穂乃果「 ことりちゃんとの誕生日」
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8月3日
私の誕生日!
今年の誕生日は特別なんだ
お昼から8人の最高の仲間が私の家に集まってくれて、プレゼントを貰ったり、優しい言葉をかけてもらったりして、とっても幸せな誕生日だったの
大切な友達に誕生日をお祝いしてもらえて、本当に嬉しい
でもそれ以上に特別なのはー
ことり「 穂乃果ちゃん、とっても幸せそうだったね♪」 パーティーが終わって、皆が片付けをして帰った後、2人で私の部屋でのんびりしてたの
穂乃果「 はしゃぎすぎて海未ちゃんに怒られちゃったけどね」アハハ
ことり「 海未ちゃんは穂乃果ちゃんが心配なだけだよ♪」
ことり「でも、ちょっと嫉妬しちゃうな」
穂乃果「 えっ?」
ことり「 だって穂乃果ちゃん、にこちゃんのケーキすっごく美味しそうに食べるんだもん」
ことり「 ことりが作ったイチゴのマカロンより、美味しそうに食べてたもん」ぷくー
可愛い
意地悪したくなっちゃう 穂乃果「そうだねぇにこちゃんのケーキ、本当に美味しかったなぁ 花陽ちゃんのおにぎりも最高だったよ〜」
ことり「 穂乃果ちゃんのばかっ」ボソ
穂乃果「 ふふっ、でも食べて幸せだなーって思ったのは、ことりちゃんのマカロンだけだよ」
ことり「…ほんと? 」
穂乃果「あの時ね、一番大切な人に美味しいマカロンを作ってもらえて、私ってなんて幸せなんだろうって思ってて、固まっちゃってたんだ」
ことり「 一番大切…///えへへ、嬉しい」ピトッ
穂乃果「機嫌治った?」ピトッ
ことり「…治ってない」スリスリ
穂乃果「 …治るまでくっついてよっか」ギュッ
ことり「 治ってもくっついてるもん」ギュー
穂乃果「 もう、私どうしたらいいの?」クス
可愛くて、ちょっぴりヤキモチ焼きな恋人
今日はことりちゃんと付き合ってから初めての誕生日 といっても普通にデートするだけだけどね!
穂乃果「 ことりちゃん、この後どこ行こっか?」
ことり「 今日は穂乃果ちゃんが主役なんだから、穂乃果ちゃんの行きたいところに行こ?」
行きたいところかぁーことりちゃんと一緒ならどこでもいいんだよね
うちはこのあとお父さんのお弟子さんが修行に来るから静かにしないとダメだし
夕方だけどまだ暑いし、動き回るのはことりちゃんも大変だよね
穂乃果「 じゃあかき氷食べに行こ!近くにお客さんに教えてもらったいいお店があるんだ!」
ことり「 うん!穂乃果ちゃんあーんしてあげるね♡」
穂乃果「 なっ///」 穂乃果「 恥ずかしいよ〜!」
ことり「 んー?いつも穂乃果ちゃん、照れてることりにあーんするよね?」
穂乃果「 な、なんのことかなー?」
ことり「見られてるから恥ずかしいって言ってもやめないよね? いつものお・れ・いだよ♪」
穂乃果「 …///ことりちゃんの意地悪!」
ことり「 さっき意地悪されたから仕返しです♪」
穂乃果「 もうっ///」 からかったりからかわれたり、何気ないやりとりが楽しくてしょうがないの
なんだかことりちゃんのペースにされちゃってる気もするけど
でもね、やられてばかりじゃないんだから!
穂乃果「 …」ギュッ
ことり「 えっ、穂乃果ちゃん、手…」
穂乃果「 繋ぎたいんだもん…ダメ?」
ことり「ダメな訳ないよ…///やっぱり穂乃果ちゃんってズルい」ギュッ
穂乃果「 行こっ///」
ことり「 うんっ♪」 うへぇ〜暑い…夏は大好きだけど、ここまで暑いと大変だよ
ことり「 〜♪」
穂乃果「 …」チラッ
ことりちゃん楽しそう
穂乃果「 …♪」
ことりちゃんが楽しそうだと私も楽しくなってくる!
穂乃果「 手、汗だくだね♪」
ことり「 あはは…凄いことになってそう」
穂乃果「 でも、絶対離したくないよ」
ことり「…///穂乃果ちゃん、そんなこと言われたらもっと暑くなっちゃうよ…」ギュー
穂乃果「 …///ご、ごめん」 ことりちゃん顔を赤くして目を伏せちゃった
私も恥ずかしくなって、なんとなく空に目をやる
なんだかムズムズする
何か話したいけどこの空気も壊したくない
ことりちゃんが手をぎゅっぎゅってしてくる
ちらっと見るとことりちゃんと目があって、2人してすぐに目をそらす
ドキドキが止まらない
甘酸っぱいってこういう気持ちなのかな? 穂乃果「 …///あ、あった!あったよ!ほらあのお店!うん、あそこだ!」
ことり「///あ、あったね!あれだねあれ!うんうん、可愛いお店!」
照れくさくてぎこちない私たち
穂乃果「 …ぶふっあははは!!」
ことり「 ふふっ、あはは♪もう、そんなに笑わないでよ穂乃果ちゃん」
穂乃果「 だって今の会話変だったもん!」
きっとことりちゃんと出会ってから一番ぎこちない会話、でもこういうのもいいなって思うの カランカラーン
しゃーせぇー
ことほの「 涼しい〜!!」
穂乃果「 生き返る〜!あ、奥の席がいいんですけど、空いてますか?」
大丈夫ですよー
穂乃果「 ありがとうございます!」
人からあまり見えないところじゃないと、後で困っちゃうからね
穂乃果「 さて、なーに味にしよっかなぁ〜♪」
ことり「 ことりはね〜これっ!」
穂乃果「 オレンジ味?珍しいね!」
ことり「 うんっ♪オレンジと練乳の白で〜穂乃果ちゃんとことり色!」 穂乃果「…///そんなの照れちゃうよ〜!」
ことり「あはは♪ 今日は照れてばっかりだね、穂乃果ちゃん」
穂乃果「 ことりちゃんが照れさせるんじゃん…!あっ、いいこと思いついたよ〜ふっふっふ」
ことり「 どうしたの?」
穂乃果「 ことりちゃんのをジャンボサイズにして2人で食べるってどう?」
ことり「 あっそれすっごく良い!!」
穂乃果「 だよね!すいませーん!オレンジ味で練乳トッピングのジャンボサイズでお願いします!」
私たちのイメージカラーのかき氷!楽しみだなぁ おまっしゃせしましたー
穂乃果「 うわ〜!!」
ことり「 わぁ〜!凄い!」
穂乃果「 ほらほら見て!ここからここが私で、私にかかってるのがことりちゃんだよ!」
ことり「 なんだかそう言われると…エッチな感じだね///あ、食べる前にかき氷と一緒に写真撮ろ!」 穂乃果「 それにしても大きいね…どこから手をつけようか」アハハ
ことり「 うっふっふ」
穂乃果「 何その笑い方?」クス
ことり「 ん〜?穂乃果ちゃん、さっきことりが言ってたこと、覚えてるよねぇ?」
穂乃果「 な、なんのことでございましょう」
ことり「 あーんしてあげる♡」
穂乃果「 やっぱりやるんだね…」
ことり「 やります♡」
本当は嬉しいんだけど、人前はすっごい恥ずかしいんだよぉ ことり「 はい、穂乃果ちゃん、あ〜ん♡」
穂乃果「 あーん…///」
ことり「 おいしい?」
穂乃果「 お、おいちい…あっ///」
やばい、いじられる!
ことり「 !! 穂乃果ちゃん、今おいちいって!えへへ、赤ちゃんごっこしたいの?」
穂乃果「 したくないよ!噛んじゃっただけだよ!」
やっぱりだよ! ことり「 〜♪ もう一口食べたいでちゅか〜?」
穂乃果「 ///だからしないって…!」
ことり「 お口開けてくだちゃいね♪ はい、あ〜ん♡」
穂乃果「あ〜ん// うん、おいし…」
ことりちゃん、目がキラキラしてる!
穂乃果「 …お、おいちいでちゅ///」
ことり「 かっ…かっわいい〜!!」
穂乃果「 ///」
もうっ!もうっ!なんなのこれ!恥ずかしすぎるよ!!
コトリチャン、ユルスマジ 穂乃果「 …」スッ
フクシュウシテヤル
ことり「 穂乃果ちゃん?隣に座るの?」
ぎゅっ
ことり「 えっ…///手繋いだら食べれないよ?」
穂乃果「 食べさせてあげる♡」ニッコリ
ことり「 だめ、今日はことりが穂乃果ちゃんにする日なんだから…!」
穂乃果「 はい、どうぞ♡」
ことり「 で、でもぉ〜」
穂乃果「ほら、 お口開けて?はい、あ〜ん」
ことり「 うぅ…あ〜ん///」
穂乃果「 …可愛い」
ことり「 ふぇっ?///何言ってるの〜///」
やばっ! 声に出ちゃった 穂乃果「 自分で隣に来ておいてだけど…顔が凄く近いから思わず///」
ことり「 そんなこと言われたら余計恥ずかしいよ///」
穂乃果「 おほん!気を取り直して、ね?ほら、あ〜ん♡」
ことり「あ〜ん あむっ」
穂乃果「 おいちい?」
ことり「 お、おいちぃ…///」
穂乃果「 ///」
ことり「 なんで穂乃果ちゃんが照れるの〜///」
穂乃果「 その、破壊力が凄くて…//」 それからもずっと手を繋ぎながら食べさせあいっこをしたの
じっと見つめ合いながら…
目が離せなかっただけなんだけどね
ことりちゃんの照れる顔も、色気を含んだ表情も、全部に心が掴まれちゃうんだ
時々視線が唇に行っちゃってたこと、ことりちゃん気がついてないよね? しゃーしたー
穂乃果「 ふぅー美味しかったね!」
ことり「 もう恥ずかしくてこのお店来れないよぉ…」
穂乃果「 店員さんも見ちゃいけないものを見た!みたいな顔してたもんね…でも、楽しかった!」
ことり「…そうだね。ことりも凄く楽しかった」
穂乃果「 ことりちゃん…」
ことほの「ふふっ、あはは!」 穂乃果「 う〜ん!やっと涼しくなって来たね〜」
ことり「 うん♪風が気持ちいいね」
夕焼けに照らされることりちゃんの横顔、風になびくサラサラな髪
なんて綺麗なんだろう…
ことり「 穂乃果ちゃん?どうしたの?」ヒョコ
穂乃果「 えっ?あっ、なんでもないよ///」
ついつい目を伏せちゃう
ずっと一緒に育って来たのに、家族みたいだったのに、どうしてこんなに照れくさいんだろう
穂乃果「 ことりちゃん、お腹は…空いてないよね」
ことり「 満タンです…」
穂乃果「 ふふ♪じゃあー落ち着くところに行こっか!」ギュッ
ことり「あ、待って穂乃果ちゃん!ことり、行きたいところがあるの」
穂乃果「ほぇ?」 穂乃果「 うわぁ〜!!見て見て!すっごい綺麗だよことりちゃん!」
ことり「 穂乃果ちゃんはしゃぎすぎ〜!綺麗だね!」
着く頃にはすっかり夜になってた
東京の街の灯りが水辺に反射して、とっても綺麗な場所
穂乃果「 ことりちゃん、素敵な場所に連れてきてくれてありがとう!あそこのベンチに座ろっか」
ことり「 うんっ♪」
さっきまでずっとお喋りしてたのに、ベンチに座った途端、手を繋いだまま2人とも無言に
静かなのに不思議と心地良くて、とっても幸せな気持ち
穂乃果「 綺麗だね」
ことり「うん、綺麗…」
ずっとこのままでもいいけど、欲張りな私
ことりちゃんにもっと近づきたい、もっと私を好きになってもらいたい 穂乃果「…」ぴと
肩に寄りかかってみる
ことり「 穂乃果ちゃん…ことりも」ぴと
ことほの「 幸せ…」
ことほの「 あっ、えへへ///」
顔を見合わせて笑い合うと、込み上げてくる想い 穂乃果「 ことりちゃん…大好きだよ」
ことり「 ことりも好き…穂乃果ちゃんが大好き」
ギュッ
ことり「 あっ///穂乃果ちゃん…」スリスリ
抱き締めると腕の中でことりちゃんがすりすりしてくる
髪の毛が肌をかすめて少しくすぐったい
ことりちゃん、すりすり好きなんだね
ことりちゃんをもっと感じたくて、肩に顔を埋める
好き 好き ことりちゃん大好き
何かが湧き上がってくるような感覚、これが愛おしいっていう気持ちなのかな
ことりちゃんは私の知らなかった気持ちをたくさん教えてくれる 顔を見たくなって、目を向けると目が合った
穂乃果「もしかしてずっと私のこと見てた?」
ことり「 /// うん、穂乃果ちゃんのこと、見ていたくて」
そう言ってことりちゃんは顔を赤らめる
嬉しすぎてなにも言えなくなっちゃう
もっと近づきたい
キス、したい
ことり「 ねぇ穂乃果ちゃん」
びくって体が跳ねた ことり「 穂乃果ちゃん!?大丈夫?」
穂乃果「 だ、ただ大丈夫だよぉー?うんっ、全然大丈夫!あははー」
ことり「 どう見ても変だよぉ…」
だってキスしようとしてたなんて言えないもん
穂乃果「 ううん、本当に大丈夫だから!それで、どうしたの?」
ことり「 あのね、実は穂乃果ちゃんへの誕生日プレゼント、誕生日会のマカロンとは別にもう一つあるの」
穂乃果「 えっ?」
ことり「 皆の前で渡すの、嫌だったから…」
ことり「どうしても2人きりの時に渡したくて、ここに来たの」 ドクンって、鼓動が早くなる
ことりちゃんが鞄をあけて、中から何かを取り出す
ことり「 はい、穂乃果ちゃん。お誕生日おめでとう」
ことりちゃんらしく可愛く包装されたプレゼント
穂乃果「 ありがとう…嬉しくて、泣いちゃいそう」
ことり「まだ開けてないのに大げさだよ〜」クス
穂乃果「 気持ちだけで嬉しいんだもん!開けていい?」
ことり「 あっ、ちょっと待って!」
穂乃果「 ダメ…?」
ことり「///そんな可愛い顔しないで?あの、目をつむって欲しいな…」
穂乃果「 えっあっ わ、分かったっ///」パチ 私この状況漫画で見たことあるよ
ことりちゃんとキス、しちゃうんだ
ドクンドクン
心臓がうるさい
しゅるしゅる キュッ
ことり「 はいっ、穂乃果ちゃん目を開けていいよ」
あれ、キスは…?
穂乃果「 ことりちゃん、何したの?」
ことり「 プレゼントだよ♪穂乃果ちゃん、見て?」 穂乃果「 鏡?…わぁ!可愛い!リボンだ〜!ことりちゃんとお揃いの緑!すっごく嬉しい!!ありがとう!!」
ことり「 手作りのお粗末なものでごめんね?」
穂乃果「 全然お粗末なんかじゃないよ!私の為に作ってくれた気持ちが本当に嬉しい!」
ことり「喜んでもらえてよかった♪」
穂乃果「 えへへ…お揃い♪」
嬉しい
ことり「 似合ってるよ穂乃果ちゃん」
穂乃果「ことりちゃんとお揃いっ♪」
嬉しい嬉しい嬉しい!
ことり「 ///そんなに喜んでもらえたなら、本当に作って良かった♪」
穂乃果「 ことりちゃん!」ギュー
ことり「 穂乃果ちゃん♡」ギュー 好きな人と抱き締めあうのがこんなに幸せなことだなんて、ことりちゃんを好きになるまで知らなかった
穂乃果「 …幸せ」
ことり「 ことりも…」
ことりちゃんが色んな気持ちを教えてくれた
穂乃果「 ことりちゃん今日は本当にありがとね」
ことり「 ことりも楽しかったから…」
次は私がー
穂乃果「 2つも誕生日プレゼント貰っちゃったから、お返しするね」
ことり「 お返し?穂乃果ちゃ…んっ」ちゅ 穂乃果「 …キス、プレゼントのお返しだよ」
ことり「 〜〜///穂乃果ちゃ…!!」カァ
穂乃果「 ことりちゃん、大好きだよ///」ギュ
ことり「 ///」
抱き締めるとことりちゃんのドキドキが伝わってくる
恥ずかしくて顔見れないよぉ…
ことり「 キス、しちゃったね///」
穂乃果「 うん…///」
友達の頃からほっぺとか額へのキスはお互い何度もしてきたのに、全然違った
穂乃果「ドキドキが止まらないよ」
ことり「 ことりも… 好き、穂乃果ちゃん好き」
穂乃果「 私も…ずっと抱き締めていたい」 穂乃果「 今日ね、ずっとキスしたいって思ってたの」
ことり「 ことりも今日ずっと、期待してたんだよ リボンを付けてる時も、何度もキスしたいって思ったの」
穂乃果「 …どうしてしなかったの?」
ことり「 穂乃果ちゃん、デートの最中にことりの唇、何度も見てたから///」
穂乃果「 やっぱり、バレてたんだね///」
ことり「うん、バレバレだったかも…///ことり、初めてのキスは穂乃果ちゃんからして欲しかったから、待ってたんだよ」
ことり「だから、すっごく嬉しかった」
穂乃果「 そうだったんだ…」 ギュッと力を込めて抱き締める
私に恋を教えてくれた人
どうしてこんなに愛おしいんだろう
ことりちゃんの体温、柔らかい唇
甘い香り、汗の匂い
今年の誕生日は一生忘れないよ
だけど、最後にもう一つ思い出を
穂乃果「 ことりちゃん…プレゼント、2つだったよね」
ことり「 えっ?」
穂乃果「 もう一つ、お返しするね」ちゅ これはsweet&sweet holidayですねえ ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています