善子・ダイヤ「密着!危険なふたり!」
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
夏休み、部室…
善子「〜♪」フンフ〜ン
善子「ここにパーツをくっつけて…と」ペタ
善子「うんっ!いい感じね♪」
花丸「善子ちゃん、何を作ってるずら?」
千歌「わ、すごーい!格好いいロボットのプラモデルだー!」
善子「ふふ、見る目あるわね千歌」
善子「そう!これはSFアニメ『堕天黙示録ヨハネスクラウザー』の3号機メカよ!」
花丸「…ルビィちゃん知ってる?」
ルビィ「んーん、全然。それにトゲトゲしてて可愛くないなあ」
善子「2人はお子様ね。この悪魔的なフォルムが分からないなんて」ウットリ
花丸(アニメのプラモ作ってる人からお子様呼ばわりされたずら…) 善子「そして見なさい、いま私が使っているこの接着剤を!」ドンッ
千歌「フツーの接着剤じゃないの?」
善子「全然っ!見てなさい、こんな風にパーツに塗って…」ヌリヌリ
ピタッ
ルビィ「わわっ、あっという間にくっ付いちゃった!」
花丸「しかもビクともしないずら!」グッ…
善子「すごいでしょ?0.4秒でピタリと接着ししちゃうのよ!」
善子「この“スーパーセメントX”のおかげでねっ!」ジャーン
千歌「すーぱーせめんとえっくす?」 善子「この接着剤は強力すぎて日本での発売は禁止されてるのよ」
善子「だからマリーにお願いしてアメリカから取り寄せたの。すっごく高かったんだから!」
花丸「強力すぎて怖いなあ…。間違ってつけた場合どうするずら?」
善子「この中和剤がセットになってるわ。これが無いとエラいことになるからね」スッ
千歌「善子ちゃん…!なんだかプロモデラーっぽいよ!」キラキラ
善子「フフン、いま作ってるのはヨハネスクラウザーの高級モデルだからね」
善子「高価なプラモには高価な接着剤が必要ってワケよ♪」
花丸「でもどうして部室で作ってるずら?」
善子「家で作ってるとママに怒られるのよ。勉強しろってホンットうるさいんだから!」
千歌「ウチもだよー!“今からやろう!”って時に言われるとやる気なくすよねー!」
千歌・善子「「ねー!」」
花丸(あ、ダメな意気投合してるずら) ガラッ…
ダイヤ「あら?練習が終わったのに、みなさんまだ残ってたんですか?」
ルビィ「あっ、お姉ちゃん」
ダイヤ「…んん?」チラッ
善子「わわっヤバ…!」ササッ
ダイヤ「ンマー!何ですの机を散らかして!それにこのオモチャは!」
善子「お、オモチャとは何よ!これはヨハネスクラウザー3号機で…」
ダイヤ「何でもいいですわ!いくら夏休み中とはいえ学校にオモチャなど言語道断!」
善子「ぐぬぬ…正論をぶつけられたわ…」
ダイヤ「ルビィたちも早く帰って宿題をやること!」キッ
ダイヤ「夏休みが始まったばかりといって勉強を疎かにしてはいけませんわよ!」
花丸・ルビィ「は、は〜い」ソソクサ
千歌「じ、じゃあね!善子ちゃん!」ソソクサ
ダイヤ「あ、ルビィ。今日は他校と生徒会の交流会があるので遅くなるとお母様に」
ルビィ「うん、分かった。伝えておくね」
バタン… 善子「待ってよー!私も一緒に帰るから!」
ダイヤ「あなたはこのオモチャのパーツを片してから帰りなさい!」バンッ!
