海未「チャイコフスキーの和声は緻密ですね」
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
海未「この間初めてチャイコフスキーの楽曲を分析してみて思いました」
海未「ちょっとしたフレーズにも和声的な装飾を忘れないんですよ、この人は」
海未「特にヴァイオリンコンチェルト。あんなに耳触りのよい美しく滑らかなメロディーが、裏ではあんなに緻密なコードに支えられていたとは…」
海未「もうピアノで和音を弾いてるだけで幸せな気分になります!」ジャンジャンジャーン
海未「やはりこういうのはただ聴いているだけでは分かりませんね。ピアノの前でスコアを広げて、音を鳴らしながら腰据えて楽曲分析することは大切です」 海未「今日はくるみ割り人形の序曲の分析をしましょう」ゴソゴソ…
海未「…あれ?たしかにカバンに入れたはずなのですが…」
ガチャ、バタン…
真姫「あら、海未じゃない。どうしたの?」
海未「あ、真姫。どうぞどうぞ、使ってください」サッ
真姫「ピアノ弾いてたんじゃないの?」
海未「くるみ割り人形のスコアを分析しようと思ってたんですけど、肝心のスコアを忘れてしまって…なのでもういいんです…」
真姫「へぇ〜」 真姫「くるみ割り人形ならあるわよ…はい」
くるみ割り人形のスコア
海未「え!?真姫、なんで持ってるんですか?」
真姫「私も色々勉強しようと思って常に色んな楽譜持ち歩いてるのよ」パラパラ…
真姫「大体はこっちのタブレットにpdfで入れてるけどね」
海未「なるほど…一緒の曲を分析しようとしていたなんて、偶然ですね」
真姫「そうね」 真姫「じゃあ、一緒に分析しましょうか。」
海未「そうですね。じゃあ一旦私が分析しますから、真姫は待っていてください。あとから意見を交わしあって一緒に勉強しましょう」
真姫「分かったわ。じゃあ本でも読んで待ってるわね」
〜5分後〜
海未「真姫」
真姫「ん?」ガタッ
海未「最初のところで和声が複雑で…分かりません…」
真姫「ん〜?…これは…こうで…こうなんじゃない?」
海未「おぉ!なるほど!スゴイですね、真姫」
真姫「まったく、これくらいで苦労してるんじゃしょうがないわね」
海未「うっ…」
海未(流石は真姫、伊達で作曲をしていないですね…) 海未「それにしても、いつも聴いている、たった10秒にも満たない、4小節、8小節のさりげないフレーズの中で、こんなにも和声が縦横無尽に動き回って、こうも豊潤な世界を作っているんですね。なんだか圧巻ですね…」
真姫「そうね」
海未「このたった数小節の和声の響きから、吹雪の吹き荒ぶロシアの白銀の世界が広がってきます」
真姫「特にクラシックの楽曲は、メロディーも和声も機動力があって、変化に富んでいるのよね」
真姫「逆に、私が普段作曲してるμ'sの曲はコードも単純でしょ?」
真姫「愛してる〜バンザーイ、ここでよかーった〜、わたしーたーちーのいーまがー、ここにある〜」ジャンジャンジャーン
海未「そうですね。極論、ジャーン、って和音を一発鳴らしてるだけで曲が成り立つんですよね」
真姫「これが、『クラシックは横の流れ(メロディー重視)の音楽。ジャズ、ポップスは縦割り(コード重視)の音楽』と呼ばれる所以かしらね…」 真姫「続きをやる?」
海未「そうですね。でも、ちょっとわたしには荷が重いので、真姫も一緒に分析してくれませんか?」
真姫「分かったわ、じゃあ私が譜面に和音名を振っていくから、見てて」スッ
海未の横に座る真姫
海未「あ、はい…」
チャキッ
真姫「えーっと…ふんふん…」カキカキ…
海未「…」
海未(真姫が、私とこんなに近くで…)
真姫「…」カキカキ…
海未(いい匂いがします…///シャンプーの匂いと、真姫の可愛い体臭が…///)カァァァ/// 夜 海未ルーム
海未「今日は真姫と一緒に楽曲分析が出来て楽しかったですね」
海未「それにしても、あのとき真姫と密着した時のドキドキ感を忘れられません…///」
海未「シャンプーの香り、可愛い体臭、息遣い…」
海未「あぁ…!私は友人でなんて破廉恥なことを…///」
海未「…4分33秒を聴いて心頭滅却しましょう」
♪ 4分33秒 /ジョン・ケージ
海未(…4分33秒はいいですね…日舞の修練をしている時のように心が洗われます)
海未「…」
海未「…、…っ、…」カクン…カクン… 〜夢の中〜
真姫「うふ♥海未、いま何考えてたの?」
海未「え!?いや…特に何も…」
真姫「嘘」
海未「!」
真姫「どうせ、楽曲分析のことなんて忘れて、真姫ちゃんの匂い嗅いで興奮してたんでしょ」
海未「ッ///!そ、そんなこと…///」
真姫「こっちは正直みたいね」
サワッ
海未の秘部を撫でる真姫
海未「ひぃぃッ!!?///」
真姫「あれあれ〜?海未ちゃ〜ん、パンツに何かトロトロしたものが滲んでない?」スリスリ…
海未「だ、だめです…真姫ぃ…!」
真姫「なにが?」スリスリ…
海未「おまた…擦るなんて、破廉恥ですぅぅ///」
真姫「本当は嬉しいくせに…」ボソッ
海未「ッ!?」
真姫「…ほら、イキなさい」
海未「いや、、で…」
グイ
真姫「イケよ」ボソッ
海未「い、、、ヒィィィィィィィ!!!♥♥♥♥」プッシャァァァァァァァァァ 海未「はっ…!!」
跳び起きる海未
海未「夢…ですか…」
海未「…あんなに破廉恥な夢を見るなんて…」
海未「しかも、可愛い後輩に、あのような生々しい劣情を抱いていたなんて…」
海未「私は最低です…」
海未「私は、純朴で由緒正しき父と母に育てられ、自分のことを清楚な大和撫子だと思っていて、そうあることに努めてきました」
海未「公序良俗に反するものは避け、清く正しくあることを常に意識していました」
海未「初潮を迎えて性に向き合う歳になっても、周りにいた下世話な破廉恥連中に毒されることなく、純朴なことりや穂乃果と共に歩き、正しい性知識を学び、破廉恥からは離れて生きてきました」
海未「なのに…、ふふっ、なんですか、この体たらくは…」
海未「ふふっ…私は、破廉恥人間、だったんですね…」 >>11
え!?オマエ可愛い体臭嗅いだことないの?
人生損してるぞ 海未「落ち着くために何か音楽でも聴きますか」スッ
弦楽セレナード/チャイコフスキー
海未「…私のような嫌らしい女に、純朴で美しいチャイコフスキーの音楽は似合いませんね」スッ
海未「心を清らかにするために、バッハの曲でも」
マタイ受難曲/バッハ
海未「いえ、私はもはやこちら側の人間ではないのです」
海未「破廉恥な自分を受け入れて、性欲にまみれた破廉恥女として生きていくしかないのです」スッスッ
海未「おや、これは…」
春/ストラヴィンスキー
海未「…ストラヴィンスキーの春、これは若い男女のセックスを表現している、と言われているそうですね」
海未「今まで恥ずかしくて避けてきましたが、性欲にまみれた私にはピッタリの曲かもしれませんね、うふふっ♥」
海未「そうだ!この曲を聴いて、真姫とのセックスを想像しながらオナニーしましょう」
〜〜〜
海未「う…んぅぅ…///ふぅ…ふっふっふっふっ!♥」クリクリ…
海未「いっくぅぅぅぅぅぅ!!!!♥♥♥♥」
プッシャァァァァァァァァァ… 海未「はぁぁ…♥♥♥気持ちよかった♥」
海未「そうだ!これを機にセックスを表現した曲でも作曲しますかね」
海未「イントロは前戯のフェラチオ、第一主題は男性器の挿入を表現し、第二主題は女の子の快楽、展開部はオーガズムに向けての…」
〜〜〜
翌朝
海未「ふぅ〜…完成しましたぁ」ゲッソリ…
海未「愛しの真姫に聴かせてあげましょう♥
海未「真姫のために作ったんですよ、と言って…。そして聴いている最中にセックスを表現している、という入念な解説を添えるんです」
海未「そう、これは私から真姫に向けてのセックスアピールなんです!キャッ♥」
海未「上手くいけば、流れでセックスフレンドに…ウフフ♥」 放課後 音楽室
真姫「あら、海未。よく会うわね」
海未(真姫、待ってましたよ…♥)
海未「あ、真姫、待ってたんですよ」
真姫「何?あ、昨日のくるみ割り人形の続き、やる?」
海未「いえ、それよりも、私が作曲した曲を真姫に聴いてもらいたくて」
真姫「あら!曲作ってきたのね。聴かせてよ」
海未「はい。スマホにmp3にして入れてきたので、いま出しますね」スッスッ
真姫「楽しみね」 海未「では流しますね」
真姫「ええ」ワクワク
ポチッ
♪無題/園田海未
真姫(へぇ〜、なんだか妖艶な雰囲気のある曲ね)
海未(…うふふっ♥)
〜〜〜
海未「これで終わりです」
真姫「素敵じゃない!海未にこんな才能があったなんてね」
海未「ありがとうございます」
真姫「ところでこの曲、無題って書いてあるけど、何かテーマを決めて作ったの?」
海未「はい。実はこの曲はですね…」
真姫「うん」
海未「『セックス』を表現して書きました」
真姫「!」
真姫「へ、へぇ〜///」
海未(少し動揺してますね!可愛い♥) 真姫(まさか、あの破廉恥耐性のない大和撫子の海未がねぇ…)
真姫(でも海未だって人間だものね…。色々な側面があることを尊重しなくちゃ。心と芸術は自由であるべきなのよ!)
海未「イントロのアダージョは、前戯のフェラチオを表現しているんです」
真姫「え?」
海未「そしてお互いに性器が程よく濡れてきたところで、挿入、つまり第1主題に…」
真姫「ちょっと…///ストップストップ!」 海未「どうしたんですか?」
真姫「あ、いや、その…」
真姫(なんか真面目に語ってるみたいだし、遮るのも失礼かな…?)
真姫「いや、大丈夫よ、なんでもないわ」
海未「続けますね。第1主題で男性がピストンを開始します。後からじんわりと高まる女性の快感と男性の快感が絡み合う形で第2主題に行き…」
真姫「…///」ドキドキ…
〜〜〜
海未「…そして繰り返しの第2主題の途中で男女の快楽がオーガズムに向かっていく様子を、反復進行の連鎖で表現し、ついに絶頂へ。男性の精液が女性のお腹に流れ込みます。」
真姫「ふぅ…///ふぅ…///」ドキドキ
海未「最後のCodaは、快感がジンワリと和らいでいく様子と、精子が着床していく様子を表現してみました」
海未「以上です」
真姫「はぁ、はぁ…///なるほど、ね…」
海未「…」
真姫「…///」ドクンドクン 真姫「…あの…」
海未「真姫」
真姫「え?」
ダキッ
真姫「!!?」
海未「私、昨日の夜真姫と破廉恥なことをする夢をみました」
真姫「え、、えぇぇぇぇ!?///」
海未「その時に気付いたんです。自分はセックスを好む破廉恥な人間だったんだと」
海未「可愛い後輩に欲情することも厭わない生粋の淫乱女であったことに」
真姫「…///」 海未「この誤魔化しようのない自己の淫乱性を自覚してしまった以上、私はもうエッチな自分を受け入れて生きることに決めたんです」
真姫「そう…///」
海未「ねぇ、真姫ぃ」
海未「楽曲分析はまた今度にして、私達の身体で一緒に音楽を奏でませんか?」
真姫「……はい///」
真姫陥落
おわり ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています