」
J( ・`д・´)「ま、私は下がらせてもらうだけね…でも、隙だらけよ?」チュッ
∫∫( c||^ヮ^|| 「な、な〜ん!」
先程まで赤子の手を捻るが如く、μ'sメンバーを取り押さえ尚余裕すら見せていたAqours面々の顔がそうではないと物語ったからだ。
メイ*σ ᴗ σリ(そう、ね…忘れていたわけではないわ…これよ、これが彼女たちの恐ろしさ…)
メイ*σ ᴗ σリ(さっきの荷重感…あれは穂乃果さんの所為ではない…。いえ、一端は彼女によるものだけれどもあの負荷の正体…)
『リ`・ヮ・)「【ファイトだよ】」
(・8・) /cVσ_VσVJ( ・`д・´)J(*‘ヮ‘*)し 轟!!!!!
メイ*σ ᴗ σリ(全員の…リミッター解除…!!) 👀
Rock54: Caution(BBR-MD5:1341adc37120578f18dba9451e6c8c3b) リ`・ヮ・)「も〜!みんなぁ!穂乃果、心配しちゃったよ!いくら修行のための皆へのリミッターだったからって!こんなに簡単にやられちゃダメじゃん!!」
J(*‘ヮ‘*)し 「わ、私は回復の態勢に入ってたからちょ〜っと油断しちゃっただけよ!普段だったらラブにこ☆アタックで余裕なんだからあ〜♡」
(・8・) 「こ、言葉も出ないチュン…」
/cVⁿ_VⁿV「おっ!トッリ冷えてますかぁ〜」
(・8・♯) 「うるせえチュン!ウッミも片手でパンチ止められてたチュン!」
/cVσ_VσV(・8・) 「と、言う冗談はさておき」
/cVσ_VσV「さあ、随分と好きにやってくれましたねぇ…」
(・8・)「こっからはお前らがおやつになる番チュン」
J( ・`д・´)「こーら、すーぐ熱くなるのは貴女達の悪いクセよ?…と、言っても私も急な襲撃に焦ったのは事実…【ありふれた悲しみの果て】」
シュウウ…
ノノc√σ_σV「さ、ここからはかしこいかわいい私が冷たい現実を教えてあげるわ」
リ`・ヮ・)/cVσ_VσV(・8・) J(*‘ヮ‘*)し ノノc√σ_σV ドドドドドドドドドドド!!!! メイ*σ ᴗ σリ「……どう?皆」
(*> ᴗ •*)ゞ「そっか…通りで弱いわけだ…ある意味、本気じゃなかったわけか…でもー」
∫∫( c||^ヮ^|| 「うん、戦い甲斐があるってもんだよなーん」
メイ*σ ᴗ σリ「うふふ…それでこそ…ってあれ?千歌ちゃんは?」
(*> ᴗ •*)ゞ「うーん、投げ捨てられたことに驚きのあまり、下半身拾いに走って?いっちゃったよ〜逆立ちで」
∫∫( c||^ヮ^|| 「あんな便利な【歌】なんだから、それで戻せば良いのに」
メイ*> _ <リ「も〜どうしてこうマイペースなのぉ〜μ'sの皆さんの前だっていうのに…」
メイ*σ ᴗ σリ「まあ、今日はどちらにしてもご挨拶だから、いい自己紹介にはなったのかしら…?」
フッ梨子「と、これがAqoursです!如何でしたでしょうか?μ'sの…高坂穂乃果さん。園田海未さん。南ことりさん。矢澤にこさん。綾瀬絵里さん」
フッ曜 フッ果南
/cVσ_VσV「貴女達…私達を虚仮にしておいて、よもや無事に内浦だとかに帰ることが出来る…とでも」ゴゴゴゴゴ…!
(・8・)「売った喧嘩を最後まで保証しないなんて…随分と短いクーリングオフチュンねぇ…」ドドドド…!
リ`・ヮ・)ノノc√σ_σVJ(*‘ヮ‘*)し 「………」
穂乃果 絵里 にこ フッ 穂乃果「海未ちゃん、ことりちゃん。もうおしまいにしよう、今日はこれで終わり!」
/cVσ_VσV(・8・)「ふぁっ!?」
絵里「まったく私のことを本気にさせておいて癪だけど…」
にこ「ええ…決着の場所はここじゃないって事ね…」
/cVσ_VσV(・8・) 「はっ!!!」
フッ海未「そういうことですか…スクールアイドル部…ご挨拶…」
フッことり「ラブライブ…その本選出場者!!」
絵里「そういうことでしょうね…彼女達からはもう、まるで敵意を感じられない…」
にこ「ねえ、そこの赤髪さん。これは本戦では本気を出せってメッセージってこと?」 梨子「はい!そういうことです…って本当はこう言うのは私達のリーダーから言うべきだったんですけれど…」
ダダダダダダダ…!オーイ!
曜「あ!千歌ちゃん帰ってきたよ!梨子ちゃん!って、ええ?!?!」
(下半身)从c*・ヮ・§ダダダダダダ
果南「まだくっつけてないんだ…」
从c*・ヮ・§「もー、すっごい遠くまで走ったんだから!おかげで疲れちゃったよ〜、ってあれ?皆もう【本性】解いてる?」
曜「千歌ちゃん…ハァ…」
梨子「…これが私達のリーダー…」
从c*・ヮ・§「えっ!?なになに!?あ!まさかもうご挨拶が…」
从c*・ヮ・§「終わっちゃったの?!?!」
果南「そーだよ…もー締めようってところだったのに…」
从c*・ヮ・§「うわーん!すぐすむからちょっと待って!!!」
从c*・ヮ・§「【One More Sunshine Story】」
(高海)…ズスズ…(千歌)
高海千歌 ぴたーん!
千歌「千歌!ふっかーつ!!」
梨子(緊張感が…)
曜(台無しなんだよ…)
果南(なーん)
千歌「改めてμ'sの皆さん!喧嘩っ早いμ'sの皆さんに本気を出させるにはコレが一番だって梨子ちゃんが言ってました!どうでしたか!?本戦では本気で戦ってくれますか!!!?」 穂乃果「!!!ここまでされちゃったら……モチロン、だよ」
海未(今のは明らかに…現象操作系最上位…!時間操作…!穂乃果と同じ…!)
ことり(それであのパワーだったの!?搦め手のスタイルが多い現象操作系の中で、ことりと接近戦で勝負していたというの…!?)ズキリ
絵里(あの梨子っていう娘…私達の事を調べ上げている…というより知っていた…?それなのにまだこうして笑っていられる、ということか…)
にこ(…ていうか、あの吊り目…そして赤い髪…よーくみたら、まさか…) 千歌「わーい!μ'sと真剣勝負だぁ!やったぁー!これは他の皆とも合流して早速練習だぁ!!」
梨子「こーら!千歌ちゃん!今日は本戦会場の下見も兼ねてるんだから!帰るのは明日…!」
千歌「あ!そーだったのだ…」テヘヘ
曜「いや〜なんだかこっちの騒がしさのほうが疲れるかも…千歌ちゃんが嬉しそうで何よりだけどさ!」
果南「まったく…えっと、じゃあ、μ'sの皆さん!私達はこれで 海未「ちょっと待ってください!!」
梨子 ニヤリッ
穂乃果 ゾワッ‼
海未「今…なんと言いました…?オレンジ髪の貴女!」
千歌「うえ!?園田海未からの指名!?!?じゃなくて…えぇっと〜『他の皆と合流してぇ ことり「他の…皆?」
梨子「ああ、言ってませんでしたね。私達Aqoursはμ'sの皆さんと同じ…」 〜アキバ駅前〜
モブ1「ねぇねぇ!駅前でアイドルのバトルライブだって!」
モブ2「え!?練習試合とかかなあ!こんな街中で…ああ!ホントだってアレ…μ'sじゃない…」
ノξソ>ω<ハ6 「Oh!Exciting!!Galleryも集まってきましたーん!」
╭*(๑˘ᴗ˘๑)*╮(くっ…!リミッターが解けてないとはいえ…!このとらえどころの無い動き…!まるで読めないやん!?)
ノcノ,,・o・,,ノレ 「観自在菩薩行深般若波羅蜜多時 照見五蘊皆空 度一切苦厄 舎利子 色不異空 空不異色 色即是空 空即是色 受想行識亦復如是」
>ω</(なんなんだにゃこの呪文…脚が…!!凛のスピードが活かせない…!!」
⌒°( ^ω^)°⌒「わあい!花陽ちゃんだあ!」
(´╹◡╹`) 「わ、私のお、おにぎりが効全部食べられて…!」
¶cリ˘ヮ˚)|「さあ、貴女もこのヨハネの黒魔術に酔いしれるがいいわ…!」
从廿_廿从「イミ…ワカンナイ!」(どうしてなの…私の『現象理解』がまるで通用しない…!) ダイヤ「全く…皆さんはしたなくていらっしゃいましてよ…まあ、私もμ'sの方々を目の当たりにしていつもの冷静さで振る舞うのがやっと、というところですが」
ダイヤ「さて、此度は挨拶だけだと言うのにこれ以上は無粋というもの…ん?」ヴーヴー
ダイヤ「丁度、向こうも済んだというところですわね…」
ダイヤ「それでは皆さん…」
|c||^.-^||「【ブッブーですわ】」
ノξソ>ω<ハ6 「オウ!」ピタッ
ノcノ,,・o・,,ノレ 「ズラぁ?」ピタッ
⌒°( ^ω^)°⌒「うゆ!?」ピタッ
¶cリ˘ヮ˚)|「ヨハッ!?」ピタッ
╭*(๑˘ᴗ˘๑)*╮「助かった…やん…」ギリッ 果南「うん!わかった〜おつかれ〜!」ケータイパタン
果南「梨子!伝えられたよ、もうおしまいって」
果南(ま、ギリギリだったみたいだけどね)
梨子「ありがとうございます…これでよろしいですよね?だからそんな怖い顔しないでください」
梨子「絵里さん」
ノノc√σ_σVゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…!
にこ(あくまでも冷静に、でもかなりキレてるわね…まあ、コイツのことだから威圧の意味が強いんだろうけど)
ノノc√σ_σV「ええ、ありがとう。でも悪巫山戯がすぎるわ。本戦なんかどうでもいいくらい、この場でスッキリしたい程に暴れてしまいたい気分」
にこ(ハッタリだとして4対2だっつーの。まあ付き合うけど)
梨子「申し訳ありません…。だって、こちらが姿を現したとき、まさか逃げ出すメンバーがいるとは思いもしなかったことでしたので…こちら好戦的なメンバーがついつい追いかけてしまったみたいです」
梨子(逃げ惑う鼠を追いかける猫のように…とは、言わないほうが今はマシね)
ノノc√σ_σV「それは確かに身内の恥ね。一年生はあくまで競技者としての心構えでしか、戦闘には慣れていない。貴女達の卑劣な通り魔のような真似には…は言い訳かしら?」
梨子「そういうことでしたか…実力さえ遺憾なく発揮できれば、だってあのA-RISEを破ったμ'sの皆さんですものね…」クスクス
ノノc√σ_σV ギリィ
にこ(限界、ね…)「悪かったわね、えっと…梨子ちゃん?同じスクールアイドルとして、幻滅させたかしら?」
梨子「いえいえ!とんでもないことです!如何に本線で皆さんを本気にさせたいからこんな恨みを買うような不意打ちをしたことは、勿論謝らせていただきます!それに本当に、これ以上の危害は無いことはお約束します!」
梨子「もしそちらの判断でここからの反故があったと認められた場合は、どうぞ私達を叩きのめすなり、ラブライブ運営に暴行事件として私達の事を報告し、失格にしてもらっても構いません!」
ノノc√σ_σV(………)
にこ(自分達の不利を見せつけるような真似をして、あくまでここからの反故と限定してきたか…戦闘以外の修羅場も潜ってるみたいね…)
にこ「絵里、もうおさめて。これ以上の危害は、いくらでも証拠集めて遠慮なく報告させてもらえるんだから。余計本線での叩き潰しがいがあるってもんでしょ」
ノノc√σ_σV (………)スッ
絵里「ええ、にこ。ありがとう。もう大丈夫よ」
梨子「さすが矢澤さん! 、μ'sメンバーの居場所となる『部』をお守り続ける立場にある方は違いますね!」
にこ「そーね、私だって仮にもあの音ノ木坂学院で生き残ってきたんだもの。これくらいの雑事、怒りっぽいけどこの絵里だって何回だって潜り抜けてきたわよ?」
にこ「この三年間」 梨子 ピクリッ
にこ(…)
にこ「アンタもいい加減その人を喰ったような態度は止めなさい。アタシ達を本気にさせたい理由はわからないけど、否が応でも本戦でブチ当たるでしょ?」
にこ「私らは優勝を狙ってる。それなりの事もして来たしね。そしてあんた等は私達と互角」 にこ「決勝でなんてカッコつけたこと言わなくても、遅かれ早かれ戦えるわよ、私達は。だから早く何処かに行って」 J(*‘ヮ‘*)し「いい加減、にこもムカついてるから」 にこ「なんてね!そんなこと言うガラじゃないにこー☆」 梨子「………」
千歌「り、梨子ちゃん…」オロオロ
果南「…」
曜「ありゃりゃ、梨子ちゃん。これ以上はこっちがみっともなくなりそうだ。あのお姉さん達もすごい怖そうだし…もう行こうよ」
梨子「曜ちゃんは黙っ…!!いえ、ごめんなさい。そうね。私ったらついつい熱くなって余計なことばかり…ごめんなさい」
梨子「それではμ'sの皆さん!と言ってもお二人ですね…急な無礼を、本日は本当に失礼いたしました。それではどうぞ、本戦でまた…」ペコリ
梨子「果南さん。お願いします」
果南「あいよ」
にこ「……言わないつもりでいたけど…梨子ちゃん」 梨子「果南さん!お願いします!」
にこ「アンタ…もしかしてあの『サクラウチ』の…」 メノ^ノ。^リ「矢澤にこ。やっぱり貴女はここで●す」 J(*‘ヮ‘*)し 「!」ゾワッ
ノノc√σ_σV「!」 ゾクッ
∫∫( c||^ヮ^|| ドゴォ!!
メノ^ノ。^リ「か…は…」ガクリ 果南「お見苦しいところをすみません・ってね」
果南「あーなったらホントだったら私達でもそうそう手がつけられないんだけど…まあ、今回はラッキーだったね」
果南「【さかなかなんだか?】」ズズズ…
絵里(!…なに?彼女達の存在感が希薄に…いや、これは…感じ取れない?!)
にこ(水に砂糖が溶けていくみたいに…そこにあるのにどんどん分からなくなっていくような気持ち悪さ…!)
果南「矢澤さん、だよね?梨子のことなんだけどさ」 そこまで分かっているなら、もう少しこの娘の『理由』ってヤツも考えてあげてーーーー
夕暮れ時、ひぐらしの鳴き声がその役割とばかりに宵闇に向かって静まっていくかのように…
果南と呼ばれていた少女の声も、その周りにいた少女たちも姿も忽然と消えていった すみません!本日のところはここいらでご勘弁願えるでしょうか?
また、書き溜めなくテンポ悪い中つきあわせさせてしまったことと、思い出しながらだったので推敲もない駄文お見受けさせてしまったことと存じます故、お詫び申し上げます!
一応に、これが第一部完みたいなところではあります!
続きは拙にもまだわかりません!
夜分まで本当にありがとうございました! うわー…読み直してたらミスばっかり…チラ裏みたいなの本当にすみませんm(_ _)m
ちょっとヤバいのあったんで補足を念の為失礼致します
>>45
>>46
の間に嫌な予感を感じた穂乃果が駅前組の所に向かって駆け出していく、また、それについていく ことうみ のシーンを書いてたのですが、ngワード喰らってやりくりしてたら消してたみたいです…
その後のにこの「4対2になる〜」云々はそういうことでした… >>57
すごく励みになります!ありがとうございます!
ちょっと情けない話、体力に限界がw
空いた時間、ここに優先して力を尽くしていきたいと思います! >>1 です
これってこのままここに続きを書いたほうがよろしいのでしょうか…?それとも別にスレ建てするべきなのでしょうか…? 残ってる内はそのスレに。落ちちゃったら立て直しくらいでよろしいのでは
あんまりスレの乱立もよろしくないからね 乙、面白いよ
こういう曲絡みの異能系は好きなんだよ
よっぽど遅くなるんじゃなければここに続きを投下してくれる方がいい
スレは保守する >>64
>>65
時間制限的なものがあるのですか!?
アドバイス有難うございます(*> ᴗ •*)ゞ 梨子『お願いします!私に皆さんの力を貸してください!』
嫌な夢を見ている。
夢とわかったのは、今見ている光景が、正しくあの時の焼き直しであったから…
あの時…私が音ノ木坂学院を去り、内浦の廃校寸前の寂れた学校ーー浦の星女学院で彼女達に…Aqoursのメンバーに私が額を床にこすりつけて懇願したあの時。
全国に点在する、専門的生徒育成に努める【アイドル】養成学校…そのなかの更に選りすぐり中の選りすぐり、エリートのみを掻き集めた最高峰ーー音ノ木坂学院。
そこから逃げ出した私にとって、これからのこの内浦での生活は、平凡を甘んじるばかりのものになるのかと半ば諦めに近い感情で予感させられていた
だが、転校初日から私が目の当たりにしたのは、 >>66
明確に時間制限があるわけじゃないけど、続きが投下されないままスレが宙ぶらりんで残り続けるのは好ましくないということ
ただ先に言われてるように、やたらめったらスレが立つのも好ましくない
書き溜めとか展開の構想とかがあって、比較的スムーズに続きを投下できるのならこのスレでいいと思う
反対にこれから考えながら書いていこう…という状態であって、続きを投下するのが何週間後とかになりそうなら別スレにした方がいいと思う
どのくらいのペースで更新できるのかによって、スレの使い方は変えるべきではないか、というアドバイス >>68
(*> ᴗ •*)ゞド素人がすみません… 从c*・ヮ・§「奇跡だよ〜!」
梨子(【本性】)!?
曜「ちょ!千歌ちゃん!【中身】出ちゃってるよ!転校生も驚いてる!」
概ね一般人が『それ』を行うということは、秒針が触れ始める僅かな時間の使用であっても肉体的にも社会的にも決して無事に終わる事は有り得ない死と隣合わせを意味する。
暴走する欲望、超理性の鏡合わせにある無意識(イド)の発露ーー
【本性】(キャラクター)の顕現
⌒°( ^ω^)°⌒ 「【なんで水の中でも息ができるの〜♪】」
ノcノ,,・o・,,ノレ 「【たぶんさっき飲んだ熱い お茶のせいかっな〜】」
¶cリ˘ヮ˚)|「【まあそーんなことーは、気にしないしないで〜】」
梨子「そう…昼休み全部、プールで過ごしたのね…一回の息継ぎもない水中で、会話しながら」
ノcノ,,・o・,,ノレ ⌒°( ^ω^)°⌒¶cリ˘ヮ˚)|「【魚たちのパーティ〜楽しもっか♪】」
自らの声帯を使い、空気振動を正確に行うことで物理現象に干渉し、または操作可能な人類共通の神秘ーー【歌】 ノξソ>ω<ハ6 「【New winding road】♪」
|c||^.-^||「【WHITE FIRST LOVE】」
果南「有難う〜二人共〜!最近日照り続きで海の具合があんまり良くなかったんだぁ〜!太陽光も緩和されて、水温もベスト!魚達も喜んでるよ〜」
かつて神話に謳われた【歌】を司る天使が奏でたとされる、少女達の願いの体現
【ソロ】
梨子「黙示録で奏でられる滅びの歌って解釈もあるんだけどな…」
ここには【アイドル】の凡そ有り体に言って天才しかいなかったのだ
何故この宝石箱からごった返す原石達が…その疑問確かな疑問は、この異常とも言える日常の中でいつの間にか、彼女たちの明るさと奔放さの中で緩やかに氷解していった。
だがついに知ってしまう浦の星女学院の真実…
いや、現実 鞠莉「…そう。そうよね、梨子。アナタの様に聡明な娘は、やっぱり分かってしまうわよね…」
梨子「はい…黒澤家の蔵の掃除をしてしまったときに…読んでしまいました。この地に伝わる…呪い、と言うべきでしょうか」
鞠莉「Exactly…寧ろ相応しい、と言うべきね。ワタシとアナタを除く、古来よりの内浦の血を…『鬼』の血を引く人間は、正に呪われてしまっているわ」 かつて内浦の人間は飢饉を乗り越えるために、世の理を歪める禁忌を知る常世の鬼からその術を
現し世に、極めて限定的な時間でしか存在できない鬼達は、我が世となれと命の謳歌と種の保存の為に、内浦の娘共の腹に我が種をーー
そうして生まれたいわば半妖は、合理的な種の保存法として人と鬼との橋渡しとなり内浦の家の管理者となり、黒澤を名乗った…
その因子は脈々とこの地で育まれ、 現代にまで受け継がれている。
本来、【アイドル】とは人本来の可能性を肉体と精神、そして魂の修練により十二分に引き出し得る姿である。
現代の内浦の半妖達も、遺伝子の殆どが人であり、能力的には内浦の外の人間と何ら代わりは無い。
というより古来よりの鬼との間に生まれた子供も、半妖ではなく人間だ。
しかし、【本性】の発露や【歌】の発声…
本来であればまずあり得ない幼少期からの発現は、内浦の子供たちに宿る鬼の血が促進剤、いやさ起爆剤となってしまったことの結果だった。
ただ、無邪気にじゃれ合いを求めたいだけの幼子が撒き散らしてしまう破壊。
人はそれを忌み子と蔑み、隔たり、或いは淘汰を試みたーー
血を血で洗う悲しき歴史… ちなみに、内浦の特産品であるアジ
大きさが40センチを超えるものを『鬼アジ』という
この呼称は鬼の血により容易に発現した【歌】による現象操作…ここでは環境操作で漁獲量を増やすことに成功できた鬼への感謝と、また大きく脂ののったアジは鬼への供物として『鬼様へのアジ』に由来するものだという※筆者調べ 梨子「ひどい話です…差別が今の世にも続かなかったことが、本当に良かったと思えます…」
鞠莉「だからこそワタシやアナタがこの地で暮らす事も出来るのだけれどね…どうしても消せない名残もあるわ」
鞠莉「沼津から内浦にむかう途中のトンネル。アレは山を【歌】で動かし隔離された2つの町を無理やり繋いだものであるし」
鞠莉「小原グループが内浦の人間から神聖視されている淡島に暮らす事が出来るのも、古い人間達には私のこの金髪が『鬼様の再来』に見えたかららしいし…」
鞠莉「周りについていこうと必死で、まあ今では鍛えに鍛えまくってなんとか【ソロ】までに達することが出来たから名実ともに箔が付いたってところだけど」
梨子「いや…それでも十分凄すぎるんですけどね…」 この地の皆は、私だった。
私と同じ、世の中から煙たがれている人間達なのだ。
本当は…
千歌「私だって、輝ける!!私だって輝きたい!!!!!」
鬼の血が濃く幼少期に【本性】【歌】の発露は見せる子供達は年々、減少傾向の一途を辿っている。
しかしやはりまだまだ周りへの危害が恐れられると言う事から、国のお偉方が導き出した結論は
浦の星女学院
科学的な根拠に基づいたカリキュラムで力の抑制、或いはコントロールを目的とされた、教育による社会性の学習は二の次の
ここは収容施設だった
無論、そもそもの少子化が鬼の血の減少傾向に拍車をかけ、嘗てほどの力の去勢場としての側面の意味は弱まった現在ではありるが
普通であることに矯正され、平々凡々を強制される、閉塞した「通常」の牢獄
千歌「普通怪獣は、もうオサラバなのだ!」
彼女の悲痛。常識で手足を縛る鎖、絡みつき皮膚に刺さる普通という茨。
抗えばより強い痛みが生まれる事は分かっているのに、それでも彼女は叫ぶのだろう
私は、桜内梨子はその姿を目にして、誓った
眼前の少女に、己の魂に
梨子「お願いします!私に皆さんの力を貸してください!」
梨子「私が借りる皆さんの力を、私が音ノ木で学んだことで更に鍛え上げます!皆さんの力は、僅かだけどまだまだ感情的になる事で制御できない側面もあります…!そこを鍛え上げて…!」 千歌「勝とう!ラブライブ!優勝しよう!だよね!梨子ちゃん!」
梨子「!」
曜「うん!協力するよ…というか、望むところであります!昔さ、お父さんの船に乗ろうとしたら、知らない大人に『君は危ないからダメだ』ってキッパリ言われて…仕方のないことだって諦めてたけど、やっぱり悔しいもんね!」
曜「私だってちゃんと人間してる!強く生きて何が悪いって、証明したいよ!!」
ルビィ「ルビィも!アイドル、大好きだもん!アイドルがすっごくキラキラに輝ける場所…!ラブライブで、皆と一緒に戦いたい!」
善子「ふ…ついに私の魔力を開放し、世に漆黒の翼をもつ堕天使の存在に恐怖する時が来たようね…!」
花丸「うーん、親友二人がこんなにも頑張ろうとしてるんだから、応援してあげなきゃって思うズラ。それに、二人と、皆と同じ目線で、マルは世界を見ていたい」
果南「…私も昔、アイドルを目指した。ダイヤと鞠莉と三人で。曲がりなりにも立派にアイドルらしいことも出来てたのかな…でも『力』で人を傷つけてしまって、怖くなって一度はアイドルから逃げ出した」
果南「でも、梨子の思い、千歌の本音、他の皆の小さな燻りだけど…一気にぶつけられたら、また燃えてきたよ!」
ダイヤ「全く…年中水の中にいる人が何を言ってるのです…でも、おかえりなさい果南さん。そして皆さん、目指しましょうじゃありませんか。ラブライブ覇者となるべく、私達が」
ダイヤ「それに、内浦の次期頭首が生徒会長を勤める私と、浦の星女学院の教育統括にして理事長でもあり、在校生でもある鞠莉さんが所属する部活動がラブライブ優勝ともなれば…」
鞠莉「そのCommercialにおける宣伝効果はバツグンデーーース!!」
梨子「私も…ホントは悔しかった!勝てるわけがないって、諦めてた!あの人達に…、あの九人に…、μ'sに!本気を出して、本気でぶつかって!砕け散って手のひらから逃げる砂のように、何もかも失うことが怖くなって!逃げた!」
梨子「戦わないでそんな下らないことに安堵した自分が!とんでもなく悔しかった!!」ポロポロ
梨子「だから皆と出会って、皆のキモチの欠片に、なんでもないふとした時に触れてしまったとき、思ったの。何とかしたいって!この人達は私と同じなんだって!」ポロポロ
梨子「ううん!同じなんかじゃない!戦わなかった私より、戦えなかった皆の方が、遥かに悔しい!」ボロボロ
梨子「恥ずかしかった!情けなかった!皆が羨ましくなった!戦いたい!素直にそう思える皆が!」ボロボロ
梨子「ズルいことは分かってます…皆の夢に便乗して、私はまた戦えるかもしれないと思ってしまった…願ってしまった…!だからこのお願いは私の意地です!」グッ
梨子「お願いします!皆の力を私にがじでぐだざい!!」ブワッ!! ダイヤ「全くこの方は…」ヤレヤレ
果南「こんなに意地っ張りなんて」
鞠莉「そこは果南も負けてないと思うけど」ニヤニヤ
ルビィ「梨子さん…んっとルビィが言いたいのは…」
花丸「人間、頑固になると周りが見えなくなるズラ。固まるっていう感じは周を塞いだ形になるし」
善子「リリーったら…リトルデーモンとして情けないわよ!」
曜「梨子ちゃん!さっき協力するって言ったのは、梨子ちゃんだけじゃなくて…」
千歌「皆でだよ!梨子ちゃんだけの戦いじゃなくてーー」
千歌「『私達-ours-』皆の戦いじゃん!」 果南「さーて、ラブライブに出場するとなったら…チーム名だね!」
ダイア「それでしたら今の千歌さんの一言で、妙案がありますわ。『私達』は海辺に住む、浦の星女学院の生徒ーーー」
千歌「『海辺の私達』ーーー」
千歌「わかった!」
千歌「私達は強い!だから私達は戦いたい!戦って、証明するんだ!この青い綺麗な海に囲まれた町は、学校は、凄いんだって!」
千歌「今日から私達9人はーーー!」
9人「私達はーーーーー アキバレポーター「『Aqours』だあああああああああ!準決勝、Saint Snowを辛くも打ち破り、明日の決勝戦に進出するのは!!!!」
アキバレポーター「浦の星女学院!スクールアイドル部!!」
「Aqoursだ!!!!」
ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!
ラブライブ決勝トーナメント会場
アキバドゥーム
決戦の時は、近い アキバドゥームーーーー
ーーーーーー選手控え室
穂乃果「すごい人だね…」
海未「そう、ですね。流石の私も少し緊張してきました…」ガクガク
ことり「も〜海未ちゃんは相変わらずだなぁ…試合が始まれば平気なのに」
絵里「ちゃんと私達と戦うまで勝ち上がってこれたみたいね…Aqours」
にこ「そうね。しかもおあつらえ向きに決勝で再戦…と」
にこ「決勝までの道のりは楽ではなかったわ…ある意味、その点では感謝しないといけないわね」
希「」カードピラッ
凛「」グッ グッ
花陽「」モグモグゴクゴク
真姫「」クルクル
にこ「あの過激な『ご挨拶』で、遅れを取ったウチのメンツのモチベーションをこんなにまで維持させてくれたんだから…ね」
絵里「希は淀みなくリラックス。凛は入念なダイナミックストレッチ。花陽はいつものおじやに梅干し、炭酸の抜けたコーラ…
真姫は試合前のルーティンに入ってる」
穂乃果「ふふ、準備万端、だね!」
海未「あああ貴女はももももっとき、緊張感を持つべきです!」ソワソワソノダ
ことり「海未ちゃんは本当にもう少し落ち着こう…こっちの海未ちゃんも可愛いけど♡」 >>84ほんとすみません…昨日は時間作れそうなので! コンコンコン ガチャ ラブライブ運営「μ'sの皆様、会場の準備が整いましたのでーーーウワッ!」
花陽「あ…凛ちゃん!」
希「あっ!凛ちゃんいないやん?せっかちさんなんやんから…」
真姫「まったく…まあ、我慢できない気持ちも分からないでもないわ」
真姫「私も早く戦いたい!ってフフ。ガラじゃないわね」
ラブライブ運営「えっ…今突風は…えっ?」
絵里「すみません。メンバーの一人が先走ってしまったみたいで…あなたの横を通り抜けていっただけなのでお気になさらないでください」
穂乃果「それで…時間ですか?」ピリ
8人「」ゴゴゴゴゴゴ…
ラブライブ運営「!」(なんだこれ!?空気が…!) 花陽「運営さん…?」
ラブライブ運営「え!?あ!はい!時間です!会場へお願いします!…えっと星空様はもう行かれてしまったということで…?」
希「はい…すみません、何か進行に問題でちゃいます?」
ラブライブ運営「いえ、まあイレギュラーではありますが…こういった大会です。考えられる想定外への対処法は、ある程度はパターン化しておりますので星空様が何か起こされたとして柔軟に対応は可能です…が」
ラブライブ運営「皆様は本戦開始前にて…練習試合の体とされておられましたが、snsで拡散された動画から流れた噂によりますと…かなりの因縁があると聞き及んでおりますので…」
ドオ!!!
ウオオオオオオオオオオオ!!!
控え室にも届いていた観客の歓声が、熱狂の怒号へと変わる ラブライブ運営「!!!言わんこっちゃない!」ザザッ『本部!!トラブルですか!?応答願います!!私はこれよりμ'sメンバーを会場にお連れして…!』
ラブライブ運営『星空凛による試合外での乱闘だけは防ぎます!』
8人「……」
ラブライブ運営「無礼をお見せしました!しかし皆様!どうか会場の方へお急 にこ「あまり舐めないでくれる?」
ラブライブ運営「っ…は?」
ザザッ本部『応答しろ、こちら…まあ、デモンストレーションだ。問題ない』
にこ「凛は…まあ、突っ走っちゃった所はあるけど、今日の為に辛い特訓に耐えてきたわ。それを自分一人のためで台無しにするようなことは、絶対にしない」
希「ええ娘ですよ?凛ちゃんは」
真姫「凛が…何やってるかはこれから見に行くとして、会場を温めてくれてるみたいね。さ、穂乃果。私達も行きましょ?」
穂乃果「う〜ん!やるなあ凛ちゃん!そうだね!行こう!会場に!!」
海未「いよいよ…ですか」スッ
ことり(やっぱり海未ちゃんはすごい。さっきまでのが嘘みたい)「チュンチュン♡」
花陽「凛ちゃん!花陽も今行くね!」
絵里「ふう…勝ちましょう、皆!」 本部『おい!応答しろ!会場に問題はない!予定通り、しっかりμ'sメンバーをお連しろ!』
ラブライブ運営『りょ、了解しました…』
ラブライブ運営「で、では皆さんどうぞ…って、あれ?…………………なんだよ、もう誰もいねぇじゃん…」 ウ・オ・オ・オ・オ・オ・オ・オ・オ・オ・オ!!!!!!!! 吹き荒れる熱狂は、もはや大気自体が音を奏でているかと錯覚させられてしまうほどに大きく、更に大きく…
残りのμ'sメンバーが会場に到着したのであろうことは想像に難くない
いよいよ!決戦の火蓋が切って落とされる!!
ラブライブ運営「てか…あのコら本当に女子高生かよ…?」 ウオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!
ウオオオオオオ!凛ちゃーーん!オオオオオオ!他のメンバーはまだ!?オオオオオオオオオ!Aqours!!頑張ってーーー!!準決勝カッコよかったぞ〜!オオオオオオ!
ウオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!
ウオオオオオオ!ねえアレ何!?やっぱり仲悪いの?オオオオオオオオオ!噂はやっぱり…ザワザワヤザワザワオオオオオオまきちゃんオオオオオオオオオオオオ!
ウオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!! アキバドゥーム・アリーナ
決勝戦用特設会場
【舞台ーステージー】
>ω</「……………」ユビサシ
ノcノ,,・o・,,ノレ 「ーーーー」キッ! 果南「ねえ?あれって良いの?大会的に?」
曜「それにしても凄い盛り上がり方…予選のときとは大違いだ…流石μ's!会場の沸かせ方を知ってるなぁ!」
ルビィ「は、花丸ちゃぁあん…」オロオロ
善子「ふっ…どうやらあの娘も、私の魔力で狂わせちゃったのかしら…ああ!なんて罪深い堕天使なの…私」
ダイヤ「はいはい皆さん!馬鹿言ってないでしっかり待つ!!間もなくμ'sの方々が来られますのよ!シャンなさいませ!!」
鞠莉「Oh!こんなPlaceでもダイヤのμ'sラブは変わらないのデーース!!」 梨子「遂に…ここまで来たのね!千歌ちゃん!」
千歌「うん…!0からのスタートで…予選を通過した…本戦も勝ち抜いて…決勝まで来た!それにーーーー」チラッ
聖良&理亜 グッ!!サムズアップ!
千歌 グッ!!!ガッツポーズ!
千歌「戦いを通して…かけがえのない!絆もできた!!!」
千歌「そしてこれから!私に輝く決意をくれた!μ'sと本当の意味で戦える!!」
千歌「ねえ、梨子ちゃん…もうさ…私…」
梨子「………千歌ちゃん」 千歌「もうさ…ここまできて、私まだワガママだ……勝ちたい、μ'sに。ラブライブ優勝して、スクールアイドルの頂点の、輝きそのものになりたい…!」
梨子「千歌ちゃん…!」
ウ・オ・オ・オ・オ・オ・オ・オ・オ・オ・オ・オ・オ・オ・オ・オ・オ・オ・オ・オ・オ・オ!!!
ウオオオオオオオオオオオオμ'sだ!μ'sがきたぞ!!!オオオオオオにこにー!エリーチカ!のんたーーーん!!!オオオ!
ウオオオキャーーー花陽ちゃんよ!!!オオオまきちゃんオオオ一年組合流だあ!!オオオオオオ!!
ウオオオ穂乃果ちゃーーん!俺だああああ!海未ちゃんカッコいいーーー!ことりちゃーーーん!今日のオヤツは私よーーー!オオオオオオオ!
果南「お!やっと来|c||^.-^||「キャーーーーーーーーー!エリーチカ様ぁあああ!!!!」
|c||^.-^||「KKE!KKE!」
|c||^.-^||「W(私は)D(断然)E(エリーチカああああああああああああああああああああああああ)!!!!」
ルビィ「ピギ!?」
鞠莉「ダイヤ…流石にそれは雰囲気が…」 花陽「凛ちゃん!おまたせ!」
フッ凛「かよちん!皆!ごめんね!我慢できなかった!」
真姫「嬉しそうな顔して言うんじゃないわよ…フフッ、でもだからこそ凛ね!」
希「うわー…お客さんすごいやん!うちらのファンだけ…ってわけやないところもまた」
絵里「Aqoursの試合…正直に言って凄まじかったわ。まあ、あの時に見せてくれた手の内以上を見せてはいないみたいだけど…」
にこ「Saint Snow戦で明らかになると思ったけど…惜しかったわね…決勝はあの娘たちとでもおかしくなかった…初戦からeAst heArt、次戦からもMidnight cats、春色マカロン…アブリコアアプリコット…運が悪すぎたわ」 ことり「でも、私達も、だけどここまできてちゃんと決勝まで上がってきたのは…!あの娘達なんだよね!ホントに、スゴイよ!」
海未「並大抵の精神力で成し得ることではありません…無論、心のみならず、それを宿す肉体もまた同じです…」
海未「あの時の悪態、私達に本気を出させるための、私怨の色もあったでしょうが、あくまでポーズだったのだと今ならわかります」
海未「彼女達は強い」
穂乃果「そうだね…【ファイトだよ!】!!」
μ's 「!」キィィイイイイン!!
穂乃果「行こう!強いAqours達に勝てるのは!私達μ'sしかいないよ!決めるよ!皆!!!番号!!!!!」
穂乃果「1!」
海未「2!」
ことり「3!」
真姫「4!」
凛「5!」
花陽「6!」
にこ「7!」
希「8!」
絵里「9!」
穂乃果「μ's!」
μ's「ミュージック〜〜!スターーート!!!!!」 果南「あちらさんも9人…こちらも9人…号令まで似てるなんてね…!千歌!!!」
千歌「よし来た!!いくよ!Aqours番号ぅーー!」
千歌「1!」
曜「2!」
梨子「3!」
花丸「4!」
ルビィ「5!」
善子「6!」
ダイヤ「7!」
果南「8!」
鞠莉「9!」
千歌「0から1へ!1からーーーラブライブの!その頂点へ!」
Aqours「Aqours〜〜!サン シャイーーーーン!!!」
ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!! アキバレポーター「両雄!!遂に出揃ったーーーーーー!いよいよこの5万人の観客が押し寄せるアキバドゥームで!!日本で1番のーーー即ち!世界で1番のアイドルを決める祭典!」
アキバレポーター「【ラブライブ】の決勝が始まろうとしております!!!」
アキバレポーター「観客の皆ーー!この始まる前から名勝負が約束された歴史の目撃者としての準備はオッケーかーーーい!?」
アキバレポーター「トイレは大丈夫か!?そんな事で見逃すバカは今のうちに帰れ!逆に水分の補給は!?汗だけじゃない!涙の分もだ!!」
アキバレポーター「私は水分はもちろん!オムツの装備も完璧だ!私はーーーー」
アキバレポーター「μ's!Aqours!この二組の勝負が終わるまで!ここを動くつもりはない!!」
アキバレポーター「おっと!さあ、そんなことよりも!運営より決勝のルールの発表だーー!」 運営「えー、本日ここにお集まりの皆さん…」
運営「………………」
ドヨドヨドヨドヨドヨドヨドヨドヨ ナンダナンダ ハヤクシロヨ ヤダ、コワイ
運営「…………」
運営「…見たい、な私も」ボソ
ザワザワヤザワザワ ハァ⁉ナニイッテンダ⁉ボケチャッタノ?イーカラハヤクシ運営「ルールなんかいらねえええええええ!」キーーーーーン!!!
!!!?????!???!?
運営「ルールは大事だ!これが守られるからこそ!ラブライブに於いて!日本の未来に大切な【アイドル】達が切磋琢磨しあい!育まれ!大きく成長を遂げていく!それを阻害するアクシデントを最小限に留めるため、ルールは守るべき正しき規範だ!」 運営「だが、しかし!私は見たい!ルールで縛られた勝敗ではなく!μ's!Aqours!両チームの決着を!そこにいくまでの過程を!勝負そのものを!!」
運営「その勝負を!この二組がこれから織り成す歴史そのものを!ルールで縛っちゃダメだ!」
運営「私は見たい!何もかもから解き放たれたこの少女達の全力を!輝きを!」
運営「だから!ルールはいらないんです!あってはならないんです!私はこれをこそ!決勝戦のルールとさせていただくことを、ここに宣言します!全ての責任は私が取る!アクシデントが起きたら、全員で私を潰しに来い!受け入れてやる!!」
運営「はあ、はあ…言ってしまった…!ああ、良い人生であれた…………μ'sさん!Aqoursさん!あとはどうぞ、よろしくお願いします!!!!!」 ーーーーーー
ーーーー
ーー
穂乃果 パチ 千歌 パチパチ μ's Aqours パチパチパチパチパチパチパチパチ!
観客 パチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチ! ウワァァァ!!!よく言ったーーー!
ありがとう!!そうだ!私達も同じ気持ちだ!!
穂乃果「いいねーーー!」グスッ
穂乃果「千歌ちゃん!!」
千歌「うん穂乃果ちゃん!!」
海未「応えましょう!!」
果南「うんそうだね!!」
ことり「ルールは簡単!」
曜「分かりやすく!」
真姫「後腐れなく!」
善子「一対一!」
凛「9回戦の!」
花丸「個人戦ズラァ!!」
花陽「勝った数の多いほうーー!」
ルビィ「つまり先に5勝したほうが!」
にこ「今回のラブライブ!」
梨子「その覇者となる!」
希「あ、補足すると引き分け数もちゃんとカウントするんよ〜」
鞠莉「イエーース!大事なことデーーース!!」
絵里「えーっと…私は何を言えば…もー!皆!台詞残してよ!」
ダイヤ.-^||「キャーーー!エリーチカ様ぁ!!!」 第一回戦!!!
「私に行かせてください!私が勝ってーーー!」
「流れと景気を呼び込むルビィ!!!」
黒澤ルビィ vs 小泉花陽 !!!! 花陽 スゥー…
花陽「【ダレカタスケテーーー!】」
μ's「【チョットマッテテーー!】」
(´╹◡╹`) ドン!! 果南「すっごい大きい声…!」
ダイヤ「ああ…!流石μ's!流れるような【C&R(コール・アンド・レスポンス)】!」
花丸「この前より…迫力が段違いズラ」
千歌「こっちも負けてられないよ!ルビィちゃん!」
ルビィ「うん!」
ルビィ「【ガンバ〜〜〜?】」
Aqours「【ルビィ!!!】」
⌒°( ^ω^)°⌒ バン! ワアアアアアアアアアア!
アキバレポーター「遂に始まります!始まってしまいます!アイドルが己を賭して戦うとき、名乗りとしての伝統儀礼、【C&R】!見事でしたね〜!解説の綺羅ツバサさん!」
ツバサ「はい。ですが、1つだけ訂正を失礼します。下手をすれば、【C&R】の発気で気を失う選手もいるのと…ここでまず始めに己の気力、気量等も相手に無条件でさらけ出してしまうわけですから…」
ツバサ「勝負はもう、始まってます」メラ
アキバレポーター「」ゴクリ
アキバレポーター「はっ!失礼しました!綺羅ツバサさんの余りの迫力に私が気絶しそうになりました!綺羅ツバサさんを解説に、隣にお迎えしての実況!私は本当に今日を無事に終えられるのか!?」
ツバサ(ふふ、私にまだこんな子供っぽい所があるなんて…私だって戦いたかったのは嘘じゃない…) 審判「では、私はルールが消滅した以上
、立場上ここにいるだけですが試合が始まれば場外にでます。場外と言いましても、試合開始と同時にお二人にとってはそれも意味をなさなくなります。勝敗はどちらかが戦闘不能になるか、どちらかが負けを認めるか、でよろしいですね?」 (´╹◡╹`) ⌒°( ^ω^)°⌒「はい!」
審判「まさかいくつもの決勝を見届けてきたこの私が、ただの号令係になる日が来るとはね…しかし、それでもこれだけは譲れません…」スゥー
審判「第一回戦!!!はじめええええい!!!!!」ビリビリ (´╹◡╹`) 「【Wonderful Rush】!!!」ズババババ!
⌒°( ^ω^)°⌒「うゆ!?【Step! ZERO to ONE】!」シュン!
(´╹◡╹`) 「【START:DASH!! 】」ギャン!
⌒°( ^ω^)°⌒(前より、速いルビィ?!)
(´╹◡╹`) 「これで決めます!【Hello,星を数えて】」ズガガガガガガガガガガガ!!!!!!
ズガガガガガガガガガガガ!!!ドォーーーー………ンンンン!!! アキバレポーター「」ポカーン…
ツバサ(あの小泉さんが先の先!?!?ど!?完全に相手の意表をついた?)
ツバサ(というかこのスピード…!まるで星空さんの…!というか観客、理解できてるものはいるの…)
聖良「…見えましたか、理亜」
理亜「はい、姉様…辛うじて」
聖良「あれが、A-RISEと激戦の末、勝利を収めた、あれこそがμ'sです」タラッ
理亜「」ゴクリ 果南「…速、いや上手い」
曜(接近戦で果南ちゃんが褒めた!?)
梨子「初戦の緊張の中…いや、それすら利用して…あの受けの上手な小泉さんがあんな猛攻…!完全に意表を付いてきた!」
千歌「ルビィちゃん!?大丈夫!?ダメだ見えない…砕けた舞台の土煙で…」
ダイヤ「コラ、千歌さん?はしたないですわよ?」
千歌「ダイヤさん?!だって!」
ダイヤ「リーダーはどっしりと構えているものです。今から要らぬ気苦労ばかりでは、いざ己の試合の時に参ってしまいますわよ?」
善子(ダイヤ…こっちから見ると、それかそダイヤモンドが作れそうなほどの握りこぶしが丸見えよ…)
※申し訳ないです!
東京ドームの野球グラウンド、その殆どをコンクリートの武舞台が覆って、試合外のμ's、Aqoursの両選手は、それぞれ1塁、三塁側のベンチで観戦してるってイメージでした!! 鞠莉「Oh…Ms花陽は初撃【ワンダラ】で…ルビィを【ステゼロ】で『躱させた』。回避方向を限定させられた上で【スタダ】の加速からのほぼゼロ距離から超高速連打【ハロ星】…前の戦いのときからは考えられないほどの戦法と運動速度…」
鞠莉(Ms高坂のリミッターとはそれほど強力だったというの?)
花丸「皆…慌てすぎズラ…ルビィちゃんなら、きっと大丈夫!」
善子「そうね…というかあの娘の【本性】の『特性』なら、多分…」
ダイヤ「そうですわ!あの娘の『特性』ーーー!それはーー!」
⌒°( ^ω^)°⌒ グアアッ!!
(´╹◡╹`) 「!!」サッ!
⌒°( ^ω^)°⌒「ちょっと遅いビィ!!【元気全開ーーーーー】」
⌒°( ^ω^)°⌒「【DAY!DAY!DAY!】」
ドドドドドドドドドド!!!! (´╹◡╹`) 「くっーーーーー!キャア!」ドガ!ズザッ!
⌒°( ^ω^)°⌒「ハァハァハァ…」
(´╹◡╹`) (スタミナ切れ!?)「今です!【Wonderful Rush】!」
⌒°( ^ω^)°⌒「はぁはぁ…こういうときの花陽ちゃんは…」
⌒°( ^ω^)°⌒「ジャブをフェイントに!右ストレート!」ヒラリッ!
(´╹◡╹`) 「逃しません!【友情ーー」
⌒°( ^ω^)°⌒「ノーチェンジ】だよね?」
(´╹◡╹`) 「!?」ブォン!
⌒°( ^ω^)°⌒「避けルビィ!!」シュン! ⌒°( ^ω^)°⌒「カウンターだよ!ルビィに出せる最高の一撃!【Aqours☆HEROES】」ドッゴォオオオ!
(´╹◡╹`) 「ぐあーーっはぁ!!」メキメキ
ズダン!ゴロゴロゴロゴロ…
⌒°( ^ω^)°⌒「はあ!はあ!っんく!はあ!」 アキバレポーター「げ……………激戦だぁぁぁぁ!正直、何が起こってるのか分かりません!しかし、小動物と例えられる事も多いルビィ選手が!純情な乙女の代名詞と言わられこともある花陽選手が!くっついては離れくっついては離れ…耳に届いてくる鈍い音からも恐らくーー」
アキバレポーター「強烈な肉弾戦が敢行されているううううう!」
アキバレポーター「えーっと、細かい解説を綺羅ツバサさん?」
ツバサ「結構ちゃっかりされてますね…まあいいんですけど…今のはーー」
少女解説中…
ツバサ「というわけなんです…しかしルビィさんは全身の筋肉の著しい消耗を引き換えに放つ3発の全力、【デイデイデイ】で息を切らせていました…」
ツバサ「流星群のような【ハロ星】を全弾浴びせた勝利への期待からか、反応が僅かに遅れ被弾の方こそ大きかったのですが…そこは流石、受けの小泉さん、ギリギリで耐え【ワンダラ】で返しましたが…」
ツバサ「ここからです。スタミナ切れで今も息も絶え絶えの黒澤さんの、急にその動きが良くなった。まるで攻撃を予見していたかのように、カウンターまでしっかり合わせた……」
ツバサ(東條さんと同じ能力?いやまさか…あれは東條さんの究極とも言える固有スキル、【ソロ】よ…?それを1年生ができるはずが無い…)
ツバサ(寧ろ、あの【ハロ星】を耐えきれたことこそがそもそもおかしい!全身粉砕コースよ?あれは。おかけでその後の【D3】は恐らく、小泉さんの防御を差し引いたとしても不完全だった…)
ツバサ(総合的な観点から見ても…接近戦は…こと攻撃力に於いては明らかに黒澤さんの方が上!何なの?あの娘は?!何なの!?Aqoursとは!?) 理亜「良かった!ルビィ!!」ウルウル
聖良「フウ…見てるこちらがヒヤヒヤしますね…!」 果南「いいぞ!ルビィ!流石私とー!」
曜「私の弟子であります!」
ヤイノヤイノ ダイヤ「そう…ルビィにはこれがあるのです!あの娘の特性ーーー」
ダイヤ「相手の眼!相手の癖を見て『盗む』!!『スティール』が!!!」 凛「か、かよちーーーん!」
真姫「凛!落ち着きなさい!!!」
凛「でも!でもかよち 真姫「これは真剣勝負なのよ!!凛!!!」
凛「!うぅ…」
希「そやで、凛ちゃん。これは花陽ちゃんにとっても…うちらにとっても大切なリベンジマッチや。正直あの日の…『ご挨拶』の日の事を、こう思うときもある…」
希「リミッターさえなければ。そもそも、普段からもっと戦闘経験さえあれば不様に逃げ出すこともなかったんやないか・って」
希「でも違う。リミッターを解除しても、負けていた。そしてそれをわかっていたから、悔しかった。だからウチらは猛特訓を乗り越えてきたやん?」
希「日々からのトレーニング自体を強化…エリチの厳しい合宿…そして海未ちゃんの…じ、じご、じじ地獄の…山頂アタックも…」ガタガタガタガタ
凛「ヒィ」ブルブルブルブル
真姫「も、もう、思い出したくもないわ」ビクビクビクビク
海未(そんなに嫌なのですか…)シュン
希「だからな?信じないといけないんよ?花陽ちゃんを。大丈夫!ウチらにはこの日のために、とっておきの切り札を用意してきたやん?だからまだ勝ちの芽は全然残ってる!信じよ!!」
凛「うっ…」
真姫「そうよ!凛!あの時の私達に無かったーー秘密兵器!それを信じないなんて、花陽本人を否定するようなものよ!」
凛「あっ…」
真姫「…?凛?」
凛「ちがうの…ホントは…それ…!」
ゴオオオオオオ!!!!
ウワァァァアアアアアアア!!! アキバレポーター「なんだー!?この闘気はあぁぁぁぁぁぁ!」
ツバサ「まさか小泉さん…!この土壇場で!?」
「【ソロ】!?」
凛「ダメだ!ダメだよかよちん!!」
真姫「ちょっ!凛?!どういうこと!?」
凛「使わないって…!約束だったのに…!」
にこ「凛!?!?」
海未「どういうことです凛!!花陽は【ソロ】を完成させていたのでしょう!?」
凛「…………!!」
ことり「凛ちゃん!黙ってちゃ分からないよ!」
絵里「皆!落ち着きなさい!これでは凛もまともに話せないわ!」
ギュッ
穂乃果「凛ちゃんーーーお願いだよ?本当のことを教えて?」
凛「うん……あの、あのね?かよちんの【ソロ】確かに完成してる…でもね…あれは…」
かよちんの寿命を縮めてるんだ……!!! (´╹◡╹`) 「この【歌】の名前は…【孤独なHeaven】歌詞も最近仕上がりました」
ゴオオオオオオオオオオオ!
(´╹◡╹`) 「本当は…いいえ。それはここの勝負と関係のないことです」
(´╹◡╹`) 「ルビィちゃん。ゴメンねこの勝負、私が勝ちます。そして後に続く皆の負担を少しでも軽くしてあげたい」
ズア!キーーー……ンンンン
善子「闘気が収縮した…?」
曜「違う!これは…闘気を…!」
果南「収斂!!逃げろ!!ルビィ!!」
⌒°( ^ω^)°⌒「ーーーー!」ブルブル
花丸(そんなこと…1番ルビィちゃんが分かってる…!!)
(´╹◡╹`)「 私の攻撃を尽く躱していく相手の癖を『盗む』、貴女の『特性』ーー凄いです。本当に一合目から【ハロ星】のコンボで決着をつけるはずでした…」
(´╹◡╹`) 「以前の戦いで、貴女に手も足も出なかった私から大分レベルアップしたつもりです。お陰か確かに初撃から貴女の意表を突くことができました… (´╹◡╹`) 「でも…まだ足りませんでした。 恐らく無意識レベルの癖も読んでしまうのですね…初動を読むことなら完璧なほどに…それ程までに、貴女は強い…」
(´╹◡╹`) 「私の『特性』、拳の筋肉収縮で攻防補助を行うだけのーー『おにぎり』では、これ以上は太刀打ちできません」
(´╹◡╹`) 「だからせめてーーー」
果南「もういい!降参しなよ!ルビィ!?ルビィィィ!」
千歌「な、……なんなのだ…アレ…!」ブル
梨子(身体強化…!?現象操作…!?分からない!でも今は思案している場合じゃない!)
鞠莉「不味い…!何が不味いかなんて、わからないけど…最悪の場合…!」ギリッ
ダイヤ「ーーーーーーーーーーーーー!」
ダッ! 勢いにどことなくひぐらしを感じる
いえ誉め言葉です、気にせず続けて。 (´╹◡╹`) 「避けてくううううううううううううーーーーーー
⌒°( ^ω^)°⌒(音が伸びてーーー!?)
⌒°( ^ω^)°⌒ 右 ストレ 真っ 強 早 速 避…?
スティール、発動
一呼吸をせずとも訪れる近未来、ハッピーエンド?
否 その時、ドゥームの全員が見た光景は
恐らく花陽のいたであろう立ち位置から突如として巻き上がる…いや、噴出する白煙
ピクリとも動かないルビィ
そして
音の無い、静寂の中
二筋の光陰がかける ーーーーーー
ルビィ(真っ暗だ…どうしよう。何も見えない…聞こえない…)
ルビィ(身体も…動かせないや。ああ、やっぱり)
ルビィ、死んじゃったんだ…
何も無い闇の中の、ただ一つ確信
ルビィ(ゴメンね、皆…ルビィ負けちゃったんだね…)
ルビィ(ゴメンね…ゴメンね皆…やっぱり、花陽ちゃんは強いんだね…!私の憧れるμ's…そのμ'sの中で一番大好きな花陽ちゃんは……!)
ルビィ(悔しい…悔しいよ!…えっ!?)ポロポロ
魂のみの、この世界に意識のみでしか存在していないと思っていた自分の、あるはずの無い頬を伝う熱
いや、そもそもー
ルビィ(なんだろう…あったかい…)
自分の輪郭を確かめさせる、抱きしめられているような、温もり ルビィ(あ…分かった)
今自分がどこにいて、どこに行こうとしているのか
光も、音もない純粋な闇の中で
ルビィ(おねぇちゃあだ)
姉の温もりだけが、不確かな自分を認めてくれた (´╹◡╹`) ううううううううださいね?」
真っ直ぐ相手に踏み込んでの、ただの右ストレート
しかし、それは音を置き去りにした
既に打ち込みは終わった、残心を決める形になっている花陽とーーーー
ドッ!ガアアアアアアアアアアアアアア!
花陽の踏み込みと、その勢いが巻き上げた噴火の如き白煙ーーーその音が今やっとアキバドゥームに響き渡るーーー! 試合展開のほとんどを認識できていない一般客においてそれは、
観客「ば、爆発だああ!!!逃げろおおおおお!!」
キャアアアアアア!!!
悲鳴と怒号、そして全体に蔓延する混乱を生み出した。
聖良「理亜!!」
理亜「はい!!」
白煙の巻き上がりとほぼ同時、花陽の闘気の収束から見た最悪の予感から既に体勢に入っていたSaint Snowの二人はーーー!
聖良「【SELF CONTROL!!】!!!!」
理亜「【DROPOUT!?】!!!」
それぞれに精神操作、空間分離の【歌】を発声するーーー 観客「あれ…なんか気分が落ち着いて…そうだ、騒ぐことはない。慌てたらダメだ…ゆっくり…ゆっくりだ…」
聖良「よし…!」ハァハァ!
聖良(しかしこの爆音轟く中、ドゥーム全体への【歌】は…!)
聖良「理亜!」
理亜「…ぐっ!うううぅぅあああ!」
理亜(不味い…!押し返される…!ただのパンチになんて衝撃波なの…!擬似的な空間分離では…それに、ルビィは…!!)クラッ
聖良「理亜!集中なさい!不味い!間に合って!」バッ!
観客席とアリーナを、丁度フェンスで仕切った空間分離。
二人がかりで発動させるも…
グオオオオオオオオオオオオオオオオオ!
充満するエネルギーの暴風は
聖良&理亜「うわああああああ!」
なおも臨界を超え分離の壁を突き破ろうとする! そこに
ポン…
聖良&理亜「!?」
二人の姉妹の肩に優しく手を乗せる…
理亜「え…?だ、誰…?」
腰まで届く長い髪を蓄えた、女がいた
???「さ、聖良ちゃん、理亜ちゃん。もうひと踏ん張り」 アキバリポーター「あああああっと!何ということだあああああ!小泉選手にとんでもない闘気が宿ったと思うとーーーー」
アキバリポーター「空手で言えば、中段の構えを見えたところで!何と小泉選手の姿が消えました!」
アキバリポーター「次の瞬間!とんでもない爆発と煙が巻き上がりました!」
アキバリポーター「あわや大惨事…!と言うところに…!ありがとうございます!綺羅ツバサさん!」
ツバサ「くっ…!!!」グググッ!
アキバリポーター「バリアのような力で、観客席を守ってくれています!!!」
ツバサ「…!ふぅ!間もなく収まるわ…!運営さん!救護を準備を!観客側じゃない!会場によ!」
ツバサ「それと…マイク貸して!」
アキバリポーター「えっ!?あ!はい!」
ツバサ「会場の皆さん!間もなく事態は沈静化します!そのまま席にお座りくださっても大丈夫なくらい…ね!」
ツバサ「そして…、力を貸してくれた他のスクールアイドルの皆!お疲れ様!全員が【歌】に力を同調させてくれたおかげよ…!このエネルギーに立ち向かえたのわ…!」
ツバサ「なんて、まるでわたしのてがらみたいに ミスりました!
ツバサ「なーーーんて!!私の手柄みたいに言ったけど…美味しいところをごめんなさいね!Saint Snow!全部!貴女達のおかげよ!私は貴女達の手助けをしたにすぎない!」
ツバサ「会場の皆!どうか、拍手を彼女たちに!!この事態をいち早く察知し、行動に出たのは彼女達よ!ありがとう!最高よ!Saint Snow!!」 ウワアアアアアアアアアアアアアア!
パチパチパチパチパチパチパチパチ!
ありがとうー!Saint Snowーーー!
聖良さーん!姉になってくれえええ!
理亜ちゃーん!かわいいいい!
理亜「ハァハァ…!え、えへへ…///」
聖良「フウ……」クールニペコリ
聖良(やはり…誰も気づいていない…?確かに私達の【歌】に同調してくれた皆さんのお陰で空間分離の維持は可能になりました…)
聖良(が、しかしそれは対症的な延命に過ぎないはずでした…!それ程までに花陽さんの放った一発の衝撃は大きいものでした…!)
聖良(事態の沈静化の本当の立役者は…!)
???「うふふ。やっぱり若いっていいわねえ」ホクホク
聖良(この女性です…!一体何者なのです…!?)
聖良(あの時ーーー!)
???『さ、聖良ちゃん、理亜ちゃん。もうひと踏ん張り』
聖良(あの瞬間、私達の中から力が…まるで感触を伴って湧き上がってくるようでした…!あれはまるで…!)
リ`・ヮ・)『【ファイトだよ!】』
聖良(次いで私の中に流れ込んできた力…、私達のフォローに回ってくれた他のスクールアイドルの皆さんの力を、仮にそれらを糸とするなら一本一本手にとるように感知することが出来た…)
聖良(私達のセルフコントロールに同調させたくれていたとはいえ、言ってしまえば下手な即興…スクールアイドルとしてのプライドからすれば当然、普段は自分達のユニット曲の練習に余念ないはずですから…) 外野で何レスかせぐつもりだよ他のメンバーぶつかる度に同じことするの? 聖良(寧ろ何故ここまであわせてくれるのかと、これも危機的状況からすれば当然のことですが、感動のあまり泣いてしまいそうでした…)
聖良(問題は、私です。そこからの私は…急に別人のように、それらその力の一本一本を、まるでやり方を知っていたかのように、しっかりと束ね合わせ、娘を見守る母のような慈愛に満ちた心情で、完璧に…『調律』した!してしまった!)
聖良(あんなこと今同じことをやれと言われたらとても出来るものではありません…!)
聖良(そしてこれら全てが、この女性の所為であるということもわかりました…!理亜はよく分かってないみたいですが…)
聖良(一体、この方は本当に…?かなり大きめのサングラスとマスクのせいで、どのようなお顔なのかもわかりません…)
???「うふふ〜若い頃を思い出すわ〜」フリフリ
聖良(まったくもって謎ばかりですが…まあ、ツバサ様から褒められたということで今は良しとしましょう…///)
パチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチーーーーーー モクモク…
アキバリポーター「さあ!爆発もようやく収まり、あとはこの立ち込める白煙が晴れるのを待つばかりです…!黒澤、小泉両選手の無事を祈るばかりです…!」
アキバリポーター「皆様への安堵へと繋がるかわかりませんが、この不安の行く先を占わんがためにも…あ!届きました!」
アキバリポーター「【歌詞】です!あの曲は間違いなく!ラブライブ大会本部に届け出のある、使用に認可の降りた楽曲に間違いありません!ここからわかる情報で、事の顛末を推測できるかもしれません…!」
ツバサ「!!お借りします!!」バシッ!
アキバリポーター「あぁ〜!」
ツバサ「あんな威力の出せる【歌】…!過去に幾百と【ソロ】を歌うアイドルがいたけれど、過去に類を見ないものよ!一刻も早い解明は【舞台】の二人は命の安否に間違いなく直結すると言っていい!」
ツバサ「なら、この私がそれをするのが現状のベストよ!私だってもう意地だけかも知れないけど、トップスクールアイドルの一人なのだから!」ドン!
アキバリポーター「ツ、ツバサさ〜ん!」ジ〜ン
ツバサ「さあ!読み解くわ小泉さん…!貴女の【ソロ】の秘密を!」
〜孤独なHeaven〜
あなたへのHeartBeat
熱く、熱く!
ツバサ「HeartBeat…、身体強化系に多く見られる歌詞ね…それでもあの威力は…『過ぎる』ものがあり過ぎる…」
いつもより眠たげなのね
ペラッ
聞こえないでしょう?
こころの声は
同じ教室であなたが遠い
ペラッ
つぶやいた唇 こぼれる溜め息
ツバサ「…?素敵な歌…でも曲の効果を増大させる様なフレーズは何処にも…」
ツバサ「いや、やはりサビ…か?」
とめられない 孤独なHeaven
気づ
凛「もう、いいんです」 凛「お願いします。もう、いいんです。凛達は無事です。多分、対戦相手の黒澤さんも…」 凛「かよちんの…バカ…」
ザワザワザワザワ おい、あれ… ザワザワ 段々見えてきたね…えっ? ザワザワザワザワ り、凛ちゃんが…!花陽ちゃんの…ザワザワザワザワ
ザワザワザワザワ それに、ルビィがいない…?ザワザワザワザワ違う!あれは!ザワザワ
アキバリポーター「な、何ということだーーーーー!遂に濃さを薄めてきた白煙の!その向こうから現れるステージの上にいるのはーーーー!!?」 アキバリポーター「小泉選手の一撃を受け止める格好の星空選手と!」
アキバリポーター「我が身を挺して黒澤せ…いや、黒澤ルビィ選手に覆いかぶさる!黒澤ダイヤ選手だあああああああああ!!!!!!」 >>144 ついついやっちまうたんびに思っちまってます…こっからは流石になくしていくつもりです! ザワザワザワザワ…
凛「もう、この勝負はかよちんの負けです…そもそも、かよちんにパンチを撃ち込む力はもう残っていません…」
凛「かよちんの【ソロ】は、かよちん自身を壊してしまう【歌】だったんです…」
凛「多分凛が、止めてなくても…攻撃の方向は、凛が受け止めるここを見てもらえばわかる通り、ズレています…黒澤さんには向いていません…当たってなかったと思います…」
凛「踏み込みで、もう限界を迎えてしまっていたんです…」
ザワザワザワザワ! 凛「行こう、かよちん」
花陽「」グッタリ
凛「【ーーーーーーー】」ボソッ
花陽「ぅ…ぁ…」ピクッ
ヒョイ オヒメサマダッコ
凛「…」グスッ テクテク
ザワザワザワザワザワザワ えっ…これで決着…? ザワザワザワザワ え…花陽ちゃんの負けなの…?ザワザワザワザワ 何だよこれ…?ザワザワザワザワ
ザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワ 千歌「ダイヤさん!ルビィちゃん!!」ダダッ!
ダイヤ「………!」ギュウ!
ルビィ「……」ボー…
千歌「ふたりとも!大丈夫!?」
ダイヤ「はっ…!ち、千歌さん…。はいコチラは無事です…ルビィも大事ありません…ただ、あまりの爆音に当てられて気を失っているみたいです…」
ルビィ「う…おねぇちゃあ…」
千歌&ダイヤ「!!」
ダイヤ「ルビィ!ああ…!良かった!ルビィ!目を覚ましたのですね!」
ルビィ「ここ…どこ…?ああ、そっか…アキバドゥームだ…照明…眩しいや…」
ルビィ「ルビィは確か…そうだ…花陽ちゃんと…そっか…負けちゃったんだね…ルビィ…」
ダイヤ「あまり喋ってはいけません…!さあ、医務室に参りますわよ…!」
千歌「私も肩を貸すよ!んしょ!さあ!行こう!」 ルビィ「ごめんなさい…皆…ルビィ…勝てなかったよ…」
ダイヤ「良いのですルビィ…!貴女は生きて帰ってきた、まだまだこれからやり直せるのです…もっと…もっと強くなればよいのですから…!」
果南「…」
曜「…」
梨子「…これが、μ's…分かってたのに…」ギュッ
善子「リリー…」
鞠莉(何ということ…向こうも決して無事では無かったというのに…こっちが与えられたインパクトが強過ぎる…だってあんな一撃…!)
鞠莉「…?そういえば花丸は?」
ザワザワザワザワ!! 花丸「凛ちゃん!早くステージに来て!」
凛「!?」
ザワザワザワザワザワザワザワザワ!!
花丸「会場の皆さん!あんな形の決着…いや、おしまいは何方も納得出来ず、混乱されてると思います…凛ちゃん!だから私達で!ルビィちゃんの分も!花陽さんの分も!決着をつけよう!!!」
花丸「そしてオラはルビィちゃんの為にも…!凛ちゃん!貴女に勝つズラ!!!」
果南「なんだよ…マル、カッコいいじゃん!」
曜「決めてくれるなぁ…!それでこそAqoursの1年生だ!」
善子「ズラ丸…!」ジーン
梨子「花丸ちゃんにあんな一面があったなんて…!」
鞠莉「Oh!ナイスデース!マル!悪いムードを…」
ウワアアアアアアアアアアアア!
鞠莉「会場ごと、吹っ飛ばしてくれるなんて!」 凛「ごめんね?皆…凛、いかなきゃ。かよちんのこと、あとは頼むね」
真姫「ええ…幸い、花陽は筋肉の酷使と、体力を限界まで使い果たして失神しているだけみたい…だから…だから!後は任せなさい!」
海未(そんなはずーー)
にこ(あるわけないでしょ…)
ことり(凛ちゃん…まさか花陽ちゃんの為に…)
絵里(真姫も空元気ね…)
穂乃果(もしかしなくても、凛ちゃん…)
希(うん、カードも…)ピラッ
凛「いやー!やっと一安心だよ!よーし!勝ってくるにゃー!」タッ
凛「花丸ちゃん!お客さーーーん!お待たせしましたにゃ〜!さ!審判さん!凛も国木田さんも準備万端だよ!いつでもオッケーにゃ!」
凛「あ!その前に!!【凛ちゃんと言えば〜?!】」
μ's「あ…【イエローだよおおおお!】」
凛「【ニャンニャンニャーーーン】!!」
μ's「【ニャンニャンニャーーーン】!」
ワアアアア!!! >ω</ ドン!
花丸「【おはなああああああ!!】」ビリビリ
Aqours「【まるううううううううう!】」ビリビリ
ノcノ,,・o・,,ノレ バン!
ウワアアアア!!!!
アキバリポーター「さあ!暗いムードをなんと!国木田選手の対戦相手指名によるパフォーマンスで吹き飛ばしました!!そして、次戦は 国木田花丸選手 対 星空凛選手!!コチラもきっと途轍もない試合になりそうですね!ツバサさん!」
ツバサ「………」
アキバリポーター「ツバサさん…?」
ツバサ「え?あ、そうですね!この試合も期待してます!」
アキバリポーター「いやー、本当に楽しみです!あ!審判が号令を上げるところですね!さあ、いよいよです!!」
審判「第2回戦…」
ツバサ(とめられない 孤独なHeaven 『気づいてと言えないよ』)
ツバサ「星空さん…!貴女まさ 審判「はじめえええええええええええい!」
第2回戦
国木田 花丸 vs 星空 凛 試合開始から5分経過…
アキバリポーター「な、な、な…何だこれはあああああ!」
ウワアアアアアアアアアアアアア!
>ω</「ニャニャニャニャニャニャニャニャニャニャニャニャニャニャニャニャニャニャ!」ドドドドドドドドドドドドドドドドドド!
ノcノ,,・o・,,ノレ 「ズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラズラァ!」ババババババババババババババババババババババ!
果南「花丸が打ち合い!?しかも星空さんと渡り合う程の!?」
曜「い、いくらなんでも無茶がすぎるよ!体力差で先に潰れちゃう!!」
梨子「確かに…!でも、気迫のせいかしら!不安の色がまったく無い!」
鞠莉「Let's go!そのままVictoryにGOAL!デーーース!!!」
海未「……凛…やはりいつものキレが…」
ことり「うん…やっぱり花陽ちゃんの攻撃を止めた影響で…?」
絵里「何をしてるのよ私は…!後輩達ばかりに辛い思いをさせて…!凛を休ませて、私が行くべきだった!!」
希「わかってあげて、絵里ち。多分、凛ちゃんはどうなってようとこの戦いに乗り出してたよ…!」
穂乃果「自分の為と、花陽ちゃんの為にも…だもんね」
穂乃果「でも…!このままだと」 >ω</「『特性』全開で行くニャーーーー!テンションMAX!エンドルフィン全開!『コンセントレーション!』
>ω</「ニャニャニャニャニャニャニャニャニャニャ!【Wonderful Rush】×10!」シュバババ!
>ω</「並びに!【Love wing bell】!」ブワッ!!!
>ω</「そして…!超・超高度…!【Hello,星を数えて】」ズガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ!
ノcノ,,・o・,,ノレ 「ズ、ズラアアアアアア!!!!!!!」
ノcノ,,・o・,,ノレ 「『特性』発動!『仏格』!モード菩薩!千手観音!!!」
ノcノ,,・o・,,ノレ 「併せて!!【聖なる祈りの日】!『特性強化』!『仏格』解放!モード!不動!!」
ノcノ,,・o・,,ノレ 「全てをぶつける!【スリリング・ワンウェイ】!!!」
ノcノ,,・o・,,ノレ 「ズラララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララ!!!!!!」 ズガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ…!!!
絶え間なく響く拳と拳の打ち合う音…
それしか許されないかのように
しん、と、静まり返る会場
それ以外にこの沈黙を打ち破れる者は、振るいぶつけ合う拳の主二人に外ならない!
>ω</「ウオニャーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!」
ノcノ,,・o・,,ノレ 「キエエエエエエエエイズラアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!」 >ω</ 「まだまだいくよ!【あ・の・ね・が・ん・ば・れ!】からの!【 Mermaid festa vol.2 〜Passionate〜】」グルン!
ノcノ,,・o・,,ノレ (回転をかけてパンチ力を上げる!?受けるのは不味い!!)「緊急回避!【青空Jumping heart】!」
>ω</「ウニャーーーーー!」ドッゴオオオオオ!!!
ノcノ,,・o・,,ノレ 「くっ!!」ダンッ!ブワッ!
>ω</「かかったにゃ!【love wing bell】!!」ブワッ!
ノcノ,,・o・,,ノレ 「モード菩薩!虚空蔵!!強化版【未来の僕らは知ってるよ】!一瞬の未来なら読めてたよ!凛ちゃん!空中迎撃!【SKY JOURNEY】!」
>ω</「ーーーー!!も!!読んでたにゃ!更に!【love wing bell】!」ビョン!
ノcノ,,・o・,,ノレ (2段ジャンプ!そんな馬鹿な!足場もなしに!!)」
>ω</「上を獲ったニャ!!吹っ飛べ!!海未ちゃん直伝ーーーーー!【秋のあなたの空遠く】!!」 ノcノ,,・o・,,ノレ (不味すぎるズラ!いくらなんでもこれはーーー!)
ノcノ,,・o・,,ノレ (!?コレだ!)「【青空Jumping heart】!空中じゃ分が悪いズラ!」ダンッ
>ω</「豆フェス2パンチで巻き上げたコンクリートブロックを足場に地面に向かって飛んだ!?!?」スカッ
ヒュウウウウウ!ドガッ!
ノcノ,,・o・,,ノレ 「グッ…………!でもさっきのを食らうより全然マシズラ…!」ハァハァ
ウウウウ…スタッ!
バッ!
>ω</「休ませるつもりはないニャ!【ENDLESS PARADE】!」ブワワワワワッ!!
ノcノ,,・o・,,ノレ 「なっ!?モード菩薩…!千手観音!!打ち合え!!【届かない星だとしても】!!」
ド・ド・ド・ド・ド・ド・ド・ド・ド・ド・ド・ド・ド・ド!!!!!!!! アキバリポーター(ひぇ〜リポーター失格だぁ…何も実況出来ない…だって見えなさすぎて何も喋れっこないし皆黙っちゃうしぃ〜)
ツバサ(杞憂だった…?いや、微妙なところで攻撃のインパクトがズレてしまっている…やはり星空さんは万全じゃない……なぜなら…)
ツバサ(私の勘でしかないけれど、星空さんのーそうとは見せていないけどーあの体力の消耗具合は…!)
海未「【ソロ】を使っていた…のでしょうね、でなければ身体のキレの悪さは説明できません…」
ことり「やっぱり…でもどこで?どんな【ソロ】を?花陽ちゃんの【孤独なHeaven】を止めたとき?そんな様子は…」
希「うん…スクールアイドルの奇跡やで?もっと劇的な何かがあってもおかしくないはずやん?」
絵里「劇的な…何か…いえ、考えても仕方ないわ、今は凛の勝利を信じて、見守りましょう」
ガチャ(ベンチの裏にあるドア)
にこ&真姫「戻ったわ…」
穂乃果「!?どうしたの!まさか花陽ちゃんが!」
真姫「」ビクッ
にこ「いえ、花陽は無事よ…容態も安定して今じゃほとんど昼寝と変わらないくらい…」
にこ「…ただ」
絵里「ただ…?」
真姫「あの娘…一度、心停止していた可能性があるそうなの」
穂 海 こ 絵 希「!!!!????」 ラブライブ決勝大会 3日前ーーーーー
凛『過回復…?』
花陽『うん、【孤独なHeaven】の副作用…こういうふうにしか完成しなかったんだ…心拍、細胞分裂、代謝速度を異常なまでに加速させることで身体能力を極限を超えてまで強化するのだけれど…』
花陽『強過ぎる力の、強過ぎる代償なのかな?』
凛『かよちんまさか…使うつもりなんでしょ!?』
花陽『…うん。もしかしたらこれが優勝に繋がるかもしれないなら…もしかしたら』
凛『ダメだよ!そんなの!かよちんが死んじゃうかもしれない優勝なんて!凛!要らないよ!!ううん!μ'sの皆だって絶対に望んでなんかない!!』
花陽『凛ちゃん…そうだね、ごめんねエヘヘ』ピト
凛『!!』
花陽『うん…本当は怖い…。花陽はズルい娘です…多分、凛ちゃんにそう言って欲しかったのかも知れない…【気づいて】って…自分から言えそうにもないから…』 >ω</(凛は、馬鹿だ…)
ズドドドドドドドドドドドドドドドドドド!
>ω</(かよちんが指と指を合わせるのは、嘘を付くときの癖…!それを見てたのに、知ってたのに!)
ズガガガガガガガガガガガ!
>ω</(ーーーどこかで甘えてたんだ…きっと大したことない。かよちんなら副作用もきっと平気って…!)ブゥン!!ブオオ!!ドガァ!!
>ω</(その結果…!どうだった?かよちんの顔…!かよちんじゃなくなってた…!グジュグジュに…溶けたみたいになってた!)ブン!ブン!バババ!
>ω</(でももう大丈夫…凛の【くるりんMIRACLE】を使ったから…みるみる治っていった)シュ!バシュ!
>ω</(凛、馬鹿だなぁ…かよちんのためとは言え、得意でもない現象操作系の【歌】、それも【ソロ】でだなんて…)バンッ!
>ω</(あーあ、国木田さん。ううん、花丸ちゃんとは、ベストコンディションで戦いたかったなぁ)バキッ
>ω</(もっといい勝負、出来てただろうけど、流石に疲れてきちゃった…まあ全部凛のせいだけど)タタッ
>ω</(しんどいなぁ…でも頑張らなきゃ…!花丸ちゃんに勝てば、一気に2勝…!かよちんとお揃いの白星だ…!)
>ω</(ああ…凛はいま…!かよちんのために戦ってるんだなぁ…)
>ω</(なんだか…うれしいや…) ノcノ,,・o・,,ノレ 「はっ!はっ!ヒュー!っンク!ハァ!ハァ!」
ノcノ,,・o・,,ノレ (ごめんなさい、凛ちゃん。マル、見てました。凛ちゃんがこっそり【ソロ】を使っているのを…)
ノcノ,,・o・,,ノレ (マルも本当はこんな形で勝負したくなかったです。『特性』を無理やりな形で使って、得意でもない接近戦をしたのは凛さんの【ソロ】で削られたスタミナをより早く削るためです…)
ノcノ,,・o・,,ノレ (ズルいよね、でもそれでも、勝ちたかった。そう思わせてくれたのは、花陽さんです。明らかに不利から、圧倒的なパワーを持ってルビィちゃんを屈服させてしまった…)
ノcノ,,・o・,,ノレ (思わぬ形の一回戦になってしまったズラけど…ダブルノックアウト、そして、凛ちゃんの【ソロ】…この2つを目の当たりにして閃いてしまった悪魔的発想…!確実な勝利への道筋…!) ノcノ,,・o・,,ノレ (全部、自分の限界を超えて挑んできた花陽さんと、マルへのリベンジの為にも猛特訓したであろう凛ちゃんに、ルビィちゃんと二人で勝つために…!)
ノcノ,,・o・,,ノレ (ああ…仏様…マルは、とっても悪い子です…必ず罰は当たるでしょうから…)
ノcノ,,・o・,,ノレ (もっとわがままを言わせてください。もうちょっとだけ…マルに力を貸してください…!)
>ω</ フラッ…フラッ…
ノcノ,,・o・,,ノレ ヒュー!ヒュー!
フッ凛 グラァ…
ノcノ,,・o・,,ノレ (来た!勝機!)「モード観音!百式!壱乃掌!それにのせるわマルの【ソロ】!!」(といってもワンフレーズだけの未完成だけど…) ノcノ,,・o・,,ノレ 「絶対昏倒の一撃!【おやすみなさん】!!」
曜「嘘ぉ!!」
果南「花丸!あんな隠し玉を!!」
梨子「決まって!お願い!」
海未「躱しなさい!!凛!!」
穂乃果「凛ちゃん!ファイトだよ!!!」
ことり「おねがぁい!凛ちゃん!頑張って!!」
ノcノ,,・o・,,ノレ 「ズラアアァァァ!!」ブオッ!
凛「だから…」
ズオッ!>ω</「『読めて』るんだってば…」
>ω</「【START:DASH!!】!」ギュン!!
ノcノ,,・o・,,ノレ (前のめりにふらついていたのはフェイク!!!不味い!!)
>ω</ ギュオオオオ!
ノcノ,,・o・,,ノレ (ダメだ…!避けきれーーー!) ゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロ
バタ…! ノcノ,,・o・,,ノレ ハッ!ハッ!ハッ!ハァ!ハッ!
ノcノ,,・o・,,ノレ 「えっ…!?」 クル
凛「ーーー」シーン
審判「第2回戦勝者…!」
国木田 花丸!!!
ドッ!ウワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア! フッ花丸「……ははっ勝てたんだ…やったよルビィちゃん…二人で…勝ったんだよ……でも…マル……あんまり嬉しくないや……結局、凛ちゃんに一発も当てられなかったんだから…」パタリ
審判「急げ!救護班だ!星空氏にも!早く!」
梨子「花丸ちゃん!」タッ!
鞠莉「マル!」タッ!
ガチャ
千歌「ただいま…ってうわあ!また怪我人!?いくよ!救護室だ!!」バタバタ 審判「さっさとせんか!」
「心配には及びないわ」
審判「!?」
「流石に疲労で心拍は凄いことになったるけど…先ずイビキはなく、口腔内の湿り気もしっかりしてる…。肌の血色は良好。呼吸音から気道の具合、酸素供給量、それらに連動した身体の反応…れっきとした健康体よ…凛は」
「全く…それでも無茶はしたわね…カッコよかったわよ、少し花陽に妬けちゃうくらいに」
「なんてね…審判さん。凛へのここでの処置はもう大丈夫よ。救護室に連れて行くなら急いで?そして3回戦の準備を整えてくれる…?」 「クックックッ…!本当に人間とは性懲りもない。かつて天に届かんとする塔ーーーバベルを神の怒りにより崩壊させられたというのに、今もまた神に等しき力を持つ漆黒の堕天使…!」
ヨハネ?「このヨハネに、戦いを挑もうと言うなんて…!」
真姫「来たわね…!津島…! 善子!」
善子「ちょっと!今ヨハネって言ったばかりでしょ!」 アキバリポーター「でたぁーーーー!西木野真姫選手! 津島善子選手だあああ!!」
アキバリポーター「いやあ!1回戦、2回戦と火花を散らす…どころ文字通り爆発を起こしてしまうほどの激戦でした!!3回戦は一体どうなることでしょうか!?ツバサさん?!」
ツバサ「はい…!本当に決勝に相応しいと思います…!特にAqoursのメンバー!小柄ながらも黒澤さんは肉弾戦でディフェンスに定評のある花陽さんを圧倒し、国木田さんは敢えて自らの不得手に相手を誘い、その逆境の中から勝機を導き出した…!」 ツバサ「μ'sももちろん負けてません!小泉さんは凄まじい【ソロ】で一時的に黒澤さんを…いや、恐らく会場のどのスクールアイドルよりもを圧倒するパワーを見せ」
ツバサ「お気づきの方は何人いるのでしょうか…?体力の限界を迎えたとはいえ、星空さんは国木田さんの猛攻を、その全て一発も余すことなく自身への有効打としていません!」
ツバサ「この秘密は恐らく、星空選手の【ソロ】でしょう!【恋のシグナルRin rin rin!】!!攻撃予知でしかなかった私達の対決の時では未完成だったあの曲の…!完全版! ツバサ「憶測ばかりだけど…『戦闘自動化』!攻撃予測からの防御、回避、カウンター………それらですら次撃への予測から
繰り出される、常に相手の『読み』すら上回り全てが最善手となる…戦闘のシュミレート化!!絶え間ない流れる様な連撃はそのためね…!まるで星空にかかる雄大な天の川のように…!」
アキバリポーター「な、なんて恐ろしい…しかし、何故、国木田選手は【ソロ】ではない【歌】のみでそれの対処をできたのでしょう…?」
ツバサ「ええ………(それはきっと小泉さんの為の…)やはり、彼女もまだ一年生。成長期の過程で身体と精神、【歌】との効力とにズレが生まれてしまっていたのかもしれません…その為に、通常以上に体力を消耗してしまったのでしょう…」
アキバリポーター「なるほどですね〜!!いやー、見ているだけなのに私にはさっぱりわかりませんでしたが、とにかく凄い攻防があったということはわかりました!!解説ありがとうございます!!」
アキバリポーター「さあ!空前絶後の肉弾戦が連続して、続く3回戦!西木野真姫選手と、津島善子選手!共に現象操作を得意とする二人!!」
アキバリポーター「一体どんな試合を見せてくれると言うんだあああああ!!」 ワアアアアアアアアアアアアアアアア!
善子「クックックッ…!このヨハネの為に湧き上がるリトルデーモン達…!今宵は貴方達に褒美を授けましょう…!太陽と見紛うばかりに燃え盛る、何よりも情熱的な紅い髪を持つこの麗しき乙女…」
善子「地獄の業火と彼女自信の返り血でより紅くそれを染め上げ!敗北という名の絶望に突き落とし!捧げましょう!」
¶cリ˘ヮ˚)|「堕天使ヨハネの勝利を!!!!」
ウワアアアアアアアアアアアアアアアアアア ヨハネ様ーーーー!アアアアアア 抱いてーーーー!アアアアアアアア 生放送見てるよーーー!アアアアアアアアアア! 曜「ちょっとちょっと!善子ちゃん!!!忘れてるよ!!コーレス!!」
¶cリ˘ヮ˚)|「ふぇ…?」
果南「これはやらかしたかなん?」
梨子「よっちゃん…マナー違反…」
鞠莉「Oh…これはいけませーーん…」
¶cリ˘ヮ˚)|「え…?え…!」
ワアアアアアアアアアア!
ーーーーーーー
救護室
TV ワアアアア!
千歌「だってーん…」
ダイヤ「よ、善子さんで貴女という人は…
」ワナワナ
ウワアアアアアアアアアア!
¶cリ˘ヮ˚)|「い、いーのよ!!リトルデーモンがこんなに喜んでるんだからぁ!!………でも、やっぱりアレよね…皆ちゃんとやってることだし… 善子「ちゃんとやらなきゃ駄目よね…」イソイソ
曜(うーん…やっぱり…)
梨子(良い子の善子よね…)
善子「さあ!行くわよリトルデーモン達!!」
善子「【おはヨハネ!!】」
Aqours「【おはよしこ!!】」
「もぉ〜……」
¶cリ˘ヮ˚)|「【だからヨハネよ!】」ジャーン!
Aqours ピョン!
ウワアアアアアアアア!
真姫 スッ……
真姫「ーーーーーー」
真姫「【まきちゃんーーーーー】」
ウワアアアアアアアアア!
ワアアアア…ザワザワ アレ? ドウシタノ… アキバリポーター「コーレスの途中にすみません!しかし、これは一体どういうことだあ〜!?西木野真姫選手、天井を強く指差したまま中断してしまったぁ!?」
ザワザワザワザワザワザワザワザワ
穂乃果「真姫ちゃん…辛いんだね…」
海未「痛いほどわかります…花陽と凛、まさか1年生の2人が、文字通り命を掛けてまでこのラブライブに臨んでいたなんて…いえ、それは私も同じです…同じ…つもりでした…自分が今、情けなくて仕方ありません…」
ことり「海未ちゃん…それは多分…皆だよ…勿論、私も…」ギュ
絵里「私達が…花陽と凛を追い込んで…いや、全てを擲ってでも勝利しなくてはと
あれほどまでに力強く、雄雄しく決意させてしまった…見合う覚悟を、私には出来るというの…!」ギリッ
希「皆!メソメソするんはよしぃ!!あの二人と真姫ちゃん、ウチはリベンジ組や!!同じ相手に2度も負けてたまるかと、誰にでもあるキモチや!!」
希「でもな!!皆の為にやったことで、皆に心配なんかされたくないよ!!寧ろ良くやったと褒めてやりたい!!確かにウチラは2敗0勝!!数字だけで見れば、優勝からどんどん遠ざかってる!!」
希「でもな!!戦った二人は!魂で負けてない!負けてないんよ!戦ってないウチラがこんなにお通夜みたいなムードでどうするんよ!」
希「見い!!真姫ちゃんを!!!」 真姫「ーーーー」フッ
ことり「!ーーーなんて優しい…」
海未「笑って…」
穂乃果「………」
穂乃果「ごめん、希ちゃん!穂乃果が馬鹿だった!!真姫ちゃん!イケイケーーー!」
海未「ふふ…そうですね!私達は、強い!!」
ことり「がんばって!!真姫ちゃん!!」
絵里「真姫!貴女なら誰にも負けない!!」(ありがとう…希)グスッ
希「真姫ちゃん…もうこっちは大丈夫や…!」
ーーーーーーーーーー
救護室
にこ「………」ギュッ
凛「ムニャムニャ…」ギュッ
花陽「スー…スー…」ギュッ
にこ「真姫、勝ってきなさい」ギュッ!! 真姫「」カッ!
真姫「【まきちゃんーーーーー『最強』!!!!】」
μ's「(!!!!)【さしすせそおおおおおおおおおおおおおお!!!!!】
从廿_廿从 ドドン!!! ウオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ 真姫ちゃーーん!君が最強だああああああああ!!!オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ
从廿_廿从「待たせたわね津島善子」
从廿_廿从「さあ、始めるわよ?終わらないパーティを」
¶cリ˘ヮ˚)|「………やるじゃない」
審判「では!これより!!第3回戦!!はじめええええええい!!!!」
第3回戦
西木野真姫 vs 津島善子
その始まりに
カッ!!!
爆炎の花が咲いた ドン!
ドドン!!
ゴゴゴゴゴ…!
ズオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!
¶cリ˘ヮ˚)|「アーーーッハッハッ!!逃げ惑いなさい!西木野真姫!!このヨハネの絶対焼却の滅炎…!ヘルフレイムから!」ドドドドドド!!!!
从廿_廿从「……………………!」ススッ!サッ!
¶cリ˘ヮ˚)|「あら?生意気に避けてくれるじゃない?出鼻を挫いたつもりが…挫かれたというところかしら?なら、その猪口才な両足をーーー」
¶cリ˘ヮ˚)|「切断してあげるわ!スラッシュウィンドウ!!」ギャリギャリギャリギャリギャリギャリ! 从廿_廿从 タンッ
¶cリ˘ヮ˚)|「流石にコレも躱すのね!まあ?そこまでやれなきゃヨハネの前に立つ敵として相応しくないわ!」
¶cリ˘ヮ˚)|「現界しなさい!我が必中の魔槍デモンズランス!!さあ!西木野真姫!!永遠よりも延々に追いかけ続けるこの宝具、いつまで逃げ続けられるかしら?」バシュ!!!!!
ギュオオオオオオオ!
从廿_廿从「ーーーーー」
从廿_廿从「くだらないわ…【錯覚CROSSROADS】」
グニャア
グイン!!ブワァアアア!
¶cリ˘ヮ˚)|「ふっ…!デモンズランスを空間歪曲で反らすとは…だが云ったはずよ?魔界の牙槍は貴女を喰らい穿つまで!追い続けると!!」
グンッ!!グアアアア!!! アキバリポーター「これだああああ!津島選手の、【歌】使わない謎の戦闘スタイルうううううう!歌を歌わないスクールアイドル!!その姿とは正に!かつて神への叛逆により地に墜ちたと謂われる天使…堕天使そのもの!」
ツバサ「先に言います!私にもあれが何なのかわかりません!!一撃目の爆発も!次撃の切り裂くような風もあの悪魔の槍とやらも!全て【歌】も無く顕現させているというのなら…!堕天使ではないわ!!」
ツバサ「彼女は神に愛されている!!!」
¶cリ˘ヮ˚)|「クックック…!あら?皮肉なものね…私は確かに堕天使、漆黒の堕天使ヨハネ…」
¶cリ˘ヮ˚)|「神の創りし人の目には、私が神のように見えるだなんて…」
¶cリ˘ヮ˚)|「ねえ、西木野真…あら…?いない?」
从廿_廿从「遅いわ。【 Cutie Panther】」ギュン!!ガリィイイ!!
¶cリ˘ヮ˚)|「小癪ね…空間よ、防ぎなさい?アイソレーション・ディメンション」 从廿_廿从「あら?私ごと受け止めて良いのかしら?まあこの真姫ちゃんの美貌に眩んだのならそれもしかたないけど…回避!【錯覚CROSSROADS】」
从廿_廿从「ほら、野暮なお邪魔虫さんよる?本当に『何処までも』追いかけてくるのね?」
ギュオオオオオオオ!!
¶cリ˘ヮ˚)|「なっ…!?」 ¶cリ˘ヮ˚)|(空間歪曲を転移に利用して逃げた!?デモンズランスの矛先を………!コチラに向けさせたまま!?)
グアアアアアアアア!
从廿_廿从(ここよ!)「【PSYCHIC FIRE】」ボソッ
¶cリ˘ヮ˚)|「キ…
¶cリ˘ヮ˚)|「キャアアアアアアアアアアア!」
グアアアアアアア!
¶cリ˘ヮ˚)|「なんちゃって♡」バッ
¶cリ˘ヮ˚)|「主人に牙を向ける飼い犬は要らないわ…バニッシュ・パニッシュ」
シュウウウウーーーー アキバリポーター「ーーーーハイレベル!!何という戦いだああ!!!人間業を軽く超越した現象操作を見せる津島選手はもちろんのこと!」
アキバリポーター「その異常、超常に決して怯むことなく果敢に挑み尚且頭脳プレーで一矢報いる西木野選手ーー!」
ツバサ「怖くないというの?!あの娘は!!」
聖良「西木野さんはともかく…!津島さんとはあんなレベルだったの!?」
理亜「負けるな!!善子!!!」
[???改め〕謎の女「まさかあの娘なの…?内浦因子の特異点…」ブツブツ… ¶cリ˘ヮ˚)|「本当に生意気ね?西木野真姫…この堕天の王に平伏しもしない…どころか爪を立てて引っ掻いてこようとする…まるで野良猫ね?」
从廿_廿从「………」
¶cリ˘ヮ˚)|「まあいいわ!ならもう手加減は無しよ!!氷霧に彷徨え!凍牙に果てよ!」
¶cリ˘ヮ˚)|「氷霧に彷徨え!凍牙に果てよ!冷気に抱かれて刹那に沈め!インブ 从廿_廿从「ねえ?」 ¶cリ˘ヮ˚)|「!?」
从廿_廿从「もうやめにしたらどう?」
从廿_廿从「くだらない、ママゴト遊びはーーー」
¶cリ˘ヮ˚)|「ーーーーーーー!」
从廿_廿从「あなたがこれから何をしようと、私にはもう通用しない。以前の戦闘のときからずっと足りていなかったピース…今回でやっと揃えることが出来た」
从廿_廿从「これで完全に発動したわ、私の『特性』ーーー『現象理解・イミガワカル』」
从廿_廿从「だから、もう無駄よ?諦めて降参してくれるのなら津島善子、貴女を傷つけずに ¶cリ˘ヮ˚)|「クックック…」
¶cリ˘ヮ˚)|「クックックッ!アーーーッハッハッハッ!!!このヨハネに降参の申し立て?冗談にも程があるわ!!」
¶cリ˘ヮ˚)|「せめて後悔と懺悔を!このヨハネに向けて体細胞の欠片も残さず消し飛ぶがいいわ!!開きなさい!ヘルズ・ゲート!!」 ザワザワザワザワ ナンダ?クウチュウニトビラガ…? ザワザワザワザワ ジメンガトビラミタクヒライテ…!ザワ アレ…? ザワザワザワザワ
¶cリ˘ヮ˚)|「さあ!這いいでよ!死してなお苦しみ彷徨う魔界の尖兵!ボーンデッド!!有りもしない救いを求めて、希望の体現、そこな生者の肉を引き千切る程に縋り付きなさい!!!」
ガシャガシャガシャ…
ガシャガシャガシャガシャガシャガシャガシャガシャガシャガシャガシャガシャガシャ!
ガシィ!! 从廿_廿从「…」ガシィ!ガシガシガシ!ガシガシガシガシガシガシガシガシガシガシガシガシガシガシガシガシ!!
¶cリ˘ヮ˚)|「さあ…!黙示の光!神の裁き!顕れよ滅却の刃!!この世数多を紅蓮に焚べろ!ディバインーーーー!!」
¶cリ˘ヮ˚)|「セイバアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!」
ズズズズズズズズズズズズズズズズ…!
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…!!
ドガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア! アキバリポーター「ああああああああ!これは不味い!!空から巨大な門が現れたかと思えば、そこから無数のガイコツ!西木野選手を拘束するやいなや!」
アキバリポーター「これまた宙空に現れた巨大な灼熱の刃が西木野選手に直撃したーーー!」
ツバサ「……………?何を言っているんですか…?」
海未「なるほど…やっと得心いきました…【歌】なき【歌】を繰り出す彼女の秘密…」
ことり「うん…善子ちゃんは真姫ちゃんしか…ううん!真姫ちゃんだからこそ相手が出来る、強敵なんだね…!」
絵里「確かに…私じゃダメかも…あの髑髏がちょっと…」
希「絵里ち…」
穂乃果「………」ウデグミ
穂乃果(どうしよう…?とりあえず話が分かってる様なアピールをしておこう…) 果南「善子…マズったね…」
曜「いや…ここはあそこまで冷静でいられる西木野さんを褒めるべきだよ…多分…」
梨子「見破られてしまったわ。よっちゃんの…魔法の、その正体…!」
果南「大丈夫かな?このままだともしかしたら【アイツ】も…」
鞠莉「いえ…【アレ】の出現まで看破されるほどの情報は与えてないはずだわ…いや待って!」
鞠莉「あの時…!なんで西木野さんは…!!」 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
ゴゴゴゴゴ…
ゴゴゴ…
¶cリ˘ヮ˚)|「……」ハァハァ
「貴女は4つ、ミスを犯した」
¶cリ˘ヮ˚)|「!?」
从廿_廿从 ドン!
从廿_廿从「まず1つ目ーーー攻撃呪文とでもいうの?余りに説明が過ぎたわ。あれでは」
从廿_廿从「『これから何が起こるのか分かってしまうわよ?』」
从廿_廿从「2つ目」
从廿_廿从「まあこれはほとんど同じだけど…防御のときは、呪文もなく魔法みたいなのを…いえ、正しく『現象操作を使っていた』」 从廿_廿从「3つ目。これが致命的」
从廿_廿从「ヘルズ・ゲートとやら…確かに攻撃でも防御でもないから何ともだけど…技名だけで、『出現場所まで指定しなかった』」
¶cリ˘ヮ˚)|「あ……ああ!!」
从廿_廿从「4つ目…これが貴女の魔法の正体…」
从廿_廿从「『津島善子、貴女は自分で放った魔法のどれもが見えていない』」
从廿_廿从「実は私もこれは同じ。最初こそ確信が持てなかったから避けまわってしまったけど」
从廿_廿从「『ボーンデッドとやらもディバインセイバーとやらも、私には見えていない』」
从廿_廿从「私は無傷よ」
从廿_廿从「導き出される結論は」
¶cリ˘ヮ˚)|「あっ…!あああああ!」
从廿_廿从「貴方の魔法の正体は、『他者の恐怖心の映像化』つまり…」
从廿_廿从「ただの、幻覚よ!!」バーーーーーン! 从廿_廿从「そしてもう一つ、貴女の秘密に気づいたわ…」
¶cリ˘ヮ˚)|「!!?」
从廿_廿从「試合開始と同時の閃光、あれは直後の爆発によりリアリティを伴わせるための、【歌】による演出。」
从廿_廿从「そしてデモンズランスを貴女が消し去ろうとする直前…見えもしない、有りもしない槍を、貴女が対処に悩んでる隙に、小さく【PSYCHIC FIRE】…発火弾を放った」
从廿_廿从「如何に極小とはいえ、気づいていなかったはずのソレを貴女はどういうわけか掻き消した。【歌】による効果の殆どは【歌】でしか対処出来ない。物理法則の歪曲に近い、現象操作での発火弾なら尚更。」 从廿_廿从「もし私が【PSYCHIC FIRE】を通常レベルで放っていたとしてら、貴女はありもしない槍の回避よりそっちを優先しなくちゃならない…でもその場合、槍の直撃を免れず、ハリボテの槍が貴女を擦り抜ける映像が見れたのだと想像すると、なんだか間抜けな話ね」
¶cリ˘ヮ˚)|「くっ…!黙りなさい!ウ…!ウグゥ……!!」
梨子(よっちゃん…?) 从廿_廿从「あらごめんなさい?話が逸れたわね?続けるわ。その場に無いものは目で見えていても私の『イミガワカル』でも理解は不可能。だから前回の戦いで大体の憶測はついていた。私の『イミガワカル』が通用しない意味を」
从廿_廿从「この試合も幻覚を使ってくるだろう、そう思っていた私にオープニングから【歌】ーーー算立てが狂ったわ。その後も【Cutie Panther】と【PSYCHIC FIRE】 の防御。これも貴女の【歌】」
从廿_廿从「いいえ…正確には…」
从廿_廿从「貴女の中にいる人の、かしら?」
鞠莉「!!!??不味い!やはりMs西木野は気づいてる!!【アイツ】ことも!」
果南「くっ!間に合うか!ーーーーーなんだこれ!?ベンチの前に…!!クソっ!!バリヤ!!」
曜「西木野さん!!ダメだ【ソイツ】に気づいちゃいけない!!出しちゃだめなんだ【ソイツ】はーーーーー!!」
「本物の、化け物だーーーーー!」
海未(どうしたのでしょうか…Aqoursの皆さん…何かを叫んでおられるようですが…)
海未(何も、聞こえません…?)
从廿_廿从「だから私は仮設を確かめるために、姑息な真似を幾らかしたけど…おかげで全てに実がなったわ。そして完全に気づくことができた」
¶cリ˘ヮ˚)|「ヴウゥ…お願い!もう…ダメ…!」
从廿_廿从「それはこっちの台詞よ津島善子。私はこの試合、完璧に勝たなくてはいけない。命を擦り切らしてまで闘った、凛と花陽の為にも…」
从廿_廿从「だから私は闘うわ。そして勝つ。貴女の最大の秘密ーーーー」 从廿_廿从「歌わぬ【歌】を歌った張本人。貴女の『特性』ーーーー」
「『多重人格』ーーーーーーー」
¶cリ˘ヮ˚)|「あ……………………………………………
あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!」 ¶cリ˘子|「ああああああああ。あ、」
善ヮ˚)|「ーーーーーーーーー」
善子「」カクン
从廿_廿从「……!」ゴゴゴゴゴゴゴ…
善子「」びくん
善子「ふぅ……久しぶりの外ね…」
善子?「ありがとう。西木野真姫さん…貴女の超理解…『イミガワカル』ーーー?可愛い名前ね!ーーー僅かなヒントから私に気付いてくれて、もう一度言うわ。ありがとう…!」
「そして、はじめまして。私は津島善子の『特性』。名前はーーーー」
堕天使 ヨハネ
です
そして、
永遠に
さようなら そういえばマルちゃんの特性の名前ちゃんと言ってなかったのでここで…
特性:仏格(ブツゾーン)
仏像がブツゾーン
从c*・ヮ・§今のは仏像とブツゾーンをかけた…
ごめんなさい…今日ももう限界です…!
本音を言えば…東京ドゥームまで書ききりたかったのに余計な思いつきを次々と…(T_T) 爆炎
真実に魔界の住人がこの世に存在したとして、顔合わせのこの爆発の発生は挨拶なのかー
しかし、3回戦開始時の目眩ましの後のそれとは、決定的に違うーー
从廿_廿从(熱!爆圧!!これはーーー幻覚じゃない!!)
ヨハネ「【in this unstable world】」 撫でるような手付きで自らの身体の前で腕を振るう善子…だったはずの、同じ風貌をもつ少女
真姫は見た。空間の収縮、そして膨張
その連続
ド・ド・ド・ド・ド・ド・ド・ド・ド・ド・ド・ド・ドン!
一瞬にして開花、散華する爆炎
散り飛ぶ花弁までもが暴力的な威力を伴って真姫を襲う!
从廿_廿从「くっーー!」ダッ!
ヨハネ「あらあら!ちゃんと逃げてくれるじゃなぁい?いいわ!その調子よ!まだまだ貴女にはタップリと返さなくちゃならないもの!」
ヨハネ「私の可愛い可愛い宿主を………イジメてくれた、そのお礼」ニタァリ 腕を組み、何処か優雅さすら感じさせられるその佇まいのままーーピンと1本、指を立てた
ギュ、ゴ!!!!!!
乱暴に襲い来る爆炎から逃げる真姫の周りを、刹那にしていくつもの渦巻く真空の刃が輪舞する!
ヨハネ「切り裂かれて…今度は貴女が紅く咲いて散って塵になりなさい?」
ズアアアアアアアアアアアアアアアアアア!
从廿_廿从「まだよ!【Start :DASH】!」ギュン!
ゴロゴロゴロ…!
ヨハネ「まあ…!本当に便利なのね?貴女のその超理解…エネルギーの流れを把握し、セーフゾーンを見極め、攻撃の着弾点から瞬時に逃げ出す…」 ヨハネ「まあ貴女達の普段からの闘いを考えれば、これくらいは避けられてしまうのも当然ということよね?」クツクツ
聖良(ーーーーーとんでもない!)
ツバサ(ーーーーーー津島…いえ、あのヨハネとやらが放つ一撃一撃は、【歌】によるものであったとしてら現象把握なくして出来る事ではないないわ…!)
理亜(あの一発一発がーーーー!【ソロ】と同等の威力!!!) 謎の女(やはり彼女だったか…どれ、大会はぶち壊しになってしまうかもしれないけど…アレはいくらなんでもマズすぎるわね)
謎の女「どれ?そろそろいきましょ…グググッおや?」
ザワザワザワザワ ナンダ… ザワザワザワザワ カラダガオモイ…ザワザワザワザワザワザワ ヨハネ「あらあら…云ったでしょう?この赤髪を血に染まらせて、リトルデーモン?お前たちに勝利を捧げると約束したでしょう…?それなのに何匹か逃げ出そうとしているなんてお行儀の悪い…」
ヨハネ「強くした重力に身を委ね、呼吸だけしながらただ見守っていれば良いのよ…!観客の、全員がね?」クツクツ
ヨハネ「安心なさい、リトルデーモン?そちら側とこちら側ーーーそして我らがAqoursの控えの間にも空間の断絶を挟ませているわ。貴女達に一切の危害は降りかかる事はない…」
ヨハネ「それも、ヨハネの気分次第だけどね♡」クツクツ 謎の女(………このドームにいる5万人…一般客であろうがスクールアイドルであろうが関係なく全員を余すことなく使って押さえ付ける程の重力増加をつかいながらー)
謎の女(観客席とアリーナを隔てる空間の断絶…それも私達がしっかり勝負の顚末を見届けられるように可視光線のみ操作、透過させ…)
謎の女(尚且、【ソロ】クラスの爆発と竜巻を生んだ…なるほど、こりゃ化け物だわ…それでも、まあ)
謎の女(私なら、少しは動ける。断絶の突破は難しいだろうけど…)
謎の女「ま、やるだけやってみるか」 (*> ᴗ •*)ゞ「はあ!」ブン!!!!
(*> ᴗ •*)ゞ「ダメだ!手応えがまるでない…!ここに透明な壁あるって分かっているのに、殴ってる感触どころか触れている感触も…パンチのパワーもまるで吸い込まれるみたいに…!!」
果南「やめな、曜」
(*> ᴗ •*)ゞ「でも果 ∫∫( c||^ヮ^|| 「やめろ、って言ったんだよ?」
(*> ᴗ •*)ゞ「うっ…!」
果南「気持ちは、わかってる。本当はどうにかして私だってヨハネを止めたい。でも、仮に突破できたとしてあのときとは状況がまるで違う…マルん所のお寺のお坊さん達もいなければ、浦の星のキリシタンの先生達がいるわけでもない…」
果南「この空間は…鞠莉の【ソロ】でも突破できない…私達は完全に、開けられるのを待つ缶詰の魚みたいなもんだよ…」
シュン 曜「…ごめん」
鞠莉「確かに私達では無理ね…でも、希望が残されていないわけではないわ…!」
曜「えっ!?」
梨子「気付かない?ヨハネは、人間の理性の奥深くに眠る無意識が人格を宿してしまった、言ってしまえば悪逆の権化…早い話がよっちゃんの欲望の結晶体」
梨子「あれは今、よっちゃんの勝利への渇望を、文字通り体現しただけに過ぎない…観客はおろか、封印された恨みのある私達すら傷つけないでいるのは、やっぱりおかしいもの…」 梨子「つまりヨハネの目的は敵の殲滅。対戦相手の西木野さんはもちろんのこと、その後に控える…」
曜 ハッ「!ーーーμ's!!」
¶cリ˘ヮ˚)|「アーーーッハッハッハッ!!良いわよ!デモンズランス!!そのまま刺し穿ちなさい!!」
グィン!ズオ!ズアッ!バシュ!ザシュッ!ゴアアアッ!
从廿_廿从「ーーーー!」シュバババ!!
敵の絶命まで迫り続ける魔槍…デモンズランス
鈍色の銀光に映える無機質のはずのそれは、獲物を逃さぬ大蛇のように執拗に真姫がどんなに躱し続けてもその矛先を逸らすことはなかった
¶cリ˘ヮ˚)|「アハハ!まるで追い詰められた鼠ね…すばしっこさも、しぶとさも」
¶cリ˘ヮ˚)|「ねえ?そう思うでしょ…?μ'sのお姉さん達?」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴコ
μ's 「…… 」 ドドドドドドドドドド また間違えました!今の¶cリ˘ヮ˚)|は、ヨハネです!!(このレスだけ見るとなんのことやらさっぱりワカンナイw) ヨハネ「あら…?お仲間が苦しんでるのに何もしないのかしら…?まさか、まさかとは思うけど…」
ヨハネ「西木野真姫がーーこのヨハネに勝利をおさめることを、信じているから動かない…とか言うんじゃないでしょうねぇ?」
ヨハネ「だとしたらお笑いだわ!さすがμ's!そっちのセンスも一流なのね!」ケラケラ!
ヨハネ「せっかく貴女達には空間断絶ををかけていないのよ!一対一を美談と思うのなら、そこはかとなく烏滸がましい!!この堕天使 ヨハネと闘うというのだから、貴女達全員で挑むことにーーー何も恥あることではない!寧ろ、人間としての名誉よ!!」
ヨハネ「英雄譚よ!!この世全てを支配する邪悪なる魔王!かつて、人の身でありながら愚かにもしかし!誰よりも勇気ある少女たちがい 穂乃果「そうだよーー?」
ヨハネ「ーーーーは?」
ヨハネ「急に…何?」
穂乃果「だから、そうだよ。ヨハネちゃん?の言うとおりだよ」
ヨハネ「ああーーそういう…紛らわしいわね、なら早くかかってきなさい?面倒は嫌いなの。全員を屠ってやるわ…!」 穂乃果「ーーー戦わないよ?」
ヨハネ イラッ「ーーなんなの?さっきから歯切れの悪い…何?それとも西木野真姫を生贄に貴女達を見逃せ 穂乃果「真姫ちゃんーーーーー!」
穂乃果「真姫ちゃん言ったよね!花陽ちゃんと凛ちゃんの分まで戦うって!自分は最強だって!ーーーーーーー勝つって!!!!」
海未「越えてみせなさい!この絶望的状況を!!勝利を引っさげ…ここに帰って来なさい!!」
ことり「真姫ちゃんならできるよ!!素直じゃない真姫ちゃんだけど…本当は優しくて!嘘をつけない真姫ちゃんだもん!」
絵里「大丈夫よ真姫!あれだけの特訓に苦しみ抜きながらも耐えて、泣き言を1つ漏らさなかった貴女なら!」
希「カードも言うとるんよ…?『死神』のカード、その逆位置。真姫ちゃん!そのふざけた神様気取りを!堕天使らしくもう一度!地べたにもう一度叩きのめしてやるんや!」
ーーーーーーー
救護室
にこ「当たり前よ…この大銀河宇宙ナンバーワンアイドルの、可愛い後輩よ…?」
凛「ムニャア…真姫ちゃん」ムニャムニャ
花陽「えへへ…ファイト…です!」ムニャムニャ
穂乃果「言うとおりだよヨハネちゃん!私達は!真姫ちゃんの勝利を信じてる!だからアナタとは戦わない!戦えないよ!」
穂乃果「だってアナタは負けるんだ!!ここで!!」ドン!! 穂乃果「勝つのは私達ーーーーー」
μ's 「μ's!!!!」 ヨハネ「ーーーーーーーーー」
ヨハネ「飽きた」
フッ
从廿_廿从(デモンズランスが消えた?いや、消した!?)
フッ
ザワザワザワザワ エッ?カラダガキュウニカルク…?ザワザワ
謎の女(断絶も解けた!?よし!これで…うっ!!)ガシッ
謎の女「なっ!!!」
聖良 ウツロ「ーーーー」ガシッ
理亜 ウツロ「ーーーー」ガシッ
観客達「ーーーーー」ガシッ
謎の女「うっ!離しなーー!なんてパワ…!ぐぅっ!(あの重力の中を動いてたのが仇になった!)」ベシャ! ヨハネ(見逃すはずないでしょ…?)
ヨハネ「飽きた、飽きたわ西木野真姫。μ's」
ヨハネ「こんなにコケにされるなんて、思いも寄らなかったわ。最悪よ。嫌な思い出になってしまいそうだわ…」
ヨハネ「ヨハネはね?嫌いなのよ。嫌な思い出って。冬の枯野に燃え広がる火事のように止められようもないくらいの頭の中を蝕むイライライライラ…」
ヨハネ「だからね。そういう時は思い出が記憶に定着してしまう前に、こういう風にするって決めてるの」
ヨハネ「塗りつぶす」バッ
高らかに天に掲げたヨハネの掌よりも先の先ーー
ズンッ!!
