曜「よっちゃんせんぱ〜い!」
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〜曜の部屋〜
善子「はぁ?」
曜「つ、冷たい反応だなぁ」
善子「急にどうしたのよ?」
曜「いやぁ、もし善子ちゃんと私の年齢が逆だったらどうなっていたのかなーと思いまして」テヘヘ
善子「何故、急にそんな事を……」
曜「んー、急にひらめいたというか……」 曜「この世界とは別に存在する、無数の平行世界にはそういう世界もあったんじゃあないかなって」
善子「何それ! 何かカッコいいわね!」キラキラ
曜「そう。私たちの間には無限の可能性が存在し、その可能性と同じ数だけ世界が存在するのです」クイッ
善子「なるほど。このヨハネがアクマにならず、天使として生きていた世界もあるというわけね……」
曜「というわけで、もし善子ちゃんが私の先輩だったらどうなっていたと思う?」
善子「んー……、そんなに変わらないんじゃあない?」
曜「そうかな?」
善子「だって、今も曜さんの事、あまり先輩とは思っていないもの」
曜「えっ!? そうだったの!」 善子「なんていうか、普通の先輩後輩より距離が近いというか」
曜「あー、いい意味でって事?」
善子「いい意味でも、悪い意味でも」
曜「そっかぁ」
善子「多分曜さんの方が後輩でも、ぐいぐい距離を縮めてきそうだし」
曜「それはあるかも」
善子「というわけで、今とあまり変わらないと思うわ」
曜「でも、違うところも結構あると思うよ?」
善子「そう? 例えば?」 曜「私、よっちゃん先輩が大好きだから、よっちゃん先輩の言うことならなんでも聞くよ」
善子「ふふふ、リトルデーモンの鑑ね!」
曜「零號リトルデーモンを目指してがんばるよ!」
善子「それは良い心がけね!」フフン
善子「けどリトルデーモンの号数に序列は関係ないわよ……」
曜「早速何かして欲しい事ありますか!? よっちゃん先輩!」
善子「ならばこのヨハネを永遠に主人として崇めるのです! さぁ、この堕天使の前に傅き、誓いの口付けを……」スッ
曜「了解であります!」スッ 善子「えっ?」
曜「ちゅー」(手の甲にキス)
善子「ほ、本当にするなんて」
曜「次は何をしてほしいでありますか先輩!」
善子「えー……、別にもう無いわよぉ」
曜「そんなー! 何でもしますから言ってくださいよー!」
善子「めんどくさいわねぇ……。じゃあパンでも買ってきなさい!」
曜「了解であります!」 曜「10分以内に買ってくるでありますよー!」
善子「えっ、ちょ、ちょっと! 冗談よ!」
曜「いいからいいから! チョコパンでいいよね? いってきまーす!」ダッシュ!
善子「あっ、曜さん!」
曜「全速前進ヨーソロー!」
バタン
善子「……」
善子「こ、この暑さの中を全速力で駆けて行ったわ……!」ゴクリ ……
10分後……
ガチャ
曜「ハァ……ハァ……、ただいまー……」
善子「お、おかえりなさい……」
曜「チョココロネと、いちごオレ、買ってきました……先輩……、ぜぇーはぁー」ハァハァ
善子「あ、ありがとう?」
曜「せ、せんぱい、褒めてください……」ゼェゼェ
善子「よ、よくやったわ。流石ヨハネのリトルデーモンよ」ニコッ 曜「違うよー! こう、ギュッと抱きしめながら、頭をなでなでってしてほしいんだよ!」
善子「え、えぇ〜……」
曜「さぁ、早く!」
善子「い、嫌よぉ」
曜「何で!?」
善子「だって今の曜さん、汗でびっしょりじゃない」
曜「」
善子「そんなことをしたら、ヨハネまで汗まみれになってしまうわ」
曜「うわーん!」シクシク 善子「ほら、扇いであげるから涼みなさい」パタパタ
曜「うぐっ、うぐっ、折角買ってきたのにー」エグエグ
善子「……」
曜「えぐえぐ」
善子「もう、しょうがないわね……」スッ
善子「コホン……、ありがとう、曜ちゃん」ナデナデ
曜「!」
善子「こ、これで我慢しなさいよねぇ……」ナデナデ 曜「うおおおおおおお! ヨーシコー!」ダキッ
善子「きゃあぁ! やめなさい! あとヨーハネー!」
曜「よっちゃん先輩!」ギュゥゥ
善子「先輩じゃないわよぉ!」ジタバタ
曜「よっちゃん先輩は良い子でありますなー」ギュー
善子「はなしてー!」
曜「ふー」パッ
善子「全く……、汗臭いわよ!」
曜「女の子に汗臭いはヒドイよー……」ガーン 善子「急に抱きついてくるのが悪いのよ!」ビシッ
曜「ごめんごめんってー」
曜「肩揉みますから許してください先輩!」モミモミ
善子「そこまでしなくて良いわよ……」
曜「そういわずに先輩」モミモミ
善子「ちょっと、手がどんどん前の方にきているんだけど?」
曜「気のせいだよー」モミモミ
善子「ちょ、ちょっとぉ!」 曜「おーっと、手が滑っちゃったであります!」ガシッ
善子「あっ、こら! やっぱりそれが目的だったのね!」
曜「あー、よっぱい良い感じ」モミモミ
善子「やめなさい」クイッ ほっぺたむにー
曜「ほへんははい、ほひほへんはひ」
善子「もう、なんですぐセクハラするのよ!」
曜「善子先輩が誘惑してくるからであります……」
善子「してないわよ!」 曜「よっちゃん先輩は恥ずかしがりやでありますなー」
善子「そういう問題じゃあないでしょ!」
曜「あー、でも本当に汗で気持ち悪いや」
曜「ちょっとシャワー浴びてくるね」
善子「はいはい、いってらっしゃい」
曜「全速前進ヨーソロー!」ダダダッ ……
善子「チョココロネ美味しい」モグモグ
ガチャ
曜「ただいまヨーシコー!」ダキッ
善子「おかえりなさい……、ってなんで服着てないのよ!」
曜「着替えを持っていくのを忘れちゃって」テヘヘ
善子「なんで堂々としているのよ……」
曜「この曜ちゃんに恥ずべきところは何もないからであります!」ビシッ
善子「今は恥しかないわよ」 曜「どう? 曜ちゃんのスタイルに見惚れちゃう?」クネッ
善子「……」ジーッ
曜「……」
善子「……」ジーッ
曜「そ、そんなに見ないで///」カァァ
善子「自分から見せてきたのに……」
曜「思いのほか恥ずかしかった……。もう服着よう」
善子「そうしなさい」 曜「今さー」ハキハキ
善子「うん」
曜「シャワー浴びてたら凄い事に気づいたんだけど」
善子「何?」
曜「自分に特殊能力があることに気が付いちゃった……」
善子「えっ!? 本当に!?」
善子「この暗黒堕天能力を駆使するヨハネが能力者の先輩としてアドバイスしてあげるわ! 一体どんな特殊能力なの!?」 曜「乳首の場所を当てる能力」
善子「聞いて損したわ」ハァ…
曜「まぁまぁ聞いてよ聞いてよ! 服の上からでも一発でわかるんだよ!」
善子「それが何なのよ……」
曜「ためしによっちゃんの乳首の位置当てようか?」
善子「いえ、別にいいわ」キッパリ
曜「えーっ! やらせてよー」
善子「結局そういう事したいだけなんじゃないの!」
曜「違うよ! 本当に当てられるんだって!」 善子「むぅ……、じゃあやってみて。当たらなかったら承知しないわよ」
曜「へへへ、任せてよ」
曜「じゃあ善子ちゃん、まずまっすぐこっち向いて」クイッ
善子「ん」
曜「そして両耳の端から真っ直ぐ指を降ろしていくと……」ススス
ピタッ
曜「ここだぁ!」ポチッ
善子「!! 正解よ!」 曜「へへ、凄いでしょー!」ポチッポチッ
善子「何でわかるの?」
曜「実は人の乳首って耳の端から真下に降ろしたところにあるらしいよ」
善子「へー、そうなんだ!」
曜「面白いよねー」
善子「曜さんにも試してみていい?」
曜「どんと来いであります!」 善子「えーっと、まず両耳の端から……」
善子「下に……」スススッ
善子「ここね!」ポチッ
曜「あんっ」
善子「ちょ、ちょっと変な声ださないでよぉ……」
曜「思いのほかよっちゃんがテクニシャンだったから」
善子「ただつついただけなのにテクニックも何もないでしょーが」
曜「いや……、よっちゃんの指には魔力が篭っているから、ただ押しただけに見えて実は全身に電流が走るような感覚に襲われるんだよ」
善子「な、何それ……! ヨハネが知らないうちに新たな能力に覚醒していたというの……!?」 小林「挿れるね……?」
りきゃこ「あ、電話だ。もしもしー?あんじゅー?」
ピッ
小林「ぁ……」
りきゃこ「あんじゅ、ちょっと待ってて」
りきゃこ「ねぇあいきゃん、気にしないで続けていいよ」
小林「う、うん…」
小林(気にしないでって言われても……)
りきゃこ「もしもしー? あーなんでもないなんでもない。え? そうそうw ヤってるとこw」
小林「んっ……」
小林(挿った……やば、やっぱりりきゃこのなか、すんごいあったかくてきもちいい……////)
りきゃこ「あははw えーマジでー? ウソだろー?w」
小林「ふっ……んっ、ぅっ……!」
ギッギッ
りきゃこ「え、近くいるのー? 私もそっち行きたーいw」
小林「りきゃこ……っ、りきゃこっ……////」 曜「ヤバイよ。ちょっともう一回やってみてよ」
善子「えぇ……」
曜「お願い! もう一回だけ!」
善子「何でそんなに必死なの……」
曜「ほらほら!」ズイッ
善子「わ、わかったわよぉ」グイッ
曜「んっ……」
善子「だから変な声出すのやめなさいって!」 曜「やっぱりよっちゃんはテクニシャンだなぁ……」
善子「それはもういいわよ」
曜「話は全く変わるんだけどさ」
善子「うん」
曜「もし善子ちゃんと私が姉妹だったら、一緒にお風呂とか入っていたのかな?」
善子「本当に思いっきり変わったわね……。年齢逆転の次は姉妹?」
曜「さっきの流れでいろいろ考えてたら思いついちゃった」
善子「まぁ、どうかしらね。小学生のときとかは一緒に入りそうだけど」
曜「ずっと一緒に入ろうよー」 善子「流石にいくら姉妹でも、高校生にもなって一緒には入らないでしょ」
善子「……ルビィとダイヤちゃんは中学生くらいまで一緒に入ってそうだけど」
曜「対抗して私たちは今でも一緒に入ろうよ」
曜「よっちゃんシスターズも黒澤姉妹に負けてられないよ!」
善子「何そのお笑いコンビみたいな名前……」
曜「可愛くない?」
善子「可愛くない」
曜「善子ちゃんが妹だったら、私シスコンになってそう」
善子「何で?」
曜「だって、こんな可愛い妹がいたらね」
曜「可愛がって、甘やかして、毎日一緒に寝るね」 善子「想像するだけで暑苦しいわ……。よかった、曜さんの妹に生まれなくて」
曜「いやー、本当によっちゃんが妹ならよかったのに」
善子「妹が欲しかったの?」
曜「違うよ。妹が欲しいんじゃあなくて、よっちゃんが妹だったらよかったの」
善子「ま、またバカな事言ってぇ……」
曜「あー、ちょっとよっちゃん妹になってよ」
善子「また凄い無茶振りをするわね」
曜「無茶でもないでしょー。ちょっと曜ちゃんの事を『お姉ちゃん♪』って呼ぶだけだよ」 善子「おねーちゃん」
曜「もうちょっと感情を込めて欲しいであります……」
善子「お姉ちゃん💢」イラッ
曜「負の方向には込めないで欲しいであります……」
善子「注文が多いわねぇ……」
曜「善子ちゃんと仲良し姉妹になりたいんだよー」
善子「それは無理ね」
曜「えー、なんで?」
善子「だって、ほら。こう、他人同士だと上手くいっても、それ以上近くなるとギクシャクしだすってありそうじゃない?」
曜「いやいや、私たちに限ってそれは無いよ」 善子「なんでそう言い切れるの?」
曜「だって私たち、何時も一緒にいるけどこんなに仲いいじゃん!」ギュー
善子「言われてみれば、そうなのかなぁ……」
曜「じゃあ例えばもし私と善子ちゃんが小学校の頃に知り合ったとして」
善子「何が”じゃあ”なのよ」
曜「こんな風に仲良くなってたかな?」
善子「なるわけないじゃない」
曜「えぇー」 善子「無駄に元気で鬱陶しくて、関わらないようにしていたでしょうね」
曜「ひどいなー」
善子「というか、私とは正反対すぎて近付きもしなかったと思うわよ」
曜「正反対?」
善子「曜さんって、何時も明るくて周りに人が集まりそうなタイプだもの。堕天使たるヨハネとは正反対のタイプよ」
曜「そんな事は無いと思うんだけどなぁ」
曜「んー、私はやっぱり仲良くなっていたと思うよ」
善子「どうして?」 曜「だって、私が善子ちゃんみたいな子と仲良くなりたいって、思わないわけがないもん!」
曜「例え善子ちゃんから近付いてこなくても、絶対私から仲良くなりに行くね!」
善子「な、何よその変な自信は」
曜「自分の事だから、間違いないよ」
善子「ふーん……、変なの」
曜「えへへ」
善子「ま、まぁそういう事なら仲良くなっていてもおかしくはないわね」フン
曜「でも、いろいろ『もし』を考えてみたけどさー」
曜「やっぱり、今が一番良いよねっ!」 善子「そう?」
曜「こうして善子ちゃんと海へ行けるもん!」
善子「海ぃ? いつそんな事決まったのよ!」
曜「今だよー!」
善子「急すぎるわよ……ていうかこの前行ったばっかりじゃん!」
曜「そんなの関係ないって! 全速前進ヨーシコー!」ダダッ
善子「だからヨーハネーだってばぁ!」
マッテヨー
キャッキャウフフ
オワリ 素晴らしいじもあいをありがとうございました!
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