海未ちゃんVS>>3
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海未「>>3ですか、腕試しにはちょうどいいでしょう」 朝青龍「ッシ!」ブンブンブン
海未「元横綱朝青龍、昨年末の1000万円チャレンジでは未だ健在のその強さを見せつけました……が、それも土俵の中での話」
海未「土俵の外の何でもあり(バーリトゥード)であれば私が負ける道理はありません」
海未「サクッと横綱退治といきましょうか」 穂乃果「海未ちゃーん! 頑張ってーっ!」
海未「大丈夫ですよ穂乃果、負けはしません」
ことり「でも相手は……」
海未「確かに私は武を修める道程の身、しかも相手は横綱です。……でもこういうのがオイシイんですよね」ニヤリ
ことり「ヘミチャン……」
はっちゃけお姉さん「さぁさあ! いよいよ始まるのは異例の異種格闘戦!」
はっちゃけお姉さん「なんと現役スクールアイドルと元横綱のガチンコマッチだぁ!」
はっちゃけお姉さん「どんな戦いになるのか全く目が離せないぞぉ〜!」
はっちゃけお姉さん「今、試合開始のゴングが鳴らされまーっす!」
カーン!
朝青龍「ッシ!」ズシンズシンズシン
海未(読み通り、何も考えずに突進してきました! 園田流柔術を見せてあげましょう!) 絵里「希、この試合どう見る?」
希「そうやね、どちらが勝つにしても決着は一瞬、かな」
絵里「ほんとにね」
朝青龍「ッシ!」ズシンズシンズシン
海未(この突進をいなし、すかさず!)グッ
海未「取ったぁぁぁぁあ!」
はっちゃけお姉さん「おーっと園田海未選手! 朝青龍のカチコミをなんなく躱してそのまま小指を取りました! 決着は近いかー!?」
希「あちゃー、海未ちゃんは確かに優れた柔術家やん。でも、力士の小指を取るってのはいただけへんね」
絵里「ほんとにね」
海未(このまま投げ倒……木?)
刹那、海未の脳裏に浮かんだのは太く、強く、大きく育った樹であった
海未
木? ていうか樹!? デカすぎます
樹齢何年ですか 凄い 巨大
重っ 投げられるか? ムリムリムリ
希「力士っていうのはその小指だけで自らの体重を支え、時にはそれ以上に重い相手を投げ飛ばす。力士の小指は弱点どころか圧倒的なストロングポイントなんよ」
絵里「ほんとにね」
はっちゃけお姉さん「小指を取った園田選手! そのまま投げ飛ばすかと思いきやピクリとも動きません!」
朝青龍「ッシ!」ブオン!
海未「なぁっ!」
はっちゃけお姉さん「そのまま朝青龍選手! 掴まれた小指で逆に園田選手を振り回すーっ!」 絵里「決まりね。いくら海未といえども横綱の腕力で振り回され地面に叩きつけられれば無事では済まないわ。怪我しちゃうと思う」
希「うん……叩きつけられれば、ね」
絵里「…………ほんとにね」
はっちゃけお姉さん「園田選手の躰が回る回るーっ! 朝青龍選手! 園田選手をまるで生乾きのタオルのようにブンブンと振り回します!」
海未(くっ……! 考えがまとまらなくなってきました……こうなっては奥の手を出すしか……っ!)
朝青龍「ッシ!」
はっちゃけお姉さん「朝青龍選手! 加速はもう十分と言わんばかりに園田選手を地面に叩きつけようとするーっ!」
穂乃果「海未ちゃん!」
ことり「ヘミチェア!」
海未「チンギスハンって! 額にあるチンチンのようなシワが本体なんですよねーっ!」
穂乃果「へっ?」
ことり「えっ?」
絵里「ハラッ?」
希「そうきたかァ〜〜〜〜ッ」 朝青龍「……なんて?」
海未「」ニタァ
海未「ですから、チンギスハンはもはやチンチンだと言ったのです」
朝青龍「殺じでやるッッッッッ」ズシンズシンズシン
海未「先ほどまでの貴方の力は小指のみの点の力。返すのは難しかったですが……」
朝青龍「ァァァァァア!!」ズシンズシンズシン
海未「怒りに狂った今の力は直線的で御しやすい。よって……」
ちゅどっ!
ズシーーーン
海未「簡単に返せると言うわけです」
はっちゃけお姉さん「おぉーっとぉ! 朝青龍選手の突進のあと謎の爆発音がしたかと思えばいつの間にやら朝青龍選手が横たわっているーっ!?」
はっちゃけお姉さん「いぃーったい、なにがあったんだぁー!?」
海未「相手の弱点を見つけ、そこを全力でほじり尽くす。これこそが園田流の真骨頂です」
はっちゃけお姉さん「しかしなんで朝青龍選手はあんなにも怒り狂ったんだぁー!?」
希「朝青龍はつい最近、チンギスハンを馬鹿にする内容のコロコロコミックのギャグ漫画にツイッターでブチ切れたん。海未ちゃんはそれを利用したんやね」
絵里「ほんとにね」
海未「園田はオトノキにおいて、最強」
ことり「……穂乃果ちゃん帰ろっか」
穂乃果「うん」
終わり 後日モンゴル人2000人が園田邸に訪れ園田邸は跡形もなく消滅するのであった 優秀なモンゴル遺伝子を植え付けられちゃう海未ちゃん編は? ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています