絵里「変わりたい私」
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希「えーりちっ」
絵里「どうしたの?」
希「初めてのライブってやっぱり緊張するなあって」
絵里「…そうね」
希「えりちでも緊張するん?」 絵里「ステージに立つことはそこまでなんだけど…」
希「やっぱり、学校の事が不安?」
絵里「……ほーんと、希には全部見透かされてる気がするわ」
希「えりちって分かりやすいし」クスクス
絵里「……もう」 絵里「あのね、希」
絵里「μ’sのみんなには、こんな私を受け入れてくれて感謝をしているの」
絵里「うん…どんな言葉でも言い表せられないぐらい、本当に…」
絵里「だけど、私が私のやりたい事を選んで」
絵里「それで失敗したら、それは生徒会長として正しくない選択をしたってことでしょう?」
絵里「そう考えると…私が選んだこの道は正しかったのかなって不安になるのよ」 希「…」
絵里「ごめんなさい…まだこんな事を考えているなんて…」
希「えりちは、ほーんとにしょーがないなあ」
絵里「……本当にそう思うわ」 希「ウチもこの学校がなくなるなんてことは嫌なんよ」
希「でも、その理由はえりちほど大きくなくて」
希「だからこそ、思うのかもしれんけど」
希「生徒会だとかそんなんは関係なしに、やりたい事をやった方がいいんかなあって」
絵里「…」 希「先輩として、生徒会として、将来の後輩に色々残したい気持ちもわかるんよ」
希「でも、ウチらは今年度いっぱいで卒業やし」
希「だからこそ、できることがあって」
希「それは、廃校が決まったとしても、この学校でも色々なやりたい事を出来る可能性はまだまだ沢山あるって」
希「今いる後輩達に、それを証明してあげる事なんかなあって」
絵里「希…」 希「あーんなに頑固な絢瀬絵里先輩やて、最後は穂乃果ちゃんにやられてしまったんやし」クスクス
絵里「……怒るわよ」
希「ふふっ。相変わらず頑固な絵里先輩はおっかないなあ」
絵里「もう…希ってば…」
希「ごめんなあ。でも、ウチだってちょっとぐらい文句言ってもええやん」
絵里「はぁ…全くもって希の言う通りだわ…」 希「まあ、冗談はさておいて」
希「えりちがアイドルをやって、最悪の結果になったとしても」
希「穂乃果ちゃんみたいに、やりたいように色々やってくれる子が一人でも増えたら」
希「そのきっかけを与えることができたら」
希「それは、えりちがこの学校に何かを残したってことになるんやない?」
絵里「…」 絵里「はぁ…本当に最悪ね。希の言うことは…わかってるつもりなのよ」
絵里「でも」
絵里「私は変わりたいと思ってるのに…どうしてもそうなれないのよ」
絵里「そう思うだけで変わることができたら、それはどれだけ幸せなことなのかなって…」
希「えりち…」 絵里「でも、私がアイドルをやることで」
絵里「この学校に残せるものがあるとしたら…それは…」
絵里「生徒会長としても、この学校の卒業生としても、幸せなことなのかな…なんて思ったりもするの」
絵里「だから…不安もあるけど、それ以上に今を楽しみたいって気持ちもあって」
絵里「そんな自分が許せないのかしらね…」
絵里「ねえ、希」
絵里「希は、今、楽しい?」 希「……ウチは」
希「…」
希「どう…なんかなあ?」
絵里「へっ?」
希「でも、一つだけ言えるのは」
希「ずっと、こうなればいいって思ってたんよ」 絵里「…ふふっ」
絵里「希も素直じゃないのね」
希「……そうやね」
絵里「ほーんと、希ってしょうがないわね」クスクス
希「えりちのいけず…」
絵里「さあ、なんの事かしら?」 絵里「ねえ、希?」
希「?」
絵里「ううん…なんでもないわ…」
絵里「そろそろ行きましょうか」
絵里「私たちの待ち望んでいたステージへ」 おでんは飲み物、カレーは飲み物とかいう変わった人もいるらしい これは良いのぞえり
ぼららら前にこんなやり取りあったかもなぁ
絵里ちゃんが本当に変われた瞬間ってライブ後の笑顔のシーンかもしれないもんね ぼらららの後の笑顔良いよな
心から救われた、変われたって感じ ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています