梨子「甘さを控えない誕生日」
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
梨子「よっちゃん、お誕生日おめでとう!」
梨子「はい、チョコレートあげる!」
善子「わーい! ありがとう、リリー!」
善子「美味しい」モグモグ
梨子「ふふっ」ニコニコ
梨子「そ、それとね、プレゼントなんだけど……」
善子「うん」
梨子「プレゼントは……、わわ、私っ!///」カァァ 善子「えっ!?」
梨子「な、なんちゃって!///」カァァ
善子「え、えっと、それって……」
梨子「わ、私をよっちゃんの好きにしていいよっ///」プシュー
善子「リリーがデートしてくれるって事!?」
梨子「えっ? あ、うん。そう……かな?」
善子「やったぁ、リリーとデートよ!」キャッキャ
梨子(か、可愛い!) 梨子(よっちゃんと恋人同士になってから数ヶ月……未だに一線は越えていない)
梨子(そこで、この度よっちゃんの誕生日を利用して、少し先に進もうと『プレゼントは私』作戦を画策したはいいものの)
梨子(よっちゃんってば意外と子供っぽくて、ちょっと通じなかったみたい……)
梨子(でも……、目論見はちょっと外れちゃったけど……、よっちゃんがこんなに喜んでくれるなら成功かな?)
梨子(デートなんて何度もしているのに。あんなに喜んでくれると、私も嬉しいな) 〜デート当日〜
善子「リリー、お待たせ!」ハァハァ
梨子「よっちゃん、走ってきたの? まだ約束の時間にはなってないんだから、ゆっくりしてよかったのに」
善子「だって、リリーがもう着いているって言うから! デートするのに『ごめんなさい』で登場なんて、そんなのダメなんだから!」
梨子「ふふっ、そっか。よっちゃんは良い子だね」ナデナデ
善子「あっ、子ども扱いしたわね!?」
梨子「別にしてないよ……。さ、行こっ?」
善子「むぅぅ〜……」 善子「今日は何するの?」
梨子「一日適当にぶらぶらしない?」
善子「ずっと?」
梨子「ごめんね……、何も思いつかなくて」
善子「ううん、とっても素敵なデートになりそうよ」
梨子「そう?」
善子「り、リリーが隣にいるもの///」
梨子「っ〜〜〜! な、何言ってるのー、も〜っ!///」カァァ 〜ショッピングモール〜
梨子「この服良いかも」
善子「そうねぇ……、でも、リリーはもう少しカッコいい系の服も着てみたら?」
梨子「え〜、似合うかなぁ?」
善子「絶対似合うわよ!」
梨子「うーん……。よっちゃんがそう言うならたまには着てみようかな?」
善子「そういうことならヨハネに任せなさい!」
善子「ヨハネが素敵なコーディネートをしてあげるわ!」
梨子「ふふ、楽しみ♥」 梨子「あっ、水着も見ていかない?」
善子「そうね」
梨子「よっちゃんはこの夏、どんな水着を着るの〜?」
善子「う〜ん……、どうしよう」
梨子「前着ていたのも似合ってたよ? 黒いベアバックの」
善子「そう? でも今年はもう少し大胆にしてみようかな?」
梨子「うーん、あれも十分セクシーだったと思うけどなぁ……」
梨子「あれ以上は、あんまり露出して欲しくないかも……」 善子「えっ、なんで?」
梨子「だ、だってよっちゃんの事、変な目で見てくる人もいるかもしれないし……」
善子「そんな事気にしなくていいのに」
梨子「私が嫌なの! それにナンパとかされたら……」
善子「心配しなくても、リリー以外に着いていったりなんてしないわよ」
梨子「う、うん……、そうだけど……」
善子「じゃあヨハネが変なのに絡まれたら、リリーが守って?」ピト
梨子「んもぅ……、ズルイなぁ」 梨子「じゃあよっちゃん、こんなのはどう?」スッ
善子「あっ、セパレーツね! これなら丁度良いかも」
梨子「こっちの白黒のツートンもいいかも……」
善子「リリーはどんな水着にするの?」
梨子「私もよっちゃんと同じようなのにしようと思ってるよ」
善子「へー……、リリーはビキニにするのかと思った」
梨子「ビキニはまだちょっと恥ずかしいかなぁ……」
善子「似合いそうなのに」
梨子「上はいいけど下がちょっとね……」 善子「これはどう?」ビキニー
梨子「ちょ、ちょっと面積少なすぎない!?」
善子「そうかしら?」
梨子「わ、私には無理だよぅ……///」
善子「えーっ、リリーがこれ、着ているところ見てみたいのに」
店員「よろしければ試着してみますか?」
善子「いいんですか?」
店員「ええ。大丈夫ですよ」 善子「じゃあリリー、試着してみましょう!」
梨子「えぇ〜///」
善子「ヨハネも着るから! ね?」
梨子「うぅ〜……、と、とりあえず着てみるだけだよ?」
善子「ええ!」
善子「すみません、試着お願いします」
店員「はい。こちらへどうぞー」 (着替え中)
善子「リリー、着替え終わった?」
梨子「う、うん……」
善子「見せて見せて! 一緒に出ましょう!」
梨子「ううっ……あんまり見ないでね?」
シャーッ
善子「じゃーん! どう!? ヨハネの魅力……に……」
梨子「ど、どう?///」セクシーン 善子「うっ……」
梨子「わぁ! よっちゃんすっごく可愛いよ!」
梨子「わ、私はどうかなぁ……?///」
善子「だ、ダメ!」
梨子「えっ?」
善子「その水着はダメよ! もう着ちゃダメ!」
梨子「や、やっぱり似合わなかった……?」
善子「に、似合ってるわよぉ……! けどダメ! 人前で着るのはダメよ!」 梨子「? あっ、よっちゃん、もしかしてー?」
善子「うぅ〜///」
梨子「ふふっ、私の気持ち、わかった?」
善子「す、少しわかったわ……」
梨子「クスクス、これにしようかな〜?
善子「ダメったらダメ!」
梨子「よっちゃん可愛い♥」
善子「うにゃぁ〜!///」バタバタ ……
店員「ありがとうございましたー」
梨子「結局、二人同じようなのになっちゃったね」
善子「これでいいのよ……」
善子「それに、お揃いっぽくて素敵かも」
梨子「ふふっ、そうだね」 善子「ふ〜ん、そっか」
梨子「よっちゃんは何か、欲しいものある?」
善子「リリーが選んでくれたものなら、何でも嬉しいわよ?」
梨子「うぅ……。無邪気に見えて一番困る回答」
善子「リリーが一番ヨハネに似合うと思ったものを頂戴」
梨子「えーっ!」
善子「フフフ……。このヨハネのことを最も理解するリリーならば、この程度苦でも無いはずよ!」
梨子「う〜ん……」 梨子(と、言われても……、どれも似合いそうなんだよね……)ウーン
梨子(あ、このネックレスなんていいかも)
梨子(羽根を象っていて、シンプルで綺麗)
梨子「これなんて、どうかな……?」スッ
善子「あっ! ヨハネもコレが一番可愛いなって思ってたの!」
梨子「本当!?」
善子「凄いわ! やっぱりリリーにはヨハネの気持ちが通じているのね♡」キャッキャ
梨子「そっかぁ……。じゃあ、これにするね!」エヘヘ 善子「リリー、つけてー」
梨子「はいはい」チャラ
梨子「付けたよよっちゃん」
善子「可愛い♡」
善子「ありがとう、リリー! 大事にするわね!」
梨子「えへへ……。うん!」 テクテク
善子「リリー、あれ見て」
梨子「ん?」
善子「プリクラよ! 今日の締めに丁度良くない?」
梨子「そうだね! 撮ろっか?」
善子「ええ!」 善子「どうせなら……」
善子「リリー、ちゅ〜」
梨子「あーっ、もう、恥ずかしいよー」
善子「ほっぺだからいいでしょー?」
梨子「うーん、まぁいっか」
<ソレデハサツエイシマス
チュッ パシャ 善子「ふふ、良い感じ」
梨子「た、確かに……、良いかも……///」
<ラキガキタイムデス
善子「ヨハネ♡♡リリー ラブラブ♡……っと」カキカキ
梨子「お誕生日デート」カキカキ
善子「ずっと一緒♥」カキカキ
梨子「大好き♥」カキカキ
善子「こんなものかな?」 梨子「じゃあ印刷っと」
<インサツシマス
パサッ
善子「見て見て! いい感じよ!」
梨子「ちょっと恥ずかしいけど……いい記念になったね」
善子「フフフ……! そうでしょう? ではあちこちに貼りましょう!」
梨子「それはやめてーっ!///」 〜善子の部屋〜
善子「楽しかったー」
梨子「デートなんて何度もしているのに」
善子「好きな人とのデートは何度しても素敵なの!」
梨子「も、もう! よっちゃんってば、そんなことばっかり言ってぇ……///」
善子「リリー、キスしましょう」
梨子「う、うん」
善子「今日はヨハネから……」チュッ
梨子「はふぅ」 善子「ふふっ」
梨子「よっちゃん、好きだよ」
善子「ヨハネもリリーが好き!」
梨子「私のほうがもっとよっちゃんのこと好きだよ?」
善子「むっ、私のほうがリリーの事、大好きなんだから!」
梨子「私なんて言葉じゃあ言い表せないくらいよっちゃんが好きだもん」
善子「そんなの私だって、どれだけ言っても足りないくらいリリーが好きよ!」 梨子「ぷっ……、あはははっ」
善子「ふふふっ」
梨子「ねぇ、よっちゃん」
善子「ん?」
梨子「私、今とっても幸せだよ!」
オワリ 短いですが読んでくれた方ありがとうございます。
1日遅れましたが善子ちゃん誕生日おめでとう。 乙!
`¶cリ˘ヮ˚)| やっぱりヨハリリなん堕天使ヨハネぇ…… ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています