穂乃果「手錠が外れない」
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希「でな〜ここをこうすると。ほら?増えたやろ?」
花陽「わ〜凄い。ね?」
凛「うん。ねえ、希ちゃん?」
希「ん?」
凛「凛のカップラーメンも増やせる?」
希「いや…それは無理かな」
凛「え?無理なの?」
希「まあ…手品やし」 凛「え?タネがあるの?」
にこ「そうなの?」
希「手品やからね」
凛「なんだぁ。タネがあるんだ」
にこ「なんか興醒めよね」
穂乃果「ね〜?希ちゃんの事だから不思議な力使ったと思ったよ」
希「手品なんだから当たり前やんか。不思議な力ってなんなん?」
にこ「いや…なんかねえ?」
凛「うん」
花陽「の、希ちゃん。私は凄いと思ったよ。うん」
希「花陽ちゃんは…優しいなぁ」 凛「あ〜あ〜カップラーメン食べ放題かと思ったのになぁ」
にこ「お小遣い増やして貰おうと思ったのに」
穂乃果「私なんてテストの点数倍にして貰うつもりだったんだよ?」
希「ウチの事猫型ロボットかなんかと勘違いしてない?」
にこ「してないわよ。で?これで終わりなの?」
希「まだ他にも用意してきたけどなぁ。どうせ手品やし」
にこ「何拗ねてんのよ」
希「拗ねたくもなるわ。コツコツ練習したんやから」
凛「希ちゃんって暇なんだね」 真姫「あっちは何を騒いでるのかしら?」
海未「さあ?遊んでいるのでは?そんな事より早く曲の方を作ってしまいしょう。ライブも近いですから」
穂乃果「ねえねえ?ここに置いてある小道具ってもしかして手品で使うやつ?」
希「ん?そうやけど?」
穂乃果「へ〜いっぱいあるねぇ。これを使えば私も手品出来るかなぁ」
にこ「出来るんじゃない?」
希「いや…練習しなきゃダメやけどな」
穂乃果「ふ〜ん。ねえ?この手錠はどうやって使うの?」
希「あ〜それはな。両手に手錠を掛けてな…」 穂乃果「ふふ〜ん。海未ちゃん逮捕〜」
ガチャ
海未「は?」
穂乃果「私の方にも繋いで。よしっ!連行だ!」
凛「穂乃果刑事ナイスにゃ!」
真姫「ちょっとぉ。曲作りの邪魔しないでよ」
海未「そうです。なぜ私が逮捕されないといけないのですか」
穂乃果「いやぁ、そこに手錠があったら使ってみたいじゃん」
凛「だよね?」 海未「はあ…意味のわからない事を。なんでもいいですから早く外して下さい」
穂乃果「分かったよ〜。希ちゃん?鍵は?」
希「え?」
穂乃果「鍵だよ。早く外さないと海未ちゃんが怒り出すから」
海未「何ですかその言い方は?あなたがいけないのでしょう?」
真姫「もうなんでもいいから早く曲作りの打ち合わせしたいんだけど」
穂乃果「あっ、ごめん」
海未「希?鍵を」 希「あれ〜?ウチ…鍵どうしたっけ?」
穂乃果「え?」
海未「は?」
希「鍵かぁ…鍵…」
穂乃果「いや…ちょっと…」
海未「何か…嫌な予感が…」 絵里「それで?鍵がなくて手錠が外れないと?」
穂乃果「はい…」
絵里「何してるのよ…」
穂乃果「ごめんなさい」
絵里「希も希よ。余計な物を学校に持ってきて」
希「え〜ウチが悪いの?」
絵里「希も悪い。で?鍵はよく探したの?」
海未「はい。色々と探しましたが見つからずあるとすれば…」
穂乃果「希ちゃんの家だよね」
希「ん〜…そうなんやけどなぁ。家でも見た覚えがないんよな」 凛「ねえ?もし見つからなかったらどうするの?」
にこ「一生このままなんじゃない?」
穂乃果「え?」
にこ「だって外れないんじゃそうでしょ?」
穂乃果「この先ずっと?大学デビューする時も?初デートする時も?ヴァージンロードを歩く時も?そんなの嫌だよ」
海未「それは私も一緒です!!!誰のせいでこうなったと思ってるのですか!」 絵里「喧嘩してもしょうがないでしょう?」
海未「そ、そうですが…」
絵里「今日はもう部活はいいから希の家を探して来なさい」
希「そうやな」
海未「でしたらさっそく」バッ
穂乃果「ウゲッ」
花陽「だ、大丈夫?」
海未「あっ、すいません」
穂乃果「き、急に立たないで…」
にこ「あんた今女の子が出しちゃいけない声を出してたわよ?」
穂乃果「だって海未ちゃん急に引っ張るから…」 穂乃果「はあ…」
海未「はあ…」
ことり「あの…二人とも大変だね…私が衣装作りしてる間に…」
穂乃果「まさか…希ちゃん家でも鍵が見つからないなんて」
海未「一体どこに行ってしまったんでしょうか…」
ことり「でも…希ちゃんが業者の人に電話してくれたんでしょ?」
海未「はい。ただ…忙しいらしく…」
ことり「そうなんだね…時間も時間だもんね…」
海未「はあ…」
穂乃果「あの…海未ちゃん…ごめんね…」
海未「いえ…もういいです…」
穂乃果「そっか…」
海未「はい…」 ガラガラ
穂乃果「ただいまぁ〜」
穂乃果母「お帰り〜あら?」
海未「お、お邪魔します」
穂乃果母「あらあら、海未ちゃん。いらっしゃい」
穂乃果「お母さん。海未ちゃん今日家に泊まるからさ」
穂乃果母「へ?」 雪穂「あはははは…ダメ…お腹…お腹痛い…」
穂乃果「もう…こっちは笑い事じゃないんだから。醤油とって」
海未「…」カァァ
雪穂「は、はい、醤油。だって…だってさ…あははは…ふっ…手錠が外れないからって…こんな今時漫画でもない展開だよ…あははは」
穂乃果母「雪穂…ふふっ…笑ったら可哀想よ」
雪穂「ふふっ…お母さんだって笑ってるじゃん」
穂乃果「くっ…なんて親と妹なんだ…」
穂乃果父「…」プルプル
穂乃果「お父さんまで…もう…」 雪穂「あはははは…ダメ…お腹…お腹痛い…」
穂乃果「もう…こっちは笑い事じゃないんだから。醤油とって」
海未「…」カァァ
雪穂「は、はい、醤油。だって…だってさ…あははは…ふっ…手錠が外れないからって…こんな今時漫画でもない展開だよ…あははは」
穂乃果母「雪穂…ふふっ…笑ったら可哀想よ」
雪穂「ふふっ…お母さんだって笑ってるじゃん」
穂乃果「くっ…なんて親と妹なんだ…」
穂乃果父「…」プルプル
穂乃果「お父さんまで…もう…」 海未「穂乃果?」
穂乃果「何?」
海未「お醤油かけ過ぎでは?」
穂乃果「…そう?」
穂乃果母「もっと言ってあげて?いつもそうなのよ?」
穂乃果「分かったよ。そんな事より海未ちゃん食べないの?」
海未「穂乃果が食べ終わるのを待ってるんです」
穂乃果「私を?なんで?…あっ…」
雪穂「海未ちゃん右手繋がれちゃってて自由に使えないんだよ。少しは気を使ってあげなよ」
穂乃果「そうか…ご、ごめん…」
海未「大丈夫ですよ。待ってますから」 穂乃果「あ〜食べた食べた〜。海未ちゃん美味しかった?」
海未「はい。美味しかったです。なんだか高坂家で食事をするのは久しぶりな様な気がしますね」
穂乃果「あ〜昔は結構来てたもんね」
海未「そうですね」
穂乃果「うん」
海未「……」
穂乃果「ん?どしたの?」
海未「いえ…」もじもじ
穂乃果「何?」
海未「その…」 穂乃果「何さ?はっきり言ってよ」
海未「ですから…」もじもじ
穂乃果「ん?」
海未「トイレに…」
穂乃果「へ?」
海未「ずっと我慢していて…」
穂乃果「うわぁ…そうか…これは試練だ…」 穂乃果「ねえ?ここまでする必要ある?外で待ってちゃダメなの?
海未「ダメです。それだと扉を開けてする事になるじゃないですか」
穂乃果「何?聞こえないよ?」
海未「ですからぁ」
穂乃果「しなきゃダメ?耳栓しなきゃダメなの?」
海未「ダメです。いいですか?もし目を開けたらその景色があなたの見る最後の景色だと思って下さい」
穂乃果「もういい?手錠さらて目鼻耳塞がれて結構キツイんだけど」
海未「まだ待ってて下さい」 ジャー
海未「もういいですよ」
穂乃果「ふぅ…これ毎回やるの?」
海未「当たり前です」
穂乃果「え〜。別によくない?女の子どうしなんだし見られても」
海未「問題あるでしょぉぉぉぉ」
穂乃果「う、海未ちゃん…夜…声…」
海未「はっ…だって…あなたが変な事を」
穂乃果「私が悪いの?」 穂乃果「あははは」
海未「穂乃果…穂乃果…」
穂乃果「今度は何?」
海未「先程からテレビばかり見てますが…」
穂乃果「うん」
海未「勉強しませんか?」
穂乃果「は?」
海未「ですから…勉強を…」
穂乃果「今日なんか課題とか出てたっけ?」
海未「出て来ませんけど」
穂乃果「じゃあ何で勉強するの?」 海未「なんでって…学生の本分でしょう?」
穂乃果「ん?」
海未「ですから…勉強は学生の本分でしょう?」
穂乃果「…そうだっけ?」
海未「そうです」
穂乃果「いやぁ。でもさ?手錠で繋がれちゃってるし…やりにくいじゃん?」
海未「構いませんが」
穂乃果「集中出来ないと思う」
海未「大丈夫です」
穂乃果「海未ちゃん右手使えないじゃん?」
海未「では、穂乃果だけでも」
穂乃果「え?それは意味が分からないけど?」
海未「意味は分かるでしょう?さあ、そうと決まれば早速やりましょう」バッ
穂乃果「痛い、痛い、痛いって。引っ張らないでよ」
海未「早く立って下さい」
穂乃果「だからやらないってば。どうして学校で勉強してきて家でまでやらなきゃいけないのさ」 海未「屁理屈はいいから。早くやりましょう。さあ」
穂乃果「痛い、だから痛いって。痛っ…腕ちぎれる〜。分かったから。やる、やるから」
海未「さあ、では部屋に行きましょう」
穂乃果「もう…海未ちゃんって結構力任せだよね」ボソッ
海未「何か言いました?」
穂乃果「いえ…」 穂乃果「ん〜」
海未「穂乃果…そこ間違えてますよ」
穂乃果「え?どこが?」
海未「全体的に…最初の計算式の時点でめちゃくちゃです」
穂乃果「ほんと」
海未「どうすればそんな式になるのか不思議です」
穂乃果「私も不思議だよ。よっと…」
海未「痛っ。な、なんですか急に」
穂乃果「いや…海未ちゃんが間違ってるって言うから消しゴム取ろうとしたんだよ」
海未「だったら一言言ってください」
穂乃果「うん…消しゴム取るよ?」
海未「どうぞ」 穂乃果「…」消し消し
海未「…」
穂乃果「ん〜」
海未「…」
穂乃果「ふぁ〜」
海未「痛っ…穂乃果!?急に腕を上げないで下さい」
穂乃果「あっ、ごめん」
海未「伸びをするならば先に言ってください」
穂乃果「うん…でもさ、伸びって急にしたくならない?衝動的じゃない?」
海未「じゃないです」 穂乃果「そうかぁ…ん〜」
海未「痛っ…だからっ!!!」
穂乃果「あっ、ごめん。急に背中痒くなっちゃって」
海未「だったら左手でかけばいいでしょう。なんで手錠が繋がってる右手なんですか?」
穂乃果「いや〜」
海未「いや〜じゃありません。いい加減学習して下さい」
穂乃果「海未ちゃんだってさっき引っ張った癖に…」 海未「そ、それは…とにかく。お互い気をつけましょう」
穂乃果「うわ〜誤魔化した」
海未「……穂乃果。そこ間違ってますよ」
穂乃果「え?」
海未「消しゴム急に取らないで下さいね」 コトン
穂乃果「ふぁ〜気持ちいい〜」
ゴシゴシ
海未「どうですか〜」
ゴシゴシ
穂乃果「気持ちいいです」
海未「そうですか」
穂乃果「いやぁ〜。人に頭を洗って貰うのって気持ちいいねぇ。左手上げっぱなしは疲れるけど」 海未「それじゃあ流しますよ?」
穂乃果「ほい」
ばしゃーーん
穂乃果「ふ〜気持ちよかった。じゃあ、今度は私が海未ちゃんの頭を洗ってあげるよ」
海未「え?私は自分で出来ますから」
穂乃果「遠慮はいいって。お返しだよ」
海未「そうですか?それじゃあ、お言葉に」
穂乃果「うん。任せてよ」
海未「お願いします」
穂乃果「は〜い。じゃあ、一回シャワーかけるよー」
海未「はい」
ばしゃーーん
海未「……」
穂乃果「じゃあ、シャンプーつけま〜す」
ぽしゅ ぽしゅ
穂乃果「あっ…やば…」
海未「え?」
穂乃果「いや…なんでもない」 海未「いや…今、やばって言いましたよね?」
穂乃果「…言ってないよ」
海未「怒りませんから」
穂乃果「本当?」
海未「はい」
穂乃果「間違えてボディソープ頭に掛けちゃった」
海未「は?」
穂乃果「だから、間違えてボディソープを…」
海未「どうして間違えるんですかぁ」
穂乃果「どうしてって言われても…怒らないって約束なのに…」
海未「知りません。どうしてよく確認しないのですか?あなたはいつも…いつも…」
穂乃果「ご、ごめんて」 >>74
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