絵里「雨の日のコーヒー」にこ「四杯目」
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(これ聞きながら読むと幸せになるって俺が言った
シャッフル再生がオススメ)
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ザーッ・・・
絵里「・・・」スタスタ
絵里「・・・」スタ・・・
矢澤家
絵里「・・・」スッ
プルルル・・・
ガチャ
にこ「はいはい」
絵里「着いたわよ」
にこ「今行くわ、チョットマッテテー」
絵里「・・・了解♪」 トントントン・・・
絵里「あっ、降りてきた」
にこ「・・・お待たせ」
絵里「ううん、今来たところ」
にこ「でしょうね」
絵里「・・・ふふ」
絵里「行きましょうか」
にこ「ええ」
ポチャポチャ・・・
ザーッ・・・ ザーッ・・・
絵里「・・・結構降ってるわね」
にこ「だから言ったじゃない、迎えは良いって」
絵里「それじゃ申し訳ないわよ、折角ウチに来てくれるのに」
にこ「全く、真面目なんだから」
絵里「・・・よく言われるわ♪」
ポチャポチャ・・・
にこ「・・・ありゃ」
絵里「ん?・・・あらら」
「8月○○日〜8月○○日までお休みを頂いています、お客様には御迷惑をお掛けしております・・・」 にこ「あの時の店、暫く休みなのね」
絵里「夏休みってやつかしら」
にこ「ちょっと残念」
絵里「少なくとも、私達の夏休み中は来れないわね・・・」
ザーッ・・・
にこ「・・・ねぇ、ちょっとコンビニ寄ってもいい?」
絵里「わざわざ聞かなくてもいいの、入りましょ」
ウィーン ラッシャセー にこ「これとこれと、これも美味しそう」ポイポイ
絵里「・・・太るわよ」
にこ「いーの、今日くらい無礼講よ」
絵里「・・・分かるけど」
絵里「あら、新発売のジュース・・・」
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ウィーン アリアトアシター
ザーッ・・・
にこ「結構買っちゃった」テヘ
絵里「全く・・・」
にこ「・・・」ガサガサ
絵里「ほんとに結構買ってるわね・・・あ、それ美味しそう」 にこ「・・・ん」スッ
絵里「え?・・・くれるの?」
にこ「コンビニの唐揚げは旨いのよ、ほれ一個取って」
絵里「・・・」
にこ「ほら、食べないの?」ズズイ
絵里「・・・あーん」
にこ「・・・!?///」
絵里「何今更恥ずかしがってるのよ、あーん」
にこ「あ、あーん・・・///」
パクッ
絵里「うーん!おいひい!」
にこ「・・・ふんっ、良かったわね///」
絵里「・・・」ニコニコ ザーッ・・・
絵里「・・・あら、新しい映画やってる」
にこ「これ・・・この前見たやつの続編じゃない!何よ監督、続編作らないとか言ったくせに・・・」ブツブツ
絵里「あらそうなの?じゃあ、また見に行きましょう」
にこ「イヤ」
絵里「!?」
にこ「だってアンタ、セクハラしてくるじゃない」
絵里「その説は大変申し訳御座いません」
にこ「では許そう、そちのチョコレートを差し出したらば」 絵里「・・・!?」
絵里「矢澤の姉貴!それだけは勘弁しておくんなせぇ!」
にこ「ダメに決まってんでしょー、音ノ木坂の会長様と来れば、ケジメつけないといけないんじゃないの?」ニヤッ
絵里「く、くぅ・・・」プルプル
にこ「ほら、さっさと差し出しなさいよ」ニヤニヤ
絵里「・・・はい、どうぞ」スッ
にこ「そーそー、従順で宜しい事」 ザーッ・・・
絵里「私のチョコ・・・」
にこ「うーん♡」モグモグ
絵里「この恨みは忘れないわよ、矢澤の姉貴」キッ
にこ「いつでもかかって来なさい、このµ’sの矢澤がいつでも受けて立つわ」
にこえり「・・・」
にこえり「ぷっ」
アハハハ・・・
にこ「アハハ、何よ矢澤の姉貴って」
絵里「分かんない、気づいたら口から出てたの、ふふ」 ーーーーーーーーーーーーーーーー
ー絢瀬家ー
絵里「・・・そうこうしてたら着いたわね」
にこ「じゃ、お邪魔するわよ」
絵里「どうぞ、遠慮しないで」
ガチャ
絵里「傘、そこね」
にこ「ん」
にこ「そう言えば亜里沙は?」
絵里「雪穂ちゃんの家にお泊まりよ、私一人は寂しくて」
にこ「だから私を誘ったのね・・・」
絵里「嫌だった?」
にこ「・・・別に」
絵里「・・・ふふ♪」 絵里「適当に寛いでて、今例のものを準備するわ」
にこ「何カッコつけてんの、コーヒーって言いなさいよ」
絵里「ふふふ」
カチッ
絵里「さて、お湯が沸くまで暇ね」
にこ「・・・わあ、懐かしい、これDSi?」
絵里「そうよ、カセットは確かぷよぷよだったかしら」
にこ「ねえねえ、やってもいい?」
絵里「折角お湯が沸くまで暇なんだし、一緒にやりましょうよ」
にこ「え、2台もあるの?」
絵里「亜里沙のと私のよ、私のをにこに貸すから、私は亜里沙のを借りるって事で」 〜♪
プヨプヨ!
にこ「ルールはぷよぷよ通でいい?」
絵里「真剣勝負に余計な物は不必要、オーソドックスに行きましょう」
にこ「偉く本気ね・・・じゃ、私の腕前見せてあげるわ!」オーニオーン!
絵里「私は強いわよ?泣いても知らないんだから!」チョットヤルカ♪
READY・・・GO!
テヤアアアアア!! チョッ、レンサクムノウマスギジャナイ!?
ーーーーーーーーーーーーーーーー WINNER
にこ「いぇす!(ガッツポーズ)」オーオン!
LOSE
絵里「・・・」ナァンデコウナルノ?
にこ「私の勝ちー♪」
絵里「ずるいわよ!にこの方がぷよの色が良かった!」
にこ「いや何言ってんの!?」
絵里「わーん!亜里沙にも負けた事ないのにぃ!」
にこ「・・・では、追い討ちを」
絵里「え?」
にこ「チョコ、もう一個ちょーだい♪」 絵里「ちょ、何個食べるのよ!」
にこ「いやぁ、勝者には賞品があってもいいんじゃない?」フフン
絵里「アナタ・・・小悪魔じゃなくて悪魔ね!?」
にこ「そ、そこまで言いますか・・・でも罰ゲームよ!ほら!」
絵里「ぐっ、ぐぐっ・・・」プルプル・・・
にこ「カーバンクルみたいになってるわよ、ほれほれ」ニヤッ
絵里「・・・」スッ にこ「そーそー、素直でよろしい」
絵里「・・・」ニヤッ
にこ「・・・何笑ってんのよ」
絵里「・・・にこ、"あーん"」
にこ「!?///は、反撃だとっ!?」
絵里「ほれ・・・勝者への賞品よ・・・」ズイズイ
にこ「ま、待った!自分で食べますから!近い近い!!///」
絵里「・・・」ニコォ・・・
にこ「いわ笑顔怖いから!その顔やめっ・・・!///」パクッ
絵里「・・・美味しい?」
にこ「・・・///」モグモグ
ポーッ! 絵里「あら、お湯が沸いたわね」トトト・・・
にこ「・・・///」プシュー
絵里「にこ、来てちょうだい」
にこ「あによもう・・・」スクッ
絵里「どれくらい粉入れるかと思って、砂糖とか牛乳も」
にこ「じゃあ、私が入れてもいいかしら?」
絵里「ええ、どうぞ」
にこ「んー、コーヒーの粉はこれくらい」サッ
にこ「で、砂糖は・・・大さじ半分位かな」ササッ
絵里「はい、牛乳」 にこ「ん、ありがと」トポポ・・・
にこ「完成、私専用、にこにコーヒー!」
絵里「ハラショー!とても美味しそうね」
にこ「絵里も早く作んなさい、先飲んじゃうわよ」
絵里「ええ、ちょっと待ってね」
絵里「私は・・・コーヒーの粉はこれくらいかしら」ササッ
にこ「結構入れるのね」
絵里「ちょっと苦めが好きなの、砂糖も小さじ一杯位」サッ
絵里「お湯を少し入れて溶かして・・・」
絵里「そこに牛乳を投入」トポポ・・・
絵里「完成よ、エリチカハラショーコーヒー」
にこ「ぷふっ、変な名前」 絵里「にこにコーヒーだって大概でしょ」
にこ「やかましい」
ザーッ・・・
絵里「・・・じゃあ、早速」スッ
にこ「ええ」スッ
にこえり「「乾杯」」
絵里「・・・」ズズッ
にこ「・・・あちち」ズズッ
絵里「うん、今日の配合も良い感じ!」
にこ「私もよ」
ザーッ・・・ にこ「・・・」ガサガサ
絵里「・・・?」ズズッ
にこ「はい、お茶請け」
絵里「わあ!チョコクッキー!」
にこ「さっき買っといたの、褒めてもいいのよ?」フフン
絵里「ありがとう、にこ!」
にこ「んがっ、素直に褒めるわね・・・///」
絵里「?」ズズッ
にこ「何でもないわ・・・食べましょ」
絵里「ええ♪」 ザーッ・・・
にこ「しかし、友達の家でコーヒーなんて初めてかも」ズズッ
絵里「そう言われると私もだわ、家に誰か来たらお菓子とジュースだろうしね」
にこ「その辺のお子様とは違う時間を過ごす贅沢・・・良いわね」
絵里「今さりげなく穂乃果とか凛を馬鹿にしなかった?」
にこ「いや名指してないわよ!」
絵里「ふふっ」
絵里「・・・幸せだなぁ」ボソッ シトシト・・・
にこ「そういやこんなの買ったのよ」ガサガサ
絵里「ん?」
にこ「じゃーん、いちごチョコ」
絵里「あら可愛いチョコ、ちっちゃくて」
にこ「でっしょー、まるで私みたい」
絵里「・・・そういう所も好き」
にこ「ぬわぁによ!」
絵里「・・・」クスクス
にこ「・・・ねぇ、絵里」
絵里「ん?」ズズッ にこ「・・・にこの事、好きなの?」
絵里「!?」ブハァッ!
にこ「いや汚いわね!何よ急に!」
絵里「に、にこ、今なんて?」ゴホッ
にこ「い、いやだから」
にこ「私の事・・・好きなんでしょ?」 シトシト・・・
絵里「」
にこ「前から何となくそんな気がしてた、コーヒーのお礼とか言ってキ、キスしてきたり・・・///」
にこ「最近じゃ所構わずハグしてくるし・・・」
絵里「・・・」
にこ「・・・乙女にこんな事言わせないにこ!」
絵里「・・・」
にこ「・・・何か言ってよ」
絵里「・・・いえ、私も駄目な奴だなって思ってね」 にこ「駄目な奴?」
絵里「・・・それは私が先に言うべき言葉なのよ」
にこ「え?」
絵里「・・・」フゥ
絵里「・・・にこ、好きです」
にこ「!」
絵里「私と、付き合って下さい」
にこ「・・・っ///」
絵里「・・・突然でごめんなさい」
にこ「い、いやそんな・・・///」
絵里「貴女が大好きなの、愛してる」
にこ「〜〜っ!///」
絵里「ずっと嫌われてた私を引き立ててくれたにこが」
絵里「一緒に歌を歌ってくれるにこが」
絵里「µ’sという家族の一員にしてくれたにこが」
絵里「大好きです、にこ」 にこ「・・・///」
絵里「・・・ごめんなさい、本当に突然で」
にこ「・・・」
絵里「答えを、聞かせてくれる?」
にこ「・・・」
絵里「・・・ごめんなさい、急に言われて答えられる訳ないわよね」
絵里「・・・コーヒー、新しいの作るわね」スクッ
にこ「絵里」
絵里「!」 にこ「・・・ごめんなさい」
絵里「・・・っ!!」ポロッ
にこ「私は、何よりもアイドルが好き」
にこ「スクールアイドルを始めて、やっとこんな大舞台に立てるチャンスを得たの」
にこ「とにかく今は、見てくれる全てのお客さんを笑顔にしたい、私達の力で」
絵里「・・・そ、そうよね」
絵里「にこは、スクールアイドルが大好きだものね」
絵里「わ、私が馬鹿だったの、にこの大切なスクールアイドルから目を背けて、いきなり告白して」グスッ
絵里「あ、ありがとうねにこ!私のワガママを聞いてくれt」
にこ「でも」
絵里「!」
シト・・・ にこ「私は、絵里の気持ちに応えたい」
絵里「にこ・・・?」
にこ「ずっといがみ合ってたのに、いざ仲間になったら気にかけてくれて」
にこ「人見知りの私を皆と引き合わせてくれて」
にこ「私とスクールアイドルを始めてくれた」
にこ「絢瀬絵里が、私も好きです・・・///」
絵里「・・・っ!!」 にこ「だから、もう少しだけ待って」
絵里「・・・?」
にこ「この9人でラブライブを優勝して」
にこ「いえ、9人で最高の結果を残せれば優勝じゃなくたって良い」
にこ「まずは私達が卒業して、後輩達のこれからのμ'sを見守っていきましょう」
にこ「・・・その時まで、まだ私の事を思っていてくれるなら」
にこ「・・・その時は、よろしくお願いします」
絵里「にこ・・・っ!ありがとう!」ギュッ
にこ「・・・ふん、このにこにー様を彼女にするのよ?覚悟しなさいよ///」
絵里「いつまでだって待つわ」
絵里「9人で最高の結果を残して、胸を張って貴女にもう一度思いを伝える」
絵里「にこも、その時まで待っててね?」ニコッ
にこ「・・・ええ」ニコッ ーーーーーーーーーーーーーーーー
絵里「・・・♪」ルンルン
にこ「なーに浮かれてんだか・・・」パカッ
にこ「言っとくけど!にこを思い過ぎてµ’sを疎かにしたら承知しないわよ!」モグモグ
絵里「そんなの当たり前じゃない、にこと同じくらい大事な妹分達よ?」
にこ「んがっ、ほんっとサラッと言うわよね・・・///」
絵里「ねぇ、私にもそれ頂戴!」
にこ「このいちごチョコ?」
絵里「ええ!」 にこ「はい」スッ
絵里「届かないわよーにこーもっと腕伸ばしてー」アーン
にこ「・・・」イラッ
パクッ
絵里「あぁーー!?私のチョコ!!」
絵里「酷いわよにこぉ!意地悪しないでよぉ!!」
にこ「・・・」スッ
絵里「あっ、怒らせちゃった?ごめんなさ」
チュッ 絵里「・・・〜〜〜っ!?!?///」
にこ「・・・っ///」
コロン
絵里「っ!!///」
にこ「ぷはっ・・・///」
絵里「・・・///」モグモグ
にこ「・・・甘い?」
絵里「・・・とっても」
にこからのキスは、甘くて、コーヒーの香りがした
にこ「・・・まだあるわよ」
絵里「・・・私ってチョコが好きなの、知ってた?」
雨はすっかり止んだようで、辺りは私達の囁きしか聞こえない にこ「へぇ知らなかった、ここにあるチョコ、全部食べるくらいに?」
絵里「ええ、いつもはそんなに食べないけど、今は足りないくらいね」
貴女は静かに笑って
にこ「じゃ、一緒に食べましょ」
絵里「・・・コーヒーと一緒にね」
私の、冷たい冷たい心を
にこ「一杯だけだと、足りないんじゃないの?」
絵里「・・・じゃあ、夜は眠れなくなるわね、カフェインで」
挽きたてのコーヒーの様に、暖めてくれた くぅつか
雨コーシリーズ終了ですわ
番外編だったらこれからも書くかも
絵里「雨の日のコーヒー」
穂乃果「第一次音ノ木坂抗争」
前作 ちょっとだけえちに挑戦したけど(もっと書こうとしたら恥ずかしくなったので)ダメみたいですね ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています