千歌「あれ?ここはどこ?」
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
千歌「って、私の目の前に私がいる!?」
オーイ! シッカリシロー! キュウキュウシャガキタゾー!
ピーポーピーポー…
千歌「目の前の私が救急車で運ばれちゃった…」
>>4「どうやら状況を理解できてないみたいね」
千歌「>>4ちゃん!」
口調は気にしないでください 千歌「花丸ちゃん、私が梨子ちゃんに想いを伝えられなかったことで悩んでいるらしいね」
花丸「えっ!なんでそんなことを!?」
千歌「だってこれ、夢だから」
花丸「あぁ、確かにそうずらね」
千歌「花丸ちゃんは優しいね。私のことで悩んでくれるなんて」
花丸「そんな…マルはただ…」
千歌「でもね花丸ちゃん、それって本当に花丸ちゃんが悩むべきことかな?」
花丸「ずら?」
千歌「それって花丸ちゃんじゃなくて私のことだよね?それなら花丸ちゃんが気にする必要はないよ」
花丸「千歌さん・・・」
千歌「これでも先輩なんだから!後輩に心配かけられないよ!だから花丸ちゃん!気にしないで!」
花丸「千歌さん…!」 花丸「…ハッ!?」
(・8・)チュンチュン…
花丸「夢かずら…」
花丸「でも…」
花丸「確かに千歌さんなら後輩に心配してほしくないと思っていそうずら」
花丸「おらひょっとして余計なことで悩んでいたのかもしれないずら」
花丸「今日からは難しいことで悩むのはやめるずら!」
千歌「よかったー…夢だけだから不安だったけどなんとかなったみたい」
ダイヤ「これで残るは善子さんのみとなりましたね」
千歌「それで、善子ちゃんの悩みは?」
ダイヤ「>>148です」 ダイヤ「母親が勝手にニコ生というものをやっていたそうです」
千歌「えっ!?ニコ生!?」
ダイヤ「私インターネットはあまり使わないのでわからないのですが…」
千歌(そりゃ悩むよね…)
千歌「一応夢で話し合いをしてみようかなぁ…」
_____
千歌「善子ちゃん!」
善子「千歌!?幽霊!?」
千歌「夢だよ!」
善子「夢?夢なの?」
千歌「そうだよ!善子ちゃんの悩みを解決するために来たんだよ!」 千歌「善子ちゃん、お母さんがニコ生やってるのが悩みらしいね」
善子「なっ、なんで知ってるのよ!」
千歌「落ち着いて!私は善子ちゃんの悩みを解決しようとしているんだよ!」
善子「そ、そうね…気を取り乱してすいません」
千歌「それでニコ生なんだけど…いっそのことお母さんと一緒に配信すれば?」
善子「え?」
千歌「いっそのこと親子2人でやってみればって話だよ!善子ちゃんのお母さん若いし結構人気でるかもしれないよ?」
善子「それ!いいアイディアね!」
千歌「でしょー?」 善子「なんていうとでも思った?」
千歌「?」
善子「冗談じゃないわよ!あなたにはわからないの!?私がどれだけ恥ずかしいか!」
千歌「そんなぁ〜」 ダイヤ「どうやら失敗に終わったようですね…」
千歌「…だよ」
ダイヤ「?」
千歌「まだだよ!まだ終わらないよ!」
千歌「こうなったら毎晩夢に出てやるよ!」
ダイヤ「えぇ…」 千歌「善子ちゃん!」
善子「千歌!?幽霊!?」
千歌「いや、同じリアクションとらなくていいから」
善子「あっ、そうね」
千歌「ねぇ善子ちゃん、お母さんと一緒にニコ生やってみる気は無い?」
善子「またその話!?嫌だって言ったでしょ!」
千歌「そんなこと言わずにさぁ」
善子「嫌!」 次の日の夜
千歌「善子ちゃん!3度目の正直!お母さんと一緒にやってみて!」
善子「それ以外話すことないの!?何度来たって答えは変わらないわよ!」
次の日の(ry
千歌「善子ちゃん!お母s…」
善子「くどい!」
次の(ry
千歌「」
善子「嫌よ!」
千歌「まだ何も言ってないよ!?」
善子「どうせ親子でニコ生に出ろって言うんでしょ!」
千歌「すごい!エスパー?」
善子「誰でもわかるわよ!」 次(ry
千歌「頼むよーヨハネちゃーん」
善子「わかったわよ…」
千歌「!」
善子「そこまで言うなら一緒に出てやるわよ!毎日毎日悪夢みたいに出て来られるんじゃゆっくり寝ることもできないわ!」
善子「自己紹介でいじめられるんじゃ無いかって不安だったあの日を思い出すけどね!もしママと一緒に配信になんか出たらそれこそクラスの笑い者になること間違いなしよ!」
善子「こんな惨めな思いをするなら最初からニコ生なんかするんじゃなかったわ!もうこうなったら煮るなり焼くなり好きにしなさい!」
千歌「善子ちゃん…」 梨子「よっちゃん!」
曜「お母さんと一緒にニコ生に出たんだって!?」
果南「評判どうだったの!?」
鞠莉「クラスメイトから何か言われてた!?」
善子「それが・・・」
4人「・・・・・・」 善子「やってみたら意外とウケがよかったわ」
梨子「本当に?」
花丸「本当ずら!」
ルビィ「善子ちゃん、クラスでもみんなから声かけられて大人気だったよ!」
鞠莉「よかったじゃない善子!」
善子「当然よ!それとヨハネ」
善子「こうなったのも千歌のおかげよ!」
善子「でも…」
善子(毎晩夢に出て来たから感じなかったけど千歌ってもういないのよね・・・)
善子「千歌・・・」 千歌「ついに全員の悩みを解決したよー!」
ダイヤ「お疲れ様でした、千歌さん」
千歌「ここまでかなり長かったけどこれで私は生き返れるんだよね!」
ダイヤ「ええ、それでは生き返る最後の準備をします」
千歌「最後の準備?」
ダイヤ「これからあなたの肉体に生命エネルギーを送ります」
ダイヤ「そのあとエネルギーが少しずつ身体中に広がります」
ダイヤ「そして最後に生きている人間からあることをしてもらいます」 千歌「あること?それって何?」
ダイヤ「それは・・・」
千歌「・・・・」
ダイヤ「キス…です…」
千歌「!?」
ダイヤ「口移しで生きている人間の生命を少し分けてもらうのです…」
千歌「は、恥ずかしいなぁ・・・」
ダイヤ「ですが生き返るために必要なことなので…」
千歌「はい…わかりました…」 ダイヤ「私と千歌さんを除いた7人に夢でキスをするように伝えましたわ」
千歌「でも、信じてくれるかなぁ…」
ダイヤ「それ以前に問題もあるんです…」
千歌「何?それ?」
ダイヤ「今日を逃すと次にあなたが生き返るチャンスは50年後になります」
千歌「50年!?もうお婆さんじゃん!」
ダイヤ「それに身体中にエネルギーが渡ってからでないと意味がないのです」
千歌「それじゃそれ以前にキスされても」
ダイヤ「意味はありません」
千歌「それ、ちゃんと全員に伝えたの?」
ダイヤ「一応伝えたつもりですが夢のことなのでそこまで詳しく伝わっていない可能性も…」
千歌「…」 ダイヤ「私は学校へ様子を見に行きますが千歌さんはキスしてもらった時にすぐ生き返れるように千歌さんの肉体の近くにいてくださいね」
千歌「うん…」
千歌「ねぇダイヤさん…」
ダイヤ「なんでしょうか?」
千歌「もし誰もこなかったらどうしよう…」
ダイヤ「…」
ダイヤ「…悪いことを考えるのはやめましょう」
ダイヤ「皆さん千歌さんには生き返って欲しいと思っているはずですからきっと誰かは来てくれますよ」
千歌「…」 千歌「…」
千歌「もし来なかったら50年後か…」
千歌「50年も経ったらみんな忘れちゃうよね…」
千歌「もし来なかったらどうしよう…」
千歌「…」 千歌「…ハッ!?」
千歌「ついボーッとしてたよ!今何時!?」
19:00
千歌「嘘…もうこんな時間…!?」
千歌「もう、ダメなのかな…」
ダイヤ「千歌さん!落ち着いてください!」
千歌「ダイヤさん!?落ち着いてられないよ!」
ダイヤ「あなた、生き返っていますよ」
千歌「・・・・!?」 千歌「え!?本当!?」
ダイヤ「ええ、あなたはずっと寝てましたので気付いていなかったのでしょう」
ダイヤ「ですがこの方があなたを生き返らせてくれましたわ」
ダイヤ「千歌さんが目を覚ましたのでもうはいってきていいですよ」
???「千歌(ちゃん)…」
千歌「>>177ちゃん!」 曜「千歌ちゃん!」
千歌「曜ちゃん!曜ちゃんがキスしてくれたの?」
曜「その…うん…」カァァ…
千歌「ありがとう…ありがとう曜ちゃん!」
曜「私はずっと千歌ちゃんが生き返るって信じていたよ!」
千歌「曜ちゃん…」
曜「千歌ちゃん…」
ダイヤ「よかったですね、千歌さん」 花丸「ダイヤさんに朝早く来るように言われたけど…」
鞠莉「朝早くにどうしたのかしら?」
善子「うぅ…朝の練習でさえ早いのに…堕天使にこの時間は早すぎるわ…zzz」
ルビィ「善子ちゃん!寝ちゃダメだよ!」
果南「私ならこの時間はもう起きてるけどね」
ダイヤ・曜「…」
梨子「あっ!ダイヤさん、曜ちゃん」
曜「みんな集まっているね…」
ダイヤ「では、出てきてください… 千歌「…」
ルビィ「…!?」
鞠莉「嘘…!?」
花丸「これは…!?」
善子「夢じゃないわよね…!?」
果南「現実だよね…!?」
梨子「千歌ちゃん…!?」 千歌「みんな…」
千歌「ただいま!」
ちょっと前まで幽霊だったなんて信じられないよ
7人「…」
だってみんなが私を見つめていて
7人「おかえりなさい!千歌(ちゃん)!」
みんなが私に声を掛けているんだもの!!!
終わり
随分と時間かかってしまって申し訳ありません
本当はもっと早く終わらせるつもりでした
読んでくれた方ありがとうございました ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています