夕食後、自室に戻ってからのこと。

しばらく我慢していた蒸し暑さに耐えきれなくなって、ベランダに繋がる大きな窓を開けた。

ふわりとカーテンをなびかせて、ひんやりとした空気が入り込んでくる。

カーテンを開けて、ベッドに仰向けに寝転んだ。

絵里「…」

火照った肌の温度が風に奪われていく。

心地良くて、ぼーっとそのままベランダの外を見つめていた。