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……!!
从廿_廿从(!! あれは…確か…!ディバインセイバーだとかの…!!)
宙空に黒い孔がぽっかりと開き、闇色にオーラに輝く巨大な両刃の刀身が徐々に徐々に姿を現している…
今にも落ちてきそうな程に
ヨハネ「塗りつぶすのよ…そんな要らない現実。原因。要因。発生源。綺麗サッパリ塗りつぶすしてやるわーーこのヨハネの【in this unstable world(この不安定な世界で)】によって…」
ヨハネ「ここにいる全員。消えて無くなれ」スッ
ヨハネの腕が振り下ろされる ーーー無音
破壊をもたらす巨大な刃が吸い込まれるように地面へーー西木野真姫へと落ちていくまでの間、ドゥームは恐ろしいほどの静寂に包まれていた
堕天使 ヨハネの一撃によって齎される確実に訪れる死に、ドゥーム5万人の心に去来したのは、ある1つの理解
ああ、死ぬんだ
何処か冷静なほどに死を受けいれられるのは何故だろう
喚いたところで足掻いたところで、見えてる結果は誰の目に見ても明らかであったからだ
唐突な死の来訪によってゆっくりと引き伸ばされる、恐らく一瞬程もない時間の中、1つだけ、声が響いたような気がしたーーー
「これを待っていたわ」
巨大な刀身が、跡形も無く消えた 从廿_廿从「ーーーーーー【Darling!!】」
ヨハネ「…………は?」
ヨハネ「」バッ
ズズ…
ズズズズズズズズズズズズ!!
ズア!!
宙空より更に現出する無数の刀剣…槍、薙、矛…それら全てが再び真姫に突き立たんと放出される
対する、真姫
スッーーー
ただ前に、右腕を前に差し出しーーー
フッ
その全てをこの世から消し去った 从廿_廿从「頭の中身を、捌いてあげる」ザッ
ヨハネ「!」ビクッ
ヨハネ「何故…?どういうこと!何故消える!何故お前は無傷なんだ西木野真姫!くっ、来るな!とまれえええ!!」バッ
ドオ、ーーォォォン!
ザッ ザッ ーーー
ヨハネ「来るなとーーー言ってるのよ!!」ブン!
ギャリリリリリリリリリリーーー
シュバババババババ!!!!!
从廿_廿从「ーーー」スッ
…………………
ザッ ザッ ザッ ザッ
ヨハネ「何よーーー!なんなの!何が起こってると言うの?!私の【in this unstable world】が発動していない!?違うーー!これはーーー!」
从廿_廿从「そう。私が全て消しているだけよ」
从廿_廿从「これが私の【ソロ】、【Darling‼】!!」 从廿_廿从「私はね?恋人に求める条件って、お互いがお互いを認めあえる深い『理解』だと思ってるの…」ザッ
从廿_廿从「もちろん私に恋人なんていないけど、ね」ザッ ザッ
从廿_廿从「でも、まず自分の事を理解って貰いたいのならば、相手の事を理解しなければならないって、不器用な私の、そんなラブソングよ?だから、タイトルも【Darling‼】」ザッ ザッ
从廿_廿从「だからーーー私は理解する。目で見ただけの『イミガワカル』でなく、貴女の『思考』を完璧に」ザッ ザッ
从廿_廿从「貴女の現象操作を超えた現象改変ですらーーー貴女の『思考』と目の当たりにした【ソロ】。その全てを『理解』すればーーー」ザッーーー
从廿_廿从「対消滅ーーー全く逆のエネルギーをぶつけることができるわ」ピタッ
从廿_廿从「もう貴女の創りだすワガママな現実はーーー私には、通用しない」 ヨハネ「う、……あああ…うあああああああああああああああああああああああああああ!!!」ブン!ブン!!
ドドドド!
グニャアア!
ズドドドドドドド!!
ヨハネ「いくら貴女が!!私の現実を掻き消せるのだとしても!!!」
ドドドドドドドドドドドド!
ヨハネ「この絶え間ない爆炎!雷!重力!エネルギーに晒され続けれて無事でいられる訳がない!!!私の【ソロ】と同等の消耗を強いられるのでしょう!?貴女の【ソロ】は!」
ヨハネ「さあ!!永劫に続く劫火の中で!DNAの欠片も遺さず!完全消滅するがいいわ!!!」 ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド 「そうね…だからそうなる前に」 ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド
从廿_廿从「次の一撃で、終わらせるわ!!」
ヨハネ「?!いつのまにーー背後!」クルッ!
从廿_廿从「行くわよーー凛!身体超強化!!【Beat in Angel】!!!」ズアッ!!!
ヨハネ(は、速い!)「くっ!」バッ!
从廿_廿从「逃さないわ!力を貸して!花陽!!【NO EXIT ORION】!!」パキィィィン!!
ヨハネ「く、空間固着!なによ!これしき
!」バリィィィィ!
从廿_廿从「遅い!!!超加速ーーーー【Hello,星を数えて】!!!」ゴオオオオオオオ!!
ヨハネ「ぎーーーーーー!」 ヨハネ「来るなああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!」
ドガァアアアアアアーーーーーー
ヨハネ「あ、あぁ…………!」ブルブル
ヨハネ「この、ヨハネが…………負け………!」
ーーーーーーーーバタリ
シーーーー…………………ン
穂乃果 「ーーーーーーーー真姫ちゃんの勝ちだ!!!」 ウーーー
ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!! 審判「勝者ーーー…ふっ、宣言するまでもないな?」
アキバリポーター「西木野選手だあああああああああ!第3回戦を制したのはーーー!μ's!1年生の!西木野真姫だあああああああああああああ!」
从廿_廿从「ふぅ…全く」
フッ 真姫「私の【ソロ】は、いるのなら神だって消し去ってみせるわ?なんて…ね…流石に…オーバー…ヒート…よ…」フラッ
「おっと!へへっ…!」ガシッ
「真姫ちゃん…!」ガシッ
真姫(ん、やだ…私、もう気を失って、夢を見てるのかしら…)
真姫(だって救護室に、いるはずの、凛と、花陽がここに…)
凛&花陽「おめでとう!!真姫ちゃん!!!そしてーーーありがとう!!!」
真姫(ふふ……どう、いたしまして…)スゥ アキバリポーター「なんと…!美しい光景なのでしょう!精根尽き果てた西木野選手を支えたのは!!救護室にいたはずの…星空選手と!小泉選手です!!!」
パチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチ
穂乃果「おかえり真姫ちゃん!!!………ってもう眠っちゃったんだね…おつかれ、真姫ちゃん」フフッ
海未「ちゃんと約束を果たしてくれたのですね…」ナデナデ
真姫「んへへ…」ムニャムニャ
凛「あ!いーなー!真姫ちゃん!凛もナデナデして欲しいニャーー!」>ω</ニャー
花陽「わわ、凛ちゃん…」アセアセ
ことり「いけません!!二人はお仕置きです!!あんな無茶な真似して!!!」チュンチュン
凛&花陽「あわわ…!ことりちゃんが怒ってる…!」
絵里「花陽」
花陽「絵里ちゃ パン!
花陽「ーーーー!」
絵里「」ダキ!
絵里「お願い花陽。私達の事を思ってくれてのこととは重々承知してる。でも、もう2度と貴女の命を粗末にするような真似はやめて頂戴。貴女の犠牲の上に掴んだ優勝なんて、認められないわ」ギュッ 花陽「(ーーー!!凛ちゃんが言ってくれたこととおんなじ…えへへ…暖かいなぁ)ごめんなさい…!ごめんなさぁい!」ポロポロ
絵里「ごめんなさい…痛かったでしょう…」ナデナデ
凛(かよちんもナデナデ…いいなぁ…)
希「凛ちゃん」
凛「わっ!希ちゃん!な、なに!」
希「凛ちゃんもナデナデして欲しいん?」
凛「う、うん…まあ…ちょっと」
希「なるほど…絵里ちも今言うたやろ?自分を簡単に犠牲に追い込もうとするのは…悪い娘のすることやと」
凛「う、うん…」
希「花陽ちゃんを助けるために慣れない【ソロ】を歌ったのは、まあしゃーなしや。ただな、そのせいで消耗しきった身体で別の【ソロ】の連続使用…チームの為に凛ちゃんも命を削るような真似をした…これは立派な自己犠牲やん?」ギラン
希「そんな悪い娘は〜?」ワキワキ!
凛「ひ、ひぃ…!」
希「ワシワシやん!!!」
>ω</ アンマリダニャーーーー‼‼ 善子 「」パチリ
善子「ヨハネは!」ガバッ!
曜「善子ちゃん!良かった…!もう目が覚めて…!」
梨子「大丈夫…、もう終わったわ。私としては悔しいところだけど…西木野さんが止めてくれたわ…!」
果南「ほんとに信じられない…!まさかあのヨハネを…本物の悪魔を止める人間がいるなんて…!」
善子「う…そ…」ポカーン
鞠莉「それよりも貴女が無事だったことの方が、私達は嬉しいわ…!以前の時には一週間も、目覚める兆候もなく死んだように眠り続けていたのだから…」
善子「あ…ていうか、それなら私…」
善子「試合は…負けたって事なのよね…」ウルッ
善子「ごめんなさい…!私自身が【歌】もろくに使えないどころか…!あまつさえヨハネを覚醒させてしまうなんて…」ポロポロ
ガチャッ 善子「あ…」フイ
ルビィ「…」
花丸「…」
千歌「それは仕方ないよ…」
ダイヤ「解除コードーー善子さんの内に潜むヨハネを別の人格としてしっかりと『認識』する…普通でしたら善子さんが多重人格であることを理解できる人間なんて、それこそお医者様でもなければ見抜けるものではありませんわ」
善子「でも…!でも、私がもっともっと強ければ!ヨハネの【歌】だけじゃなく、ちゃんと自分自身の【声】で!【想い】で戦えていたら…!!」ボロボロ
ルビィ「大丈夫だよ、善子ちゃんーー」ダキッ
花丸「まさかマル達に顔向けできないーーなんて考えてるんじゃないズラね」ダキッ
善子「う、あ…!」ボロボロ ルビィ「善子ちゃん…ずっと戦ってたんだもんね?ヨハネちゃんの事を、本当の意味で誰にもわからない様に、ずっと堕天使のフリをしてたんだもんね…それに…」ギュッ
花丸「そんなヨハネちゃんのことも、ホントは誰かに好きになって欲しくて『いんたーねっつ』で生配信?とかもして…ほんとに天使みたいに優しい娘ズラ」ギュッ
善子「でも…!でも…!」ボロボロ
ルビィ「大丈夫!ヨハネチャンは弱くない!」
花丸「そう!ヨハネちゃんの【歌】を借りていただけと言っても!善子ちゃんはちゃんと自分の戦闘スタイルにまで昇華して!決勝まで戦い抜いた!!」
花丸&ルビィ「善子ちゃんは強い!!!」 善子「ばなまる…‼‼ドゥビィ…‼‼」グシュ
【¶cリ˘ヮ˚)|『全く…生温いわねぇ…』】
善子(! ヨハネ!?)
【¶cリ˘ヮ˚)|『まあ、この生温さも妙に癖になったりするのだけれど…宿主。きょうは 【¶cリ˘ヮ˚)|『今日の所はもうおしまい。まさかこのヨハネが人如きにブたれた上に…しかも…その、あれよ、えーっと…負、負け…グッ…ゴニョゴニョ…なんて…』】
【¶cリ˘ヮ˚)|『嫌な思い出は残っちゃいそうだけど、次に覚醒めたときは、勝つ。&、嫌な歴史が残ってしまったこの日本という国ごと地獄の劫火に包んでやるわ』】
¶cリ˘ヮ˚【『だからそれまでは眠ることにするわ…だから、宿主も強くなっておいてね?我が器となる肉体、精々鍛え抜いておきなさいよ…寝歌でいいのなら、またいくらでも力を貸すわ…』フワァ~】
善子(ええ、そうね…!強くなるわ…!強くなってみせる!誰にも負けないくらいに…!そして、いつか私も勝ってみせる!堕天使 ヨハネ!アナタにも!!そしていつか私と一緒に…!)
【¶cリ˘『あらそう…ふふ、いやね。生温い…あったかい…堕天使的に、眠りが悪くなりそうだわ……そんな日が来るのだとしたら…ふふ』スゥ--】
【『楽しみにして、待っててあげるわーーー』】 謎の女(かつて存在したと言われる伝説の鬼…その遺伝子、内浦因子を望まぬとも受け継ぐ子どもたちーーその先祖返り、津島善子…何世紀という時間の隔たりを飛び越えた大隔世遺伝…)
謎の女(それに勝利した西木野真姫…か。ふふ…!若い娘たちが育ってくれるところを見ると、明日の天気が晴れであるかを確信するみたいに、未来の明るさに目が眩みそうだわ…)
謎の女「ところでアナタ達…そろそろ降りてくれると助かるのだけれども…」
理亜「ふぇ…?」
聖良「あれ…?気を失って…?」
謎の女 「流石に重いわ…」ギュウゥ 花丸「と、言うわけで」
ルビィ「先輩方」
善子「すみません。後の事はーー」
1年生's 「よろしくお願いしまーーす!」
「OK!このマルィーが第4回戦を華々しいビクトリー!で飾り前途多難なこの決勝…明るくシャイニー!にしてみせマ↑ーーーーース!!!」
鞠莉「さあ来なさい!決着をつけましょう!東條希!!」
鞠莉「【せーの!】」
Aqours「【シャイニーーーーーーーー!】」
ノξソ>ω<ハ6 バン!
「ゴメンで東條!なーんてな!さーてと、やぁっとウチもリベンジを果たすときが来たやんなぁ!前回のようにはもうイカへんで!」
希「【のぞみパワー!たーーーーっぷり注入ぅーーー!はーい♡プシュ☆】!!」
μ's「【いただきましたあああああああああああああああああああああああああ!!!】」
╭*(๑˘ᴗ˘๑)*╮ ドン
審判「第4回戦ーーーーーはじめええええええええええい!!」 ╭*(๑˘ᴗ˘๑)*╮「出し惜しみはせえへんよ!いくよ!鞠莉ちゃん!!【純愛レンズ】!!!」
ノξソ>ω<ハ6 「OK!Ms東條!!いえーー希!!!これが私のMAX!!!【New winding road】!!!」
アキバリポーター「ヴア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"アアアアアアアアア!未だ余韻冷めやらなぬ途轍もない第3回戦の終焉は!!第4回戦のとんでもない始まりを呼んだああああああああああ!!!!」
ビクッ ツバサ(アイドルだったら…とても出しちゃいけない声ね…)「はい!2人とも…のっけから!【ソロ】!!!」
ツバサ「東條さんの未来予知は絶対で有名!しかし!いつぞやの練習試合で小原さんにはそれが通用しなかったと聞きます…この戦い!東條にとってその攻略が鍵になると言っても過言じゃないわ!!」
アキバリポーター「こちらも因縁ある二人!1体、どうなってしまうんだああああああああああああああああああああああああああああああ!」 ╭*(๑˘ᴗ˘๑)*╮(やっぱりや!おかしい!何も見えへん!!)
ノξソ>ω<ハ6 ニヤ
╭*(๑˘ᴗ˘๑)*╮(リミッター解除版【純愛レンズ】なら或いは…なんて思ってたけど【歌】の大小は関係あらへん。そもそもの根本からなんとかせんとアカンっちゅーこと!)
╭*(๑˘ᴗ˘๑)*╮(でも、以前よりもはっきり見えることがある…!それは!)
6グニャ- 6グニャ 6グニニ
ノξソ>ω<ハ6
6グニャァ 6グニン 6グンギスト
╭*(๑˘ᴗ˘๑)*╮「めっちゃグニャグニャしとるやん?!!!」 果南「ふふ!無駄かなん?ある意味あの二人は、最悪なくらいのミスマッチ!戦いに於いてのお互いの相性は一番はじめに乗り越えなきゃいけない前提!!」
曜「覆そうとするならより強力に!それこそ別人になっているくらい鍛えてこなきゃ何回やっても鞠莉ちゃんには勝てない!」
ダイヤ「そうですわ!鬼の忌み血、内浦因子。幼少よりの【本性】の発露や発話だけでも最悪【歌】になり得る私達ーーー内浦の人間とは違い、鞠莉さんはそういった遺伝的背景のない、いわば普通のスクールアイドル」
ダイヤ「鞠莉さんは、私達に遅れを取るまいと必死に、それこそ汗が血となり滲み出るほどまでの特訓を繰り返して来たのですわ!統廃合を迎えようとしている浦の星の理事としての日々、もしかしたら自分の努力が無駄になるかも知れない…そんな精神的重圧とも戦いながら!!」 ダイヤ「お気楽に振る舞うことの多い鞠莉さんではありますが…この戦い、このラブライブ決勝!並々ならぬ思いでこのステージに立っているのは他の誰でもない!あの小原鞠莉なのです!!」
梨子「はい!私も内浦生まれの人間ではありません。だからある意味、鞠莉さんのことを一番側で見てきました…!だから、勝ってください!鞠莉さん!」
千歌「鞠莉ちゃんいけいけーーー!」
1年生's 「頑張ってええええーーー!!」
ワアアアアアアアアアアアアアアアアアア! ノξソ>ω<ハ6 「Oh!テンキュー!皆!」
ノξソ>ω<ハ6 (負けられない…そのプレッシャーは変わらないはずなのに、不思議。今は素直に勝ちたい!)
╭*(๑˘ᴗ˘๑)*╮「喰らい!【?←HEARTBEAT】!!ならびに!【Dancing stars on me!】!!」ギャン!
ノξソ>ω<ハ6 「身体強化をのせたパンチ…?あら?もう勝負を捨てたのかしら?それくらい簡単に…」スッ
╭*(๑˘ᴗ˘๑)*╮「なーんちゃって♡フェイクや!これが本命!(上手くいってな!)【錯覚CROSSROADS】!!」
ノξソ>ω<ハ6 「!?」
バリバリバリバリバリバリバリ!
アキバリポーター「何だあああああ!!東條選手!戦法を封じられたことによる破れかぶれからか、接近戦を挑んたかのような一撃を見せるも中断、間髪入れず空間歪曲の【歌】に切り替えた…?」
ツバサ「正解です。傍から見るとチグハグな攻撃ですが、【錯覚CROSSROADS】直後、なにもないところからの…まるで金属が紙の様にグシャグシャに丸められているかのような異音…」
ツバサ「東條さん!どうやら攻略の糸口を探るための一撃だったようね!」 ハァハァ ╭*(๑˘ᴗ˘๑)*╮「やん!」ドン!
ノξソ>ω<ハ6 「Oops…如何なる攻撃を止められる事が出来たとして、相手はμ's…しかも音ノ木坂学院で3年間生き抜いた猛者、東條希。抜け目ないことこの上ないわ…」
ノξソ>ω<ハ6 「どうやら掴んだようね…マルィーの【New winding road】、その正体…」
╭*(๑˘ᴗ˘๑)*╮「ずっと考えとった…ウチの【純愛レンズ】の未来視が通用しない理由…真姫ちゃんみたいな【歌】の無効化や、空間遮断系の【歌】とも違うエネルギーのベクトル変化…」
╭*(๑˘ᴗ˘๑)*╮「これら全てが鞠莉ちゃんのたった一曲の【歌】によるものだとしたら!」 ╭*(๑˘ᴗ˘๑)*╮「常時空間歪曲展開…重力場形成!!」 さーせん…4th 見てきました…俺はこんな素晴らしい場所で、こんな素晴らしい彼女たちを戦わせてたんすね… そうだよ
だからゆっくり休んだあとで、素晴らしいssを続けて ╭*(๑˘ᴗ˘๑)*╮「なるほどな…そりゃ未来を読む読まないの話しやあらへん。そもそも読めるわけあらへん」
╭*(๑˘ᴗ˘๑)*╮「ウチの【純愛レンズ】は物資の…量子レベルでのエントロピーの完全掌握。明日のお天気から誰かのお喋りくらいなら、把握は可能…」
╭*(๑˘ᴗ˘๑)*╮「せやけどそれは…鞠莉ちゃんに則って言えば1G下での話…」 ╭*(๑˘ᴗ˘๑)*╮「鞠莉ちゃんの周りのグニャグニャ…光子すら歪めてしまう程の強力な【ソロ】…」
╭*(๑˘ᴗ˘๑)*╮「おかしいと思ってたんや…以前の練習試合のときもそう、未来視が通用せんとスタイルを切り替えて肉弾戦…現象操作戦と乗り出したウチの攻撃を尽く…『逸し』ていた」
╭*(๑˘ᴗ˘๑)*╮「だというのに鞠莉ちゃん、全くスタミナ切れを起こしていなかったやん…?」
╭*(๑˘ᴗ˘๑)*╮「いくら【ソロ】を行使してたとしても、あの違和感…ウチに限っては未来視阻止、相手の攻撃の歪曲回避、防御、ベクトル操作…反転、攻撃面でも様々な効果を見せてきた…」
╭*(๑˘ᴗ˘๑)*╮「いくらなんでもやり過ぎなんや…同じことを他のスクールアイドルがやろうものなら、とっくのとうにスタミナ切れでお陀仏やん?」
╭*(๑˘ᴗ˘๑)*╮「でも、ただ一曲の【歌】の1つの効果を応用的にしようしていたと言うんなら、答えは、つまり…」
ノξソ>ω<ハ6 「そう…極々小のブラックホールの形成…それが【 New winding road 】」
ノξソ>ω<ハ6 「御明察、デース…」 ╭*(๑˘ᴗ˘๑)*╮「だから…ウチが取れる対抗手段…それは!」
希「これやん?」 フッ
ノξソ>ω<ハ6 「!?」
アキバリポーター「あああああっと?!なんと言うことだあああああ!東條選手、試合中、対戦中であることにかかわらず!【本性】を引っ込めてしまったあああああ!!」
ツバサ「ーーーなんて大胆な…でも、東條さんらしいというか……」クスッ
ツバサ「攻撃さえしなければ、小原さんも重力場形成を解除せざるを得ない…加えて自身のスタミナの消耗も抑えることが出来る…ライオンと立ち会って猟銃を捨ててしまうかの行為に思えるけど…吉と出るの?凶と出るの?」
希「ふぅ〜、肩凝ったぁ!ささ、鞠莉ちゃんもその物騒なもんどっかやって、別な方法で決着をつけよか!」 希(さて…馬鹿みたいなこのハッタリ…乗ってくれればラッキーやん?正直…あの絶対防御空間…)
希(どないして攻略すれば良いか、皆目検討つかへんもん)
希(こういうときに真姫ちゃんみたいな頭の良い『特性』があればなぁ…ウチの『特性ー スピリチュアル ー』では戦闘の局面を左右する程の効果は期待できない…)
希(おみくじで大吉を引くとか、拾った小石が実は隕石でオークションで儲けるとか…ラブライブでは精々、試合開始前のトーナメント抽選で、イイトコロ引くのが関の山…アカン…悲しくなってきた)
希(さあ…どう出る…?この後はどうするか、自分の引き出しを信じろ…!ウチの音ノ木の、3年間を!!) ノξソ>ω<ハ6 「…………」
希(さあ…)ゴクリ
ノξソ>ω<ハ6 「……舐めているの?」
ノξソ>ω<ハ6 「【コワレヤスキ】」ユラッ
╭*(๑˘ᴗ˘๑)*╮「」ビクッ!
╭*(๑˘ᴗ˘๑)*╮(グニャグニャが…!あれは、なんや!固まった…!?)
ノξソ>ω<ハ6 「そう、希…それが正解。これから起こることに対して、アナタはそれでも【本性】を引っ込めたままでいたと言うのなら…」キュッ
ノξソ>ω<ハ6 「死ぬわよ?」キュキュ ╭*(๑˘ᴗ˘๑)*╮「アカン!」バッ
弾かれたように左方向への回避行動…と呼ぶにはあまりにも不様な横っ飛び…丁度アキバドゥームが野球会場にもなることから、ヘッドスライディングを思わせるような…立て直しの後先も考えないただのその場しのぎ
その飛び様、空中の希を
ーーーーーュン!
光が、襲う >>261の前抜けました!!
正確には>>260と>>261の間です
ノξソ>ω<ハ6 「ーーー使う気はなかった…でも、アナタは否定した。私の3年間をーううん、私が内浦に来て…本当に強い皆と出会い、対等にあろうと無力の中で藻掻き…苦しみ抜いて…それらを乗り越えて培った全てをーーー」キュキュキュ
ノξソ>ω<ハ6 「アナタは全力を放棄するというーーそんな巫山戯た対抗手段で私を、否定した」キュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュ!!!!!
╭*(๑˘ᴗ˘๑)*╮「アカン!【純愛レンズ】!!」
╭*(๑˘ᴗ˘๑)*╮「ーーーヒッ!!」バッ!! シュウウウウ…
センターフェンスに直撃した光の矢
そこだけが突然着火したかのように白く煙りを上げる。
╭*(๑˘ᴗ˘๑)*╮「くっ!」ドダッ!
ようやく着地…これまた受け身もないような、寧ろうつ伏せに転んだように地面に突っ伏す。
╭*(๑˘ᴗ˘๑)*╮「ーーー!!まだ!!ーーっはぁ!!」バウッ!
が、着面からすかざず、希は四肢を突き立てる様に力を込め、文字通り跳ね上がる
希が一瞬だけ倒れ込んでいたその場所に、次々とーーー
キュン!キュン!キュン!!!キュキュキュン!!!
今度は舞台のコンクリートを抉るほどまでの威力を見せた光弾は、破片と砂けぶりをまだ回避中の希へと巻き上げた パラッ
╭*(๑˘ᴗ˘๑)*╮(!? マズっーーー!目にーー!)
空中での不格好に襲い来るアクシデント
╭*(๑˘ᴗ˘๑)*╮「グァ!」ドダッ!
着地の体勢を崩し、
キュキュキュキュキュキュキュキュ!
次撃の回避がーーー
╭*(๑˘ᴗ˘๑)*╮(あ。これあかん。ウチ死ぬわーーー)
【純愛レンズ】がなくても理解されるーー確実な未来 スッ…
ノξソ>ω<ハ6 「ロック…オーンーーーー」
指で銃を真似る鞠莉
ノξソ>ω<ハ6 「The Endデーース…」
勝敗の行方を明確に残酷に宣告し
フッ…
光弾を消した… ╭*(๑˘ᴗ˘๑)*╮「……どうして?」
勝利を目前、おろか手に掴み胃袋に納める直前というほどに、その攻撃意思の歯牙は、希の肉に喰い込ませておきながら見逃される…
獲物となった側からすれば僥倖以外に何者でもないが、当然によぎった疑問はそのまま口から吐き出された。 折角読んでくださってる方々がいるのに、最近遅レス&遅レスでお詫びを申し上げさせていただきたいです…
全試合書ききる所存ではいます!
今月中には必ず…! ノξソ>ω<ハ6 「もういいでしょう…?私の勝ちデース…」
ノξソ>ω<ハ6 「ブラックホールの形成…なんて大袈裟には言うけれども、本物のブラックホール程の効果が実際にある訳ではないわ」
ノξソ>ω<ハ6 「攻撃を逸らす、防御する。戦闘においてはそれぐらいの事しか出来ない。あくまでも光子をちょっぴり『摘ませて』もらってるに過ぎないの」
ノξソ>ω<ハ6 「それでも物理的に催す影響はかなり大きいみたいだけれど…ただ、それでも希、アナタが言うように最小の労力で最大の効果にを生みだす【ソロ】として完成したのが、この私の戦闘スタイルよ」
ノξソ>ω<ハ6 「でも、これだけではあの光弾を生み出すことは出来ないわーー」 「なるほどね…だから【コワレヤスキ】って【歌】で安定させた重力場を不安定にすさせて強制的にエネルギーを増幅させ、放出…いえ、しっかりと射出させてみせた…」
凛&花陽「あ…!」
真姫「それが貴女の『特性ーカリキュレーションー』といったところかしら?」
凛&花陽「真姫ちゃん!!」
にこ「やっと救護室から戻ってこれたにこ…」
ノξソ>ω<ハ6 「Oh!ミス西木野!Exactly!!私の『特性』はアナタの様に見ただけで全てを『理解』出来るほど優秀ではありまセーン!精々が自分で起こす結果のシュミレーションといったところだし…」
ノξソ>ω<ハ6 「Aqoursで言えば善子(の、中のヨハネだけど、口にはデキマセーン!)やダイヤ、そしてミス西木野、アナタの様に破壊力に突出しているわけでもありまセーン…」
ノξソ>ω<ハ6 「距離的な問題もあるけど、アナタたちなら簡単に破壊できるであろうセンターフェンス、私じゃ火傷させてあげるのが関の山…」
ノξソ>ω<ハ6 「マルィーは、弱いデース。でもーーー」
キュキュキュキュキュキュ!
ノξソ>ω<ハ6 「この試合の方程式を、勝利でイコール付けることはそう難しくはないわ?」 果南「何を言うのかなん?並大抵スクールアイドルとの戦いだったら、まず負けることはないくせに。鞠莉のアレは、それほど怖い」
ダイヤ「それも鞠莉さんの強さーー驕らず、人目憚る所での努力を惜しまない人です。だからこそ、あの戦法を確立出来たのです!」
善子「そうよ!私もだけど、そこに辿り着くまで試行錯誤の連続だったわ…自分への情けなさで、前に進むことを躊躇ってしまうほどそびえ立つ現時点と現状の冷たく高い壁を乗り越えようと藻掻くだけの日が続く地獄…」
千歌「私…わかるかも、鞠莉ちゃんの気持ち。きっと、悔しかったんだ。自分が普通で…だから頑張ってここまできたのに、希ちゃんはそれと真っ向から戦おうと…しなかったわけじゃないと思う。けど、鞠莉ちゃんには…」ギュッ
曜「千歌ちゃん…」
梨子「ーーーー」
梨子(ーーーーううん、今は昔を思い出すときじゃない)
ルビィ「ルビィ、鞠莉さんがあんなに怒ってるの初めて見た…」
花丸「オラもズラ…」 ノξソ>ω<ハ6 「さあ、降参なさい。希。もう確実に当てに行くわ」スッ
ノξソ>ω<ハ6 「正直、驚いてるの。光弾自体は、距離も遠くなる毎に落ちていくし最悪、簡単に霧散しちゃうわ。それに防御特化した【歌】ならば止められてしまうのが本音よ?」
ノξソ>ω<ハ6 「でも発射さえしてしまえばミス西木野の『対消滅』に至るまでの『理解』をも超えるスピードで着弾させられるわ?それこそ【歌】ってる暇なんかない程に」
ノξソ>ω<ハ6 「そしてなにより」
ノξソ>ω<ハ6 「弱い威力と言っても、字義通り命中すれば、人一人の命を奪ってみせることくらい、造作も無いことよ?」
ノξソ>ω<ハ6 「もう一度言うわ。次は、当てる」
ノξソ>ω<ハ6 「ロック、オーン」
キュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュ! ╭*(๑˘ᴗ˘๑)*╮(【純愛レンズ】なら、未来視のアドバンテージがある分、正直一発は避けられるーーけど、それは悪あがき)
╭*(๑˘ᴗ˘๑)*╮(さっきみたく連続でアレを浴びせられ続けたら、ウチは今度こそ…。考えたないやん?)
╭*(๑˘ᴗ˘๑)*╮(立ち向かっても負け、命乞いすれば勿論負け。後者はスクールアイドルとしても負けーーーーー
希『ごっめーん!あんなん無理やわ〜!降参降参!』
ーーーーーなんて帰っていったらにこっちあたりにボコボコにされそうやん?)
╭*(๑˘ᴗ˘๑)*╮(鞠莉ちゃんはーーーはったりは、無い。あの眼、本気なんやもん。あーあ、こんな試合運び、ウチの完全な作戦ミスや…)
╭*(๑˘ᴗ˘๑)*╮(……………………)
╭*(๑˘ᴗ˘๑)*╮(…………………………………………………………………)
╭*(๑˘ᴗ˘๑)*╮(しゃーないなぁ…)
╭*(๑˘ᴗ˘๑)*╮(ゴメンな、皆) ノξソ>ω<ハ6 「答えは決まったかしら…ううん。後押しのつもりで言うなら、これは相応しくないわ」
ノξソ>ω<ハ6 「降参に恥じることはないわ、希。私が短気を出したとはいえ、アナタとの対決ですもの。遅かれ早かれ、【ソロ】は使っていたわ」
ノξソ>ω<ハ6 「でもそれは、お互いがお互いの全力を尽くして…もう立ってるのがやっとの位、尽くしに尽くしまくった上で、『マルィーにはまだ奥の手がありマース!』って、効果だけ見せつけて、そこで降参を誘うつもりだったの」
ノξソ>ω<ハ6 「何れにせよ、この状況は何処かであった光景のはずよ?だから ╭*(๑˘ᴗ˘๑)*╮「鞠莉ちゃん」
╭*(๑˘ᴗ˘๑)*╮「答えは、NOや」
ノξソ>ω<ハ6 「………どうしてか、聞かせてもらえるかしら?」
╭*(๑˘ᴗ˘๑)*╮「………ありがとう。もう怒らんで聞いてくれてるやんね」
╭*(๑˘ᴗ˘๑)*╮「ごめんな。鞠莉ちゃん。最初、失望させちゃって。でもホンマに適当に戦っとったたわけやないんやで?!」
ノξソ>ω<ハ6 「クスッー今ならもう分かってるわ。さっきも言ったけど…私がちょっと怒りん坊を出しちゃっただけ…」
ノξソ>ω<ハ6 「勿論そのお詫びを今更って、無意味に命を差し出すわけではないんでしょう?何故、私の【New winding road】に対抗するようなーーーー」ハッ!
ノξソ>ω<ハ6「まさかーーーー自分で口にするまで気付きもしなかったわ…」
ノξソ>ω<ハ6 「あるというのね?対抗策が」
╭*(๑˘ᴗ˘๑)*╮「うん…」 ╭*(๑˘ᴗ˘๑)*╮「聞いてな?鞠莉ちゃん、これからウチが繰り出す【歌】ーーー【純愛レンズ Ver.2】は、鞠莉ちゃんの【歌】より遥かに強い【歌】なんや」スッ
アキバリポーター「どうしたんだ東條選手!?突然両手を地面に置いて…、!! まさか降参…いやこれは!!!」
ツバサ「クラウチングスタート!!
╭*(๑˘ᴗ˘๑)*╮「ウチ自身を光子エネルギーに変えて、亜光速で相手にタックルをかますーーー勿論、ぶつかった相手はタダではすまない」
╭*(๑˘ᴗ˘๑)*╮「死んでまうんよ」
╭*(๑˘ᴗ˘๑)*╮「鞠莉ちゃん、ウチは、勝ちたい」 ╭*(๑˘ᴗ˘๑)*╮「聞いてな?鞠莉ちゃん、これからウチが繰り出す【歌】ーーー【純愛レンズ Ver.2】は、鞠莉ちゃんの【歌】より遥かに強い【歌】なんや」スッ
アキバリポーター「どうしたんだ東條選手!?突然両手を地面に置いて…、!! まさか降参…いやこれは!!!」
ツバサ「クラウチングスタート!!
╭*(๑˘ᴗ˘๑)*╮「ウチ自身を光子エネルギーに変えて、亜光速で相手にタックルをかますーーー勿論、ぶつかった相手はタダではすまない」
╭*(๑˘ᴗ˘๑)*╮「死んでまうんよ」
╭*(๑˘ᴗ˘๑)*╮「鞠莉ちゃん、ウチは、勝ちたい」 ╭*(๑˘ᴗ˘๑)*╮「μ'sにとって最後のラブライブ!ウチ等の9人がいた証を残す為にも!ウチは勝たなアカン!!!」
╭*(๑˘ᴗ˘๑)*╮「鞠莉ちゃん!意趣返しのつもりやないけど!降参して!ウチは!例え自分の手を汚したとしても!自分のこの試合は何とか勝たないかんのや!!」
╭*(๑˘ᴗ˘๑)*╮「皆!ゴメンな!封印するって約束してたこの【歌】!!使わせてもらうで!」轟ッ!!
ノξソ>ω<ハ6 「……………本気、なのね」
ノξソ>ω<ハ6 スウーーーーーーーーー…………
ノξソ>ω<ハ6 「【コワレヤスキ】!!!」
ノξソ>ω<ハ6 「【コワレヤスキ】!【コワレヤスキ】!!【コワレヤスキ】!!!【コワレヤスキ】【コワレヤスキ】【コワレヤスキ】【コワレヤスキ】【コワレヤスキ】!!!!!!!!!!」
ギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャ!!!! ノξソ>ω<ハ6 「9つの光弾…これが、私に出せるMAX…!私の【歌】より遥かに強い?舐めないで、私のこの【ソロ】に込めた想い…」
ノξソ>ω<ハ6 「見せてあげるわ!!フフッ…しっかし、可笑しいわね。戦いの場で、お互いがお互いの心配してるのに、本気でぶつかり合うなんて…」
╭*(๑˘ᴗ˘๑)*╮「せえやんな?ウチ達、友達だったら絶対エエ線言ってると思うんよ?」
ノξソ>ω<ハ6 「クスッ…ホントよね…!こういうときは、あの台詞、言いたくなるわよね?」
╭*(๑˘ᴗ˘๑)*╮「やん!」
╭*(๑˘ᴗ˘๑)*╮&ノξソ>ω<ハ6 「どっちかが死んでも、恨みっこなし!!!」
ノξソ>ω<ハ6 「【コワレヤスキ】×9ーーーー!【New winding road】ォォォォオオオオオオオオ!!!」
╭*(๑˘ᴗ˘๑)*╮「【純愛レンズ!!Ver,2!!!!】接近しちゃえ!!! Ton ton to とっしん!!!」 果南「ーーーーーーー!あの…………!馬鹿!止める間もなく始めるなっ!」ギリッ!
ダイヤ「お願い!無事で!!鞠莉さん!!!」
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
にこ「なにやってんのよ………!アホ希!!!」バンッ!
絵里「にこ…大丈夫…信じましょう?希は…帰ってくるわ…!!」
今は口にはしない、両陣営の不安。
どちらかの無事とはつまりーーーー
それでも今は。
どうしようもないほど、友を信じるしか出来なかった。 ╭*(๑˘ᴗ˘๑)*╮「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」
ノξソ>ω<ハ6 「ハァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」
グォバアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!
アキバリポーター「こ、これは…!とても直視できません!まるで太陽のような…!強烈な閃光です!!!!」
ツバサ(つくづく…フフッ!あんじゅじゃないけど、完っ全に…フルハウス!この世代に生まれてきたこと…!)
聖良「………私には…まだ足りていなかったのかも知れない…覚悟が」ボソッ
理亜「……私、もっと強くなりたい」ギュッ バチバチバチバチバチバチバチバチバチバチバチバチバチバチ!!!
ノξソ>ω<ハ6 (拮抗…!信じられない。本当の本当に私は全力。これだけなら、あの無限空想具現のヨハネにも相打てるほどの自信はあるのよ…?)
ノξソ>ω<ハ6(本当にこのままで……なっーーーーー!)グググッ
ノξソ>ω<ハ6 (フフッ…もう!優しくないのね、希!アナタへの心配をしてる場合じゃないーー気遣いは無用ってこと、ね…!お、圧され始めるなんて…!)ググググググッ!
╭*(๑˘ᴗ˘๑)*╮(ウチだけ後出しでは悪いやん?ウカウカしてると…このままウチが突っ切ってまうで…!まだ、ギアを上げていく!)
╭*(๑˘ᴗ˘๑)*╮(ウチは…ウチ等の未来の為に!勝たなアカン…! ) 『穂乃果「勝つのは私達ーーーーー」
μ's 「μ's!!!!」』
╭*(๑˘ᴗ˘๑)*╮(あの時の穂乃果ちゃんの…ウチ達の言葉を!嘘にしないためにも!)
╭*(๑˘ᴗ˘๑)*╮(もう、『もしも』あの時こうしていればって後悔は要らん!これからの『きっと』を信じて突き進む!) ノξソ>ω<ハ6 (本当に…なんて本当に凄いのかしら…!μ's、東條 希!私の【ソロ】は、発動させれば勝利を約束されると確信していたというのに…!)グググッ…
ノξソ>ω<ハ6 (それほどまで、未来を信じているのね…それほどまで、突き進む覚悟をを絶やさないと言うのね…!)ググググッ
ノξソ>ω<ハ6 (羨ましいなぁ…明るいなぁ…!…1つ、また1つと乗り越えても、次から次へと現れる私の苦難ばかりの人生…)ググググググッ!
ノξソ>ω<ハ6 (希…私はアナタの様に真っ直ぐに突き進むことはできないーーそして今日が、アナタと決勝で戦うという今日というこの日が、【私の新しい苦難ーNew winding roadー】)グッ!
ノξソ>ω<ハ6 (乗り越えてーーー私の『今まで』は正しかったのだと!証明してみせる!!)ゴアッ!!
「そして未来を掴むのはーーー!」
╭*(๑˘ᴗ˘๑)*╮「ウチやあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!」
ノξソ>ω<ハ6 「私よおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!」
グオアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!! にこ「勝ったわ。希が勝った」
絵里「ーーー疑うわけじゃないけど、根拠は?」
にこ「要るの?それ」
絵里「ううん…そうよね!」
真姫「大丈夫、希が勝つわ。理解だとか、そんなんじゃないわ。なぜならーーー」
花陽「希ちゃん…!負けちゃった私達の分を取り戻そうと…!」
凛「凛とかよちんの…!そしてμ'sの想いを全部、乗っけてくれてるんだね…!」
海未「流石です。希。どういう手段を取るにせよ、常に私達の事を…心より尊敬します」
ことり「うん!希ちゃんは負けないんです!誰よりも強くて、誰よりも優しい希ちゃんだもん!今もきっと…ううん!絶対!!」
穂乃果「私達の勝利を!誰よりも信じてる!!」 ╭*(๑˘ᴗ˘๑)*╮「届いたで!皆の想い…!ふふ…!全く鞭打つのは皆上手いんやからなあ…!でも、ガクついてた脚には、良い気合になったかな!」
╭*(๑˘ᴗ˘๑)*╮「腕も…もっとや、もっと跳ね除けろ!切り拓け!!この強い想いに勝ってこそ!ウチ達の想いは本物になる!!」
╭*(๑˘ᴗ˘๑)*╮「ウチの…【ウチ達の純愛レンズ】は!正しいんよ!!!」
╭*(๑˘ᴗ˘๑)*╮「どうりゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!」カッ!
ノξソ>ω<ハ6 「ぐっ!う……………!また圧され…!!」グググッ!ビキビキビキビキィ!!
ノξソ>ω<ハ6 (いや…!イヤよ…!絶対に、負けたくない…例え本当にここで死んでしまっても…!腕ぐらい千切れて飛んでもいいから!!)ビキビキビキビキビキビキビキビキ!
ノξソ>ω<ハ6 「そんなのどうでもいいから……!お願い力を振り絞って私!!勝ちたいの…!!!だからーーー」
ーーーーーーーーーーーービキィ
ノξソ>ω<ハ6 (あ…………………………っ)
「ーーーーーーって!!!!鞠莉ちゃん!!!」
ノξソ>ω<ハ6 (えっ……………………)
千歌「頑張って!鞠莉ちゃん!!」
ノξソ>ω<ハ6 (チカっち…)
曜「全速前進であります!!鞠莉ちゃん!!」
ノξソ>ω<ハ6 (曜…)
梨子「勝ってください!鞠莉さん!!」
ノξソ>ω<ハ6 (梨子…)
善子「何してるのよマリー!リトルデーモンでしょ!」
ノξソ>ω<ハ6 「善子…」
花丸「嫌ずら!鞠莉ちゃんが負けるはずないズラ!!」
ノξソ>ω<ハ6 (マル…)
果南「ここで、待ってる」
ノξソ>ω<ハ6 (果南…)
ダイヤ「鞠莉ちゃん…勝ちなさい!勝ってここに、帰ってきなさい!」
ノξソ>ω<ハ6 (ダイヤ…)
ノξソ>ω<ハ6 (ふふ…マルィーは幸せ者デース…こんなにもマルィーの事を思ってくれるFRIENDSがいるんだから…)
ノξソ>ω<ハ6 (Thank you, my FRIENDS!!でも…ゴメンね…)ポロッ
ノξソ>ω<ハ6 (皆の想い…この9つの光…こんなに強い光なのに…肝心な私がダメダメで…なんで……………)
ノξソ>ω<ハ6 (なんで私は…こんなに弱いのよ…………!)ポロポロ
ノξソ>ω<ハ6 (いやぁ…もう…限…) ーーーーーーーーーーーーーーーー
「理事長ォーーーーーーーーーーーーーーーーー!」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー 👀
Rock54: Caution(BBR-MD5:1341adc37120578f18dba9451e6c8c3b) ノξソ>ω<ハ6 (えっ………?)
「理事長!!まだです!まだ負けてません!!」
千歌「あっーーーーー!」
曜「う、嘘!まさかーーー!」
梨子「浦の星の、皆!!」
浦の星女学院生徒
ウワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア 理事長ーーーー! アアアアアアアアアア 頑張ってーーーーーーーーー! アアアアアアアアアアアア 私達のトップが!負けるもんかあああ! アアアアアアアア!!!!
「まだです!理事長!!その光がAqoursの力だって言うならーーーーー!」
「私達は!Aqoursの!!!!」
「【10人目だぁああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!】!!!!!!!」 アクアも嫌いじゃないし鞠莉推しだけどこういうSSだとついμ'sを応援してしまう
がんばれのんたん 聖良「理亞…」
理亞「はい…姉様…」グズッ
聖良「私はかつて、千歌さんにこういったことがあります…スクールアイドルとはアイドル一人では成り立たない。【歌】に込めるボルテージ。それを届けさせてくれて、応援してくれるファンが必要と…」
聖良「スクールアイドルにとって第1のファンとは自身の学校の生徒です。その絶対数の少ない浦の星女学院、ハンデを乗り越えるためにはAqours個々人の圧倒的なパフォーマンスが必須であると…」
聖良「どうです?私は正しいですか…?」ポロポロ
理亞「ううん…姉様もたまには間違えるんだなって…」ポロポロ ツバサ「ファンの熱い想いは…苦しいとき、辛いとき、そんなときこそ私達スクールアイドルに、絶対に届く」
ツバサ「それこそ熱い想いが、まるで【歌】の様に響く…まさに」
千歌「奇跡だよ…!」 ノξソ>ω<ハ6 「ああ………!皆…!」ボロボロッ
ノξソ>ω<ハ6 「届いたわ…!皆の【歌】が…!不思議…もう、腕が痛くない…!そして!」
キュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュ!!
ノξソ>ω<ハ6 「いくわ!希!苦難の先に見つけた、即興だけどーーーーーー!この【歌】で!!!私も未来に走り出す!!!!!!」
ノξソ>ω<ハ6 「【MIRAI TICKE】!」
キュボオオオオオオオオ!!!!! ╭*(๑˘ᴗ˘๑)*╮「10個目の…光」
╭*(๑˘ᴗ˘๑)*╮「あーあ、なんやそんなん…反則やん」
「流石に、勝てんよ。これはーキュオオオオ ╭*(๑˘ᴗ˘ オオオオオオオ ╭*(๑˘ オオオオオオオ ╭* オオオ……ォォォォンンンン ノξソ>ω<ハ6 「ハァ!ハァ!ハァ!!!ーーーーーーーー!」グッ!
フッ鞠莉「勝ったのは!私よ!!!」
パチパチパチ…「こればっかりは…ちぇ、認めなアカンなぁ…」
希「降参…もう!ウチの負けや!!」
希「なんて優しい光…あんなん浴びたらもう戦いどころやなくなってしまったわ」
審判「東條 希!降参を宣言!よって4回戦……」
「勝利ーーーー小原 鞠莉!!!」 ウ……………ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!
アキバリポーター「決ッ……………着ァァァァァァァァァクッ!!!!第4回戦を制したのはAqours 小原選…………のみならず!語弊を恐れず言うのであれば!こう言ってしまっていいでしょう!」
アキバリポーター「小原選手と!応援席の浦の星女学院、全員の勝利だぁああああああああああ!」
ツバサ パチパチパチパチパチパチパチパチパチパチ
聖良&理亞 パチパチパチパチパチパチパチパチパチパチ
謎の女(見せてもらったわ…アナタ達の未来…)グスッ パチパチパチパチパチパチパチパチ
観客 パチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチ!! >>294
やっちまった…このクソカス、ボケ、ゴミ、グズ…
この曲が特に好きという方すみません…
訂正です
ノξソ>ω<ハ6 「【MIRAI TICKE】!」
↓
ノξソ>ω<ハ6 「【MIRAI TICKET】!」
です
m(__)m 浦の星女学院生徒「…………urs…Aqours…Aqours!」
ザワザワザワザワ オッ… ザワザワザワ ナンダナンダ ザワザワザワザワ
浦女「Aqours! Aqours!!!Aqours! Aqours!!!」
聖良&理亞「Aqours! Aqours!!!」
謎の女「Aqours! Aqours!!! 」
ーーーours! Aqours!!! Aqours!!!Aqours!!! Aqours!!!Aqours!!! Aqours!!! アキバリポーター「……………!すみません…!実況なのに、言葉を失いそうです…!」フルフル
アキバリポーター「ハァーー!スゥ……!Aqoursコールだーーー!なんと、会場全体が4回戦のAqours勝利を祝うかの様に!Aqoursコールの合唱だああああああ!」
Aqours! Aqours!!! Aqours! Aqours!!!
千歌「なんなのだ…これ…!」
曜「私達を…お客さんが!呼んでるよ!千歌ちゃん…!」
梨子(………………)
善子「リトルデーモンが…こんなにたくさん!」
花丸「多分違うけど…まあ、いいっこなしズラ!」イッテルジャナイ!
ルビィ「ルビィ…今まで頑張って来たことも嘘じゃないけど…こんなに…今、自分がこんなにもスクールアイドルなんだってぇ…!うゅぇ…!」ウルウル
ダイヤ「堂々となさい、ルビィ…こんなに祝福してくださるお客様…アイドルなら涙ではなく、笑顔でお返しせねば…」
ダイヤ「そして…!」
果南「おかえり、鞠莉!」
鞠莉「Yeeeees! I AM…WINNER!!!!」
Aqours! Aqours!!ーーー…… Aqours! Aqours!!!
ツバサ「ーーー」
ザワザワ
ツバサ(流石に全員って訳ではなさそうね。さあ、どうする私のライバル?恐らく今日足を運んだお客様は、貴女達の勝利を疑わず試合を見ていた)
ツバサ(試合内容はともかく、数字だけで見れば、μ's…貴女達は1勝3敗。そんな状況に追い打ちをかけるように、このアウェー感)
ツバサ(見たくなったのよ…Aqoursの優勝を。今じゃ貴女達がヒールなのかも知れない……………覆してみなさい!この圧倒的不利を!) 希 ソォ…
希「あ、あはは…ただいまぁ〜。いやー!負けてもうた〜!ゴメンな皆〜堪忍してやぁ…」アハハ
μ's「…………」シーン
希「うっ…!ちょ、ちょっとぉ…皆して黙ってたら流石のウチも怖いん 穂乃果「希ちゃん!!!」ダキッ!
穂乃果「ほんとに…!ほんとに心配したよ!鞠莉ちゃんの光に飲まれた時…!ホントにじんじゃっだがどおぼっだよおおおお!」ウエエエエン!
希「ほ、穂乃果ちゃん!?」
ことり「ごめんなさい…!ごめんなさい!希ちゃん…!希ちゃんは私達の想いをぶつけてきてくれたのに…!ことりの想いが足りなかったから…」グイッ
希「こ、ことりちゃん…!」オロオロ
凛「ニ"ャアアアアーン!幽霊じゃないよね!?ギュッてしてもちゃんと触れるもんね!?良かったよぉ!暖かいよおおおお!」ギュー!
花陽「ゴメンね希ちゃん…!花陽たちが負けちゃったせいで…余計なプレッシャーを与えちゃったから…」シュン
希「凛ちゃん…!花陽ちゃん…!」
真姫「ぞう?あだじば、全部『ばがっ』でだげど、 グズッ ね? オバラ バビ、 の、最後の ズビッ あのビガリ…あでは、『ぼんじょう』だげを攻撃ずる、ヴェェェェ!」エグッエグッ
希「えーと…ホンマにゴメン…(いや、ホンマに…)」アセアセ
絵里「おかえりなさい希…!本当に無事で良かったわ…!」ウルッ
希「アッーーーゴメンな、絵里ち。同じ相手に2回も負けたどころか…皆がやりにくい状況を…」
絵里「馬鹿 クスッ。貴女が無事でいてくれた事で…皆、負けた事なんかどうでも良いけどーー」
絵里「その代わり!後に控えてる私達の応援!しっかりお願いするわ!想いは力になる…悔しいけど、Aqoursの娘達に改めてそれを教えてもらった!」
絵里「だからまだ希の戦いは終わってないわ!μ'sが優勝するまで!しっかり応援しててもらうんだから!」ニコッ!
希「…………!絵里ち…!」 にこ「こーら?希!一応、救護室行くわよ。怪我の少しもあったでしょうから、手当するわよ!」
希「にこっち…!」
穂乃果「えっーーー!希ちゃんやっぱりーー!?」
凛「そんにゃ…!まさか非道い怪我をー!」
真姫「ヴェエエエエエエ!!」ヴェェェェ!
にこ「っだーーー!うっさい!アンタ達、アイドルの端くれなら見てれば分かるでしょ!?それに念の為って言ってるでしょうが!!」
にこ「それにーーー次の試合の準備は出来てるんでしょ!?」
「はいーーーふふっ、逆境の中となりましたが、面白いです。取られてしまったお客様と…第5回戦の勝利」
「安心してゆっくり休んでください、希。私が全て、取り戻してみせます」
希「あ、ありがとな…!心強いで…!」
希「海未ちゃん!!!」
海未 ドン!
第5回戦
園田 海未 vs ーーーーーーー 海未「それでは行って参ります」テクテク
穂乃果「海未ちゃん!ファイトだよ!!」
ことり「ンミチャァァアアアアアア!!!」
凛「ニャーーーーー!」
にこ「ふー…全く…さ、行くわよ希」
希「ウッーーうん…」
絵里「にこ」
にこ「ん」
絵里(お願い…後は頼んだわ…) ベンチ裏通路ーーーー
にこ テクテク
希 テクテク
テクテク…ピタッ
希「う………………あ」
希「う、うえ…うわあああああああああああああああああ!」ボロボロ
にこ「希」ギュッ
希「ゴメンにこっち!ゴメン皆!ウチは!ウチは勝たなあかんかったのに!皆の応援でちゃんと!全力以上を貰ったのに!」ボロボロ
希「負けちゃった…!負けちゃったよにこっち…!ゴメン!本当にゴメン…!」
希「音ノ木坂の…!μ'sの…!3年生として…!皆をちゃんと導いていかなくちゃいけないのに!私が弱いせいで!私のせいで皆の想いをーーー無駄にーーー!」
希「うあ!うああああああああああああああああ!」ボロボロボロボロ
にこ「いーのよ…しっかり泣きなさい…それで楽になることだってあるんだから…後は信じましょ…!な〜に、大丈夫よ!私は勿論だけど…後のあの娘達はーーー」
にこ「強い!」 アキバドゥーム試合会場ーーーー
アリーナ・舞台ーーー
ザワザワザワザワザワザワザワ
海未「もう一度、言います」
海未「誰でもで良いのです。Aqours、貴女達の中でーーー」
海未「最強のメンバーを、私と戦わせてくださいーーーー!」
ザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワ
Aqours控えベンチーーー
「……………」スクッ
「固羅」
「どうして立ったの?可笑しいな、呼ばれたのは最強、でしょ?だったら…」ゴゴ
果南「私が行かなきゃ、お話にならないでしょ?」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
果南「ほら!どいたどいた!あの娘2年生だっけ?ナッマ意気だなぁ〜さーて、軽く思い知らせてあげよーかなん?」テクテク
「……」ギュ
曜「え、えーと…」アセアセ
千歌「か、果南ちゃん…凄い気合…ううん、怖い…」
ルビィ「やっ、やっぱり上級生の皆は…本当は怖いんだぁ…」
花丸「マルのお寺に禅修行に来てくれたとしても、アレに警策を打ち込む勇気はないズラ…」
善子「ギラン…」ガクガクブルブル
鞠莉「Oh,…短気ね〜まあもう挑発されたるなんてこと…予備予選のせいで東海地区じゃ、まず有り得ないデースものねぇ…」
ダイヤ「そうですわね…力を誇りとして戦い抜いてきた果南さんですもの…そのプライドを逆撫でするような真似、いくらμ'sの武闘派、園田 海未さんだと言えど…余りにも軽率」
ダイヤ「それ程までの自信だけでも裏打ちされた強さ…だから決して、『貴女』の事を馬鹿にしたわけでは無いのですわ?」
ダイヤ「梨子さん」
梨子「………」ギュッ 曜(ダイヤさん!ナイスフォロー!!)
梨子「……そう、ですね。身内で醜い争いをしてる場合じゃないですね…ごめんなさい」
梨子「私達で…μ'sに勝てればそれで…」ボソッ
千歌「……………」 アキバリポーター「さあ!今!舞台上に第5回戦の二人が揃ったぁ!μ'sーー園田 海未! Aqoursーー松浦 果南!!共にガッチガチの武闘派としてその名を全国に轟かす両者の対戦に決まったぁ!」
アキバリポーター「園田選手は言わずとしれた園田流武術の継承候補。対する松浦選手は…えー…申し訳ありません。私、初めて見たとき可愛いなぁと笑んでしまったのですが…」
アキバリポーター「アピールポイント:『筋力と泳力』とのこと。しかし、今ではこれには頷きこそすれ、もう一笑に付す選手はいないでしょう!」
アキバリポーター「なんと松浦選手!ここまでに出場した試合!豪腕一閃!全て一撃で決着をつけています!!」
ウオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ カナンチャーン! オオオオオオオオオオオオ ダイテーー! オオオオオオオオオオオ!
アキバリポーター「準決勝!あのSaint Snowでさえ、松浦選手との試合は避けたほど!!」
《クッソ今更ですがメンバー数に不利のあるチームは試合方法をある程度選択する権利があります。という妄想。ex:2対2戦や対戦相手の指名など》 聖良「いえーーアレは私は千歌さんとの決着をつけるためであって。松浦さんを恐れたわけではありません」ウンウン
理亞「そう!私もルビィとの決着の為だっただけ」ウンウン
謎の女(あれ…?確か準決勝は黒澤姉妹との、姉妹対決だったはずじゃ…?ああ、焦ってうっかり口を滑らしたの…。それくらいにはーーー)
聖良&理亞 ウンウン
謎の女(怖いのね…松浦さん)
アキバリポーター「Aqours最強と噂されることも少なくない松浦選手!この試合…まさか…まさかとは思いますが!」
アキバリポーター「あの!園田選手ですら一撃で地に臥してしまうのか!?」
果南「フフ」スッ
ウオオオオオオオオオオオオオオオオオ!
Aqours! Aqours!! Aqours! Aqours!!Aqours! Aqours!!
海未「……………」
アキバリポーター「ああっと!ここでまたAqoursコールだぁ!松浦選手!握りこぶしを高々と突き上げてのアピール!!!」 Aqours !Aqours!Aqours!Aqours!Aqours! 「【ラブアロー…………… AqoursAqours!Aqours!Aqours!Aqo シュートォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!】」ビリビリビリビリビリッ!
/cVσ_VσV「【バァン】」
μ's「【ウッ!】」
シ……ンンンン 果南「ふふ!ひさしぶりに本気か出せそうかなん?」
果南「【ご機嫌いかがかなん?】」
Aqours「【ダイブいい感じ!】」
「【よーし…じゃあ】」
∫∫( c||^ヮ^|| 「【ハグ、しよ?】」ゴゴゴゴ…
ザワザワザワザワザワ…
審判「だ、第5回戦ーーー」
「はじめええええええええい!!」 アキバリポーター「い、異様な雰囲気で第5回戦が始まりました…!両選手の気合いといいますか…張り詰めた緊張感は会場の空気を一変させてしまいました…」
ツバサ「ーーー正直、私もこの試合がどうなるのか…単純な推測が簡単に裏切られてしまうハイレベルな戦闘となることだけは容易に想像がつく、と言うことはできます…」
アキバリポーター 「こ、れは…。どうやらこの勝負…見る者の瞬きすらも許してはくれないのかも知れません…」
ーーーーーーーーーーーー
∫∫( c||σ_σ|| 「ーーー」
/cVσ_VσV「ーーー」
千歌「二人共…」
花丸「動かないズラ…」 ∫∫( c||σ_σ|| 「ーーー」
/cVσ_VσV「ーーー」
真姫「お互い、腹の探り合いってやつね…動いてないけど…動いてる」グズッ
凛(まだ泣いてるにゃ…)「凛!知ってるよ!映画で見たことある!先に動いた方が負けなんだって!」
ことり「実際そうだよ…超高度な読み合いの中で、行動として先に動いてしまうということは…戦闘、取り分け接近戦で最も貴重な『情報』を相手にあげちゃうことなんだもん…」
穂乃果「本気の本気の海未ちゃん…久し振りに見たよ!」 聖良(なんていうことです…!根本的に、あの二人は私達スクールアイドルとは『違う』ーーー!)
ツバサ(常に戦闘に身を置き、戦闘の中で成長し、戦闘の中で死ぬ…恐らく、勝ち負けの概念を度外視して、それすら辞さない覚悟で日常と供にしていたはず…!)
∫∫( c||σ_σ|| 「ーーー」
/cVσ_VσV「ーーー」
謎の女(あの二人…敵として自分と同じ、正しく『同類』に会うのは初めてなのかしら…?不器用なほど嬉しそうにはしゃいじゃってーーー)
謎の女(パンチがああ来たら、こう。キックがそう来たら、こうーーー聞こえてくる様よ、貴女達の会話。試合前の歪み合いが嘘みたいに楽しそう…)
謎の女(でも他の娘達には、このひりつく位にピリピリした空気は怒りの色に染め上げらて見えているでしょうねーーあの二人はただ真剣なだけだというのに)
謎の女(皆、まだまだ若いわね)クスッ
理亞(姉様とこの人との間にいると…温度差で風邪引きそう) シーーーーーーーー………………………ン
唾液を飲み込む音、はたまた呼吸音すら躊躇われるような緊張感は、しばらくドームを無音で満たした
そしてそれを破ることが許されるのは、舞台の上の二人だけであって実際ーーー
/cVσ_VσV「ーーーもうお終いにしましょう」
沈黙の帳を破り捨てたのは、海未だった ーーーーーーーーーー
ーーーーーー
ーーー
審判「何をしとる早く持って来んか馬鹿者がぁ!」
救護班「担架だ…AEDも!急げ!!」
ザワザワザワザワザワ エッ…ナニ…? ザワザワザワザワ ウソ…ドウシテ…? ザワザワザワザワザワザワ
海未 クルッ スタスタ…
果南「」
ザワザワザワザワザワ…
ザワザワザワザワ…
ザワザワザワ…
ザワザワザワザワ…
ツバサ「う、そ…」
聖良「一体…何が!?」
審判「ーーー」ジッ
救護班「ーーーー」フルフル
審判「ーーー」コクリ
審判「勝負アリ…!5回戦、勝者! 園田 海未!!」
シン… アキバリポーター「えっ?終わったの…?」
マイクを通した間抜けた拡声は、水を打ったように静まり返るドゥームに響き、そして
試合は…?
えっ、終わり?
おい、海未ちゃんなんで帰ってくの…?
は?!なにしたの?いつ?
いやぁ!果南ちゃん倒れてる!?アクシデントじゃないの!?
おいなんだこれ!実況ちゃんと仕事しろよ!わけわかんねぇぞ!
えっ?!ねえどっち!?どっち勝ったのよ!?海未ちゃん?海未ちゃんなの?!
ぽつりぽつりと、やがて大きく、不細工な喧々囂々に膨れ上がった 海未「…」スタスタ
え?大丈夫なのこれ?!
海未「…」スタスタ
気づいたら果南ちゃんが倒れてて…あ、でも開始の時より二人の位置近かった…
海未「…」スタスタ
おい!?なんだよこれ!ちゃんとやったのかよ!
ピクッ 海未「…」スタスタ
もしかしてさぁ…これ、ヤラセじゃね
海未「…」ピタッ
ザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワ
スゥーーーーー…
海未「喝ッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」 ビリビリビリビリビリ…
海未「ぐっ……」ズキリ
海未「巫山戯ないでください…何も知らない外野が好き勝手…」
海未「私達の決着に物言いがお有りと言うのなら…全員!ここに降りて来なさい!そして、不肖この園田 海未!全身全霊を持ってお相手いたしましょう!。八百長があったかどうか、私が教えて差し上げます…」
シン……
「あー…もういい…良いって…大丈夫。ちょっと、そこどいて…」
海未「!」クルッ
果南「よっ!イテテ…やっぱり痛いものは痛いかなん?」
海未「フッ…もう立ち直ったのですね。こっちは折れたアバラが激痛で悲鳴を上げてるというのに…」
果南「よく言うよ!人のこと本気で殴っておいて!こっちだって当たりどころが悪ければ下手すりゃ死んでたよ!?」
果南「まったく…んっ」スッ
海未「私は古い家元の生まれですが…」
ギュッ
海未「握手、というものも悪くないものですね」
果南「紛れもなく、キミの勝ちだよ!うん?年下に負けたのって初めて?……………ねえ、やっぱりもう一回やらないかなん?」
海未「それはご勘弁願います。フフッ…勝った私のほうがダメージが大きいとは情けない話です」 果南「ーーーーーありがとう。逢えてよかった」
海未「こちらこそ」
海未&果南 クルッ スタスタスタ…
ザ…ワ…ザワ…ザワザワ…
ヤジの様相こそ無くなりはしたが、再びドゥームに戸惑いが生まれる…
聖良「観客席から見てても、両者見合って、刹那、松浦さんは倒れ、園田さんが立っていた勝負が終わっていた…いつの間にかお互い肉薄して…」
理亞「……あれ?」キョロキョロ
理亞「あの人が、いない…」 アキバリポーター「り、両者…両者、お互いの健闘を讃えてあっております…が、しかし…あ、余りにもハイレベルすぎる戦いだったと言えば良いのでしょうか…?」
ツバサ「恥を忍んで言わせていただければ、舞台の上でなければ私にも…」
アキバリポーター「なんというこ 「ちょっとマイクお借りするわね?」バシッ! アー!ワタシノマーイク!
「はーい!皆さんこんにちは〜!」
シ〜ン
聖良「えっ!?あの人…何を?!」
理亞「あっ…いた…」
ツバサ「………えっと…うん。どなたかしら…?」
ザワ…ザワザワ…ヤザワザワ…
謎の女「さーて!呼ばれても飛びでてもいないけどこんにちは☆アキバドゥームのみなさ〜ん?今の第5回戦…」
謎の女「何が起きたかわからないってお客さんばっかりみたいねぇ?確かに一瞬で終わってしまった、それ故に名残惜しい試合ではあるけれど…」
謎の女「私なら皆に解説できるけど…知りたくない?」 1 名前:名無しで叶える物語(たこやき) :2018/11/22(木) 19:37:14.81 ID:ZWGTeZCC
チャンネル概要
浦の星女学院のスクールアイドルAqoursのメンバーがぼそぼそ喋るラジオ番組『Aqoursラジオ(仮)へようこそ!
ラジオ配信を中心に、みんなとやりとりをしていけたらと思います。
そんなのんびりした内容でお届けしたいと思います。
どうぞよろしくお願いします!
メールアドレスはこちら!
aqours.radio@gmail.com
質問箱でもおたよりを募集しています!
https://peing.net/ja/aqours_radio?event=0
高海千歌より ザワザワザワザワ…
は……?てかさ…誰?
ザワザワザワザワ…
おいふざけんな!大会中止になるだろ!
ザワザワザワザワ…
運営なにしてんの…不審者でしょあれ?
ザワザワザザザワ…
でもさ…あの声、どっかで…
ザワザワザワザワ…
アキバリポーター「え!?あ!サングラスに…マスク?…不審者だ!?ぎ、ぎゃー!助けてー!スタッフさーん!」
聖良「一応…、どうします理亞助けに行きます…?」
理亞「そうするけど…出来れば他人のフリがいいな…」
ツバサ「貴女…何処のどなたか知りませんが…これ以上試合を侮辱するような悪ふざけは、身を滅ぼすわよ…?」ユラッ
謎の女「あら凄い殺気…試合を侮辱…?ふ〜ん…」
謎の女「若造が調子に乗らないでね?」ゴッ ツバサ(ーーーーーーーー)ヘタリッ
ツバサ(え…?床…冷た…。あれ?どうして私、英玲奈とあんじゅ…どうして今2人のこと思い出さずにいられないんだろう…)
謎の女「あらあら!ごめんなさいね!流石にちょっと大人気なかったわね!そうよね…二人の試合に感化されて思わずこんな暴挙に出ちゃったけど…」
謎の女「いきなりこんな格好をした人間がマナーの型破りをしたら誰だって驚くわよね…ごめんなさいね!」スッ…
謎の女「申し遅れましたがワタクシ…」バサッ
「こういう、ものです」 三連休なんだ…!ライブもないんだ…!
出来るだけのことはするぞ…!
遅筆本当に申し訳ないです…
どこかの試合はせめて書き溜めぶつけられたら…!
お世話かけっぱなし、感謝よりもお詫びの気持ちが勝ってるのが情けないです… >>328
せめてそこまではやらせていただかなくては漢の恥と存じております!
頑張ります!
こんなお目汚しにお付き合い、やっぱり感謝です…! 読んでるよ面白い
プレッシャーとか感じず伸び伸びやってくれ えっ……?いや、だから…ん?
ザワザワザワザワザワ…
誰だよ…?……じゃねぇ!
ザワザワザワザワザワ…
えっ!?嘘!まじかよ!えっ!?
ザワザワザワザワザワ…
ほ、ほ〜らね…?私はわかって…いや、イヤァァァァァァァァァ!
ザワザワザワザワザワ…
『サ…サ、
サク…
サクラウチ』だぁあああああああああああああああああああああああああ!!! キャアアアアアアアアアアア!
嘘だろ!?あの伝説のアイドル…!
イヤアアアアアアアアアアア!
ある時は魔法少女…ある時は7代目火影の妻!ある時はハートでキャチーなプリキュアの…あの!?
ウオオオオオオオオオオオオ!
バーカ!七人のナナっぽい何かのときもあったろうが!ダマレ!オッサン!
合わせて1京2858兆519億6763万3865個のスキルを持ってるとも聞いたことあるぞ!?
火影じゃないときの伊賀の忍者の方じゃ、異能を打ち消す瞳の持ち主だとか…!
い、今はポルシェ・911に乗る外事四課課長の女性警察官してるんだろ…?
ニワカかお前は!?今は引退して静岡で主婦してるって…とにかく!
あの!『サクラウチ』だ!!! 穂乃果「…………?すっご〜く、有名な人…だよね?」
ことり「ほ、ハノケチェン…それは流石にいくらなんでも…。本物…DOGなDaysの犬耳美少女…か、かわいい〜!」
凛「凛!知ってるよ!!絶唱って歌を歌うと死んじゃうんだけどなかなかそんな事にならない青い髪のシンフォギーな人だよね!」
絵里「す、凄い…このオーラ、素人では絶対にないチカ…!」
真姫「そういえばパパがNOëL?やシスプリ?の頃から大ファンだって言ってたことが…」クルクル
花陽「い"や"ぁあ"あ"あ"あ"あ"!『サクラウチ』?えっ!『サクラウチ』!に"ごぢゃん本物だよぉ!ダレガダズゲデェェェェ!!」リンハ コッチノカヨチンモ スキニャー アキバリポーター「な、なんと!あのサクラウチ!サクラウチです!日本全国各地で数々のライブと成功と!全てにおいて感動を生んだ、あの!」
アキバリポーター「多くに惜しまれ引退なさって久しい彼女ですが…!なんと今日!ここアキバドゥームに…!えっ?これゲストじゃないの!?聞いてないぞラブライブ運営ーーー!」ワカリマセーン!
ツバサ「な、ななななななななななななななななななななななななななななななななななななななななみず○なな…!」
聖良&理亞 ポカーン
海未「す、凄い…本物なのですか…?」
果南「う、うーん…私達の試合なんだけどな〜ん?」
果南(そ、それより…)チラッ メギャア!
「ーーーーーー!」ギリギリギリギリッ!
千歌「!?」ビグッ!
曜「ちょっ?!落ち着いて!?」ガバッ!
ダイヤ「!?やめなさい!止めますわよ!」
鞠莉「Oh!ベンチ壊れてしまってまーす!」
1年生's(やっぱり上級生って…怖い)ガクブル
梨子「お…お『母』、さんーーー!」ギリィ! 梨子ママ「ありがとう〜!皆!う〜ん!何時になっても声援は嬉しいわぁ!キャピる〜ん☆」フリフリ
キャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!
梨子「あの…!いい歳こいて、あのク○○○ア…!!!」リコサン!ハシタナイ! イヤイヤ!ソレハ ホントニ ダメダヨリコチャン!
ガチャ
ゴシゴシ 希「なになに!?どうしたん?!エラい悲鳴やん!?」
花陽「あ!お帰り!本物ちゃん、本物ちゃん!!本物の本物のなんだよ!本物みたいでしょう!本物おおおお!」カヨチーン!
希「何言うとるか…チラッ …どっひええええ!ホントに本物やん!!?」
にこ「あ…『サクラウチ』…」ペコリ
絵里「………?にこ?」 梨子ママ「さてさて!お遊びはここまで!それよりも貴女達ー!さっきの試合のこと!知りたくないかーい?」
知りたーい!
梨子ママ「そうだよね〜!だったら先ずーーー」
梨子ママ「全員。反省」
えっ… シーン…
梨子ママ「さっきの試合……確かに…確かに、『訳がわからない』皆の言いたいことも、分からなくはない」
梨子ママ「ド派手なショー感覚を求めて観に来てるお客さんだって、ここにいても悪いことではない。ここはスクールアイドルの『祭典』だからね…」
梨子ママ「でも、でもね?この二人の戦いは、凄いの。アイドルとしてで言えば…確かに皆をおいてけぼりにしてしまったかも知れないけど…」
梨子ママ「蛇口の水滴がシンクに水打つような…時計の針が一つ先に進んだその瞬間のような…プライドとプライド、己の全てをただの一瞬に尽くしたそんな試合だったの…」
シ…………ン ゴクリ
穂乃果(凄い…!【歌】を歌う訳でも、戦ってるわけでもない…ただ喋ってるだけでここに居る5万人…全員が耳を傾けてる…)
梨子ママ「ごめんごめん!前置きが長くなったわ!それではーーーーー
ーーーーーー
ーーー
ー /cVσ_VσV「ーーーもうお終いにしましょう」 フッ…
∫∫( c||σ_σ|| (隙?!ーーーを作ったに決まってるか…こりゃ罠だ。)
∫∫( c||^ヮ^|| (だからといって飛び込まなきゃ損かなん?確かに必殺の機会とここを選んだのかもしれないけど…諸刃の剣)
∫∫( c||^ヮ^|| (私はただ…私の『最強』を真っ直ぐぶつけて押し通る!)
∫∫( c||^ヮ^|| (貰ったよ!園田 海未!)「【さかなかなんだか?】!!!」 /cVσ_VσV(消えーー!いえ!これです!何と戦っていたのか、そもそもなぜ私は戦っているのか…その目的ごとまるで無かったかのように錯覚さてしまいそうなほどの…)
/cVσ_VσV(『認識阻害』…というべき【歌】!まるで光も届かない深海に突然に引きずり込まれたような…!)
/cVσ_VσV(襲ってくるのは鮫ですか?鯱ですか…?だとして目に見る姿も、足運びの音も…何よりあの凄まじい殺気すらも感じられません…)
/cVσ_VσV(もしかしたら触れられた感覚も無くなり、もう一撃を貰って最早、病院のベッドの上の夢の中の悔恨なのかもしれません…が!)
/cVσ_VσV(私は誰ですか…?園田流が嫡女!園田海未!戦いの中で戦いを忘れるほど愚かではありません!)
/cVσ_VσV(必ず!ここから、来る!私はただ…!迎え撃つのみ!)
/cVσ_VσV(私の『特性』ーー園田流!『明鏡止水』!!並びにーー!)
/cVσ_VσV(感覚を極限まで加速、上昇させます!)「【勇気のReason】!!」 ∫∫( c||σ_σ|| (残念だけどーー遅い!)
/cVσ_VσV(ーーー!皮膚!頬!既に!彼女拳ーー!)
/cVσ_VσV(ゆっくり食い込んで…!怖がるな!私は!負けるわけにはいきません!)
/cVσ_VσV(希ーーー私達の未来を信じ、背負い、死へと立ち向かう…貴女の【純愛レンズ】は、正しかった)
/cVσ_VσV(しかし、かような覚悟までも突き破り、彼女たちは、Aqoursは勝利した…【MIRAI TICKET】。素晴らしい光でした…)
/cVσ_VσV(足りなかったのかも知れません…私達なら勝てるという、無自覚の慢心…希。悔しかったはずです。相手の命を奪う覚悟で挑み、結果、相手に勝利を譲り、己の命までもを助けられた…)
/cVσ_VσV(もしかしたら今頃、影に隠れて泣いているのかも知れません…)
/cVσ_VσV(………………嫌です)
/cVσ_VσV(もう誰も泣かせたくない。勝って、皆で笑える未来でありたい)
/cVσ_VσV(戦いで明け暮れる音ノ木での日常ではありましたが…私達が勝利の礎となることで、そんな日常に身を置く在校生を…これからの音ノ木生の新入生に)
/cVσ_VσV(安心して貰いたい!ここを選んだ自分達は、間違いじゃないと!)
/cVσ_VσV(だからーーー!私は勝たなくてはならないのです!)
/cVσ_VσV(私もそんな『私たち』の1人とあらんが為にも!)
/cVσ_VσV(私は私の未来をここに示します!!)
/cVσ_VσV「【私たちはーーー
ーーー未来の花】!!」 ∫∫( c||^ヮ^|| (このまま…!殴り抜く!ごめんね…キレイな顔だけど…!)
∫∫( c||^ヮ^|| (私は!最強だ!だからここは勝たなきゃいけない…私を最強足らしめてくれる、Aqoursの為にも!)
ズズッ…
∫∫( c||^ヮ^|| (嘘でしょ!?この状況で一歩前に進んで、躱すつもり!?私の姿は認識できないはずなのに!)
∫∫( c||^ヮ^|| (否!私は触れてしまっている!私自身の殺気で!拳で!)
∫∫( c||^ヮ^|| (コイツは私と同じ…戦闘狂だ!皮膚と皮膚が触れ合った瞬間から!私の存在!姿勢!攻撃方法!全てバレてしまったかなん?!!」
∫∫( c||^ヮ^|| (だからーーーどうした?このままで良い!余計な事を考えず…小さな力点のズレごと巻き込むつもりで…)
∫∫( c||^ヮ^|| (殴り抜………待て…拳から伝わる情報…触れているのは私も同じ!筋肉の微細な蠕動だって逃さない!だけれどこれは…!)
∫∫( c||^ヮ^|| (筋肉の『質』そのものが変わっている………!いや!違う!これは!)
∫∫( c||^ヮ^|| (『成長』している!!) /cVσ_VσV そう!私の【ソロ】!【私たちは未来の花】で…貴女を倒せるレベルまで自身を強制的に成長させてます!
ギュオッ!
ーーーーッチ
∫∫( c||^ヮ^|| ………あの時点からのさらなる加速して私の一撃を切り抜けた…メチャクチャかなん?無事じゃすまないよ?身体…
/cVσ_VσV いいんです…何れにせよこの【歌】はほんのちょっぴりだけしか…それでも私は、この一瞬に全てを…いや、未来を賭けます!
ゴッ!
∫∫( c||^ヮ^|| グッ!… こりゃあ…参ったね…完全にカウンターだよ…今まで色んな相手と戦ってきたけど…変身してパンチを逸らされるなんて…だけど!
∫∫( c||^ヮ^|| 【GALAXY HidE and SeeK】!!!
ズオッ!
ゴシャア!
/cVσ_VσV かっ…は!ア、アバラが…! 腕がもう一本…!貴女も大概化け物ですね…文字通り、こんな、奥の手を…
∫∫( c||^ヮ^|| この大会、私に2撃目を振るわせたのは他の誰でもない!キミが初めてだよ!誇っていいよ!
∫∫( c||^ヮ^|| さあ!着けるよ!勝敗!!お互いあとは腕を振り抜くだけだ!認めるよ!園田 海未!
/cVσ_VσV ええ!松浦果南!これ以上の会話は無用!!後は、立っていたほうが勝ちです!決めましょう!!
/cVσ_VσV & ∫∫( c||^ヮ^|| どちらが最強かーーーーー! ーー
ーーーー
ーーーーーー
梨子ママ「以上が、第5回戦の顛末…結果は皆さんご存知の通り」
梨子ママ「私はこの試合、称賛こそされるものであって眇眇の罵倒も許されてはいけないと考えております」
梨子ママ「どなたか、いますか?」
…………………………………
パチ
パチパチ
パチパチパチパチパチパチパチパチ…
パチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチ!
ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!
アキバリポーター「不届きを思い知らされました…!全ての試合をどんな形であれ実況をお届けすることが責務であり、使命とすべきである筈のこの私が…!」
ツバサ「同じスクールアイドルとして…私も…!悔しい…!ありがとうございます!サクラ…あれ?いない…?」
パチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチ…!
理亞「これが…元とはいえ、アイドルのトップ・オブ・トップス…!あの人…凄い!」
聖良「何処か、これで良いと甘えた自分に鞭打ってやりたいです…帰ったら…いえ!今ここで!日々是特訓です!」ウデタテヨーイ
理亞「姉様?!流石にそれはやめて!皆に見られてる!?」
梨子ママ「ふふっ!やっぱり若いっていいわねぇ!」ふわっ! イチ! ニ! サン! シ!
理亞「あ、お、おかえり…なさい…サ、サクラウチ、さん…」オドオド コンナンジャタリマセン!モット ワタシニ フカヲ!
梨子ママ「いやよ理亞ちゃん!そんなに畏まらないで!今日の皆と同じお客さん!後は一緒に見守りましょう!この決勝を!」 イイデスヨ…キテマス!モット ヨロコンデクダサイ! ワタシノ ジョウワンニトウキン‼
梨子ママ「ほ〜ら!聖良ちゃんも!見るのも勉強よ!とりあえず…腕立てやめよ?」
聖良「えっ!…あっ!はい!サクラウチ先輩!!」ハァハァ!
梨子ママ(せ、先輩…わ、若いわぁ…?)
理亞(姉様………えっと…姉様…)ハァ パチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチ
海未「悪くは…無いものです。強敵と巡り会えて…勝って、祝福されるなんて」スタスタ
海未「フフッ…あツゥ…!笑うと、アバラに響くというのに顔のほころびが止まりません」スタスタ
海未「よくにこや花陽から聞かされる伝説のアイドル…ですか。これは感謝してもしきれませんね。フフッ アイタ」スタスタ
海未「しかしーこうして怪我してると、ベンチまでが遠いですね…おや?」
「お疲れ様でした、海未ちゃん!ありがとね!これからの戦い…いっぱい勇気もらいました!」
海未「何を言うんですか全く。こと戦闘において言えば臆してる貴女など、一度たりとて見た覚えはありませんよ?」
海未「まあ、お先させて頂きました。Aqours一辺倒のムードからは、少しは取り戻したつもりです…だからどうか、私に続いてください」
海未「ことり!」
ことり ドン!! 果南(やってしまったかな〜ん…ホントはここは絶対に勝たなきゃいけないところだったのにな〜ん…)スタスタ
果南(応援して盛り上げくれるお客さんには本当に悪いけど…3勝2敗、数字で見れば勝ってるけど、実際のところ私達があげた勝ち星は鞠莉の1つくらいなもんだ…)スタスタ
果南(vs小泉戦は圧倒していたルビィだったけど、相手の【ソロ】の衝撃だけで気絶…vs星空戦もマルの粘りも褒めなきゃだけど、向こうの体調が万全だったらと思うと危なかった)スタスタ
果南(vs西木野戦…【歌】の無効化?それなんてチートかなん? vs東條戦…あんな綺麗なミラクル…そうそうないかなん?)ウラヤマシイケド スタスタ
果南(そして…海未ちゃんと私…殆どが負け………うが〜!あんだけカッコつけて臨んだのに、この体たらく!)ティタラァク!
果南(割と今すぐ、なんとかもう一回戦えないかな…ん?)
「ーーーなんで本気で戦わなかったの?」
果南(ありゃ、怒ってる?)「いや、本気だよ?舐めないでよ。実際【ソロ】も使ったし」
「そうだけどさ…!あんなの果南ちゃんの戦闘スタイルじゃないじゃん!!」
果南「怒鳴らない怒鳴らない。私は『最強』だよ?どんな戦い、挑まれ方でも勝たなきゃいけないのが『最強』!ーーーまあ?今回の?言ってみれば『一撃対決』での『最強』はさ?海未ちーーあの娘に譲ってあげたけどさ?」
「…もういいよ。果南ちゃん。私は私のスタイルで勝ってくるから」タッ
「果南ちゃんの分までさ…」ボソ
果南「…!ったく…素直じゃないコーハイだなぁ…ま、ありがとだよね?だから頑張んなよ!」
果南「曜!」
曜「渡辺 曜!行くであります!」バン! 曜「ーーーハア!」ブアッ!
曜「前逆さ宙返り…」
曜「3回半ーーー抱え型!」
クルクルクルクルクルーーー
曜「よっと!」スタ!
ウオオオオオオオオオオオオオ!
アキバリポーター「あーーーっと!なんと!Aqours 渡辺 曜選手!とんでもない身体能力を魅せつけての登場だあーーー!」
アキバリポーター「対する μ's 南 ことり選手!何処か静かな面持ちでこれを迎えております!明朗としとやかさ、まるで対称的な二人が舞台に並んだ!ということは〜!」
アキバリポーター「第5回戦から息つく暇なく第6回戦を繰り広げようというのは!この二人だあああ!」
南 ことり vs 渡辺 曜ーーー
ツバサ「正直ーーさっきので解説としてここに座らせてもらってるのが恥ずかしくなってきてますが…ここで全てをしっかり見させてもらうわ!μ's vs Aqours! 余す事なく!」
アキバリポーター「はい!そーです!私も実況者としての初心を、どちらかに戻られてしまった『サクラウチ』氏から再び注入してもらった思いです!やり遂げますよ!ええ!」
ゴオオオオオオ…!
聖良「分かります!その気持ち!!」ゴオオオ…!
理亞「姉様…体育会系はもういいから…」
梨子ママ「私もちょ〜っと、派手にやりすぎちゃったかなぁ…まあ、でも!皆元気になったんならアイドル冥利に尽きるわね!元、だけど」
理亞「え、えぇ…」
梨子ママ(一人を除いて…ね)チラッ
梨子「ーーーーーー」ギュッ
梨子ママ(梨子……) 曜「はいはーい!」ビシッ
ことり「チュン!?」
曜「言っておくけど私は端から全力で行くであります!それに!!」ビシッ!
海未「…?私…ですか?」キョトン
曜「一応言っておくけど!果南ちゃんの『特性』は『無呼吸』!無限連打で相手を追い詰めてから【ソロ】って言うスタイルがホントの果南ちゃんの本気なんだ!だから…果南ちゃんはまだまだ負けてない!」
曜「どうだ!参ったか!」ババーン!
海未「え…?あ、はい…?」
果南「おーい!?バカ曜!まさか私の分までってその説明のことじゃないだろうね!?そうだとしたらかなり恥ずかしいよ!?私が!!」ガビーン
曜「!南 ことりさん!」ビシッ!
ことり「ピィ!?」
曜「なので!私は自分らしさって言うのを最後まで貫き通した上でアナタに勝つであります!果南ちゃんみたいなバトルマニアで相手の策に誘われ溺れるなんて言う真似は…」
曜「私は!しない!」敬礼!!
∫∫( c||#^ヮ^|| 「はい、後でドゥーム裏ね」ピキピキ
千歌「ヨーちゃん!なんかカッコイイぞ〜!千歌も試合の時にやってみたい!」キラキラ
鞠莉「Ohhhhhh!曜〜!ナイスパフォーマンスデース!これにはMs 南も驚きのハズ!!」プクク
善子「なんか…!いい…!バトル漫画の戦闘前の掛け合いみたい…!」
ダイヤ(ここにも…お馬鹿さん達がいましたわね…) アキバリポーター「なんと言えば良いのでしょうか…?先程までの気合が、一気に削がれていくような…」
ツバサ「Aqours…あんな娘もいるのね…元気ね、うん」トオイメ
ワハハハハハハハハ…ヤッパリAqoursッテ オモシロイネ! アノμ'sガコマッテルw
希(会場の空気が和やかに…追い上げはじめたウチ達の流れがまた変わりそうやんね…まさかこれを狙って…!って…)
曜「ところでやっぱり音ノ木の制服ってプレザーとリボンの取り合わせ可愛いですよね?これ!私が勝ったら貰えませんか!?」キラキラ
ことり「………ピィ!」アセアセ
希(やっぱりなんでもないやん?) 曜「よーし!それじゃあ早速いっくよ〜?【全速前進】!!!」
Aqours「【ヨーソロー!!!】」
曜「【からの〜?】」
Aqours「【敬ッ!】」
(*> ᴗ •*)ゞ「【礼ッ!】」ビシィ!
(*> ᴗ •*)ゞ「準備万端!!曜ちゃん号!船出の刻であります!!」
ウワアアアアアアアアアアアアア!
Aqours! Aqours!!!
(*> ᴗ •*)ゞ「えっへへ!」フリフリ
ドオオオオオオオオオオオ ヨウチャーン!!カワイイィーー! オオオオオオオオオ オレノタメノミソシルヲマイニチツクッテクレー! オオオオオオオオ! ことり「……よし!ことりもいきます!!」
ことり「【アキバドゥームのみなさ〜ん!盛り上がってか〜い?】」ノウトロ
μ's「【イエーイ!】」
ことり「エヘッ!【盛り上がってくれないと〜?】」ノウトロ
(・8・)「【ことりのおやつにしてやるチュン】」
μ's「【チュンチュンチュンチュン!!】」
(^8^)「チューッチュンチュン!愉快チュンなあ!皆でお馬鹿な面しちゃって!そんなにことりの事が恋しいチュンかぁ?チューッチュンチュンチュン!」
(*> ᴗ •*)ゞ「ようそろっ!?性格が変わったぁ?」
穂乃果「ことりちゃん…またストレス溜めちゃってたんだね…また荒ぶってる…」
にこ「まあ、ろくに話したこともない…しかも敵対してる娘から指差しで『勝つ!勝つ!』言われちゃねえ…」
凛「いっつも優しいことりちゃんだけに…なんだか凛でも申し訳なくなる感じがするにゃ…」
花陽「美味しいご飯されあれば、ストレスなんて吹き飛びますが…ことりちゃん、限界まで溜めてから爆発させるタイプなんだね…」
真姫「まあ、これこそアイドルの内面性…『本性』だからね…らしいといえばらしいのよ…」
絵里「ことりの場合…振り幅がその…ちょっと…ね…」
希「今度ウチ…チーズケーキ奢ったげよ…」 (^8^)「チューッチュンチュンチュン!チューーーーーッチュンチュンチュンチュン!」
海未(ことり…気をつけてください。余計な真似をと断られそうなので、碌にアドバイスも出来ませんでしたが…)
海未(あの練習試合の時…リミッター制御されていたとはいえ、私の全力パンチをその娘は…)
(*> ᴗ •*)ゞ『クスクス』パシィ
海未(笑いながら、片手で止めました。それも驚きですが…あの時に覚えた妙な違和感があるのです…!)
海未(それがなにか、分かってはいないのです…!どうか気をつけて…!ことり!!)
(・8・)「あー、審判。早く始めるチュン。さもなければことりのために焼きそばパンと牛乳…そしてちょっとお高めのマカロンをデパ地下あたりで買ってくるチュン。ナウで」
審判「な、なんだね君は…!?」
(^8^)「おっと冗談チュン。これくらいで怒ってちゃ毛根に悪いチュンよ?チューッチュンチュンチュン!!」
審判「くっ…!り、両者!構えなさい!」
(*> ᴗ •*)ゞ「はーい!」
(・8・)「ちゅーん」
海未(えーと、はい。頑張ってください。はい)
審判「第6回戦!はじめえええい!」
第6回戦ーーーーー
南 ことり vs 渡辺 曜 (^8^)「チューーーーーッチュンチュンチュンチュンチュンチュンチュン!!!!チューーーーーーーーーーーッチュンチュンチュンチュンチュンチュンチュンチュンチュン!」
(・8・)「さあ!始まったチュン!どうかどうか、ヨキニハカラエミナノシュー!ことりの華麗な戦いぶりを…!乞うご期待!チュン!」
(・8・)
(^8^) (・8・)「チュオラアアアア!」ビュオ!
(*> ᴗ •*)ゞ「えっ!おおっとぉ!?」ヒラッ!
(・8・)「遅いチュン!チュンチュンチュンチュンチュンチュンチュンチュンチュンチュン!」ズババババババババ!
(*> ᴗ •*)ゞ「切り返しが速…!うわぁ!」ズババババ
(・8・)「ほらほらぁ〜!防御だけで手一杯チュンかなぁ?本気とやらはどこいったのかチュンなぁ?もしかしてこれからが本気チュン?だとしたら良いガードチュンね…」ドドドドド!
(^8^)「まるで人肉のサンドバッグチュンなぁ〜!チューーッチュンチュンチュン!!」ドドドドドド
(・8・)「さあ!そんなにことりの攻撃がお好みだったらパンチとキック、どっちがいい?好きな方を選べば良いチュンよぉ〜?」ズガガガガガガガガ!
(*> ᴗ •*)ゞ「よ…!ようそろぉ…!」 (・8・)「お?どうしたチュン?ほらほら〜ちゃんと可愛いお声を聞かせてほしいチュンねえ…」ドドドドドドド
(*> ᴗ •*)ゞ「う、うわわわわ…!」ドドドドドド
(^8^)「じゃあことりが決めちゃうチュン!ことりアッパ〜!」ドガァッ!
(*> ᴗ •*)ゞ「うわ!ガ、ガードが上げられ…!?」バシンッ!
(^8^)「はい!ガラ空きチュ〜ン!手始めに…いや、足始めで!!」
(・8・)「アバラ粉砕コォーーッス!」
(・8・)「メキメキと音立てて砕けるアバラ骨に苦痛鈍痛を添えてーーーゆっくりと味わうが良いヂュン!!!チュオラアアアアアアア!」ブォォォォォ!
花陽「サスガ花陽の接近戦の師匠!ことりちゃん!あれは決まりました!!」(´╹◡╹`) パナァ!
凛(えぇ…?流石にかよちんがああなったら…凛。師匠は海未ちゃんで本当に良かったにゃ〜!………………山は…山は怖いにゃ…)>ω</ ガタガタ ルビィ「曜しゃん!!」
千歌「よーちゃん!危ない!」
果南「落ち着きな二人共…あれくらい、曜には…」
(*> ᴗ •*)ゞ (ーーーー!ここだ!)
(*> ᴗ •*)ゞ「たあ!」ーースッ
Σ(・8・)「ヂュン!?」
ふわっ……コテン…
(・8・) ゴロン
果南「お茶の子さいさい、かなん?」ニヤリッ (・8・)(なんであたし…眩し!照明?!今、ドゥームの天井を見てるチュン…?)ボーゼン
(*> ᴗ •*)ゞ「ふはー!きっつぅ〜!速すぎるし腕がもう痛いよぉ〜!」
ウ…ウオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!
アキバリポーター「わ、私たちは騙されていたのかーーー!開始前の緊張感のなさがまるで嘘のように開始直後からの 南 選手の猛攻!!」
アキバリポーター「対する渡辺選手は防戦一方ではありましたが、南選手が急に転んだ……?では!無いんですよね!ツバサさん!」
ツバサ「はい!南さんのミシンが糸紡ぐような正確な連打!受けていた渡辺さんもガードを止めたくなるくらい全て痛打だったハズ!」
ツバサ「ですが、彼女は耐えました!耐えきったばかりか、トドメとばかりに放たれた南さんの蹴りを彼女はーーー!」
穂乃果「真姫ちゃん!今のあれ何!?どうやってるの?」
真姫「うっ…!べ、別にわからない訳じゃないけど、接近戦のことなら海未の方が詳しいデッショー!」クルクルクルクル
にこ(わからないのね…でも確かに…)
絵里「専門的な言い方はできないけど…かなりの高等技術だということはわかるわ…」ゴクリッ
希「ウチーー正直に言うよ。あの娘との対戦でなくて良かったやん?さっきの果南ちゃんもだけど、あんな戦巧者、いくら【純愛レンズ】未来が見えてても…」タラッ… 海未「あれは…受け流しです…やるだけなら修練さえ積んでいれば、そう難しいことではないです。例えば、枯れ落ち葉を十枚連続で掴める動体視力を養い…」
海未「相手の攻撃をどう受けるのが一番痛くないかを理解できれば、後は修練、修練です」
海未「しかし渡辺さん…彼女のやったことは、言ってしまえば新幹線と同じ速度で投げられた野球ボールをその斜線上からーー」
海未「音も無く『つまみとり』、机の上上にでもそっと飾り直したような…それほど精錬されていました…あれは、『合気』!」
海未「先程の果南が『剛』なら!渡辺さんは『柔』!迂闊でした…!この試合…!私がやるべきでした…!!」
真姫「流石にわかり始めたわ…、つまり、ことりの『特性』ー『狂凶化』とはーーー」
海未「ええ、考えうる限り、最悪の取り合わせですーーー!」ギリッ!
ーーーーー从c*・ヮ・§ーーー!チッカーン!
千歌(急に聞こえてきたよ!取り合わせ!ことりさんなだけに!!!だよね!)
千歌(まあ、誰にも披露できないこんな状況です。どうも高海千歌です)
ダイヤ(言わなくてよろしい)
千歌(えっ!?直接頭の中に!?)
千歌&ダイヤ(失礼いたしました〜) ツバサ「ーーー渡辺さん、もしかしたらウチの英玲奈といい勝負するかもね!きっとこれを見て今頃ウズウズしてるはずだわ!あの娘も、あー見えてバトル大好きだから!」
アキバリポーター「いやー!まさかあの『猛禽類出没注意!』で有名な南 選手を技で大人しくなだめてしまったと言うべきでしょうか!」
アキバリポーター「これは追い上げてきたμ'sではありますが、再び暗雲立ち込める!しかし、なんと驚くべきことに6回戦のこの両者!」
ツバサ「はい!二人共まだ【歌】をーーーー」
ツバサ&アキバリポーター「歌っていない!!」
理亞(なんか放送席…凄い息があってきてる…)
梨子ママ「なるほど!技の練度では曜ちゃんに軍配が上がったけど…まだまだわからないわよぉ〜これは!」
聖良「ああ…!身体の細胞一つ一つが叫んでいるのが分かります!!特訓!特訓と!!私はまだまだ強くなれると!!」トックン!
理亞「滾らないで!?」ガビーン 鞠莉「曜、ここに来て意を得たり!というところね…!毎日のあの特訓が完全に満開したってことね!」
ダイヤ「浦の星女学院の前に長く続く地獄坂…校舎入口まで続く道を私達を含む全校生徒を配置してもらい…」
千歌「誰にも触れられることなく、全力ダッシュでホームルームまで着席…よーちゃんはやり遂げたよ!」
ルビィ「曜しゃんの動体視力と身体能力は…!ごめん!果南ちゃん!浦の星NO1です!!」
果南「うむ!認めよう!まあ私は同じこと出来ないと思うし」
善子(出来ないっていうか…)
花丸(多分、途中で面倒くさくなって全員蹴散らしかねないズラ)
梨子「曜ちゃん…!貴女なら勝てる!」ギュッ
ダイヤ(梨子さん…)「……はい!この対戦相手の妙という好機!いきなさい!曜さん!」 アキバリポーター「さぁ〜まだまだわからない第6回戦!どちらに勝利の女神が微笑むと言うのでしょうか!?」
(・8・)「ことりに決まってるチュン」ムクリ
(*> ᴗ •*)ゞ「ムムッ!」サッ
(・8・)「そうちゅん…しっかり構えろチュン…曜ちゃんの技ごと…」
(・8・)「【ぶる〜べりぃ♡とれいん】!ぶち抜いてやるチュンなぁぁああああああああああ!!」ギュオッ!
曜「うっ!間に合え!!【Awaken the power】!!!」
(・8・)「すっとろいチュン!!」キュオン!
(*> ᴗ •*)ゞ「は
(・8・)「完全にトサカに来たチュン!」
(*> ᴗ •*)ゞ や
(・8・)「先ず認めるチュン。試合を盛り上げようと【ソロ】は控えてやったのが仇になったチュンが?」
(*> ᴗ •*)ゞ い!」
(・8・)「これから一抹一切も…手加減なんかしねぇチュンなぁああああああ!」
(・8・)「ヂュリャリャリャリャリャリャリャリャリャリャ!!!」
ドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴ!
(*> ᴗ •*)ゞ「ーーーーー!!」
ドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴ!
(・8・)(こ…コイツ!マジチュンか?)
(・8・)「チュンなあああああああ!」ゴッ!!!!
ドガッ!!
ゴロゴロゴロゴロゴロゴロ…!
ゴロン
(*> ᴗ •*)ゞ「」
(・8・)「今度はそっちが見上げてろチュン。ドゥームの高い天井を」 (・8・)(な〜んてカッコつけて言ってはみたものチュンも…)
(・8・)(…)
(・8・)(希ちゃんの反則的な【純愛レンズ ver2】を除けば、ことりの【ぶる〜べりぃ♡とれいん】は最速)
(・8・)(破壊力=体重×握力×…女の子同士の戦いでは一番差の出やすい、スピード。これがことりの武器)
(・8・)(スピードとは拳の一つ、蹴りの一つに威力はモチロン、最短を穿つ鋭さも増す。加えてことりは決勝に向けて握力も出来うる限りの強化を重ねたチュン…)
(・8・)(その、ことりの絶対の武器を…曜ちゃん!)
(・8・)「ボールみたいに全身丸まって、急所への攻撃はガードしてるチュンな?無事じゃないにせよ、これで終わりではないだろチュン」
(・8・)「立つチュン」
(*> ᴗ •*)ゞ「う…!痛…!よ、ようそろぉ…!」フラァ アキバリポーター「……!………凄、惨を予感させる試合運びに!息も言葉も呑んでしまいましたが!渡辺選手!再び立ち上がりました…!大丈夫なのでしょうか…?」
ツバサ「恐らく急所は外してる…けど、筋肉に蓄積されたダメージはとんでもないはず…腕を上げるのもやっとな程に」
(*> ᴗ •*)ゞ 「フー…!フーーッ!」
ダイヤ「【Awaken the power】?!曜さん!なんて無茶をなさるのです!」
鞠莉「強制潜在能力解放…!だけど!!」
ルビィ「AqoursとSaint Snowさん全員のサポートがないと危険な【歌】なのに…!」
果南「いや、強いられたんだよ無茶を…!それ程まで凄まじい【ソロ】!正直、あの人、連打だけなら私より、速い!」
梨子(このままだと…3勝3敗!こんなにも…強いの!? μ's!!)
花丸(どうしよう…梨子さんの様子がずっとおかしい…)
善子(リリー…?)
千歌「よ…、よーちゃぁあああん!負けないでえええ!!」 (*> ᴗ •*)ゞ(千歌ちゃん!)「フーーーーーー!ンッ!」ピタッ
(*> ᴗ •*)ゞ「………………ぷはぁ!ハァハァ…よし!」
(・8・)「ンミチャアァみたいな呼吸法…さっきのことりに使った技といい、やはり武の心得があるチュン?」
(*> ᴗ •*)ゞ「イテテ…いや、無いよ。でも私って断れない性格でさ。小学生の頃からさ。部活の助っ人とか良くやるんだよね…」
(*> ᴗ •*)ゞ「大体の事は、そうやって他の競技に参加してるうちに覚えたんだ。あとは…自分で何をどうすれば良いか、考えていけば形にはなるかな?」
(・8・)「もう聞きたくないチュンなぁ…まあ分かった事もあるチュン。それが曜ちゃんの『特性』チュンなあ…見様見真似…いや、『天才』とでも言えば良いチュンか?」
(・8・)「悪いけど、吐き気を催すチュン。努力が鼻紙に思えるくらい、現実を突き付けられたようでーーー足下を掬われる前に認めざるを得ないほど、身体能力とそのセンスは一級品チュン」
(・8・)「恐らく、このドゥームの誰よりも。ハズレくじを引いたチュンなぁ…ここでことりが勝つにしても、次はどうなるかもうわからねぇチュンなぁ」
(*> ᴗ •*)ゞ「好き勝手言ってくれるなぁ…でも、ちょっと言う通り。私ってさ、大体の事は初めての時は出来ないよ?でもやり始めてちょっとすると、誰よりも出来ちゃうんだ…」
(*> ᴗ •*)ゞ「これって悲しくてさ。結構、色んな人に恨まれちやって…謂れのない嫌われ方をされたこともある…『アイツがいるから、同じ競技はやらない。だからアイツがキラい』ってさ…やだな。思い出すと泣きたくなるよ」
(*> ᴗ •*)ゞ「一番傷ついたのは大人からさ?河原でソフトボールやっててさ。混ざりたくて話しかけにいったらーーー
『ゴメンね…曜ちゃん。曜ちゃんがいると他の娘が居辛くなるから…だから遠慮してくれないかな?』
ーーーーー凄い言い辛そうに、でも言われちゃったこと、あるんだよね…」
(*> ᴗ •*)ゞ「何もかも嫌になった。やりたい事だらけのこの世界で、世界そのものから否定されたみたいで」 (*> ᴗ •*)ゞ「家に帰って、もう外に出たくなくなって…ずっと不貞腐れたら。そんな時にさーーー
『よーちゃんは凄いんだよ!!なんでも出来ちゃうんならさ!引っ張って引っ張って!引っ張り上げちゃってさ!一緒に凄いところまで連れてっちゃえば良いんだよ!』
『そ〜だぞ〜曜?引き篭もりは身体に毒だよ?何でも出来る?だったら私に喧嘩で勝ってから言うことかなん?ほら!まだまだ出来ない事ばっかりじゃん!!』
『『ほら!!行こう!!』』
ーーーーーあの時、見せてくれた外の世界の眩しさ。当たり前が、あんなに暖かかったんだなぁ…って」
(・8・)「……」
『ことりちゃ〜ん!』
『ことり!』
(・8・)「わかる気がするチュン。その暖かさ。ことりも昔、小児マヒで…」
煤i・8・)「って違うチュン!思い出話がしたいわけじゃないチュン!」
(・8・)「ほ、ほらほら!さっさと体力は回復させたチュンか?そっちはまだ何もやってないチュンな?自分が強いと思ってる奴を叩きのめす…!それがことりの楽しみチュン!来るが良いチュン!」
(^8^)「チューーーッチュンチュンチュンチュン!特に天才が相手と来れば尚更!!完膚無きまでにボッコボコにしてやるチュン!!」
(*> ᴗ •*)ゞ「へへ…!優しいんだ!ではお見せしましょう渡辺曜!!全ッ速前進の私の【ソロ】!!しっかり聞いてね!!」
(*> ᴗ •*)ゞ「【Beginner's Sailing】!!!!」 ーーーーー
ーーーー
ーー
ドガガガガガガガガガガガガガガガ!
絵里「膠着…拮抗!!」
凛「すごいにゃー!ことりちゃんもだけど…渡辺さんも!」
穂乃果「頑張れ!ことりちゃん!」
(・8・)「チュンチュンチュンチュンチュンチュンチュンチュンチュンチュンチュン!」ドドドドドドドドドドドドド!
(*> ᴗ •*)ゞ「まだまだいくよー!一緒に!Sailing!!!」ズガガガガガガガガガガガガ!!
海未「希、真姫。どう見ます?」
真姫「ごめん。理解らないわ?ただ…それは…ことりの方、ね」
海未 「同じです…恐らくこれが、違和感の正体なのに…」
希「ウチに聞かれてもなぁ…うーん…」
アキバリポーター「あーーーーっと!遂に披露された渡辺選手の【ソロ】!なんと!南 選手のその可愛らしい歌詞と歌声からは想像もつかない地獄への特急列車!凶悪極まりない【ぶる〜べりぃ♡とれいん】と対等に渡り合っているううう!」
ツバサ「ーーいえ、違う!何がかはわからないけど…!対等になった…のとは違う!」
(・8・)(ふふっ!妙に身体の調子が良いチュン!曜ちゃん…打ち合ってくるとは生意気チュンが、悪くない気分チュンよ!!押し切ってみせるチュン!)ズガガガガガガガガガガガガ!
(*> ᴗ •*)ゞ「いっくぞおおお!Beginner's Sailing!!」ドガガガガガガガガガガ!
希「う〜ん…二人共すっごく良い動 花陽「違います…絶対に違う!」
花陽「あれは!ことりちゃんの動きじゃありません!!」
真姫「えっ…?ことり…海未の違和感…動きじゃない……」キィ…ーーン
真姫「まさか!!」バッ!!
真姫「ことり!今すぐ戦法を切り替えなさい!!でないと貴女はこのまま…!」
真姫「潰されるわ!!」 アキバリポーター「おーーっと!?これはどうしたことだ〜!?この決勝戦、6回戦まで来て初めてではないでしょうか?μ's陣営が試合中の味方にアドバイスを送るというのは!」
ツバサ「潰…『される』…?どういう……ハッ!わかったわ!そういう事だったのね!」
ツバサ「驚くべきことだけど…渡辺さんは南さんと、対等になっているんじゃない!」
ツバサ「南さんを対等に『させている』のよ!」
梨子ママ「ーーーーーー正解♪」 >>366のことようの掛け合いがものすごく好きだ… アキバリポーター「??ーーすみません!わかりません!いえ!分かるには分かります!でもそれだと色々おかしいですよ!?」
ツバサ「だから…驚くべきことなのよ…有り得ない…!」ダンッ!
アキバリポーター「ヒッ!」
海未「真姫!そうなのですね!?」
真姫「ええ…!間違いないわ!なによ…なんなのよAqoursは!津島 善子のヨハネもだけど!あの渡辺 曜も大概よ!!」
希「ちょっ!?ちょちょ!待って待って!訳が分からないよ!?どういうこと!?ことりちゃんが曜ちゃんと対等に『させられている』って!?どういうこと?」
真姫「それは…あの【歌】よ。【Beginner's Sailing】。あれは身体強化支援曲、なのよ…」
凛「ーーーー」(難しい話は腕を組んで黙って聞くと、理解できてるっぽく見えるんだにゃ)
絵里「私達はμ's、現在のスクールアイドルの五指に入る存在と言っても過言じゃないわ」
凛(絵里ちゃん!)
絵里「そのμ'sの中でスピード自慢で接近戦なら怖いもの知らずの戦闘狂が、私達の南 ことりなのよ?『潰される』?海未、真姫、貴女達の話だと…今、その南 ことりは」
絵里「あのAqoursの渡辺 曜に、身体能力で劣っているということなの?」
真姫「…………。より正確に言うなら、渡辺 曜の身体能力と同じレベルまで『引き上げられる』のが彼女の【ソロ】の正体よ?」
真姫「一口に身体能力と言っても様々よ…体力、持久力、攻撃力、瞬発力、動体視力、反射力、稼動力…こんなとこかしら?その全ての面であの渡辺 曜は、ことりを上回ってるわ…」
花陽「それなら尚更おかしいですよ!渡辺さんは初め、ことりちゃんの攻撃も【ソロ】も!防御でしか対応できていなかったじゃないですか!」
花陽「それなのに、ことりちゃんが渡辺さんのレベルに『引き上げられる』?渡辺さんのレベルに『引き下げられた』の間違いじゃないんですか!?」
真姫「……そう。私も最初はそう思った。でも花陽、貴女の言葉がヒントになったの…」 花陽『あれは、ことりちゃんの動きじゃありません!』
海未「そして…私の感じた違和感でしょうか…今ならハッキリ分かります。あの練習試合のとき、リミッターを掛けられていた筈の私のパンチを止めたられたとき…妙に力が湧き上がってきたのを感じました…」
海未「考えてみればあの時、あの場にいた殆どがご挨拶とばかりに、【ソロ】まで披露してるのです」
海未「身体を分断されても平気な高海 千歌。あの時どこからともなく現れた、果南の【さかなかなんだか?】。そして…あまり用心には向かない気がしますが、渡辺 曜も【Beginner's Sailing】を…」
にこ「待って。私も花陽と同意見よ?海未の体験談を蔑ろにする訳じゃないけど…じゃあAqoursのあの娘は…」
にこ「今どうやって、ことりの【ソロ】と渡り合っているっていうのよ?」 真姫「ーーーー」
(*> ᴗ •*)ゞ『【Awaken the power】!』
(*> ᴗ •*)ゞ『でもやり始めてちょっとすると、誰よりも出来ちゃうんだ…』
(・8・)『『特性---天才』』
真姫「だから化け物なのよ…たった一度の【歌】と…たった一度ことりの【ソロ】を見たというだけで理解してしまったのよ…ことりの動き、癖までも!」
真姫「あの娘は今!自分の身体能力だけでことりと対等に渡り合っているのよ!しかも!ことりをそのレベルまで引き上げながら!」
真姫「さしずめ、肉弾戦限定のバージョンの私の『イミガワカル』+ 【Darling‼】みたいなものね…怖いわ…だって」
真姫「勝てる気がしない…」
ゴクリ…
凛「ーーーーーー」キョロキョロ
凛「!」
穂乃果「ーーーーー」ウデグミ
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
凛(分かってないのーーー凛だけじゃなかったにゃ!)
ホノカチャン!トナリイイカニャ? ンッ!?リンチャン!オイデオイデ! (・8・)「チュウウウウウウウウウウウウウウウン!!」ズァ!ハァハァ
(*> ᴗ •*)ゞ「今だ!曜ちゃん式ーーーー!」
(*> ᴗ •*)ゞ「一本背負い!」グアァ!!!
クラァ… (・8・)(!?)
(*> ᴗ •*)ゞ(!?)「不味い!?離すよ!ことりさん!!」パッ!
ヒュウウウウゥゥゥゥゥ…
(*> ᴗ •*)ゞ(空中に放り投げちゃったけど…あの人ならこれで受け身が取れる!)
(*> ᴗ •*)ゞ(一本背負いの形ができた瞬間…ことりさん足腰から力が抜けてた…多分あのままだったら…受け身も取らせないで投げ落としてた…)
ヒュウウウウゥゥゥゥゥ…
(・8・)(お空を飛んでるみたいチュン…これだと簡単に着地できるチュンなぁ…情けないチュン…戦闘中に敵に情けを掛けられるなんて初めて…)
(・8・)(完璧に見くびってたチュン…身体の調子良いからって攻めたてたけど…有効打なんか1つも決まってなかったチュン…)
クルッ…スタッ!
(・8・)(身体能力は本当にことり以上…?その上ことりの癖を見極めて【ソロ】のスピードに対応してるチュン…!ちくしょう…!ちくしょうチュン!攻める手立てが見当たらねぇチュン!)
(・8・)(しかも…スタミナがヤバイことになってるチュン…!)ゼェゼェ!
(・8・)(訳がわからねぇチュンよ…!なんで…!こんな戦い方!) 海未「くっ…!やはりこうなりましたか…!自身の調子以上の自分の動きとは言え、脳と身体の微妙なイメージの誤差が結局は調子を狂わす結果になってしまってます!」
真姫「調子が良い…そうと錯覚して自分が無茶な動きの連続である事に気付けていなかった…!だから言ったのよ!『潰される』って !」
にこ「だとして…わからないわ?何故あの娘はそんな戦い方をするの…?言ってしまえば自分を不利にしているようなものじゃない…」
海未「そればかりはわかりません…ただ…」
絵里「矜持、よ」
真姫「エリー…?」
絵里「私にはわかる気がするわ。1私が年生だった頃…強さばかりを求め続けた時期があって、先輩達にも平気で食って掛かっていったわ」
希(『氷の女王』時代の絵里ちやなぁ…懐かしい)
絵里「でも、戦って負けた当の本人も、見ていたはずの周りも、私の勝ちを認めようとしない…ザラだったわ…だから私は、相手にとって100パーセントでしかない、かなり有利な状況が用意されてから勝負を受ける事にしていたわーー」
絵里「100パーセント、相手が私の強さを絶望とともに理解してくれるように…ふふっ、そんな事ばっかりしてたから、皆に嫌われちゃったけどね…」
にこ「絵里…」ポン
絵里「にこ…」スッ
希(ちょいちょいこの二人イチャイチャするのなんなんやろ?早く付き合えばよいのに)チョットイライラ
絵里「まあ、あの娘は凄く根が明るそうだから、私みたいな理由では無いと思うのだけれど…人の想いって、だから不思議なのよね」
絵里 ボソッ「恋も…きっと」チラッ
にこ「?」
絵里「///」ササッ
希(水が飲みたい。口の中が甘々やん?) (*> ᴗ •*)ゞ(この【歌】はーー!千歌ちゃんと果南ちゃん!二人から貰った勇気の【歌】なんだ!あの時の二人の言葉…!)
『一緒に凄いところまで連れてっちゃえば良いんだよ!』
『まだまだ出来ない事だらけじゃん!』
(*> ᴗ •*)ゞ(私は凄いらしい…そのせいで一人ぼっちだって感じること、いっぱいあった)
(*> ᴗ •*)ゞ(でもそれは私の弱さなんだ!千歌ちゃんなら諦めない!果南ちゃんなら相手をぶっ飛ばしてでも認めさせる!)
(*> ᴗ •*)ゞ(私は、怖がって自分で一人ぼっちに乗ろうとしてただけだったんだ!)
(*> ᴗ •*)ゞ(だから…私も二人のようでありたい!強く!キラキラに輝いていたい!そしてそんな私を、誰にでも好きになって貰いたい!)
(*> ᴗ •*)ゞ(だから…付き合ってね!ことりさん!もっともっと!私と凄いところに行こう!!また嫌われちゃうかもしれない?そんな不安も失敗も!それこそ一歩目なんだから!!)
(*> ᴗ •*)ゞ(もっともっと先へ!!一緒に!!!)
(*> ᴗ •*)ゞ「【Beginner's Sailing】!!!」 (・8・)「!?」(息切れが楽に…!)
にこ「まだ続けるっていうの…!?こんな戦い方で!正直…にこは嫌よ…これ」
希「ことりちゃんじゃなきゃ…もうとっくに差を見せつけられて…負けを選びたくなってくるよ…」
絵里「戦っても戦っても乗り越えられない…挫折そのものと戦っているような…」
凛「まだよくわかんないけど…ことりちゃん、辛そうだにゃ…」
花陽「ことり、ちゃん…!」ウルウル
真姫「花陽…無責任なことかも知れないけど…祈りましょう、今は」
海未「いえ、違いますよ?真姫?皆さん?」スクッ
穂乃果「うん!そうだよ!海未ちゃんの言う通り!」スクッ
穂乃果「こういうときは…!応援だよ!!」 (*> ᴗ •*)ゞ「隙きあり!」ズアア!
(・8・)「しまっ…!ヂ、ヂュン!!」ドガァ!
アキバリポーター「あーっと!ここに来てついに渡辺選手から攻勢に出たぁーーーー!」
(・8・)(相手を高めてしまう…こんな…こんな戦い方もあるっチュンなぁ…)
(・8・)(ことりには…到底できない…なんて精神力…なんて…強さ!戦いの中でどんどんことりの【ソロ】にも順応をみせてきてるチュン…)
(・8・)(挫けそう…挫けそうチュン…このままやっても…勝つイメージがわかないチュン…!)
(*> ᴗ •*)ゞ「全速前進ーーー!ヨーソローーーーーー!」ドガガガガガガガガガガガ!
(・8・)「ピ、ピィ…!」ドガガガガガガガガガガ!
(・8・)(ほら…もうことりを上回ってきた…いやチュンなぁ…負けたくないけど…あーあ、こんな意地がなければさっさと降参できるのにチュンなぁ…)
(・8・)(でも…)チラッ
にこ「だぁー!押されるんじゃないわよ!気合い入れなさい!ことり!!」
花陽「ことりちゃん!!頑張ってーーーーーーーーーーーー!」
凛「勇気凛々!いっくにゃーー!」>ω</ニャー!
(・8・)(フフっ…チュン)
絵里「ことり、後手でも良いのよ!相手がことりの癖を盗むというのなら…カウンターよ!!」
希「キョーレツな一発をお見舞いしたってや!大逆転やで!ことりちゃん!」
真姫「えっと…あの、その…!が、頑張ってことり!貴女は強いし可愛いんだから!大丈夫よ!この真姫ちゃんが保証するんだから!」
(^8^)(な〜にやってるかチュンなあ…そんなことされたらもっともっと…)
(・8・)(頑張らなきゃチュンなあ!)
海未「ことり!」
穂乃果「ことりちゃん!」
(・8・)(可愛い可愛い幼馴染も見ててくれてるチュンからなぁ!あ、そういえば…)
『ことりちゃ〜ん!』
『ことり!』
(・8・)(昔にもあったチュンなぁ…こんな状況…ことりが本当にまだまだことりさんだった頃…) (・8・)(ことりの左膝は生まれつき弱くて…よくイジメられたチュンなぁ…ことりって鳥みたいな名前なのに脚を引き摺ってって…)
まずは風が向いた方へと Sailing♪
(・8・)(手術はしたけど、歩き方も癖が出ちゃって…リハビリも大変で…傷跡もコンプレックスで…何もかも嫌だったチュンなぁ…)
笑わないよ! キモチだけでもいいんじゃない?♪
(・8・)(でもあの二人はずっと味方してくれていた!ことりの事を、引っ張ってってくれた!)
(・8・)(だから、こんなところで止まってられねぇチュン!ことりは二人を、そして同じくらい大切なμ'sの皆を!もっともっと高いところまで連れて行かなきゃいけねぇチュン!)
最初はできないことだらけ♪
(・8・)(曜ちゃん…凄いチュンよ!敵として、人として!大事な想い出をちゃんと【歌】に閉じ込めて…ううん!【歌】に想いを乗せて!ことりには…戦いのためだけの【歌】しか歌えないから…)
(・8・)(………)
大事なのは「好き」になる情熱です!♪
(・8・)(良い【歌】チュン…)
(・8・)(ことりも…届けたいチュン…!ことりの『好き』を『好き』でいられる情熱…それだけは!本当に譲れない!)
(・8・)(今も!未来も!この願いも!想いも!ちゃんと届けなきゃダメなんだ!でなきゃ曜ちゃんに勝てない!ううん!勝ち負けじゃない!それこそ、こんな凄い人と対等でいたいから!)
ちゃんと届けるんだーーーーー!好きですの言葉に乗せて!
「【スピカテリブル】!!!」 (*> ᴗ •*)ゞ「さあ!次はどうする?ことりさん!曜ちゃ〜ん!ダッシュパンチ!!」グオ!
(*> ᴗ •*)ゞ「やああああああああああああああああ!」グオオオオオオオ!
果南「よし!決めちゃいな!曜!
もう十分戦った!4勝2敗!王手だ!」
千歌「近づくんだね…優勝に!」
花丸「オ、オラ達が日本一ズラか…?」
善子「フフッズラ丸…またオラって言ってるわよ?」
ルビィ「曜しゃん…!もう誰も、曜しゃんの事を怖がる人なんて、きっといないです…!だってこんなにもカッコよくて…キラキラしてて…!」
鞠莉「もういつかの嫉妬ファイヤーに苦しんでたアナタじゃないのね…!Excellent!曜!!」
梨子「勝って…!このまま!お願い…!」ギュウ…!
ダイヤ「梨子さん…ちょっとお話が アキバリポーター「う、うわあああああ!!!どうなってるんだこれはーーーーー!」
ダイヤ「!?」 スカッ!
(*> ᴗ •*)ゞ「うええええ!?あれ!?ことりさん…消えた!?いや…!上ッ!!」
バサッ …
(*> ᴗ •*)ゞ「へっ!?嘘っ!?」
海未「流石私のライバルです…!この土壇場で…!」
穂乃果「凄いよことりちゃん!新曲の完成だぁ!!!」
バサッ バサッ!
にこ「いや…新曲とかそれよりも…あれ!」
凛「と、と、と………………飛んでるにゃーーーーーーー!」
ブワァァァァ!バサッ!バサッ!!
大天使コトリエル ドン! 善子「本物の…天使様?ギ、ギラン!クックックッ!遂にこの堕天使ヨハネを人間界で亡き者にせんとする天界からの尖兵かしら!」
花丸「善子ちゃん?地獄弁が出てるズラよ?浦の星はミッション・スクールだけど、マルの家はお寺だから実は良くは分かりません」
ルビィ「ピ、ピピピピピピピピピピピピギィイイイイイイイイ!大変だぁ!黙示録だぁ!断罪の時だぁ!善子ちゃん!哀れなリトルデーモン4号を助けてぇ!」ギュウ
善子「ちょっ!?だからヨハネよ!」
【¶cリ˘ヮ˚)|『ん?もう出番?』】ズズ
善子「呼んでないぃ!全然寝てないじゃない!?」
鞠莉「ねえ…ダイヤ?人って羽が生えるっけ?空って飛べるっけ?」
ダイヤ「この状況を目の当たりにしてなかったら…貴女がイケないおクスリに手を出したんだと友として全力で悪の道へ征くのを止めさせていただきますが…飛んでますわね…」
果南「な〜ん」ポカーン
梨子(ホントに手を変え品を変え…!どこまで私の心をかき乱すの!…でもキレイ)
バサァアアア!!! アキバリポーター「私は…夢を見ているのでしょうか…?人が天使になりました…」
ツバサ「幻覚…では無いのよね…いえ、確かに似たようなことはいくらでも出来るわ…ただ、あれはなんと言えばいいの…?」
梨子ママ「凄いわね…【歌】が生み出す奇跡は様々だけど…形而上的な存在へのシフトチェンジ…『進化』は初めて見たわ…」
聖良「これも…アイドルが起こし得る奇跡…やはり…特kk 理亞「キレイ…雪のように、白くて大きな翼…」
大天使コトリエル「…………き」ボソッ
(*> ᴗ •*)ゞ「喋っ…!るのはそりゃそうか人の顔してるし…」
コトリエル「好き…好きです!大好きです!」
(*> ᴗ •*)ゞ「!?」
Aqours「!?」
μ's「!?」
ツバサ&アキバリポーター「!?」
聖良&理亞「!?」
観客「!?」
梨子ママ「ーーーあらあら♡」 >>371
海未ちゃんが果南ちゃんだけ呼び方違ってるのが友情はぐくんだ感あって好き コトリエル「穂乃果ちゃんが好き!海未ちゃんが好き!μ'sの皆の事が好き!曜ちゃんが好き!Aqoursの皆も勿論好き!観客の皆も!好き!」
コトリエル「大好きぃ!!!」
シーーーーーーーー…………ン
コトリエル バサッ バサッ
(・リエル バサッ バサッ
(・8・エル バサッ バサッ
(・8・) 「ふう…チュン」バサッ バサッ
(*> ᴗ •*)ゞ「な…!」
会場全員 何だったの………? ガビーン (^8^)「チューーーーーーーーッチュンチュンチュン!!どうしたどうしたミナノシュー!ことりがあんまりキレイになったもんだから、驚いたチュンかぁ!」
(*> ᴗ •*)ゞ「いや、あの…意味が」
(・8・)「おおっと!そうチュンね曜ちゃん!決着をつけねばいかんチュンなぁ!さあ!かかってくるがいいチュン!この進化…いやさ!神化したことりに!」
(*> ᴗ •*)ゞ「…そうだね!そっか!その姿は私と戦う為に編み出した新しいことりさんのスタイルなんだね!!」
(*> ᴗ •*)ゞ「よぉうし、渡辺 曜!推して参る!ーーー全速前進、ヨーソロー!!」
(*> ᴗ •*)ゞ「天空に橋を架けろ!【太陽を追いかけろ!】」ズオッ! アキバリポーター「あーっと!空中にいくつもの虹の橋が出現したーーー!」
ダイヤ「曜さんが…!現象操作を!?」
鞠莉「本当に…アナタは強いデース!曜!」
(*> ᴗ •*)ゞ「とう!【SKY JOURNEY】!」スタッ
(*> ᴗ •*)ゞ「そして!【青空Jumping Heart】!!」シュババババババババババ!
海未「いくつもの虹の橋を足場に、縦横無尽に飛び回っている!何という速度!」
絵里「不得手とは言わないまでも、現象操作より肉弾戦を選んだんだわ!来るわよ…!渡辺さんの、最強の一撃!」
真姫「【ソロ】でのことりへの支援をストップした!流石に渡辺さんも空中の相手へはの強化は危険と見たのね!」
(*> ᴗ •*)ゞ「いっくよおおお!私の勝利への気持ちはもう隠さない!全力!【恋になりたいAQUARIUM】!!!」ドッゴオオオオオ!!
果南「そうか!飛び回っていたのは目眩ましじゃなくて、空気中の水分をかき集めるためでもあったのか!」
千歌「水圧を利用して加速したロケットパンチ!曜ちゃんの必殺技だぁーー!」
(・8・)「想いは秘めるものじゃない!ぶつけるものチュン!曜ちゃん!教えてくれてありがとう!ことりはまた強くなれた!感謝と、私の勝利を乗せて!」
(・8・)「走れチュン!【ぶる〜べりぃ♡とれいん】!!」ブワサァアアアア!
ズガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!
(・8・)「ーーーーーー!」
「!ーーーーーー」(*> ᴗ •*)ゞ
ガクリッ
「勝ったのはーーー!」
「ことりです!!」 アキバリポーター「勝ち名乗りを上げたのは…!南 選手だあああああああ!!!」
審判「第6回戦勝者!!南 ことり!!」
ウワアアアアアアアアアアアアアア!
審判「担架だ!渡辺選手は気を失ってる!」
(・8・)「んむむ…!飛び続けるには重いですぅ〜チュン!」 バサバサッ!
曜 グッタリ
フッ ことり「げ…限界…!」
ヒュ〜
アキバリポーター「あ"あ"あ"あ"あ"!!落ちたああああああ!ほぼドゥーム天井の高さから真っ逆さまだあああああああああああああああ!」
ツバサ「不味い!クッ!間に合わない!」
バッ!
バッ!
聖良「なんです!2つの影が2人を受け止め…!」
理亞「あっ!あれは!」 「お疲れ様、ことり!まさか羽根が生えて空を飛んじゃうなんて驚いたけど…キレイだったわ!おめでとう!!ってハラッ!?」
曜 「う、うーん…」
「お疲れ様でした、曜さん。素敵でしたわ…貴女の戦いに対する想いと優しさ…黒澤家次期当主として見習わなければなら…ってピギ!?」
ことり「あはは…こんにちは…」
「「……………」」
「「ま、間違えた……」」ガビーン アキバリポーター「なんとぉ!美しい友情!高所より落下しあわや舞台に激突という所の6回戦両選手を、μ's側がAqoursの選手を!Aqours側がμ'sの選手を助けてみせたぁ!!」
ウワアアアアアアアアアアアア!
パチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチ
「えっ…!えっとあの!ハラショー!!」
「こ、こう言うときこそ黒澤家次期当主として冷静に…!冷静に!ですわ!」
ことり「あはは…」
アキバリポーター「そして!現れた新たなこの勇気ある二人は既に舞台に立っている!つまり…!この二人が第7回戦の選手だぁ!!ご紹介いたしましょう!」
アキバリポーター「絢瀬 絵里選手と!」
絵里「ハ、はらし Take2
アキバリポーター「絢瀬 絵里選手と!!」
絵里「ハ、ハラショー!」
アキバリポーター「黒澤ダイヤ選手です!」
ダイヤ「で、ですわぁ!」
アキバリポーター「プロフィールによりますと両者!それぞれ所属する学校の生徒会長を務めているとのことです!」
アキバリポーター「巡り合う運命に導かれたのかはたまたタダの偶然なのか!生徒会長対決となるこの二人の対戦!ハイレベルになる予感を隠しきれません!」
ウワアアアアアアアアアアアアアアアアア!
絵里「よ、よろしくダイヤさん…聞いてるわ(というか入場の時に聞こえてきたわ)。私のファンで居てくれてるって」
ダイヤ「はい…!本当は今ここで、感動を叫び出したい気持ちでいっぱいですが…間もなく、私達は敵同士…胸を借りるつもりで参りますわ!」
絵里「!! いいわ…、臨むところよ!あ、それより先ず…」
ダイヤ「あ…はい!」
絵里「トレードしましょう…」
ダイヤ「ですわ、ね…」
イソイソ ーーーー
ーーー
ダイヤ「曜さんをあとは頼みます…千歌さん」
千歌「よいしょっと…うん!ダイヤさん…ううん!ダイヤちゃんも頑張って!」
ダイヤ「あら…?急に嬉しいことを言ってくれますのね。ありがとうございます、ですわ!」
ダイヤ「お任せください千歌さん!ここで勝ったほうが優勝に王手を掛けられます!先程は惜しくも叶いませんでしたが…」
ダイヤ「その大役!この黒澤家が嫡女!黒澤ダイヤが務めるところをご覧に入れて差し上げましょう!!」
千歌「!! うん!!」 |c||^.-^|| おほーっ!にこえり最高ですわーっ! 絵里「改めて…お疲れ様ね!ことり!!」
ことり「うん!絵里ちゃんも頑張って!!」
絵里「ありがとっ!ーーことりを頼んだわね?にこ」
にこ「まっかせなさい!さあー!ことり、ベンチに戻って余程の怪我がないか、しっかり診てあげるわ!大船に乗ったつもりでいなさい!」
ことり「そんな大袈裟なことはないよぉ〜!でも、リクエストを言うならもう少しお姫様だっこ、続けてほしいなぁ♡」
にこ「急にここで手を離したくなったにこ」
ことり「じょ!?冗談だよおぉ…」
絵里「これなら心配はなさそうね。クスッ じゃあーー行ってくるわ!」
にこ「あ!絵里ーーーー!」
絵里「? なに?にこーー」ドキッ
にこ「アンターー…もう大丈夫なんでしょうね…ホントに」
絵里「何よ、そっち……ーーーええ!心配無用よ!」勝ってーーくるから!そして次の試合に勝てば、私達はーー」
にこ「なら、次の8回戦はにこの出番ね!こんなに輝けるステージは他にそう無いわ!絵里!前座にするようで悪いけど、にこの為に決勝戦の決勝舞台!しっかり温めてきてちょうだい!だから…頑張んなさい!」
絵里「ふふ…!未来の大銀河NO1宇宙アイドルにそんな風にお願いされちゃ嫌でも頑張らないと一生の悔いね?さて…!」
絵里「行ってくるわ!」 ことり「ピィ…絵里ちゃん、凄い気合…!勝てる、よね!にこちゃん!」
にこ「あったりまえよ!心配するだけアイツには無駄ってもんよ!3勝3敗!そして次に勝つほうが…そんな凄いプレッシャーの中だけど、絵里はそういう逆境でこそ強いわ!!」
にこ「…………逆境、か」チラッ
絵里 スタスタッ
にこ「……………」ジッー
ことり「…?」 絵里 ザッ!
ダイヤ ザッ!
アキバリポーター「さあ!両者準備も整いいよいよ正面からの相対!遂に始まるということでしょう第7回戦!共に3勝3敗となるμ's!Aqours! 」
アキバリポーター「先程から放送席へもチラホラと聞こえて参ります!この試合は決勝に、優勝に繋がる大一番!更に生徒会長同士による対決でもあると!」
アキバリポーター「学校の規模の違いはあれど、両者、その長たる存在!実力伯仲というところ!そしてその実力自体が本物のである事は…もはや疑う事を疑ったほうが早いほど!」 アキバリポーター「勝利の女神が微笑むのは!いや、どちらがチームの勝利の女神となるのか!たとえ一瞬たりとて目を離すことは冒涜に値するぞぉおおおお!」
ツバサ「絢瀬さんとは…結局ここまで一度も手を合わせる事は無かったけど、間違いなく、強い。伝聞や評判からだけではなく、立ち居振る舞いから十分伝わってくる…!」
ツバサ「それにこれこそ唯の噂でしょうけど、私達A-RISEの戦闘を見て素人と評価したこともあるとかないとか…」
アキバリポーター「なんですとおおおお!?…………って流石にそれは…ねぇ〜じゃないんですかぁ?」
ツバサ「ねぇ〜」
ワハハハハ
絵里 「」 ダラダラ
ダイヤ「エリーチカ様?すごい汗がご気分が優れなくて?」
絵里「え!?いえっ!ナンデモナイワナンデモ…」
絵里「フフッ…でもこれから戦うっていうのに、私の体調を気遣う余裕があるというのかしら?」
ダイヤ「いえ…ただやはり、自身の憧れとすべき方との戦いたい…万全のエリーチカ様に私の全てをぶつけさせていただく!…そういう思いも無いとは言えないかもしれませんわね…」
絵里「強いのね…貴女は…いえ、貴女達は」スッ
|c||^.-^||「!?」
絵里「(あれ…なんか雰囲気が)握手よ。私達相手に敵ながらここまで来た貴女達…そしてこれからここでの対戦、敬服の念を抱かずにはいられないわ…」
ダイヤ「あ…」ワナワナワナ…
ダイヤ「良いのでしょうか…?エリーチカ様のファンとしてこんな幸せ…他のファンに申し訳が…」
絵里「違うでしょ?」クスッ
ダイヤ「ーーーはい…!」
ダイヤ(何故そう、貴女は私が欲しい言葉をくれるのですか…!)
ダイヤ「同じ、スクールアイドルとして!」
ガシッ!
ウワアアアアアアアアアアアアアア! ウワアアアアアアアアア!
「体調が万全…か」クルクル
ウワアアアアアアアアア!
アキバリポーター「さあ!美しいスポーツマンシップはやはりこの勝負の清廉さを予感させられずにはいられません!いよいよです!」
審判「第7回戦!はじめえええええええええい!」 ダイヤ「あ…」
絵里「あ…」
審判「あ…」
アキバリポーター「あ…」
すみません!コーレス書くの忘れましたm(_ _)m
ケッコー色々ミスばかりで申し訳ございません!
あと、読み返してるとだいぶ端折ってしまってましたので説明の足りてないところ…矛盾とかも多かったと思います!
もしよければ読んでくださる皆様の
「ここってどういうこと?ミス?」
なんてございましたらご質問ご指摘等でお寄せくださると大変励みになります。
ちなみに…昨日読み返してたら気づいたのですが…4回戦クライマックスで鞠莉ちゃんに一人だけ声を掛けなかったルビィちゃん…あれはダイヤさんとゴッチャにしてました!
あそこのダイヤさんな名前のところだけ 黒澤 って読んでもらえれば或いは…
いや嘘ですごめんなさいミスもミスで大ポカっす!
こういうのは本当に気をつけていきます… そういえばAqoursって結構コーレスミスりますよ…ね?ほら…4thでも…言い訳です、はいごめんなさい!
ダイヤ「順序は破茶滅茶になってしまいましたが…ご覧あそばせ!」
ダイヤ「【ダァイヤッ!ホーーーーー!!!】」
Aqours「【ダイヤッホー!】」
ダイヤ「【ブッ!ッッッッッブーーーーーーーーーーー!ですわぁ!!】」アリガトウゴザイマス‼
ダイヤ「【お声が小さくていらっしゃいましてよ!ダァイヤッ!ホーーーーーーーー!】」
Aqours「【ダ・イ・ヤ!ホッーーーーーーーーーーーー!】!!!」
「【よ〜くできました!そんな貴女が…】」
|c||^.-^||「【好きよ?】」
キャァアアアアアアアアアア!好きー!!!
「ふぅ…皆いくわよぉーー!【かしこい かわいいぃ〜?】」
μ's「【エリィーーーチカァーーーー!】」
ノノc√σ_σV「【ハラショー♪】」
ウワアアアアアアアアアアアアアア!絵里ちゃん!愛してるうう!!!
アキバ「さあ!始まりました!第7回戦!ちょっとしたアクシデントはありましたが無問題!どんな激戦が繰り広げられるのかぁ!?」 |c||^.-^||「参りますわエリーチカ様!【WHITE FIRST LOVE】!」キィン
ノノc√σ_σV「!?」
ヒュウオオォォォ…!
ノノc√σ_σV「急激に…温度が低く!」
|c||^.-^||「だけでは無くってよ!」
ピキピキピキピキ!
ノノc√σ_σV「黒澤さんの周りに…氷塊…いえ、氷柱?!回避!【Cutie Panther】!!」シュン!
真姫「エリー…!」
希「真姫ちゃんて
|c||^.-^||「流石の反応!私の最強の【歌】で勝利を掴み取らせて頂きますわ!!」
|c||^.-^||「おいきなさい!氷柱達!!」
ズガガガガガガガガガガガガガ!! >>401 言ったそばからまたちょいミス…!馬鹿は死ななきゃ直らない…!
|c||^.-^||「参りますわエリーチカ様!【WHITE FIRST LOVE】!」キィン
ノノc√σ_σV「!?」
ヒュウオオォォォ…!
ノノc√σ_σV「急激に…温度が低く!」
|c||^.-^||「だけでは無くってよ!」
ピキピキピキピキ!
ノノc√σ_σV「黒澤さんの周りに…氷塊…いえ、氷柱?!回避!【Cutie Panther】!!」シュン!
真姫「エリー…!」
希「真姫ちゃん…?」
|c||^.-^||「流石の反応!私の最強の【歌】で勝利を掴み取らせて頂きますわ!!」
|c||^.-^||「おいきなさい!氷柱達!!」
ズガガガガガガガガガガガガガ!! 鞠莉「Oh!やっぱりダイヤはカッチカチのせっかちさんデース!最初っから全力だなんて!」
花丸「鞠莉さんは人の事言えないと思うズラ…でも確かにらしくないというか」
ルビィ「バトル中にあんなに楽しそうなお姉ちゃあ…!見たことないよ!」
善子「ドゥーム全体に及ばん限りの現象操作…生徒会長…伊達に私の中の『ヨハネ』に弟子入りを頼み込みに来たわけでは無いのね…危険すぎるからお断りになっちゃったけど…」
【¶cリ˘ヮ˚)|『あら?宿主、言ってなかったかしら?あの前髪パッツンはちゃんと鍛えてあげたわよ!?』】
善子(『ヨハネ』!?アンタもう寝てるつもりないでしょ!?えっ嘘!?どういうこと!?)
【¶cリ˘ヮ˚)|『つれない上に忙しいわねぇ…ヨハネへのあんまりなラヴコールだったから夢の中へご招待して、お望み通り、このヨハネ直々に戦い方をレクチャーしてあげたのよ?』】
善子(え"っ!?だ、大丈夫…なわけ無いでしょうけど大丈夫だったの!?)
【¶cリ˘ヮ˚)|『さあ…?100は下らないと思うわよ?あの娘が死んだの。まあ夢の中だし平気平気』】
善子(全然大丈夫じゃない!?悪夢以上の悪夢じゃない!だからいつだったか生徒会長を後ろから声掛けた時に、学校中に響くくらいの悲鳴をあげてたのね?!)アレハビックリシタ…
【¶cリ˘ヮ˚)|『ま、あの折るに折れない精神力…眼を見張るモノがあるのは確かなことね?このヨハネのお墨付きをあげちゃうわ?あの娘が魂だけの存在になったら、悪魔の軍勢に仲間入りさせちゃうわ!』】
善子(うっ………)
【¶cリ˘ヮ˚)|『あら?嫉妬?』】
善子(ち、違うわよ!もう!どうせ眠るつもり無いでしょ!?試合見たいんでしょ!?なら見るだけ見てちゃんと眠りなさいよ!?)
【¶cリ˘ヮ˚)|『あらあら?あいも変わらずチョロい宿主だこと…お言葉に甘えさせていただくわ?大丈夫よ、粗相はしないつ・も・り…』】
善子(まったく…!) ワアアアアア
ノノc√σ_σV ーーーー!
|c||^.-^||ーーーー!
曜「う、うぅん…」パチリ…
千歌「よーちゃん!おはヨーソロー!」
果南「お!起きたか!」
曜「あれ…試合…あっ!」ガバッ
曜「負けちゃったでありますか…」
曜「ぅぅ…!」ジワァ
曜「ごめん!千歌ちゃん!果南ちゃん!私の【ソロ】を乗り越えられて…!強かったよ…ことりさんは!」
「そう、だからμ'sなのよ」
千歌「梨子ちゃん…」
果南「………」
梨子「でも、曜ちゃんは負けてない!曜ちゃんの強過ぎる想いが 南さんの新しい力に気付かせるヒントになっちゃったけど…」
梨子「気持ちを正直にぶつける強さ、それは誰にも負けていないし、私も教えてもらった思いよ」
梨子「次の第8回戦…状況がどうあれ私が行くわ!ありがとう曜ちゃん!私も、曜ちゃんに見倣って!想いの丈をぶつけてみせる!」
曜「…どういたしまして、だよね!私からもありがとう!梨子ちゃん!」
梨子「フフッ!」
千歌「二人とも…!よし!ダイヤちゃんを応援しよう!!」
ヨーシイクデアリマス!オオッ!モウ ソロ ヲデアリマスカ?!
ゼンソクゼンシン"モウソロー‼"ナンチテ,イケイケー!
セツメイハ…ホントニシナクテイイカラネ?
梨子(そう…私が!μ'sを倒す…!)ギュッ!
果南(………ふむ) ノノc√σ_σV「ハッ!」
ズガガガガガガガガ!
ノノc√σ_σV「ラッ!」
ズガガガガガガガガ!
ノノc√σ_σV「ショーーー!」
ズガガガガガガガガガガガガガガガガ!
アキバリポーター「あああああっと!絢瀬選手!軽快なフットワークで黒澤選手の繰り出す巨大な氷柱を尽く交わしていくううううううう!」
ツバサ「あれだけ四方八方から絶え間ない猛襲だというのに…!それを体勢乱すことなく余裕すら見せている!」
真姫 ホッ…
海未(……………)
|c||^.-^||「流石です…フフッ、それしか言えていませんね!しかし、流石です!でも…」
|c||^.-^||「これだけで終わりではありませんわ!!こういうのは如何ですか!!」
グググッ…バッシャアアアアアアアア!
ノノc√σ_σV「氷が…溶けて!」
|c||^.-^||「再び凍りなさい!」
キィィン!
ノノc√σ_σV「うっ!足が…!」
|c||^.-^||「終わりにさせていただきますわ!氷よ!」
ピキビキビキバキバキバキバキ!
ノノc√σ_σV「き、巨大な氷塊!!喰らったら一溜りもないわね!【PSYCHIC FIRE】!」グジュウー…
ノノc√σ_σV「よし!並びに!惑いなさい!【錯覚CROSSROADS】!!後はーー逃げる!」
|c||^.-^||「なっ!?ーー視界が歪んで!?」
|c||^.-^||「いえ!このまま!!お行きなさい!」
ノノc√σ_σV |c||^.-^||「「間に合えっ!!」」
ズドンッ!!ゴゴゴゴゴゴゴゴ… アキバリポーター「黒澤選手!強烈な【ソロ】が炸裂ぅーー!絢瀬選手は果たして無事!?」
ツバサ「いえ!肩持つような言い方になってしまうけど、彼女なら大丈夫!何故ならー!」
ゴゴゴゴ……
ノノc√σ_σV「ふぅ!危なかったわ…!」
アキバリポーター「おお!無事のようです!しかもここから見るでもわかる程に無傷!」
ツバサ「絢瀬さんの戦闘スタイルよ!通常ならーそもそも【ソロ】を使えることが通常じゃないけどー【ソロ】には【ソロ】で対抗するものよ!今までの対戦がそうであったように…」
ツバサ「でも絢瀬さんは違う!持ち前の身体能力と発想力!豊富な【歌】のバリエーション!そしてそれらを組み合わせた意外性をもって数々のスクールアイドルたちを撃破してきたと聞くわ!」
ツバサ「もちろん中には【ソロ】使いも何人もいたでしょう!それでもその戦闘スタイルは揺るがず砕けることはない…正に『氷の女王』!彼女の通り名よ!」
アキバリポーター「す、凄まじい…!流石最強のスクールアイドルと噂される1人…絢瀬選手です!」 千歌「なにおーう!よーちゃんだってことりちゃんの【ソロ】と格闘技だけで互角だったもん!」プリプリ
曜「いや!そうかもだけど、私は絢瀬さんみたいにあんなにポンポン【歌】を使えないよ!」
|c||^.-^||「私も今日何度目言えば気が済むのか…流石…流石ですわ!エリーチカ様!」
ノノc√σ_σV「いえ…貴女もなかなかよ…一瞬でも集中を途切らせていたら私は今頃ボロ雑巾みたく舞台の上を転がっていたわ…」
ノノc√σ_σV「恐ろしい【ソロ】よ。水分凝固…いや、温度操作!熱量操作と言ってもいい程強力な!」
|c||^.-^||「!!………素晴らしい!あれだけで見極められたというのですか!私の冷たく、燃えるような恋を歌った【ソロ】ーー【WHITE FIRST LOVE】を!」
|c||^.-^||「手の内を見せるつもりではありませんが、正解ですわ!成程…『かしこいかわいいエリーチカ』は伊達ではないということですのね…即ち、エリーチカ様の『特性』!」
ノノc√σ_σV「そっちもご明察!そうこれが私の『賢さ』よ!相手の技に対して、瞬時に対抗までの『発想』を可能にするーー」
ノノc√σ_σV「私の!『賢さ』よ!」ドン
にこ「なんで2回言ったのよ…」
ことり「あはは…最近絵里ちゃん皆からポンコツポンコツ言われてたから…かな?」
凛「い〜な〜!凛もあれ欲しいにゃー!」
花陽「り、凛ちゃん…!スーパーのお菓子じゃないんだからぁ…!」
穂乃果「凄いや!ぅ絵里ちゃんの優勢だぁ!ぅ絵里ちゃんにはまだあの【ソロ】があるもん!」
真姫 ホッ…
海未「真姫…間違ってたらすみま…」ポン
海未「希?」
希 フルフル
希(絵里ち…そうなんやね。分かった!ウチも腹括るよ!) |c||^.-^||「では!こういうのは如何です?灼熱よ!」
ゴウッ!
ノノc√σ_σV「なっ!」
|c||^.-^||「大気中の分子を高速振動させ酸素を飲み込ませることによる発火!躱す手立てはありませんことよ!」
ボボボボボボボボッ!
ノノc√σ_σV「くっ!確かにこれは厄介ね…!でも!【冬がくれた予感】!」
カキィ!
ノノc√σ_σV「【Storm in Lover】!!」
ビュゴオオオオオ!
|c||^.-^||「自身は小規模の大気凍結で守り発火点となる大気ごと吹き飛ばした!?なんて【歌】の豊富さ!」
ノノc√σ_σV「後は近づくだけよ!【Cutie Panther】!!そして【soldier game】!!」
ブワアアアアア!
|c||^.-^||「高速移動に…!分身!しまっ…!」
ノノc√σ_σV「遅いわ!さあ…いつかの約束通り…」
ノノc√σ_σV「冷たいげんじつを 教えてあげるわ…」
「【ありふれた悲しみの果て】」 |c||^.-^||「くっ…!」シュババッ!
|c||^.-^||「ハァハァ…!………???なんとも…ない?」
|c||^.-^||「効果の判別も付かぬまま危険かもしれませんが…好機と捉えます!」
ノノc√σ_σV 「………」
|c||^.-^||「氷よっ!!」バッ!
シ………ン
|c||^.-^||「!!! ーーなぜ?!いえ違う今は…!炎よ!」バッ!
シ………ン
|c||^.-^||「何故なのです!?くっ…!現象封印!?なら!【MY舞☆TONIーーー】!!!!????」
|c||^.-^||「【ーーーー!】【ーーーーー!!!】
|c||^.-^||「かっ…!まさかそんな…!信じられません!う、【歌】が…!」
「歌えない…でしょう?」
|c||^.-^||「!?」
ノノc√σ_σV「ちゃんとわかったかしら?ありふれた悲しみの果て…悲しみの終着点。その先にある…」
ノノc√σ_σV「絶望、を」 希「決まったやん…?絵里ち…やっぱり戦いとなると…」ブルッ
にこ「ええ…身震いする程…綺麗で、怖いわね」ゾクッ
希(さり気なくキレイとか言うなしやん?)イライラッ
花陽「スクールアイドルにとって…こんなに恐ろしいことはありません…!【歌】が歌えなくなる…翼をもがれた鳥も同然です…」
ことり「入学したての頃、学園理事の娘としてって、絵里ちゃんと一回だけ戦ったことがあるの…もう、嫌かな…それが感想」
海未「聞いてませんよそんな無茶…!アイドルとしての戦いなら、園田流の技もってしてやっと初めて対抗できるのです!絵里の【ソロ】には!」
海未「まあ…素で対抗できる人間もいますが…」チラッ
穂乃果「よくわかんないけど流石ぅ絵里ちゃん!!いけいけー!」
凛「今がチャンスにゃ〜!はらしょーにゃー!」>ω</ ハラショ!
海未「………ハァー…」
真姫(お願い…!このまま決まって…!) 時折涙で画面が見えづらい
μ’sよ 栄光をその手に 意味わからんオリキャラあげの為にツバサがチープ化してるのがなぁ… |c||^.-^||「くっ…!何という…、【ソロ】!!フフッ…初めてエリーチカ様のことが嫌いになりそうですわ…!と、冗談を言ってる場合では…!」
|c||^.-^||「まだです!黒澤流躰道術!」ババッ!!
ノノc√σ_σV「体術!でも…!」
ババッ!シュッ!ビュン!ガシッ!
|c||^.-^||「うっ!?」
ノノc√σ_σV「普段から現象操作に頼っているツケよ!ハラァッ!」ズダンッ!
ノノc√σ_σV「この試合…終わらせるわ!」ガシィ!
|c||^.-^||(投げ…!からの、寝技!?まず…!」サッ
アキバリポーター「こ…これは!三角絞め、でしょうか…!黒澤選手!何故か【歌】を使用せずに体術に切り替えましたが!絢瀬選手も格闘技で圧倒しております!」
ツバサ「実戦術…!あの構えはコマンドサンボだわ!」
鞠莉「Trinket!!!何よ!あの【ソロ】は!」 >>413
ぶっちゃけ自分でも勿体無いなぁって…ツバサさんは強い!のに… 全部終わったら A-RISE vs Saint Snow を書いてくれたらそれでいいから ルビィ「いやああぁ…お姉ちゃあ!」グッ
果南「戦いから目を逸らしちゃだめだルビィ!それによく見る!かなりギリギリだけど締めの間に、ダイヤはちゃんと腕を入れてキマるのを回避してる!」
曜(それでもキツイことには変わりないけど…でも!ダイヤさんなら…!頑張れ!)
千歌「こんなこと言うのイヤだけど…なんか、こう…アイドルって感じが…うぅ…」
花丸(ごめん千歌ちゃん、ルビィちゃん…こんな戦い方もあるって事を教えられる気分ズラ…!)
善子「ホントに何よあの【ソロ】は!西木野真姫と同じ【歌】の無効化なの!?でもなんか違う…!」
理亞「強力な現象操作で、敵に触れることも触れられることも無く勝つのが当たり前の黒澤姉…さんが一方的に!しかも絢瀬…さんのあの【ソロ】!…姉様!」
聖良「…はい、似てます…!私達の…【SELF CONTROL!!】に!」
梨子ママ「そういうこと…!なんて悲しい【歌】なの…歌われる方もだけど、歌う方も…」
梨子ママ「………………梨子」
梨子「イップス…!」 千歌「ふぇ?あのシンデレラとかの…?」
曜「もしかしてイソップ童話って言いたい…?しかもシンデレラはグリム童話…」
善子「グリムと言えば忠臣ヨハネスが…」
ルビィ「そんなこと言ってる場合じゃないよぉ!!お姉ちゃあがピンチなのにぃ!」ゴメーン!
果南(口挟まなくて良かった…私も勘違いしてたな〜ん)
鞠莉「イップスって…あの?!」
花丸「鞠莉ちゃん?知ってるズラか?」
鞠莉「ええ…!イップスーーー」
真姫「『それ』を聞いた相手は、原因不明の心因的重圧に襲われ、スクールアイドルの要である【歌】を歌えなくなる…!『アイドル殺し』の【ソロ】!お願いエリー…!このまま勝って…!」
海未「相手にも種が割れたようですね…しかし、もう絵里の勝ちです!」
希「やんね!【歌】を封じられた一瞬の…相手はそれ以上に感じてる戸惑いの中で一気に畳み掛ける!絵里ちゃんの必勝パターン!」
凛「ほら!かよちん!やっぱり『気のせい』だったんだよ!いいぞ〜絵里ちゃんいっくニャー!!」
花陽「り、凛ちゃん…!う、うん!そうだね!」
真姫(!!)ビクッ
ピクッ…
にこ「凛…どういうこと?」 ノノc√σ_σV「謝るわ黒澤さん…!努力して輝こうとするアイドルを根本から否定してしまうこの【ソロ】…!本当は公式戦では封印するつもりだった…!」
ギリギリ…!
|c||^.-^||(うっ…ぐぅうう!こ、呼吸が…声…!声さえ出せれば『アレ』で或いは…!!まだ!!負けたくない!!)グンッ!!
ジタバタジタバタッ!!!
ノノc√σ_σV「無、駄よ…!この絞め技は藻掻けば藻掻く程より喰い込み、中途半端に防御してしまった今、苦しむ時間が長引くだけよ!」
|c||^.-^||(いや…!いやよ!負け、た、くな、い…!)
バタバタ…バタ…ッ…!
ノノc√σ_σV(失神(お)ちてきてる…!よし!『時間切れ』にも十分に間に合う!このまま…!このまま一気に…!)
ギ、リ!ギリギリ!
|c||^.-^||(あ…エリーチ……試、合……ラブラ…しゅ、くだい……帰ったら…洗た…
遅刻…ル…
………
………あ、気持ち……
………………チャア!
……………ねぇちゃあ!
ルビィ「お姉ちゃあああああああああああああああああああああああああああん!!!」
ルビィ「負けないでええええええ!!」
|c||^.-^||(ルビィ!!!)バッ!!
ジタバタジタバタジタバタ!
ノノc√σ_σV「なっ!?まだ!?くっ!」グィィィイ!!!
ーーーズグリッ…ーーノノc√σ_σVーー!
ノノc√σ_σV (あっ)
|c||^.-^||(緩んだ!黒澤流ーーー!)
|c||^.-^||(関節外し!)カコッ!!
ノノc√σ_σV(ーーーーはっ!腕が伸び…抜ける!)
バッ!!
|c||^.-^||「ブハァ!!!」
ウワアアアアアアアアアアア! |c||^.-^||「ハァーーーー!ハァハァハァハァ!スゥーーーーー!ハァーーーーー!」ブラーン
アキバリポーター「荒技ぁあああーーー!なんと黒澤選手!でちょっぴり女子高生らしからぬが肩の関節を外して窮地を脱したああああああああ!」
ツバサ「いや…凄いけど…痛くないの…?アレ…?」
|c||^.-^||「ウ、フフ… ゼェーゼェー…フンッ!」
カコンッ! |c||^.-^||「復活!ですわ!!」
ウワアアアアアアアアア!!
曜「うわぁー…お客さんすごい喜んでるよ…まさか…ダイヤさんのアレが役に立つなんて、ね…」
千歌「す、スゴーイ!びっくり人間だぁ!!」
花丸「み、未来ズラァァアア!」
善子「ふざけてプロレス技仕掛けたとき…あれで逃げられて…怖かったわ…」
鞠莉「Oh…Unbelievable…」ビックリ
果南「いやー、大会プロフィールの特技欄に『関節外し』って書こうとしてたから流石に止めたけど、それでも良かったかなん?」
ルビィ(因みにルビィも出来ます)
μ's ボーゼン |c||^.-^||「ハァハァ…!お待たせしましたわエリーチカ様!!さあ!続きをーー!………?」
ノノc√σ_σV トンッ トンッ
ーーーーーー
真姫「ーーーー!嘘よ…?もう?!」
ーーーーーー
|c||^.-^||(右脚で地面を踏んで…?)
ノノc√σ_σV「フフッ!まさかこんな抜けられ方…!確かに今までのアイドルの戦い方には無かったわ!」
ノノc√σ_σV「さあ?いくわよ!【Cutie…… Panther】!!!」
ーーーーーー
真姫「エリー!!もうダメ!!!」
にこ「!!」
ーーーーーー
|c||^.-^||「もう一度!【WHITE FIRST LOVE】!!」ビュオオ!!
ノノc√σ_σV「忘れたかしら?【ありふれた悲しみの果て】!」
|c||^.-^||「くっ!やはり…!しかし!今度こそは黒澤流躰道術!!!」
ババババババババババババッ!
ーーーーーー
にこ「さっきから…!!言いなさい!凛!!花陽!!ーーー真姫!!アンタら何黙ってんのよ!!」
凛「え…!えっ、えっ?!」
花陽「ピ、ピャア!」ビクッ!
真姫「!!」ビクッ!
希「バカにこっち!駄目や!!味方同士やで!!」
にこ「うるさいわね!仲間だったら言えってえのよ!!それに仲間だからわかんのよ!!アンタ達!絵里の事でなんか隠してるって!」
真姫「ーーー!言えない!」ビクビク
希「なんにせよまず落ち着こ!!興奮しすぎやねんてにこっちぃ!!」
穂乃果「皆だめだよ!何やってるのさ!!まだ絵里ちゃんの試合中だ 海未「心当たりがあります…」
穂乃果「えっ!?」
ことり「海未、ちゃん…?」 花陽「……………サポー、ター…!」
凛「か、かよちん…」オロオロ
花陽「見ちゃったです…そんなに前じゃないくらいに…絵里ちゃん、寒くもないのに両脚にサポーター巻いてて…聞いてみたら『ただの怪我防止よ!』って…でもその後、真姫ちゃんと話してる所…」
真姫「あの時…!見てたの!?ダ、ダメーーー」
花陽「内容はよくわからなかったんだよ!?でも…聞こえてきた言葉が気になって…!だから凛ちゃんには相談だけで…!」
海未「『膝』…ですか?」
花陽「!!」
真姫「ーーーーーッア!」
希「な、なんで海未ちゃんがそれを………!」
海未「μ's結成前…アイドル研究部と生徒会とで揉めていた時…何故あんなに強い絵里が戦闘の前線ではなく、学校間仲介役の生徒会に甘んじているのかと…」
海未「申し訳ありません…何気なく絵里の名前で検索をかけたら…
『悲劇の天才美少女ダンサー 引退か!?』
…飛び込んできた見出しに驚いてしまい、そのまま詳細までは見なかったのですが…それでもチラリと見えた文面と、花陽の話を聞いて得心がいきました…」
にこ「何言って…?どういうことよ…!?アイツは何?今、膝を痛めたまま…
にこ「戦ってるってこと…?」
真姫「………!」コクリ
にこ「ふざけ!」
パアァァァン!
希「ーーーーー!」
にこ「ーーーーー!」ヒリッ… ーーーーーー
ノノc√σ_σV「キャオラアアアアアアア!」
ノノc√σ_σV(イケる!まだ全然平気よ!動く!動くわ!痛くない!!)
ノノc√σ_σV「ツァアアアアアアアアア!」
ズドドドドドドドドドドドドドドド!
|c||^.-^||「ハアアアアアアアアアアアアア!」
|c||^.-^||(くぅ…!こちらは持ち前の躰術のみで防戦すら四苦八苦…!向こうは【歌】による自強化!私は曜さんではなくってよ!!)
|c||^.-^||(寧ろこのまま戦える曜さんーーー果南さん!貴女達が異常なのです!嫌に尊敬したくなってきましたわ!!)
|c||^.-^||(苦しい…!しかし、先程とはもう違う!『声』だけは出せます!だから…せめて、せめてもうほんの一瞬、それだけでいいのです!隙があれば…!)
|c||^.-^||(『アレ』なら対抗できるはず!)
|c||^.-^||「ウ、ウオオオオオオオオオォオオォォォ!!」
ノノc√σ_σV「すごい気合ね!らしくないわよ!…でもカッコイイわ!私も全力で!!!」
ノノc√σ_σV「ハァアアアアアアアアアアア!」
ーーーーーズキン!
ノノc√σ_σV(!!!!!!!!)
|c||^.-^||(なっ!?怯んで…?い、いや!好機!!)
|c||^.-^||「発動!!『特性ーーーーーーー |c||.σ_σ|| 「【ブッブーですわぁ!!!】」
ノノc√σ_σV ビダアッ!! 「な、なに!?」
ノノc√σ_σV「ど、どういうこと!?何故【歌】を!?いや違うわ…これは…!!」
|c||.σ_σ|| 「そのまま!【ハグしよっ?】!!!」グオオオオオ!!
ノノc√σ_σV「自、自強化!?やはりこれは…!もう動ける!後ろへ!!」ババッ!ズキン…
ノノc√σ_σV「うぅあ!!」
|c||.σ_σ|| 「逃しません!【シャイニー!!!】」カッ!
ノノc√σ_σV「なっ…!?眼が!」
|c||.σ_σ|| 「【おはなぁ〜……………】」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
ノノc√σ_σV(不味い不味い不味い不味い不味い不味い!)
ノノc√σ_σV「【Storm in Lover】!!風よ!私を吹きとばせ!!!」ビュオオオ!!
|c||.σ_σ|| 「【まる!!!!!!】」
ゾリュリュリュリュリュリュリュリュリュリュリュリュ!!!!!!!
ノノc√σ_σV「き、キャアアアアアアアア!!」ドダッ!
ーーーーーーーーズギン!!! アキバリポーター「い…今!私達の目の前で何が起こっているというのでしょう…!!絢瀬選手により封じられた筈の黒澤選手の【歌】が復活して…??!!」
ツバサ「ち、違うわ!あれは…【コール・アンド・レスポンス】!!そう!【C&R】よ!まさか【歌】のような効果は………ハッ!!!
『10人目だぁぁああああああああああああああああああああ!』
『ノξソ>ω<ハ6 【MIRAI TICKET】!!!』
なんてこと…見ていたじゃない…!ファンの想いが結晶となるその瞬間を…!まさかこんなことが…!」
ツバサ「私達アイドルの試合前の礼法、【C&R】。あれはお互いをアイドル、お互いをファンと見立て取り交わす、空手で言う押忍の一礼のようなもの…そう思っていたわ」
ツバサ「でもそれは突き詰めれば【ファン】と【アイドル】!両者の相互作用の熱意と畏怖と憧憬は…『一体感』へと変貌し…!」
ツバサ「とてもとても短いけど…正に【歌】と同じ奇跡をこの世に生み出してるのよ!!」
ーーーーー
聖良「く、悔しいです…!まさかダイヤさん!あんな秘密兵器を私達には使わなかっただなんて!」
理亞「…………!」
梨子ママ「いえ、状況的に派手に見えてしまっているけど…恐らく使っていた所で通用しないと言う迷いがあったのよ…現に最初の【ブッブー】の精神作用…」
梨子ママ「【ハグ】による自強化も【まる】の空間掘削も…どれも小規模よ?あくまで奥の手なのよ…」
梨子ママ(だとしてもこんな戦い方…!凄いと言わざるを得ない…!) μ'sがズッシリとした強さなのに対して、Aqoursが新!って感じの強さなの、すげえ上手いなぁって感じるし、すごい好き ーーーーー
にこ「痛ったぁ…」ヒリヒリ
にこ「どうすんのよ?アイツ、凄いピンチじゃない?」
希「ーーーー」
にこ「あれさ、絵里の膝…このまま闘ってたらボロボロになるんでしょ?真姫の取り乱し方を見てたら、そんな気がするわ。多分、私生活に支障をきたすほどのレベルで」
穂乃果「ーーーー!」
ことり「ーーーー!」ドキンッ!
凛「ーーーーそうなの?真姫ちゃん」
真姫「ーーーー痛み止めを、打ったのよ。今朝…ここに来る前に。反復性膝蓋骨脱臼。エリーの診断名よ。本当は止めなきゃダメなの。私も、言ったわ。やめなさい・って」
真姫「でも、エリー…すごい笑ってた。『しょうがないじゃない!でもね!このラブライブは私の3年間と…貴女達の事を少しでも邪魔してしまったことに対する、その清算なのよ!』って…凄く綺麗に…」
真姫「綺麗で…凄く綺麗で…本当は分かってた…!止めなきゃいけないってアダジ…!あ"めだのにぃ…」ボロボロ
花陽「わた、私のせいです…!ちゃんと…!誰かに相談していれば…!」ガタガタ
凛「真姫ちゃん…!かよちん!」ガシッ
凛「凛も…だ!凛もかよちんから大丈夫かなって言われてたのに…!簡単に考えてた…!うっ…!」ポロポロ 海未「大丈夫…貴女達のせいではありません…真姫?」
真姫「ぅーーー!」ボロボロ
海未「そのままでいいんですよ?絵里の痛み止めは…本当なら今日一日はちゃんと効くものなのですよね?その保証も無ければ流石に貴女も同意しなかったはず…」
真姫「ぅぇ………!」コクコク!
海未「やはり…【歌】による自強化の…特に絵里レベルの歌唱力からくる想像以上の負荷と反作用の…希?」
希「ーーーそうだよ」
海未「まだ聞いてませんーーーですがやはり…何故、止めなかったのですか?」
希「痛み止めやなんやは正直、試合中の真姫ちゃんの態度でわかったんや…絵里ち、本当は誰にも相談なんてするつもりはなかったはずや。でも、真姫は何か隠してた…」
希「昔、怪我でバレエの道を諦めた絵里ち。将来、お医者さんを目指す真姫ちゃんだけはなにか知ってる。すぐ分かったよ…」
希「海未ちゃんーーーにこっちもや。ウチかてな。本当は止めたい。絵里ちの動き
、目に見えて怪しい。でもな?絵里ちはそれでも舞台に立ってるんや!責任感とか勝敗数がどうとかじゃない!」 ーーーーー
ノノc√σ_σV(もう…限界?いえ!脚の一本くらい!)
ノノc√σ_σV(最悪の場合、さっきのように現象操作を利用した位置移動ならまだ攻撃を躱せる!自強化は…正直キツイけど!まだ!)
ノノc√σ_σV「ハアアアアアアアアア!」
|c||.σ_σ|| 「【好きな食べ物…】」ゴゴゴゴゴゴゴゴ…
ノノc√σ_σV「初見!でも…!私ごと巻き込んで!!【錯覚CROSSROADS】!!」
グニャン! ノノc√σ_σV「うっ!」ミシミシ!
|c||.σ_σ|| 「空間圧縮!【サンドイッチ】!!」
ゴシャアア!
ーーーーー
希「勝ちたいんだよ!本気の本気で!絵里ち自身が!それで私達が喜んでくれるって本気で信じちゃってるから!!それが絵里ちの喜びだからって!」
希「馬鹿だよね!?大馬鹿だ!!きっとたったの脚の一本なんて考えてるよ?ふざけないでよ!!」
希「だからだからな…ウチはそのバカを応援したい…!【歌】での回復も無理ってわかってる…!せめて絵里ちの納得するところまで戦わせてあげてや…!」
希「たとえ…たとえ取り返しがつかなくなったとしても!絵里ちの覚悟は邪魔させない!」バッ!
希「もし!試合を止めたいって言うんだったら!ウチを倒してからにして!!」 海未「ーーー正直、止めたいです。でもわかってしまいます。酷いくらい」
海未「花陽は…1回戦、文字通り命を賭けました」
花陽「ーーー!」
海未「2回戦、凛は精も根も尽くしきりーー」
凛「ーーーうん」
海未「真姫は、魔王とも言える相手に臆することなく戦った」
真姫「うえぇぇぇ…」グズッ
海未「希は、ともすればどちらかの命を失いかねない運命と対峙し」
希「……………」コクリ
海未「ことり。貴女は恐れずにかつての自分を受け入れ、新しい自分へと成長してみせた」
ことり「海未ちゃん…」
海未「手前味噌ながら、私も全力を尽くした思いです」
海未「絵里はそんな私達を…見てしまいました。そして、引くに引けなくなった、のではなくーーー
ーーーーー ノノc√σ_σV「まだよ!まだ終わりじゃない!」
ノノc√σ_σV「加速【START:DASH!!】!!強化【Cutie Panther】!!…そして!硬質化【ダイヤモンドプリンセスの憂鬱】!!」ガキィィィイイイイイ!
ノノc√σ_σV「突っ込む!!いけええええええええええええ!!!」
|c||.σ_σ|| 「なっ!!瞬間防御!【がんばルビィ!!】!!」
ドッガァァァァァ!!
ーーーーー
海未「勝ちたいんですね。絵里は。他でもない、私達に」
海未「邪魔を、できるはずがありません…」ストッ
ことり「辛い…よ?脚が動かなくなるのって…それだけで自分が周りから置いていかれたような…でも!」
ことり「それが絵里ちゃんが選んだ『想い』なら…!」
穂乃果「穂乃果もーー馬鹿だからわかんないことも多いけど!!皆がいうからじゃない!私は…!」
穂乃果「絵里ちゃんが勝てるように、応援したい!!」
凛「凛も…!」 花陽「いつまでも泣いてちゃ…!」 真姫「ダメなのよね…!」
希「皆…!ごめんな…!バカ絵里ち…無事に戻ってこなきゃ許さないよ…!」ポロポロ
にこ「…………………」
にこ「アンタ達…………アンタ達は………………!」
ーーーーー アキバリポーター「序盤の…現象操作戦が嘘のようです…!今、舞台は…!」
ノノc√σ_σV「ハアアアア!」ドガッ!
|c||.σ_σ|| 「タァアアアア!」バキッ!
アキバリポーター「血で血を洗うかのような様相を呈しております…!」
ツバサ「絢瀬さん…先程から回避や移動…いや、『動き』そのものに彼女の見る影もないわ…!何らかの…恐らく脚のアクシデント…!」
ツバサ「止めないの…?μ's!!!!!………いえ、決まってるわね…!止めに来ない…それが答え…」
ーーーーー
善子「コーレス…ただ皆が盛り上がって喜んでくれる為の掛け声…なんて考えてた自分が情けないわ…しかし、私は地面振動…土属性なのね!」ギラン
千歌「なら私は火属性!カンカン日照りの火炎攻撃だぁ〜!…ミカンが出るのかな〜なんて…最初は思ったけど…」
曜「私のは言わずもがな!善子ちゃん風なら…風属性?」ヨハネ!
梨子「想いの届けかたになんて…それぞれがそれぞれであって!決まりはないのね!」
果南「なんだよ…ダイヤのクセに…!らしくないよ!でも…!」
鞠莉「私達への想いを戦いの中で…貴女は本当に意地っ張りの硬度10デース…!」
ルビィ「お姉ちゃあ…!ルビィ!負けないよ!お姉ちゃあより強くなる!だから勝って!!」
花丸「ダイヤさん…きっと隠れて一人で練習してたんだろうなぁ…私達との特訓とは…別に。少しでも…少しでも強くなるって!」
千歌「勝てる…勝てるよ!ダイヤちゃん!!」
ーーーーー ーーーーー
|c||.σ_σ|| 「エリーチカ様…、いえ、絢瀬 絵里さん…申し訳ありません。膝の故障、気づいていましたわ…」
ノノc√σ_σV「謝らないでよ。それを言うなら私こそ、試合前に言われてたのに…万全な体調じゃなくて、ごめんなさい」
|c||^.-^||「それこそですわ。アイドルとして、と、握手までして下さいましたのに…アイドルとしての私は、完敗でしたわ」
ノノc√σ_σV「ふふっ!…お互い謝ってばかり…」クスクス
|c||.σ_σ|| 「とはいえ!膝のハンデに甘んじましたが、『ラブライバー』としての私なら貴女の【ソロ】を打ち破った!…なんて言い張って終わりにしたいのですが…いけませんわよね…!次が、最後の一撃ですわ!」
ノノc√σ_σV「そうね…もう右脚が熱をもった革袋みたいに感じてるわ…でも、最後だもの…とびきりの一撃で締めくくらせてもらうわ!私の勝利と共に!」
|c||.σ_σ|| 「フフッ!流石ですわ!それでこそエリーチカ様!」
ノノc√σ_σV「さ〜あいくわよダイヤ!!ああ!それと…」
|c||.σ_σ|| 「?」
ノノc√σ_σV「絵里でいいわ」
|c||^.-^||「フッ…!いきましてよ!絵里!!」 ノノc√σ_σV「いくわよ!!希ほどでないにせよ…超高速の突進技!!【Angelic ーーーーーーー」ギュボッ!!
ノノc√σ_σV(ありがとう、私の右脚…これでお別れかもしれないけど、ここまで良く動いてくれたわ!試合が終わったら…チュウしてあげる!)
|c||.σ_σ|| 「もしかしたらAqoursとして、この選択は恥ずべきものかも知れませんーーーですが!今日ここに、ここまで立っている『ラブライバー』としての私を、私は誇りに思います!」
|c||.σ_σ|| 「皆様!どうかお叱りは後に!【ラブアローーーーーー……………」キュウウウウウ!
アキバリポーター「!!」
ツバサ「!!」
聖良「!!」
理亞「!!」
梨子ママ「!!」
μ's「!!」
「!!」ダッ!!
Aqours「いっけええええええええええーーーーーーーーー!」
ノノc√σ_σV「ーーAngel】!!!!!」
|c||.σ_σ|| 「シュウウトオオオオォォォ!!!】」
ドカァア…………………! ーーーーーーーー
ーーーーーー
ーーーー
ーー
ー ー
ーー
ーーーー
ーーーーーー
ーーーーーーーー アキバリポーター「あ…!あぁ……!」
ツバサ「なんて…ことを!」 審判「くっ…!」
審判「第7回戦!勝者ーーーー」
審判「黒澤ダイヤ!!尚ーーー」
審判「一対一の勝負における場において、絢瀬 絵里選手が味方からの戦闘幇助を受けによる…」
審判「反則勝ちとする!!!」
にこ 「ーーーーーー!」 ダキッ!
ノノc√σ_σV「ーーーーーー!」
ノノc√σ_σV「そっーーーー!」
「そんなっ!!!!!!!!」 μ's 3 ーーー 4 Aqours
Aqours優勝まで
あと、1勝ーーー ドヨドヨドヨドヨドヨドヨ…!
にこ「ーーーーー」ムクリ
ノノc√σ_σV「ーーーーー」ムクリ
|c||.σ_σ|| 「………」
フッ ダイヤ「スクールアイドル同士の勝負であり、審判に勝敗を宣告されてしまった以上…どうやら私に軍配が上がったようですわね」
ダイヤ「絵里。このような結果となり…遺憾ではありますが、これは『ラブライブ』。如何なるアクシデントも、如何なるトラブルも…全くの予想外ではありますが、こういう結果も起こり得る…」
ダイヤ「……ということで…」
|c||.σ_σ|| 「済むわけ無いでしょう!貴女だって…!いえ、貴女だからこそ、1番ご存じのはずでしょうにーーーー!」
|c||.σ_σ|| 「矢澤にこ!!!」クワッ!!
そうだ…!
ふざけるなーーー!!
何やってんだよ矢澤ーーー!!!
邪魔するんじゃねぇ!二人に申し訳ないと思わないのかぁ!!
バカ野郎ーーー!!
ブゥウウウ…
ブゥウウウウ!
boooooooooooooo!!
アキバリポーター「ブ…ブーイングです!ああ…このラブライブで選手に対してのブーイングだなんて…あまり例を見るものではありません…!」
アキバリポーター「状況を整理しましょう…第7回戦、終盤も終盤…絢瀬、黒澤両選手が見合ってからの…恐らくは共に全ての気力を注いだ歌、【Angelic Angel】とまさかのコーレス、【ラブアローシュート】の…」
アキバリポーター「応酬…かに思えましたが、両者の想いの丈なぶつかる正にその直前」
アキバリポーター「μ's陣営、矢澤にこ選手が…絢瀬選手を抱きかかえるような形で覆いかぶさり…そのまま二人共舞台上に倒れ込みました…ですがこれは…」
ツバサ「なんで…!どうしてあの矢澤さんが…!絢瀬さんの膝はそんなに…?でも!」 理亞「ルールは…無用の対戦だったはずだけど…流石に…一対一の原則を崩壊させてしまったから…」
聖良「厳密に言ってしまえば小原さんの【MIRAI TICKET】も南さんの【スピカテリブル】も…今回の大会で生まれた即興の新曲。大会運営に歌詞を提出していたか、わからないところです」
聖良「ですが、運営から何も発表がないということは…黙認されたのでしょう。アイドルの、その成長に対する印象を加味されてた上で」
聖良「しかし…!矢澤さんのあの行為は…いわば、試合妨害…あまつさえ今こそ決着と言うあの場面で…」
理亞「会場が…姉様…私達の【歌】で沈静化を」
梨子ママ「待って」スッ
梨子ママ「ーーー矢澤さんも覚悟があっての行為だと思うわ…もしかしたら釈明があるかも知れない」
梨子ママ「今は事態を、見守りましょう…そうよね?」
梨子ママ「にこちゃん…」ボソッ
理亞「………?」 ーーーーー
ーーー
ー
ザワザワザワザワ…
ドヨドヨドヨ…
何してんだよ…アイツ…!
Aqours控えベンチーーー
ダイヤ「…っく!」
鞠莉「おかえりなさい…ダイヤ…。ご機嫌麗しゅう?」
ダイヤ「お気遣いありがとうございます…でも今は、少し」
鞠莉「デース…よね…」
ルビィ「お、お姉ちゃあ…」オロオロ
果南「相手の…絢瀬さんの怪我を…あのちびっ娘が庇いに割って入った?」
曜「やっぱり怪我してたんだ!しかも…かなり重症の…そんな動きだった」
花丸「避け方も途中から…そのすごかったズラ…緊急回避かどうかという場面は、自分の身体に自分の【歌】をぶつけて…」
善子「それにしても……運営側の審議、長いわね…それにあの矢澤って娘、頑としてステージから動こうとしない…胡座までかいて…」
ーーーーー ラ板の妖精ブッブさん…|c||^.-^||
Aqours応援しちゃう 30分前、舞台ーーー
絵里 パアアアアアン!
にこ ジィ………ン 『………』
絵里『なんで!どうして!!答えてよ!!にこ!!!』
にこ『………』
絵里『答えてって言ってるの!!!なんで…どうして…!しかも、なんで…アナタなのよ…なんで…なんで!?アタシ…アナタの…アナタのようにって…!』
絵里『ウワ…ウワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!』
にこ『………』
ダイヤ『え、絵里…、矢澤 にこ!貴女!!!!』
運営『両陣営。下がってください。控えの方へ。只今よりーー』
希『ハアハア!絵里ち!!にこっち!!』タタタッ
運営『大会続行かどうかの審議にはいります。さあ、早く』
希『!』
ダイヤ『!』
運営1『東條選手。お願いします。二人をベンチに』
希『ーーーー行くよ…絵里ち…』グッ
絵里『ウワ…ウワアアアアアア!』ポロポロ
ダイヤ『くっ…!』クルッ
ダイヤ『絵里…』スタスタ
希『絵里ち…、ほら!バカにこっちもや!行くで…!』
にこ『行かない』
運営『!?』
希『は?!何言うて…』
にこ『8回戦目、次はにこの試合よ?どうせ戻って…ここに立つんだから何処にいても変わらないわ』
希『ちょっ…!!』
運営『失礼。矢澤選手。これは貴女の行動が招いた結果、そして貴女自身のスクールアイドルとしての評価を審議する場でもあります』
運営『大人しく、従いなさい』 ダイヤさん序盤で身内を制止するのにコーレス使ってた
伏線がちゃんとしてるのに感心した 希『にこっち…!』
にこ『いやよ』ドカッ
希『なに座り込んどるんよ…!』
運営『矢澤選手…!このままだと君も不戦敗でAqoursの優勝ということも考えられるんだぞ…!』
にこ『そう…したければすれば?もし…仮によ…?』
ーーーーー
本部「えーー、間もなく大会続行の是非を審議した結果を発表いたします。どうか、混乱防止のためお席から離れられないようにお願いします。もし、ご気分が優れない方がいらっしゃいましたら近くのスタッフにーーー」
ザワザワザワザワ…
千歌「このまま…もしかしたらにこちゃんが失格ってなって…ってなったら、私達…」
千歌「優勝か…」ポツリ
Aqours「ーーーーー」
「だめ、よ」
千歌「ーー梨子ちゃ 梨子「行ってくる」ザッ
千歌「り、梨子ちゃん!?」
ーーーーー
凛「【くるりんMIRACLE】!!」カァッ!
絵里「うぐっ…グズッ…えぅ…」
シュウウウウーーー…
絵里「あ、ありがど、凛。ヒグッ、大分、楽に…!うぅッ…」
凛「う、うん…!」フラァ
花陽「凛ちゃん!」ガシッ
凛「へへっ…やっぱりキツイや…」ゼェゼェ
真姫「ーーーー」
海未「ーーーー」
ことり「ーーーー」
希「ーーーー」 穂乃果「にこちゃんがさ」
穂乃果「間違ってたのか、間違ってなかったのか、多分、誰が、何を言っても無駄なんだと思う…ルール違反はルール違反だけどさ」
シーン…
穂乃果「今は…無事に大会が続くことを祈ろう!」
希「それは…多分…うん、大丈夫…」
海未「どうしたのですか…歯切れ悪く…希らしくありませんね?」
希「うん…あの時、ベンチに戻れって運営さんから催促されたとき…」
ーーーーー
にこ『もし…仮によ…?私を失格にしてみてごらんなさい。私の反則行為に納得いかないお客さんとか…大会中止になるのがお客さんとかで…』
にこ『きっと暴動が起きるわよ?』
運営『ーーーー!』ゾッ
希『バッ……………!』
運営『今の発言…も、審議上に加味させて頂きます!なんてことを考えられるんだ君は…!』
にこ『やりようはいくらでも…でもすみません。生意気言いました。でも…誰もが納得のいく形になるように計らってください。それに…』
ーーーーー 希「『自分でやったことだもの、自分でケリつけてみせるわ』なんてのたまったんよ…皆の想いが無駄になるかも知れへんことしといてやで…?当たり前や!」
凛「ま、待って…!」
凛「凛の…!【くるりんMIRACLE】は…!ちょっと前の時間を…!戻すことみたいなんだ…!」
希(時間遡行!?現象操作の最高位!!)
凛「で、でも…!かよちんのときは…!『かよちん』だったから…!凛もよくわかんないけど…!絵里ちゃんの『膝』…が…!『膝』じゃなきゃダメなんだ…!あれ…?うう〜んと…!」ゼェーゼェー!
凛「えっと…!ちょっと待っ、…て!」
花陽「凛ちゃん!大丈夫だよ!無理しないで!!」
海未「はい…!しかしこんな消耗した状態で貴女は2回戦を…!」
凛「へへっ…!」 真姫「絵里の膝じゃなきゃダメ…つまり、あのまま絵里の膝が壊れていたら…絵里の膝じゃなくなったら…ああ!」ヘタリッ
真姫「やっぱり私が…ちゃんと判断できていたらこんなことには…!」
ことり「たられば、を言っても仕方ないよ…皆の決意が…すこしすれ違ってただけなんだね…でも」
ことり「にこちゃんの想いは…そのつもりかは分からないけど…それでも、絵里ちゃんを救ってたんです…!」
絵里「うぇ………にこぉ!」
希「ほんとは一発ぶん殴ってやりたかったけど…もうウチは何も言わへん!ふんだ!!」
絵里「うっ…!うっ…!」グス
希「絵里ちをこんなふうにして…!勝たな許さへん!!」
穂乃果「自分でケリを…そっか…!戦って…そして勝つつもりなんだね!にこちゃんは!」
穂乃果「穂乃果は…応援するよ!」
穂乃果「皆!舞台の上に行こう!試合を続けられるように!お願いしに行くんだ!!」
海未「まったく…!貴女という人は…!おや…?」
ザワザワザワザワザワザワ…
ーーーーー 梨子「矢澤 にこ…さん」
ザワザワザワザワ オイ!アレリコチャンダ! ザワザワザワ マダキマッテナイヨネ?ハッカイセン! ?ザワザワザワ
にこ「来たわね…さ、じゃあ…」スクッ
ズズッ…
J(*‘ヮ‘*)し「やるわよ?」
ズズッ メイ*σ _σリ「………」
審判「なっ!?君等勝手に!!」
メイ*σ _σリ「いいんです…!どうか!どうかこのまま戦わせてください!!」
審判「!!」
メイ*σ _σリ「私は…私自身の過去を乗り越えるために…そのために今日!ここに来ました!この日の為にAqoursの皆と努力してきました…!」
ザワザワザワザワザワ ドウイウコト… ザワザワザワザワザワ イヤ、ソウイエバサ… ザワザワザワザワ
メイ*σ _σリ「ーーーーはい。もう、お気付きの方もいるかも知れませんが…第5回戦、あまりの試合内容に皆さんが困惑される中、解説に現れた…」
メイ*σ _σリ「『サクラウチ』…私は、あの人の娘です」
エッ!!ザワザワザワザワザワ!
嘘…でしょ!あっ…!でも名字…!
ザワザワザワザワザワザワ!
あれ…じゃあなんで浦の星に…?普通、お嬢様学校の音ノ木じゃ…?
メイ*σ _σリ「アイドルの娘はアイドルに。誰からの期待に応える意味もありましたが、私自身、お母さんに憧れて…そうなりたいと飛び込んだ世界ではありましたが」
メイ*σ _σリ「現実は、厳しかった」
シン… 千歌「梨子、ちゃん…」
ダイヤ「会場が…梨子さんに耳を傾けて…」
メイ*σ _σリ「私は頑張った…でも、周りの大人達の膨れ上がる期待に、私の成長は追いつくことが出来ず…」
メイ*σ _σリ「なんとか補欠合格で入学した音ノ木坂学院でも、周囲とのレベルの差に悩み…1年間、ある病に侵されました…それは…」
J(*‘_‘*)し「それは私も知ってるわ…」
J(*‘_‘*)し「イップス」
J(*‘_‘*)し「私が2年生の頃、一時期凄い話題になったわ。あの『サクラウチ』の娘が入学してくるかも知れない…持ちきりの噂だったわ」
J(*‘_‘*)し「そして…病気療養のために休学…と聞いてたけど、浦の星女学院の生徒として私の目の前にいる…そういうことよね」 メイ*σ _σリ「はい…」
ザワ…ザワ…
嘘…!そんなことが…
ザワ…ザワ…
噂…めちゃくちゃなのも多いけど、本当のことも…
ザワ…ザワ…
メイ*σ _σリ「でも…にこさんが言うように、私は浦の星女学院の生徒として…!ここにいます!」
メイ*σ ᴗ σリ「だから!私は今日、ここに!感謝を伝えに来ました…!他ならぬ、Aqoursの皆へ!」
メイ*σ ᴗ σリ「イジけてばかりの私を立ち直らせてくれた浦の星女学院の皆さんへ!!」
メイ*σ ᴗ σリ「そして言葉だけじゃなく、形で示したい!ラブライブの優勝という証で!私は立ち直ったのだと!私は過去を乗り越えたと!伝えたいんです!」
メイ*σ ᴗ σリ「だから…だからお願いします!私を…この第8回戦を、戦わせてください!」
メイ*σ ᴗ σリ「そして私が勝利を掴み…!優勝させてください!!!」
ペコリーー
パチ
パチパチ
パチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチ…! いいぞー!梨子ちゃん!
パチパチパチパチ!
運営!戦わせてやれー!
パチパチパチパチ!
そうだそうだーー!
梨子ママ「ああ…梨子…!」
メイ*σ ᴗ σリ「改めてありがとう!にこさん!貴女の反則行為が…形はどうあれ、こうして私に最高の機会を与えてくれた…!これで…」
メイ*σ ᴗ ^リ「これで心置きなくやっと…戦える!』
J(*‘_‘*)し「!? ふーん…」
善子「リ、リリー?」
千歌「善子ちゃ…?まさか!」
果南「…よしな、見守るよ。善子とは違う。『アレ』も梨子だ」
ダイヤ「しかし…、あぁ…運営の方が舞台に」
本部「えー、こちらラブライブ運営委員会本部。様々な検証と状況的な推察から判断しますに…」
J(*‘_‘*)し「…ていうかさ…やっぱり」
本部「第8回戦!続行を決定します!!」
ウワアア
J(*‘ヮ‘*)し「アンタ達…みーんな大バカよ!」
μ's「!!?」
アアア……?
J(*‘ヮ‘*)し「さっきから皆してごちゃごちゃごちゃごちゃと…!何にも分かってないわね〜!」
J(*‘ヮ‘*)し「良い?!ここにいる全員に!スクールアイドルの戦い方ってのを教えてあげるわ!でもそれは言葉じゃなくて…」
J(*‘ヮ‘*)し「見せてあげるわ!この大銀河宇宙NO1の!にこの戦い方で!!」
シーン…………
ふ…
フッざけんなぁ!!!!!!! 絵里ちゃんとダイヤさんの勝負を邪魔した挙げ句…!
梨子ちゃんの想いまでバカにするなんて!!
もう帰れー!!いい加減にしろおおお!!
アキバリポーター「こ、これに関しては…!私は本日自らの意思で初めてコメントを控えさせて頂きます…!」
ツバサ「分からない…!何を考えてるの矢澤さん…!」
アキバリポーター「あっ!!今審判が舞台に!…正に困惑…いや混沌の中で、今8回戦が!!」
審判「第8回戦! 矢澤 にこ 対 桜内 梨子!」
アキバリポーター「始まろうとしています!」
審判「はじめええええええええい!」 希「あんのホンマもんのバカ…!一体何を考えて…!」
ことり「にこちゃん…ちょっと怒ってた…」
凛「凛がバカだからかな…にこちゃんのこと…すこしわからないや…」
真姫「本当に…ごめんなさい。やっぱりあのにこちゃんの暴挙も…私のせいよ…本来なら怪我人を試合に参加させるべきではないという非難を…」
真姫「きっとエリーの傷を庇う事によって…自分にその目を集中させたんだわ…」
海未「それはもういいっこなしです真姫…にこは示すといったのです…今は信じましょう!私達の仲間を!」
花陽(………………にこちゃん) 千歌「また…コーレスがないままはじまっちゃったね…」
鞠莉「うーん…今回は事情が事情よ…Ms矢澤があんまりにもお客さんを煽るものだから…しかも本部としては正式に8回戦を続けると表明した後のことだから、引き下がることもできずにとにかく試合の開始を断行した…というところが本音よ?きっと」
ダイヤ「だとして彼女は…本当に何故あのような…わかりません!」
果南「スクールアイドルとしての戦い方、教えてくれるっていうんだったら…期待させてもらおうかなん?」
曜「でも嫌だな…こんな険悪なムードのなか…私だったら…とても闘えないよ…」
ルビィ「ル、ルビィも…ここにいる自分が本当に正しいのかって分からなくなりそうだよ…」
花丸「…まるで禅問答でも聞かされてる気分だよ…答えなんて本当にあるのかな?」
善子「……これで何にもありませんでしたじゃ、洒落にならないわよ…しかもこれが優勝決定戦になるかもしれない…後味が悪すぎるわ」
ーーーーー
梨子ママ「にこちゃん…まさかのあの時の事を…」
ーーーーー
絵里「にこ…教えて…貴女の本当の気持ちを…でないと…私…にこのことが…」
ーーーーー メイ*σ _σリ「本当に貴女は…私の事を苛立たせてくれるわね…!私の今までを…!全て否定した!」
J(*‘_‘*)し「あら?さっきまで綺麗なスピーチをしてた誰かさんとは別人のようね…?なんてね!いいわ、来なさい!もう試合は始まってるわ!」
メイ*σ _σリ「では遠慮なく!【Shadow gate to love】!」ズブゥ…!
J(*‘_‘*)し「なっ…!消え…!防御!【乙女式れんあい塾】!!」
メイ*σ _σリ「後ろです!防御突破!【コワレヤスキ】!」ゴア!
J(*‘_‘*)し「しまっ…!いけるか!?【START:DASH!!】」ギュン!
メイ*σ _σリ「逃が…さない!【Strawberry Trapper】!!」
J(*‘_‘*)し「!! 脚が…捕まった!いえ大丈夫…!この距離なら…!」
メイ*σ _σリ「【決めたよ………」ズズッ…
J(*‘_‘*)し「なっ!腕だけをワープさせて…!ヤバい!!振り払え…!【夏色えがおでーーー!」
梨子「………Hand in Hand】!」
ズドドドドドドドドドドドドドドッ!
J(*‘_‘*)し「ーーー1,2,Jump!】!!」バビュッ!
ブアアアアアアア……!
メイ*σ ᴗ σリ(ふふっ…)ニヤリ
ザワザワザワザワ エッ!?ケッコウスゴイ…? ザワザワザワザワ アタリメーダロ アレダケイッタンダカラ ザワザワザワザワ…
アキバリポーター「あああああっと!不穏な雰囲気で始まった第8回戦でしたが!なんと蓋を開いてみれば激戦!【歌】と【歌】の絶え間ない応酬だぁーーーー!」
ツバサ「凄いわ。矢澤さんも桜内さんも…伊達じゃない!」
ツバサ「でもまだ観客の心は離れたまま…一体何を見せてくれるの…矢澤さん!!」 J(*‘_‘*)し「しまったわね…いくらなんでも飛び過ぎたわ…このまま黙って着地…」チラッ
メイ*σ ᴗ σリ「かかっわね?狙ってたわよ?にこさん?」ニコリ
J(*‘ヮ‘*)し「ずいぶんと嫌〜な…笑顔じゃない!」ヒュ〜
メイ*σ ᴗ σリ「ス・キ・だ・ら・け♡一気に行くわ!【HAPPY PARTY TRAIN】!!」ギュオン!!
J(*‘_‘*)し「うっ!!速い!のと…多分相当痛い!【ダイヤモンドプリンセスの憂鬱】!」ピキィィィ!
メイ*σ ᴗ σリ「ホントにそれでいいのかなぁ?忘れん坊はROMA ROMANESQUE…じゃなかったかしら?」
メイ*σ ᴗ σリ「プラ〜ス…【コワレヤスキ】!」ゴオオオ!
ゾクッ J(*‘_‘*)し「あ…やらかし」
メシャアアアアアアアアア! ドカッ!ゴロゴロゴロ…ヘタリ
J(*‘_‘*)し「」シン
メイ*σ ᴗ σリ「フフ?終わったかしら?」
シーン…
ウ、ウオオオオォォォ!!
き、決まったあ!Aqoursのーー
優勝だああああああ!!
ワアアアアアアア!
千歌「か、勝った…?」
曜「私達の…優勝でありますか!?」
ルビィ「しゅごい!梨子ちゃん!!でも…」
花丸「梨子さん…かなり様子がおかしい…というか怖いズラ…」
果南「梨子、段々テンション変になってたから…まあ良いんじゃない?」
ダイヤ「何を言うのです!私達の勝負に水を差されたとはいえ…!矢澤さん!あれでは重症ですわ!」
鞠莉「いえ…変な言い方だけど『重症ですんだ』と見るべきよ…善子のヨハネが天災なら…梨子の『アレ』は人災だもの」
善子「んむぐぐ…否定したいけど否定できない悲しみ…!けど、これで私達の…!!」
Aqours「優勝!」
審判「担架だ!早く!そして…」スッ
審判「第8回戦 勝 J(*‘_‘*)し「あーはいはいストップストップ!!」 ダイヤと凛は花陽とルビィの試合の時何したの?
何でにこだけ反則なの?なに起こってんのかまるっきりわからん J(*‘_‘*)し「まだ終わってないわよ!ったくぅ、困っちゃうにこ〜」ズズッ…
メイ*σ _σリ「なっ…!?内臓1つ2つの手応えは確かにあった…!平気なはずがない!」
J(*‘_‘*)し「まあ実際ギリギリだったけど…【歌】っといたわ!驚きなさい?これがにこの…」
J(*‘_‘*)し「【まほうつかいはじめました】!!」ババン!
オオォォォ…
アキバリポーター「おおお!?矢澤選手!桜内選手の何処か南選手の【ぶる〜べりぃ♡とれいん】を思わせる強力な突撃!加えて防御突破の【コワレヤスキ】の併せ技を受けて…」
アキバリポーター「まるで無傷です!!」
ツバサ「瞬間回復曲…!忘れてたわ!彼女の二つ名!『鉄壁の矢澤』!!心配するほうが徒労だったわ…!」
オオォォォ…
ドヨドヨドヨ…
ーーーーー >>465
すみません!では補足を!
ダイヤさんはルビィちゃんを庇い、凛ちゃんはかよちんのパンチ(でもならないほどにかよちんは衰弱してますが)を止めてました
という、実際、両者反則の形です
ですが、かよちん踏み込み脚で巻き上げた白煙のため審判たちも、それを確認できませんでした。
※一応、かよちんのソロは自分の中では1番強力な肉弾攻撃です。
かよちんは、あの時点で心肺停止
ルビィは気絶、しかし状態的には戦える
でも凛としてはそんなことよりも、かよちんに死ぬ可能性の高い【ソロ】を使わせてしまった、しかもそれ知っていたのに止められなかった後悔から降参を代理で宣言した。自分はかよちんの分まで!!の決意。
そして宣言した以上、審判団はそれを受理
という形です
ほんとは引き分けでしたが、なんか気分的に引き分けに逃げたくなかった、これは僕のエゴです…すみません
説明になっていればよいのですが…何分ライブ感で書いてる為か頭の中の書き出しが間に合ってないかもしれません…下手くそです!m(_ _)m (・8・)「全然ちげぇチュン!ことりのほうが【歌】の方がずっと強いチュン!」
花陽「わわ…っ!ことりちゃんが…!でも…すごく強い【歌】でした…!あんなに強い人が1年前の音ノ木にいたなんて…!」
海未「桜内梨子…音ノ木の同級生でしたとは…嘆かれますが、彼女もかなりの使い手!いえ、最早Aqours全員に言えることですが…!油断はできません!」
穂乃果「それでもにこちゃんは…!凄いや!こんなムードの中なのに…にこちゃんはにこちゃんだ!!」
絵里「にこ…!」ホッ
希「2つ名…音ノ木坂学院で3年間生き残った、更にその中の強者のみに与えられる、名誉ある称号やん!」
凛「え!?なら希ちゃんもあるの〜?」
希「う…しまったやん…?ウ、ウチは…ふ、『福音の東條』…」
凛(厨ニにゃ)
真姫(え…やだ…カッコいい!) >>467
あ、そして
にこにーの場合は誰からも見て明らかな自分勝手な反則であったので印象がかなり悪い、という解釈でいてくだされば!で、オナシャス! J(*‘ヮ‘*)し「ふふっ…!よし!」
J(*‘ヮ‘*)し「にっこにっこにー!アナタのハートににこにこにー!笑顔届ける矢澤にこにこ〜♪ニコニーって覚えてラブにこっ♡」
J(*‘ヮ‘*)し「ごっめんね〜みんなぁ、ビックリしちゃったかなぁ…?でもぉ、ニコニーはダイジョ〜ブ♪こ〜んなに元気♪ニコッ!♡」
ザワザワザワザワザワ…
なに…あれ?平気なの…?
ドヨドヨドヨドヨドヨ…
スゲーはスゲーけど…なんか…
J(*‘ヮ‘*)し「げっ…」タラー
凛(つ、ついにやってしまったにゃ…!しかもこの決勝の場で…チョイ寒を!!)
※チョイ寒…ちょっと寒くないかにゃ?の略
J(*‘ヮ‘*)し「も、も〜う?みんなオコリンボなんだからぁ〜…」
メイ*σ _σリ「なに…してるんですか…?」
J(*‘_‘*)し「うぐっ…ちょっと!アンタも笑ってなさいよ!それに、なに?じゃないわよ!言ったでしょ?教えてあげるって!」
J(*‘ヮ‘*)し「スクールアイドルとは!どんな時でも笑顔が命!!たとえどんなに苦しくて辛くっても…」
J(*‘ヮ‘*)し「にこは、いつでもどこでも笑顔!!ニコ♡!!」
梨子ママ「ーーーーー!」
シーン…
そ、それで試合の邪魔したの…?
ザワザワザワザワザワ…
全然説明になってないじゃん…
ザワザワザワザワザワ… J(*‘_‘*)し「ぐ、ぐぬぬ…」
メイ*σ _σリ「ねぇ…本当に…ふざけてる、んですか…?」
J(*‘_‘*)し「ふん!真面目も真面目、大真面目よ!!これが私、大銀河宇宙NO1アイドル!矢澤にこよ!これが私の『強さ』なのよ!!」
メイ*σ _σリ「『強さ』…へえー…なるほど…そう、そうですか…あはは…」 「あははふざけるなぁぁぁぁああああああああああああああああああああ!」 J(*‘_‘*)し「!!」
ズズズ……
凛「な、なんにゃ今の声!えっ…嘘…!?」
真姫「あの人…から?」
花陽「…だ、ダレカタスケテー!」
希「な、なんや…あれは!」
海未「そういえば…貴女達は知らないのでしたね…!私やことり達は1度…アレを目の当たりにしています…あの凶悪なオーラ…忘れたくても忘れられません!」
ズズズズズズズズ…
∫∫( c||σ_σ|| 「曜、準備」
曜「え!?う、うん!」 ズアッ(*> ᴗ •*)ゞ
ダイヤ「果南!正気ですか!?」
鞠莉「いえ…!Ms矢澤の…安全を確保するという意味でなら…」
∫∫( c||σ_σ|| 「流石に優勝もかかってるのに、私達が反則ってのも馬鹿らしいけど…この場で考えられる『最悪の場合』、が一番嫌だからさ」
ルビィ「最悪の…場合…」ゴクリ
花丸「マルの出番ズラか…?え〜っと経文は…」
善子「冗談言ってる場合じゃないわよ…!……リリー…!」
ズズズズズズズズズズズズズズ…! J(*‘_‘*)し「会うのは…っ言うのもおかしいけど、2回目ね。アンタのソレ…まさしく、『本性』って言うべきかしら…」
「うふふ…」
メノ^ノ。^リ「うふふ…うふふふふふふふふふふ」 メノ^ノ。^リ「『強さ』…『強さ』ね…あはははははははは!」
メノ^ノ。^リ「ふざけないでよ矢澤にこ!そんなものが『強さ』なわけないでしょう!」
メノ^ノ。^リ「強さっていうのわねぇ…!!!!こういうのを言うのよ!!!!!!」
メノ^ノ。^リ「【想いよひとつになれ】ええええええええ!!!!!!」
∫∫( c||σ_σ|| 「なっ!?しまっ…!!う、うぐううぅ…!!」シュウウウウ…果南「う、うう…」
曜「よ…ようそろ…!」がくり…!
ルビィ「ピ…」
ダイヤ「ピギィ…」
花丸「ち、力が…」
善子「抜けてくぅ…!」
鞠莉「不味い…このままじゃ…Ms矢澤が…!」
千歌「梨子ちゃん…!梨子ちゃぁん!」
J(*‘_‘*)し「ア、アンタ…!なにしてんのよ!やめなさい!!!」
メノ^ノ。^リ「あぁ^〜感じるわぁ!皆の【歌】を!…と言っても千歌ちゃんのは『難しい』から借りられないけど…」
メノ^ノ。^リ「これで十分…!なんてね…十分すぎるから…『調律』しないとね…?」ニタリ
メノ^ノ。^リ「さあ?矢澤にこ…貴女は負ける…負けるのよ?私の『強さ』に!この私の想いに!!」
メノ^ノ。^リ「【Pianoforte Monologue】!!!」 聖良「『調律』…?」ハッ!
聖良「もしかして…!あの時の!!」バッ!
聖良「同じなのですね!『サクラウチ』さん!!」
梨子ママ「………」
理亞「ね、姉様…?」
聖良「理亞…貴女は感じませんでしたか…?第1回戦…花陽さんの【ソロ】で発生した凄まじい衝撃波を私達の【歌】で食い止めようとしたとき…」
理亞「あ…思い出した!なんか身体が暖かくなって…妙に力が湧いてきて…何でも出来るような気がして…!」
聖良「はい…!あの時、他のスクールアイドルの皆さんが私達の【歌】にあわせてくれたお陰で難を逃れました。が…」
聖良「その実、私達の『外側』で【歌】をあわせてくれる人がいた…例えるならバラけてしまったピアノの音を調律ように…整えてくれたのは、そう」
聖良「『サクラウチ』さん…貴女です」
梨子ママ「…………」
聖良「そして…今、桜内さん…ーややこしいですねー貴女の娘の梨子さんは同じことをしようとしている。つまり…」
梨子ママ「…………」
梨子ママ「………………梨子…!」 メノ^ノ。^リ「もう少し…もう少し!うふふふふふふふふふふ!」
千歌「ーーーー!ごめん皆!」バッ!!
穂乃果「あれ!?千歌ちゃんが…!ベンチから飛び出して…にこちゃん達に駆け寄ってく!?」
海未「なっ!?い、一体何を…?先程の、にこの反則の例があるというのに!?優勝の機会を捨てるというのですか?!」
絵里「ま、まさかそれほど危険な【歌】だというの…!………にこ!」
希「!!!? アカン!良く見たらAqoursのベンチ…皆のヘタレこんでるで!!」
真姫「わっ!私達も!!」グッ
「来んなぁああああああああああ!」
千歌「!!」ビクッ!
μ's「!?」ビクッ!
J(*‘_‘*)し「来んな!これは私の戦いよ…」
J(*‘_‘*)し「あー…まあ、人の戦い邪魔した私が言うのもアレだけど…」
J(*‘ヮ‘*)し「アンタ達!私の心配なんて百年早いわ!この大銀河宇宙NO1アイドル…無敵のニコニーがこんなところでやられるわけ無いでしょうが!!」
メノ^ノ。^リ ピクリ…
J(*‘ヮ‘*)し「タカミ チカも!ベンチに戻ってAqoursの奴らの介抱でもしてあげなさい!アンタだけ無事なんでしょ!」
千歌「え…!う、うん!分かった…!」クルッ タッ
千歌(にこちゃんが私の名前を呼んでくれた…こんな時だけど、ちょっと嬉しいや…)ヘヘヘッ メノ^ノ。^リ「あらあら…強がりを…これから起こる予感からか防御に身構えたのでしょうけど…正解なのはその嫌な予感だけ」
メノ^ノ。^リ「実際は不正解よ…?矢澤にこ…!実は私の【Pianoforte Monologue】…発動までは隙だらけなの。でも貴女は、私に勝つ目を失った。これでゲームオーバーよ?」
メノ^ノ。^リ「うふふふふ…完全に『調律』は終わったわ!それと言い忘れてたけど…」
メノ^ノ。^リ「第5回戦の時、怒られちゃったから引き下がったけど…今じゃ怖い怖い果南さんもあの通り。だから改めて自己紹介」
果南「く、…うぅ…り、梨子…!」
メノ^ノ。^リ「Aqoursの『最強』は、私よ?うふふ、それじゃあ行くわ?私のひとり語り…まずは…」
J(*‘_‘*)し(来る!) メノ^ノ。^リ「【WHITE FIRST LOVE】ーーーー」 カッ…カキン…カキカキカキ!
カカカカカカキキキキキキキキーーーン
メノ^ノ。^リ「うふふ…いつ見てもキレイだわぁ…」
ダイヤ「うぅ…わた、しの…【歌】が…!」
千歌「おまたせ皆!今…助けるね!」
メノ^ノ。^リ「さて…ーー行きなさい?氷達!!」
ビュババババババババババババババ!!
J(*‘_‘*)し「なっ…………!でも…これなら…逃げる!【Cutie Panther】!」ヒュバ!
シュシュシュシュシュシュシュシュシュンンンーーーー
ーーー
ーー
アキバリポーター「ど、怒涛の展開だあーーーー!矢澤選手の言葉に、桜内選手!性格が唐突に豹変したかと思うと!遂に自身の【ソロ】を出現させましたー!しかし…これは!?」
ツバサ「はい…!これは黒澤さんの【ソロ】だったはず!何故彼女が…!」
ーーーーー ズガガガガガガガガガガ…!
J(*‘ヮ‘*)し「ふん…!」ヒュン!
ズガガガガガガガガガガガガ…!
J(*‘ヮ‘*)し「やっぱり…!」ヒュバ!
J(*‘ヮ‘*)し「全然大したことないわ!確かに避けるのはキツイけど…でも…!」
J(*‘ヮ‘*)し「今よ!疾走れ!【PSYCHIC FIRE】!」ボボボボボッ!
メノ^ノ。^リ「あら?危ない危ない。水よ。【恋になりたいAQUARIUM】」ドジュゥ…
J(*‘ヮ‘*)し「ふっ…!どうやら本家本元にはだいぶ劣るみたいね!氷のスピード…これなら十分に躱せるわ!」
J(*‘ヮ‘*)し「それに【PSYCHIC FIRE】の炎も別の【歌】で消してみせた!オリジナルみたく、熱量を操れるわけではないのね!」ヒュババ!
J(*‘ヮ‘*)し「今のは防御されたけど…攻めようはまだある!」ギュン!
メノ^ノ。^リ「うふふ…いけしゃあしゃあと饒舌だこと…気をつけないとダメよ?その氷…」
メノ^ノ。^リ「急に『見』えなくなったら、危ないと思わない?」
メノ^ノ。^リ「【さかなかなんだか?】」ニタリッ
果南「ぐっ…!やめ、ろ…!梨…子!」
千歌「果南ちゃんも!とりあえずお水!」
フッ……………
J(*‘_‘*)し「うっ!!こ、氷…攻撃が、見えな…!マズい!【ーーー
ズドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドーーーー!! ーーーン………
ザワザワザワザワザワ…
おい…!あれヤバくない…!?
重なりすぎてよく見えないけど……めちゃくちゃ突き刺さったんじゃ…!
ザワザワザワザワザワ…
メノ^ノ。^リ「いいえぇ、あのしぶといしぶとい矢澤にこのことだもの…どうせまた回復とかで…いつでもどこでも笑顔でいられる『強さ』とやらで平気なのでしょう…?」
メノ^ノ。^リ「だったら回復も間に合わないくらいに………ねえぇ!!」ニタァリ!
メノ^ノ。^リ「【New winding road】!それと…こうだったわよねえええぇぇぇぇ!」
メノ^ノ。^リ「【コワレヤスキ】ィィイ!」
キュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュ!
メノ^ノ。^リ「ふう…流石にこの一発だけだけれど…クスクス…人に当たったらどうなるのだったかしらぁ!」
鞠莉「り、梨子…!ダメ、よやめて!」
メノ^ノ。^リ「うふふ…」 キュ バチイイイイイイイインン!!
ボシュウウウウウウウウ………!
キャアアアアア!
ザワザワザワザワザワザワザワザワ!
梨子ちゃんどうしちゃったの…?
ザワザワザワザワザワザワザワザワ!
でも…まあ…
ザワザワザワザワザワザワザワ!
アキバリポーター「こ、これはいけません…!只でさえ身動きのとれない矢澤選手に向かって…!小原選手が第4回戦で見せた、文字通りの必殺技を放ちました…!」
アキバリポーター「矢澤選手は大丈夫なのでしょうか!?凄まじい水蒸気で上手く確認できません!」
ツバサ「………………ふふっ!」ニヤリ!
メノ^ノ。^リ「あっははぁ!!すごおい!氷ごと吹っ飛んじゃったぁぁあはははははは………………………あ?」
シュウウウウウウウウウウウ…
「…………フッフッフッ…」
シュウウウウウウウウウウウ…
J(*‘ヮ‘*)し「にっこにっこにー!」ドドン! すみません…今日はこのあたりで…こんなことで間に合うのか今月中…
眠気許すまじ… 乙乙
急いで終わらせなくていいからじっくりやってほしい 真姫「状況から見るに他者の【ソロ】…うん。借り受けといったところかしら…何れにせよ、強力な事は間違いないわ。けれど!」
海未「はい!出ましたね…にこの、もう1つの【ソロ】が!」
穂乃果「あの時の以来だね!1年生と2年生だけで…まだ私達がまだまだヒヨッコだった頃!」
花陽「アイドル研究部部室前で、にこちゃんと会って…『バトル鬼ごっこ』をしたときだね!」
凛「いやな思い出にゃ…凛とことりちゃんで…
>ω</『にゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃ!』
ズドドドドドドドドドドドドドドドドド!
(・8・)『チュンチュンチュンチュンチュンチュンチュン!』
だったのに…………」
ことり「そうだったね…まったく効かなかった…あの時、アルパカさんがいてくれたから良かったものの…」
希(えっ…?ウチはあん時『話をつけにいくことやな?』って言っただけで…戦えとは言うてへんで?!)
絵里「私も似たような思い出があるわ…あのにこは…強い!」 >>488
>>1に初投稿初スレ立てって書いてあるぞ
期待の大型新人だぞ
楽しみだぞ >>490
ラ!板では初スレ初投稿ってことじゃないのか? 絵里「もう忘れられない思い出よ…2年前の…入学式…
J(*‘ヮ‘*)し『そこの金髪…アンタが絢瀬ね!私と勝負よ!!』
J( ・`д・´)『!』
…………ふふ…!」
希(ハイパー乙女タイム…オドレら、あんときゃめっちゃ仲悪かったやんけ…)イライラ
希「まあ、でもあれを出したって事は…にこっち決着をつけるつもりやんな!…攻撃に対して自動的に防げるまでの防御力があがる……つまり!」
J(*‘ヮ‘*)し「これがにこの『無敵』のアイドル道!【にこぷり女子道】よ!」
オオオオォォォ…… >>490 >>491
ありがとうございます!
一応、何もかも初です メノ^ノ。^リ「あら…そう…うふふ…」
メノ^ノ。^リ「うふふふふふふふふふふ」
メノ^ノ。^リ「【さかなかなんだか?】【WHITE FIRST LOVE】」
J(*‘_‘*)し「!?」シュバ!!
シン……………………ガガガガガガガガ!
J(*‘_‘*)し「ちぃ!流石に簡単には動じないじゃない!?」
ドガッ!ズバッ!
J(*‘ヮ‘*)し「やっぱり完璧に躱すのは…! くっ!!」シュン!シュバ!!
メノ^ノ。^リ「さあ?どんどん踊りなさいな…。うふふ、『完全無敵化』なんてそんな凄い【歌】…うふふ?ズルいわよねぇ?」
メノ^ノ。^リ「『瞬間回復』とあわせても、並のスクールアイドルなら何をやっても攻撃は無駄…何度やっても無駄…疲れて勝負を諦めちゃうわよねぇ…?」
ザシュ!ザンッ!
J(*‘_‘*)し「ぐ、ぐぬぬ…」シュン!…ググッ!
メノ^ノ。^リ「もっと…もっと踊らせちゃう!もっともっともっともっともっともっとぉぉおお〜!」 凛「うわわわ…!にこちゃん!!」
花陽「躱してはいるけど…!ときどき当たっちゃってるのお!?」
海未「桜内さん…あのように性格が変わって闇雲に攻撃をかけてくるものと思いましたが…極めて冷静…そして残虐…!」
希「にこっちの弱点を瞬時に把握したんやね!なんてバトルセンス…!言ってしまえば【にこぷり♡女子道】は『強制瞬間身体強化』!直撃する攻撃に身体が勝手に反応してしまう…!その弱点…!」
真姫「スタミナ…!特に体格でどうしても劣ってしまうにこちゃんにとって…戦闘における最大の課題!桜内さんはにこちゃんのスタミナ切れを狙ってるのね!」
絵里「いえ…!…大丈夫よ!」
穂乃果「ぅ絵里ちゃん!?」
絵里「スタミナ切れ?…フフッ!そんなのにこは…ーーーーーー
ーーーー
ーー J( ・`д・´)『この程度?チャレンジ精神は認めるけど、相手を考えたらどうなの?』
J(*‘_‘*)し『いったあぁぁ…ぐぬぬ』ボロボロ
J(*‘_‘*)し『く、悔しいけど認めるわ…!今はアンタのが強い…!絢瀬 絵里!!!』ビシィ!
J(*‘_‘*)し『次よ…!次は負けないわ!私の理想のアイドル像に近づく為にも…!次はは勝ぁぁつっ!!!』
J(*‘_‘*)し『そうと決まれば…!アイドルの基本!走り込みよおおおおぉぉぉぉぉ!!』ダッダッダッダッダッダッダ…
J( ・`д・´)『ふん…?生意気ね…私に勝つ…?認められないわぁ!次も返り討ちにしてやるわ…!』
J( ・`д・´)『ふん!』
希『あちゃ〜…やっぱり喧嘩してたぁ…も〜!』
J(*‘_‘*)し『に、に"ごぉぉぉおおおお!』ダダダダダダダ…
ーーーーー
ーーー
ー
絵里「あれから…毎日、本当にどんな時でも『毎日』!貴女は走り続けてたわね…!にこ!」
J(*‘ヮ‘*)し「ぐぬぅ…で、でも…………!今よ!!」
J(*‘ヮ‘*)し「【もぎゅっと“love”で接近中!】!」ギュン!
メノ^ノ。^リ「なっ!?さっきよりも…!速い!!」
メノ^ノ。^リ「くっ!【strawbe… J(*‘ヮ‘*)し「おっそぉぉおい!!! 」ギャン!
J(*‘ヮ‘*)し「超接近…【COLORFUL VOICE】!!!」ズドドドドドドドドドドドドド!
メノ^ノ。^リ「な、なぜ!?こんなぁ!?」ドガァッ! ワアッ!!
梨子ちゃん…圧されてる…!でも…
それよりニコニーが実は…
訳分かんねえ奴だけど…
強い!!
ワアアアアアア!
アキバリポーター「形勢逆転か矢澤選手!正直…私も反則行為に彼女に対する印象は良いものではありませんでしたが!それすらも吹き飛ばしてしまうかのような猛攻!」
アキバリポーター「ドゥームにも歓声が戻ってきたようです!」
ツバサ「音ノ木の…その3年生!公式で目立ったような成績は少ないけれど…2つ名を授かるほどの、紛れもない実力者よ!!」
希(絵里ちに…大会そっちのけで無謀にも挑んでばかりやったからな…)
J(*‘ヮ‘*)し「にっこ!」
ドガガガガガガガガガガガガ
メノ^ノ。^リ「い、いい加減…!」
J(*‘ヮ‘*)し「にっこぉ〜…」
ドガガガガガガガガガガガ
メノ^ノ。^リ「こ、この…!」
J(*‘ヮ‘*)し「にぃーーーーー!」
ドガアアアアアアアアッ!!!!!!
メノ^ノ。^リ「ぐがああああああああああああ!?」
ドザッ! J(*‘ヮ‘*)し「にこっ♡」ババンッ!!
イ、イイゾォニコニー!
ザワッ!
J(*‘ヮ‘*)し「!!!?」
J(*‘ヮ‘*)し「ふっふっ…フッフッフッ!遂に来たわね!私のファン!いいわ!もっとよ!もっと盛り上げなさぁ〜い!そしてニコニーがぁ、みんなをこのままつれてっちゃうにこ〜♡」
J(*‘ヮ‘*)し「ニコニーのぉ?ラブにこワールドに♡!にこっ♡」
シーン
凛「運営さーん!空調の調子がおかしいニャー!」
J(*‘ヮ‘*)し「はぁ!?ぬぅわんでよ!!」
\ドッ!/アハハハ…!
J(*‘_‘*)し「む…?ウケた…り、凛め…」
J(*‘ヮ‘*)し「ま♡許すとするわ!」
メノ^ノ。^リ「…ふふ…うふふ…なんなのよ…これはぁ…!」ギリィ! 梨子ママ「あぁ…!あの娘…にこちゃん…!あんなに…あんなに強くなって…!梨子…、ごめんなさい…あの娘ならにこちゃんなら…!」
聖良「ど、どうされたのです!?えっ…!」
理亞「泣い、て…?」
梨子ママ「アナタの事を…きっと救ってくれる!」スゥー…
聖良&理亞「!?」 千歌「うそ…す、すごいのだ!Aqoursの皆の力を曲がりなりにも使いこなす梨子ちゃんがあんなに…!さすが…μ's!」
千歌「あ!それより皆の介抱を!こうなったら千歌秘伝のミカンジュースの封印を…!くぅ…!」
「何やってんのよ…もう必要ないわ?」ゴゴゴゴゴゴ…
千歌「ふえ…えええ?!善子ち……!!?? この雰囲気…まさか!」
ヨハネ「ふん…」ゴゴゴゴ…
千歌「うわああああ!堕天使ヨハネちゃんだぁああああ!寝てたんじゃないのぉ!!」
ヨハネ「うるっさいわねぇ…せっかくお目覚めの他の連中に響くわよ?」
曜「き、急に…」
ルビィ「身体、が…」
ダイヤ「楽に…」
鞠莉「イエ〜ス…」
果南「でも…もっと水を…」
花丸「ズラぁ…ヨハネ…ちゃん」
ヨハネ「ふん…」
千歌「え…!ま、まさか!ウソ!?皆を…治してくれたの!?あ、ありがとう…!」
ヨハネ「ち、違うわよ!私は最高位の堕天使!!このヨハネの禍々しいオーラがあの憎たらしい小娘の【歌】の効果を中和しただけよ!それだけに決まってるんだからね!?」
千歌「おおお…ツンデレさんだ……って!善子ちゃんは!?」 ヨハネ「…宿主は…連れてかれたわ。あの【想いよひとつになれ】って【歌】に…このヨハネはその空っぽの身体に浮き出てきただけ…」
ヨハネ「不甲斐ない宿主のせいで、このヨハネの力までも少し、引っ張っていかれて…なんなのよ…あの小娘…」
ヨハネ「まあ?扱うとなってもこのヨハネまでとはいかないだろうけど…」
千歌(こ、『このヨハネ』って何回言うんだろう…!)ゴゴゴゴ…
ヨハネ「ふわぁ〜あ。まあ、この試合が終われば宿主の意思も帰ってくるんだろうけど、それまでは心配なのよ………………あっ」
千歌「心配…………………………………なの?」
ヨハネ「………………」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…!
滅ぼす!/////
ぎゃーーー!ウソウソウソウソ!?このヨハネ様ー!このヨハネ様ーーー!
こ、の…………人間風情がぁ!/////
ミ、ミカンジュースで良いから水を…!私に…水を…!
うぅ…五月蝿いですわぁ…! J(*‘_‘*)し「何やってんのよ…あの娘ら…」チラッ
J(*‘_‘*)し「ま、元気そうで何より。やっぱり笑顔が一番よ」
J(*‘ヮ‘*)し「ほら!アンタもよ!お陰でいい試合できてる!まー私が勝たせてもらうけど、キチッと決めてお客様を…」クルッ
J(*‘ヮ‘*)し「え?」
メノ^ノ。^リ ウソヨ…ウソヨコンナノ…マケチャウノ…ダメヨ…マケチャッタラ…ママァ…
J(*‘ヮ‘*)し「ちょっ…!アンタ!大丈…」スッ…
メノ^ノ。^リ「はっ!さ、触るなぁああああ!」ガバッ!バシィ!
J(*‘ヮ‘*)し「!!………なによ、元気じゃない?」
メノ^ノ。^リ「ハアハア…!ふふ、うふふふふ…『嫌な思い』をさせてくれるじゃない…」
メノ^ノ。^リ「うふふ…やるじゃない…矢澤にこ…?」
メノ^ノ。^リ「確かにこのまま正攻法じゃあなかなかどうして…でも…でもねぇ?お陰様で…良いこと思いついちゃったわ!」
J(*‘_‘*)し「むっ!」サッ!
メノ^ノ。^リ「うふ!うふふふふふふふふふ!そのすぐに身構える悪い癖!いいわ!今度は貴女に『嫌な思い』をさせてあげる!」
メノ^ノ。^リ「うふふ!【RED GEM WINK】ぅぅぅううう!!!」
チカ……チカ、チカチカチカ!
J(*‘_‘*)し「なっ!?眩しっーーーー!」
チカチカ…チカ… 希「な、なんや!…めちゃくちゃ強烈やけど…ただ、光った…だけやん?」
凛「う、うう……!」ゴシゴシッ
花陽「り、凛ちゃん!大丈夫!?」
海未「ああ…凛は運動能力が優れてるのは勿論ですが…五感も相当なものですからね…真正面からの烈光は刺激が強過ぎたのですね…」
凛「な、なんか…凄いクラクラするにゃあ…」
真姫「クラクラってちょっとそんなに………ハッ…まさか!」バッ
真姫「にこちゃん!」
J(*‘_‘*)し「ーーーーー」フラッ…フラッ…
ことり「あっ!にこちゃんの様子がおかしいよぉ!なんだか…すごく疲れてるみたいに!」
穂乃果「えぇ!?なんでなんで!!?」
絵里「いや…に、にこぉ!!」
J(*‘_‘*)し「…………」ヨロヨロ…
真姫「不味いわ…やっぱり、あの状態…!」 真姫「見当識失調…!にこちゃんは今、一時的にパニック状態に陥ってるんだわ!」
メノ^ノ。^リ「うふふふふふふ!………あら?」
審判(矢澤選手の様子がおかしい…戦える状態なのか…ルール無用とはいえ安全のためにも一度ストップを…)サッ
メノ^ノ。^リ「あらあら…だめですよぅ…【ジングルベルがとまらない】」
審判「なっ!?うっ、頭が!!」ガランガランガランガラン!
審判「や……!
ガランガランガランガランガランガランガランガランガランガランガランガラン 「やめてくれえええええええ!」 ガランガランガランガランガランガランガランガランガランガラン!
メノ^ノ。^リ「うふふ…しばらく言う事聞いててね?【“MY LIST” to you!】」
審判「…………………はい」
メノ^ノ。^リ「うふふ…邪魔者はいなくなったわ…さあ、矢澤にこ…」
メノ^ノ。^リ「夢の世界に案内するわ?とびきりの…とっても素敵な『悪夢』の世界に?」
メノ^ノ。^リ「【in this unstable world】ーーーーー」 J(*‘_‘*)し「ーーーーーーー!」ビグン!
梨子ママ「あ…ああ!まさか…梨子!なんてことを…!!!」
ヨハネ「チッ…」
千歌「なに…?一体梨子ちゃんは何をしたの!!しかもーーー」
千歌「まだ完成してない筈の、ルビィちゃんの【ソロ】までどうして!?」
ルビィ「ピギ…い、一度…」
千歌「ルビィちゃん!」
ルビィ「ハアハア…!ルビィ、込めるべき願いを【歌詞】におこそうとしたんだけど…なかなか上手くいかなくって…」
ルビィ「一度…梨子さんに相談しに…【歌詞】を見せたことが…それで…うぅ…」
千歌「そんな…それだけで!」
ヨハネ「その【ソロ】で一種の催眠状態を作り出したって事ね…そこに『嫌な思い』だ『悪夢』だとか暗示を掛けて…ーーーーー
ーーー
ー J(*‘ヮ‘*)し「いや…!いや、ダメ!いかないで…!」
絵里「にこ!にこ!?どうしたの!?声が届いていない!?」
絵里「にこぉぉぉおおおーーーーーーーーー!」
ヨハネ「このヨハネの【ソロ】…宿主と同じ使い方で幻覚を見せてるんだわ…恐らくあの様子から見ると…」
ヨハネ「とびきりの、トラウマを」
J(*‘_‘*)し「いやああ!パパ!パパァ!!!」
J(*‘_‘*)し「ーーーーお願い!死なないで!いや、いやああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!ーーーーー
ーーー
ー にこ『パパ…!パパ!なん、えぇ…なんでぇ!血が、血が止まらないよぉ!』グスッ グスッ
にこパパ 「ぅ…」ドクドク…
『離しなさい…!離して!あの人は私を庇って!それに多分娘さんも近くに…!』
『いけませんーーーーサクラウチさん!アナタを狙っての犯行だ!相手は銃を持っている!』
サクラウチ(梨子ママ)『良いから…離しなさい!』バキッ!
SP『グワッ!?』
サクラウチ『大丈夫!?お嬢ちゃんーーあぁ良かった、無事ね!さあ、この人は…!うっ!』
にこ『パパ…!私のパパなの…!助けて…サクラウチ…!パパを助けてぇぇ…!おねがいぃ…おえがいじまずおねあいじまず…お願い、します…!』
サクラウチ『…………弾が…心臓に…』ボソリ
ーーーーー
ーーー
ー 『観自在菩薩行深般若波羅蜜多時ーー』
サクラウチ『この度は…!本当に……!』ガバッ
にこママ『お顔を、上げてください…夫はただ…にこの…娘の、大好きなアイドルを守ろうと、咄嗟だったんだと思います…』
にこママ『あの人は、ふふ…本当に馬鹿な人でした。いっつも後先考えず、正義感ばかりで出張ちゃって…』
にこママ『自分が…死ぬことも…考えず…うぅ…』
サクラウチ『本当に…!なんと言ったら良いのか…!』
トントン
サクラウチ『えっ…』
にこ『………』
サクラウチ『あ…』
にこ『に…』
『にっこにっこに〜♪』 サクラウチ『ーーーー!どうして…私に笑顔を…』
にこママ『ああ…!にこ…!』
にこ『あのね…サクラウチ…これはね?』
にこ『笑顔の、魔法なの』
ーーーーー
ーーー
ー
J(*‘_‘*)し「あ…あ…!」ウツロ…
メノ^ノ。^リ「うふふ…!良いわ…良い顔よ…!そんな貴女を見たかったのよ!にこにこにこにこと…これで私の事は馬鹿に出来ないわよねえ!」
メノ^ノ。^リ「うふふ…うふふふふふふ!後は本当の眠りにつかせてあげる…!殺すわけじゃないわ?花丸ちゃんがやってたようにワンフレーズなら、私も完全に再現できるわ…!」
メノ^ノ。^リ「絶対昏倒の一撃…【おやすみなさん】」ズズッ…
メノ^ノ。^リ「あと一発…!あと一発で終わりよ!これで梨子はまだ強い子でいられる…!これでまだまだ大丈夫…!皆が褒めてくれる…!」
メノ^ノ。^リ「うふふふふ!これで終わりよ!悪夢の中で更に眠れ!!矢澤にこおおおおおお!」ゴオオオオ!
J(*‘_‘*)し「ーーーーーーーーー
ーーーーー
ーーー
ー にこ『お父さんが…教えてくれたんだ!』
サクラウチ『ーーーーダメよ!!』ダキッ!
にこ『!?』
にこママ『な、何をするんです!?』
サクラウチ『アナタは…強いのね…とてつもなく。ふふ…素敵な魔法よ…すごい元気を貰ったわ…!でも…ダメよ…ダメなのよ…』
にこ『サクラ、ウチ…』
サクラウチ『お父さんを失って辛いでしょうに…私の事なんかぶん殴ってくれていいのに…!それなのに私を笑顔にしようと…!』
サクラウチ『なんて強くて…なんて優しい子なの…!』ギュッ…
にこ『…』ギュ…
サクラウチ『でも…でもダメよ…!貴女はまだこんなに小さいのに…!』
サクラウチ『辛かったら我慢しちゃダメなのよ!泣いたっていいの!そうじゃなきゃいつか…!アナタはアナタの『強さ』に心が潰されてしまう!』
にこ『ーーーー!』ウルウル サクラウチ『だからーーー私が『笑う』から!アナタがちゃんと泣けるように!私がちゃんと『笑う』から!』
サクラウチ『私はサクラウチだ!誰よりも強い、最強のアイドルだ!今は私に任せて!アナタの代わりに、この地球上の誰だって私を知ったら『笑顔』になれるように!アナタから貰った元気で私が頑張るから!』
サクラウチ『だから今はアナタは泣いていいの………!』
にこ『ふっ………うえ…………ふぐぅ…………………うわ、うわああああああああああああああああああああああん!』ボロボロ
サクラウチ『そう…それで良いのよにこちゃん…私のせいで…本当にごめんなさい…勿論私の事なんか一生許さなくてもいい…』
にこ『うわああああああああああん!』
サクラウチ『でも…もし、アナタが今よりももっと大きくなって…もっと強くなったて…それでもアイドルになりたいって憧れを抱いてくれるんなら…』 『今度はにこちゃんが、みんなのことを笑顔にしてあげてね?なぜならアナタはーーーーーーー
ーーーーー
ーーー
ー パシィィィィイイイイイ!
メノ^ノ。^リ「な…なによ!なんなのよ!」
メノ^ノ。^リ「どうなってるのよ!」
メノ^ノ。^リ「なんで貴女が、私の攻撃を止められるのよおお!」
メノ^ノ。^リ「矢澤にこおおおおおおおおおお!」
「………………」
メノ^ノ。^リ「あああああ!なんで私の邪魔をするぅ!!やめてぇ!皆に嫌われちゃう!またママをガッカリさせちゃう!!」
メノ^ノ。^リ「なんだ…なんなんだお前はああああ!!」
『アナタが…アナタこそが』
「あら?言ったじゃない!私は…そう!」
『本物の、アイドルなんだから!』
「大銀河宇宙NO1アイドル!」
にこ「矢澤にこよ!!!!!」 にこ「穂乃果!海未!ことり!真姫!凛!花陽!希!絵里!」
μ's「!!」
にこ「行くわよ!【にっこにっこにー♪】」
μ's「【にっこにっこにー♪】!!!」
にこ「【大銀河宇宙ぅ〜…………?】」
μ's「【ナンバーワーーーーン!】!!!」
J(*‘ヮ‘*)し ドンッ!
メノ^ノ。^リ「がああああああああああああああああああああああああ!」
メノ^ノ。^リ「【さかなかなんだか?】!!【WHITE FIRST LOVE】!!【New winding road】!!【コワレヤスキ】ィィィ!!!」ゴオオオオオオオオオオオオオオ!!
J(*‘ヮ‘*)し「………【にこぷり♡女子道】」ザッ
海未「なっ!?にこ!」
希「真っ直ぐ…!」
真姫「ぶつかるつもり!?」
絵里「ーーー!」ギュッ
ドッゴオオオオオオオオオオ! メノ^ノ。^リ「ハァハァハァハァ…!」
オオオオオオオオオオオオ…
ザッ
J(*‘ヮ‘*)し「…………」ザッザッ
メノ^ノ。^リ「ヒィィィイイイイイやぁぁぁああああ!来ないで…来ないでぇ!も、ももももう一回よもう一回悪夢の淵に沈みなさい!!」
メノ^ノ。^リ「【RED GEM WINK】!【in this unstable world】!!」
ビカアアアアアアアアアアアア!
J(*‘ヮ‘*)し「…………」ザッザッザッ
メノ^ノ。^リ「………………アハ☆そうよ、そうよ。そうよそうよそうよそうよそうよそうよそうよ!」
メノ^ノ。^リ「アンタのその力に『同調』すれば、良いだけじゃない!!」
メノ^ノ。^リ「アッハハハハァ!!!【Beginner’s Sailing】!!!」
曜「よ…ようそろっ…私とは…逆の、使い方…!」
千歌「よーちゃん!」
メノ^ノ。^リ「アハハハハハハハ!これで私も完全無敵よ!矢澤にこ!貴女のその強すぎる【歌】が仇…に………?」
メノ^ノ。^リ「い、痛い…!痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い!なによこれはぁぁぁぁああ!痛いいいいいいい!!!」 ことり「ど、どうして…?曜ちゃんの【ソロ】で、にこちゃんの防御力まで自分を引き上げただけなのにゃ…?」
絵里「完全無敵…なんて嘘なのね…」
希「絵里ち…?」
絵里「ホント…ホント馬鹿はどっちよ…嘘ついて…やせ我慢して…カッコばかりつけて…いっつも。いっつもそう」
絵里「でも…私は…私はそんな貴女の事が…!」
メノ^ノ。^リ「ヒハ、ヒィ…ヒイ!来ないで…お願い!負けちゃだめなの…!」
J(*‘ヮ‘*)し「………」ザッ、ザッ
メノ^ノ。^リ「負けたら誰も振り向いてくれないの…!勝たなきゃだめなのよ…!違う!私は要らない娘なんかじゃない…!私は!私は…!」
J(*‘ヮ‘*)し ピタッ
メノ^ノ。^リ「あっ…ああああ!」 トントン
メノ^ノ。^リ「あああ…?」
J(*‘ヮ‘*)し「にっこにっこにー♪」
メノ^ノ。^リ「あ…あ…」
J(*‘ヮ‘*)し「昔の事…ありがとう。アンタが見せてくれた過去のおかけで…しっかりと確認できた、私がずっとやりたかった事」
J(*‘ヮ‘*)し「私はアンタを、笑顔にしに来た」
メノ^ノ。^リ「えが…お…」
J(*‘ヮ‘*)し「アンタは笑えていない。笑い声ばかりあげて、しかも笑顔の形を顔に貼り付けてるだけ」
J(*‘ヮ‘*)し「辛かったら泣いていいの。苦しかったら頼っていいの。誰よりも強くなくちゃいけないアンタの気持ち…正直、分かる気がするわ…」
J(*‘ヮ‘*)し「でもアンタは…ずっと、ずっと我慢して強くなろうとしてたのね…心が潰れちゃうくらいに…」 J(*‘ヮ‘*)し「だけど…もういいの。もう大丈夫!しょーがないのよ!ふふん!だってアンタの相手は…」
J(*‘ヮ‘*)し「このにこにーなんだから!」
メノ^ノ。^リ「あ…あ…」
シュウウウウ…
メイ*> _ <リ「あ、ああ…」ポロポロ
メイ*> _ <リ「ごめんなさい…!ごめんなさい…!うわああああああ!」ボロボロ
J(*‘ヮ‘*)し「フフッ…これで私も…あの人みたく強いアイドルに…」
J(*‘ヮ‘*)し「ふぅ…!これでひとまず…!」
J(*‘ヮ‘*)し「μ's!」ビシッ!
μ's「!!」
J(*‘ヮ‘*)し「どんなもんよ!勝ってみせたわ!!」ドヤァ!
J(*‘ヮ‘*)し「Aqours!」ビシッ!
J(*‘ヮ‘*)し「ちょっと色々やりすぎちゃったかも知れないけど…これで決着は最後の一回戦でつけるわよ!」ドヤァ! J(*‘ヮ‘*)し「そして…会場にお集まりのお客様!!」バッ!
ザワッ!
J(*‘ヮ‘*)し「試合前はごめんなさい…!無茶苦茶したけど…見てられなかった!うちのメンバーったらやれ命をかけるだの…身体がどうなってもいいだの…」
J(*‘ヮ‘*)し「それで自分の未来が犠牲になって…なんてあんまりだわって思ったら、もう…飛び出してた」
J(*‘ヮ‘*)し「でも…もうあんなことしないし、あんなことをするようなことも、誰にもさせない!」
J(*‘ヮ‘*)し「にこは強いから!誰からも頼ってもらえるくらい…!強いアイドルだから!」
J(*‘ヮ‘*)し「皆を笑顔にしてやるわ!」
J(*‘ヮ‘*)し「だってにこには…!」
にこ(ありがとう、パパ)
J(*‘ヮ‘*)し「だってにこには、とびきりの魔法があるんだから!」バッ
J(*‘ヮ‘*)し「せ〜の!にっこにっこにー♪」 J(*‘ヮ‘*)し「ーーーーーーーーー!」
J(*‘ヮ‘*)し「ありがとうございました!」
スッ………Bow and scrape
パチ…
パチパチパチ…
パチパチパチパチ
パチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチ!
ウワアアアアアアアアアアアアアア!!
にこにー!
こちらこそありがとーー!
酷いことばっか…ごめんなー!
試合すごかったぞーーー!
おめでとうーー! 海未「今回ばかりは…私達が教えられてしまいましたね…」
花陽「矢澤にこのスクールアイドル道…わがままさんだけど…!すごいです!」
ことり「ちゅんちゅん♪めでたしめでたしだね!」
凛「に、にゃあ〜!これじゃしばらくにこちゃんのことイジれないにゃ〜!」
真姫「何悔しがってるのよ?…フフッ、困ったときは誰かを頼れ…か。私もまだまだね?」
穂乃果「にこちゃん………!うぅ〜!!凄い!すごいよ!!よーし!後は穂乃果に全部任せて!!優勝しよう!ううん!優勝するったらする!!」
希「なんやなんや…こんなに派手にやられたら…ウチも謝らんといけんなぁ…うん!でもカッコ良かったで!にこっち!」
希「それと…」チラッ
絵里「にこ…///」ポー
希「誰かコーヒー頂戴。今なら口の中で甘くなる」 にこえりはいいぞおじさん「にこえりはいいぞ」コーヒーに砂糖ドバドバ フッ にこ「んっふっふ…!ちょっと出来すぎな気もするくらい!完璧なステージだったわ…!」
にこ「なんてね…ささ!審判さん!にこの勝利の宣言を…えっ?」
審判「…………さい…めんな…さい ごめんなさい…ごめんなさい」ガクガクガクガク
にこ「なに…これ?」
「まだよ!矢澤にこ!」
にこ「!?」
ヨハネ「まだ終わってない!!」
千歌「ヨ、ヨハネちゃん?」
ヨハネ「宿主…善子が!まだ帰ってきてない!それよりも…!」
ヨハネ「そこから!逃げなさい!!」
にこ「えっ……?」 【ごめんなさい…………ごめんなさい、ごめんなさいごめんなさい……】
にこ「う!」シュン!
J(*‘ヮ‘*)し「こ、これは!?」
【ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい】
/cVσ_VσV「うう…!何という…これは…声なのですか?」
(・8・)「す、凄いチュン…!なんか聞くだけで…!」
(´╹◡╹`) 「き、気分が…うぷっ!」
>ω</「か、かよちん!う、うう…!」ゾワッ
从廿_廿从「なんなの…!私達も勝手に…『本性』が…!」
リ`・ヮ・)「す、凄い…これじゃ…まるで…!」
╭*(๑˘ᴗ˘๑)*╮「多分…!本能的な防衛機制が働いたんや…!それぐらい…強力な…まるで【歌】の…いや、【歌】っていうパッケージのない感情そのもの…!しかもこれは…【負の感情】や…!」 メイ*> _ <リ【いやああああ…ごめんなさいごめんなさい!ちゃんとするから!私!みんなの期待に答えたいから!強くなるから!だから誰か…誰か!私を見て!】
J(*‘_‘*)し「う、うわああああ!」
「にこ!」ガシッ!
J(*‘_‘*)し「え、絵里…!」
ノノc√σ_σV「う…!なによこれ…心が押し潰されそうな…!行きましょう、にこ!ここは危ないわ!」
J(*‘ヮ‘*)し「………!でも…!」
ノノc√σ_σV「分かってる!貴女だものね!どうせ桜内さんを放っておけないっていうんでしょう!?」
ノノc√σ_σV「でも…!これは私達の手におえないわ!だから…!」
J(*‘ヮ‘*)し「違うの…!違うのよ絵里!観客席が…」
うう…嫌だ…嫌だあ!
誰か…助けて…息が…息が苦し…
あ、あああ…うわあああん…!
聖良「くぅっ!【SELF…
理亞「……CONTROL‼】うぅ!」
ノノc√σ_σV「あ…!そ、そんな…!」
J(*‘ヮ‘*)し「多分…もう誰も動けない…!このままじゃ私達も…く!だからその前に!」 メイ*> _ <リ【お母さん…!お母さんお母さんお母さんお母さんお母さんお母さんお母さん!私はここ!まだ…私は出来る!お願い!ここにいたいの!だから私を…連れていかないで…!嫌いにならないで…!】
ノノc√σ_σV「うう…!私達で…やるしか…!なるほどね…一か八かだけど…!」
J(*‘ヮ‘*)し「やるだけやってみるわよ!」
「私からもお願いするわ…」
J(*‘ヮ‘*)し「あっ…『サクラウチ』…!」
サクラウチ「にこちゃん…本当にありがとう…!本当に…強くなったのね!」
サクラウチ「そして…恥を忍んでお願いするわ…どうか…梨子を止めて…!あの子の『特性ーーコンプレックス』を…」
ノノc√σ_σV「コンプ…」
J(*‘ヮ‘*)し「…レックス」
サクラウチ「もう…私の声じゃ、あの娘の心には届かない…梨子をあんな風にしてしまった原因は…私だから…」
J(*‘ヮ‘*)し「えっ…?」 サクラウチ「2年前…アイドルとして活動を続けていた私だけど…一般には伏せていた梨子に、ある病気が見つかった事を知ったわ…」
サクラウチ「詳しい説明は省くけど…『内浦症候群』。ある意味、Aqoursの娘達の天然の強さの一因。私の夫にね…それに関わる遺伝子…内浦因子が眠っていて、梨子に受け継がれてしまっていたわ…」
サクラウチ「強過ぎる梨子の力の発言を予期出来なかった私は…その力で大怪我を負ったわ…これも伏せていたけど、私の引退した理由…」
サクラウチ「梨子はその時のショックから、無意識的に力をセーブ…いや、2度と説かれることのない封印する術を見つけていたの…けれど私はそれに気付けず…期待の意味から音ノ木坂学院の受験を薦めてしまったの…」
サクラウチ「そして…これはもしかしたら貴女達が伝え聞いてる方が詳しいかもね…力を圧し込めて実力を発揮できない梨子は、精神的な疲労から…イップスを患い、アイドルとしての道を絶たれてしまった…」 サクラウチ「そして今度は浦の星への転校を薦めた…けれどあの娘は拒んだ…『私はまだ大丈夫だ』って…だけど私は半ば無理矢理…」
J(*‘_‘*)し「…」
ノノc√σ_σV「…」
サクラウチ「結果として快方に向かった梨子ではあったけど、その実、心に闇を飼ってしまったの…強さを求め他者を圧倒することで自己承認を満たす…あの娘の『コンプレックス』を…」
サクラウチ「私は…あの娘が自分の気持ちを押し潰す事になってしまった…元凶なのよ…!」
千歌「嘘…!梨子ちゃんのアレって…そんなことが…!」
ヨハネ「くっ…!ボーッと聞いてないで早くAqoursを連れだす準備をしなさい!このヨハネのバリヤーも何処までも保つかわからないのよ!」
千歌「あっ…!ごめん!」
ヨハネ「いずれあんた達…Aqoursを倒すのは…このヨハネなんだらね!こんなところでくたばらす訳にはいかないわ!」 サクラウチ「サポートは全力でするわ!お願い!アナタなら…!アナタの笑顔の魔法ならきっと梨子の心を救ってくれる!誰かの笑顔にする為に笑顔を諦めない、にこちゃんだから!」
ノノc√σ_σV「そ…そんな虫のいい話…!いきなり他人に言われても…!」
J(*‘_‘*)し「OK!やるわ!」
ノノc√σ_σV「にこっ!」
J(*‘_‘*)し「何言ってんのよ?どのみちやるつもりだったじゃない!それに…サクラウチさんのサポートもあるなら…さっきよりも勝率は上がったってもんよ!」
J(*‘ヮ‘*)し「実際、サクラウチさんが来てくれた時から身体が軽い…!余計ここでやらなかったら、これこそ一生後悔するわ!」
ノノc√σ_σV「ああ…もう!ホントに貴女は真っ直ぐすぎるのよ!貴女こそ…もうちょっと誰かに頼ったら!?一人で猪突猛進ばかり!」
J(*‘ヮ‘*)しノノc√σ_σV ギャーギャーワーワー!
サクラウチ(こんな時にこの二人…フフッ!だから賭けてみたくなるのよ!)
サクラウチ「では行くわよ!【ETERNAL BLAZE】!!」
J(*‘ヮ‘*)し ノノc√σ_σV「!!」 J(*‘ヮ‘*)し「す、凄い…!」
ノノc√σ_σV「なんて…力!」
サクラウチ「ハァハァ…!私はここまで…さあ、後は頼んだわよ!」
J(*‘ヮ‘*)し ノノc√σ_σV「はい!」
J(*‘ヮ‘*)し「絵里…思えば3年間で、アンタと二人で何かやったってこと…無かったわよね…?」
ノノc√σ_σV「そう…ね。正直、心残りだったの…一度、貴女の誘いを断ってしまったこと…ーーーーー
ーーー
ー
にこ『ねえ!アンタ!私と一緒に部活を…!』
絵里『…ごめんなさい?私には…』
にこ『そう…』
ノノc√σ_σV「ただ夢に向かって真っ直ぐな貴女は…夢から一度挫折してしまった私には、眩しすぎた。ただの嫉妬よね?」
J(*‘ヮ‘*)し「そっか…なら…ごほん!私のワガママで悪いけど…」
J(*‘ヮ‘*)し「付き合って…くれる?」
ノノc√σ_σV「……………はい!」
J(*‘ヮ‘*)し「………よし!行くわよ!絵里!」
ノノc√σ_σV「ええ…!それと…これ!」ピラッ
J(*‘ヮ‘*)し「それは…!フフッ!やだわ!成功する自信しかなくなってきたわ!」
ノノc√σ_σV「ええ…!貴女が書いてくれた…私達のもう1つの【ソロ】!!」 ノノc√σ_σV「いくわ!【斯くも憂美な日となりて】!!」
♪迷いを駆け抜けて
裏切られて囚われの魂(たましい)
叫んでも振り向いても 自分の影だけ
それでも闇を駆け抜けて
裏切られた真心撫でる
まだ間に合うと思うの さあ抗いましょう♪
メイ*σ _σリ【うう…歌!なにこれ…!やめて…!聞きたくない!】
ノノc√σ_σV(桜内さん…!気づいて!強さばかりを求める…その虚しさに!一人で戦う悲しさに!)
ノノc√σ_σV(この【歌】は…運命に抗うことの力強さと儚さ…!あの時…にこが私を誘ってくれたときに、誰かと一緒に…そう伝えようとしてくれた…私へのメッセージ!)
ノノc√σ_σV(時を経て、私と似た境遇に悩む貴女に…!今度は私の【歌】で…届ける!)
J(*‘ヮ‘*)し(こんなに辛い想い…一人でずっと抱えていたなんて…梨子…皮肉に想えるかも知れない…だけど…)
J(*‘ヮ‘*)し(あの時のアナタのお母さんから受け取った優しさ!今返すわ!)
J(*‘ヮ‘*)し「【羽は知ってしまったの?】!!」
夢の欠片が羽を揺らせば
また美しい歌になる
その光で照らしたくて
翼広げて 今宵をあたためる メイ*σ _σリ【温かい…!抱きしめられてるみたいな…嬉しくなってくるような…でも
やめて!やめてよ…!お願いだから優しくしないで…!私は…強くならなくちゃだめなの!誰かに甘えてたら…強くなんかなれないだから!】
J(*‘ヮ‘*)し「な〜に言ってんのよ!どこまで強くなれたとしても…所詮、一人は一人!アンタ…本当に自滅するまでそんな意固地でいるつもり?」
J(*‘ヮ‘*)し「私も実際似たようなもんだけど…!それでももう私にはいるのよ!一緒に戦ってくれる…」
J(*‘ヮ‘*)し「この宇宙NO1アイドルを支えてくれる、宇宙NO1ユニットの……μ'sが!!!」
J(*‘ヮ‘*)し「気付きなさい!アンタにもあるでしょう!」
J(*‘ヮ‘*)し「Aqoursが!!」 メイ*σ _σリ【あっ…!でも…私は…彼女達を利用したのよ!貴女達を倒す為に…!許してくれるはずな 千歌「梨子ちゃああああああああああああああん!!!」
メイ*σ _σリ【!! 千歌ちゃん!?】
千歌「そんなことないよ!梨子ちゃん!梨子ちゃんは…!私達に広い世界があるってことを教えてくれたじゃんか!」
果南「そうだよ!…ううっと…!まだきついね?けど…梨子!アンタは生意気だけど…力の使い方とぶつけるところ…燻ってた私に教えてくれたこと、感謝してるんだよ!その恩返しが出来ないとか…そんなの嫌じゃん!」
メイ*σ _σリ【果南…さん】
ダイヤ「そ、そうですわ…私と一緒にこのお馬鹿さん達を止めてくれる人がいなくなってしまうのは…とっても寂しいですわ…!」
メイ*σ _σリ【ダイヤ…さん】
曜「そうだよ…!人との戦い方を悩んでいた私に…それでもいいんだって勇気づけてくれたのは…!梨子ちゃんであります!!」
メイ*σ _σリ【曜ちゃん…】 花丸「マルも…一緒に絵を描いてくれたり…本を読み合って感想を言い合う…友達が出来て!…嬉しかったんだよ?」
メイ*σ _σリ【花丸ちゃん…】
鞠莉「イエーース!もう、梨子と私は…ううん!梨子と、私達Aqoursは!色んなライブを戦った…もう立派な仲間デーーース!」
メイ*σ _σリ【鞠莉さん…】
ルビィ「梨子さんは…音楽が得意でお裁縫とか料理まで出来て…とっても女の子らしく…ルビィにとっての憧れのお姉さんなんです!だから…」
Aqours「戻ってきて!梨子ちゃん!」
メイ*σ _σリ【あ…、あ…!】 【私にも届いたわよ…!皆の声が!】
メイ*σ _σリ【あ、ああ…!】
メイ*σ _σリ【よっちゃん…!】
善子【アンタは…私のリトルデーモンで…【歌】とか歌えない私にどうすれば勝てるのかって色々教えてくれて…その…!ライラプスの時の事とか一緒になって考えてくれたり…!リリーはホントは優しくて…】
善子【こうして今アンタの心の中にいて、私が1番リリーを感じてる…!素直になって、リリー!貴女は私達を必要としてくれて…!】
善子【私達にも!リリーが必要なの!!!だってそうよ…私達は…Aqoursなんだから!!】 「あ…ああ…!温かい…こんな私に…本当に…」
梨子「千歌ちゃんじゃないけど…奇跡だよ…!」
J(*‘ヮ‘*)し「ふふっ…!おかえりなさい」
ノノc√σ_σV「やった…のね!」
梨子ママ「ああ…!梨子…!良かった…!本当に…!」
梨子ママ「そして…ありがとう!私の小さな魔法使いさん…!」 フッ にこ「あっ…」フラッ…
ノノc√σ_σV「にこ!?」ガシッ!
審判「はっ…!ううん…?私は一体何を…!むむっ!」
梨子「ううっ…!皆…!お母さん…!」
梨子ママ「梨子…!もう辛い思いなんかさせないわ…!」ギュウ…!
ノノc√σ_σV「にこ…にこ!?しっかりして!」ユサユサ
にこ「う、う〜ん…つ、つかれたにごぉ…」
審判「一体、何が起こって…!」
梨子「グスッ…!審判さん…お願いです」
梨子「私の…私の負けにしてください」
審判「…それは降参とみなすが…?」
梨子「構いません…私の中の心の澱が消えて…私にはもう、【歌】も『本性』もどこかに…いえ」
梨子「にこさんに、破れて消えてなくなってしまいました!つまり私はもうスクールアイドルじゃないんです!これって失格ですよね?」
梨子ママ「梨子…」フフッ
審判「む…むう…!相分かった!受け入れよう!」
審判「第8回戦ーーーーAqours、桜内梨子の降参申し立てにより…」 ウワアアアアアアアアアアア!!
聖良「な、なんて現金な人たち…ゼェゼェ!」
理亞「ハァハァ…!平気になった途端…でも…!」
聖良「ふふ…そうでしたね…!これでいよいよ次は…!」
アキバリポーター「さあ、第8回戦!遂に決着がつきました…!いやしかし色んなことがあり過ぎて…!後半は最早何が何だか…!ですがバトル自体は矢澤選手の勝利と言って間違いないでしょう!」
ツバサ「矢澤さん…!宇宙NO1アイドルか…いつかの未来の貴女に、今度は私の方から花束を用意しなくちゃいけなくなるときが来るのかしら?フフッ!」
ツバサ「それにしても…!μ'sも…そしてAqoursも…強い!なるほどね…これは私も、いえ…私『達』も…」
ツバサ「うかうかとはしていられない…ということね?」ニヤリッ
アキバリポーター「ツバサさん…?」
ツバサ「ごめんなさい。独り言が大きすぎたわ?それよりもこれで…μ'sもAqoursも4勝4敗…!」
アキバリポーター「ええ…そうですそうなんです!遂に…遂にここまでやってきました…!」 アキバリポーター「長かったこの決勝大会も…残すところあと一戦!次の第9回戦…!」
アキバリポーター「泣いても笑ってもこの一回で決まってしまう…!勝ったほうが優勝だ!μ's! or Aqours!」
アキバリポーター「運命の女神は一体、どちらに微笑むというのでしょうか!!!」 いや…もうやりたいだけやらしてもらいました…!
今日はここで…おやすみなさん! ヨハネ「ふぅ…!人間はダラダラと…!でも…これで、おかえり。善子…」フッ
「………ふぇ?」
千歌「ヨ、ヨハネちゃん…?」
善子「な、なによリーダー…?だから善子よ…?じゃなくてヨハネよ!…でもなくてええっと…ああ…そっか…そういうことね…」
千歌「善子ちゃん…!おかえり!」
善子「た、大変だったわ…!人の心のなかに閉じ込められるなんて…あんな経験もう二度と…!えっ…何?あ…わかったわ……うん、そっか!あ、ちょっと待って!……ありがとっ!またね!」
千歌「………ヨハネちゃん、なんて言ってた?」
善子「流石に疲れたから…もう本当に眠るって…それと…ギランッ!」バッ!
善子「『人間風情に私から有り難い言葉をくれてやるわ!高海 千歌…!最後の頑張りなさい!』…だって」
善子「まったく…ほんっとーに素直じゃない堕天使だわ!」
千歌「そっか…!そうだね!うん、有難う!!ヨハネちゃん…!」
千歌「優勝、してくるね!」 希「色々、肝は冷やされっぱなしやったけど…お疲れ様やん…にこっち!さて…!後はこの舞台…」
「遂に…なんだね!」
希「最後を飾るのは…穂乃果ちゃんやん!」
穂乃果「うん!」
希「勝って終わり…って、カードもそう言うてるやん?ファイトやで!」スッ…
穂乃果「希ちゃん…!ありがとう」スッ!
パシーン!
穂乃果「ありがとう!頑張るね!」 「あ!ズルいにゃ〜!凛も凛も!」スッ!
穂乃果「凛ちゃん!うん!」スッ!
パシーン!!
凛「終わったら…美味しいラーメン食べに行くにゃ!!ドゥームの外の遊園地でもいいよ!」
穂乃果「あ、それ最高!いっぱい遊んで…いっぱい食べよう!」
「そしたら…花陽は…」
穂乃果「花陽ちゃん!」
花陽「GOHAN-YAさんで、美味しいお米を食べようね!穂乃果ちゃん!今日のご飯の付け合せは…優勝です!!頑張ってね!穂乃果ちゃん!!」スッ
穂乃果「よ〜し!今日は炭水化物祭りだね!」スッ
パシーン! 「ちょっと…また体重増やす気?また怒られても知らないんだから?」クルクル
穂乃果「むむ!?ま、真姫ちゃん!」
真姫「んっ」スッ
穂乃果「うん!!」スッ
パシーン!
真姫「あの時…あの音楽室で貴女が私を見つけてくれたお陰で…私は、ここにいるんだわ。ありがとう」フフッ
穂乃果「あの時…あの音楽室で、素敵な【歌】とピアノを…私達とスクールアイドルをやってくれて、本当にありがとう!」
「ありがとうか…えへへ!私だったら、何回言えば足りるのかな?」
穂乃果「ことりちゃん…!」
ことり「穂乃果ちゃん!今度は、ことりに小さい頃に登った公園の木の上の景色よりも…もっともっと高い景色を見せてくれるんだよね!」
ことり「ううん、先に言っちゃう!優勝を…ありがとう!」スッ
穂乃果「行こう…!私もことりちゃんみたいに、飛んでくるよ!もっともっと高く!遠くへ!」スッ
パシーン! ことり「頑張ってね…ことりのとってもとっても大切な幼馴染さん!」
穂乃果「えへへ〜、穂乃果こそ!」
「おや…?私もその大切な幼馴染のひとりだと思ってましたが?なんて」クスクス
穂乃果「勿論に…きまってるじゃん!海未ちゃん!!」
海未「何処か具合悪いところはありませんか?お手洗いなども済ませましたか?まさか試合中は、舞台から離れられないのですから…なんて、お節介はもう必要ないですね?」フフッ
海未「穂乃果。貴女は貴女らしく…何処までも穂乃果でいてください!そして、そんな貴女なら!勝てる!だって貴女はスーパー幼馴染…高坂 穂乃果なのですから!」スッ
穂乃果「穂乃果らしく…か。ありがとう。でも、それはね?海未ちゃんが…皆が!」スッ
パシーン!
穂乃果「後ろで支えてくれたから!穂乃果は穂乃果らしくいられるんだよ!」
海未「お小言ではないですが…今日だけは、穂乃果が何をしても許せてしまえそうな気分です。その代わり優勝したら、ですよ!」 「あらあら…面白そうなことしてるじゃない?」
「ちょっとぉ…私達も混ぜなさいよね?」
穂乃果「絵里ちゃん!にこちゃんも!試合、お疲れ様!」
絵里「本当にあとたったの1回戦で、私達の全部が決まる…短いようで、長い1年だったわ…その締めくくりを、後はお願いするわね?私達のリーダー!」スッ
にこ「にこの用意した最高の舞台…台無しにしたら許さないわよ!部長命令!勝って帰ってきなさい!穂乃果!」スッ
パシーン!
パシーン!!
穂乃果「うん!…うん!任せて…!だから、絵里ちゃん!にこちゃん!勝負が決まる最後の瞬間まで、ちゃんと見ててね?穂乃果のこと!」
穂乃果「よし!それじゃあ皆!行ってきます!」ダッ 舞台ーーー
ーーー
ー
タタタタタタッーーーーー
穂乃果「到着!」キキッ!
「穂乃果ァーーー!」
穂乃果「うん?この声…!?」
ヒフミ「穂乃果!」
音ノ木坂学院女生徒「……」
穂乃果「皆!」
ヒデコ「私達は、常勝軍団 音ノ木坂学院の生徒」
フミコ「その思いからか、応援なんてみっともないって思ってたけど…Aqoursは強い!」
ミカ「だから…ふふふ!せーの!」
音ノ木坂学院 一年「高坂先輩!優勝してください!」
二年生「生徒会長!負けたら承知しないわよ!?」
三年生「卒業式に!私達に音ノ木の誇りとして見せなさい!あの優勝旗を!」
音ノ木坂学院 「頑張れ!高坂 穂乃果!」
穂乃果「ウワオ…へへへ!」スッ
グッ!!!
ーーーーー
ーーー
ー 千歌「よ〜し!私も行かないと!ん?」
コソコソ…
千歌「あ!おかえり!梨子ちゃん!!」
ビクッ 梨子「ひゃっ!た、ただいま…ご、ごめんなさい!私…!今まで皆の事…」
善子「リリー!ってもうそれは言いっこ無し!それより平気なの!?」
梨子「う、うん…もう…スクールアイドルとしての力は失っちゃったけど…ね?それに…」チラッ
Aqours(ちかよし以外)「う、う〜ん…」グデェ…
梨子「やっぱり…ごめんなさい。千歌ちゃんの試合の前なのに…」
千歌「いいのだいいのだ!私自身は万全で戦える!それに私達は…!」
千歌「いつだってゼロからだから!」
千歌「皆、声を出して応援は難しくても…しっかり見てて!そしたら嫌でも元気が出てくるような…そーゆー凄い試合にしてくるよ!」
千歌「千歌ちゃん号ーーー発進!うおおおおお!」ドダダダダダダダダダーーー… 梨子「無理…させてるんじゃないと良いけど…うん!【歌】はもう歌えなくても!喉が潰れるまで声を張り上げるわ!それが私の…ゼロからスタート!」
善子「リリー…リーダー…ふふっ、私からも…頑張れ!」
ーーーーー
ーーー
ー
千歌「とうっ!」ダダン!
穂乃果「ありがとう皆…あ!来たね!千歌ちゃん!」
千歌「おまたせ!穂乃果ちゃん!」
シ……ン
穂乃果「およよ!?」
千歌「か、会場が静かに…私、なんかしたかなぁ?」アセアセ 聖良(もう、この会場の全員がーーー)
理亞(見守ってるんだーー!決勝の行く末を!)
ツバサ(もうAqoursかμ'sかどちらが勝つべきか…なんて、言い方は悪いけど…観客には関係ないのね…戦って勝ったほうが優勝!この当然を、お客さんは受け入れる準備が出来ているのね!)
アキバリポーター「わ、私は雰囲気に負けませんよ!仕事ですから!しかし、異様です…この会場の誰もが、まもなく殻を破り産まれてくる雛鳥を見守っているような…生唾の音すら憚れてしまうほどです!」
アキバリポーター「遂に、両陣営最後の選手が壇上で見合っていますが…この会場の空気に戸惑いを見せているようです…」 穂乃果「う〜ん。観客の皆…大丈夫かなぁ〜。また具合悪くしてたとか…?」
千歌「だね…でも…私は…私達らしいや!って。Aqoursらしいなって…思う」
千歌「どんなときでも、私達はゼロからなんだ…って!だから私は…私の戦いでまたお客さんに、Aqoursを呼んでもらえるように!」
千歌「本気でいくよ!穂乃果ちゃん!!…って当たり前だけど…タハハ」
千歌「では!私から!!」
千歌「【かんかん】!!」
梨子&善子「【みかん】!!」
千歌「【かんか 「ちょっと待ったあああ!!!!」」 千歌「わわっ!?なにな…あっ!」
「千歌…せっかくの天下分け目の最終戦くらい…!」
「私達も…混ぜるであります!」
千歌「果南ちゃん!よーちゃん!」
果南「言ったよね?今をもっともっと楽しむために…だから、勝ってきな!」
曜「おばあちゃんになるまでおんなじ景色を見続けるって…約束だもんね!」
「私達も…間に合いましてよ!」
「シャイニーよ!ちかっち!」
千歌「ダイヤちゃん…鞠莉ちゃんも!」
ダイヤ「この生徒会長の黒澤ダイヤが…最後まで見届けないなんて、ぶっぶーですわよね?」
鞠莉「まだ少しキツいけど…学校の行く末、理事長の私が見てなきゃノーシャイニーデース!」 「待つズラ…ならマル達も…!ふんぬ!行こう!ルビィちゃん!」
「う、うゆゆ…ピギィ!」
千歌「花丸ちゃんに…ルビィちゃんまで!皆、大丈……………ううん!違うよね!」
花丸「千歌ちゃん…勝って!マルはもっともっと、いろんな世界を皆で見ていたいから!」
ルビィ「ルビィも!一人じゃ何も出来ないけど…皆と、ここで、スクールアイドルでいたいから!だから…勝って!千歌ちゃん!」
千歌「………うん!」 「私達も…行こう!!」
よしみ「千歌ぁ!!…危険だって色んな人から煙たがられる私達だけど…生徒全員で見返してやろうって…皆で色々協力してきたんだからさ、だから!」
いつき「私達のためだけじゃなくて…学校のためにも!Aqoursの為にも!千歌達しかいないの!!千歌達にしか出来ないの!」
むつ「Aqoursと共に、浦の星女学院の名前を…いつか誇って誰かに自慢できるように、永遠に残してきてほしい!だからーー」
浦の星女学院 「優勝して!!」 千歌「み、みんな…!」
千歌「すぅーーーーーーー…」
千歌(ドゥームの照明…滲んで見えるや)
千歌「【かんかん】!」
Aqours「【みかん】!」
千歌「【かんかん】!」
浦の星「【みかん】!」
千歌「【か〜ん・か〜ん…?】」
Aqours & 浦の星「【み・か・ん】!!!!」
从c*・ヮ・§ ドンッ! 穂乃果「すごい、すごいや…!」
穂乃果「ゼロからのスタートか…私達の始まりも…」
にこ「こら穂乃果ぁ!飲まれるんじゃないわよぉ〜!」
凛「そうにゃそうにゃ!凛達もビシッと決めるにゃ〜!」
花陽「にこちゃん…!凛ちゃんも…!い、イケイケー!」
海未「穂乃果!相手は強いです!油断できませんよ!」
ことり「想いは力になる!だもんね!ならことり達も届けます!」
真姫「まあ、偶にくらいなら…負けてられないものね?」ガタッ
真姫「音ノ木坂学院の皆さんも、一緒にお願いします!」
希「真姫ちゃん!?ふふっ…ねえ絵里ち…?」
絵里「うん?」
希「ウチ、音ノ木に入って良かった」
絵里「…私も!」 穂乃果「ありがとう…皆!」ブイッ
穂乃果「いっくよ〜!!せーの!」
穂乃果 & μ's & 音ノ木坂
「【ファイトだよ!】!!」
穂乃果「うんーーー!」
「【ファイトだよ!】!」
リ`・ヮ・) ドンッ! 審判「ではこれより…ラブライブ決勝大会決勝戦、第9回戦…最終試合を行います!」
審判「高坂 穂乃果 対 高海 千歌!」スッ…
リ`・ヮ・) ーーーーーー!
从c*・ヮ・§ ーーーーーー!
審判「はじめええええええええええええええい!」 リ`・ヮ・)「よ〜し!先手必勝だよ!【START:ーーー
从c*・ヮ・§「【START:DASH!!】!!」ギュン!
リ`・ヮ・)「え!?」
从c*・ヮ・§「たああああ!!【Wonderful Rush】!!」
ズドドドドドドドドドドドドドドドドドドドッ!!
リ`・ヮ・)「うわわわわわわ!速い!?」
にこ「ちょっーーーー!?」
リ`・ヮ・)「一発一発も重い!に、逃げなきゃ!」
リ`・ヮ・)「空間転移!【ユメノトビラ】!」フヒュン!
从c*・ヮ・§「わわっ!消えた…でも!追尾!【もぎゅっと“love”で接近中!】!!」ギヴン!
希「なんやて!?」
リ`・ヮ・)「ほのっ!?」
从c*・ヮ・§「捕らえたよ!いくよ穂乃果ちゃん!超速の拳…【Shangri-La Shower】!」
シュウババババババババババババババババババババババ!!
リ`・ヮ・)「ガ、ガードが…ウワアアアアアアアアアアアアア!」
ドガァ! 絵里「ど、どうして…!」
リ`・ヮ・)「ううっ!う…」ドザッ!
海未「私達の…!」
ことり「【歌】を!?」
从c*・ヮ・§「へへへっ!」
ウ…………ウワアアアアアアア!すげええええええ!
アキバリポーター「ああああっと!高海選手!これは驚き…!いや、まさか決勝の場で他のユニットの【歌】を披露しています!!しかも…」
アキバリポーター「正に目の前の対戦相手!μ'sの【歌】を!!」
ウワアアアアアアアアアアアア!千歌ちゃーーーーん!
アキバリポーター「そして…静けさに沈んだドゥームに歓声を呼び戻したーーーーー!」
Aqoursーー!優勝だーーー! ツバサ「まさか…!確かに、練習風景で他のユニットの楽曲を真似るということはあるし、そう難しいことではない!」
ツバサ「でも問題は精度…!あくまで【歌】がこの世に引き起こす奇跡は、【歌】を生み出したユニットだからこそ出来ること!」
ツバサ「なのに高海さんはーーーほぼ完全にμ'sの【歌】を再現している!つまりーーー実力はμ'sと同等か…!それ以上!!」
曜「えへへ…!そうなんだよ!千歌ちゃんは…!ーーーーー
ーーー
ー
曜『ごめーん!千歌ちゃん!今のもう一回教えて!』
千歌『うん!いいよ〜!こうして前傾姿勢になって…【START:DASH!!】』
曜『う〜ん…なんで私は上手くいかないのに…』
曜「μ'sに関しては、だけど…『普通』にμ'sが大好きな…『普通』の天才なんだよ!」 从c*・ヮ・§「へっへ〜ん!」ドヤァ!
从c*・ヮ・§(ほ、本当だ…!皆の言うように…お客さんすごい盛り上がってる!じ、実は私って…凄い!?なんちて…)
ウワァァアアアアアアアアアアアアアア!
リ`×_×)「う、う〜ん…」
リ`・ヮ・)「あいたた…そっか!そういう戦い方もあるんだね〜…すごいや!なら…!」
从c*・ヮ・§「よーし!このまま一気に貰ったあー!ここはやっぱり…!」
从c*・ヮ・§「これだぁ!【元気全開DAY!DAY!DAY!】!!」
グオオオオオオオオオオオ!
凛「ウワワ!穂乃果ちゃーん!」
花陽「アレは痛いです!よ、よけてー!」
リ`・ヮ・)「えぇと…確か…」ブツブツ
真姫「ほ、穂乃果!?何して…え!?まさか!」
リ`・ヮ・)「こう…だよね!【Step! ーーー」 从c*・ヮ・§「え!?」グオオ!
リ`・ヮ・)「【 ZERO to ONE】!!」グィン!
从c*・ヮ・§「!!」スカッ
リ`・ヮ・)「からの!【元気全開DAY!DAY!DAY!】!」ゴバアアア!
从c*・ヮ・§「わ!わ!うわあ!逃げなきゃ!ス、【SKY JOURNEY】ィィ!」ブワァ!!」
リ`・ヮ・)「ありゃ!?」スカッ…ズガァアアアアアアン! 曜「は!?」
聖良&理亞「は!?」
は!?
从c*・ヮ・§「なんでぇ〜!」
アキバリポーター「はああああああああああ!?なんとなんとなんと!?こ、高坂選手…!彼女までAqoursの【歌】を真似たあ!!!!!!」
ツバサ「ふふふ!だから好きなのよ高坂さん!これがあるから彼女は『高坂 穂乃果』なのよ!」
ツバサ「やってみたくなったから…恐らく彼女に聞けばこう答えるわ!そして何故できるのかと問えば…!」
リ`・ヮ・)「だって今日…何回か聞いてるもん!」ドドンッ! ルビィ「す、すごいや…足元のコンクリートが…!威力も多分…!ううん!絶対本物だぁ!」
果南「たはは…!今更だけど、私達が挑んでるのは間違いなく…!」
ダイヤ「μ's…!なのですわ!」
シーーーーーン…
リ`・ヮ・)「ええ!?なんでなんでぇ…お客さんがまた黙っちゃ ウオワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!
リ`・ヮ・)「うわわ!?」
すげえ!やっぱりすげえんだよ!μ'sは!
もうわかんねえよ優勝!!
ウワアアアアアアアアアアアアアアアアアア!
海未「ふふふ…私達の【歌】を使われた時は…面食らったものですが、しかし!」
ことり「うん!穂乃果ちゃん…絶好調だよ!だってあんなに楽しそう!」
从c*・ヮ・§「すごい…!」スタッ 从c*・ヮ・§「すごい…すごいすごいすごい!すごいすごいすごいすごいすごいすごいおおおお!」
从c*・ヮ・§「やっぱりすごいや穂乃果ちゃん!」
从c*・ヮ・§「μ'sの【歌】をやるって…相手も皆もびっくりするからやってみろ!って鞠莉ちゃんに言われたからやってみたけど…穂乃果ちゃんも私と同じように出来るんだね!!」
リ`・ヮ・)「すごいのはそっちもだよ!私達の【歌】!簡単にできることじゃないと思うよ!!」
从c*・ヮ・§「ええ!?そ、それじゃあ簡単に真似られた私達の【歌】が凄くないみたいじゃん!?」ガビーン!
リ`・ヮ・)「ええ!?あ!そっか!ご、ごめ〜ん…」
从c*・ヮ・§「も〜う!酷いよお!」
ワヤワヤワヤワヤ… 鞠莉「あ、あの娘達…試合中よね?これ…」
善子「緊張感が…まあ、らしいっちゃらしいけど…」
ダイヤ「それでも…あんな風に唯、笑顔で楽しんで戦う…今は少し、にこさんの言ってたことがわかりますわ…」
花丸「ズラァ…マルね?少し…羨ましい」
梨子「…私も、なんとなく同じ気持ち…また這い上がって這い上がって…!」
ルビィ「ルビィも!もう一回ここで!こんな風に戦ってみたい!」 从c*・ヮ・§「えへへ…!」
リ`・ヮ・)「ふふふ…!」
聖良 「あんな…あんなに強い!ふたりとも!私は…私は何処までも強くなれればあの場に立てるのです!?くうう…!千歌さんクラスがそう何人もいてたまるものですか!」
理亞「ね、姉様…落ち着いて…!でも…分かる…少し、悔しい…」
「いーのよいーのよ…あの二人が凄すぎるのよ…正直、私でも自信なくすわ…」
理亞「あ、サクラウチさん…おかえり、なさい」
梨子ママ「今更だけど、もう梨子のママでいいわよ?『サクラウチ』その名前に相応しい私のステージは、もう『これから』には存在しないのだから…」
梨子ママ「これからは…あの娘達の時代なのね…」
聖良「なおさら…、悔しいです!素直に…今の私では勝てないですから!多分、どうやっても…!」
理亞「……ね、姉様…」 梨子ママ「駄目よ聖良ちゃん?言葉にするのは強気だけ。弱気を口にしたら…それに引き摺られちゃうわ?アイドルが口にする想いはそれだけ大きい!」
聖良「で、でも…!ではどうやって彼女達のように…!」
梨子ママ「信じてあげなさい?誰よりも強くありたいと思うなら、まず自分が最強だと…他ならぬ自分が信じてあげなさい!」
梨子ママ「アイドルが抱く想いは、それを叶えるだけ大きい…確かに具体的な鍛錬法とかは教えてあげられないけど…大事なのは、思い描くことよ?」
聖良「そんな事…わかってるから悔しいんです…」バッ!
理亞「あ…!姉様!」ダッ!
梨子ママ「………悩みなさい?今はいっぱい…そしてどうか自分に嘘をつくことだけはやめて。大丈夫。アナタはアナタが思ってるほど弱くないのだから…」 観客席間移動用外通路ーーー
理亞「姉様!待って!」タタタッ
聖良「はあ、はあ…!」タタタッ!
ドンッ!
聖良「あ!すみませ…!?」
「痛た…ふふっ。でもこんなところで会うとは意外ね…?」
理亞「あ…!」
聖良「あ、貴女は…!それに…?」
「クスクス…!」
理亞「誰…?貴女達…?」 アキバリポーター「さあ!盛り上がってまいりました!一体、どのような展開が我々を待ち受けてくれるのでしょう!」
アキバリポーター「ただ…終わってほしくはないのです!しかし無常にも過ぎていく時間はこの決勝の結末に近づこうとしているのも確か!」
アキバリポーター「そしてその時!立っているのはどちらなのか!まるで予想もつきません!」
ーーーーー
ーーー
ー 从c*・ヮ・§「さあ!ドンドン行くよ!ーーーでも…」
リ`・ヮ・)「このままだとジリ貧…だよね?お互いそれは嫌だもんね…」
リ`・ヮ・)「だってもっともっと!やれることは沢山あるもんね!」
从c*・ヮ・§「うん!まだまだ!穂乃果ちゃんに私の強いところ、見てもらいたい!」
リ`・ヮ・)「私もだよ!…なんだけど…でも…ゴメンね?ホントの本気で本気を出すと…嫌味じゃなくて穂乃果、強すぎるから…」
从c*・ヮ・§「え…?」
リ`・ヮ・)「先ずはここからだよ!破ってみせて!千歌ちゃん!【ススメ→トゥモロウ】!!」ヒュパッ!
从c*・ヮ・§(消え…!)
ドガッ!
从c*・ヮ・§「うわぁ!」ゴロンッ!
リ`・ヮ・)「まだまだ!」フッ!
从c*・ヮ・§「う、後ろ!きゃあ!」ドガァ! 果南「ど、どうなって…!嫌に攻撃が当たっている!単純な自己強化のスピードじゃない!」
ダイヤ「それなら千歌さんでも対処は難しくありません!仮にアレが先程の空間転移だとして…」
善子「さっき見たく【もぎゅっと】で同じように追尾すれば良いだけじゃない!」
花丸「うん…!それに移動の瞬間、なんだろう…ここから『いなくなってる』ような…なんだろう?違和感が…」
梨子「ここからいなく…はっ!自強化でもなく…空間転移でもない!ならアレは!」
鞠莉「嘘でしょ…!まさか…!」
从c*・ヮ・§(リ、リズムがまるで読めない…!気配も前後の脈絡もまるでない…!これは、私とおんなじ!)
从c*・ヮ・§(時間操作!)
リ`・ヮ・)「どうしたの?このまま勝っちゃうよ!さあ、力を見せて千歌ちゃん!」フッ!バキィ!
从c*・ヮ・§「うむむ…!」
ドカッ!バキッ! 絵里「でたわね!穂乃果の18番!」
にこ「行きなさい穂乃果!これで優勝旗は私達のものよ!」
真姫「『一瞬』で距離を詰める空間転移…とはいえ『一瞬』という時間は存在するし、必ず『一瞬』のうちに攻撃が来る。だから私達であっても自強化さえ怠らなければ防ぐこともある程度の予測も可能…でも」
希「穂乃果ちゃんの『未来移動』は好きな時に好きなタイミングで現出、しかもやろうと思えば『一瞬』よりもさらに早く相手も攻撃できる!」
ことり「そう!それが時間操作!現象操作の究極だよ!」
凛「ーーーーーー!」ウデグミ
花陽(ゴメンね凛ちゃん!花陽気づいてたよ…!それは、凛ちゃんが難しい話を理解してないときのポーズだって!) 海未「ですが…!高海さんは以前私達の目の前で時間操作を使っています!どういう類がわかりませんが…対抗も難しくないでしょう!」
海未「穂乃果…誘っているというのですね?彼女の本気を…そして!心から認めているのですね!彼女の強さを!」
リ`・ヮ・)「たりゃりゃりゃりゃりゃあ!」
ドカ!バキ!ズカ!ズド!
从c*・ヮ・§(だめだ…!ダメなのだ!)
ダイヤ「千歌さん!何をしているのです!早く【ソロ】で対処なさい!」
ルビィ「うゆゆ…どうしたの…?隙をうかがってる…とか?」
梨子「ううん…違うわ。時間操作はその『隙』すらひっくるめてなんとか出来ちゃうから時間操作…だから千歌ちゃんは…今敢えて【ソロ】での対抗を『やっていない』の…」 从c*・ヮ・§(ダメなのだ…!なんとかしないと!)
曜「なんでだろ…は、多分私わかっちゃっうんだよなぁ…」
果南「私もだよ…あのバカ千歌…このままでどうするつもりなのさ…」
从c*・ヮ・§(穂乃果ちゃんは…それでも通常の【歌】で向かってきてくれる…!だから…!)
曜「だろうね…『だから私は【ソロ】を出すべきじゃない』、なんて考えてるんだろうね…なんとかしてせてよ!千歌ちゃん!」
从c*・ヮ・§「う、うおーー!【近未来ハッピーエンド】!!」
ルビィ「きた!繰り出せば絶対必中の拳!一撃だけだけれどもこれなら!当たればカウンターだよお!」 リ`・ヮ・)「甘いよ!さらに!【Future style】!!」パシィィイ!
鞠莉「時間操作の重ねがけ!?さらに別な時間を引き出すことで!因果関係無視の一撃を食い止めた!?」
从c*・ヮ・§「う、ウワアアアアアア!【スリリング・ワンウェイ】!!」ブオオオオオ!
リ`・ヮ・)「闇雲はだめだよ!さあ!千歌ちゃんの本気を出して!」バギィ!
从c*・ヮ・§「あうう…!!まだまだなにか!」
バキッ!ドガァ!ズバァ!……… 凛「よくわかんないけどやったぁ!相手の高海さん!身を固めるだけの防御が崩れるのも時間の問題だよ!」
花陽「出来るだけの急所を隠して次の穂乃果ちゃんの攻撃箇所を制限する…それだけでも十分凄いです!」
にこ「それがわかるアンタもよ?でも…本当にこのまま終わるつもり…Aqours?」
絵里(あ…相手のことまで心配してるにこの横顔…カッコイイ////)ドキン
希(え〜嘘やろ?帰ってからにしてよ〜?ここでラブコメは空気読めてへんて絵里ち〜?何なん?ウチも同じ3年なんやけど?そうやってすぐ疎外感出すの、のんたんいけないと思います。あ〜ウチも彼女欲し!) リ`・ヮ・)「どうしたの!千歌ちゃん!」
ドンッ!
从c*・ヮ・§「ぐうう!」
リ`・ヮ・)「あるじゃん!あんなに強い【ソロ】!」ドカッ!
从c*・ヮ・§「ダメ…なのだ!ここで【ソロ】に頼っていたら…!私の負けな気がする!」
リ`・ヮ・)「!?」
从c*・ヮ・§「だって…!穂乃果ちゃんのこの歌は【ソロ】じゃない…!今、この場で私も対抗できなきゃ…!多分、【歌】で勝っても『気持ち』で負けちゃう…!アイドルとしてそれじゃあダメなんだ!」
リ´・-・)「………いいの?」
从c*・ヮ・§「やめてよ…!そんな私が負けるみたいなの…!」
リ`・ヮ・)「わかった…!ならこのまま…」
リ`・ヮ・)「倒す!」ゴオオオ! 从c*・ヮ・§(参ったなあ…変な見栄、ううん、意地を貼っちゃった…私には【ソロ】以外での時間操作は…もう!)
从c*・ヮ・§(少し舞い上がってたのかな?穂乃果ちゃんとの対決になって…でも!口にした以上!)
バキィ!
从c*・ヮ・§(うう!………こんな時…皆ならどうするんだろう…!) 曜「千歌ちゃあああん!」
从c*・ヮ・§(曜ちゃんなら…!)
ダイヤ「千歌さあああん!」
从c*・ヮ・§(ダイヤさん…!)
ルビィ「ち、千歌ちゃああああああ!」
从c*・ヮ・§(ル、ルビィちゃん…!)
花丸「千歌ちゃん無ズラー!無の心ズラァア!」
从c*・ヮ・§(花丸ちゃん!ちょっと千歌には…!)
善子「何やってんのよリーダーでしょ!?
なんとかしなさいよ!」ポロポロ
从c*・ヮ・§(うわわ…!ゴメンね…待ってて…!今に…!)
バギィ!
从c*・ヮ・§「!?」フラッ 鞠莉「キャアアアア!チカっち!!」
从c*・ヮ・§(ご、ごめんごめん鞠莉ちゃん…!大丈夫…!まだ…!)フラッ
梨子「お願い千歌ちゃん!無理はしないで!!」
从c*・ヮ・§(梨子ちゃんも…そんな心配そうにしないでよ…)フラッ…フラッ…
从c*・ヮ・§(あ、あれ!?しっかりしろ私!優勝が掛かってるんだ!負けられないんだ…!)
从c*・ヮ・§(もう…【ソロ】で…!そうだよ!まだ何とかなるかも知れないじゃん!気持ちで負ける…?そんなの…それこそ気持ちで取り返せば!!)
从c*・ヮ・§(いい、じゃん……)
从c*・ヮ・§(……………………)
从c*・ヮ・§ グッ! (やるっきゃ…!)
果南「バカ千歌ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!」 从c*・ヮ・§(か、果南ちゃん!?)
果南「……………」腕組み!
从c*・ヮ・§(何…?どうしたの果南ちゃ…あれ?待って…前にもこんな状況…)
ーーーーー从c*・ヮ・§ーーーー! 从c*・ヮ・§(そっか…!あの【歌】ならたしかに…!正直…成功率は低いけど…!果南ちゃん、ダイヤちゃん、鞠莉ちゃんが託してくれたあの【歌】なら!」
从c*・ヮ・§(やっぱり私はバカ千歌だ!心の何処かでまだ、セーブしてたんだ…!全部出しきらなきゃこの決勝は勝てないっていうのに…!)
从c*・ヮ・§(相手はあのμ'sの!あの高坂 穂乃果なのに!)
从c*・ヮ・§(恐れるな!何を見てた!あの大人しくてかわいい花陽ちゃんだって、多分凄い危険な【ソロ】なのに…全力でぶつかっていったんだ!)
从c*・ヮ・§(μ'sに勝つって言うのは…そういうことだ!私の全部を…コレに賭ける!)ゴゴゴゴゴゴゴゴ!
リ`・ヮ・)(!! 来てくれるんだね!千歌ちゃん!!) 从c*・ヮ・§「うおおおおお!【MIRACLE WAVE】!!!!!!」 カッーーーーーーー!
从c*・ヮ・§ シュウウウウウウウウー…
从c*・ ーーフッ
リ`・ヮ・)「消えたよ!何処から来る!」ピトッ………
リ`・ヮ・)「…………………えっ?」ゾクッ
リ`・ヮ・)(最初から…!真っ正め バキィィィィィィイイイイイイイイイイ!!!
リ`・ヮ・)「ウワア!」ドシャア!
「ーーーーーまだだよ!ーーーーー」
リ`・ヮ・)「ど、どんな【歌】!?一度時空間に逃げよう!」スッーー…ーーーーー
ーーーーー
ーー
ー 从c*・ヮ・§ ババン!
リ`・ヮ・)「な、なんでーーー!?うぐ!」ドガ!
バキィ!
ズカ!ボコ!
ーーーーーードゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!
リ`・ヮ・)「う、ウワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!」
リ`・ヮ・)「【MOMENT RING】!!」
从c*・ヮ・§ ユルゥゥ……
リ`・ヮ・)「なん、で…!この【歌】は…!!」
リ`・ヮ・)「時間停止の【歌】なんだよ!?」
リ`・ヮ・)「もう一秒だ!戻ろう!通常時空へ!」
ーーーーー
ーーー
ー
ドッッッッゴアアアアアアアアアア!! アキバリポーター「わからなーーーい!!高海選手が何かしらの【歌】を歌ったが、その後唯の一瞬!舞台のコンクリートが岩岩に砕けて宙を待っているーーー!」
从c*・ヮ・§「ハアハア!やったんだ!千歌!成功したんだ!」
リ`・ヮ・)「う、ううーー!」
リ`・ヮ・)(ち、ちぐはぐだ!よく考えれば穂乃果はなんて判断ミスを!)
リ`・ヮ・)(あの【MIRACLE WAVE】!穂乃果の時空間移動に干渉してきたから時間操作系の【歌】かも知れないのに…!)
リ`・ヮ・)(焦って咄嗟だったとはいえ、時間操作系には効果のない【MOMENT RING】で対抗してしまった!)
リ`・ヮ・)(もしあのパンチの連打に時間停止が無意味だったとしたら穂乃果はーーー!)バッ!
ズゴゴゴゴゴゴゴゴ…!
リ`・ヮ・)(あの巻き上がるコンクリート片みたいに…粉々に!)ゾクッ リ`・ヮ・)(だとしてもっと恐ろしいのは…!一秒しか持続できないとはいえ、時間停止の効果を与えられたと言う事は…つまり!)
リ`・ヮ・)(ただの『身体能力』で…!穂乃果の時空間に干渉して、攻撃を届かせていたんだ!有り得ないよ!しかも…時間停止にも抗ってみせた!)
リ`・ヮ・)(これは…もう!)
リ`・ヮ・)「すごいや…!千歌ちゃん!穂乃果の根負けだよ…!」
从c*・ヮ・§「穂乃果ちゃん?」
リ`・ヮ・)「まさか…時間操作を…なんて言えばいいんだろう?気合い?で乗り越えるなんて!凄い【歌】だよ!!」
从c*・ヮ・§「【MIRACLE WAVE】…!えへへ!有難う!Aqoursの皆で完成させた…最強の【歌】!」 保守
大勝負の裏で何者かが暗躍してるこの感じ…良い… おつ。本当に初めてかよってくらい普通に面白すぎるわ、好き 果南「良くやったよ…!千歌!」
リ`・ヮ・)「ちなみに、時間操作系の…?じゃ無いんだよね?」
从c*・ヮ・§「うん!力のコントロールが難しいから長くは無理だけど…この【歌】はAqours全員分のステータスを私のにそのまま上乗せして相乗する荒業」
从c*・ヮ・§「果南ちゃんが考案して、それでも危険だからって封印した【歌】だよ!」
リ`・ヮ・)「ほ、本当に…パワーだけで乗り越えてきたんだね…!穂乃果の【ススメ→トゥモロウ】を…」
リ`・ヮ・)「そして【MOMENT RING】でも…!」ゴクリ
从c*・ヮ・§「次は…多分、もっと速くできるよ!」
リ`・ヮ・)「ふふ…!凄いや…!穂乃果の【歌】が…!そっか…そっか!」 花陽「な、なんて危険な…花陽の【孤独なHEAVEN】に似てる…!…アレでコントロールを間違えたらどうなってるか…」
凛「ーー!………」ギュ
花陽「え!?り、凛ちゃん?!」
凛「…………」モギュー
にこ「凛は目の前であの時の花陽見ちゃったからね…それにしても花陽の【ソロ】…にこの『無敵化』だってどうなるかわかんないくらいの威力よ?アレは」
希「ウチ…なんやろ?不謹慎だけど…ワクワクしてしまうんよ?次は何を見せてくれる?穂乃果ちゃんも…千歌ちゃんも!」 リ`・ヮ・)「【歌】対決では…穂乃果の負けかな…よし、と!約束だもんね…!千歌ちゃん…穂乃果もいくよ!」
リ`・ヮ・) ダラン…
从c*・ヮ・§「!?」(ふ、雰囲気が…!)
リ`・ヮ・) 「いくよ…!これが穂乃果の…!」ゴゴゴゴゴゴゴゴ…!
ことり「あ!穂乃果ちゃん…!やるんだね!」
海未「認めたのですね…。Aqours、高海千歌!彼女を自分が本気を出すに値するに強敵であると!」
ダイヤ「来ますのね…!ここからですわよ…千歌さん!気を確かに持つのですよ…!」
曜「頑張ってね…!千歌ちゃん!」 リ`・ヮ・)「これが!穂乃果の【ソロ】だよ!!」
从c*・ヮ・§ グッ!
リ`・ヮ・)「【もうひとりじゃないよ】!!!」
カッーーーーーーー! アキバリポーター「な…なんと、言うことこでしょうか…」
リ`・ヮ・) リ「フッフッフッ…」
从c*・ヮ・§「え…ええ!?」
鞠莉「Oh my………God…」
花丸「き、近未来…SFズラ…!」
ルビィ(SFジャンルも読むんだね…!花丸ちゃん!)
リ`・ヮ・) リ`・ 「「フッフッフッフッ…!」」
从c*・ヮ・§「ほ、穂乃果ちゃんが…!」
リ`・ヮ・) 「「ファイトだよ!」」リ`・ヮ・) 从c*・ヮ・§「ドッペルゲンガーだコレェぇぇええ!!」
曜「いや、そこは『分身』で良いんじゃ…」
リ`・ヮ・)1「驚いてる暇はないよ!千歌ちゃん!」ダッ!
リ`・ヮ・)2「これはまだまだ序の口だよ!千歌ちゃんならなんてこと無いよね!?」バッ!
リ`・ヮ・)1&2「「【ススメ→トゥモロウ】!!」」シュウウン!
从c*・ヮ・§「うわわ!ち、千歌も…!」ササッ!
从c*・ヮ・§「お、驚いたけど…でもこれなら!【MIRACLE WAVE】!!」カッ!
从c* ブゥゥゥー………ンーーーーー
ーーー
ー 時空間内ーー
从c*・ヮ・§「さあ!何処から来る!?」
リ`・ヮ・)2「たああ!」ブア!
从c*・ヮ・§「キック!躱してーーとおっ!!」バキィ!
リ`×ヮ×)2「うわあ!」ドサッ!
从c*・ヮ・§「次は!?」
リ`・ヮ・)1「やっぱりすごい!穂乃果一人一人じゃとてもじゃないけど太刀打ち出来ない!けど…」ブワァ…!
从c*・ヮ・§「いた!上だぁ!二人目!これで…【もうひとりじゃないよ】!敗れたり!」ブオン!
リ`・ヮ・)1「こういうのは…どうかな!?」
「えへへ!」ガシッ!
「隙アリだよ!」ガシッ! 从c*・ヮ・§「あ、脚が両方…掴まれ…えっ!?」ゾクッ!
リ`・ヮ・)3 & リ`・ヮ・)4
「「ファイトだよ!!」」
从c*・ヮ・§「しまった!増えるのは二人だけじゃ無いんだ!?」
リ`・ヮ・)1「そうだよ!…と言ってもこれが限界だけど…!もう十分!」
リ`・ヮ・)1「手加減抜きだよ!強化絶対否定!【夢なき夢は夢じゃない】!!」
从c*・ヮ・§ フゥ…「ミ、【MIRACLE WAVE】を感じない!!不味いよ!」
リ`・ヮ・)「躱せるかな!?喰らったら明日の朝の目覚しまでオネンネだよ!【WAO-WAOーーーー」
从c*・ヮ・§「なら…!私も!!」
リ`・ヮ・)「ーーー Powerful day!】!!!」 「【One More Sunshine Story】ーーーーーーー!」 ーーーーー
ーーー
ー
バチィィィィン!
リ`・ヮ・)「ウワアアアア!」ドサッ!
アキバリポーター「あ!また姿がーーーー」
从c*・ヮ・§ 「たああああああああ!」ゴアアアアアア!
リ`・ヮ・)「あの力…!【MIRACLE WAVE】!どうして!?でも…それなら今度は!」グッ…!
リ`・ヮ・)「【Someday of my life】!!」
フッ…
アキバリポーター「また消えたーーー!?なんてことだー!実況できませーーん!」 ことり「いま一瞬…!【Someday of my life】って!?そこまで追い詰められてるの!!」
海未「穂乃果の5つある【ソロ】の…ある意味での切り札ですよ!?あの【歌】は!」
海未「まさか2曲も穂乃果に使わせるなんて…!いや、【Someday of my life】を使っている以上、もしや【夢夢夢】もーーー!」
凛「ーーーーー!」ウデグミ
花陽(凛ちゃん!)
真姫「【夢夢夢】…たとえ相手がどんな強化をしてみせたところで、穂乃果の『ファイトだよ!』の一言で完全に地力で頑張らなければ、と状態を引き戻される…ある種強化完全否定!」
にこ「私の『無敵化』も…ね。悔しいけど」
真姫「そして【Someday of my life】ーあれは…」 希「たとえどんな強敵でも平行世界から『それに見合う、或いは勝てる自分を連れてくる』…自強化どころか、時間操作でもマジモンのチート版!」
絵里「その穂乃果と…渡り合うってどういうことなの…!」
海未「それは…恐ろしいことですが…!つまり!ーーーーーー
ーーー
ー
从c*・ヮ・§「ツアアアアアアアアアアア!」
ズドドドドドドドドドドドドドドドドドドド!
リ`・ヮ・)「やあああああああああああああああああああああ!」
リ`・ヮ・)(す、すごいよ千歌ちゃん!どうやら平行世界には…この宇宙には、千歌ちゃんに『勝っていた』穂乃果はいないみたいだよ!)
リ`・ヮ・)(いや、それどころか…!)
从c*・ヮ・§「いっけぇぇえええええええ!」ドガァ! リ`・ヮ・)「うおおお!」バシィ!
リ`・ヮ・)(受けるのが!精一杯だなんて!圧されてれる!)ジン…
リ`・ヮ・)(強い…!強いよ!千歌ちゃん!この【MIRACLE WAVE】!本当に奇跡みたいな歌だ!)
リ`・ヮ・)「ハアア!」ブウン!
从c*・ヮ・§「とおお!」シュン!
リ`・ヮ・) 「躱し…!」
从c*・ヮ・§「もらったああああああ!!!」轟!!!!
リ`・ヮ・)「う、わあわあああああああ!」
ーーーーー
ーーー
ー
ズシャアアアアアア…! 从c*・ヮ・§「ハアハア、ハアハア…!」
スッ…
グッ!!!!!
リ`・ヮ・)「う、うう…!」
アキバリポーター「ダウウーーーン!消えては現れ、現れては消え…!実況泣かせの超スピード勝負を繰り返していた二人でしたがついに!勝負の行方を明確な形にして姿を現したーーーー!!」
アキバリポーター「そしてAqours、高海選手!今高らかに握り拳を突き上げて勝利をアピールしているぅぅ!!」
ウオオオオオオオオオオオオオオオ!! ことり「なんで!!?ほ、穂乃果ちゃああああん!!!」
海未「有り得ない…!が、今、目の前で起きているというのですか…!【One More Sunshine Story】!一体どういう歌なのですか!」
真姫「私にも…!イミワカンナイ!ただ、はっきり言うわ…!今の高海 千歌は…!」
凛「凛でもわかっちゃうよ…!悔しいけど、穂乃果ちゃんより強いんだね…!」
花陽「うっ…!ひぐっ!がんばれえええ!穂乃果ちゃーーーん!立ってえええーーー!」
希「花陽ちゃん…!そうや!皆、ウチ達は今できる事をやろう!!試合をしてないウチ達が落ち込んでたら…穂乃果ちゃんはもっと苦しい!」
希「勝ってやああああああああ!穂乃果ちゃーーーーーん!」 絵里「私達で…!私達で見つけましょう!難しいけど…あの【歌】の攻略法を!」
にこ「いや…私には、何となくわかっちゃった…かも」
μ's「!?」
にこ「通用するか、わからない。でも、これは試合を通してあの娘達…Aqoursが見せて教えてくれたこと!お願い、皆!付き合って頂戴!」ーーーーー
ーーー
ー 曜「勝った!勝った勝った勝った…!千歌ちゃん凄いよ!見えてはいないけど…絶対競り勝ったんだよ!」
梨子「あの…μ'sに…!凄いなぁ…グスッ!ただ勝つことばかり考えてた今までの自分がチッポケに思えてきた…!」
梨子「千歌ちゃんの輝き…!眩しいや!」
花丸「これって…ひょっとしたら…!ううん!ひょっとしなくても!」
鞠莉「勝てるわ…!チカっち!!このままシャイニーよ!!Victoryもロックオンデーース!!」
善子「私も…なりたい!あんな風に、光り輝く強さになりたい…!」 ダイヤ「【One More Sunshine Story】…『過去回帰』、でしたわね…過去の『状態』を現実時間に呼び醒ます【歌】」
果南「早い話、今までの練習の成果を発揮してるだけ…諦めることなく、今この瞬間の為ただひたすらに積み重ねてきた努力の証…」
果南「ありがとう千歌…無駄じゃなかったんだ!私達のこの一年間…!間違いなく『最強』は…今そこにいるアンタだよ…!」ポロ…
ダイヤ「果南さん、まだ早いですわ?涙を見せるのは皆と一緒、優勝台の上にしましょう…!」
鞠莉「ちょっと〜?ふたりとも!しんみりしてないで応援デース!しっかり声出して!しっかり見届けるわよ!私達のリーダーの勝利を!」
鞠莉「そしたら私も…いっぱいいっぱい嬉し泣きに付き合うから!」 >>613
D4Cかなん?∫∫( c||^ヮ^|| 从c*・ヮ・§「穂乃果ちゃん…!千歌は…Aqoursは勝つよ!そして貰っていくよ…!μ'sを越えて!優勝旗を!」
リ`・ヮ・)「へへへ…!本当に強い、強いんだね!どうしよう…もう手詰まり…?」フラッ…
リ`・ヮ・)「ううん!今は穂乃果が挑戦者なんだ…!最後まで、諦めないよ!」グッ!
リ`・ヮ・)「勝つ!」ビシィ!
ウワアアアアアアアアアアアアアアアアアア!
リ`・ヮ・)(カウンターだ…!穂乃果も千歌ちゃんも接近戦で戦う以上!逆転の目はこれしかないよ!)
リ`・ヮ・)(失敗したら…!穂乃果の負け!それでも…やるしかない!) 「【μ'sーーーーーーー!】」
从c*・ヮ・§「!?」
リ`・ヮ・)「!?」
「【ミュージックーーー………!】」
「【スタートオオオオオオオオオオオオ!】」 にこ「【頑張んなさい!穂乃果ぁ!!!】」
絵里「【貴女なら勝てるわ!穂乃果ああああ!】」
希「【大丈夫!ウチ達が応援してるで!!】」
凛「【いっくにゃあああああ!】」
花陽「【穂乃果ちゃあああああん!頑張れぇえええええ!!】」
真姫「【いきなさい!!!!穂乃果!!!】」
リ`・ヮ・)「み、みんな…!う、嘘…!すっごく力が湧いてくるよ…!」
ことり「【穂乃果ちゃん!今までことりに色んな景色を見せてくれてありがとう…!でも!これからは、ことりも穂乃果ちゃんを引っ張ってく!】」
海未「【勝ってください穂乃果!勝って…帰ってきてください!私達のいるここへ!!】」 にこ『私達にできる事…希の言うとおり、応援よ!でもただの応援じゃないわ!私達の想いを1つにして…!応援を【歌】のように穂乃果に届けるわ!』
真姫『バカじゃないの…?仮に上手く行ったとして…正直、反則スレスレ…いや、反則でしょう?と言いたいところだけど…、乗ったわ!!』
海未『死なばもろとも…ですね!良いですね!見せましょう!私達の武士道!』
ことり『それは…ちょっと違うような…?でも…』
【いっけええええええええ!!!穂乃果ぁあああ!!!!!!!!】 鞠莉「あれは…!私が【MIRAI TICKET】を放ったときの…!」
ダイヤ「ファンの【想いの力】…!私の【コーレス】と同じ…いえ!それ以上!」
果南「これは…また反則じゃないかなん?でも…」
花丸「【負けてられないズラアアアアア!千歌ちゃんファイトオオオオ!!】」
ルビィ「【今こそここでがんばルビィイイイイイ!!】」
善子「【勝て勝て勝て勝て勝てえええええ!負けんなぁあああ!!】」
果南「ウチの1年は…!【勝ちな!千歌!もうちょいだよ!!】
ダイヤ「もう…!【見せなさい!私達Aqoursの力を!】」
鞠莉「やらにゃ損損♡【シャイニーーーー!チカっち!】」 梨子「今は歌えない私だけど…せめて喉が潰れても良い!ここだけは!……………【いっけええええええええ!千歌ちゃあああああん!】」
曜「【千歌ちゃん勝とう!そして私も…!必ず追いついてみせるから!また同じ景色を見よう!肩を並べて!いつまでも!】」
【Aqoursーーー!サン…シャイーーーーーーーーーン!!!】 >>620 ギャーーース!連れてくる、というよりその分までのステータス上昇ということで…
それにしても無意識にパクってましたw
自分でもこれって何だっけな〜?ってw
言われて気づきましたw 从c*・ヮ・§「今日は…まるで奇跡のバーゲンセールなのだ…!こんな冗談みたいに…」グググッ!
从c*・ヮ・§「力が湧いてくるよ!」
リ`・ヮ・)「素敵な仲間だね…!勿論穂乃果達も負けてないけど!」
从c*・ヮ・§「うん!とっても輝いてる…!」
リ`・ヮ・)「後は…穂乃果達、次第だね!」
リ`・ヮ・)「勝つよ!」
从c*・ヮ・§「私も!」 明日…明日こそ!決着に…!
ぶっちゃけ悩みっぱなしですが…!
腹括ります!
夢の中で閃け妙案…!
おやすみなさん! μ’sもAqoursも作者さんもファイトだよっ!
ほは保守のほ! 流れ決めました!
今晩で終わらせます!
せめて途切れないよう書き溜めてまいります!(そういえば前も書き溜めるって言ったような…さーせん) ひえっ、ついに終わってしまうんか。ここ最近の楽しみだっただけに寂しくなるなぁ シ………ン
アキバリポーター「か、会場が…また…!これは…この会場の全員が抱く予感の為なのでしょうか…?私の胸の内にも、こう去来します!」
アキバリポーター「決着の時は…!近いと!そして…こうも思っているに違いありません!ふたりともーーー!」
ドクン…
リ`・ヮ・)「ーーーー!」
ドクン、ドクン…
从c*・ヮ・§「ーーーー!」
ーーーーーー頑張れ! リ`・ヮ・)「皆の想い!太陽に輝け!行くよ!第4の【ソロ】!【愛は太陽じゃない?】!!」
キュオオオオオオオオオオ!!
ダイヤ「この土壇場で…現象操作!スタイルを切り替えてきた!?」
梨子「あれは…何!?太陽を『創った』!?」
从c*・ヮ・§「ーーま、眩しい!凄いや!本当の太陽みたいだ!止められる……よね!」
リ`・ヮ・)「もう力競べは要らない……!穂乃果も、全力をぶつけるよ!」
海未「たとえ相手がどれほどまでに強くとも…!」
絵里「諦めるあの娘じゃないわ!!」 リ`・ヮ・)「千歌ちゃん!」
从c*・ヮ・§「うん!穂乃果ちゃん!」
リ`・ヮ・) 从c*・ヮ・§「「ありがとう!」」
リ`・ヮ・)「いっけええええええええ!」
グオオオオオオオオオオン!
从c*・ヮ・§「もうちょっとだけ力を貸して…!私の、私達の今まで!太陽が相手なら…これだあ!!」
从c*・ヮ・§「【WATER BLUE NEW WORLD】!!」 ゴオオオオオオオオ…!
从c*・ヮ・§(熱い…!止め損なったら…そう考えてちゃうと…)
从c*・ヮ・§(なんてね!怖くない!この…一撃で打ち破る!)
バキィィィィィィィイ!!
从c*・ヮ・§「ハアアアアアアアアアアアアア!」
ジュブオオオオオオオオオオオ!!
从c*・ヮ・§「いっけええええええええええ!」
ジュウウウウウウウウウウウ!
从c*・ヮ・§「これが…Aqoursの…【一撃だああああああああああああああああああ!】」
バシュウウウウウウ!!ウウウウウウウーーー……
从c*・ヮ・§「やったーーー!」 从c*・ヮ・§「……………でも!」
果南「やったの!?どっちが勝った!?」
海未「いえ…!まだです!」
リ`・ヮ・)「待ってたよ!この瞬間を!」グワッ!
从c*・ヮ・§「ーーーだよね!!」
リ`・ヮ・)「いくよ!穂乃果のとっておき…!時をも凍らす絶対零度……!」
リ`・ヮ・)「【Snow halation】!!!!!」
从c*・ヮ・§(う、動…………!?)ビダァ!!
にこ「!!ーー全員!ここで気張るわよお!!」
曜「諦めない!まだだよ!!皆!もっとだ!」 リ`・ヮ・)「【決まれええええええええええええええ!】!!!!」
μ's「【決まれええええええええええええええ!】!!!!」
グオオオオオオオウウウウウウ!
从c*・ヮ・§(う、ご…うご…………!)
从c*・ヮ・§(動………………!)
从c*・ヮ・§「【動けえええええええええええええ!】!!!」
Aqours「【動けえええええええええええええ!】!!!」
メシャアアアアアアアアアアアア! アアアアアアアアアアア…
リ`・ヮ・)(千歌ちゃんの右と…!)
从c*・ヮ・§(穂乃果ちゃんの右が…!)
リ`・ヮ・) 从c*・ヮ・§「なら!!」
ブオン!バオオ!
バギャアアアアアアアアアアアア!
リ`・ヮ・)(嘘…!左手も…!でも…!)
从c*・ヮ・§(両手は使えない…!?後は…!) リ`・ヮ・)
「これだあああああああああああ!」
从c*・ヮ・§
ゴシャアアアアアアアアアアアア!
アアアアアアアア…
シ…ン
穂乃果「」
……ドサッ……
千歌「」
海未「頭突きと…!」
曜「頭突き…!」 アキバリポーター「ダ…ダブルノックアウトオオオオオ!鈍い音がドゥームに響くううう!し、しかし…」
審判「不味い!」バッ!
アキバリポーター「これは危険です!あ、いま審判が二人に駆け寄ります!これは…まさか…引き分……」
ルビィ「ダメええええええええええ!」
花陽「止めないでぇえええええええ!」
審判「な、なにを!?」ビクン! 凛「そうだよ!凛達は今日ー」
花丸「優勝しに!ここに来たんだよ!」
審判「!」 善子「そうよ!リーダーと高坂さんは…」
真姫「まだ戦ってるわ!だからお願い!止めないで!」
希「カードも言うとる!二人はきっと…」
鞠莉「必ず立ち上がるわ!」
果南「起きな!寝坊助共!お客さんが…」
海未「私達が!待ってます!」
ことり「穂乃果ちゃんは、まだ負けてない!それに…!」
曜「千歌ちゃんだっておんなじだ!」
ダイヤ「そうですわ!早くしませんと…」
絵里「オシオキしちゃうわよ!」
にこ「アンタ達!こんなもんじゃないでしょう!?」 ピクリ…
穂乃果 ヨロッ…
千歌 フラッ…
アキバリポーター「あ…!ああ!今…両選手が…立ち上がろうと…!し、しかし…」
穂乃果「くぅっ…!」
千歌「あぅぅ…!」
アキバリポーター「た、立ち上がることが…!出来ませ……」
…ズ …ア
…ーズ …クア
アキバリポーター「えっ…!?どこからか、声が…」 μ's…… Aqours……
μ's! Aqours!
μ'sーーー!Aqoursーーー!
μ's!Aqours!μ's!Aqours!
μ's!Aqours!μ's!Aqours!
穂乃果「ーーーー!」グググッ!
千歌「ーーーー!」グググッ!
アキバリポーター「よ、呼んでいます…!観客が…いえ、会場が…!μ'sと…Aqoursを!」
アキバリポーター「そして今…!二人が…それに応えようとしています!」
審判「私は…審判失格だ…!もう止めんぞ…!」 曜「千歌ちゃん…どうする?もう、やめる…?ううん、やめないよね!こんなに…こんなにキレイな光の中にいるんだもん!だから…立って!」
梨子「千歌ちゃん…!良かった…!本当に…私、貴女に会えて良かった!ほら…見せて?貴女の、千歌ちゃんの輝きを!」
Aqours「【君のこころはーーーー】」 海未「初めて会ったあの日に…今日この日の事を想像できていたでしょうか…?共に戦い、共に笑いあえる日を…穂乃果、私は貴女を、心から尊敬します…!」
ことり「ことりは…穂乃果ちゃんの事も、皆の事も大好き…!きっと、ううん!穂乃果ちゃんも絶対同じ!だから…続けよう!」
μ's「【僕らのLIVEーーー】」
ーーーーー
ーーー
ー Aqours「【輝いてるかい?】!!!」
从c*・ヮ・§ ドンッ!
μ's「【君とのLIFE】!!!」
リ`・ヮ・) バンッ! アキバリポーター「立ったあああ!立ってくれました…ぐす!…両選手!あうぅ…!頑張れ…頑張れえええ!」
ウワアアアアアアアアア!
リ`・ヮ・)「ハアハア…!そっか…立ったんだね…千歌ちゃん!」
从c*・ヮ・§「ハアハア…!穂乃果ちゃん…こそ!」
リ`・ヮ・)「凄いや…凄いよ!本当に…よーし!穂乃果も最後の…!」
リ´・-・)「あ……」 从c*・ヮ・§「………?」
从c*・ヮ・§「どうしたの…?今ならわかるよ!あるんだよね!最後の【ソロ】が!」
从c*・ヮ・§「…どういう【歌】なのかまでは、分かんないけど…タハハ…」
リ´・-・)「ち、千歌ちゃん…うん…そうだけど…だ、駄目だ…駄目なんだよ…この【ソロ】は…」
リ´・-・)「せっかくの…皆の『ここまで』を…台無しにしちゃう…!」
从c*・ヮ・§「ど、どういうこと…?」
リ´・-・)「あのね…この【歌】は…」 ウワアアアアアアアアアアアアアア
リ´・-・)「ーーーーー」
从c*・ヮ・§「!!!」
アアアアアアアアアアアアアア! 从c*・ヮ・§「そ…そんな!」
リ´・-・)「だから…千歌ちゃん。千歌ちゃんは、ここまで頑張ったこと…本当に凄いんだよ…これを歌って滅茶苦茶にするくらいなら…勝負は…穂乃果の…負 从c*・ヮ・§「ダメだよ!!!」
リ´・-・)「千歌ちゃん…!」
从c*・ヮ・§「ダメダメダメ!絶対ダメ!穂乃果ちゃんも負けてないじゃん!私こそ…勝てないよ!」
从c*・ヮ・§「でも…何とかして…何とかして!絶対打ち破ってみせるから!その【ソロ】を!だから…」 从c*;ヮ;§「こんな終わり方…ヤダよう…!ちゃんと勝ちたいから…!勝ってみせるからあ!!」ポロポロ
从c*;ヮ;§「千歌はまだ戦えるからあ!」
リ´・-・)「…………」
リ`・ヮ・)「ーーーー」
リ`・ヮ・)「ーーーー穂乃果も…だよ!」
リ`・ヮ・)「穂乃果と…千歌ちゃんなら!」 リ`・ヮ・)「ホントは…ひとつだけ…!一か八かだけど…とんでもなく凄いズルだけど…!やるったらやる!」
从c*;ヮ;§「えっ…?」ゴシゴシ…
リ`・ヮ・)「穂乃果と…!共犯だよ!!」
从c*・ヮ・§「えっ…ええええええええ!ど、どどどういうこと!」
リ`・ヮ・)「それでも…良い?」 リ`・ヮ・)「ーーーー」ホノホノ
从c*・ヮ・§「ーーーー」チカチカ
海未「ど、どうしたのでしょうか…?まさか…頭部へのダメージが大きくて…!やはり、試合を止めなくては…?」オロオロ…
ことり「う、海未ちゃん…!い、行くならことりも付き合うからね!あ……あれ?」
海未「こ、ことり!?どうしましたか…?」
ことり「穂乃果ちゃんが…こっちを…見てる…?」 曜「千歌ちゃん…?こっちをボーッと見て…ま、まさか!い、意識がはっきりしないんじゃ…!」オタオタ…
梨子「え、えええええ!?よ、曜ちゃん!行きましょう!本当に最悪が起きたら…!」
「ごめん…みんな」
曜「えっ…今…何?千歌、ちゃん……?」 海未「ほ、穂乃果…?」
ことり「どうしたの…?」
リ`・ヮ・)「みんな…ごめん!またワガママだ…!」
从c*・ヮ・§「ちょっとだけ…なのかな?わからないけど…『今度』こそ優勝しよう!」
曜「千歌ちゃん…?」
梨子「何を言って…?」
リ`・ヮ・)「さあ…一緒に【歌】うよ!千歌ちゃん!」
从c*・ヮ・§「行ってきます…!皆!」 「第5の【ソロ】…!【シアワセ行きのSMILING!】!!」
「【One More Sunshine Story】!!」 ヒラッ…
ヒラッ…
「むう…どーりで温かくなってきてるわけだね…桜が咲いてるんだもん…って見惚れてる場合じゃないよ!」
春。
温風が運ぶ柔らかさが桜の花びらを次々とほころばせる頃。
「ごめんごめん!曜ちゃん!遅くなったあ!」
曜「新学期から遅刻はマズいよ千歌ちゃ〜ん!『電車』遅れちゃう〜!ほら走るよ!」ダダダッ!
千歌「うわ〜ん!速いよ〜!」
私、高海千歌!
今日から高校2年生です! ーーーーー
ーーー
ー
千歌「よし放課後だあ!もうここで着替えていこう!屋上ですぐ動けるように!」モゾモゾ!
曜「わわ!?ち、千歌ちゃん!?……ん〜まあ、確かに今日が初顔合わせだもんね!よーし!私もここで着替えヨーソロー!!」モゾモゾ!
よつむトリオ「こっちに来ても相変わらずだなぁ〜あの二人は…」
ーーーーー
ーーー
ー
ドタドタドタドタドタドタドタ…!
千歌&曜「着いたー!」バタン! 果南「うわー!ビックリした!なんだなんだ!殴り込み!?……ってなんだ曜と千歌じゃん…」
ダイヤ「こら!ふたりとも!もっと静かにドアを開けなさい!危なくってよ!」
鞠莉「Wow!場所が何処だろうと相変わらず元気デース!!」
曜「お!3年生!怖い怖い上級生だあ!あ、果南ちゃんは進学おめでとう〜」
∫∫( c||#^ヮ^|| 「はい!今日の乱取り私と決定!?」
曜「げっ…!か、軽いジョークだよーそろー…」
千歌「あっはははは!」 松浦果南ちゃん。
黒澤ダイヤちゃん。
小原鞠莉ちゃん。
みんな、私と曜ちゃんの昔からの幼馴染。ちょっと前まで静岡県が沼津市…内浦という海の幸と寿太郎みかんが美味しいのだけが取り柄の片田舎で、私達は浦の星女学院という学校の女子高生だったのですが… 鞠莉「でも…統廃合って名目にどうなることかと思ったけど…何とか浦の星らしさは全部残す事が出来る、経営統合という形に落ち着いて、本当に良かったわ!」
ダイヤ「鞠莉さんの連日連夜の交渉のおかげですわ。『こちら』への浦の星から転校希望生徒受入率100%!生徒に対する寮生活の保証と補償!授業料減額!それに…」
ダイヤ「その書類整理と作成を手伝った私のおかげでもありますわね?」フフン
鞠莉「Yeeeees!Thank you!ダイヤァ!」
ダイヤ「な、ちょっ!?急に抱きつかないでくださいませ!!」 果南「でも、任意だったのに浦の星の全生徒、み〜んなして『こっち』に来たんでしょ?こりゃほとんど学校の引っ越しみたいなもんでしょ〜?まあやっぱりさ、内浦を離れるのは寂しいけど」
千歌「そう、だね…」
ヒュウー…
サワサワサワサワサワ…
曜「いやー!でも最新設備のトレーニングルームにマシンまで完備!さすが東京の学校は違うよ〜。私達を受け入れてくれる懐の深さも!流石だよ!」
曜「名門!音ノ木坂学院は!」 そう。私達に統廃合を持ち掛けたのはあのスクールアイドルの名門、音ノ木坂学院でした。
どうやら果南ちゃん達の大会での成績から優秀な生徒の引き抜きを画策していた…だとか
私達の遺伝子に眠る秘密を狙って…だとか
色んな噂はあったけど、「浦の星への侮辱デース!」と多いに怒った鞠莉ちゃんが今の形に結びつけてくれましたとさ…
って言うのもあるけど、やっぱり田舎の女子高生。東京への憧れがみんな強かった。なんてことも本音として強かったのあったりして… そんなこんなですけど、無事、私達は新しいスタートを切ることが出来ました!
ここ…『音ノ木浦の星女学院』で!!
そして今日はその入学式!
そして東京での初練習!
気合が入って入りまくって仕方がありません!
それに今日はなんと…あの最強のスクールアイドルユニットの…!
ガチャ!「たのもーー!ズラ!」
果南「お!来たかなん!?あれ…?」
ダイヤ「ちょっと果南さん…!もっとホスピタリティというものを…あら?」
鞠莉「Oh!PrettyGIRL!!アナタ!お名前は?」 「はい!オラ…ゴホン!私の名前は!」
花丸「花丸!国木田花丸です!今日は内浦の英雄!Aqours率いるスクールアイドル部に入部したくてきました!」
千歌「あ…!」
花丸「それと二人ほど新人を連行して…ってアレ?ルビィちゃん善子ちゃーん!なんで隠れてるズラー!憧れのスクールアイドルだよー!」
「ピ、ピギィ!」「ちょっと…よしなさいよ!それとヨハネ!」 ダイヤ「ルビィ?ルビィもいますの?」
果南「いや〜私達も有名になったかなーん!」
鞠莉「Oh!Japanese TENGU!!」
曜「凄ーい!もう後輩が出来たよ!千歌ちゃん!まあ、ルビィちゃんは顔なじみだけど…」
千歌「そ、そうだね!」
千歌 ジッ…
花丸「あの…?オ、私の顔に何か…?は!まさか知らぬ内に先輩に粗相を!?」
千歌「え!?いやあの…うん!なんでも、ないよ…」
花丸「?」
ーーーーー
ーーー
ー すげえ展開だ!?
しかもまさかのすぎる学校名wさすがやw ルビィ「く、くくくく、黒澤……アノ…ソノ…ルルルルピギャアアアアアアア!」
善子「津島…ヨシコ…です。まあ、そこのズラ丸に引っ張られてきただけの…見学希望者です…」
果南「うむ!良い良い!い〜んだぞ若者よ!それにしても運が良い!なんたって今日は…」
ガチャリ! 「遅くなって申し訳ありません!本来でしたらコチラからお招きするのが礼儀な上に遅刻などと…!」
「お、怒ってないわよね…まあそうだったらにこがとびきりの笑顔にしてやるわ!」
果南「お!今度こそ!」
曜「おお!本物!」
|c||^.-^||「失礼でしてよ!二人とも!ささっ!エリーチカ様!どうぞこちらに!」
鞠莉「ダイヤ…ブレないのね…」
千歌「ーーーーー」 海未「申し訳ありません…!1年生が急に付いてくるのだと聞かなくて…!」
「にゃー!」「ピャア!」「フン…」クルクル
鞠莉「いいのよ!急なお申立てをしてしまったのはこちらなんだし!来てくれた事が何よりよ!」
にこ「にっこにっこに〜!」ビシィ!
果南「お!?なんだなんだ!喧嘩か!」
にこ「ぬぅわんでよ!」
希「ぶほぉ!にこっちカッコ悪〜!」ケラケラ
絵里「もう…!皆して失礼よ!」 曜「う、わ〜!本物のことりちゃんだ…!かっわいい〜!」
ことり「『はじめまして』!えっと…確か…渡辺さん!去年の浦の星のホープ!」スッ 曜「わわっ!いーのかな…」スッ!
ことり「握手♡」ギュッ
曜「こ、光栄だな…たはは、なんか照れ…る…!」
こと ・)ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…!
曜(ーーーー!強い!)
ワイワイ
ガヤガヤ
ゴゴゴゴ…!
千歌「……………」
ーーーーー
ーーー
ー それから私達は…5人のμ'sと5人のAqoursで練習に励み…
日も暮れようかというところで今日はここまでとなって、折角だからと最後のストレッチは談話を交えるついでにユニット関係なくペアを組むことになって…
果南「ゴーロクシチハーーーチ!」
絵里「はい!皆、次は開脚前屈!松浦さん。私から押すわ?」
果南「どーも!」
ダイヤ(なぜ私はくじ運がないのですか…) 海未「高海さん…いつもしっかり柔軟されているのですか?筋肉のしなりが凄いです!それに…」チラツ
千歌「?」タユンタユン
海未「いえ…なんでも!」(後で好きな食べ物を聞いてみましょう…)
千歌「ーーーー」
千歌「う…園田さん。あの、その…」
海未「は、はい!どうしましたか!」
千歌「その…!」 海未「おや?穂乃果とお知り合いだったのですか?」
千歌「え、ええ…まあ…」アハハ
海未「そうでしたか…いや、少しばかり愚痴っぽくなってしまうかも知れませんが…」
海未「あのおてんば娘、私とことりの制止も聞かず…なりふり構わず止めたのですよ?挙句、大喧嘩になった末に単身…」 千歌「アメリカ…!なんだか穂乃果ちゃんのらしいや…!」
海未「奇遇ですね…今では私もそう思います!ああ、喧嘩と言いましたが、もう近況を電話で話し合うくらいには仲直りしています」
海未「なんでも…」 海未「どうしても倒したい、運命のライバルに出逢ってしまったんだとか」 千歌「ーーーーーーー!」
海未「その方が何処の誰かも私にはわかりませんが…ふふっ!10ヶ月後のラブライブで必ず会える!とのことです…余程の強敵なのでしょうね…!」
ギュウー……
海未「はい!では交代しましょう!……………高海さん?」
千歌「そっか…そうなんだね!穂乃果ちゃん…!」ボソリ
海未「高海さん…?」
ーーーーー
ーーー
ー ー
ーーー
ーーーーー
リ`・ヮ・)『ゴメンね千歌ちゃん…穂乃果の【シアワセ行きのSMILING!】…『未来改変』は絶対勝利の【歌】』
リ`・ヮ・)『それで勝っても穂乃果は嬉しくない。だから降参を…』
从c*・ヮ・§『うん!でも試合を終わらせずに、【歌】ってくれた!私の【One More Sunshine Story】と一緒に…!私達が願う未来に行くために!』
从c*・ヮ・§『これで…これで上手く行けば…!もう一度…もう一度なんだよね!』 リ`・ヮ・)『うん…!新しい未来を創り上げるための…!千歌ちゃんの『過去回帰』の【歌】とかけ合わせた一か八か…!『過去改変』』
リ`・ヮ・)『もう一度…!もう一度、今日とは違う、今日この日のラブライブで今度こそ本当に決着をつけよう!』
リ`・ヮ・)『その為に、私達が本当に望む世界に行き着くには!これしかないよ!』
从c*・ヮ・§『もう…!こっちの方が無茶苦茶じゃん!でも…共犯だもん!最後まで付き合うんだからね!』 リ`・ヮ・)『でも…こんなこと初めてだから、もしかしたら全然違う過去になってるかもしれない…μ'sや…Aqoursだって存在しないかも知れない…』
リ`・ヮ・)『穂乃果達は記憶として覚えいられるけど…やっぱりそれは、悲しいや…』
从c*・ヮ・§『大丈夫だよ!ホントのホントにバラバラになったとしても…きっと私達は…μ'sもAqoursも!また逢えるよ!また戦える!そして今度こそ決めよう!』
从c*・ヮ・§『私達のワガママを!Aqoursかμ'sの…!優勝を!』 リ`・ヮ・)『うん!穂乃果は…!もっと強くなるよ!この【ソロ】に頼らなくても良いくらいに!もっともっともっと!』
从c*・ヮ・§『私だってそうだよ!仮に穂乃果ちゃんが【ソロ】に頼らざるを得なくなったとしても…!約束通り!打ち破ってみせる程に強くなってやる!!』
リ`・ヮ・)『なにをーー!…へへっ!』
从c*・ヮ・§『あはははは…!』 リ`・ヮ・)『ーーーそろそろだよ…また、少しお別れだけど、必ずまた逢おうね!私達のーーーラブライブで!!』
从c*・ヮ・§『うん!絶対だよ!また逢おうねーー!私達の未来で!!』
リ`・ヮ・)
『それまでーーー!バイバイ!!』
从c*・ヮ・§ リ`・ヮ・)
从c*・ヮ・§
リ`・
从c*・
リ`
从c
ーーーーー
ーーー
ー 千歌「うええ…!ふぇっ…!ぇぇぇ…!」グズッ…グスッ…!
海未「た、高海さん…!どうしたのですか…!す、すみません…!私が何か…」オロオロ…
オー?ドシタドシタァ…?
チ、チカチャン!?
ヌゥワーニヤッタノヨアンタ!
ンミチャン!メッ!
オー!チカッチ!シッカリスルデース!
ナンニャナンニャ?
ワイワイガヤガヤ…!
ーーーーー
ーーー
ー Dear 穂乃果ちゃん
アメリカはどうですか?
まあ穂乃果ちゃんの事だから…すごく強い相手と巡り会って、戦いの毎日に笑顔でいると思います
もしかしたら今度会うときは私よりものすごく強くなってるのかも…!
そう考えると、私も毎日の練習に身が引き締まるばかりです! それに…ちゃんと、あったんだよ!
引き合わせようなんてしなくても…出逢っててくれてたんだよ!
μ'sも!Aqoursも!
私達の帰る場所が!ちゃんとあったんだよ!
これってやっぱり奇跡だよね…! でも、μ'sもAqoursもあの時とは一緒にじゃないけど…きっと、またいつかのような9人になれると良いな…!
今の私の目標は、穂乃果ちゃんに勝つ事と、そのことでもあったりします!
その為の毎日が長いようで短い日々になるのか、その逆になるのかはまだ分からないけど…もう大丈夫だって信じられる!
待ってるからね!穂乃果ちゃん!
そっちでも元気でいてね!
また逢う日まで… 運命のライバルより コトン…
千歌「P.S.の向こう側…なんちゃって。」
ナニシテンノ?チカー
オーイ,チカチャーン!カエロ~!
ウン!イマイクヨ~!
ーーーーー
ーーー
ー 「で?…あの5人…Aqoursはこっちの道から帰ったっていうのは間違いないのね?」
「はあ…?私も音ノ木の学部から移ったばかりなので詳しいわけではないですけど…この道で良く見掛けます…」
「そ…ならいいの。有難う。さて…待ち受けるはずが追いかけるての…『ご挨拶』になるなんてね?」
「行きましょう?英玲奈、あんじゅ…それと『二人』も」ザッ…! 「え、ええ…やだ、揉め事じゃないわよね…?い、嫌な予感が…」
「………」ジーッ
「わひゃ!まだ一人いたぁ!?えっと…あはは…な、何か…?」ヒクヒク 梨子「えっ?私の…名前…」
「何してるの聖良?行くわよ!」
聖良「はい…ツバサさん…」ザッ…
ツバサ「貴女への『ご挨拶』は戦えるようになってからね?ふふふ…」
ザッザッザッ…
シーン……… 梨子「ぜ…、絶対揉め事だよぉ〜。どうしよう…戦うとか言ってたし…高海さんや渡辺さん…大丈夫かな…?」
梨子「なんか…すごく強いらしいしきっと大丈夫よ…ね?き、気にしてもしょうがないわよね!ささっ!帰りましょ!」ソソクサ
テクテク…ピタッ
梨子「………見に行く…だけよ?ほら?もしかしたら警察とか呼ばないと行けないかもしれないし…ね?帰り道も教えちゃったわけだし…」ブツブツ 梨子「巻き添えになる前に危なそうなら逃げれば良いだけなんだから…大丈夫…大丈夫よねきっと…!」タッ!
梨子「も〜!私は戦いとは無縁の人生でいたいのに〜!」トタタ… ーーーーー
ーーー
ー
アメリカ:ニューヨーク
ガヤガヤガヤガヤ
穂乃果「う〜ん」
穂乃果「アメリカのパンも、やっぱり美味い!」 穂乃果「最初はちょっとこの噛み切れないと言うか…いつまでも飲み込めない感じが苦手だったけど…人間慣れればなんとでもなるもんだよね!」
穂乃果「英語だって何とか喋れるようになってきたし!うんうん!今日も絶好調!」
穂乃果「よーし!今日は100人連続組み手とでも行こうかなー!ちょっとした路地裏に行けば、相手に困ることはないし!」ホノーン!
〜♪
穂乃果「…んっ?」 「【as time goes by〜♪】」
「ふう…ありがとうございました!」
パチパチパチパチパチ!
穂乃果「す、凄い歌!とっても綺麗…!」
「うん…?」
ーーーーー
ーーー
ー
女性シンガー「へ〜!1人で日本から…なんだか昔を思い出すわね?しっかし無茶するわねぇ」ニヤニヤ
穂乃果「はい!どうしても決着を付けなきゃならない相手がいるんです!」 穂乃果「突拍子もない話かもですけど…!例え…世界を作り変えてでも!なんちゃって…」アハハ…
女性シンガー「世界を…作り変えてでも…ね?」
ピタッ…
穂乃果「え?…お姉さん、どうしました…?」
女性シンガー「どうって…アナタこっちの道を行くって言ってたじゃない?」
穂乃果「あ…!あはは…!そうでした…」
女性シンガー「もう…!」 穂乃果「あの…今日はとっても素敵な歌と…道案内と、色々ありがとうございます!」
女性シンガー「ううん。いーのよ。それじゃあ気をつけてね」
穂乃果「はい!あ、それと…」
女性シンガー「うん?」
穂乃果「また…お姉さんの歌!聞きに来ますね!それじゃあ!」 タッタッタッタッ…!
女性シンガー「………」
女性シンガー「私の歌を聞きに来る…ね」
女性シンガー「無理よ?アナタはもうすぐ日本に帰らなきゃ行けなくなる」
女性シンガー「それに…例え、世界を作り変えてでも…か」
女性シンガー「そのエゴが…これからアナタをどれほどまでに苦しめることになるのか本当にわかっている…?」 女性シンガー「いいえ?分かってないわ…だから先ずそれを分からせるために…」
女性シンガー「火種は、蒔いた」
ーーーーー
Aqours ワイワイガヤガヤ!
ツバサ「ふふふふふ!」ザッ…!
ーーーーー
μ's 「1,2,3,4ー!」パンパン
歩夢「クスクス…!私達も『ご挨拶』…虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会の皆でたっぷりと…!」
ーーーーー 女性シンガー「後悔させてあげるわ…『私』!アナタ達の選択が…どんな運命を呼び込むことになったのか…!」
女性シンガー「私が『私』に、私自身の手で教えてあげるよ!」
女性シンガー「ふふふふ…抗うだけ抗って見せて…?【ファイトだよ?】」 从c*・ヮ・§「…………」ゴゴゴゴゴ…… リ`・ヮ・)「!?」
ー了ー …………………………………
……………………
……………
………
…
どうしてこうなった\(^o^)/!
どうしてこうなった/(^o^)\!
次回!番外編!
Saint Snow vs A-RISE!!
もうちょっとだけ続くんじゃ! ぼくおばかさんだからどっちがかったのかわからないけどかんどうした!
おつ! 二人だけの闘いの輪廻に巻き込まれたμ'sとAqoursはどうなるのか
りんねの果てに内浦因子は世界から消えるのか
スクールアイドルとは究極的には人間兵器とする目的で育成されるのか
いっぱい伏線残ってるからいくらでも続きが書けるな >>717->>720
いや本当に皆さんの応援あっての自分だなと身に沁みてます!
このあとは準決勝前日のSaint Snowを少しだけ… ラブライブ決勝トーナメント
:準決勝前夜
神田明神ーー
ーーー
ー
聖良「さあ理亞!今です!」バババッ!
理亞「はい!姉様!」シュッ!ドカ!
聖良「もっと早く!相手の隙は探すのではなく…!セヤァア!」シュバッ!
ドドドドドドド!!
理亞「うっ…!ヤアアアアアア!」 聖良「自ら作り出すのだと思いなさい!」ドガ!
理亞「う…うわぁっ!」ズザー…
理亞「ハアハア…」ガクッ
聖良「………」(やはり…)
聖良「よし…ここまでです!今日の試合でのオサライは」
聖良「しっかり休んで…明日の準決勝、全力を尽くしましょう!」
理亞「うん…姉様…!」
理亞「明日は…ルビィとの決着…!」ブツブツ 聖良(……)
聖良(すべて勝利を収めたとはいえ…1回戦からここまでに全国に名を轟かすスクールアイドルユニットとの試合の連続…)
聖良(私もそうですが…理亞は、より疲労が溜まっていないはずが無い)
聖良(Aqours…特にルビィさんとの決着をとのモチベーションに気持ちが支えられているプラスは有り難いのですが…) 聖良(精神は時に肉体を凌駕する…なんて聞きますがそれはあくまで体調がベストに近いから言えること)
聖良(心と身体のあまりのギャップは…むしろ不和を生み出しかねない…) す、すみません…
だんだんかける文字数が現象していってるのですが…
規制というやつでしょうか…?
ガイドライン読んでもさっぱりで…トーシロすいやしぇん… スレの容量が今465KBだから、そろそろ最大の512KB(だったっけ?)に近づいてるからだね
だんだん1レスごとに書ける文字数が減っていくよ >>728
そうでしたか…
どうしよう…悩みながらも戦ってみます!容量と! >>730
あっそっか…!
しかし…ネタがもう正直w
どうしよう?1回完結報告だけ出してきて…
ギリギリまで書いてみます! 聖良(これは久しぶりに…鹿角家秘伝のマッサージですね!多少なりとも効果があれば良いですが…何もしないよりは、です)
聖良(姉として…Saint Snowのパートナーとして、全力でサポートするわ、理亞。私とて、千歌さんとの勝負に燃えているのですから!) >>732
すみません!
若干の燃え尽きと寝不足で今日はもう脳みそ働かなさそうなので一旦…!
ちょっとお時間頂きます… >>735
ごめんなさい!
やっぱり新スレ立ててみます!
数日中のアップを目指して頑張ります!
応援本当に嬉しかったす!
またどうぞお時間あるときは是非!
(q|`˘ ᴗ˘)乙 この顔文字をスレタイに使いますねw 皆さんありがとうございました!
こんなチラ裏みたいなのに長くお付き合いしださったこと、本当に感謝です!
本当は前半の60レスくらいで満足だったのですが、皆様のお声が嬉しくて調子こいてここまでこれましたw 自分で打ち立てた設定に迷走してばかりでしたが…やりたいこと好きなように出来たのも応援のおかげと思ってます!
にこえり
ヨハネ
黒澤流関節外し…
全部出し切れたとおもってます! 引き分けぽくなったときはここまで来て陳腐になったか?と思ったけど結構いい展開になって面白かった乙乙 こういう言い方で正しいかもわかりませんが、あとは落としてくださっても大丈夫です!
また別のssでお目にかかれれば…
ていうか、今度はしっかり書き溜めてからにしますw
再度になりますが…本当にお付き合い、ありがとうございました!
それではまた! >>739
最初は穂乃果が勝つ予定でしたが…
あまりにも強くしすぎてw
やっぱり千歌ちゃんは這い上がるのが似合う女!という思いからも、ループ世界先延ばしエンドにしてみました! >>743
ていうか逆ですね!
続きを言う以上そこまでしてこそ!ですよね! 常識の範囲内であればいくらでも調子に乗っていいと思う。それくらいの実力あるでしょ
保守に関してはぼちぼちやる感じで、続きできたときに落ちてなかったら新スレ報告するってノリでいいんじゃない? 保守してくれるような人達はSS総合だってほぼ間違いなく見てるだろうから、落ちてたら総合で次スレ報告してくれればいいしね >>746
この板の中じゃ調子乗れるほどはレベル高くないでしょ >>748
マジか。かなりレベル高いなぁと思って読んでたわ
でも実際はそうなんだとしたら贔屓目で発言して、>>1に無駄に期待させちゃって申し訳ないことしたな…。自分の言葉程度じゃどうとも思ってないかもだけど… >>748
あわわ…!しっかり受け止めさせて頂きます!天狗になるところでした…! >>749
ご贔屓だとして、ご贔屓ありがとうございます!
すんげえ嬉しいっす! そうですね!落ちてしまって報告できなかったらss総合にタイトル貼ります!
一応鋭意作成中ってやつです!
半分くらいはなんとか!
タイトルは
(q|`˘ ᴗ˘)乙「行きますよ!理亞!」 ツバサ「ふふふ…!」
でいきます!どうぞよしなに… >>741の先延ばしエンドの続きも観たいなぁ(チラッ >>753
流石に死にそうですww
でも…歌をゼロから習得していくメンバー達…ってのも熱いかも…? な〜ん∫∫( c||^ヮ^||
保守アザス!
A-RISEvsSaint Snow…
多分今夜か明日には…少なくとも今週中に…遅筆さーせんw
やっぱり誰かに見ててもらはないと気が抜けてw ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています