南ことり(32)「ちょっとお話しいいですかぁ〜?」
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
>>2
おいしいケーキと紅茶をご馳走しますよ?
さぁ、そこの喫茶店に入りましょう! ことり「それはそれは大変な人生を歩んできましたねぇ」グスッ
ことり「そうだ、あなたになら教えてもいいかな……誰にも秘密ですよ?」
ことり「これです。月の石。ほら、お月さまって昔から神秘的な力を持つじゃないですか」
ことり「そんな月のパワーの塊を枕にすればあなたもきっと幸せになれます」
ことり「大丈夫ですよ。ちょっと寝心地は悪いですけど効果は保証します! 絶対おすすめですよ!」
ことり「お値段……そう、気になりますよね。何と言っても月の石ですから簡単には手に入りません。私だって本当は誰にも渡したくない……」
ことり「でもここまで話してくれたあなたになら譲ってもいいと思うんです。どうですか? 悪い話ではないと思いますけど」
ことり「だから、うん……値段じゃないと思うんだよね。幸せになりたいんでしょ? だったらこのチャンス逃しちゃうのって勿体ないと思いませんか?」
ことり「そうですよね! じゃあここにサインをお願いします」スッ
ことり「ありがとうございます! 金額ですか? たったの五万円ですよ」アハハ
ことり「え? 五百万くらいすると思った? あはは、そんな酷い商売するように見えますか?」
ことり「はい、ではここに口座番号と銀行印を」
ことり「ありがとうございます。これで毎月五万円ずつ自動的に引かれますからね」
ことり「石はあなたにぴったりのものを見つけてきますのでそれまで楽しみに待っていてください。ほら、今度ロケットの打ち上げがあるでしょう? 成功するといいですねぇ」
ことり「はい、これで申し込みは完了です。ありがとうございましたー」ノシ
ことり(はぁ……いつまでこんな仕事しなきゃいけないんだろ……)
ことり(幸せになりたいなぁ)グスッ
買う? ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています