ダイヤ「風邪のせいでしょ」ルビィ「おねえちゃのせいだよ」
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コンコン
ダイヤ「ルビィ、入りますわよ」ガチャ
ルビィ「んー、...おかえりー」フリフリ
ダイヤ「まぁ...お顔でもう一目でわかりますわね」
ルビィ「うぅ、ダルい...あたまがボーって感じ...」ゴロン
ダイヤ「熱は?」
ルビィ「おねぇちゃ」
ダイヤ「?」
ルビィ「こっちきて」
ダイヤ「ん」テクテク ルビィ「お顔が熱いの」
ダイヤ「やはり、熱あるんですのね」
ルビィ「どうしてでしょーか」
ダイヤ「風邪ひいてるからでしょう?」
ルビィ「ぶっぶー」
ダイヤ「え」
ルビィ「ぶっぶーですわ」
ダイヤ「いやいやいや」
ルビィ「ぶっぶーですわ」
ダイヤ「声真似し直さなくても」 ルビィ「おねぇちゃのことが好きだからでしたー」
ダイヤ「元気そうでなによりです、ではさよなら」
ルビィ「うそ!行かないで!」
ダイヤ「あら、嘘なのですか...」シュン
ルビィ「え」
ダイヤ「悲しいですわね...私はルビィのことをこんなにも」
ルビィ「誤解誤解!嘘くない!」
ダイヤ「なるほど、なら元気だということで、行きますわね」ノシ
ルビィ「ちがうーう!そゆことじゃなくて!」バサッ ダイヤ「ふふっ、わかってますわよ...ほらちゃんと寝て」ポンポン
ルビィ「いじわる...病人に意地悪なことするなんてひどい」ムスッ
ダイヤ「いつもの仕返しですわ、私のこと好き勝手して」
ルビィ「好きなんだもん!」
ダイヤ「だから今日くらい、あなたが弱ってる今なら、立場は私の方が...」フフフ
ルビィ「悪い顔!悪い顔してるおねぇちゃ!!」
ダイヤ「実はお姉ちゃん、悪い人だったみたいなの」
ルビィ「えー、ルビィより?」
ダイヤ「...いや、それはないですわね、人のプリンを勝手に食い荒らすなんて人間のやることではないですので」クスッ
ルビィ「ひーどーいー!」
ダイヤ「どっちがですの」 ルビィ「あーあ、おねぇちゃとお話してたら熱くなってきた」
ダイヤ「す、ごめんなさいルビィ...つい」ナデナデ
ルビィ「触らないで」ペシッ
ダイヤ「がーん!」
ルビィ「おねぇちゃに触られたらお顔沸騰しちゃう」
ダイヤ「好きだから?」
ルビィ「自惚れてるね」
ダイヤ「違います、信用してるだけ」
ルビィ「ずるい...」 ダイヤ「それに、風邪がうつるのを心配してくれてるんですのよね、あなたは...そういうとこが好きなのですが」
ルビィ「さぁー、どうかなぁ、どうかなぁ」
ダイヤ「なんでニヤけてるの」ジトッ
ルビィ「...」グゥゥゥ
ダイヤ「あ」
ルビィ「...」
ダイヤ「おなか」
ルビィ「ルビィじゃない」
ダイヤ「いやあなたでしょ」
ルビィ「ルビィじゃない」
ダイヤ「まぁなんでもいいですけど」 ルビィ「おねぇちゃお腹すいた?」
ダイヤ「そうですわね、そろそろ準備ができる頃ですし」
ルビィ「...」ゲホッ
ダイヤ「あーまだだめそうですわね」サスサス
ルビィ「明日もダメかも...ルビィは立ち上がれない...みんなに会いたいのに」
ダイヤ「とりあえず、ご飯...食べますわよね?」
ルビィ「...」コクッ
ダイヤ「お腹の虫も鳴いていましたし」クスッ
ルビィ「うーるーさーいー」ピョンッ ダイヤ「すきましたか?」
ルビィ「おねぇちゃは?」テクテク
ダイヤ「すきました」
ルビィ「んじゃルビィもすきました」
ダイヤ「どれくらい?」
ルビィ「んーとねぇー...おっと」ヨロッ
ダイヤ「んなっ、気をつけなさいな」ダキッ
ルビィ「ぐぅぐぅぐぅー、くらい」
ダイヤ「え?」
ルビィ「ぐぅぐぅぐぅくらいお腹すいた」 ダイヤ「やっぱりお腹の音鳴ってるんじゃない、ぐぅぐぅって」
ルビィ「いびきです、決めつけよくない、おねぇちゃそゆとこある」
ダイヤ「お腹がすくと眠りだすなんてとんでもない人ですわね」
ルビィ「おねぇちゃおねぇちゃ」グイグイッ
ダイヤ「?」
ルビィ「んーっ」
ダイヤ「だめ」
ルビィ「ちゅー」
ダイヤ「だめです、風邪が治ってから」 ルビィ「ルビィね...今日1日ね...ひとりぼっちでね...心細くてね...」イジイジ
ダイヤ「あーめんどくさいですわね」
ルビィ「きいて、きいて」ユサユサ
ダイヤ「なに」
ルビィ「ルビィね...今日1日ね...ひとりぼっちでね...心細くてね...いじいじ」
ダイヤ「そこからやるんですのね」
ルビィ「おねぇちゃの帰りずっと待っててね...来てくれてね...それでね...それでね...」
ダイヤ「...」
ルビィ「ちらっ、ちらっ」 ダイヤ「っはぁ〜...もぉ」
ルビィ「そういうこと」
ダイヤ「1回だけですわよ」
ルビィ「うん!!」
ダイヤ「...」キョロキョロ
ルビィ「?」
ダイヤ「お母さま、近くにいないですわよね」ヒソヒソ
ルビィ「だいじょーぶ」ヒソヒソ
ダイヤ「ほら」グイッ
ルビィ「んっ...」 ダイヤ「ん...ちゅっ」
ルビィ「...」
ダイヤ「はい、おしまい」
ルビィ「は?」
ダイヤ「ご飯のお時間でーす、でわ」
ルビィ「逃がさない」グイッ
ダイヤ「うごっ」
ルビィ「おでこ、やだ、おくち、いい」
ダイヤ「おくち、だめ、おでこ、いい」 ルビィ「おねぇちゃ嫌い...」
ダイヤ「あのねぇ」
ルビィ「おねぇちゃに風邪をうつすのがルビィの役目なのに」
ダイヤ「とんでもない妹ですわね」
ルビィ「じょーだんだよ、ルビィじょーく」ニコッ
ダイヤ「疑ってますけど」
ルビィ「ありがとねおねぇちゃ...ほら、ご飯いこ?」
ダイヤ「まったくもぉ」ギュッ
ルビィ「わわっ!?」
チュッ ダイヤ「...」
ルビィ「ーーーっ!」パァ
ダイヤ「特別ですわよ...1回だけ」
ルビィ「えへへぇ」ニヤァ
ダイヤ「顔、なんとかしなさいなそれ」
ルビィ「どうしよ」
ダイヤ「なにが」
ルビィ「メラメラだ...お顔がすごく熱い」
ダイヤ「風邪のせいでしょ、おばか」
ルビィ「おねぇちゃのせいだよ、おばか」
おわり ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています