千歌「デトロイトって街で一人ぼっちになっちゃったよー!」コナー(なんだ…?あのビジュアルの少女は)
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千歌「参ったなぁ…どうやってここまできたんだっけ…ケータイもないし…曜ちゃーん!梨子ちゃーん!みんなー!」
コナー(…?妙な風貌な女の子だ…まるでジャパンアニメーションの世界から出てきたような顔と髪の色をしている)
コナー(まあいい。それよりハンクを探さなくては)
千歌「そもそも…どっから来たんだっけ…」 西暦2038年のアメリカ・デトロイト。AI技術とロボット工学の発達により、人間そっくりのアンドロイドが製造されるようになり、人間は過酷な労働から解放されようとしていた。
2038年8月、家庭用アンドロイドが所有者を殺害し、所有者の娘を人質に立てこもる事件が発生した。
そのアンドロイドはまるで意思や感情を持つようで「変異体 (Deviant)」と名付けられた。
以後、変異体はその1体にとどまらず、増え続けていった。
「変異体」には、与えられた仕事を放棄し逃亡したり、中には人類からの解放を叫び「革命」を起こそうとする者もいた。 2038年11/09 7:30 p.m.
場末のバー
コナー「アンダーソン警部補」
ハンク「あ?ああ…これはこれは。優秀なアンドロイド捜査官様がこんなロクデナシが集まるバーに何の用だ?また事件だなんて言うんじゃねえだろうな?」
ハンク・アンダーソン
"変異体"事件の担当捜査官。アンドロイドの事件を捜査するにあたり、サイバーライフ社から最新型警察アンドロイドRK900型「コナー」を支給された。階級は警部補。
コナー「その通り、事件です」
コナー「本日午後6時54分、署に『所持していたアンドロイドがスマートフォンを奪って逃げ出した』との通報がありました。変異体絡みの事件です。」
ハンク「おいおいちょっと待てよ。酒飲んでるっつーのに事件のこと話してくるのかよ。全く融通が効かねえなお前は」
コナー「しかし。警部補に概要を伝えて事件現場に向かえとのご命令ですので」 ハンク「ったく…で、被害者は?」
コナー「はい、被害者の名前は高木孝(32)日本国東京都世田谷区出身。2年前からデトロイトに住んでいます。職業は無職。」
ハンク「無職なのにアンドロイド所持か。」
コナー「詳しいことは、被害者からはまだ話を聞いていないのでわかりませんが、所持していたアンドロイドの型番はAX400。先日所有者を殺害した変異体と同じ型番です。」
コナー「さあ警部補、署に行きましょう。」
ハンク「クソ…マスター!最後の一杯を!」
コナー「先にバーの外で待っています」 デトロイト警察署
男「あっ…あ…ども…」
ハンク「あんたがタカギか?」
男「あ…はい…そっす…」
ハンク「すまないがもう少し大きい声で喋ってくれないか?」
男「あ…すみません…っす…」
ハンク「……まあいい。で、詳しい話を聞かせてくれ。電話盗まれてアンドロイドに逃げられたんだって?」
男「あ、はい。ゲーム…やってたら、急にスマホおかしくなったんですよ…それで持ってたアンドロイドに接続してもらって異常を見て、もらおうとしたんすよ…そしたら急にアイツ、スマホ握りしめてどっか走って行っちゃって…」
ハンク「ふむ…コナー、お前どう思う?」
コナー「やはり、所持していたアンドロイドが変異体であった、もしくは変異の兆候があったと見るべきでしょう」
コナー「アンドロイドに強いショックや無理な命令を強いたことはありますか?」
男「いや、ない…す」
コナー「高木さん、あなたは精神病院にかかっているそうですね。1年前に違法な向精神薬を使い逮捕された過去もある。市警のファイルの中には癇癪持ちで、何かに失敗すると当たり散らす傾向があるとの事ですが」 男「い、いや…俺はあいつに暴力を振るった事なんて一度もないです…ただ…」
ハンク「ただ?」
男「ライブ…失敗した時にはいきなりカッとする事はあるけど…」
ハンク「ライブ?あんたミュージシャンか何かか?」
男「あ、あああいや関係ないです。ゲームの話…」
ハンク「ゲームね…じゃあ、今日そのライブのゲームとやらをやってたのか?」
男「ハイ」
ハンク「で?失敗したのか?」
男「…ハイ」
コナー「あなたのその様子を見て、嫌気がさしたアンドロイドが変異して逃げ出したと推理ができます」
ハンク「それじゃスマホが突然変になったことに矛盾するな」
コナー「いえ、アンドロイドには電子機器などを触れずに操作などをする型も存在します。私のような新型や、プロトタイプのアンドロイドには備わっているものも多いです。」
コナー「しかし、不明点が2つあります。なぜわざわざスマートフォンを持って逃走したという点。AX400型のような家庭用モデルに電子機器を遠隔操作する機能が備わっていないという点です。」 ハンク「一つ目は強引に解釈すりゃ、失敗した事で当たり散らされた携帯に同情したってこったろ。二つ目はまあ、わからんが」
コナー「タカギさん。プレイしていたゲームは何という名前ですか?」
男「え?言わなきゃダメ?」
コナー「はい」
男「ス…スク…フェス……」
ハンク「は?何だって?」
コナー「それは略称ですか?正式名称でお願いします」
男「ラブライブ!スクールアイドルフェスティバルだよ!」 デトロイト市内
千歌「うう…なんか頭いたい…」
千歌「私なんでアメリカなんているんだっけ…えっと…昨日はAqoursのみんなとライブして…練習して…もっかいライブしてたら失敗しちゃってぇ……うーん…」
千歌「あれ?昨日までは普通に沼津にいたよね?」
千歌「あ!そうだ!ライブに失敗しちゃったらすっごい振り回されたみたいに目ぇ回っちゃったんだ!」
千歌「そこから、なんか目が覚めて…"もっと広い所でライブしたい!"って思ったんだ!」
千歌「なるほーどーだからアメリカかぁ」 ハンク「スクフェスねぇ…コナー、知ってるか?」
コナー「……『ラブライブ! スクールアイドルフェスティバル』は、 2013年4月15日にリリースされた日本のメディアミックスシリーズ『ラブライブ!』のブシロードのスマートフォン向け
アプリケーションゲームブランド「ブシモ」より配信されているスマートフォンアプリの1つ。ジャンルはリズム & アドベンチャー。開発者はKLab。」
ハンク「んな細かいとこはどうだっていいんだよ。」
コナー「主要人物は9人×2グループのハイスクールスチューデンツ、日本でいう女子高生です。」
コナー「1つ目の主要グループは東京都を活動拠点とするμ’s リーダーは高坂穂乃果」
ハンク「なんだかお前がアイドルオタクに見えてきたよ」
コナー「2つ目のグループは静岡県沼津市を活動拠点とするAqours リーダーは…」
コナー(!?…今朝見た女の子だ!)
コナー「Aqours…リーダー…高海…千歌…」 コナー「警部補…あくまで仮説ではありますが…変異していたのがアンドロイドの方ではなく、スマートフォンのアプリであるとしたら?」
ハンク「なにぃ?」
コナー「推測ですが、変異したアプリが、故障に見せかけ敢えてアンドロイドに端末に接続させ、メモリを上書きしたと考えられます。」
ハンク「携帯電話まで変異しちまうのか?嫌な世の中だね」
コナー「あくまで仮説の段階です。」
コナー「タカギさん。あなたはパートナーをどのキャラクターにしていましたか?」
男「千歌ちゃんだけど?」
コナー「タカギさん、あなたの横暴なプレイの仕方に耐えかねた高見千歌が逃げ出したということになります」
男「ハァ!?んな事あるわけねぇだろ!!?」
ハンク「あるわけないと思ってたことが、今やデトロイトの町中で起こってんだよ」 コナー「警部補、ここに来る前の道で、変異体を見かけました。あたり一帯を探ればすぐ見つかる事でしょう」
ハンク「よしわかった。行くぞコナー」 ハンク「つってもどこ探しゃいいんだかね…変異体は確か、ジェリコとかいう場所を求めて行くんだろ?」
コナー「はい。しかし、先程見かけてからはそう時間は経っていません。先程も言ったとおり辺り一帯を探りましょう」
ハンク「そんな簡単に見つかるとは思えんけどな…ん?」
One more story 新たなストーリー♪
追いかけてる時は〜♪
ハンク「路上ライブか。凄い人だかりだな」
コナー「アレです!」
ハンク「も、もう見つけちまったのか!」 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています