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雪穂 「『東京スクールアイドルワールド』?」
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0002名無しで叶える物語(やわらか銀行)
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2018/04/20(金) 22:56:21.73ID:zKycDJNO
理事長 「夏季ラブライブ予選が開かれる直前に東京都で活動しているスクールアイドルを中心に招待。ラブライブの本大会とは別の環境で一般の人にライブを披露し、よりスクールアイドルの活動を知ってもらおうという趣旨で始まったイベントよ」


亜里沙 「去年は花陽ちゃん達が特別招待として参加したイベントですよね?」


理事長 「そうよ。そして今年は前回のラブライブ入賞グループや地方のスクールアイドルも招待して、より大きな規模で開催したいというのが運営側の趣旨」


理事長 「そして、ラブライブ前回大会優勝のあなた達にも招待状が届いてるの」


理事長 「もちろん、参加してくれるわよね?」


雪穂 「えっと・・」


雪穂 (・・・でも・・私達は)


雪穂 「あ、あの」
亜里沙 「少し考えたいので、その話は持ち帰らせてください!」


理事長 「え!?・・それは構わないけれど、今週末までには答えを出してちょうだいね」


亜里沙 「分かりました。失礼します」
0003名無しで叶える物語(やわらか銀行)
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2018/04/20(金) 22:57:08.51ID:zKycDJNO
生徒会室



亜里沙 「【東京スクールアイドルワールド】かー。要はラブライブ本大会とは別の地区大会みたいな感じだよね」


亜里沙 「どうせ、順位も出るだろうし。あ!でも理事長はイベントって言ってたね」


雪穂 「・・亜里沙・・・なんでその場で決めなかったの?」


亜里沙 「雪穂だって即答しなかったじゃん。それに、雪穂が今考えてる事が分かってるからだよ」


亜里沙 「『スクールアイドルの第一線から身を引こう』って決めたから悩んだんだよね?」


雪穂 「・・・・・うん」


亜里沙 「それが分かってたし私も同じ事を考えちゃったから保留っていうことにしてもらったの」


雪穂 「・・ありがとね」


亜里沙 「パートナーとして当たり前の事をしただけだよ」


亜里沙 「それに、本当にこのままで良いのか確認もしたかったし」


雪穂 「確認?」


亜里沙 「うん!まぁこの話は帰りながらしようよ。もう下校時間過ぎてるし」


雪穂 「・・うん。そうだね」


亜里沙 「そうだ、雪穂!私、寄りたい所があるから付き合ってよ」


雪穂 「いいけど、時間遅くなっちゃうんじゃない?」


亜里沙 「少し遅くなるってお姉ちゃんに連絡しておくから、雪穂もしておいてよ」


雪穂 「分かった」


雪穂 (・・・・どうしたんだろ。今日はいつも以上に強引だな)
0004名無しで叶える物語(やわらか銀行)
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2018/04/20(金) 22:59:58.31ID:zKycDJNO
神田明神


亜里沙 「やっぱり、私達が話し合う場所と言ったらここだよね」


雪穂 「うーん。私もなんとなくここかなって思ってた」


亜里沙 「μ’sに入らないって決めたのも、スクールアイドルの第一線から退くって決めたのも全部この場所だった」


亜里沙 「本当はこういう事をするような場所じゃないっていうのは分かってるけど、私達にとってこの神田明神はとても特別な場所」


亜里沙 「二人にとって大事なことを決める場所」


雪穂 「・・・・・とりあえず、お参りしようよ」


亜里沙 「うん」


雪穂 (亜里沙は今回の件、どう思ってるのかな)


亜里沙 (私はどうしたいか決まってるけど、きっと雪穂は迷ってるよね)


雪穂 (とにかく、今、私が思ってることを全部伝えよう)


亜里沙 (でも、どうしてもこれだけは伝えたい)



ゆきあり (きっと、答えは同じ)
0005名無しで叶える物語(やわらか銀行)
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2018/04/20(金) 23:01:28.89ID:zKycDJNO
雪穂「亜里沙。私、亜里沙と一緒にステージに立ちたい!」


亜里沙 「私も。雪穂と一緒にライブがしたい!」


亜里沙 「・・やっぱり同じだったね」


雪穂 「うん。亜里沙ならそう言ってくれるって、同じ答えを出してくれるって信じてた」


雪穂 「でも、私から身を引くって言ったくせに結局はこうなっちゃったね」


雪穂 「・・矛盾・・・してるよね」


亜里沙 「どうなんだろう」
0006名無しで叶える物語(やわらか銀行)
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2018/04/20(金) 23:02:05.57ID:zKycDJNO
亜里沙 「でもさ、今回はラブライブと違ってみんなで参加できるイベントでしょ?」


亜里沙 「それなら雪穂の言ってる【第一線】っていうのとは違うと思う」


亜里沙 「・・・・なりよりね・・やっぱり私は雪穂と一緒にライブがしたいの。一緒にステージに立ちたいの」


亜里沙 「だから、もし雪穂が出ないって言っても凄く反論してたと思うよ」


雪穂 「私もそうだったと思う」


亜里沙 「それじゃあ、また明日から頑張って練習しなきゃいけないね!」


雪穂 「そうだね!前回大会の優勝者として紹介されるから、それに負けないようなライブにしよう!」
0007名無しで叶える物語(やわらか銀行)
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2018/04/20(金) 23:02:37.99ID:zKycDJNO
亜里沙 「それでね、雪穂!実は新曲が二つ出来上がってるから一緒に歌詞と振り付けを考えようよ!」


雪穂 「実は私も歌詞の書き溜めが三曲分くらいあるの」


雪穂 「ラブライブが終わっちゃってアイデアが浮かんでこなくなるのかなって思ったけど、そんなことなかったよ」


亜里沙 「正直、ラブライブが終わった後に出来上がったメロディーの方が良いかもしれない」


亜里沙 「・・・・・やっぱりこういう話になると自然と楽しい気持ちになるね」


雪穂 「うん。久しぶりにステージに立てるもんね」


亜里沙 「たしか、新歓ライブ・・以来だよね?」


雪穂 「あれ、そんな前だっけ?もっと最近だと思ってた」


亜里沙 「多分、生徒会とアイドル研究部の部長を兼任してて忙しいから早く感じるんじゃないのかな」


雪穂 「言われてみればそうかもねー。新入生がいっぱい入ってきたーって思ったらもう衣替えの季節だもん」
0008名無しで叶える物語(やわらか銀行)
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2018/04/20(金) 23:03:16.71ID:zKycDJNO
亜里沙 「雪穂。なんだか年寄り臭いよ」


雪穂 「なんだってー?そんなことを言ってるのはこの口か?」


亜里沙 「いひゃいよゆきほー」


雪穂 「亜里沙のほっぺたってこんなにモチモチしてたんだね。なんか、クセになりそう」


亜里沙 「もういいでしょ。はにゃしてよ」


雪穂 「あ、ごめんごめん。気持ち良くて、つい」


亜里沙 「とにかく、明日からまた練習頑張ろうね!」


雪穂 「うん!じゃあそろそろ帰ろうか」
0009名無しで叶える物語(やわらか銀行)
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2018/04/20(金) 23:03:53.28ID:zKycDJNO
後日 高坂家






雪穂 「ただいまー」


海未 「あら、雪穂。おかえりなさい。随分と帰って来る時間が遅いんですね」


雪穂 「ただいま。もうすぐライブだから最後の仕上げで少し遅くなっちゃった」


雪穂 「そういえば今日はお泊まりだっけ?」


海未 「はい。お世話になります」


雪穂 「どうせ泊まるならお姉ちゃんが海未ちゃんの家に泊まればいいのに。せっかく一人暮らししてるんだし」


海未 「前回が私の家でしたから今回は穂乃果の家に泊まろうと思いまして」


海未 「それに、雪穂にも会いたかったので」
0010名無しで叶える物語(やわらか銀行)
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2018/04/20(金) 23:04:35.92ID:zKycDJNO
雪穂 「そうなんだ。ところでお姉ちゃんとお母さん達は?」


海未 「穂乃果はお風呂、ご両親はまだお店の方にいらっしゃいます」


海未 「雪穂の分の御夕飯の準備は私がしますので着替えてらっしゃい」


雪穂 「はーい。あーー疲れたー」





雪穂 「ごちそうさまでした。ヤバい。ちょっと食べ過ぎた」


穂乃果 「こんな遅くまで練習してたらお腹空くよね」


海未 「それにしても、こんな遅くまで練習しているんですね」


雪穂 「今日は生徒会の仕事をしてから練習だったからね」
0011名無しで叶える物語(やわらか銀行)
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2018/04/20(金) 23:05:17.76ID:zKycDJNO
海未 「でも、それだとすぐに下校時間になってしまうのでは?」


雪穂 「そうなんだよ。だから、生徒会の仕事の後の練習は校外でやってるんだ」


海未 「そこまでしてやってるんですね。ところで、ライブというのは東京スクールアイドルワールドの事ですか?」


雪穂 「え!?海未ちゃん、知ってるの?」


海未 「はい。知ったのはついさっきですけどね」


海未 「雪穂が帰ってくるまでずっと穂乃果から聞かされていましたから」


海未 「また雪穂と亜里沙のステージを見れるのがとても楽しみみたいですよ」


穂乃果 「だって、ラブライブにはもう出ないって聞いてたから雪穂達のライブを見る機会なんてもう無いと思ってたんだもん」


雪穂 「私もこのイベントの話を聞くまでは学祭とか、学校の行事以外でライブをする気は無かったんだけどね」


雪穂 「実際にこういう機会が与えられてみるとやっぱり出たいなって思っちゃって」
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2018/04/20(金) 23:06:02.35ID:zKycDJNO
海未 「何も悪いことなんてないと思いますよ。それに、私達みたいに雪穂達がステージに立つのを楽しみにしている方は多いと思います」


海未 「なんと言ってもラブライブ優勝ユニットですからね」


雪穂 「そうやってプレッシャーかけるのやめてよー」


雪穂 「こう見えて、ライブが決まってからけっこう緊張してるんだからね」


海未 「そんなのもったいないですよ。今だけしか感じられない楽しさなんですから、最後まで楽しまないと」


穂乃果 「そうだよ雪穂!スクールアイドルの先輩達が言うんだから間違いない!」


雪穂 「二人してなんなの、もう。でも二人の言う通り、出るからには私達が一番楽しまなきゃ損だよね!」


雪穂 「最高のライブにしてみせるから楽しみにしててね!」
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