ことり「絵里ちゃんはずるいの」
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絵里「はぁ…疲れたわ…」
ことり「絵里ちゃん?どうしたの?」
絵里「こ…ことり!?ごめんなさい」
ことり「ことりは大丈夫だけど…絵里ちゃんこそ大丈夫?」
絵里「大丈夫…と言いたいんだけど、ちょっとね」 ことり「ことりに出来る事あったら言ってね?」
絵里「ありがとう。ことり」
絵里「それにしても、部室に誰もいないと思ってきたから驚いたわ」
絵里「見られたくない所まで見られちゃったし…」
絵里「って、ごめんなさいね。一人で変な事ばかり言って」
ことり「ううん。大丈夫だよ」 絵里「ホント、ことりは優しいのね…」
ことり「ことりで良かったら話聴くよ?」
絵里「聞いてもらうほどの事じゃないんだけど、生徒会でトラブルがあってね」
絵里「解決したんだけど、その対応で疲れちゃってつい…ね」
ことり「そうだったんだ…」 絵里「…あら?」
ことり「どうしたの?」
絵里「う…ううん…何でもないのよ」
ことり「もしかして、これ?」 絵里「ち…違うわ…」
ことり「良かったら食べる?チョコレート」
絵里「うっ…」
ことり「沢山あるから、大丈夫だよっ」
絵里「…でも」 ことり「…?」
絵里「…なんか催促したみたいで……恥ずかしいじゃない」
ことり「…っ」
絵里「い…いいのよっ!ことりのチョコなんだから」
ことり「…」 絵里「じゃ…じゃあ、私行くわね」
ことり「あっ、あのね」
ことり「このチョコ、ちょっと作り過ぎちゃって困ってたんだ」
ことり「だから、少し貰ってくれると嬉しいな?」
絵里「ことり…」 絵里「私、ことりのそういう優しい所好きよ」
ことり「ふぇっ!?」
絵里「穂乃果と海未がことりを頼りにしてるの良く分かる気がするもの」
ことり「う…うん…」 絵里「それじゃあ、ことりのお手伝いの為にチョコを頂くわね」
絵里「催促したわけではないものね」
ことり「そ…そうだね…」
絵里「…」モグモグ
絵里「…」 ことり「もしかして…口に合わなかった?」
絵里「そんな事無いわっ!とても美味しいもの!」
絵里「このチョコ、どこで売ってるの?」
ことり「これは…ことりが自分で」
絵里「ハラショー…すごいわことり!」
ことり「まだあるから、良かったら食べて?」
絵里「いいの?それじゃあいただくわ」 絵里「…ごめんなさい」
ことり「き…気にしないで?」
絵里「美味しいから、つい全部食べてしまったわ…」
ことり「ことりはその言葉が聞けただけで大満足だよ」 絵里「普段体型維持について話してる手前、穂乃果や花陽に合わせる顔がないわ…」
ことり「あはは…」
絵里「だから、この事は二人だけの内緒よ?」
ことり「誰にも言わないから大丈夫だよっ」 絵里「…」
ことり「?」
絵里「なんというか、ことりってお嫁さんにしたくなるわね」
ことり「えっ!?」
絵里「女の子としてなんというか、この上なく魅力的だもの」
ことり「う…うん…」
絵里「はあ…共学だったら、ことりみたいな女の子、ほっとかないわよね」 ことり「……なってもいいよ」
絵里「え?ごめんなさい。上手く聞き取れなくて」
ことり「…なんでもないよ」
絵里「そう?今日のお礼は必ずするから」
ことり「そ…そんなの大丈夫だよ」
絵里「私が、ことりに素敵な物を貰ったからお礼したいの」
絵里「私に出来る事なら何でも言ってね?」
ことり「なんでも…」 絵里「希も心配してるだろうし、そろそろ生徒会室戻るわね」
ことり「うん。お疲れ様」
絵里「今日は本当にありがとう。ことり」
ことり「じゃあ、また明日ねっ」 ことり「……」
ことり「……なんでも…」
ことり「ことりは、えりちゃんと………なんてね」
ことり「えりちゃんの…ばか…」 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています