花陽「バクダンおにぎり、買ってきました!」
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凛「え……」
花陽「このバクダンおにぎり、今日コンビニで買ってきたんだ♪」
花陽「これを食べるためにお昼まで授業がんばったんだよ。お昼休みになったからやっと食べられるよ、凛ちゃん!」
凛「かよちん……それ捨てて……?」 花陽「え?捨てる?このバクダンおにぎりを……?」
凛「そうだよ!!お願いかよちん!!そのおにぎり食べちゃだめ!!!」
花陽「え?え……?なんで?なんでそんなこと言うの?凛ちゃん……?」
凛「そのおにぎり……!」
凛「本物の爆弾なんだにゃ!!!!」
花陽「ホンモノノバクダンナノォ!!!!?」 凛「お願いかよちん!!それ、本当に爆発するんだよ!!!!」
花陽「で、でも……これ、いつものいきつけのセブンエレブンで買ったおにぎりなんだよ?」
凛「それでも!!!!駄目だよこのおにぎり食べちゃ!!!かよちん死んじゃうよ!!!」
花陽「で、でも……これどうみてもおにぎりだよ?」
凛「おにぎりに擬態した爆弾なの!!!口に入れた瞬間に爆発しちゃうから!!!それ凛にちょうだい!!!!」
花陽「り、凜ちゃん……怖いよ……」オロオロ
凛「早く!!!今日夢で見たの!!!このおにぎりをかよちんが食べて、かよちんが爆発しちゃう夢!!!!!」
凛「お願いだから……早く凛にそのおにぎりちょうだい!!!!捨てないと!!!」ポロポロ
凛「この教室のみんなまで巻き添え喰らっちゃうから!!!早く!!!」ポロポロ 花陽「捨てる……?このおにぎり、捨てちゃうの?凛ちゃん……?」
凛「そうだよ!!!早く、早く窓から投げ捨てないと、本当に爆発しちゃうから!!!」
花陽「で、でも……!おにぎりさんにそんなこと……できないよ……」
花陽「だって……だって……」
花陽「私にとっては……何よりも大切な……おにぎりさんなんだよ……?」
花陽「私にとっては……人を窓から捨てるようなものなんだよ……?」ポロポロ
花陽「だから……できないよ……人の命と同義なんだよ?おにぎりは……」ポロポロ この凛ちゃんはカップやきそばのかやくを火薬と間違えそう 凛「かよちん……」ポロポロ
花陽「できない……私にはできないよ……凛ちゃん……」
花陽「私……このおにぎりさんが、爆弾だとしても……食べるっ……」
凛「―――っ!!!?」
花陽「じゃないと……せっかく作られた、このおにぎりさん……可哀想……」ポロポロ
凛「ふざけんなッ!!!!!」バンッ
花陽「!!!!?」 凛「ふざけんな……!!ふざけんな……!!!」ポロポロ
凛「かよちん……かよちんだって、生きてるんだよ……!!」
凛「それなのに、いくらそのおにぎりが可哀想だからって……!!」
凛「このおにぎりを捨てないと、かよちんが死んじゃうんだよ!!!!」
凛「そんなの、凛は嫌だよっ!!!!」
凛「かよちんは自分のことしか考えてない!!!」
凛「かよちんにとってそのおにぎりは神様かもしれないけど、凛にとってはおにぎり……いや、爆弾だよっ!!!!」
凛「かよちんのバカ!!!!凛がかよちんを想う気持ちより、そんなどこにでもあるようなおにぎりのほうが大事なの!!!?」ポロポロ
花陽「―――っ!!?」 >>8 所々に俺のファンがいるからな、ある程度は仕方がない
凛「いい、かよちん……かよちんは、今、そのおにぎりを食べた瞬間、口の中で爆発が起こって……顔面がグチャグチャになっちゃうんだよ……」ポロポロ
凛「即死だった……夢だけど……即死だったんだよ、かよちん……」ポロポロ
凛「凛、そんなかよちんを見るの、嫌だよ……」ポロポロ
凛「お願いだよ……かよちん……」ポロポロ
凛「そのおにぎり……凛に渡して……凛が、この窓から投げ捨てるから……」ポロポロ
花陽「凛ちゃん……」 花陽「凜ちゃん……本当に、爆発するの……?この、おにぎりさん……」ポロポロ
凛「うん……!!凛、かよちんには黙ってたけど、予知夢が見れるんだ……」ポロポロ
凛「今まで言い出せなくてごめんね……」ポロポロ
凛「化け物扱いされるのが怖くて……誰にも言い出せなかったんだ……」ポロポロ
凛「でも……信じて……!信じて、かよちん!!!」
凛「本当に、かよちんの持ってるバクダンおにぎりは、爆弾なんだよ……!!」ポロポロ
花陽「………」 ていうより俺はお前が自分でコピペして転載してるんじゃないかって疑ってるわ
毎回他所に転載されるのってカボススレばっかりだし 花陽「凛ちゃん……!」
花陽「ごめん……!ごめんね、凛ちゃん……!」ポロポロ
凛「かよちん……」ポロポロ
花陽「私……凛ちゃんの気持ちも考えず……おにぎりが爆発するわけないってタカをくくって……」ポロポロ
花陽「凛ちゃんのこと信じられなくて……本当にごめんね……」ポロポロ
凛「かよちん……いいんだよ……そんなこと……」ポロポロ
凛「信じてさえくれれば……いいんだよ……!」ポロポロ
花陽「私、凛ちゃんを信じるね……」ポロポロ
花陽「このおにぎり……窓から投げ捨てますっ……!!」ポロポロ
花陽「ごめんなさい……おにぎりさん……!ごめんなさい……!!」ポロポロ
凛「待って、かよちん」 花陽「凛ちゃん……?」
凛「……凛がやるよ、このおにぎりを窓から投げ捨てるの……」
花陽「凜ちゃん……!」
花陽「ダメだよ……!そんなこと……!」ポロポロ
花陽「そんなことしたら……凛ちゃん……人殺しと同じになっちゃう……」ポロポロ
花陽「そんなこと、凛ちゃんにはさせられないっ!!?」
凛「ううん……かよちんこそ、そんなことするべきじゃないにゃ」
凛「凛、知ってるよ。かよちんがお米大好きなこと、おにぎりが大好きなこと……」
凛「だから、かよちんはするべきじゃない。いくらそのおにぎりが爆弾だからといって、おにぎりを投げて自分の手を汚すような真似、するべきじゃないよ」
花陽「凛ちゃん……」ポロポロ 花陽「うぅううううううう!!!うぅううううう!!!」ポロポロ
凛「さ、早く、かよちん、凛がこのおにぎり、窓から投げ捨てるから、早く……」
花陽「ご、ごべん……ごべんなさい……りんぢゃん……ヒッグ……ヒッグ……」ポロポロ
凛「いいんだよ、かよちん」
凛「手を染めるのは、凛だけで―――」
花陽「凛ぢゃん……ヒッグ……これ、おにぎり……」スッ
凛「わーい♪ありがとうにゃかよちん♪」パクッ
花陽「え―――?」 凛「んーーーー♪このおにぎりおいしいーー!!」
花陽「え……え……?」
凛「あっ!中身チキン南蛮なんだ!ことりちゃんおにぎりだにゃー!」モグモグ
花陽「え……?え……?」オロオロ
花陽「どういうこと……?凛ちゃん……?」
凛「もー、やだなぁかよちん」モグモグ
凛「おにぎりが爆発するわけないじゃんwwwwwww」モグモグ
花陽「」 凛「凛に騙されたの、かよちんは♪」モグモグ
凛「んー!このおにぎり本当に最高だにゃ!」モグモグ
花陽「」
凛「えへへ、ごめんねかよちん、ちょっとからかってみただけだにゃ♪」
凛「それでその……」
凛「凛、今日ね……お弁当作ってみたんだ……」
凛「よかったら……かよちんに食べてほしくて……」
凛「だから……お弁当交換してほしいにゃ!ね?かよちん!」
花陽「………」 凛「かよちん……?」
凛「どうしちゃったの?固まっちゃって……」
凛「かよち―――」
悪寒―――
何?この悪寒―――
なんで……怖い……どうして……?
身体中が動かない……なんで……?
教室の様子は何も変わっていない。周りはみんな談笑している。
でも、決定的に何かが違う―――
その何かは何―――? 凛とかよちんは向かい合ったまま。
さっきと何も変わっていないはず―――
変わっていないはずなんだけど、何かがおかしい―――
そのおかしいところに気づくのに、時間がかかっちゃった―――
その違和感は―――
かよちんから出てたんだ―――
かよちんが、とんでもない形相で凛のことを睨みつけている―――
凛「か、かよちん……?」ガクガク 今起こったありのままのことを話すね……
まず、かよちんが巨大化した―――
巨大化したかよちんは、またたくまに教室を、音ノ木坂の天井を貫いた。
天井が崩れている。瓦礫に下敷きにされているクラスメイトもいる―――
凛「あ……あ……」
わけがわからない。
わけがわからない現実に直面して、凛はこう思ったんだにゃ…… やっちまった――――って―――
花陽「パナぁあああああああああ!!!!!!!!!!!!!!」ドゴォオオオオオオ
モブ「ひえー!!!怪獣パナごんだああああああ!!!!!」
モブ2「助けてぇえええええええええ!!!!!!」 凛は動けない……
まるで、蛇に睨まれた蛙だ……
もっとも、睨まれて動けないんじゃない。
かよちんの「雄たけび」に怯んでしまったんだ―――
凛は、少なくとも今まで生きてきた中で、こんな大きな叫び声を聞いたことがない。
それほどまでに、凛の耳をすくみあがらせ、身体を硬直させた―――
花陽「パナァアアアア!!!!!パナァアアアア!!!!!!」
モブ「いやぁああああああああ!!!!!!誰か、助けてぇええええええ!!!!」
モブ2「あ……潰され……」グチョッ 凛「ひ、ひぃいいいい……」ガクガク
パナごん「パナァアアアアア!!!!!パナァアア!!!!」ガンッガンッ
パナごんが捕まえたモブを振り回す。そして―――
ドゴォオオオオオオオ!!!!!!
モブ「」
振り回したモブを、地面にたたきつけた―――
モブは、人の形をしてはいなかった。
「中身」を全てぶちまけ、辺り一面を血で染めていた。
凛「ひ……ひ……」ガクガク
パナごん「パナぁ……」チラッ
凛「!!!?」ビクッ 凛(今……目が合った……!パナごんと……目が合った―――?)
パナごん「パナァアアアアアアア!!!!!!」ガシッ
凛「ひっ!!!!いや!!!!いやだよ!!!助けて!!!!」ジタバタ
凛の身体は、簡単に持ち上げられてしまう。
モブと同じように、地面にたたきつけられてしまうのだろうか―――
嫌だ……!!
死にたくない!!誰か、助けて……!!!
凛「いやだあああああああああ!!!!かよちん!!!!助けて!!!!!」ポロポロ
凛「死にたくないよ!!!!!ごめんなさい!!!!ごめんなさい!!!!!」ポロポロ パナごん「パナぁ……」あーん
口を大きく開けるパナごん―――
あぁ……そうか……
凛、食べられちゃうんだ―――
凜が、かよちんの大切なバクダンおにぎりを食べちゃったから―――
凛が、かわりにかよちんに食べられちゃうんだ―――
凛「あ……あ……」ジョロジョロブリュブリュ
なんで、あんなことしたんだろう―――
かよちんの大切なバクダンおにぎり―――
なんで、無理やり食べちゃったんだろう―――
パナごん「パナァアアア」あーーん 凛「ごめんなさい……ごめんなさい……」ポロポロ
きっと、凛の言葉はパナごんには届かない―――
凛知ってるよ、かよちんのことなら、なんでも―――
かよちんは―――許してくれない―――
凛「いやだぁあああああああああああ!!!!!!」ポロポロ
―――――――――――――――――
凛「にゃぁああああああああああ!!!!!!!」ガバッ
花陽「!!!?」
先生「!!!?」
花陽「り、凛ちゃん!?どうしたの!!?授業中だよ!!」 凛「え……?あれ……」
辺りを見渡した。
凛「教室……?」
教室を見渡すと、周りにいる全員が凛に注目しているようだった。
前に座っているかよちんも、隣に座っている真姫ちゃんも、黒板の前に立っている先生も、みんな―――
凛「夢……?」
あはははははははははははは!!!
クラスに大きな笑い声が巻き起こる。
花陽「もう……凛ちゃんったら///」
真姫「凛……勘弁してよ……恥ずかしい……///」
先生「星空さん……放課後補習です……」
凛「あ……あはははは……」
凛「よ、よかった……」 昼休み
真姫「もう!!信じられない!!どんな夢見てたのよ!!」
凛「いや、ごめんなさいにゃ……凛もすごく恥ずかしかった……」
花陽「もう授業中に寝ちゃだめだよ、凛ちゃん」
凛「うん、ごめんね……」
真姫「まったく……さて、今日はお母さんが特上のうなぎ弁当を作ってくれたの。気晴らしに食べましょ」
凛「凛魚きらーい!!」
真姫「もう、凛は好き嫌いが多いわね」
凛「えへへへへ」
花陽「じゃーん!実は、今日凛ちゃんと朝待ち合わせる前に、セブンエレブンでバクダンおにぎり買ってきたんだ♪」
凛「!!!?」 花陽「これを食べるためにお昼まで授業がんばったんだよ。お昼休みになったからやっと食べられるよ、凛ちゃん、真姫ちゃん!」
真姫「ふふっ、花陽らしい」
凛「………」
凛(かよちん、いい笑顔だな……)
夢の中の凛は大馬鹿者だ。
こんなに素敵で、輝いているかよちんの笑顔を奪うなんて、大馬鹿者だ。
夢の中に入って、自分を殴り飛ばしてやりたい。
それほどまでに、バクダンおにぎりを食べる前のかよちんの笑顔は、かわいくて、本当に嬉しそうで―――
凛(ごめんね、夢の中のかよちん……)
凛(凛、これからずっと、かよちんに笑顔でいてもらうため、がんばるからね―――)
凛(かよちんを、パナごんになんてさせないから―――) 花陽「いただきまーーす♪」パクッ
ドカァアアアアアアアアアアアアアン!!!!!!!!
真姫「きゃっ!!!!」
凛「にゃっ!!!!!」
突如、大きな音に支配される。
爆発音だった。
凛「え……?」
凛「かよちん……?」
花陽だったもの「」
BAD END μ'sロスの末路
俺もメモ帳に頭おかしいとしか思えないssを大量に書き溜めてる >>41
投下してよ笑
俺頭おかしいSS好きだからよ ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています