果南「宝石と」花丸「廃墟施設と悪夢。」
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「避けろぉぉぉぉぉぉぉ!」
その声でふと我に帰った。
上から振り落とされる触手の餌食になるところだった。
横に移動し、腰のホルダーからハンドガンを取り出し撃ち抜く。
ギャリギャリと不快な音をたてて、『やつ』は倒れた。
戦利品がドロップする。
花丸「これっぽっちずら?」
曜「少ないねぇ...」
果南「こんなもんか...厳しいな」
ダイヤ『A班、制圧完了しましたか?』
曜「はい。特に異常は見られません。帰還します」
ダイヤ『よろしくお願いします。』 果南「弾薬切れそう...」
曜「帰りに買っていく?」
果南「んん.....どうしよっかなぁ。勝手にやると怒られそうだけど」
曜「そうだねぇ、今月も厳しいし」
花丸「次の輸送船が来るのは2か月後ずら。」
果南「それで帰れるんだよね?」
花丸「ずら。この島ともおさらばずら。」
曜「早く帰りたいな〜」
花丸「そうずらねぇ。」 3か月前___
この世界に異変が起きた。
大きな地震。それに伴った地割れ。
それによって「シズオカ」は国の管理下からはずれた。
本土から200km離れたところまで移動し、3日降り続けた『強』酸性雨によって建物は壊れ
化け物が出ることとなり、人口は今までの3%に。
有志によって飛ばされたヘリからの救援物資(銃)によりなんとか生き延びることができた。
未だによくわかっていないのが
化け物を倒すと[肉]や[果実]を落とすことだ
一部の人の中では
静岡にいた動物や植物が、何らかの力により化け物化したのでは
そういう説も囁かれている 果南「見えてきたぞ〜」
花丸「ほんとずらー」
曜「あ、善子ちゃんが外に出てる」
花丸「洗濯物干してるずら。」
果南「ただいまぁ〜」
善子「お帰りなさい。何か収穫はあったの?」
果南「ほらっ!」
果南が肩にかけていた麻袋を善子にわたした。
紐をほどき中を見ると、美味しそうな果実が入っていた。
善子「美味しそう!...でも肉は?」
曜「肉は...ここに!」
曜が押していた荷台の上の麻袋を指差す
善子「どれどれ...おおっ!」
9人で食べても2日はかかるだろうという大きさの肉が顔を覗かせた。
善子「しかもこれ....[黒牛]の肉じゃない!」
花丸「くろうし?」
善子「知らないのー?あの黒毛和牛を凌ぐと言われる美味しさの化け物!見た目は触手なんか生えてて気持ち悪いけど...」
果南「まぁ...確かにいつもより強かったかも」
花丸「傷一つついてないずら...」
曜「強すぎる...」 ダイヤ「あら?おかえりなさい」
果南「おぉダイヤ!ただいま。みんなは?」
ダイヤ「中心部へお買い物ですわ。」
花丸「今日はご馳走ずら?」
ダイヤ「...今日はやめておきましょう。」
花丸「えぇ〜っ...」
曜「せっかく帰ってきたのに〜」
花丸「お腹ペコペコずら...」
ダイヤ「梨子さんが、三人が帰ってきたときのためにとパウンドケーキを焼いていきましたわよ。」
果南「やったー!」
花丸「梨子ちゃんのパウンドケーキ美味しいずら〜」
曜「早い者勝ち〜♪」
善子「ダイヤ、嬉しそうね?」
ダイヤ「んなっ!?...まぁ、帰って来てくれましたからね...」
善子「心配そうにしてたものね?ずぅーっと。」
ダイヤ「そんなことは...ありませんわ...」 ガランガラーン
ドアの鐘がなった。来客だ。
ダイヤ「私がいきますわ」
善子「よろしく。」
ダイヤ「なんでしょうか?」
陸軍「こちら、黒澤さんのお宅ですよね?」
ダイヤ「あら、兵士さん!どうなさいました?」
陸軍「いえ、全員無事かと思いまして...今月も沢山の死者が出ましたから」
ダイヤ「そうなんですね...兵士さんもご苦労様です」
兵士「皆さんご無事ですか?」
ダイヤ「ええ。ちょっと今4人、中心部へ買い物に行っていますが」
兵士「そうですか。ありがとうございます」
ダイヤ「いいえこちらこそ」
善子「ねぇダイヤ」
ダイヤ「なんです?」
善子「あの人達って、自分の事を兵士とか呼んでるけど何してるの?」
ダイヤ「今までの、役所の方たちみたいなものですわ。」
ダイヤ「国の管理下ではなくなって、法律なども無効になって」
ダイヤ「そんな中、有志の元公務員の方たちが名乗り出て」
ダイヤ「住民の生存確認や」
ダイヤ「死者の処分や」
ダイヤ「手続きなど、色々やってくれているのです」
ダイヤ「今でこそ争いは起きませんが、こんなことになったはじめの方は、争いをしずめてくれていましたのよ」
善子「へぇ...知らなかった」
ダイヤ「私たちは結構お世話になっていますわ」 千歌「ただいまなのだー!」
ダイヤ「お帰りなさい。」
鞠莉「セールしてなかったよ〜」
梨子「リンゴいくつか貰って来たわ」
ルビィ「疲れたぁ〜!!」
ダイヤ「ちょうど今、果南さんたちも帰ってきたところでしたのよ」
果南「お土産いっぱいだよ!」
曜「また多分調査に向かうことになりそうだけどね」
ルビィ「えぇー...」
ダイヤ「ルビィ、駄々はこねちゃダメですわよ?」
ダイヤ「この三人が一番探索に向いているのです」
ダイヤ「果南さんは言わなくてもわかると思いますが」
ダイヤ「曜さんは後方支援に徹し」
ダイヤ「花丸さんは咄嗟の判断力に長けていますから」
ルビィ「知ってるけど...でも...」
ダイヤ「あと2ヶ月の我慢なのです。そうしたらまた、今までのように学校に通ったりできますから。」
花丸「ごめんね、ルビィちゃん。できるだけすぐ帰るからね。」
ルビィ「うゅ...」 ダイヤ「こちらこそ三人にばかり負担をかけてしまってすいません。」
曜「いいのいいの。誰かがやらないと皆死んじゃうんだから。」
果南「そうそう。そもそもこんなことになったのが悪い!何で地震なんか!」
花丸「ず、ずら!」
ダイヤ「そう...ですか。」
ダイヤ「でも、あまり無理はしないでくださいね。」
果南「わーってるよ。」
果南「さっさと終わらせるから!ダイヤを悲しませたりしない!」
ダイヤ「果南さんが___男の人なら良かったんですけどね」
果南「んー?」
ダイヤ「いいえ、何でもありません」
果南「ならよし!ご飯にしよっか。」
鞠莉「マリーが作るわ」
梨子「じゃぁ私も!」 今日の夜ご飯
*三種の果実と赤実獣のドロップ品(トマトのようなもの)のサラダ(梨子特製リンゴドレッシング付き)
*黒牛のカツ
*善子ちゃんの畑でとれた小麦から作ったパン
*鞠莉ちゃん特製ミネストローネ
花丸「美味しそう〜♪」
善子「このパンは絶対美味しいわよ!」
花丸「誰がパンにしたずら?」
千歌「梨子ちゃんが町の元パン屋さんの設備借りてさっき作ったんだよ!」
果南「このミネストローネも美味しそうだね!」
梨子「このカツ...美味しすぎるわ!」
善子「そりゃ黒牛だからね!」
果南「黒牛ってそんな凄いの...?」ムシャ
花丸「...果南ちゃん?」
果南「...やばいわ、これ。」
曜「おいしすぎるぅうぅ...」
花丸「この黒牛さんに果南ちゃん殺されるところだったずら」
ダイヤ「ええっ!怪我は?」
果南「寸前で避けたから無傷〜」
ダイヤ「流石果南さんですわね」
果南「それ誉めてる?」
ダイヤ「えぇ、もちろん」
花丸「ごちそうさまずら♪」
千歌曜梨子「ごちそうさまでした!」
善子「私も、ごちそうさま」
ダイヤ「私も御馳走様です。」
果南鞠莉「ごっちゃん!」
ルビィ「ごちそうさま♪」
花丸「まるはもう寝るずら〜」 ランプにマッチで火を付けて、蓋を閉じた。
それを持ち、階段を上がる
花丸「じゃ、おやすみずら」
『おやすみなさーい』
階段を上った先にある、自分の部屋の中に入ると、本の匂いがする。
一番落ち着く匂いだ。
壁を埋め尽くす本棚から一冊を選んで、サイドテーブルにライトを置く。
花丸「こんなのおかしいずら....」
背表紙を指で弾いた。
花丸「どうして300年前の書物にこんなことがかかれてるずら...?」
花丸「誰かが仕組んだずらか?」
花丸「それとも、前例がある、とか....」
花丸「考えたくないずら...」
花丸「人間は愚かずら」
花丸「遠くなってしまって手が回らないから手放すなんて嘘ずら」
花丸「めんどくさいことから逃げたかっただけずら」
花丸「シズオカは何も悪くないずら」
花丸「バカ、間抜け...」
花丸「寝るずら...」 http://i.imgur.com/N63s3Ww.jpg
http://i.imgur.com/a3IFgLG.jpg
梨子「!!?…し…っ、しいたけちゃん…♡」トローン♡
梨子「しいたけちゃ〜ん♡♡♡」ガバッ♡
しいたけ「わふんっ♡」ムギュッ
梨子「しいたけちゃん♡しいたけちゃん♡」チュッチュッ♡チュウウウ♡
しいたけ「わふ♡わふ♡あうん♡」チュウウ♡レロレロレロ♡
梨子「んん〜〜っ♡ちゅうううう♡れろれろちゅばぁ♡」ブチュウウウウウウッ♡♡♡
梨子「しいたけちゃん、愛してる♡ねぇ、シて♡」スリスリ
しいたけ「わふっ♡はっ♡はっ♡はっ♡はっ♡」パンパンパンパンパンパンパン♡
梨子「あっ♡やあっ♡しいたけ、ちゃんに♡犯っ♡されっ♡るっ♡ああん♡もっとぉ♡」パンパンパンパンパンパンパン♡
梨子「イくうううっ♡イちゃうううううううう♡あああああああああああああっ♡♡♡♡♡」ビクンビクンビクン♡ >>15
スチームパンクssとは?
ssは書くばっかりで読まないからよくわからないんだ 果南「ねぇ鞠莉」
鞠莉「オゥ?」
果南「なんか、花丸変じゃなかった?」
鞠莉「そう...?」
果南「気のせい、かな...?そうだったらいいけど」
鞠莉「んーわかんないわ。マリーは寝るから。」
果南「お休み〜」
*
花丸「ふぁあ〜...おはようずら...」
ダイヤ「あら花丸さん、今日は早いんですね」
花丸「早く寝たから、ずら!それに、今日はまたいくから...」
ダイヤ「今日はどちらの制圧に?」
花丸「んー...そうずらねぇ...」
花丸は机の上に地図を広げた。地図にはびっしりとマーカーで線が引かれている。
花丸「ここずら!」
ダイヤ「そこですか...そこそこ遠いですわね」
花丸「今日のうちには帰ってきたいずら。」 >>16
月頭にあったSSと地域表示同じだったから
同作者かと思っただけ
気にせず続けて ダイヤ「そうですわね。また皆でご飯食べたいですもの」
花丸「まるは...」
ダイヤ「?」
花丸「何でもないずら。」
曜果南「花丸、いこっか」
花丸「あれ、二人とも...いつから」
果南「お散歩いってたんだ。」
花丸「そうずらか。...いくずら。」
曜「全速前進」
果南「ヨーソロー」
宙に浮くバイクに乗り込み、三人は荒れ果てた森へ向かった。
バイクがスピードをあげる。体を打ち付ける風で吹き飛ばされそうだ
花丸はハンドルをぎゅっと握った。
曜「いまっ....」
果南「いたね。...あれは?」
曜「多分鶏だね。」
花丸「見えたずら。果南ちゃん、オラの鞄の中にスコープ付きアサルトライフルがはいってるずら。」
果南「OK.これ千歌が拾ってきたやつだっけ。懐かしいね」 花丸「さっさと狙うずら」
果南「わかってる。いくよ。衝撃いくかも」
_____ドジュン
花丸「ぐっ...結構くるずらね」
曜「援護いたすであります!」
花丸「アサルトライフル、セミオートスナイパーライフル。どっちかえらぶずら。」
曜「OK〜」ガシャン
曜「いくであります!」
ドンッ
ドドドッ
花丸「まだずら...!?」
果南「ん〜、当たってはいるけど...」
曜「硬いよ...」
花丸「しょうがない、バイクをとめるずら。」
曜「よろしく。」
急ブレーキをかけると、車体が前のめりになる。木の影に止めて、鶏を狙う。
花丸「HPは300ってところずらか...」
果南「一発で削れるのは36くらいかな」
曜「めんどくさっ」
果南「そういうこと言わんの!みんなの晩御飯と__それから」
果南「この世界のためなんだから」 花丸「このせかいの_____?」
果南「そのうち教えるよ。それより今は」
鶏「グワァァァァァァ」
曜「う、うっさぁ...」
果南「こっちをどうにかしないとっ」
ドッ、ドドドドッ、ドドドドドドッ
鶏「グァ...ゴッ」
曜「ようし、やった!」
果南「撃ってるのにどこにいるかわからないとか無能じゃん」
花丸「皆そうだったらいいずらねぇ」
果南「そうはいかないねぇ、花丸!荷台に積んで!」
花丸「はーい」
花丸「ん...しょ、っと。さぁ進むずら。」
もう一度ハンドルを握った。
アクセルを踏むと、壊れそうな音をたててバイクが進みだす。
花丸「いつつくずらかね....」
果南「うーん、地図を見る限りは...わからんな」
曜「花丸ちゃん!今日向かうところには何があるの?」
花丸「書物があるらしいけど...それと、そこを制圧するとお金がもらえるエリアなんずら♪」
果南「お金は大切だからね」 今日はここまでにしときます
なんか質問とかありますか?
ss書くのあんまうまくないんで足りないところとかあるかもしれません
なので「?」ってところは教えてください 国木田花丸不人気学校偶像無能無能
過食過食菓子麺麭過食贅肉太布太布
過食後糖尿発症人生終了
国木田不人気国木田不人気
国木田内浦糞糞製造機
醜顔晒茶間凍結
SEGA強奪不当凛後継
唐澤彼氏五反田行也
国木田死死国木田死死
無能不細工学校偶像国木田聖典焼却
醜顔醜心名言国木田肥満
国木田花丸学校偶像辞任切望 >>26やっぱ多いか。じぶんでもなんとなく思ってはいた。
>>24ごめん俺の理解力がないだけかもしれないがよくいっていることがわからない 花丸「お金は大切ずら!」
曜「ここを過ぎたら、敵の数も多くなるのかな?」
花丸「多分____」
曜「まぁこっちには全身筋肉姉貴いるし」
果南「皆して私の扱い雑じゃない?」
曜「そんなもんだって!」
果南「まじか...まぁ進もっ」
曜「今進んでるよ...」
果南「知ってる知ってる......いた!」
曜「大根みたいだねぇ」
花丸「あれは...大根?」
果南「大根だろうねぇ」
曜「ちっちゃいし、スルーして行けるんじゃない?」
花丸「ご飯をスルーはダメずら」
果南「そうだぞ曜♪」ドドドドドドドッ
花丸「果南ちゃんいきなり撃たないでぇ〜」
果南「おっとごめんごめん」
花丸「ここら辺でバイクから降りた方がいいかな?」
曜「そうかも。降りよっか。荷物は必要最低限にしよっか」
果南「銃と、カンパンと、地図と弾薬と...」
花丸「本とお菓子とパンと...」
曜「制服と水着と...」
果南「ねぇ二人とも持っていくものおかしくない?」
花丸「ジャパニーズジョークずら」
曜「そうだよ!」
果南「はいはい、じゃ進むからねーっ」
曜花丸「はーい」 花丸「足場がガタガタだねぇ」
曜「よいしょ...っと、まぁしょうがないんじゃないかな」
果南「ぜーんぶ、地震のせいだし」
花丸「シズオカ以外のところにいる人たちはさ」
曜「うん」
花丸「シズオカのこと、どう思ってるんだろうね」
曜「どうだろうね」
果南「差別とかされてそうだよね」
曜「パパ...平気かな。ちょうどパパとママが旅行に行ってる時に起こったんだ」
果南「でも、地震大きかったし、地震だけでも死者出てるらしいよ」
曜「そうなんだ...」
花丸「暗い話はよしこさんずら!ご飯の話しよ?」
曜「あははっ、花丸ちゃんはご飯大好きだねぇ、曜も好きだけど」
果南「嫌いな人なんかいないよ♪さぁ進むぞ〜」
花丸「____なんかいるね」
曜「ほんとだ、いるね」
果南「何匹?」
花丸「1.2.3.4......6匹!」
果南「まじかよぉ....」
曜「頑張って!」
果南「頑張るけどさぁ...」
花丸「......!?」
花丸「待って!!」
果南「何?」
花丸「人が...人がいる。」 果南「はぁ!?」
曜「...ほんとにいるよ」
花丸「どうしよう。生き残り...のはずだけど、でも」
花丸「なんか様子がおかしいような」
曜「うん、生きてるのか生きてないのか」
曜「まるでゾンビみたいに_____」
果南「殺すしかなくない?」
果南「あいつらが生きてたって意味ないし」
果南「まぁ生きてるかわかんないけどさ」
果南「獲物は取られたくないし?」
曜「まって果南ちゃん!」
果南「...何?」
曜「もう少し様子を見てから行こう」
果南「わかったよ...」
花丸「何で...こんなところに...」ブツブツ
花丸「記録を取ろう...」ブツブツ
花丸「メモ帳...どこにしまってたっけ」ガサゴソ
花丸「落ち着け、落ち着いて判断...あの書物を思いだして...」 果南「.........まる?」
果南「ど........の?」
花丸「[]月[]日[][][][][][][]にて....人間の姿をした化け物に遭遇。ウロウロさ迷っている模様。
人間らしいと言える部分は外見のみか?要観察。」ブツブツ
果南「花丸っ!!!!!!」
花丸「______ッ!!」
果南「大丈夫?」
花丸「......はい。大丈夫です」
果南「心配なんだからね。....何か見つけた?」
花丸「特に...ないです」
曜「全速前進!」
果南「ヨーソロー!」バビュン
花丸「果南ちゃんはどうして空を?」
曜「あれはね、町の技工士さんたちが作ってくれた空中移動ベルトだよ。空気を噴出、腰のハンドルで空気の出る位置を操作して」
曜「もう片方についてるハンドルがブレーキ。ブレーキをかけると空気量が少なくなって、ゆっくり着地するんだ。」
花丸「技術力の結晶ずら」
曜「そうそう。今度花丸ちゃんも着けてみる?」
花丸「オラは...遠慮します」
曜「そう?」 花丸「怪我しそうなので。曜さんや果南ちゃんみたいに運動出来るわけじゃないし」
曜「そっか...」
果南「お前ら...こっちの身になれや」ガシャァァァァン
曜「やべっ」
花丸「うっ....」
果南「大根め...死ね!!!!」ザシュッ
曜「もう使いこなしてる...」
花丸「ブレーキをかけながら大根の上に着地して銃で一発____かっこいいずら」
曜「でもまだ一匹、周りに気がつかれちゃったし」
花丸「オラ達の出番ずら。」
曜「そうだね」ガチャンガチャンガチャン
花丸「んー....ここかな?」ズドンッ
曜「花丸ちゃん結構衝撃来てるんじゃない?大丈夫?」
花丸「体を壊すほどじゃないずらよ。地面で固定できるし」
曜「よろしく。私は....私も行くから」
花丸「はぇ?」
曜「私も使えるんだ、これ」ビュン
花丸「行っちゃった...しょうがない。オラはゆっくりと狙いますか」
花丸「動きも遅いし、スコープで狙えばすぐずら」 花丸「それにしても、あの人は誰?」
花丸「絶対人間じゃない。あれは...」
花丸「ゾンビとか言えたら楽なんだけど」
花丸「そんなんでも無さそうだし...」
*
曜「果南ちゃんっ、そっち!」
果南「了解!」ザシュッ
曜「硬いね。一旦降ります。酸素ボンベ積んできた?」
果南「鞄の中に。...もう空気ないかもっ」
曜「そしたら大根に銃撃って!反動で戻るよ!!」
果南「出来るの!?」
曜「多分!!!!!!!!!!」
曜「いくよ!」パシュッ
曜「うおっおおおおお戻るうぅっ」
果南「.......」パシュッ
果南「おお♪」 曜「酸素ボンベの交換めんどっ」ガチャコン
果南「要改良ですね!」ガシャンガチャン
花丸「そこばかりは仕方ないんじゃ...」
曜「じゃ、もっかい行ってくるであります!」
花丸「いってらっしゃい♪」
*
千歌「はぁーっ」
善子「どうしたのよ」
千歌「今日も曇りだね」
善子「そうね。まぁこんなときに晴れてても腹立つけどね」
千歌「うん。」
千歌「お出掛けしよっか」
善子「はぁ!?何でそんないきなりっ!?....別にいいけど」
千歌「よーし、じゃあ決まりだ!いくぞ〜」
善子「はいはい...ダイヤ、行ってくるわね」
ダイヤ「えぇ」
善子「で、どこ行くの?」
千歌「んんー、商店街かなっ」
善子「そこ以外行くところ無いわよね」
千歌「そーだねっ!」 善子「あれ」
善子「こんなところに階段あったかしら」
千歌「んー...どうだっけ」
千歌「行ってみよ!」グイッ
善子「えっ!?あっ!?え????」
無理やり千歌に引っ張られ、連れてこられたのは...
善子「図書館?しかも、大きい....」
埃の臭いにあふれていた。まるで古くからあるみたいに....
しかし、昨日の朝早く回覧板を届けにここを通ったときは無かったはずだ。
善子「なによ、ここ....」
千歌「わかんない...でも、なんか楽しい本あるかな?」
善子「あんたの言う楽しい本なんてマンガしかないじゃない」
千歌「うぐ...ばれた?」
善子「ばればれよ。誰でもわかるわ。あんたがドフトエフスキーの罪と罰読んで面白いと思うなんて、誰も思わないわ」
千歌「つみとば....?」
善子「知らなくていいわ」 善子「試しに一冊読んでみましょうか」
善子「ん...?これ」
善子「日記...だわ」
千歌「日記?」
善子「そう、日記。」
善子「しかも、何十年も前...」
善子「それなのに...」
善子「もうシズオカはあって、この世界が今の世界と同じ状態になっているの」
千歌「どういうこと...?」
善子「何十年も前、ちゃんと静岡は日本にくっついていたはずなのに、くっついて無かったってこと」
善子「恐らくだけど______」
善子「同じことが前にもあったんじゃ無いかしら」
善子「打開策があるってこと」
善子「それさえ見つけられれば....」
千歌「いみわかんないやー」
善子「う、うっさいわね!ゲーム脳だからこういう状況になったときすぐわかるのよ!」
千歌「バカってこと?」
善子「どう考えたらそうなるのよ!!」
千歌「普通じゃない?」
善子「ンな訳ないでしょ!!」
千歌「帰ろっか」
善子「自分勝手ね!」
善子「一冊かりていくわよー?」
善子「って、誰もいないんだろうけど。」 果南「フンッ!!!」
曜「えいっ!!」ザシュッ
大根「グググググェガァァァ」
果南「ふぅ.......」
曜「...ねぇ、あれはどうするの?」
果南「人間?」
曜「人間ではないと思うけどね。」
果南「すみませーん!そこの方ー?」
「グェ」
果南「よし、殺そう。」
曜「おっけーい!でも一人は持ち帰ろう。」
果南「曜ってそういう趣味だっけ?」
曜「ええっ!?違うよ」
果南「じゃっ、いきまーす!」パシュッパシュッ
「グェ」
「グギュ」
曜「気持ち悪いな」
果南「わかる」
花丸「zzzzz......」
曜「花丸ちゃん寝ちゃった...」
果南「私達だけで縛ろっか」
曜「手錠して〜♪」
果南「足枷つけて〜♪」
曜「さっるぐつわ〜♪」
果南「亀甲縛り〜♪」
曜「それは...しなくていいかも」
果南「あ、まじ?」
曜「まじであります」 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています