果南「もちろんこんな田舎の大学じゃなくて、もっと都会の……ほら、東京とか!」

ダイヤ「まあ気持ちはわからなくもないですわ」

果南「でしょ? 卒業したら就職でいいかなって思ってたけど進学もそう悪くないよね」

ダイヤ「……」

果南「ダイヤは進学するんだっけ?」

ダイヤ「当然ですわ!」

果南「へー、じゃあ私も同じところにしようかな。ちなみに東京?」

ダイヤ「……ええ、そうですわ」

果南「てことは一人暮らしとか? だったら一緒に住むっていうのどう?」

ダイヤ「どうと言われましても…」

果南「ダイヤがいてくれたらさびしくないし、家賃だって半分だし! ダイヤだって初めての一人暮らしで心細いんじゃないのー?」

ダイヤ「……そうかもしれませんわね」

果南「じゃあちょっと早いけど今度の連休にでも物件探しにいってみる? 良さそうなところはすぐ埋まっちゃうだろうし、誰よりも先手を」

ダイヤ「果南さん」

果南「んー? あ、もうべつの予定入ってた?」

ダイヤ「そうではありませんが…」

果南「だったらなんなのー?」

ダイヤ「果南さん……あなた、さっきから何を言っているんですの?」