スーパーセメントX「」グラ…
善子「オモチャじゃなーい!分かったわよもう!」
善子「片付ければいいんでしょ全く…ん?」
スーパーセメントX「」グラグラ…
善子「!?」
善子「わー!わー!高価なスーパーセメントXが机から落ちるー!」
ダイヤ「あ、危ないですわー!」バッ
ビシャアッ! ダイヤ「な、中身が手にかかってしまいましたわ…」ベタ…
ダイヤ「…ん?」ベタベタ…
ダイヤ「な、何ですのこれ!接着剤ではないですか!?」ベタベタ
善子「ち、ちょっとダイヤ!それ強力なんだから手をこっちに向けないでよ!」
ダイヤ「何とかしなさい!気持ち悪いですわよ!」ベタベタ
善子「乾くまで待ってて!中和剤つけてあげるから…」コツン
善子「ん?いま何かにぶつかった…?」
中和剤「」ガシャアアアン!
中和剤「」チーン
善子「…」
善子「!?!?!?」 善子「す、スーパーセメントXに続いて中和剤まで!」ガーン
善子「そんなー!高かったのにー!」ワーン
ダイヤ「ど、どうするんですの!?この接着剤まみれの両手は!」ベタベタ
善子「だ、ダメだってばー!こっちに来たらー!」
ダイヤ「善子さんがこんな物を置いてるからですよ!何とかしなさい!」ダダダダ
善子「すぐ乾くからどこにも触らないで!来ちゃダメだってばー!」
中和剤「」ツルッ
ダイヤ「きゃあっ!?」 善子「あ、危ない!」バッ
ガシッ
ダイヤ「す、すみません…手を掴んでいただいて…。助かりましたわ」
ダイヤ「…ん?手を掴む?」
善子「…」
善子「」ダラダラダラ…
ダイヤ「あ…」
ダイヤ「あああああーーーー!?」
善子「だ、ダイヤの両手と…」
ダイヤ「よ、善子さんの両手が…」
ピッタリ…
善子・ダイヤ「「くっ付いたーーーーーーー!?」」ガーン ダイヤ「こ、コラ!手を離しなさい!」ピッタリ
善子「もう無理よー!カンペキにくっ付いちゃったもの!」ピッタリ
ダイヤ「これから他校で生徒会の交流会があるんですのよ!?」
善子「し、知らないわよそんなの!」
ダイヤ「くっ…こうなったらあなたも来なさい!」グイッ
善子「そんな!どうしてヨハネまでー!」 |c||´.-`|| >>6残念なことにふたなり要素はありませんわ ガラッ…
鞠莉「ンー♪やっと理事長の仕事が終わったわー☆」シャイニー
善子・ダイヤ「「〜〜〜〜〜!!」」ワーワーギャーギャー
鞠莉「ホワッツ?2人で手を組んで何してるの?」
善子「ま、マリー!良いところに!」
ダイヤ「鞠莉さん!お助けを〜!」
鞠莉「!」ピコーン
鞠莉「分かった!もしかしてスモウをしてたんじゃない?」
鞠莉「オシダシヨリキリ、ウワテナゲ〜☆」シャイニー
善子・ダイヤ「「ちがーーーーーう!」」クワッ
――――
――
― 善子・ダイヤ「実はかくかくしかじかで…」
鞠莉「〜〜〜〜〜っ!」バンバンッ
鞠莉「アハハハ!何ソレ!?」
善子「ウケすぎよ!」
鞠莉「だって!そんなギャグマンガみたいなことがホントにあるのね!」
ダイヤ「笑い事じゃありません!早くしないと交流会に遅れます!」グイッ
鞠莉「ウェイト!本当にその格好で行くつもりなの!?」
ダイヤ「欠席するわけにはいきませんわ!」
善子「こんな姿で街を歩いたら変なウワサが立つわよ!」
鞠莉「その繋がった手が目立たなければいいのね。ハンカチを被せたらどう?」ヒラッ
善子・ダイヤ「…」
善子「何だか不自然ね…」
ダイヤ「護送中の犯人みたいですわ…」 鞠莉「ンー…それじゃあ…」キョロキョロ
鞠莉「!」ピコーン
鞠莉「この古い冷蔵庫を2人で持つ…ってのはどうかしら?」
善子・ダイヤ「えぇ…」
ドスン!
善子「お…重っ!?」ググ…
鞠莉「まあ…ゴミ出しってことにすればさっきよりは自然なスタイルに見えるわね」
ダイヤ「な、何でこんな重いものを持たねばなりませんの…」ググ…
鞠莉「…」
鞠莉「…ぷくくく」パシャ
善子「いま写メ撮った!?」
鞠莉「ぷぷ…だってケッサクなんだもん!」パシャパシャ
ダイヤ「おやめなさい!人の不幸を!」
鞠莉「ね?ね?2人が繋がった写真インスタに上げてもいい?」
善子「映えないからやめなさいよ!」 3回読み直しても危険なふたなりに見えた僕は疲れてるのかもしれない 鞠莉「…ハーイ、じゃあお願いね!」ピッ
鞠莉「とりあえずアメリカの知り合いに、スーパーセメントXと中和剤をお願いしたわ」
鞠莉「直行便ですぐに送ってもらえるそうよ」
善子「恩に着るわマリー…」
ダイヤ「では行きますわよ、浦の星生徒会長として遅れるわけにはいきませんわ」
善子「待ってよね!冷蔵庫重いんだから!」
<ワーワーギャーギャー!!
鞠莉「…」
鞠莉「自分で言ってなんだけどアレは不自然すぎるわね…」パシャ
――――
――
― 街中…
善子「はぁ…はぁ…」テクテク
ダイヤ「ぜぇ…ぜぇ…」テクテク
善子・ダイヤ(冷蔵庫…重い…)
善子「…」
善子「あ、あの…ダイヤ…」ハァハァ
ダイヤ「な、なんですか…時間が無いんですよ…」ゼェゼェ
善子「…」
善子「あの…」モジモジ
ダイヤ「なんですの!早く言いなさい!」
善子「そ、その…」
善子「と、トイレに行きたくなって…///」カァアアア
ダイヤ「…」
ダイヤ「!?」 ダイヤ「だ、ダメですわ!我慢なさい!」
善子「む、無理よ!こんなもの持ってたら力が入って我慢できない!」
ダイヤ「仕方ないですわ…そこの喫茶店で小休止しましょうか…」
カランカラン
店員「い、いらっしゃいませ…」
ダイヤ「すみません、お手洗いはどちらに…」
店員「この奥ですが…」
店員(えぇ…なんでこの人たち冷蔵庫持って店に入るの…)
善子「に、荷物はここに立てかけておきましょ…」ハァハァ
ダイヤ「そ、そうですわね…」ドンッ バタン
ダイヤ「女ふたりでトイレに入るなんて誤解されますわ…」
善子「繋がってるから仕方ないわよ…」
善子「じゃあ失礼して…」スルスル
ダイヤ「ち、ち、ちょっとお待ちなさーーーい!」
善子「な、何よ!?」ビクッ
ダイヤ「なな、なぜわたくしまであなたのパンツを下げなければなりませんの!?///」
善子「だ、だって!パンツを下げなきゃ用が足せないじゃない!」
ダイヤ「そ、それはそうですが…うぅ…///」
善子「いい?お、下ろすからね!///」
スルスル…
ダイヤ(うぅ…何だか変な気分ですわ…///) 善子「はぁ〜〜〜〜…(効果音自主規制)」
ダイヤ「お、終わりましたか!///」ムコウムキ
善子「う、うん…あの、拭きたいんだけどいいかしら…」
ダイヤ「そ、そ、それはダメですわ!我慢なさい!」グイッ
善子「うひぃっ!?」ビクン
善子「い、いきなりパンツ上げないでよね!///」
ダイヤ「あ、すみません…」
善子「うぅ…濡れてて変な感じがする…」ゲンナリ
ダイヤ「…では出ましょう、あんまり長く入ってると本当に誤解されますわ」 善子「…」
ダイヤ「善子さん?」
善子「あの…」
ダイヤ「?」
善子「だ…」
善子「暗黒物質(ダークマター)も放出されそうなんです…」
ダイヤ「はい?だぁくまたあ?」ポカン
善子「だ、だからその…」
善子「お、大きい方も…///」カァアアア
ダイヤ「…」
ダイヤ「!?!?!?」
ダイヤ「い、いけませんわ!それは我慢なさい!」
善子「む、無理よー!もう出口まで来てるんだもん!」
ダイヤ「トイレにいるから悪いんです!行きますわよ!」グイッ
善子「動かさないでよ!やだー!行きたくないー!」ワーン 店内…
ダイヤ『ほら…善子さんイキますわよ!』
善子『い、いやあっ!動かさないでぇ!』
善子『もう出るぅ!出ちゃうううう!』
善子『やだやだぁ!イキたくないっ!イクのいやぁああああっ!』
シーン…
客A(い、一体…)
客B(と、トイレで何が…)
ガチャッ
ダイヤ「あ、お手洗いありがとうございます…」
店員「は、はい」
善子「ちょっとダイヤ!冷蔵庫は!」
ダイヤ「もう置いてきましょう…疲れすぎて学校までもちませんわ…」
カランカラン
店員「あ、ありがとうございましたー」
店員「…」
店員(Aqoursメンバーのスゴい関係知っちゃったかも…///)
――――
――
― 夜、黒澤家…
ダイヤ「ただいま帰りましたわ…」グッタリ
善子「おじゃまします…」グッタリ
ルビィ「お帰りなさい。鞠莉ちゃんから電話で事情聞いたよ」
ルビィ「交流会はどうだったの?」
善子「散々だったわよ…」ハァ…
ダイヤ「善子さんが生徒会活動に興味があるため、一緒に連れてきましたとごまかしたり…」
善子「次のライブのダンス練習だから手を繋いでいるとか言ったりね…」
ダイヤ「みなさんのあの引きつった顔…絶対に怪しまれてますわ…」
ルビィ「それは大変だったね…」
ダイヤ「こんな状態ですから、今日は善子さんを泊めていきますわ」
善子「迷惑かけるわねルビィ」
ルビィ「ううん!全然大丈夫だよ!」 ダイヤ「鞠莉さんは中和剤のこと何か言ってました?」
ルビィ「明日のお昼には届くみたい。だからそれまで我慢しててね、って」
ルビィ(最初は『面白いから3日くらいそのままにしとく?』って言ってたけど)
ダイヤ「お昼ですか…ではもう少しの辛抱ですわね…」
ルビィ「ふたりとも汗ビッショリだよ。お風呂湧いてるから入る?」
ダイヤ「そう…ですわね」
善子「こんな状況でも湯船には浸かりたいわ…」
ルビィ「…でもその状態で服を脱げるかなあ?」
善子「大丈夫よ、話の都合で脱げてると思うわ」
ダイヤ「ではお風呂に行きましょうか」 お風呂…
善子「ふわぁああ…生き返るわぁ〜…」カポーン
ダイヤ「冷蔵庫のせいで明日は筋肉痛ですわね…」
善子「それにしても…向かい合って手を繋ぎながらお風呂に入る姿はなかなかシュールね…」
ダイヤ「これも明日のお昼までですわ。我慢しましょう」
ダイヤ「…」
ダイヤ「あの…善子さん」
善子「ん?」 ダイヤ「その…今日は本当にすみませんでした…」ペコリ
善子「えっ!ど、どうしたのよ急に!」
ダイヤ「こうなってしまったのも、わたくしが接着剤を落としたからですし…」
ダイヤ「それにかなり高級品なのでしょう?届いたら弁償いたしますわ…」
善子「な、なに言ってるのよー!元はと言えばプラモを作ってたヨハネが悪いんだし!」
善子「それに…今日は堕天使に相応しい貴重な体験が出来たわ」
善子「きっとこんなこと経験したの世界で私たちだけよ!」クス
ダイヤ「ふふ、ずいぶんとポジティブな堕天使ですのね」
ダイヤ「確かにそうですね、こんな経験はなかなかありません」
ダイヤ「何年後かには笑い話に出来るかもしれませんわ」クス
善子「だから…今日のことで自分を責めたりするのはナシにしましょ?」
ダイヤ「ええ、分かりましたわ」 ダイヤ「ふぅ…気持ちいいですわね…」
善子「…」ジー
善子(それにしても…)
善子(変な感じね…遠征や合宿でダイヤの裸は見慣れてるのに…)
善子(手を繋いでるせいか…何だかドキドキするわね…)
ダイヤ「さて…では身体を洗いましょうか」ザバァ
善子「え?こ、こんな体勢で洗える?」
ダイヤ「何とかなるでしょう。全身は難しいかもしれませんが」
善子「向かい合ってバスチェアに座れば、ある程度は洗えるかしらね…」
ダイヤ「ではわたくしが善子さんの身体を洗う感じですね」 ゴシゴシ…
善子「あ、あの…」
善子「ダイヤ…なんか洗い方がいやらしくない?」
ダイヤ「は、はぁ?普通ですわ!自意識過剰ですわよ!」ゴシゴシ
善子「ひゃんっ!///」ビクン
ダイヤ「こ、こら!変な声を出すんじゃありません!」
善子(うぅ〜…変に意識したせいか緊張してきたわ…///)
善子(…こうなったら!テンション上げて吹っ切れるわよ!)
善子「お、お返しー!堕天流ゴシゴシ地獄ー!」ゴシゴシ
ダイヤ「ち、ちょっとやめなさい!くすぐったいですわ!」
善子「ククク!我が泡魔法の洗礼を受けるがいい!」ゴシゴシ
ダイヤ「や、やめ…んっ…!///」
ダイヤ「善子さ…!いい加減にしなさーい!///」バッ
ツルッ
善子・ダイヤ「「きゃあっ!?」」ドサッ 善子「あっ…」
善子(だ、ダイヤが…私の下に…!)ドキ
ダイヤ「いたたた…もう!」
ダイヤ「両手が繋がってるから…起き上がれませんわね…」
ダイヤ「善子さん、手を引いて起こしてもらってもいいですか?」
善子「…」
ダイヤ「…善子さん?」
善子「ダイヤ…動かないで…」グッ…
ダイヤ「え?」 善子「…このままでいい…このままでいいから…」
善子「今日で一番…ダイヤを近くで感じたいの…」
ダイヤ「あ、あの…?」
ダイヤ(い、一体なにを…?)
善子「…ね?」スッ
ダイヤ(善子さんの顔が…近くに…!)
善子「ダイヤ…」
ダイヤ(よ…)
ダイヤ(善子さん…!もしかしてキ…)
ルビィ『お姉ちゃーん!善子ちゃーん!』
善子・ダイヤ「!!」 ルビィ『そろそろ上がらないとのぼせちゃうよー!』
ダイヤ「え、ええ!もう出ますわ!」
善子「あ…」
善子「あ、あの、その…!」
善子「私ったら何を…ダイヤが動けないのをいいことに…」
善子「ご、ごめんなさい…」
ダイヤ「善子さん…」
善子「か、身体流して上がりましょ!」
ダイヤ「…」 ダイヤの部屋…
ルビィ「もし何か困ったことあったら呼んでね!」
ダイヤ「ええ、ありがとうルビィ」
ルビィ「じゃあおやすみー」
ダイヤ「おやすみなさい」
善子「おやすみ…」
バタン
ダイヤ「さ、わたくしたちも寝ましょうか」
ダイヤ「寝にくいでしょうけど我慢してくださいね」
善子「う、うん…」
ダイヤ「…」 ダイヤ「ホラ善子さん、ベッドから落ちますわよ?」
ダイヤ「…もっと近くに来てはどうですか」グイッ
善子「えっ、わ、分かったわ…」
善子(ダイヤが…お風呂の時と同じくらいの距離に…)
ダイヤ「…」
ダイヤ「…キス」
善子「え?」
ダイヤ「キス、してくれませんの?」
善子「な、なんで…!」
ダイヤ「ふふっ…」クス
ダイヤ「おかしいですわね〜?お風呂ではもっと大胆でしたのに」クスクス
善子「うっ…!」
善子「う、うぅ〜〜〜〜///」カァアアア
善子「もう!ダイヤのバカー!イジワルー!///」 善子「…」
善子「…何だか変な感じ」
ダイヤ「…なにがですの?」
善子「トイレ見られたり…冷蔵庫持ったり…散々だったけど」
善子「でもね…すっごく楽しかった」クス
ダイヤ「そうですわね…」クス
善子「ね?もしかして私と離れたら寂しかったりする?」ニヤニヤ
ダイヤ「はぁ?そんなワケないでしょう」プイッ
善子「もうっ!ちょっとはムードを大事にしなさいよねっ!」 ダイヤ「…」
ダイヤ「…」チュッ
善子「わわっ!なによダイヤ!///」
ダイヤ「なにって?今度はわたくしの方からしただけですわ」クス
善子「ぐぬぬ…///」
ダイヤ「そうですね…またくっ付くのは二度とゴメンですわね」
ダイヤ「…ですが」
ダイヤ(どうか今だけは…)
ダイヤ(この手が離れませんように…)
――――
――
― 翌日の昼、部室…
鞠莉「ハーイ、動かないでね〜」ヌリヌリ
パッ
善子「と、取れたー!」
ダイヤ「よ、良かったですわー!」
ルビィ「この中和剤スゴい効き目だね〜!」
鞠莉「本来なら2週間かかるのを1日で持ってきてもらったんだからね!」
鞠莉「マリーさんに感謝しなサーイ!」エッヘン
ダイヤ「本当に助かりましたわ、ありがとうございます」
善子「スーパーセメントXも同梱されてたし、またモデラー生活が捗るわね!」
ダイヤ「善子さ〜〜ん?」キッ
善子「だ、大丈夫よ!ほどほどにするから!」
善子「とりあえず手の届かない棚の上に置いておきましょう」コト
ガラッ…
梨子「おはようございまーす」
プレリュード「ワンワン!」 善子「あっ!ノクターン2号!」
梨子「違うわよ!プレリュード!」
梨子「今日、家に誰もいないから連れてきちゃった」
プレリュード「ワン!」ピョン
ルビィ「わあ!可愛い〜!」
鞠莉「見た目に似合わず身軽なのね〜」
プレリュード「ワフン?」クンクン
梨子「? 何かしら?接着剤みたいなのを見つけたけど…」
プレリュード「ワン!」ペシッ
スーパーセメントX「」グラッ
善子・ダイヤ・鞠莉・ルビィ「「「あっ」」」 ヒュウウウ…
善子「スーパーセメントXが!」
ダイヤ「棚から落ちましたわ!?」
鞠莉「そしてなぜか!」
ルビィ「フタが開いてるー!?」
梨子「え?え?」
バシャアアアア!
梨子「えーーー!何これーーー!?」ベタベタ 善子「だ、ダイヤー!私と顔がくっ付いてるわよーー!?」ジタバタ
ダイヤ「好きで付けてるわけじゃないですわ!それより鞠莉さん、胸から手をおどけなさーーーい!」ジタバタ
鞠莉「ダイヤこそ!私のお尻をガッツリ掴んでるわよ!」ジタバタ
ルビィ「善子ちゃんと梨子ちゃんの足が背中から取れないよー!」ジタバタ
梨子「な、な、なんなのよこの状況ーーー!?誰かーーーーー!」ジタバタ
プレリュード「ワフン?」
善子「なんで最後までこんなことになっちゃうのーーー!?」ワーン
善子「もうプラモデルなんてこりごりよーーー!」
おわり |c||´.-`|| おわり。こち亀の『やっぱりふたりはくさい仲!!の巻』という話とそのアニメ版を元にしてますわ。
|c||´.-`|| 秋本先生、本当に申し訳ありませんわ…。 スケットダンスで見たな……と思ったらこちかめが元祖だったか。こういうオチはほっこりしててええな。 >>42
「イクぞ両津!」ってやつだな。爆笑したw この話はアニメのこち亀の中で今でもほぼ覚えてる希少な話 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています