『魍魎の贄』

作者:惨劇の人

あらすじ:鞠莉から肝試しと称して夜の浦女に集められた一年組。案の定閉じ込められ怪異との命懸けの追いかけっこが始まる

感想

言いたいことは大体『あなたはだぁれ?』の項で書いた
あっちでB級B級言いすぎたが、こちらはもうド直球に洋ホラー的な中身
徹頭徹尾シンプルにひたすら死の追いかけっこが続く、キャラもバンバンえぐい死に様で魅せていく
この手のジャンルが好きな人にはたまらない一品じゃない?

時折少し引っかかる行動をとるキャラたち、やや安直にすぎないかと思う台詞や展開、感情の流れまで含めてそれっぽい
怪異の見た目や正体もストレートに不気味でおぞましい
憐れな犠牲者役として適任すぎるキャラたちが出来るだけ惨たらしく
醜く痛々しい悲鳴をあげ惨殺される様をたっぷりと描写している